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『リズ・フィールディング、新着を除く(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全90件

  • 真夜中に、見知らぬ男が家に侵入!だがなぜか警察に引き渡す気になれず……。■それは雨上がりの深夜だった。不審な物音に目覚めたドーラは居間に下りていった。滞在しているコテージは姉夫婦の別荘で、二人は今旅行中だ。居間には疲れきった顔の、裸足の少女が震えて立っていた。そしてキッチンには見知らぬ男が……。男は不法侵入しておきながらドーラに驚かされたようなことを言い、このコテージにはドーラが寝起きしていると知ると出ていこうとした。だが女の子は見るからに具合が悪そうだ。熱があるに違いない。ホームレスのような男の格好を見れば不安を駆り立てられもするがドーラは子供を見捨てておけず、泊まっていくよう申し出る。そこへ、警報装置が作動したと連絡を受けた警察がやってきた。気がつくとドーラは、何も異状はありませんと嘘をついていた。
  • 17歳で、私はすべてを失った。住む場所も、愛する人も、いとしい娘も。

    「ジェームス……」パリのホテルの一室で、クロエは思わずつぶやいた。同級生だった彼と激しい恋に落ち、17歳で妊娠。娘は奪い去られ、ふたりで築くはずだったささやかな幸せは粉々に打ち砕かれた。失意のどん底から這い上がったクロエは父親が決めた縁談を拒み、清掃員とウエイトレスを掛け持ちしてもなお極貧にあえいでいる。かたやジェームスは成功者だ――こんな贅沢なホテルに泊まれるほどの。記憶のなかの少年よりもずっとたくましく魅惑的な彼を前に、クロエは動揺と恥ずかしさのあまり逃げ出した。かつてジェームスに贈られた銀のヘアピンを落としたことにも、彼が長年クロエを捜していたことにも気づかずに。

    ■ジェームスはクロエのアパートを突き止め、ふたりは言葉を交わす間もなく愛し合います。すぐに求婚されるも、いまだ傷の癒えないクロエは消極的で……。引き裂かれた初恋、灰色の10年、運命の再会――甘やかでドラマチックな純愛ストーリーをお楽しみください。
  • ローズは、石油の国ラス・アルハジャールで王室の馬の面倒を見ている獣医の兄ティムのもとを訪れていた。ある日、友人から招待を受け、兄と一緒に車で出かける途中、突然暗闇から乗り手のいない馬が現れた。ティムは急ブレーキを踏んで車を停止させ、馬を捜しに行った。厩舎に連絡しようと携帯電話を持って車から出たローズは、近づいてきた人影に口を手でふさがれ抱き上げられた。男は全身黒ずくめで、顔にも黒い頭巾をかぶり目しか見えない。彼女はその目を見て直感した。ハッサン王子だ。この国に来る飛行機の中で見たあの灰色の瞳は、忘れようがない。なぜ彼が私を誘拐するの?ローズは恐怖に震えながら、必死に頭を働かせようとした。
  • イギリスで高校の歴史教師をしていたサラは、同僚だった恋人を新任の女性教師に奪われ、失意の底にいた。これまでの人生、安定を求めて近道ばかり選んできたけれど、結局はこの有様……。サラは心機一転、ローマに職を見つける。出発前、サラを案じる曾祖父は、元医師らしくこう言った。“処方薬はロマンス。黒い瞳のイタリア人の恋人と楽しむこと”笑い飛ばしたサラだったが、すぐに出会いは訪れた。近郊の村で知り合った、目もくらむほど素敵な伯爵、マッテオ。情熱的に見つめられ、吸い寄せられるように身を寄せ――なんてこと、この私が出会ったばかりの人とキスするなんて!■サラのローマ行きのもう一つの目的は、年老いた曾祖父の昔の恋人“ルチア”の消息を知ることでした。そのための小旅行が、傷心の彼女の運命を変え……。遠き日のロマンスと現在進行形のロマンスが重層的に描かれた、心揺さぶる秀作をお楽しみください。
  • ロンドンの老舗百貨店クレイボーン・アンド・ファラディ、通称C&Fに経営権をめぐる問題が持ちあがった。父親から経営の実権を受け継いだクレイボーン三姉妹に対し、ファラディ家側から、創業以来の協定に反するものだという正式な異議申し立てがなされたのだ。そこで代表取締役である長女インディアの提案で、ファラディ一族の三人の男性が、三姉妹と行動をともにして、その経営能力を見ることになった。最初は、やりての投資銀行家ニール・ファラディ。三女で広報担当取締役のロマーナの実力を計る運びとなったが、ニールのいだいた彼女の第一印象は“頭がからっぽのブロンド女”。ロマーナも彼の胸の内を敏感に察知し、心が穏やかではない。なんてこと。早朝から深夜まで、そんな相手に密着調査されるとは!
  • ロンドン一の秘書派遣会社を経営するアマンダ・ガーランド。事業は順調、何不自由ない生活を送っている彼女だが、三十歳を目前に、突然子供が欲しくなった。欲しいものを手に入れるには?計画を練り、実行し、目的を達成する。彼女の十八番だ。育児書と栄養剤の購入を部下に頼み、クリニックを予約……。そんなおり、仕事で使ったハイヤーの運転手に、一目で心を奪われた。青灰色の瞳と印象的な笑顔の、ダニエル・レッドフォードに。彼は子供の父親として完璧だ!アマンダを秘書だと勘違いした彼は、彼女の噂話を始める。正体を明かして、彼が驚くのを楽しみにしていたはずなのに、気がつくと別の名前を名乗っていた。そして彼の車の中に、再会を期して、そっとイヤリングの片方を落とした。
  • ロンドンの老舗百貨店C&Fの経営を担うクレイボーン三姉妹。その経営能力を見るための、ファラディ一族による密着調査は、三女ロマーナとニール・ファラディを結びつけた。続いては弁護士のブラム・ファラディが、アクセサリー・デザイナーの次女フローラを調査する番だった。経営に興味のないフローラには、密着調査など迷惑なかぎり。だから、南の島で古代宝飾品について取材してほしいと言われたとき、渡りに船とばかりに飛びついた。服装も髪型もぱっとせず、仕事にしか興味のないフローラ。同行したブラムはいささかうんざりの体だったが、二人は、南国の楽園で二週間一緒に過ごさなければならなかった。
  • 歴史と格式を誇るロンドンの老舗百貨店C&F。その経営権を握るクレイボーン三姉妹の能力を探る密着調査は、すでに二組のカップルを生んだ。そしていよいよ代表取締役の長女インディアが、ファラディ側の最年長の男性ジョーダンに追跡される番になった。C&Fに情熱を捧げるインディアに言わせれば、投機資本家のジョーダンは小売業については門外漢。そう高をくくっていた彼女は、すぐに自分の目を疑うことになる。並はずれた能力を発揮して物事を処理するジョーダンを、売り場のみんながすでに指導者とみなしていたのだ。一方、自分こそが経営者にふさわしいと確信するジョーダンには、インディアに屈辱を与えたい動機があった。
  • “大手運送会社社長ハル・ノースが、故郷を買収するらしい”シングルマザーとして働きながら娘を育てているクレアは、15年ぶりに帰郷したハルと思いがけず再会し、噂は本当だと知った。億万長者となったハルは、生まれ育った土地を買い占め、いったい何をもくろんでいるのだろう?クレアは自分のコテージまでも買い上げられてしまうことを恐れ、彼との接触を図るうち、あの頃の不良少年の面影が、いまや大人の男性の危険な魅力に変貌を遂げたことを強く意識した。かつてのほのかな憧れが、強烈な恋心に変わっていく……。クレアは、ハルが彼女への復讐を企てていることを知らなかった。■ロマンス小説界の最高峰と言われるRITA賞をはじめ、数々の受賞歴を誇る実力派作家リズ・フィールディングの新作です。かつて優等生と不良少年として惹かれ合った2人が15年後に再び出会い、恋の再スタートを切りますが……。
  • ロンドンの公邸に滞在中のモントリーノ公国皇太子――アレグザンダー・オーシーノと面会できるなんて!ローラは自分の幸運が信じられなかった。中世の名残をとどめる国の皇太子アレグザンダーは、まるで専制君主のように独裁的で、面会はいっさい受けつけないという評判だったからだ。壮麗な公邸で支配者然とした皇太子と会ったとき、彼のあまり幸せそうではない様子に、ローラはふつうの生活の楽しさを教えてあげたくなった。その気持ちが一大スキャンダルを招くことになるとも知らず……。
  • 疵面のシークは、莫大な報酬で契約結婚を迫ってきた

    砂漠の砦で隠遁生活を送っている異国の大富豪ブラム――金の瞳、顔に大きな傷跡、あふれる男らしい魅力の彼は秘書代理として派遣されたイギリス人のルビーに、不信感をあらわにしていた。しかし、ルビーが業務にとりかかるやいなや、彼は便宜結婚を提案してきた。祖国に花嫁を連れ帰る必要に迫られていると…。ルビーは悩んだ末、過去の清算のために依頼を引き受ける。口裏合わせのロマンスを創作し、ブラムの優しさに触れるにつれて、つのる想いに苦しむことになるとは思わずに。
  • 突然のキスは、誘惑の香り漂う契約のはじまり――

    父の再婚相手に猜疑心を抱きながらもふたりの結婚式を迎えたリジー。会場で再会した幼なじみのピーターは、リジーに求婚していたにも関わらず、新妻を伴っていた。状況がわからず動揺するリジーを救ったのは、父の再婚相手の弟ノアだった。とっさに恋人のふりをしてリジーをその場から連れ出すと、慰めではなく誘惑の香りを漂わせながら、彼女の唇を奪った。ピーターのとはまるで違う、初めてのキス――…。いけ好かない彼に私は惹かれないと思っていたのに……。
  • 天国のように美しい異国の地で、あなたに惹かれて…

    国民に人気の侯爵令嬢にそっくりな容姿のリディアは、つかの間の自由が欲しいという令嬢の願いを知り、代役を買って出た。彼女と入れかわって中東の国へバカンスに行き、パパラッチの目をひきつける…きっとうまくできるはず。ところが旅立ちを前に、王族の一員である男性カリルが現れた。彼はバカンスの間、リディアをエスコートしてくれるというそんな…黒豹のような鋭い眼差しをもつ美しいこの男性に、正体を隠しとおすことなんてできるの?
  • 深い悲しみを背負ったふたりが、うたかたの愛を紡ぐとき――

    雇い主ブラムの姿をひと目見た瞬間、臨時秘書のルビーは呼吸を忘れた。“この世のものとは思えないほど美しい異国の大富豪”――5年も隠遁生活を送っているにもかかわらず、その魅力は健在らしい。初対面の臨時秘書に不信感をあらわにするブラムだったが、彼はルビーが天涯孤独だと知ると、驚くことに便宜結婚を申し出た。祖国に戻ることになり、花嫁を連れ帰る必要に迫られているのだと。大富豪の妻なんて大それた役が、私なんかに務まるのかしら……。ルビーは悩んだ末、亡父の負債を返済するために依頼を引き受けた。口裏合わせのロマンスを創作し、ブラムの優しさに触れるにつれて、つのる想いに苦しむことになるとは思わずに。

    ■相思相愛の妻としてブラムの国を訪れたルビーは、彼が弟のために自ら国を追われ、その背景に愛する女性の存在があったことを知って苦悩します。期限つきのはかない恋の結末は……? RITA賞受賞作家L・フィールディングが繊細に紡ぐ、美しき千一夜物語。
  • 密かに恋焦がれていたあなたとの最後の時間は――…

    幼い頃からいとこのマックスに密かに恋をしていたルイーズは、高校最後のパーティーをすっぽかされて以来想いを封印し、彼を避けてきた――やがてマックスは一族が経営するレストランの責任者に。PRコンサルタントとして一流になったルイーズだったが、自分が養子であることを告げられ心を閉ざし、海外行きを決意する――思い残すのはマックスのことだけ。いとこではなくひとりの女性としてマックスと向きあうために、出発までの3週間、彼と働くことにしたが…!?
  • グレースは姉夫婦のため、代理母となって赤ん坊を産んだ。だがまもなく二人は事故で亡くなり、子どもだけが残された。そこへ、訃報を受けた義兄の弟ジョシュが帰ってくる。10年前、実業家になるという野望を抱いて町を出たジョシュ。ずっと彼を慕っていたグレースは、その前夜、彼にすべてを捧げた。やがてジョシュは世界を股にかける大物実業家となったが、なぜかグレースの代理出産に猛反対し、二人は仲違いしたのだった。姉夫婦亡きいま、その理由を知ってグレースは絶句する。義兄は、姉に内緒でジョシュの精子を提供していたというのだ。なんてこと……姉の忘れ形見は、“わたしたちの子”だというの?

    ■優しい作風が人気のリズ・フィールディング。実はグレースも姉に頼まれ、義兄に内緒で卵子を提供していたのでした。かつては惹かれ合い、そして思いがけず子どもを授かっていた二人の未来は、はたして……?
    *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 初めて手に入れた1週間の自由が、運命を変えて――

    子供の頃から慈善活動の広告塔として日々を送り、今や「国民の恋人」と呼ばれるほど人気の侯爵令嬢アニー。過密なスケジュールに、祖父がお膳立てした婚約者…もういや。自由が欲しいの…たとえ1週間だけでも。クリスマスが近づくある日、自分にそっくりな女性に入れかわりを頼み旅に出たアニーは、無愛想な男性ジョージとその娘に出会う。複雑な事情を抱える親子の家に、アニーはひと晩泊まることになり…危険なほど男らしい彼の魅力にアニーの心は翻弄されて…?
  • フリルだらけの黄色いドレスなんて似合わないの。

    幼なじみのロバートにずっと片思い中のデイジー。だけど、容姿に自信がない彼女にとってハンサムでプレイボーイなロバートはまぶしすぎて…! 大好きな彼と一緒にいられる唯一の方法は、恋愛対象外の“友達”でいること!! 彼と会うときはわざと冴えない格好をして取り巻きの女の子たちと一緒にされないよう気をつけてきた。そんなデイジーが、兄の結婚式を機に不毛な恋から卒業し、新しい恋を見つけようと決意する。セクシーなドレスを着た彼女にロバートは…!?
  • じゃじゃ馬なお姫様が出会った、初めての恋!

    イベントプランナーのジョシーは、仕事で訪れたサファリリゾートのツリーハウスで奇妙な男性ギデオンに出会った。彼はボサボサの髪とヒゲで、素性もはっきりせず見るからにあやしい。何よりジョシーが困ったのは、ギデオンが病気療養中だと言ってスイートルームに居座っていることだ。早く彼を追い出さなくちゃ。ここで結婚式を挙げるセレブカップルが、あのスイートを使うんだから! 意気込むジョシーはまだ知らない。ギデオンの驚くべき正体と、彼が導く奇跡の数々を。
  • 傲慢な社長の出張に私が同行!? 不安のはずが…!?

    お人好しなタリーは新しい職場の初日なのに人助けしたおかげで遅刻ギリギリだった。その時、偶然エレベーターを止めてくれた男性にひと目惚れしてしまう。また会えないかしら…そう思い日々を過ごすが再会できずにいた。そんなある日、秘書に頼まれ急きょ、社長ジュードの出張に同行することに。マスコミにも顔を出さない社長は噂によるとハンサムだけど非情で傲慢らしい。不安を胸に待ち合わせ場所に行くと、なんとエレベーターの彼がそこにいて!?
  • 『遠まわりの恋人たち』レベッカ・ウインターズ作■王女の身分を隠してアフリカ奥地で慈善活動をしているリーザは、命を救ってくれた軍人らしき男性に初めて胸がときめくのを感じた。故郷に帰れば、親の決めた許婚――子どものころに一度顔を会わせたきり、避け続けてきた王子との結婚が待っているのに……。

    『ハッピーエンドをもう一度』リズ・フィールディング作■ハードボイルド小説家トムは編集者に女心を学ぶように言われ、渋々人気作家によるロマンス小説のワークショップにやってきた。そこで講師として現れたのは彼好みの美女。それもそのはず、5年前、署名のインクも乾かぬうちに終わった苦い結婚の相手だった!

    『ラブレター』バーバラ・マクマーン作■まさか! ステイシーは目の前で微笑む男性を見て卒倒しかけた。結婚した2週間後に彼女を捨てた夫だったのだ。わたしは愛されなかったことにも気づかず、愚かにも彼の帰りを待ち続けた……。7年かけてようやく立ち直ったのに、どうして今ごろやってきたの?

    『おとぎの国のプリンセス』メレディス・ウェバー作■あれは6日間だけの情事の約束だった。なのにキャズは名前以外ほとんど知らない相手に恋してしまい、その子どもを産もうとしている。でもまさかカルロスがカスカヴェラドの王子で、結婚しようと言いだすとは思いもしなかった。それが最善の選択だという理由で。
    *本書に収録されている『遠まわりの恋人たち』は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ●『誓いのキスを奪われて』(サンドラ・マートン著)結婚式を前に、花嫁のジェシカは落ち着かなかった。花婿の親友リアムのせいだ。多くの女性と浮き名を流すギャンブラーは最も嫌いなタイプなのに、ゆうべ彼に出会った瞬間とりこになってしまった。彼女は気持ちを静めようと庭に出るが、そこでリアムにでくわし、唇を奪われる。

    ●『プレゼントは愛』(ローリー・フォスター著)メアリーとリードは子供のころからの大親友だ。だが、メアリーはいつからか彼を男性として意識するようになっていた。そして、二十一歳の誕生日を前にしたある日、メアリーはリードに“女としての歓びを教えて”と頼みこんだ。突拍子もない依頼にリードは困り果てるが……。

    ●『美しき娘』(マーガレット・ムーア著)騎士キーナンは武芸大会に出場するため、ボークレア卿の治める地を訪れた。そこで偶然助けた村娘ローズに彼は惹かれる。彼女もキーナンに感謝以上の気持ちを抱いたようだ。いきなりキスをしてきたのだから。しかし翌日、ローズが婚礼を間近に控えた領主の娘であることがわかる。

    ●『シンデレラの願い』(リズ・フィールディング著)再起をはかるため、高級レストランのウエイトレスの仕事を手に入れたポリー。ところが初出勤の日は朝から次々と災難に見舞われ、ひどい格好で店に入った。その姿をいきなりイタリア人のハンサムな支配人代理ルークに見とがめられ、接客係として失格だと見なされてしまう。
    *本書に収録されている『プレゼントは愛』は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋に落ちたくなどなかった。でも、愛さずにはいられない。■マットの職業はトラブルの解決屋。ある開発業者に依頼され、古い映画館の取り壊しに反対している、ニサという女性の弱みを探ることになった。ニサは各地でキャンペーンを行っては、大規模な都市計画の邪魔をしているという。写真を見るかぎりでは、率直で活発そうな娘にすぎない。だが講演会場におもむいたマットは、ニサを見て息をのむ。鮮やかな赤毛と澄んだ青い瞳――想像していたのとは別人だ。講演を始めた直後、それを阻止しようとする何者かの手によって、ニサは危うく誘拐されそうになり、すんでのところでマットに救い出される。彼はニサをホテルの自分の部屋にかくまい、二人は一晩を同じベッドで過ごすことに……。
  • 母の葬儀の日、ブロンテは一通の手紙を受け取った。宛名には〈ミス・B・ローレンス〉とあり、自分に来たものと早合点したブロンテは、つい開封してしまう。ところがそれは、同じイニシャルを持つ姉ブルックに宛てたもので、ルーシーという小学生の女の子が書いた驚くべき内容の手紙だった。〈友だちにあなたがわたしのお母さんだと話しても信じてくれません。学校のスポーツ大会に来て、わたしの話が本当だと言ってください〉姉のブルックは有名な自然保護活動家で、今も海外に行っている。独身で、もちろん子どもを産んだこともないはず。ブロンテは母親のいない少女の、とんだ思いこみだと考えた。一方、娘がブルックに手紙を書いたことを知った父親のフィッツは、娘の頼みをかなえてやりたいと、ブルックの家を訪れる。彼はブロンテを見て、ブルック本人だと勘違いしてしまい……。
  • 愛なき結婚でもいい。あなたのそばにいられるなら。

    突然のボスからのプロポーズに、秘書のジェーンは息を飲んだ。「娘の母親になってくれないか」彼が妻を亡くし幼い娘を愛情豊かに面倒をみてくれる女性を探しているのは知っている。そしてジェーンはそんな彼にひそかに恋をしていた。彼から決して愛されているわけじゃない。欲しいのは母親役。たとえ愛がなくても結婚してずっと彼のそばにいられるなら…それだけで十分。しかし次第に愛されないまま夫婦を偽り続けることにジェーンの苦しみは深まっていき…。
  • 彼との思いがけない再会が私の心を熱く震わせる――!!

    売れっ子ロマンス作家モリーは仕事の移動中、不注意から接触事故を起こしてしまう。慌てるモリーだったが、相手の車から現れた男性を見た瞬間目を瞠った! 彼はトム・ギャリック。モリー同じく小説家として活躍するハードボイルド界のプリンスだ。そして…5年前に決別した私の書類上の夫。彼とのことは2度と触れたくない過去の傷、なのに…食事に誘われ気づけばモリーは彼とベッドをともにしてしまっていた。他「演じきれない別れ」「初恋はいまも心に」も同時収録。
  • 1子爵が見つけた壁の花アニー・バロウズ/瀬野莉子モールドン子爵は花嫁候補一覧を見て絶望した。いずれも難ありだ。舞踏会まで来たものの、居たたまれなくなりロビーへ逃げだしたところ、同じく逃げだそうとしている令嬢にでくわした。一覧には載っていなかったその地味な娘に、彼は妙に興味をそそられ……。2噂の傲慢社長リズ・フィールディング/松村和紀子タリーは元勤め先の秘書に頼まれ、急遽、社長ジュードの出張に同行することになった。会ったことはないけれど、噂によると、ハンサムだが非情な傲慢社長らしい。不安を胸に待ち合わせ場所へ行くと、なんと以前彼女がエレベーターで一目惚れした男性が現れた!3シンデレラは涙をふいてデビー・マッコーマー/大谷真理子元婚約者の手ひどい裏切りに傷ついたダーニは、心機一転して新しい人生を歩もうと、住む町も仕事も変える決意をした。首尾よくアシスタントとして雇われるが、ボスのジョンはどういうわけか彼女のことを軽薄な女性と決めつけ、ことあるごとに冷たく当たる。4高潔な公爵の魔性キャロル・モーティマー/上村悦子公爵マーカスは親友の妹ジュリアナの言葉に耳を疑った。訳あって、彼に愛の手ほどきをしてほしいというのだ。公爵は堕天使のように美しい顔に悪魔の笑みを浮かべた。4年前に伝えるはずだったこの想いを今、彼女にわからせるのだ――身も心もとりこにして。
  • 夜中に目を覚ましてキッチンに行くと、見知らぬたくましい男性が倒れていた!■俳優志望の青年にいいように利用され、傷ついたジェシーは、子供もペットも禁止のフラットに移って仕事に打ちこんでいた。そんな彼女の生活を心配した兄夫婦が一計を案じる。生後六カ月の息子を部屋の前に置き去りにすれば、彼女はフラットを追いだされる。そうすれば新しい男性との新しい出会いもあるだろうし、子育てで睡眠不足の状態にある自分たちも息がつける、と。案の定ジェシーは、フラットを出ざるを得なくなり、三カ月間だけ家を貸すという話に飛びついた。引っ越し当日、彼女は疲れ果ててベッドに倒れこむ。だが深夜、鍵をあけて家に入ってきた男性がいた。姪が勝手に家を貸してしまったとはつゆ知らずに極東から帰国した、弁護士のパトリック・ドールトンだった……。
  • 「指輪の跡が消えるまで」リズ・フィールディング/泉 智子 訳■秘書のジェイニーは、上司のマークから突然、結婚を申し込まれた。マークが妻を亡くし、幼い娘と暮らしているのは知っている。彼が欲しいのは娘の面倒を見てくれる人。決して愛する妻ではない。そう知りつつも、ジェイニーは彼を見捨てるわけにはいかなかった。■「いくつもの夜を星の下で」ニコラ・マーシュ/泉 智子 訳■インドのゴアに住むクウシ。彼女は海辺でハリソンと会い恋に落ちた。彼はオーストラリアから来た医師で、一緒に国に帰ろうと誘う。だがクウシには残しては行けない、年老いたおばがいた。■「マンハッタンのシンデレラ」トリッシュ・ワイリー/泉 智子 訳■パーティ会場にカップケーキを届けに行ったエリンは、まさか自分が急病のモデルの代役になるとは思いもしなかった。しかも百万ドルのダイヤを身につけ、億万長者にエスコートされて。■三つの街を舞台に、イマージュの代表作家が、すてきな恋人たちのめぐり合いを描きました。ニコラ・マーシュの作品は「愛を知らない大富豪」(I-2107)、トリッシュ・ワイリーの作品は「マンハッタンの恋模様」(I-2071)の関連作ともなっています。
  • 「フラートン・ホールでは、僕が規則を作る」彼は辛辣に言い放って、彼女をにらみつけた。■個人的なパーティや催しの出張コックをしているケイトは、顧客の一人であるティシャ・メイナードに半年間の専属契約を頼まれる。大邸宅フラートン・ホールを一般公開するにあたり、温室をティールームにするため、力を貸してほしいというのだ。ケイトは経済的な理由から仕事を引き受け、住み込みで働くことになった。館に越してきた翌日、庭を散策していると男性がいきなり声をかけてきた。彼女はぎょっとして振り向き、見覚えのある端整な顔立ちにはっとした。
    ジェイソン・ウォリック! 民間テレビ会社の社長――もう一つの顔は、深夜のトーク番組での女性に対する辛口のコメンテーター。そして、女性などに真剣になったことはないと豪語するプレイボーイ。「なぜ僕の庭に無断侵入している?」見下すような態度に腹が立ったが、彼はティシャの甥でこの館の住人だった。ケイトは反発しながらも、彼に引かれる気持ちを抑えられなくなっていく。
  • マックスは妹の派遣会社から来る秘書の無能ぶりにいら立っていた。妹の思惑はわかっている――能力ではなく容姿で女性を選び、妻の死以来、仕事に凝り固まってしまった兄の心をほぐそうというのだ。こうして次々と魅力的な秘書が送り込まれてくるが、マックスが求めているのは速記のできる有能な秘書だ。再三の要求に根負けして、妹はジリーという女性を派遣してきた。ジリー・プレスコット、二十一歳、ニューカッスル出身、速記能力は抜群……ただし、地味で、あか抜けない田舎娘。一方、ジリーはロンドンで臨時秘書の職を得たことを喜び、幼なじみのリッチーとの再会をひそかに期待しながら、マックスが待つオフィスへ向かった。持ち前の率直さとユーモアのセンスを頼りに厳しいボスのもとへと。★“オフィスでの恋物語”――ただの秘書だけど、ひとりの女性としても見てほしい……。オフィスを舞台に燃える、熱い愛の物語です。★
  • 雨の夜、タクシーに乗り合わせたのが長身で色浅黒く……危険な男性だったら?■五人きょうだいの末っ子で、二十三歳の今も家族から子供扱いされているフィリーだが、実はこの生活が大いに気に入っている。隣家にはハンサムで優しいドンが住んでおり、彼との結婚はフィリーの心のなかではすでに決定事項だ。ドンだって私以外の相手は考えられないはず、と信じていた。そんなある日、フィリーはロンドンへの転勤を命じられる。ドンは引きとめるそぶりも見せてくれなかった。失意のフィリーを、ロンドン到着早々立て続けに災難が襲った。地下鉄を乗り間違え、雨に降られ、ようやくタクシーを拾うと、自分のほうが先だと言い張る男性に阻まれてしまう。偶然にも――あるいは運命なのか、その男性はこれから彼女が暮らすフラットの隣人カル・マクブライドだった。
  • デイジーは、兄の親友のロバートに子供のころから片思いをしている。十六歳のクリスマスにふたりはキスをするが、半年後には彼が別の女の子とキスしているのを見てしまう。以来、デイジーはロバートの妹分を演じてきた。独身主義者で次々とつき合う女性を替えるロバートに、もう傷つけられたくないと思うからだ。兄の結婚式でデイジーはブライズメイドを務めることになり、準備に忙しい兄たちを見て胸がきゅんとなる。ロバートのことは忘れよう。待つだけの存在からは卒業するわ。あるパーティで出会った男性と会場を抜け出そうとしたデイジーは、とたんに、ロバートに連れ戻された。「君はぼくのものだってことを忘れてもらっちゃ困るよ」そう言って彼はキスをしてきた。
  • クリスマスも間近だというのに、ソフィーは恋人もなく、仕事もくびになってしまった。職業紹介所に出向くと、犬の散歩のアルバイトを紹介された。さっそく飼い主ガブリエル・ヨークの瀟洒な家を訪れたものの、だれも呼び鈴に応えない。不審に思ってドアの郵便受けから中をのぞいたところ、ガブリエルと思われる男性が床に倒れていた。彼女は大急ぎで窓から侵入し、気を失っている彼に人工呼吸を試みた。唇を重ねて息を吹きこんだとき、彼は意識を取り戻して不意に尋ねた。「どうして僕にキスをしているんだい?」
  • 結婚回避――共通の思いを抱く二人は、しばし見せかけの恋人同士になることに。■午前八時十五分発ロンドン行き列車の食堂車に座っていたベロニカは、発車間際にあわただしく列車に乗りこんできた男性に目を奪われた。ロンドンでも著名な大企業を率いる、実業家のファーガス・カバナだ。彼を見て、ベロニカはとっさに決断した。「どうぞおかけになって」さりげなく彼に相席を勧める。彼女の魅力に引きつけられたファーガスは、申し出を受けた。ベロニカは今日、いとこの結婚式に出席することになっていたが、花婿候補を押しつけてきそうな母親をかわすために、とりあえず結婚式にエスコートしてくれる男性を探していたのだ。独身で資産家のファーガスなら、母も納得するだろう。彼のほうも、妹たちに冴えない花嫁候補を挙げられ、閉口していた。互いの立場を理解した二人は、しばらく恋人役を演じることにする。
  • ★お得なセット価格★ハーレクイン・イマージュ2作品収録『切ない婚前契約』―5年前に母が亡くなり悲しむ父を献身的に支えるあいだ、リジーは幼なじみのピーターの求婚に応えられずにいた。だが父の再婚が決まり、ようやく自分の将来を考えようとした矢先、ピーターとの再会に愕然とする――彼は新婚の妻を伴っていたのだ!動揺するリジーを救ったのは、父の再婚相手の弟、ノアだった。とっさに恋人のふりをしてリジーをその場から連れ出すと、慰めではなく誘惑の香りを漂わせながら、彼女の唇を奪った。人を魅了する天才と言われる彼に、私は惹かれないと思っていたのに……。さらに激しく動揺してしまったリジーに、ノアが傲慢な宣言をした。「僕さえ望めば、きみを言いなりにすることができる」 『三つの誓いと愛の天使』―今日は義兄の結婚式。ジェニーは幸せ一杯の新郎新婦が羨ましかったが、花嫁の投げたブーケが手におさまった瞬間、思わず戸惑った。本当は、私は結婚しているの……誰にも告げることなく。1カ月前、弁護士のアレックスと二人きりの式を挙げた直後、彼は元妻が事故で重傷を負ったという知らせを受け、新妻を新婚旅行先に残したまま、ついぞ戻らなかったのだ。あの愛の誓いはなんだったの? 失意のなか独り帰国したジェニーは、薄情な彼とはもう顔を合わせたくないと、ひっそり暮らしていた。ところが、義兄の披露宴の席にアレックスが突然姿を現し、謝罪の言葉もないどころか、ひどい言いがかりをつけてきた!
  • いつまで恋人のふりをするつもり?
    わたしの気持ちも知らないで。

    5年前に母が亡くなり悲しむ父を献身的に支えるあいだ、リジーは幼なじみのピーターの求婚に応えられずにいた。だが父の再婚が決まり、ようやく自分の将来を考えようとした矢先、ピーターとの再会に愕然とする――彼は新婚の妻を伴っていたのだ!動揺するリジーを救ったのは、父の再婚相手の弟、ノアだった。とっさに恋人のふりをしてリジーをその場から連れ出すと、慰めではなく誘惑の香りを漂わせながら、彼女の唇を奪った。人を魅了する天才と言われる彼に、私は惹かれないと思っていたのに……。さらに激しく動揺してしまったリジーに、ノアが傲慢な宣言をした。「僕さえ望めば、きみを言いなりにすることができる」■HQイマージュの人気作家L・フィールディングが1年ぶりに登場!
    父の再婚相手が父を騙しているのではと疑うリジーと、姉の結婚を邪魔させはしないとリジーに誘惑を仕掛けるノア。たがいの思惑が交錯し行き着いた先は、切ない婚前契約付きの愛なき結婚で……。
  • 愛し方など知らなくてもいい。ただそばにいて手を握っていて。■エイミーがジェイクと出会ったのは、友人の赤ん坊の洗礼式だった。二人は一目で引かれ合い、一夜をともにしてしまう。そのとき彼女の家の玄関で、ジェイクは警告した。「責任はとらない」と。だからエイミーは妊娠がわかっても、一人で産み育てるつもりでいた。後日、彼女が身ごもっていることを知ったジェイクから、小切手が送られてきた。彼のお金ではなく、心がほしいのに。エイミーは小切手を細かく破いて送り返した。すると今度は、身の回りを世話する家政婦が派遣されてきた。ジェイクは父親にはなりたくないが、無視することもできないらしい。今度はさすがに、家政婦をびりびりに破いて送り返すのは不可能だ。何か手を考えなければ。そしてエイミーはある作戦を思いついた。
  • 「シークと乙女」/ある日、ベアトリスは手紙で弁護士事務所に呼びだされた。通された部屋にいたのは、ザフラト国の次期国王タリク・アル・カマル。いきなり弟と別れてほしいと多額の手切れ金を提示され、ベアトリスは驚いた。彼の弟ハリッドをたぶらかす性悪女と間違われたのだ。「砂漠に咲いた愛」/ハナは奥地にある集落に短期滞在していた。妹が育児放棄をした六歳の息子ミッキーも一緒だ。そこへ突然、スレイラ国のシーク――マリク・サイディが小型ジェット機で乗り込んできて、信じられない話を告げた。ミッキーが国の王位継承者になったという。「プリンセスに選ばれて」/亡き祖母の遺品の整理中、バイオレットはアラブの短剣を見つけ、鑑定番組に出演することになった。専門家によれば、途方もない宝物らしい。その事実が新聞で報道され、バイオレットは一躍話題の人に。翌朝、アラブの王国の皇太子ファヤドが彼女の家に現れる。
  • ドディーは妹の結婚式の花嫁付添人を頼まれ、パニックになった。
    妹は有名な美人女優――かたやドディーはぽっちゃり体型。
    これまでも妹と比べられてみじめな思いをしてきたのに、
    晴れの席でさらし者になるなんて耐えられない……。
    すぐさま高級スポーツクラブで働く親友に泣きついたところ、
    紹介されたのは驚くほどハンサムなブラッド。
    魅力的な彼に、体の曲線をなでるように見つめられ、
    ドディーはどぎまぎしてしまう。
    彼につきっきりで指導されるなんて、どうしたらいいの!?
  • 夫の遺言で、憎い義兄と偽りの結婚を誓う私は…!?

    なんという偽善者! 夫の葬儀にぬけぬけと現れた義兄ガイにフランチェスカは激しい怒りを覚えた。重い病に倒れた夫を1度も見舞いにさえ来なかったくせに。冷たい仕打ちを、私は決して許さない。しかし夫の遺言はそんな彼女の決心をうち砕いた。信じられないことに、夫はガイにこう頼んでいたのだ。「フランチェスカと結婚し、一生彼女を守ってやってほしい」と。追いうちをかけるように明らかになる夫の事業の不始末。打ちのめされるフランチェスカにガイは…!?
  • ジニーは親友ソフィーの仕事のミスを秘かに修正するために、彼女の上司の寝室に忍びこみ、フロッピーを探していた。地味な生活を送る臆病なわたしだけど、小さいころからいつもかばってくれたソフィーのために成しとげよう。すると、突然ベッドのなかから低いしゃがれ声がなにやらつぶやいた。留守のはずの主、リチャード・マロリーにちがいない。ソフトウエア業界の天才にして名うてのプレイボーイと評判の彼が、磁力を放つ青い瞳でさえざえとこちらを見つめている。ジニーが必死に場をとりつくろおうとしていると、リチャードは言った。「このまま、ここにいてほしい」■リズ・フィールディングは名誉あるRITA賞の受賞作家です。正直で無垢なヒロインが、一世一代の恋の大冒険をします。ユーモアたっぷりでいて、ちょっぴり切ない物語をどうぞお楽しみください!
  • 宝剣に導かれて、エキゾチックな皇太子と波乱の恋!

    バイオレットが家で発見した短剣が、鑑定番組で、ある王族の宝だとわかった! 高祖母がアラブのプリンセスだったという言い伝えは本当だったのだ。高祖母は夫を捨てて高祖父と駆け落ちし、今の土地で子孫を残した。その末裔がバイオレットだった。この一件から翌朝の新聞には彼女がプリンセスとして大きく報じられ、騒動を聞きつけて異国から美しい王子が訪ねてきた。彼は威圧的に告げた。「君は今、とても危険な状況だ」その瞬間、女の悲鳴が家中に鳴り響いた!!
  • 初恋の相手と偽装結婚。裏に秘められた企みとは!?

    祖父の死後、メイは途方に暮れていた。間近に迫る30歳の誕生日までに結婚しないと屋敷の相続権を失うなんて…。一方、アダムは妹が置き去りにした赤ん坊を前に困り果てていた。手紙にはメイを頼ってとあるが…。身分違いの初恋である深窓の令嬢メイに手ひどく捨てられたあと、アダムは実業家として成功。13年ぶりに再会したふたりはお互いの利害のため、偽装結婚することに。しかし、彼女が告げた別れの真意を知らないアダムは、その裏に屈辱の報復を企んでいた!
  • ふたりを結んだのは、かつて悲しい別れをした思い出だった。

    イギリスの歴史教師サラは、恋人を新任の女性教師に奪われ失意の底にいた。これまでの人生、安定した道ばかり選んできたけれど、結局はこの有様…。サラは心機一転、ローマに職をみつける。出発前、サラを案じる曽祖父は、元医師らしくこう言った。“君への処方箋はロマンス。黒い瞳のイタリア人と恋を楽しむこと”笑い飛ばしたサラだったが、すぐに出会いが訪れた。目もくらむほどの素敵な彼、マッテオ。情熱的に見つめられ、吸い込まれてしまいそうで…!
  • クリスマスの奇跡はすべて嘘!? 聖なる季節の逃亡劇!

    ファッション界の大物と婚約し、新ブランドの顔に抜擢されたルーシーは幸せの絶頂にいた。だが、ふと目にした書類から恐ろしい事実を知ってしまう。すべては企業のイメージ戦略で婚約も抜擢もシナリオどおり、と記されていたのだ。怒った彼女は新ブランドの発表会に乱入し、証拠を手に逃げ出した。デパートに駆け込んだルーシーを、男たちが追う――。それを上から見ていたのがナサニエル、デパートのCEOだった。彼は身を翻し、なぜか彼女のあとを追ってきて…!?
  • もう2度と養育係の仕事はしない。過去のつらい出来事から、ジャッキーはそう決心していた。ところが小さな女の子を田舎の家まで送り届けるはめに。そのうえ目指す屋敷に着いてみると、無愛想な男性に女の子ごと追い払われそうになる始末。彼は何者? なぜこんなに横柄なの? 怒りを覚える一方、ジャッキーは興味をひかれてもいた。魅力的な容姿に似合わない、頑なで冷ややかな表情。あの男性も私と同じ、傷ついた心を抱えているのかもしれない。
  • マンダは休暇を取り、携帯電話も通じない未開の島にやってきた。実のところ、行き先はどこでもよかった。誰も知らない場所で一人になりたかっただけなのだから。そうして自分を守るため、もう一度心に壁を築こうとしていた。ところが、観光中に島を襲った大地震に巻きこまれ、マンダは古代寺院の地下の暗闇に閉じこめられてしまう。迫りくる死の恐怖にさらされ、彼女が悲鳴をあげたそのとき、どこからか声がした。「頼むから静かにしてくれ」そこには考古学者ニック・ジャゴーも閉じこめられていたのだ。おまけに彼はマンダを黙らせようと、その唇にキスをして……。■「嘘と愛の間で」で心に問題を抱えた妹として登場したマンダのその後の物語です。寺院の地下で運命をともにした男性は彼女を心に巣くう闇からも救い出せるでしょうか? ご注目ください。
  • 友人の婚約者トムを見たとき、シルヴィーは鼓動が激しく高鳴るのを感じた。芽生えたばかりの恋心を押し殺し、イベントプランナーとして友人のために結婚式の準備をするが、式の直前になって友人が失踪! 失意の彼を慰めた夜、情熱のまま彼と結ばれてしまう。妊娠を告げる手紙を送るが、なんの連絡もよこさない彼の不実な態度に絶望するシルヴィー。しかし、まさか雑誌の企画で花嫁役をやることになった“夢の結婚式”で、花婿役の彼と再会するなんて…!?
  • エイミーとジェイクが出会ったのは、友人の赤ん坊の洗礼式。一目でひかれあう二人だったが、ジェイクは言った。
    「責任は取らない」
    妊娠に気がついたエイミーは一人で産み育てるつもりだったがジェイクからは小切手、身の回りを世話する家政婦などが次々と送られてくる・・・。欲しいのは彼のお金ではなく心なのに・・・!?
  • もう二度とナニー養育係の仕事はしない。あるつらい出来事から、ジャッキーはそう決心していた。ところが知り合いの巧みな言葉にのせられて、小さな女の子を田舎の家まで送り届けるはめになる。そのうえ目指す屋敷に着いてみると、無愛想な男性にすぐさま追い払われてしまった。彼はいったいだれ? なぜこんな横柄な態度をとるの?怒りを覚える一方、ジャッキーは興味を引かれてもいた。魅力的な容姿には似合わない、かたくなで冷ややかな表情。あの男性も私と同じ、傷ついた心をかかえているのかもしれない。★ロマンス小説界の最高峰RITA賞をはじめ、数多くの賞を受賞してきたリズ・フィールディングの最新作をお届けします。巧みな話運び、せつない心情描写、孤独な人物像と、読みどころは盛りだくさん。リズならではの胸に迫るロマンスをお楽しみください。★
  • 思い出の映画館を守りたい一心で、悪辣な都市開発に反対していたニサは、何者かに危うく誘拐されそうになる。 すんでのところでニサを救ったのは、魅力的な男性マット。彼はただのジャーナリストだと名乗るが、マットの目的も正体も、どこか信じきれないニサ・・・。 その後もニサを守ろうとするマットに、疑問を感じながらも惹かれる気持ちを抑えきれず!?
  • "記者のローラは、お人よしの性格が災いしてスクープを逃してばかり。
    そんな彼女がクビをかけて狙ったのが、モントリーノ公国皇太子・ザンダーのスキャンダル!
    運よく公邸に潜入し、ザンダーに近づいたローラ。でも、持ち前のおせっかいのせいでカタブツな彼を怒らせ大失敗・・・。
    ところが翌日、がっかりするローラの前にザンダーが現れて!? "
  • ★荒れ果てた庭、そして傷ついた男性。どちらも私の力で立ち直らせたいけれど……。★ことの発端はブラックベリーだった。高い塀の向こうの隣家の庭に、パイを作るのに絶好のブラックベリーの実がなっていたのだ。ケイは罪悪感を覚えながら、売り家の札が立つ隣家の敷地に入った。ところが入ってみると、すさまじいほどに庭が荒れている。聞いた話では、屋敷の持ち主ドミニク・レイヴンスカーは園芸好きな妻の死後、決してここに足を踏み入れなかったという。会ったこともない他人の家とはいえ、あまりに悲惨なありさまに、庭師であるケイは我慢できずに、伸びた雑草を取り除こうとした。すると一人の男性が屋敷の中から現れ、彼女に近づいた。「サラ……」彼はケイを見つめ、いきなりキスをした。この人はドミニクだわ。私を亡き妻と間違っている!
  • ロンドン行き列車の食堂席から、ベロニカは発車間際に乗りこんできた男性に目を奪われた。有名実業家のファーガス・カバナだ。ベロニカは今日、結婚式に出席するが、花婿候補を紹介する母親をかわすために、エスコートしてくれる男性を探していたのだ。独身で資産家の彼なら母も納得するだろう。彼のほうも、妹たちに冴えない花嫁候補を挙げられ閉口していた。お互いの立場を理解したふたりは、しばらく恋人役を演じることにする。
  • 恋もキャリアも失って茫然としたまま、ジュリエットはなんとか故郷にたどりついた。ずっと抜け殻のように暮らしているわけにはいかない。少しずつでも前に進まなければ。そう思いはじめた矢先、彼女は意外な人物と再会した。グレガー――あの白馬の騎士!彼は昔、いじめられっ子だった私を救ってくれた。けれどある日突然、町から姿を消してしまった。いつ戻ってきたのだろう? あのときいったいなにがあったの?闇に埋もれていたジュリエットの心が、静かに息を吹き返した。★RITA賞をはじめ数々の受賞歴を誇るリズ・フィールディング。話巧者らしい味わい深い物語です。★
  • ベルは朝のテレビ番組の人気司会者として活躍中。そのうえ私生活では億万長者の妻となれば、人々の羨望の的だった。なのに、ベルはいつもむなしさを感じていた。私は本当の自分を巧妙に隠し、作られた人生を演じているだけ。夫のアイヴォにさえ、真実を話すことができずにいる。そもそも、彼との結婚生活に感情の入り込む余地などなかった。二人の結婚は、互いに望むもの――生活の保障とベッドの相手を手に入れるための取り引きにすぎなかったのだから。今さら愛が欲しいなどとどうして言えるだろう?だからベルは自分にできる唯一のこと――別れを切り出した。★ヒマラヤで親友となった三人の女性の物語を連続刊行いたします。過酷な地で誰にも言えなかった秘密を分かち合った三人は、帰国後、それぞれに新たな人生の一歩を踏み出す決意を固めて……。来月はバーバラ・ハネイがシモーネの物語をお届けします。乞うご期待!★
  • たった一人の肉親だった祖父の死後、メイは途方にくれていた。三十歳の誕生日までに結婚しないと屋敷の相続権を失うなんて……。あの日以来、恋人はいない。しかも、三十歳の誕生日は間近。一方、アダムは妹が置き去りにした赤ん坊を前に困り果てていた。手紙には、頼るべきはメイ・コールリッジとある。深窓の令嬢メイとの身分違いの恋を諦めたあと、アダムは実業家として成功。今はセレブの仲間入りを果たしていた。その日、偶然公園で会い、十三年ぶりに言葉を交わした二人は互いの窮状を打ち明け、そして……偽装結婚に合意した。
  • "コックのケイトは経済的な理由から、エリザベス様式の邸宅に住み込みで働くことになった。だがその館の主人は女性に辛辣なテレビ会社の社長、ジェイソン・ウォリック。
    その上、かつて仕事中に酔っ払いにからまれたケイトを誤解し、あざけりの言葉と共に彼女の唇を奪った男・・・! でも彼に惹かれる気持ちは抑えられなくて・・・。 "
  • 長い確執の歴史を持つ二つの家の跡取り同士でありながら、フルールとマットは深く愛し合うようになり、密かに結婚式を挙げた。それが憎み合ってきた両家を結ぶ、第一歩となるはずだった。ところがその夜フルールの母とマットの父が乗る車が事故を起こした。彼らの駆け落ちが発覚し、フルールの父は虚脱状態に陥ってしまう。ともにこの地を出ようと言うマットに、フルールは家族のために残ると告げるほかなかった。六年後、音信不通だった彼から一通の手紙が届いた。フルールは不安に震えながら、思い出の納屋でマットと再会するが彼の真の目的は、誓いを破ったフルールに対する復讐だった。★リズ・フィールディングの新作は、ロミオとジュリエットが現代に現れたかのような悲恋から幕を開けます。フルールは、孤独な年月に壊されかけた愛情を取り戻せるのでしょうか。懸命に小さな希望をつなごうとする姿が、静かな感動を呼び起こします。★

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