『角川書店単行本、山形浩生、1001円~(実用)』の電子書籍一覧
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イノベーションはどこからやって来て、どこへ向かっていくのか。
シリコンバレーはどのように築かれ、アメリカのビッグ・テックはどう形作られたのか。
そして、“次のシリコンバレー”は生まれるのか―――。
国際的な権謀術策、政治的な思惑、お金、夢と挫折、そして人間ドラマ……5年に及ぶ調査・取材で明らかにした、70年にわたるシリコンバレーの歴史を解体する唯一の決定版。
「シリコンバレーは、ある意味で場所ではない。エコシステムだ。(中略)世界中の他のどんな場所も、こんな開発市場環境を長期にわたり提供することはできなかった。だからこそ、シリコンバレー再現の試みは他のところでは成功していない。その意味で、本書は安易なシリコンバレー模倣の試みに対する戒めになっている。いまあるシリコンバレーの形(の一部)だけ真似て、それですぐにシリコンバレーもどきができるわけもないのだ。」(山形浩生/訳者解説より)
[目次]
第1幕 スタートアップ
果てしなきフロンティア/黄金の州/月を目指せ/ネットワーク/金がらみの連中/バブルとその崩壊
第2幕 製品ローンチ
資本主義のオリンピック/パワー・ツー・ザ・ピープル/パーソナルマシン/ホームブリュー/忘れがたいもの/リスクまみれのビジネス
第3幕 目指せ公開
ストーリーテラー/夢のカリフォルニア/メイド・イン・ジャパン/ビッグブラザー/ウォー・ゲーム/砂上の楼閣
第4幕 CHANGE THE WORLD
情報こそがエンパワーメント/スーツ・イン・ザ・バレー/マグナカルタ/ドント・ビー・イーブル/「あなた」のインターネット/ソフトウェアが世界を喰う/マスターズ・オブ・ザ・ユニバース
訳者解説
次の経済的フロンティア、次の技術的フロンティア 高須正和
新しい技術発展のシーズを見つけるための知見 山形浩生 -
「まず、手を動かす」が時代を制した。次にくるメガシティはどこか!?
スーパーシティよりも、まずプロトタイプシティ!
「まず、手を動かす」が時代を制した。
産業の中心は「非連続的価値創造」にシフトした――。
現代は「プロトタイプ」、頭でっかちに計画を立てるよりも、手を動かして試作品を作る。
まずは手を動かす人や企業が勝利する時代となった。
そして、先進国か新興国かを問わず、プロトタイプ駆動によるイノベーションを次々と生み出す場、
「プロトタイプ・シティ」が誕生し、力を持つことになった。
その代表例が、近年、急速に一般からも注目を集めた中国の都市・深センである。
テンセントが「未来都市」を建設する計画を明らかにしたが、その場こそ、深センだ。
ではなぜ、深センは世界の耳目を集め続けるプロトタイプシティに変われたのか?
また、コロナを経て、シリコンバレー、深センの次にくるメガシティ、準メガシティは一体どこか? その条件は?
そして、日本からプロトタイプシティは生まれるのか?
我々一人ひとりは、プロトタイプシティ時代にどう対応すればいいのか?
深センイノベーションを知り尽くした識者・経営者が集結し、徹底開示する!
【目次】
まえがき (高須正和・高口康太)
第一章 プロトタイプシティの時代 (高須正和)
第二章 中国イノベーションと「安全な公園」 (澤田翔)
第三章 「ハードウェアの聖地」深センの秘密 (藤岡淳・高口康太)
第四章 次のプロトタイプシティ (伊藤亜聖・山形浩生・高口康太)
第五章 プロトタイプシティ時代の戦い方 (ナオミ・ウー・Goroman・高口康太)
あとがき (高須正和・高口康太)
主要参考文献一覧
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