『日本経済新聞出版、上原裕美子(実用)』の電子書籍一覧
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「自由で開かれたインド・太平洋」構想、海洋パワー・日本――。安倍政権が成し遂げた日本の外交・安全保障戦略の大転換。日本研究の俊英が歴史的文脈のもとに、日本の対外関係、国内政治動向の分析を通じて、吉田ドクトリン以来となる画期的な日本のグランド・ストラテジー誕生の実相、意義を明らかにする。
著者は語る――。
「日本のグランド・ストラテジーに安倍がもたらした転換は、近代アジアの国際関係において最も重要な発展の一つである。それがどこから生じ、どのように進行したか理解することで、中国がより支配的となりつつある二一世紀における『破局なき競争』の見込みについて、私たちが正しく評価していく手助けになるだろう」(序章より)
「安倍のグランド・ストラテジーは軍国主義への回帰を表すものではなく、むしろ明治時代のリーダーたちが謳っていた世界主義の海洋国家としてのビジョン――アジア大陸を征服することで日本の安全保障が堅牢になると考えた愚かな軍国主義者や国粋主義者によってかき消されてしまった――の実現である」(日本語版への序文より)
「冷戦時代において吉田茂がそうであったように、戦略的思考の新しいメインストリームを安倍が形にしたのである。……その戦略を支えるロジックはきわめて強靭で、日本がこれから数十年にわたりアジアで果たす役割の針路を定めるだけでなく、アメリカ、オーストラリア、その他の日本に近い同盟国やパートナー国の戦略を形成するものでもある。『ワンマン宰相』と呼ばれた吉田茂でも達成することのなかったレガシーだ」(日本語版への序文より) -
信用できる統計データを賢く使う人が、見る真実とは。
現代社会の必須ツール――統計学はトレンドを見通す望遠鏡だ!
賢く統計を使いこなす人はなにに注意しているのか?
嘘のデータに騙されずにどんな真実を見ているのか?
統計データを疑うばかりでは世界のリアルが見えてこない。
好奇心と健全な猜疑心を持ち感情やバイアスの罠を回避し
いまのトレンドを見通す術をFTの人気コラムニストが伝授。
【統計を賢く使うための10のルール】
ルール1 とっさの感情には注意する
ルール2 個人的経験を疑う
ルール3 なにを数えたデータか確認する
ルール4 俯瞰する
ルール5 背景を知る
ルール6 数え損なったデータを考える
ルール7 AIやアルゴリズムに丸投げしない
ルール8 公的統計の存在を重視する
ルール9 グラフやチャートが美しくても、鵜呑みにしない
ルール10 頭と心を柔軟に -
■世界最有力の民間外交研究機関のひとつ、米外交評議会のトップがあらゆる世代の人に向けて書いた「世界101」。NYタイムズ紙ベストセラー。国々の成り立ち、地域の歴史、地政学、気候変動、医療、移民、核拡散、通貨・金融、経済開発、政治体制、戦争などのグローバルな問題と、今後の見通しについて、だれにもわかるように解説します。
■世界はどうつくられたのか? どう動いているのか? 何が問題になっているのか? 歴史、政治、経済、地政学、地域や共通する問題を切り口に、だれにとってもわかりやすく「世界はどうなっているのか」を解説。世界をめぐるさまざまな問題について、読者自身が自ら答えることができる力がつきます。日本についても、明治維新から第2次世界大戦、尖閣諸島問題など、さまざまな事柄が言及されています。
■著者は、『フォーリン・アフェアーズ』誌を発行する、米外交評議会という世界でも屈指の大きな影響力を誇る民間シンクタンクのトップを長年にわたって務めています。世界有数の論客として知られ、ベストセラーの著作もあり、日頃、活発に国際問題について発言。
〇本書は、予備知識ゼロで読むことができます。外交理論など専門的な事柄にはあえて触れていません。一読すれば、高校生以上であれば、だれもが、世界を知るために欠かせない「グローバル・リテラシー」を身につけることができます。 -
加速する変化にどう対応すればよいのか ?
パンデミック後を生き抜く知恵を身につけろ!
2021年以降を見通すうえで不可欠の書!
政治、経済、デジタル化、米中二極体制、グローバル化、不平等の行方……。
パンデミック到来をいち早く警告した著名コラムニストによる未知への洞察。
本書は、企業、政府、自治体、研究機関、NGOなど、あらゆる組織のリーダー、メンバー一人ひとりにとって見逃せない書
NYタイムズ紙ベストセラー!
米アマゾン2020年トップ100冊の1冊! 同ノンフィクションベストブック!
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2017年6月25日に自らのCNN番組で、世界的感染爆発はアメリカが直面する最大の脅威だとし、備えの遅れに対し警告を発した世界的コラムニストの著者が、その博識をもとに、パンデミック後の世界を理解するための豊富なヒントを示す。
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世界的感染流行は歴史を書き換えるのではなく、加速させる。パンデミック後の世界は、多くの面で、私たちが既知として受け止めている世界のスピードアップ・バージョンとなっていくだろう。
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国、企業や個人の生活はどう変わるのか? われわれは、急速に進む変化の時代にどう生きればよいのか ? -
◆2018年にOxford University Pressから刊行されたMARKETCRAFT--How the Government Can Revive Japan by Making Markets Workの翻訳。
◆これまで、経済において「自由市場」と「規制」は対立するものと考えられてきたが、現実には規制のない市場はなく、市場は多くの規制によってデザインされたものである。
◆本書では、マーケットデザインを幅広い意味でとらえ、以下のような考え方によって、市場をデザインすべきだと解く。
1 欠点のない自由市場というものは存在しない。
2 市場はデザインしなければならない。
3 市場改革は障害を撤廃することによってではなく、市場のインフラを創造することによって推進される。
4 市場原理に適った政策が唯一の正解であると考えてはならない。
5 そもそも市場を有効に活性化する政策は何か、はっきりしないことも多い。
6 政府と市場を対置させる経済政策の考え方は基本的な誤解に基づいている。
7 規制と競争を対置させる議論も、根本的な誤解を生じさせている。
8 アメリカのような自由主義的市場経済の国も、日本のような協調的市場経済の国と同程度かそれ以上に規制されている。
9 日本のように協調的な市場経済を持つ国がマーケットを自由化するためには、むしろより多くの規制を必要とする。
10デジタル時代においては、より強力な市場のガバナンスが必要になる。
◆上記のような視点に立ち、コーポレートガバナンス、企業の財務会計、知財、労働法など分野のマーケットデザインを日米比較しながら分析。官民連携、協力的な労使関係、高い教育および職業訓練水準、社会の安定、特定の領域における技術的卓越性といった日本独自の制度的強みを基盤とした、市場の再デザインの必要性を提言する。
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