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『鈴木行三、三遊亭円朝、0円(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~16件目/全16件

  • 0(税込)
    著者:
    三遊亭円朝
    校正者:
    鈴木行三
    レーベル: 青空文庫
    出版社: 青空文庫

    [作品について]長二は、指物師で名人といわれるほどの腕前。酒も博打も嫌いで、儲けた金は正直な貧乏人に分け与えるといういたって気の優しい人柄。弟弟子の兼松を連れて湯河原へ湯治に行った長二は、自分の背中にある傷が、実は、自分を捨てた親が竹藪に放り投げた時に出来たということを、宿の手伝いに来た婆さんから教えられ驚く。今まで親と思っていた人たちは、この湯河原で半死半生の赤ん坊だった長二を温泉につけて助けてくれた恩人であったのだ。その長二に実の親がからんで事件へと繋がっていく。 春陽堂版「圓朝全集」の編纂に当たった鈴木行三氏によれば、 「名人長二は、「名人競(くらべ)」の中の一篇として作られたもので、モウパッサンの親殺しの翻案だと云われていること、「蝦夷訛」と同じく口演ではなく、自ら筆を採って著述したものであることなど特に注意すべき点であります。初めは中央新聞に連載せられ、明治二十八年単行本として公にせられましたが、翌年博文館で再版されて居ります」 と言う。 モーパッサンの「親殺し」は裁判での陳述を中心にした短編。主人公の設定は長二と同じ指物師。違う点は、こちらの主人公は子供の時から親に捨てられたことは知っていたこと。また、「名人長二」では、長二は親殺しに当たらないという判決がでるが、「親殺し」では、読者に「さてみなさんはこの男をどう裁きますか」と問いかけて終わっている。(小林繁雄)[文字遣い種別]新字新仮名
  • 0(税込)
    著者:
    三遊亭円朝
    校正者:
    鈴木行三
    レーベル: 青空文庫
    出版社: 青空文庫

    [作品について]紙屋の娘お梅は、手代の粂之助と深い仲になる。それを知ったお梅の母は世間に知れてはと粂之助に暇を出す。しかし、粂之助に逢いたい一心のお梅は或る夜五十両の金を持って家出する。粂之助は兄が住持をしている寺にいたが、お梅はその寺がどこにあるか知らない。寺の場所を教えてもらおうと入った茶飯屋。そこにいたのが穴釣三次。私はその寺にいる寺男だと声をかけ、お梅を連れ出した三次は……。 春陽堂版「圓朝全集」の編纂に当たった鈴木行三氏によれば、「これは圓朝がもと「穴釣三次」といって高座で演じていた話を、圓朝の没後弟子の誰かが口演したか、或いは何人かが書いたかして圓朝の名で公にしたものと思われます。闇夜の梅という題もその時に付けたものでありましょう。圓朝の作にあるという「忍ヶ岡恋の釣穴」というのは、この「穴釣三次」の事であろうとの事であります」と言う。(小林繁雄)[文字遣い種別]新字新仮名
  • 0(税込)
    著者:
    三遊亭円朝
    校正者:
    鈴木行三
    レーベル: 青空文庫
    出版社: 青空文庫

    [作品について]「塩原多助一代記」[文字遣い種別]新字新仮名
  • 0(税込)
    著者:
    三遊亭円朝
    校正者:
    鈴木行三
    レーベル: 青空文庫
    出版社: 青空文庫

    [作品について]『業平文治漂流奇談』の続編。前編において、希代の悪党、大伴蟠龍軒を討ち逃した業平文治が、三宅島への流刑、小笠原への漂流など、艱難辛苦の末に仇敵に迫る。花見客の蝟集する向島にて、父の敵、蟠龍軒についに対峙した文治とその妻お町による、仇討ちの首尾や如何。本編、冒頭の演者による紹介にあるとおり、この作は圓朝の噺を速記に起こしたものではない。前編の最後で概略のみ示した後段を、圓朝は公にせぬままに終わる。師没後の明治36(1903)年、弟子の圓橘は、圓朝遺稿として後編を演じる。これが速記に起こされ、時事新報に連載されて、本作となった。圓橘は、生前師匠が語る「後の文治の筋々を親しく小耳に挟んで居」たという。その記憶に基づき、師の残した粗筋の要所要所を繋いだ本作の展開は、実にめまぐるしく、いささか構成に破調をきたしているところも見られる。お町の窮地を救う熊の、いかにも都合のよい出現。海賊の頭目を討った後、代わりに首領の座におさまったのか否か、はっきりとしない蟠龍軒。かつてはぐるとなって悪事を働いた、蟠龍軒とお瀧のそらぞらしい再会。二度の大嵐を経るとはいえ、新潟沖から出て小笠原諸島に漂着するというのも、尋常ではない。後に全集が編まれるなどつゆ知らぬ圓朝が、前編の最後に示した概略からも、後段の展開は大きく外れている。だがともかくも、本編を得て、文治、お町の昔年の恨みは晴される。[文字遣い種別]新字新仮名
  • 0(税込)
    著者:
    三遊亭円朝
    校正者:
    鈴木行三
    レーベル: 青空文庫
    出版社: 青空文庫

    [作品について]かつて将軍家から拝領した菊模様の三十枚の皿、この皿を割った者は指を切るとの遺言が残されていた。お千代は母の病を治す人参を手に入れんためその道具係となった。当主の忰長助はお千代に言い寄るがはねつけられ、その腹いせに自ら皿を一枚壊し、お千代に罪をかぶせようとする。遺言通りお千代の指を切らんとした時、米搗きとして働く權六が自分がその皿を割ったのだと名乗り出る。お家騒動にからみ、この權六が主君の危難を救う長編噺。 春陽堂版「圓朝全集」の編纂に当たった鈴木行三氏によれば、「これは牡丹灯籠や義賊の隠家と同じく若い時の作で、道具噺で演じたものであります。(中略)後、やまと新聞が発刊されてから圓朝の速記が始めて出たので、この時は「菊模様千代亀鑑」という題になって居りました。それが即ちこの全集に採ったものであります。」と言う。(小林繁雄)[文字遣い種別]新字新仮名
  • [作品について]無理矢理仲を裂かれたお若のもとに夜毎通いだした伊之助。実はこの伊之助、本物の伊之助ではなく、狸が化けていた。偽伊之助は伯父に鉄砲で殺されたが、その時お若は子供を身ごもっていた。産まれた子供は男女の双子。子供たちを里子に出し、お若は出家する。しかし再び、今度は本物の伊之助と深い仲になる。手に手を取って駆け落ちする二人なのだが……。離魂病という奇怪な設定と、離ればなれに育った兄妹が、巡る因果の果てに不幸な出会いをする、波乱に満ちたお噺。 春陽堂版「圓朝全集」の編纂に当たった鈴木行三氏によれば、「これは圓朝の「因果塚」を、偽作屋が勝手に小細工をして、圓朝没後圓朝の名で出版したものと思われます。圓朝の「お若伊之助」の速記が出来ていない為已むを得ず参考として編入したのであります」と言う。(小林繁雄)[文字遣い種別]新字新仮名
  • [作品について]底本では「怪談牡丹灯籠」は、次の各部からなっている。  「序」(新字新仮名) 坪内逍遥  「序」(新字新仮名) 総生寛  「序詞」(新字新仮名) 若林 ※[#「王+甘」、第4水準2-80-65]蔵  「怪談牡丹灯籠」(新字新仮名) 三遊亭円朝 「牡丹灯籠」[文字遣い種別]新字新仮名
  • 0(税込)
    著者:
    三遊亭円朝
    校正者:
    鈴木行三
    レーベル: 青空文庫
    出版社: 青空文庫

    [作品について]真景累ヶ淵は圓朝21歳(1859(安政6)年)の作といわれる。当初の演題は「累ヶ淵後日(ごにち)の怪談」と題し、道具仕立ての大掛かりな噺であったらしい。 しかし、明治維新を経て、1872(明治5)年より素噺(すばなし)に転向した圓朝は、「文明開化に怪談は通用しない」という言を容れて、演題を「真景累ヶ淵」と改めた。「真景」すなわち「神経」、幽霊というものはこの世にあるかないか分からないけれども、あると思うのは「神経」の為せるわざである、というのである。これが新奇を求める人々に大いにうけたらしい。確かに全編を通じて、いわゆる幽霊らしきものが出てくるのは、死んだはずの豐志賀が新吉を訪れる場面だけである。 話は、金貸しの宗悦が深見新左衞門に斬り殺されるところから始まる。時を経て、宗悦の娘園は新左衞門の長兄新五郎に殺され、宗悦のもう一人の娘豐志賀も父の仇の息子とは知らず、新五郎の弟新吉と深い仲になり、嫉妬に身を焦がし、ついには自害する。 ここまでが端緒で、以後、複雑に因果が絡み合った因縁噺となっていく。次第に噺が冗漫になっていく感は否めないし、最終的に因果応報噺になってしまうことにご不満の向きもあろうと思うが、これだけの大作にまとめ上げた圓朝の力量は、誰もが認めるところではなかろうか。 累ヶ淵は、現在CDで故林家正蔵のものが聴ける。また、故三遊亭円生のものもあるようだ。(以前、ラジオのNHK第一で放送していた)本来の話芸としての累ヶ淵を知るよすがとして、こちらもあわせて聴いていただけたらと思う。(小林繁雄) 「真景累ヶ淵」[文字遣い種別]新字新仮名
  • [作品について]この作品は、以下から構成されています。  「序」(新字新仮名) 条野採菊  「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」(新字新仮名) 三遊亭円朝[文字遣い種別]新字新仮名
  • 0(税込)
    著者:
    三遊亭円朝
    校正者:
    鈴木行三
    レーベル: 青空文庫
    出版社: 青空文庫

    [文字遣い種別]新字新仮名
  • 0(税込)
    著者:
    三遊亭円朝
    校正者:
    鈴木行三
    レーベル: 青空文庫
    出版社: 青空文庫

    [作品について]左官職人長兵衞は、腕はいいのだが博打好きが高じて借金で首が回らない。ある日のこといつものように博打に負けて着物も取られ、裸同然の恰好で帰ってくると、娘のお久が行方知れず。そこへ吉原の角海老からお久が店に来ているとの知らせ。早速角海老へ駆けつけた長兵衞は、お久が身を売ろうとしていることを知る。角海老の内儀の好意で二年の猶予を与えられて百両を手に入れた長兵衞。しかし、その帰り道、百両の金をなくした為に橋から飛び込もうとする男に出会ってしまう。 春陽堂版「圓朝全集」の編纂に当たった鈴木行三氏によれば、「これは圓朝の得意のもので、以前からあった一寸した話を、圓朝がこれだけにまとめ上げたもので、短いものではありますが人情噺として傑れたものであります。圓朝は高座では角海老でなく佐野槌として演じていたということでありますが、これは明治二十二年五月やまと新聞へ出た時のままで、何かの都合で角海老にしたものと思われます」と言う。(小林繁雄) 【おまけの豆知識】 歌舞伎の芝居には、圓朝の噺を元にしたものが多くある。この「文七元結」もそのひとつで、初演は1902(明治35)年、名優五代目尾上菊五郎が長兵衞に扮した。以後現在に至るまで繰り返し上演されている。金高が百両ではなく五十両になっているなど多少の相違点はあるものの、圓朝の人情噺そのままの世界が舞台上で展開され、いかにも江戸っ子らしい会話の応酬、涙あり笑いありの場面の連続には、思わず引き込まれること受け合いである。(かとうかおり) 「文七元結」[文字遣い種別]新字新仮名
  • 0(税込)
    著者:
    三遊亭円朝
    校正者:
    鈴木行三
    レーベル: 青空文庫
    出版社: 青空文庫

    [作品について]安永(1772~1781)年間、本所業平村にあった侠客、浪島文治郎が悪を懲らしめんと縦横無尽に暴れ回る、活劇譚。業平文治とは、七人力で真影流の極意を究めたという、主人公のあざな。眼病を得て暮らしに窮する浪人、小野庄左衛門の美しい娘、おまちと婚礼した文治は、悪行を重ね、おまちをつけねらったあげく、庄左衛門を殺した大伴蟠龍軒を討たんとする。さて、その首尾や如何。表題にも関わらず、本作品には漂流のエピソードは現れない。義父の敵に迫る中、人を殺めた文治は、斬罪となるところを救われて遠島を申しつけられる。その船が漂流の後、小笠原に漂着。7年に渡って無人島に暮らした文治が、赦免を得て再び大伴蟠龍軒に迫るその後の経緯には、本作品の最後でわずかな言及がある。お楽しみは、『後の業平文治』にて。[文字遣い種別]新字新仮名
  • 0(税込)
    著者:
    三遊亭円朝
    校正者:
    鈴木行三
    レーベル: 青空文庫
    出版社: 青空文庫

    [作品について]『業平文治漂流奇談』の続編。前編において、希代の悪党、大伴蟠龍軒を討ち逃した業平文治が、三宅島への流刑、小笠原への漂流など、艱難辛苦の末に仇敵に迫る。花見客の蝟集する向島にて、父の敵、蟠龍軒についに対峙した文治とその妻お町による、仇討ちの首尾や如何。本編、冒頭の演者による紹介にあるとおり、この作は圓朝の噺を速記に起こしたものではない。前編の最後で概略のみ示した後段を、圓朝は公にせぬままに終わる。師没後の明治36(1903)年、弟子の圓橘は、圓朝遺稿として後編を演じる。これが速記に起こされ、時事新報に連載されて、本作となった。圓橘は、生前師匠が語る「後の文治の筋々を親しく小耳に挟んで居」たという。その記憶に基づき、師の残した粗筋の要所要所を繋いだ本作の展開は、実にめまぐるしく、いささか構成に破調をきたしているところも見られる。お町の窮地を救う熊の、いかにも都合のよい出現。海賊の頭目を討った後、代わりに首領の座におさまったのか否か、はっきりとしない蟠龍軒。かつてはぐるとなって悪事を働いた、蟠龍軒とお瀧のそらぞらしい再会。二度の大嵐を経るとはいえ、新潟沖から出て小笠原諸島に漂着するというのも、尋常ではない。後に全集が編まれるなどつゆ知らぬ圓朝が、前編の最後に示した概略からも、後段の展開は大きく外れている。だがともかくも、本編を得て、文治、お町の昔年の恨みは晴される。[仮名遣い種別]新字新仮名
  • [作品について]元前橋藩の重役春見丈助は、明治維新の後東京で宿屋をしていたが、武士の商法でうまくいかず、生活苦に陥っていた。そんなある日、以前出入り町人だった清水助右衞門が新たに商売を始めるため、三千円という大金をもってやってきた。魔が差した丈助は助右衞門を殺してその金を奪い、それを元手に始めた商売は順調でいつしか丈助は大店のあるじとなった。一方助右衛門の家族は借金の方に家屋敷を取られ、東京へと流れてくる。明治期に流行した翻案物の落語版。 春陽堂版「圓朝全集」の編纂に当たった鈴木行三氏によれば、「外国の物を日本に引直して、然も明治初年の世相をかなり細かに写してある点だけでも、当時の状態を研究する者の参考になるべきものであります。(中略)九代目市川團十郎が圓朝物を演じたのは、この孝子伝の春見丈助だけであります。」と言う。(小林繁雄)[文字遣い種別]新字新仮名
  • 0(税込)
    著者:
    三遊亭円朝
    校正者:
    鈴木行三
    レーベル: 青空文庫
    出版社: 青空文庫

    [作品について]江戸長谷川町の番太郎喜助はいたって酒好き。ある日店に立ち寄った見知らぬ侍から得難い銘酒なるものを与えられる。酒好きであるから、これは飲まずにおれない。が、しばらくして七転八倒の苦しみのうち喜助は死んでしまう。銘酒とは真っ赤な偽り、毒酒であったのだ。女房のお梅は、何としてもかたきを捜し出したいと、人の寄る苦界に身を沈めて毎日通る人々を見暮らしていた。そして、ついにそのかたきを見つけたと思ったのだが……。 春陽堂版「圓朝全集」の編纂に当たった鈴木行三氏によれば、「この作は初めから圓朝の名で公にされてはおりますが、実は圓朝と親しかった採菊散人の作であります。採菊散人は條野傳平といい、維新前から明治の初年へわたって山々亭有人と称して、草双紙の作が多く、明治十九年やまと新聞を起こして採菊散人の文名を謳われ、小説の作も多く明治三十五年歳七十二で物故せられました」と言う。(小林繁雄)[文字遣い種別]新字新仮名

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