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GWコイン大還元祭

『山際素男(文芸・小説、新書)』の電子書籍一覧

1 ~17件目/全17件

  • “ここにあるもの総ては何処にもあり、ここに無いものは何処にも無い”――世界最大の叙事詩のユニークで含蓄に富んだ挿話から厳選した古代インドの深い“智慧”の物語。
  • 悲しみから立ち直ったユディシュティラは、弟たちと共に再び統合されたハスティナープラを統治する。百王子たちが全滅した後、五王子にかしずかれ静かに暮らしていたドリタラーシュトラとその妻ガンダーリーも、やがて生への倦怠をおぼえ、世を捨てて森へ行く。五王子の母クンティーも二人に従った。三人はしばらく修行の生活を送った後、山火事に巻き込まれこの世を去る。ユディシュティラの36年の統治が過ぎた頃、クリシュナの一族ヤーダヴァ族が同士討ちによって滅びたという知らせが五王子のもとに届く。クリシュナ自身、兄バララーマとともに世を去っていた。ユディシュティラは王国をアルジュナの孫パリクシットに譲り、弟たち、ドラウパディーと共にヒマラヤへ向かう。妻と弟たちは次々に倒れるが、ユディシュティラはただ一人生き残り、生きたまま天界に上る。そこで神々から課された最後の試練をもちこたえ、弟たち、ドラウパディー、カルナ、ビーシュマ、ドローナ、クリシュナなど懐かしい人々との再会をついに果たす。マハーバーラタ完結編。
  • ユディシュティラは、引き続き死の床にあるビーシュマに疑問をぶつける。「教訓の巻」としてまとめられたこの巻では、神話に緊密に結びつくカースト制が具体的に詳しく語られ、インド神話世界の、宇宙にまでひろがる森羅万象をつつみこむ全容が明らかになる。すべてを語りつくしたビーシュマは、「みな真実を把握することに努めよ。真実こそが最強の力なのだ。常に行いの正しいバラモンと共に生き、苦行に励み、残酷な行為を慎しみ、心を制御せよ」という言葉を残し、その根本気息は天界に昇っていった。
  • ユディシュティラは、深手を負いガンジス河の辺りで矢の床に臥すビーシュマに近づいた。ユディシュティラに請われ「今、過去、現在、未来のすべてが、手の中の果物のようにはっきり見ることができる。ヴェーダ、ヴェーダーンタに記された一切の義務、賢者たちが述べた義務が鮮やかに記憶の中に甦ってきた」と語ったビーシュマは数々の智恵を語りはじめる。本巻では「魂について」「死について」と続き…最後には「神について」語りつくす。
  • だが、戦いはまだ終わっていなかった。父親を奸計で殺され復讐に燃えるドローナの息子アシュヴァッターマンが、パーンダヴァ軍の陣営に夜襲をかけたのである。パーンダヴァ軍は、ほとんど全滅の憂き目にあう。ビーマはドラウパディーの請いに応えて、アシュヴァッターマンを追い、クリシュナもそれに加わった。追い詰めれたアシュヴァッターマンは王のしるしである頭上の宝石を放棄し、命からがら森の中へと逃れ去る。悲しみから立ち直ったユディシュティラは、再び統合されたハスティナープラを統治する。死の床にあったクル軍最大の英雄ビーシュマは、王としての義務などについて教訓を語り、死去する。
  • クル軍とパーンダヴァ軍との戦闘は続いた。ドゥルヨーダナから新たな軍司令官に任命されたカルナはシャリヤを自分の戦車の御者にして、アルジュナと雌雄を決することを誓う。アルジュナは敵軍の特攻隊の群を殺戮してから、カルナがパーンダヴァ軍を敗走させている戦場へと赴く。両雄の対決はアルジュナが勝利をおさめた。そして戦闘の18日目、クル軍最後の総司令官シャリヤがユディシュティラに倒され、ドゥルヨーダナもビーマとの戦いに倒れて、パーンダヴァ軍の最終的な勝利が確定した。
  • 追放の13年を乗り切ったパーンドゥ5人兄弟は早速ドゥルヨーダナに使者を送り、領土の返還を求めるが、拒絶された。こうなっては、解決の方法はクル軍との戦い以外に選択肢はない。両陣営は急いで周辺の国々に働きかけ、味方を増やそうとする。ヤーダヴァ族のクリシュナ自身はアルジュナの御者となり、クリシュナの軍勢はクル軍に味方することになった。両軍はクルクシェートラで対峙した。クル軍は11師団(約120万人)、パーンドゥ軍は7師団(約76万人)という大軍勢同士の戦いだった。クリシュナは戦意を失いつつあったアルジュナに「バガヴァッド・ギーター」を説き、戦う勇気を与えた。いよいよ大戦は始まり、死闘につぐ死闘が続く。
  • ドゥルヨーダナは、負傷したビーシュマに代わってドローナを軍司令官に任命した。ドローナは自軍の戦力を巧みに用いて、アルジュナを戦列から引き離した。アルジュナがいなくなったので、その息子のアビマニユは敵陣を破って勇敢に戦ったが、クル軍の勇士たちに取り囲まれて殺される。アルジュナは息子の復讐を誓い、敵陣深く攻め込み、ジャヤドラタの首をはねた。一方、クリシュナは、カルナがインドラから得た必殺の槍をアルジュナと戦う前に使わせてしまおうと企て、ガトーカチャに挑戦させる。ガトーカチャの死はパーンドゥ軍に大きな打撃を与え、ドローナは情け容赦ない攻撃を加えた。だが、ユディシュティラは奸計を用いて、ついにドリシュタデムナにドローナを殺させた。
  • カーミヤカの森でのパーンドゥ5人兄弟の苦闘をたどる一巻。三男アルジュナはヒマラヤに出向き、闘いのすえにシヴァ神から全世界を滅亡させる武器を授かる。また、インドラ神からは魔物たちを滅ぼすための武器の使い方を習得する。森で苦しみ嘆くユディシュティラに、聖仙ブリハド・アシュヴァはナラ王の物語を語って聞かせる。さらに聖仙マールカンデーヤは、『ラーマーヤナ』(ラーマ王子が、愛妻シーター姫を取り返すため悪鬼の島ランカーに攻め入る話)と『サーヴィトリー物語』(貞節なサーヴィトリーがヤマから夫を取り戻す話)を物語る。12年の亡命生活を終えたパーンドゥ兄弟は、ヴィラータ王の宮殿に素性を隠して住むことになる。
  • インド神話の精髄「マハーバーラタ」の完訳。1998年度翻訳出版文化賞受賞。これは、クル家とパーンドゥ家の領土をめぐって争われた戦いの物語である。父王の死んだ後、パーンドゥ5人兄弟は伯父のドリタラーシュトラ王のもとに引き取られ、従兄のドゥルヨーダナたちと一緒にわが子同様に育てられた。しかし、この間に従兄弟同士のライバル意識や憎しみの感情が芽生えていった。ドリタラーシュトラ王は、5人の長兄ユディシュティラの優れた人格を認め、王位相続者として指名する。ここから両王族間の果しない憎しみと戦いの歴史が始まる。ドゥルヨーダナは、パーンドゥ一族を滅ぼそうと奸計を巡らし、賭事好きのユディシュティラをサイコロ賭博に誘い、まんまと罠にかける。一切を奪われたユディシュティラたちはカーミヤカの森に放逐された……この物語は太古の昔から綿々とつづくため、神々の系譜など煩雑なところも多く、最初はなかなかとっつきにくい。「物語のあらまし」で概要を把握してから読みすすめるのがおすすめだ。
  • インド社会に根強く残るカースト的差別意識。その最下層を形成し、差別と貧困に苦しんでいるのは、二億五千万の「不可触民」=現在は指定カースト民と呼ばれる人々=である。インド最底辺に生きる民衆の最奥部へ入って見えた、インドの驚くべき“生命”の世界。時間とは、歴史とは、そして人間とは何か。根源的問いを投げかける名著。
  • 「インド人口の約四分の一、二億五千万もの人びとが、三千年の昔に生まれたカースト制による差別意識に今も呻吟している。(中略)この人びとの置かれている現実の厳しさを、本書を通して少しでも感じて頂ければ幸いである」(「文庫版まえがき」より)インド観、人間観、世界観を根底から揺さぶる、衝撃の名著。
  • 40年間、インドで不可触民解放と仏教復興運動に命を捧げる“怪僧”の物語。“人間失格者”から、その名を全インドで知られる“荒法師”へ――。「金もいらぬ、名もいらぬ、命もいらぬ」が信条、色情因縁、悩み深き人間がインドで“観た”ものとは? “生”を根源から問う、数奇にして壮絶なる波瀾万丈の半生記。書籍刊行時にはカットされた、女性に殺されかけた抱腹絶倒(?)のタイ修行時代の原稿が復活。〈ノーカット:完全版〉
  • 何千年もの間、インド人の約85%の民衆が低カースト民として奴隷扱いされてきた。今、その民衆が目覚め始めた――。大国・インドで何が起こっているのか。現場からの迫真の書。
  • 恋あり愛あり性あり欲あり善あり悪あり涙あり笑いあり――。“ここにあるもの総ては何処にもあり、ここに無いものは何処にもない”。『世界最大の叙事詩』エッセンス八話を収録。
  • ダライ・ラマ十四世との五日間にわたる単独インタビュー、尼僧を始めとした亡命チベット人たちの赤裸々な証言を中心に、“チベット問題”の流れを知るための貴重な記録。
  • 「もし私が、忌わしい奴隷制と非人間的不正をやっつけることができなかったら、頭に弾丸をぶちこんで死んでみせる」。インドの“巨人”の凄絶な人生。

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