『紫堂あき、101円~400円、1年以内(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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きみが組み伏せられて、
プッシーをなめられたり
ペニスを押し込まれたりするのを見たい。
他の男とセックスするわたしを見ること。
それが、ゲイブがわたしに望んだ愛し方だ。美青年のナイルに貫かれるさまを、彼は見るだけ。
キスしたい、彼を愛撫したい……それなのに、触れさせてくれないゲイブの狡い愛し方に、わたしは多少なりとも傷ついていた。
「両手で自分の胸をいじるんだ」
羞恥に眩む想いで、ゲイブに言われるままに――むっちりとしたわたしが唯一、自慢できる――豊満な胸を露出させ、尖った乳首を親指と人差し指で何度もいじくった。ノーマルとは言いがたい性交のせいで、引き攣るように身悶えて、知らぬ間に締めつけている。
こうして、いけない官能に溺れ、飼育されていくのだ。
だがやがて、わたしは気づいてしまう。ゲイブの目がナイルを……熱を孕んだまなざしで、ナイルの美貌を陶然と見つめていることを。
ナイルの尻をなでまわしながら、もう一方の手をシャツの裾から背中にすべりこませているのを。
ゲイブが欲しいのは、本当にわたしなのだろうか――それともナイル? -
ハンサムで冷酷な悪党の隠れ家で、
私を弄ぶ男がどんどん増えて…。
「ハンサムな盗賊か海賊にさらわれて、無理やり体を奪われてみたいわ」
たくましくて冷酷な悪党の隠れ家に閉じこめられたあげく、情熱のとりこになる。
そのようすをほかの男たちに見られて、いけないことをされ、快感を覚える――
そんな破廉恥な空想を、裁縫サークルで語ったプルーデンスは、帰り道でも相変わらず妄想に耽っていた。
馴れ馴れしい愛撫やキスを受け、極限まで快感をあおりたてられる自分の姿を想像して。
ところが、近道をしようとひとけのない裏通りに入ると、突然、背後から重い足音が聞こえてきて、羽交い絞めにされてしまった!
目隠しをされ、乱暴に馬車に押し込まれる。「動くな」
異国風の刺激的な香りを漂わせた男がうなり、プルーデンスを組み伏せた。
片手で胸をわしづかみにし、反対の手は下のほうをさぐりまわす。やがて小刻みに動く指が、ついに秘密の場所にもぐりこんできた。
「お願い……いけません……もうだめ……」言葉とは裏腹に、体は熱くなっていくばかりで……。 -
前と後ろを同時に“彼ら”に犯される──
ああ…想像しただけでゾクゾクする。
結婚式の二次会でストリップ・クラブへ行ったリンダは、端整な顔立ちの赤毛の男に声をかけられた。
「僕たちと飲み直さないか?」甘い囁きに膝から力が抜け、体の奥が熱くなる。
彼――エリックに肘を引かれ、連れていかれたのはステージ前のテーブル。そこには彼の友達ネイトもいた。
青い瞳に、透きとおるほど白い肌。なんて神々しい。その彼が好奇心もあらわに見つめてくる。
ステージではストリッパーがダンスをしていた。胸はむきだしで、レースのTバックだけ身に着けて。
やがてネイトがストリッパーを膝にのせ、官能的な動きをしはじめると、リンダはエリックの膝にのせられた。
脇腹をなでられ腿に下腹部をこすりつけられるうち、あっというまに絶頂に達してしまった。
下腹部の疼きがおさまらぬままスカートをたくしあげ、今度はネイトの膝にまたがった。
背後からエリックがヒップをなではじめる。ああ、エリックとネイトに抱かれたい。
気づくとわたしはふたりに両手を掴まれ、路地裏のレンガの壁に押しつけられていた。
「後ろをを向け」 -
さらに奥まで舌をもぐりこませる。
熱い蜜があふれてきた。
結婚記念のお祝いで、わたしたち夫婦はマイアミへ旅行に出かけた。
淫猥なクラブのダンスフロアで夜更けまで踊りつづけていると、近くで腰をくねらせていた若い女が話しかけてきた。
かなり酔っていた。気づいたときには3人で宿泊先のホテルのベッドに倒れこんでいた。
わたしと女はあわただしく服を脱ぎ、夫のシャツとズボンをはぎとった。
ブラとTバック姿になった女が夫の隣に腰かけ、コックを口に含む。
夫がわたしに顔を向けてきた――狼狽と快感がないまぜになった面持ちで。
わたしは自分のブラをむしりとり、仲間に加わった。わたしと女の舌が並外れて立派なコックのまわりでもつれ合う。
やがて、夫がうなり声をもらし、両手でシーツを握りしめた。オーガズムが間近に迫っているのだ。
わたしは女に主導権を譲った。質量を増した夫のモノを女は両手でいたぶり、舌を刀身にそって躍らせる。
夫がかすれ声をしぼり出した。「ああ……もうがまんできない」 -
どんな欲求も満たせる、官能の館。
ここで起きたことは、他言無用。
豊かな漆黒の髪。知性を感じさせる瞳。高級スーツの下の鍛え抜かれた肉体。
セックスと金に不自由したことなど一度もない、ファッション帝国の若き後継者、ダンテ・リッチ。
その彼に顧問弁護士に指名されたソニアは、彼が買収予定のリゾート・ホテルへ誘われた。
VIP専用の螺旋階段を上ると、バニラとシナモンの香り漂う、薄暗いダイニングスペースが現れた。
そこは、カードに綴った官能的な夢想を“デザート”として提供するレストランなのだという。
「ここで休暇を過ごす客は、快楽に溺れ、あらゆる欲望を満たせる」
なまめかしい個室でのディナー。その間中、彼との甘美な妄想に体を火照らせていたソニアは、酔いも手伝いカードに書いた。
〈ダンテと狂おしくアブノーマルなセックスをしたい〉
ダンテの顔に、熱く飢えた欲望が垣間見えた。導かれたカーテンの奥には巨大なマホガニーのベッドが、
そして壁の飾り棚には、様々なアダルトグッズが並べられていて―― -
海中で愛撫され、砂浜でイって、
コテージで後ろを犯された休日。
失恋の痛みを忘れたい――その一心で、私は浜辺のコテージにやってきた。
傷を癒やすように波間を漂いながら、ふと見ると、男がこちらを見ている。
筋肉質の美しい肉体と日焼けした肌はまるで大地の荒々しさそのものなのに、
男には海が似合った。水の中を悠々と歩き私に近づいてくる。
薄いビキニトップの下で乳首が硬く尖ったのを見られてしまう――
けれどかまわない、広い海には誰もいない。
私たちは見つめ合うと、どちらからともなく唇を重ねた。
男が腰に腕をまわしてきて引き寄せ、私は自然に彼のモノへと手を伸ばす。
それは既に太く硬く屹立していて、私は迷うことなく握り締めると動かし始めた……
舌を絡め合い、唇を貪り合ったまま。気だるく甘い予感に満たされながら。 -
「どうしてほしいか言ってごらん」
「ふたり同時にわたしを犯して。早く、お願い!」
お堅いエマは3年越しの恋人にフラれ、ゲイの友人たちに慰められていた。
彼らは一様に、セックスの相性が悪かったに違いない、と決めつけ、ワイルドで熱いセックスをすれば彼のことなど簡単に忘れられる、とけしかけた。
「一体誰とどうやってそんなセックスをするっていうのよ?」
あきれるエマに、彼らはニヤリと笑みを交わし、こう提案した。
「本当はしてみたいと思ってたワイルドなプレイを3つ書き出してみて。あたしたちが全部叶えてあげる!」
憤慨したふりをして一蹴したエマだったが、以来その申し出が頭を離れない。
ある晩、彼女はついにペンを取った。
1. 手錠と目隠しをしたまま、見ず知らずの男に犯されたい。
2. レズプレイをしてみたい。
3. 一度に2人の男としたい。1人にまたがりながら、もう1人にはお尻を……。
*本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『妄想が現実になって淫らに溺愛されています』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。 -
「もっと声を出せ。こらえるんじゃない」
「だめ。気持ちいい…」
ケイトには誰にも言えない秘密があった。
いけないとは思いながら、美人でお堅い優等生のルームメイト、ソニアの日記を盗み読みするのがやめられない。
ある日ケイトはそこに衝撃的な書き込みを見つける。
ケイトが密かに片思いしているジュールズが、ソニアに“手錠プレイ”を迫ったというのだ。嫉妬、羨望、そして膨らむ妄想――
やりきれない思いを抑えきれず、ケイトは購入した手錠で自らを拘束し、自慰行為で恍惚に浸る。
ところがそれをソニアに見られ、さらにはジュールズにバラされて……。
*本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『壁の花は片想いの彼に淫らに愛されたい』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
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