『江波光則、読み放題 MAXコース(ライトノベル)』の電子書籍一覧
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今宵も、バニーガールがやってくる。
――3年前、とある6人組が、中華系マフィアの金庫番一家を強襲し、3億円を強奪した。
その事件は、闇にのまれ、以降ニュースに取り沙汰されることもない。
それから波風の立たぬ生活を送っていた俺たちだが、ある日仲間うちの一人が、繁華街の路地裏で首を切られて死んでいた。
心当たりは、もちろんあった。
愉快犯で、たまたま仲間が殺されただけ、そんなことも考えた。
だが、同時にまた一人、仲間が消えた。
完全に、クロだった。
狙われているのは、俺たちだった。
そして、街には不思議な噂が流れ始める。
バニーガールが、殺しに来る、と。
華奢な見た目を装った、バニーガールが襲いに来る、と――。
決して犯してはいけなかった罪を、きっと犯してしまったのかもしれない。その贖罪にはもう遅く、しかし罪を受け入れるにはまだ早い。
俺たちは、この理不尽な死神から、逃げたり立ち向かったりしながら、緩やかに死んでいく。
――そして今宵も、彼女はやはり、やってくる。
ピンヒールを優雅に履いて、レオタードに身を包み、真っ白な髪の綺麗な顔で、ご丁寧に赤いグラサンまでかけている。
そうだ、彼女がやってくる。
バニーガールがやってくる。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
首切り兎、再び。入り乱れるは血と硝煙。
ある傭兵部隊が盗み出した30億円相当のダイヤモンド。
正規登録されていない違法ダイヤモンドを現金に換えるべく、彼らがダイヤを輸送している途中に事件は起きた。
バニーガールの強襲。つまり呂商会の介入。
一刻を争う傭兵部隊は、日本に人員を派遣し30億円を抱える男との連絡をとる。彼もまた、バニーガールに執着する謎の男だった――。
その他様々な組織が入り交じり、この大きな山をかすめ取ろうと跋扈する。
ダイヤと金を巡る混沌が、再び世界に首切り兎を呼び込んだ。戦いの空気が、最凶の兎を世に放つ。
巫女、カウガール、チャイナ服。そしてバニー。
各組織が持つ、最強の戦闘員同士の戦いが幕開き、大金を巡る四組織、四者四様の殺し合いの火蓋が切って落とされる。詐欺、裏切り、だまし討ち。さらに血と消炎が吹き荒れて、全てが過ぎ去った荒野にはきっと何も残りはしない。ただ、栄光と欲望の残り香が彼らの死体を包むのみ。
果たして本当の勝者は誰なのか――。
セックス&バイオレンス第二弾。
イラストは、ライトノベル、ソーシャルゲームなどで活躍中の中原。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
人を殺すこと、それは自分を殺すこと。
『鳥葬』『密葬』の舞台から数年。
時間がすぎても彼を取り巻く死の呪縛は簡単には剥がれなかった。高校を卒業し。大学に通う傍らで始めた自動車整備工の仕事。平穏な日々を過ごそうとしている陵司の下に、雇ってもらった工場の社長の娘の面倒をみるという題目が転がり込む。彼女の父親は、日々死を暗示させるポエムをネット上に流す、理解の範疇を越えた娘の心境を理解したがっていた。死にたがる高校生。死を軽んじる高校生。そして、死への願望をポエムにしたため、自殺を美徳とするような高校生。陵司からしてみれば、彼らの願望そのものがガキの戯言。しかし、ある日彼は、いじめが原因で首を吊ろうとする少年に出会う。何の因果か、彼のことを助けてしまった陵司は、いらぬお節介のせいで厄介なもめ事に巻き込まれる。かつて自分が犯した罪や、そのおかげで積み重ねてきた経験を活かしながら、社会の荒波を受け流していく。余りにも都合よく陵司の周りに集まる死。その原因を探るため、陵司は再び立ち上がる。
――彼らを人間にしてやるためには……。果たして陵司の生きざまに救いはあるのか……。
暗黒青春群像劇・完結編。数多の死を乗り越え、彼はようやく人間になった。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
少年達は「殺人」という過去に振り回される。
幼なじみが死んだ。
ラブホテルで。首を吊って……。
他殺か? 自殺か?
事件の前日、死ぬ間際の八尋から送られた「過去に殺される」というメール。
ある日届いた、「次はお前を殺す」という謎のメッセージ。
八尋がインターネット上で自慢した「殺人」という偽りの記憶。
主人公・陵司は、八尋の葬式で再会した旧友・桜香と共に、事件の真相を探り始める。かつて「殺人」を犯した陵司の過去を、自分の過去のように振り回し続けた八尋を襲ったものの正体は?
八尋の死が、「殺人」以降関わりを絶っていた5人の少年少女を再び結びつける。
……一体、誰が、八尋を?
『ストレンジボイス』『パニッシュメント』『ペイルライダー』の学園三部作にて根強い人気を誇る、鬼才・江波光則が新たに送る、青春群像ミステリ! 乞う! ご期待!
――あのとき、俺たちはまだ、人間ですらなかった。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
結ばれたいけど結ばれたくない!?怒濤の恋。
高校生、郁には何かの拍子に「誰かを殺しそうな顔」をしてしまう瞬間がある。
それが新興宗教の教祖をしている父親と関連があるのかどうかは分からない…郁は長年、父親とは離れて暮らし、その存在を「ないもの」としているが、幼馴染みの女子高生・常磐の母親がその宗教に傾倒していることに対し、自分がどういう存在であるのかを告げられない。何も知らないで郁に接してくる常磐に複雑な感情を抱いてしまう郁。一方でクラスメイトの謎めいた占い少女・七瀬がなぜか、郁にアプローチをしかけてくるが、実は七瀬は、郁とその父親に関しての秘密を知っているらしく……父親の宗教団体の幹部である教師や、七瀬を敵視するクラスメイトなどが絡み、郁の高校生活は混乱の様相をきたす。
そして…郁にとって最も気になる存在・常磐との関係も泥沼化していき…
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
クラスに守るものはあるか!?青春破壊小説
転校を繰り返してきた享一は他人と親しく接する事はせず、転入から転出までの期間をひとつの人生と捉えていて、最後は破壊で終わる事で去っていく自分を他人の記憶に残そうとする。鷹音は、自分が加わっていない他人の和が、円満に円滑に幸せに転がっていくのを、ドラマや映画を見ているように横から眺めている。女教師である蒔絵は、生徒に対し取引による統治を試みる。密告と評価の交換、推薦枠を餌にしたその取引はクラスに一見完璧な静穏と緊張を与え、生徒による相互監視の自律という「完璧さ」を目論む。
三者三様それぞれの思惑がクラスに混乱をもたらし…そして!
江波節全開の青春破壊小説
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
少年は、もがく。過去と決別するために。
同級生にモップで殴りかかった陵司に1か月の停学処分が下された。
陵司は、校内で有名な不良教師・間宮からとある提案を持ちかけられる。
「原稿用紙300枚分の文章と引き替えに、停学を無かった事にしてやる。さらに、その文章の内容に関わらず出版もしてやる」
不適に笑う間宮は、陵司の「過去」、殺人という枷を知っているように見えた。
静かに生きようとする陵司を晒しものにしてやる、という底意地の悪さがにじみ出ていた。
一方、陵司が襲った同級生・真琴のことも無視できなくなる。
真琴は巷でも有名な強請屋だった。
しかし陵司は、金も持たない自分が、なぜ真琴の標的になったのかが分からない。
あまりにも的確に、自分を挑発してきた真琴の真意が分からない。
どうして八尋の自殺と、陵司の殺人を知っていたのかが、分からない。
己の過去を掘り起こそうとする二人の人間に狙われた陵司は、どちらからも逃れるための策を見いだすが……。
『鳥葬-まだ人間じゃない-』に続く、江波光則の暗黒青春群像劇第二弾。
少年は、もがく。孤立という壁で守ってきた弱い心を葬って……。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
日々希(ひびき)に虐められすぎて不登校になった遼介が、卒業式にやって来るらしい。日々希に、そしてずっと見て見ぬふりをしていた私たちに復讐するために。私はそれを心待ちにしている――心の傷を負った少年と少女のためのサバイバルノベル!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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