『角川文庫、川又千秋、101円~400円(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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高速道路を駆ける自動車に乗った遊民一族。武装警邏隊も手が出せない若者たちはどこへ……
1980年代後半、全国につながる高速道路を栖とする若者たちがあらわれた。その名は狂走団といい、地方の公道を追われたモーター・フリーク、すなわち自動車に乗った遊民の一族であった。轟然と吹き上げる排気煙と爆音……。脅威的なパワーを発揮する六輪車や、巨大な二輪、最高速は300キロを超し、武装警邏隊も手が出せない。――が、彼ら若者たちを待ちうける恐るべき宿命……!SF冒険小説の旗手、川又千秋が熱き若者たちを描く、スーパー・アクション・ドラマ。 -
第二次世界大戦直前、南洋から持ち帰られた生け贄を要求する奇怪な「火」が恐るべき災いを
時は、第二次世界大戦直前、僕の尊敬する博士が、南洋探険からみやげに持ち帰ったのは奇怪な火だった。火はそれ自身生きており、いけにえさえ要求する恐るべき火だという。実際、博士は探険途中で、火がひとりの水兵と、原地の娘ふたりを呑み込んだのを目撃していた。はたしてその火の正体は…?が、この未知の生命体が博士の家族や、いずれ戦争に突入した日本に、恐るべき災いをもたらすことになるのだった。――川又千秋の、冒険とメルヘンの秀作集。 -
人類は火星入植に際して高度に進化したカンガルーを持ち込んだ。次第に自我の芽生えた彼らは……
探険時代を経て地球から火星へ入植した際、人類は単純労働力および緊急時のたんぱく資源として、高度に進化したカンガルーを大量に送り込んでいた。が、カンガルーたちは徐々に自我を育み、人間たちよりはるかに火星の土地になじんできていたのだった。そして……地球におけるカンガルーの種類が全て滅んだとき、彼らは自ら正真正銘の火星人であることを名乗り、地球人への反攻を開始した! 火星を舞台に、雄大な宇宙観と構想により展開する日本SFの金字塔! -
月はあまりにも美しく、そして驕慢だった! 月に住む支配者[天帝]に復讐すべくサイボーグ戦士として蘇った男
月はあまりにも美しく、そして驕慢だった! 月に住む支配者[天帝(ムーン・ロード)]に妻を奪われ、片腕を斬り落された男、雷。村を追われ、あてどない旅に出た彼を待ちうけていたのは、長く続いた戦争で荒れ果て、死にかけた大地と、狂気の超軍団だった……。闘いに傷つき、倒れた雷。だが彼は、復讐のため、自らの肉体を捨て去り、サイボーグの超戦士として蘇った! 男の愛と友情、そして復讐の熱き心を、鮮烈なイマジネーションでパワフルに描く、冒険SFの金字塔!
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