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『講談社学術文庫、原武史(実用)』の電子書籍一覧

1 ~3件目/全3件

  • 阪急創業者・小林一三は、「政治中心」の東京に対して、大阪を「民衆の大都会」と呼んだ。

    ターミナル・デパート、高級住宅地……国鉄に対抗し「官」からの独立を志向する関西私鉄は、沿線に市民文化を花開かせ、「民衆の都」大阪は東京を凌駕する発展を見せた。
    だが、大正から昭和への転換、昭和天皇行幸を機に、街は次第に「帝都」へと変質してゆく―。

    権力の装置=「国鉄」と関西私鉄との葛藤を通し、「都市の自由」の可能性とその挫折を描く、原武史の代表作。
    第20回(1998年) サントリー学芸賞(社会・風俗部門)受賞。

    [解説(鹿島茂)より]
    「横軸としての鉄道に、縦軸としての天皇が交差することによって、思考の座標軸が形成され、二つのパラメーターが思考の軌跡をさまざまに描き出す」


    [本書の内容]
    はじめに―昭和大礼の光景
    第一章 私鉄という文化装置
     「帝国」と「王国」
     『細雪』から
     関東私鉄と関西私鉄
    第二章 「私鉄王国」の黎明
     第五回内国勧業博覧会
     法の抜け穴
     二つの風土
    第三章 「阪急文化圏」の成立
     往来ふ汽車を下に見て―小林一三という人物
     民衆の都
     沿線文化の確立
     反官思想の結実―阪急デパート

    第四章 昭和天皇の登場
     「大大阪」の誕生
     昭和大礼と都市空間の変容
     官民協力奮励セヨ―一九二九年の行幸
    第五章 阪急クロス問題
     「官」の巻き返し
     逆風
     小林一三、社長を辞任す
    第六章 「帝都」としての大阪
     大阪市民たるもの
     天皇のまなざし
     一生一代の御奉公
    おわりに―「紀元二千六百年」の光景

    解説=鹿島茂

    ※本書の原本は1998年に講談社選書メチエより刊行されました。
  • 2,035(税込)
    著:
    原武史
    レーベル: 講談社学術文庫
    出版社: 講談社

    時代と社会の変容とともに「ありうべき皇后」像はあった――。血脈による正統性が保証された天皇とは異なり、人生の途中で皇室に嫁ぎ、さまざまな葛藤を克服するなかでその存在となる「皇后」。神功皇后や光明皇后ら、過去の偉大な皇后と感応しつつ、近代日本に時空を超えた皇后像を現出させ、さらにはアマテラスに自らを重ね合わせようとする貞明皇后。斬新な視点で天皇制の本質を明らかにし、秘められた扉を開いた記念碑的著作!
  • 明治国家における「国体」「近代天皇制」の確立は、〈伊勢〉=国家神道の勝利であった。その陰で闇に葬られたもう1つの神道・〈出雲〉。スサノヲやオホクニヌシを主宰神とするこの神学は、復古神道の流れに属しながら、なぜ抹殺されたのか。気鋭の学者が〈出雲〉という場所(トポス)をとおし、近代日本のもう1つの思想史を大胆に描く意欲作。(講談社学術文庫)

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