『祥伝社文庫、長谷川卓(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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我が運よ、我を引き上げよ。なぜ一介の部屋住みの身から将軍に上り詰めることができたのか?時代小説の名手・長谷川卓が描く麒麟児・吉宗!――「兄を殺るなら今しかない」紀州二代藩主光貞の四男、松平頼方は野望を抱いていた。名草の多十以下七人の忍びに兄頼職を暗殺させ、藩主の座に就こうとしたのだ。五十五万石を継ぎ吉宗と改名するや、己が藩の財政建て直しに成功。老中に“餌?を撒き、筆頭尾張を抑えて八代将軍に就任する!一方、尾張藩主継友は吉宗暗殺を企て……。「幕府中興の祖」の裏側に切り込む野心作。
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毎日おまんまが食べられれば、悩むことなんか何もないんだ―
御用聞きの峰蔵と癖者揃いの店子が、捨て子たちの成長を見守る。
江戸を正直に生きた多彩な住人が織りなすほろ苦く、心温まる人情長屋噺。
柳原の御用聞き峰蔵の計らいで、才槌長屋に六人目の捨て子が引き取られた。
長屋には妾斡旋の仲人、隠居の元幕臣、茶屋女など、世を厭う店子が暮らしていた。ある晩、住人で湯灌場買いの又八は、親しい寺男の暗い一面を目撃しやけ酒を呷る。帰途、若者に襲われ心身共にどん底に落とされるが、子供らの心優しい看病を受けた又八は……(「私雨」)。温かさ沁みる傑作! -
八方破れの同心と、卑屈な伊賀者が手を組んだ! 千社札を残し、大金を盗む賊を炙り出せ! 老爺の絞殺体が空き地で見つかった。人の好い長屋の大家・善兵衛がなぜ? 臨時廻り同心・鷲津軍兵衛はその足取りを辿り、善兵衛が新しい店子の研ぎ師満三郎の身許を探っていたと知る。対面した満三郎の目に仄暗い影を見た軍兵衛は、見張りと尾行を試みる。すると、霞の如く正体を掴めずにいた盗賊・野伏間(のぶすま)の治助一味に行き着いた! 一網打尽を目論む軍兵衛は、賊の隠れ家を捜すが……。人気快調のシリーズ第8弾!
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