『秋山千佳(新書、実用)』の電子書籍一覧
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東大女子は「未来の働き方」の開拓者だった
東京大学に初めて女性が入学して75年。今なお女性比率は二割に満たない。「東大女子」を通して、日本社会の影と未来をあぶり出す。 -
聖人(マザーテレサ)にされた母は、ひとりの「人間」でいたかった――。
聖人(マザーテレサ)にされた母は、「人間」でいたかった。
圧倒的な善行を施す一人の女性。だが、その原点は一切謎に包まれていた。
秘してきた情と業に迫り、偶像を求め、作り、弄ぶ時代を撃つ。
●「ただいま」「おかえり」を知らずに育った子
●小学生で覚せい剤を親からうたれた子
●モヤシを盗んで飢えをしのいだ子 etc.
彼らを救ったマザーテレサと呼ばれる人がいる。
本名よりも「ばっちゃん」の通称で知られる女性、中本忠子。
彼女は広島市にあるアパートを拠点に約四〇年にわたり、非行少年をはじめ、
生きづらさを抱える人たちに無償で手料理を提供し、生活の立て直しを支援し続けてきた。
その圧倒的な善行はメディアに取り上げられ、意に反して急速に聖人化される。
ところが、肝心の活動の動機は一切謎のままだった。
本人、親族、そして「家」に集う人々へ取材を重ね、秘してきた情と業に初めて迫る。
それは、偶像を求め、作り、持ち上げては貶める時代の闇を払うことでもあった!
称賛か嘲笑か。二極化する時代、偶像化された者は、その虚像に囚われ続けなければならないのか!?
渾身のルポルタージュ!
【目次】
序 章 「ばっちゃん」と「中本忠子」――二十五秒のスピーチを聞いて
第一章 基町の家――卵焼きを囲んで
第二章 孤独と空腹――立ち直りのために「立て直す」
第三章 「木に登ったが下りられず」――ドーナツの穴を埋め続けて
第四章 平和都市ヒロシマの足下――人々は見捨てられてきた
第五章 母の背中――息子も里親になった
第六章 ルーツ――お嬢様から母に
第七章 遠いところで――祈りは皿に込められた
終 章 家族――よその子であれ、わが子であれ
あとがき
主要参考文献 -
虐待の家で育った少女が、笑顔を取り戻した──。貧困・虐待・スクールカースト・ドラッグ・性。現代の子どもたちが抱える問題の最先端が現れる「保健室」と、そこで彼らを支えて奮闘する「養護教諭」の活動に密着したルポルタージュ!
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日本には無戸籍の人々が推定1万人以上もいる。民法772条が主な原因となって生まれる無戸籍児は基本的な権利を剥奪され、大きな社会問題と化している。前夫からのDVにより離婚できない母親、両親の貧困による戸籍未取得児、パスポートも運転免許も取れない、医療保険もない彼らの悲しい現状をつまびらかにする。
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