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『集英社文庫、椎名誠(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~46件目/全46件

  • 924(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    【第11回日本SF大賞受賞作】マサルと菊丸の兄弟は、行方不明の父親を探しに、マザーK市へと冒険の旅に出た――。そこは、異常発達した広告が全てを支配する驚愕の未来都市だった! 赤舌、地ばしり、蚊喰い虫……珍妙不可思議な生物たちの乱舞。どこかなつかしさを誘う歌声。椎名誠独自の世界を打ち立てた記念碑的長編。
  • 671(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    お骨でできた仏像、人とのつながりの希薄さが生む孤独死の問題、ハイテクを組み合わせた最新葬祭業界の実情……。作家、ときどき写真家がカメラを抱えて迷い込んだ“エンディングノート”をめぐる17の旅。「死とその周辺」がテーマの取材は、かつて経験した九死に一生の出来事、異国で出合った変わった葬送、鬼籍に入った友人たちの思い出などと重なり、やがて真剣に「自分の仕舞い方」と向き合うことになる。そしてシーナが見出した新たな命の風景とは? 巻末に朋友、北上次郎の死についての想いを書いた「さらば友よ~文庫版のためのあとがき」を収録。
  • 759(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    大好きなつぐも叔父といとこの賢三君がぼくたちと一緒に暮らすことになった。父が亡くなり姉も嫁いで寂しくなった食卓は再び賑やかになり、小学校最後の夏休みは冒険の毎日だった。そして長兄の婚約、次兄の失踪などがつづく中、ぼくは中学生に。その頃にはうっすらと「我が家の事情」もわかるようになってきて…。「『岳物語』の主人公が、六年生になったあたりで書くのをやめたのがずっと気になっていて、自分はその年齢の頃に、いったい何をして何を考えていたのだろうか、ということがえらく気になった」(あとがきより)――こどもから少年に変わってゆく時期を綴ったシーナ的私小説、最終章。
  • 〈このタイトルは室生犀星が「純文学誌」に書いた小説をぼくが高校生のときに授業中に読んでいて──小便がでなくて苦悩するこの小説に首をかしげていたものだ。尿が出ない苦悩、なんて高校生には意味がわからなかった。今は前立腺肥大によるものと理解できる。そのときの犀星は七十二歳でいまのぼくがそれと同じだ〉。モノカキ人生も40年を過ぎると体のあちこちにガタがくる。長旅はおっくうになり草野球では長打が打てず、極悪ピロリ菌や不眠症のせいで若い頃は無縁だった通院が日課に……とこぼしつつも痛飲、シメキリ地獄に身を委ねて原稿を量産し、食が細くなったのについ大盛りを頼んでしまう、やぶれかぶれなシーナさんの日常と非日常。
  • 550(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    「旅の多い人生だ。世界各国、日本各地。ホテルや旅館などの恵まれた寝場所だけでなく、原野やジャングルなどでも寝なければならない」(本文より)。真冬のロシアのホテルで遭遇した信じられないホラー体験、モンゴルのゲルにやってきた深夜の来訪者、ラオスでカビと虫の死骸に囲まれた一夜、一瞬で身体ごと蚊に包まれるツンドラのテント生活など、旅の達人・椎名誠がこれまでに泊ってきた「宿」を振り返り、驚き・発見・恐怖・感動のエピソードをまとめたエッセイ集。地球を股にかけた、オドロキのエピソードが満載!
  • 671(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    雨の高速道路で多重追突事故を引き起こしてしまった。いきなり飛び出してきた男のせいだ。違法薬物「エベナ」でラリっていたおれは、朦朧としながらも奴を追って町へ入る。だがそこは狂気じみたアウトローたちが屯する土地だった。やがておれが運転していたトラックの荷台から死体が発見されたという報道が……一体、何が起きているんだ!? 幻覚と現実の狭間を硬質な筆致で描くハードボイルド・ロマン。
  • 671(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    父がいた、母がいた、きょうだいがいた――。シーナ少年が海辺の町で過ごした黄金の日々。家族ほどはかなく脆く変動する「あつまり」はない――。海辺の町へと移り住み、大家族とともに過ごした幸福な日々は、「家のヒミツ」と背中合わせなのだった。若々しい母の面影、叔父との愉快な出来事、兄・姉・弟に対する複雑な思い、そして父との永遠の別れ…。戦後日本の風景を、感受性豊かな少年の成長を通して描く、豊饒な私小説世界。『岳物語』前史、謎多き大家族の物語。
  • 作家・椎名誠の裏も表もナナメも知りつくした文芸評論家の目黒考二が「取り調べ官」となって、創作の裏事情に迫る第2弾。1994年から2005年発表の89作品をみっちり検証。シーナワールドの魅力を網羅した、読めば「読みたくなる」対談集。写真も満載。
  • デビュー作『さらば国分寺書店のオババ』から、青春小説の金字塔『哀愁の町に霧が降るのだ』、SF小説の傑作『アド・バード』『武装島田倉庫』など、94年までに発表した78作品の創作の裏事情に、盟友の文芸評論家・目黒考二がスルドク切り込むおもしろすぎる対談集。コワモテ高校生時代、敏腕商業誌編集長時代に書いた小説や秘蔵写真など、おまけ収録も盛り沢山。椎名誠全著作検証シリーズ第1弾。
  • 594(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    世界を飛び回っていたシーナが自宅に落ちつくことが多くなった。その理由は、なんと「孫」。本好きな長男、口が達者な長女、無鉄砲小僧の二男。ドタバタ騒がしい三匹のかいじゅうの成長ぶりを、基本的にダラシナイにやけ顔で見つめるシーナ。ぐんぐん新しいことを吸収する孫たちに対し、どんどんいろんなことを忘れていくじいじいは、ウロタエながらも大奮闘! 孫愛にあふれた「じじバカ」エッセイ。
  • このところ、釣りと焚き火とビールがあればシアワセで、孫の成長に目を細める「いいじいじい」化していたシーナが、ついに冒険の旅に出た。向かうは火山と氷河の地アイスランド。元気の素はやたらとうまいスモークサーモンと羊肉。もちろんビールはかかせない。巨大なサメやタラの一本釣りにも挑むが、果たして!? バクハツ的なシーナの日常が詰まったとっ散らかりエッセイ、堂々の最終巻!
  • ヒトの釣った魚を横取りして生ビールでカンパーイ。尿酸値増加の危機も糖質ゼロのビールで軽くいなし、豪快かつ芸術的なカツ丼の食い方に魅せられる。駅のトイレでマーフィーの法則に振り回されるも自然破壊などの社会問題にスルドク迫り、ここにきて雑誌創刊に乗り出した。ついにナマコが霊長類最強じいじいに進化か!? 旅に出てサケを浴びて原稿を量産する日々をつづる痛快エッセイ第9弾。
  • なぜケータイショップのおねえさんの言葉は理解不能なのか。なぜ選挙に出るヒトはタスキにハチマキなのか。なぜ自転車に乗ったオバサンはいきなり飛び出してくるのか。なぜつまらない通販CMを5分間も見てしまうのか。のたりくねりとナマコのように暮らしたいのに、なぜ常にシメキリ地獄にわしはおるのか!? ビールのみつつシーナは今日も無駄な思考で夜をすごすのだった。ナマコ・エッセイシリーズ第8弾!
  • 家庭で粗大ゴミ化したアワレな男たちを引き連れ、日本各地の海岸へ。不眠歴30年、新たに花粉症疑惑が浮上した体も、フシギなことに日光に当たるとすばやく快復、夜は焚火を囲んでの大宴会に。海釣りでカツオ相手に敢然とタタカイを挑み、躍進中国の原動力を考察し、放射能問題に警鐘を鳴らし、たまにいたいけな孫にホラ話を吹き込むシーナ的日常のヨロコビとモヤモヤをつづったシリーズ第7弾。
  • 528(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    シーナの息子一家が日本に帰ってきた。しっかりものの風太君、おしゃまな妹の海ちゃん、生まれたばかりの琉太君。三人のマゴたちに囲まれヨロコビに打ち震えるシーナ。仕事の合い間にきっぱり育児参加、週末の家族全員での寿司パーティが楽しみでのう、とマゴバカ街道まっしぐら。東日本大震災の混乱を乗り越え、気がつくと三匹はそれぞれの成長をみせていく。シーナ家三世代の物語、感動の最終章。
  • 夏だ祭だキャンプだ焚き火だ。しばしも休まずサケ飲むシーナも、ときにはマジメに「死」について考える。食品添加物に過激に反応し、超早起きの生活がたたってメシを食ったかどうかがわからず悩み、むむむ今夜も眠れない。日常における突発的イチャモンから世界のあれやこれやまで。今回も意外にためになることとたわいもない豆知識のせめぎ合いが繰り広げられる、怒涛のナマコ・エッセイ第6弾。
  • 594(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    ベンジャミンという名のワニと棲むアマゾンの老漁師。氷河を戴くパイネ山塊を目指す馬の旅。見渡すかぎりの草原の国モンゴルで感じた風の匂い。バリ島で遭遇した濃密な闇の中での饗宴。やわらかな砂の海に浮かんだ純白に光る塩の川。父と撮った一枚の古ぼけた写真からはじまる過去へさかのぼる旅。記憶の中でけっして色褪せることのない人々や風景を、写真に切り取り、つづったシーナ世界紀行。
  • 396(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    庭の松にしかハーケン(登攀具)を打ったことがない悪友に誘われて岩壁に挑み、みごとズリ落ちた帰り道、ふとみつけた夏みかんに静かに感動する表題作。以来、地球凸凹状況探険家となったシーナがニッポンを歩く。あるときは雪山に天幕を張って酒盛り。またあるときは山のいで湯で温泉正常化を考える。はたまた、カヌーで秘境の沢をくだる。焚火と自然と人間をこよなく愛す、アウトドア・エッセイ。
  • 495(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    「遠い旅も近い旅も、あるいはもっと別な内なる人生の旅のことも含めて」シャッター音とともに、旅する人が封じ込めた24のモノローグ。一枚の写真にひそむものがたりは、世界を回り、記憶を縦横に行ったりきたり。二度と会えないかもしれない人々と風景と。これが、椎名誠の人生の一瞬。
  • 605(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    あるく魚―というのはおれのことである。水の中にゆっくりしていればいいものを陸にあがってきてうろつき回り、息ぎれしてアップアップしている。(あとがきより)小説を書き、映画を撮り、焚火を囲み、酒を呑む。東奔西走、八面六臂、“慌ただしいドタドタ人生”を送る超人シーナ。その1995年から96年の1年半を記録した驚異の日記。あまりのパワフルさに絶句する毎日を、本人撮影の写真多数を添えて公開!
  • 「メコンの旅は贅沢だった。自然と人間のからんだ地球規模的な歴史の絵巻物をかいま見たようなときめきがふんだんにあった」(あとがきより)。インドシナ半島を縦断するアジア第三番目の大河、メコン。45日間、4500キロ。ラオスでの濃厚ビールを皮切りに、カンボジア、ベトナム、そして南シナ海へ。たくましく力強く大河に生きる人々を追いかけてずんずんくだった、シーナ待望の写真紀行。ラオス、カンボジア、ベトナム──。豊饒の大河とともに生きるいのちを追って濁流4500キロ!
  • 495(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    好きなサケの肴はウニ・ホヤ・ナマコ。ある日シーナは自分の名前シイナマコトのなかにナマコがいるのを発見する。いやます親近感。海の底にころがって、何考えてんだかわからないナマコもときには月見て吠える。週刊文春連載コラム「赤マントシリーズ」と並行して始まったサンデー毎日の「ナマコシリーズ」は、上目づかいの遠吠えエッセイ。発熱逆上都市の怪しい夜をナマコはずんずんころがりまくる。
  • ある日ふと“真実のラーメン”を求めて中国シルクロードをさまよい、踵を返し一路、プロレス王国メキシコへ飛ぶ。“演歌のルーツ”は竜飛岬。“うどんの聖地”は四国の讃岐。“神サマの本場”は京都に出雲と日本列島水平直角右左の大移動。旅は男のおもしろかなしずむ。こだわりの豪華一点主義である。ややや! と驚きに満ちた初の世界過激見聞記。
  • 長年苦しんできた不眠症から秘策でもってサヨウナラ。ところがここにきて老眼がコンニチハ。新宿地下道で迷子になり、電車で寝過ごしてタクシーを飛ばし、もう年寄りなんだから気をつけないと、と妻から絶望的な言葉をかけられ肩を落とす。とはいっても、うまいビールとサカナを求めてなじみの居酒屋から世界の辺境まで下駄を鳴らして駆けずり回るナマコの生活は変わらないのだ。シリーズ第5弾。
  • 目が覚めれば待ったなしのシメキリ地獄。腹が減ったらただちにメシ。妻がいなけりゃ楽しく自炊。ときにスバヤク食えるお取り寄せ商品に浮気する。家では「じいじい保育園」の園長だけど、色黒大柄天然パーマがたたって夜の公園で職務質問受けたりする。もちろんビールは毎日飲んでるけんね。まだまだ若いシーナの日常。あっちこっちをケトばしながら回遊するナマコのぶらぶらエッセイ第4弾。
  • ウマイ魚を釣り上げろ! 雑魚釣り隊を率いて津々浦々に出没。還暦すぎの選手ばかりで三角ベース大会に参戦。野望はきっぱり全国優勝!? 隙をねらってキャンプで焚き火。その合間にせっせとモノ書き。なぜか易者にあこがれてみたりもする。この歳になって何ヤッテンダ的なシーナの東奔西走の日々。マゴ3人もいるんだかんね。日常のあれやこれやをブッタ斬る、暴走ナマコの痛快エッセイ第3弾。
  • 「北の演歌か、ウニ、ホヤ丼、あつあつオコゲの母恋し、拍手パチパチB級野菜の精進揚げ、正調びちゃびちゃコロッケライス、ソーメンの現状と今後の問題点」などなど。当世流行るグルメとはキビシク一線を画す、正しい高級質素料理とは何か!? 北から南から、町の食堂、家の台所、はては野外の焚火囲みから、選りすぐった50の美味について。シーナ流極私的何でもかんでもうまいもの文化論(エッセイ)。
  • 人生のヨロコビはいつもの場所で仲間と呑む冷たい生ビールなのだあ! 心の底から叫ぶ量産型原稿職人シー「ナマコ」ト。カツオの一本釣りにムネときめかせ、タマネギの効用を熱く語り、多機能機械にスルドイ突っ込みを入れ、本場トルコ風呂で大悶絶。至福の時が手に入るならシメキリ地獄もなんのその。ナマコ一匹やるときはやるのだ。いちゃもんと妄想がおりなす脱力系ナマコ・エッセイ第2弾。
  • 495(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    江戸中期、千石船で伊勢を出て、漂流しアムチトカ、オホーツク、ヤクーツク、イルクーツク、モスクワ、ペテルブルクと“おろしや”を横断。望郷の念ひとすじに日本に帰りついた大黒屋光太夫の漂流漂泊10年、4万キロの旅。200年前の船乗りたちの苛酷で壮大な運命の旅を追う。冒険家シーナの未知とオドロキ。極寒の地で出会う人間たちのオモシロ真剣シベリア大紀行。
  • かつをぶしに偏愛をささげて40年。だし汁の味はもちろん削った時の、薄桃色の優しく艶やかなひとひらふたひら。男らしい語感、凛々しいお姿。全面的にかつをぶしをお慕いする、シーナの拘りよじれる愛と真実のかつをぶし人生。他に、蚊とり線香とラーメン丼のグルグル渦巻きの検証と考察。魔法瓶と大相撲の相関関係。ニクタイ疲労時およびオトコの武器についてetc、シーナの始まり的エッセイ集。
  • “ビール命”の著者は「泡仕掛け人間の考えているしょうもないことをつづっただけの本」などとケンソンしているが、信じないほうがよい。怪しき想念とともに、哲学的考察や文明批評も挿入された、笑えるけど油断のならぬエッセイ集。過激な刺身ファンの心境と体験を語った「刺身偏愛」から、キョーフの大腸検査の顛末「怪しいケツメド探検隊」まで全12章。現代版『草枕』を思わせる作品もあるのだ。
  • 映画「うみ・そら・さんごのいいつたえ」の製作・興行全記録。サンゴの美しい石垣島白保の真夏。情熱のクランクインから始まる悶絶の撮影の日々。そして静かにのたうち回るフィルム編集を経て完成。初めての上映会。やがてコンバット・ツアーと命名した全国巡業のフィルムかつぎ旅。とうとうやった! 銀座凱旋ロードショー。映画を愛する男たちのときめきと感動と発見の一年。完全ドキュメント。
  • 440(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    親分格のヒロミツ。括約筋の働きが悪い松井。コロッケ屋の息子・神田パッチン。そして思い出しても“しん”とした気持になる〈白い手〉の女の子。海がひかり、風がおどり、森がさわいでいたあの頃。歩いていく先すべての風景が優しくするどく輝き、いつも何かがキラキラしていた少年たちの黄金時代。シーナとその仲間たちがくりひろげる、冒険と試練と友情の物語。
  • 495(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    母が逝き、「私」宛てに古びた春画が遺された。旅先の小さな島で、その奇妙な絵を眺めながら、後妻であった母の人生を想う――。親を見送り、子供たちは巣立ち、再び始まった夫婦二人きりの生活。家族が共に過ごした、かけがえのない日々をふり返り、流れゆく時のうつろいをつづる静かな私小説。
  • 550(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    津田尚介は、県立高校の受験に失敗し、創立2年目の“落ちこぼれ救済”の市立高校に滑り込む。最初は「まあいいやどうだって……」とすべてに醒めていた尚介だったが、親友ができ、打ち込めるスポーツをみつけ、気になる女学生が現れ、しかも喧嘩相手には事欠かず――と、その高校生活は徐々に熱くなって行く。喧嘩と柔道に明け暮れた高校時代を、パワフル&爽やかに描く、自伝的熱血青春小説。
  • 528(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    26歳の平凡なサラリーマンの、妻以外の女性との、ちょっとドキドキする出会いと、アヤシク微妙な心の動きをとらえた「階段の上の海」。赤ちゃん誕生と育児を、新米ママの視点で描く「海ちゃん、おはよう」。娘の成長を見守る父親の心と家族のエピソードをちりばめた「娘と私」。冬眠から目覚めたばかりのへびのように、のんびり、でもそわそわする人生の一時期を温かいタッチで綴る私小説3編。
  • 495(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    “春になれば……”みんなそんな想いを抱いて、吹きつけるそれぞれの人生の風の中にいた―。旅する空に、休息の夜に、喧噪の都会に、椎名誠のかたわらを通り過ぎていった女たち。遥か少年の日のおぼろ月夜に咲く、菜の花の記憶が、出会い別れた女たちとの思い出とクロスしてオトコのたしかな人生を浮き彫りにする。哀しくて、やがてアカルイ、11のしみじみ私小説。
  • 539(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    昭和30年代。舞台は海と山に囲まれた小さな町。小五になるぼくは、毎日、自然の中で小さな冒険を繰り返している。仲間は神田パッチン、遠田ガチャ丸、タタミ屋のいち六、及川のデブ。夏休みになった日、5人は学校で立ち入りを禁止された川の上流を目指すが……。けんけん鬼、井戸ポンプ、プロレス中継、LPプレイヤー、『おもしろブック』など懐かしい昭和の風物の中で語られる熱く元気な青春小説。
  • 白い砂と蒼すぎる海の中で今、危機に瀕する珊瑚礁を憂える沖縄の女。嵐に荒れる夏の終りの北の海辺にふいに現われた酒場の女。南国のホテルで白い貝を手に踊る異国の女。そしてもう二度と見ることのできない青春の日の海でつむじ風のような恋をした少女…。潮の香りとともになつかしく浮かび上がる女たちの肖像。海と風と女の忘れ得ぬ物語。
  • 473(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    サンフランシスコの息子・岳から家族ともども日本に帰るという連絡が入った。マゴの風太くん、海ちゃんとのひさびさの対面を前に、シーナの意識にタダナラヌ変化があらわれる。執筆や取材の旅で身辺多忙をきわめながらも「いいじいじい」になるためにベジタリアン化したり人間ドックに入ったり……。もうすぐだ。マゴたちとの楽しい「約束」が待っている。シーナ家三世代の物語、待望の続編。
  • 528(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    シーナ家に新しい家族が加わった。名前は「風太」。サンフランシスコに住む岳の子供だ。あいかわらず、旅に出て釣りをして写真を撮って酒を飲んで大量の原稿と格闘する日々の中に、涼風のように飛び込んでくる風太くんからの国際電話。スバヤク「じいじい」の声になって対応しながらシーナは思う。人生でいちばん落ちついたいい時代を迎えているのかもしれない、と――。シーナ的私小説、新章突入。
  • 突然の轟音と大震動と共に、地下鉄の連絡通路に数人の男女が閉じ込められた。真の闇の中で荒廃していく肉体と精神。やがて体から“思念”が離脱して……「地下生活者」。何気なく乗り入れた海岸で、ワゴン車が砂利を噛みながら徐々に沈みはじめた……「遠灘鮫腹海岸」(椎名誠監督映画原作)。“地下”を舞台に、妙な笑いと恐怖に満ちたシーナSFヘンテコ・ワールドの快作2編。
  • 484(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    ある大きな戦争で崩壊した近未来世界。金も居場所もなくなった元戦闘員の三人組が、偶然、手に入れたオンボロ戦艦「銀鼠号」で海賊稼業を始めることになった。用心深く情に篤い灰汁(あく)、冷静沈着で陽気な可児(かに)、短気であくどい鼻裂(びれつ)。勢い込む三人だったが、戦艦は超低スピード、肝心の機関砲が使えない……。プロペラ巨人、泥豚、雲人間など未知なる生物が次々現れるシーナのドキドキ海洋大冒険SF。
  • 506(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    三十年住んだ武蔵野の地を離れ、妻とふたりで都心へと居を移した「私」。ゆっくりと確実に変化していく日常と、家族の形。近づいてくる老いと沈殿していく疲れを自覚しながら、相変わらず取材旅行に駆けまわる毎日だ。そんなとき、古い友人の悪い報せが「私」を大きく揺るがせる……。『岳物語』から二十余年。たくさんの出会いと別れとを、静かなまなざしですくいとる椎名的私小説の集大成。
  • 440(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    山登りの好きな両親が山岳の岳から名付けた、シーナ家の長男・岳少年。坊主頭でプロレス技もスルドクきまり、ケンカはめっぽう強い。自分の小遣いで道具を揃え、身もココロもすっかり釣りに奪われてる元気な小学生。旅から帰って出会う息子の成長に目をみはり、悲喜こもごもの思いでそれをみつめる「おとう」…。これはショーネンがまだチチを見棄てていない頃の美しい親子の物語。
  • 473(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    シーナ家の長男、岳少年。オトコの自立の季節を迎えている。父子の濃密でやさしい時代は終わろうとしていた。ある日、エキサイティングなプロレスごっこで、ついに岳は父の体を持ち上げたのだ。ローバイしつつも、息子の成長にひとりうなずくシーナおとう。カゲキな親子に新しく始まった、キビシクも温かい男の友情物語。

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