『小学館文庫、須藤靖貴(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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体重120キロの高校生が、ボクシングに挑む!
高校一年の早生龍平は、身長170センチで体重120キロ。スポーツ新聞記者である従兄の俊作に、ボクシングを始めれば、まちがいなく県の高校ヘビー級チャンピオンになれると言われ、学校にボクシング同好会を設立する。しかし、ボクシングの練習を始める前に、まず体重を減らすことが先決だった……。「でぶがだめなんじゃなく、でぶイコールだめという図式を思慮なく受け入れる気持ちがだめなんだ」太っていることの劣等感と正面から向かい合い、身体と気持ちの脂肪を削ぎ落としていく。ボクシングを通じ、スポーツの持つ素晴らしさを描いた青春小説! -
速球で鳴らした玉村謙太郎は、8年間所属したチームを解雇され、別のチームでバッティング投手を務めていた。花形選手時代にも増して、一軍のために日頃の精進が常に要求された。2年目に入り、今まで見えなかった野球への熱い情熱を見出していた彼に、ある日転機が訪れる(「ビリケン打撃投手」)。恋愛あり、犯罪あり、ミステリーあり。パワーあふれる気鋭が多彩な趣向を凝らした野球短編小説集。新作2編収録。
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学園のトラブルは、おれたちが収める!
桐野一寛は、母校の珠城学院高校に新任体育教師として赴任した。用務員の「あらじい」荒井にある日、声を掛けられる。荒井の店・もつ焼き「あらい」には先輩の教師仲間と向かい、そして教頭が店に揃ったとき、「今回のミッション」について、話が始まった……。
どうやら、このメンバーは学内の様々なトラブルを、「子どものため、学園のため」表沙汰にならないように解決しているようなのだ。
教師と生徒の母親が不倫? 近所の高校から決闘状が! 校長を狙った殺人未遂か? 生徒のいじめで先輩教師が辞める!
数々の事件に、一寛ことイッカンは、使いパシリとして奮闘する。
そんなイッカンにも、在校時に辛い想い出があり、そして学内に想いを寄せる女性がいた。
若き教師イッカンと個性的な教師仲間が、活躍する痛快書き下ろし小説。 -
競馬ファンならずとも心ふるえる感動小説!
二年前に騎手を引退して、調教助手となった石松俊太郎。ブリリアントカノンを骨折させてしまい引退も考えたが、カノンの世話をして、弟のブリリアントリボンと触れ合い、調教の仕事を続けることにした。
石松は、カノン以上に末脚の伸びる、そのブリリアントリボンの調教を任された。しかし、リボンに騎乗した親友の騎手・獅子沢からの指摘で、左目の弱視が原因で、距離感が掴みにくくなっていることがわかる。
仲間とともに、弱点をカバーする調教が始まった。リボンの素質のよさを妬んだ厩務員によるリボンのいじめなどもありながら、いよいよ目標の日本ダービーの出走となる。果たして、リボンは勝てるのか。
ハンディをもつ馬と挫折を味わった調教助手による、さわやかな感動を呼ぶ作品です!
スポーツ小説の名手による、ファンならずとも心ふるえる競馬小説が、いよいよ電子版で登場!
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