『吉川英治、101円~400円、31~50冊(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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ほぼ完結を迎えながらも未完の大作となった絶筆『新・水滸伝』を、全巻セットで合本した完全版。梁山泊を舞台に百八人の英雄豪傑が大活躍する痛快エンターテインメイント歴史小説の傑作。
【目次】
新・水滸伝
序曲、百八の星、人間界に宿命すること
毬使いの幸運は九天に昇り、風流皇帝の記宗に会うこと
教頭の王進、追捕をのがれ、母と千里の旅に落ちゆく事
緑林の徒の涙を見て、史進、彼らを再び野へ放つこと
史進、家郷をすてて渭水へ奔り、魯提轄と街に会うこと
晨に唄い女翠蓮を送って、晩霞に魯憲兵も逐電すること
蘭花の瞼は恩人に会って涙し、五台山の剃刀は魯を坊主とすること
百花の刺青は紅の肌に燃え、魯和なおの大酔に一山もゆるぐ事
花嫁の臍に毛のある桃花の郷を立ち、枯林瓦缶寺に九紋竜と出会いのこと
菜園番は愛す、同類の虫ケラを。柳蔭の酒莚は呼ぶ禁軍の通り客
鴛鴦の巣は風騒にやぶられ、濁世の波にも仏心の良吏はある事
世路は似たり、人生の起伏と。流刑の道にも侠大尽の門もある事
氷雪の苦役も九死に一生を得、獄関一路、梁山泊へ通じること
無法者のとりで梁山泊の事。ならびに吹毛剣を巷に売る浪人のこと
青面獣の楊志、知己にこたえて神技の武を現すこと
風来の一怪児、東渓村に宿命星の宿業をもたらすこと
寺小屋先生「今日休学」の壁書をして去る事
呉用先生の知網、金鱗の鯉を漁って元の村へ帰ること
六星、壇に誓う門外に、また訪れる一星のこと
仮装の隊商十一梱、青面獣を頭として、北京を出立する事
七人の棗商人、黄泥岡の一林に何やら笑いさざめく事
“生辰綱の知恵取り”のこと。並びに、楊志、死の谷を覗く事
二侠、二竜山下に出会い、その後の花和なお魯知深がこと
目明し陣、五里霧中のこと。次いで、刑事頭何涛の妻と弟の事
耳の飾りは義と仁の珠。宋江、友の危機に馬を東渓村へとばす事
秋を歌う湖島の河童に、百舟ことごとく火計に陥つこと
林冲、王倫を面罵して午餐会に刺し殺すこと
人の仏心は二婆の欲をよろこばせ、横丁の妾宅は柳に花を咲かせる事
女には男扱いされぬ君子も、山野の侠児には恋い慕われる事
悶々と並ぶ二ツ枕に、蘭灯の夢は闘って解けやらぬ事
ふと我れに返る生姜湯の灯も、せつな我れを失う寝刃の闇のこと
地下室の窮鳥に、再生の銅鈴が友情を告げて鳴ること
宋江、小旋風の門を叩くこと。ならびに瘧病みの男と会う事
景陽岡の虎、武松を英雄の与に祭り上げること
似ない弟に、また不似合な兄と嫂の事。ならびに武松、宿替えすること
隣で売る和合湯の魂胆に、簾もうごく罌粟の花の性の事
色事五ツ種の仕立て方のこと。金蓮、良人の目を縫うこと
梨売りの兵隊の子、大人の秘戯を往来に散きちらす事
姦夫の足業は武大を悶絶させ、妖婦は砒霜の毒を秘めてそら泣きに泣くこと
死者に口なく、官に正道なく、悲恨の武松は訴える途なき事
武松、亡兄の怨みを祭って、西門慶の店に男を訪う事
獅子橋畔に好色男は身の果てを砕き、強欲の婆は地獄行きの木驢に乗ること
牢城の管営父子、武松を獄の賓客としてあがめる事
蒋門神を四ツ這にさせて、武松、大杯の名月を飲みほす事
城鼓の乱打は枯葉を巻き、武行者は七尺の身を天涯へ託し行くこと
緑林の徒も真人は啖わぬ事。ならびに、危なかった女轎のこと
花灯篭に魔女の眼はかがやき、またも君子宋江に女難のあること
待ち伏せる眼と眼と眼の事。次いで死林にかかる檻車のこと
秦明の仙人掌棒も用をなさぬ事。ならびに町々三無用の事
弓の花栄、雁を射て、梁山泊に名を取ること
悲心、長江の刑旅につけば、鬼の端公も気のいい忠僕に変ること
死は醒めてこの世の街に、大道芸人を見て、銭をめぐむ事
葦は葦の仲間を呼び、揚子江の“三覇”一荘に会すること
根はみな「やくざ」も仏心の子か。黒旋風の李逵お目見得のこと
雑魚と怪魚の騒動の事。また開く琵琶亭の美酒のこと
壁は宋江の筆禍を呼び、飛馬は「神行法」の宙を行くこと
軍師呉用にも千慮の一失。探し出す偽筆の名人と印刻師のこと
一党、江州刑場に大活劇のこと。次いで、白竜廟に仮の勢揃いのこと
大江の流れは奸人の血祭りを送り、梁山泊は生還の人にわき返ること
玄女廟の天上一夢に、宋江、下界の使命を宿星の身に悟ること
李逵も人の子、百だけ村のおふくろを思い出すこと
妖気、草簪の女のこと。怪風、盲母の姿を呑み去ること
虎退治の男、トラになること。ならびに官馬八頭が紛失する事
首斬り囃子、街を練る事。並びに、七夕生れの美女、巧雲のこと…ほか -
平家物語を題材にした吉川英治畢生の大作『新・平家物語』に、史実や紀行、創作秘話を綴った『随筆 新平家』を加えて読みやすく編集。全16巻セットで合本した電子書籍完全版です。
【目次】
新・平家物語
“はしがき”に代えて
ちげぐさの巻
九重の巻
ほげんの巻
六波羅行幸の巻
常磐木の巻
石船の巻
みちのくの巻
火乃国の巻
御産の巻
りんねの巻
断橋の巻
かまくら殿の巻
三界の巻
くりからの巻
一門都落ちの巻
京乃木曾殿の巻
ひよどり越えの巻
千手の巻
やしまの巻
浮巣の巻
壇ノ浦の巻
悲弟の巻
静の巻
吉野雛の巻
完結のことば
随筆 新平家
はしがき
新平家落穂集―筆間茶話―
新平家雑感
新・平家今昔紀行 -
極貧の中に育ち、己の才覚だけを武器に戦国の世を成りあがった豊臣秀吉の出世物語を中心に、織田信長、徳川家康、明智光秀、竹中半兵衛などをめぐる歴史ドラマを描く『新書太閤記』。全11巻を全巻セットで合本した完全版。
●目次
【第一巻】
序
日輪・月輪
野の子ども
この一軒
香炉変
大鵬
群盗
猫の飯
塩
卍の一族
成敗
矢矧川
蛍
天高し
稲葉山城
十兵衛光秀
火の粉・風の子
松下屋敷
今川往来
信長
狂児像
出仕
じゃじゃ馬
孤君と老臣
茨を拓いて
奉公一心
米饅頭
【第二巻】
寧子の胸
乱雲
明知落ち
風の中の城
三日普請
鳴海変
大きな月
若き家康
鉄漿将軍
望蜀
兵糧陣
天機と人
出陣
この一期
田楽狭間
白雨・黒風
虹
夕顔の門
敵国巡遊記
菊便り
聟の君
水掛祝い
背和前戦
【第三巻】
春の客
州股
竜呼
大器の相
山川皆兵
一擒一縦
竹中半兵衛
病孫子
山中人
桃源
竿頭一瓢
母に侍す
隣交遠計
密客
桔梗咲く
春風行
伊勢軍功帳
於市・於虎
大義
二十一日記
七番楽
建設の音
堺町人
名器
北征
【第四巻】
露のひぬ間
琴線
姉川
両面将軍
英山
東風吹く一隊
獅子の乳児
卑屈茶わん
四面楚歌
伏竜悶動
毘沙門堂主
雁と燕
権化
時々刻々
三方ヶ原
卍
天放無門
田園の一悲母
君臣春風
旧閣瓦解
去りゆく人々
お市の方
母の戦い
説客
珠
さむらい集い
未来の女性
母と妻
楽しみここにあり
【第五巻】
とらと虎
石田佐吉
鞠
財吏
御旗楯無
けだもの囃子
長篠
破れ障子
泥衣の戦士
士魂煌々
しだらが原
夏草日記
松や柳
安土
湖南湖北
秋茄子
灸
中国入り
反覆
苦衷
三日月
齲歯
病軍師
誓紙
不測の事
菊窓閑話
知者・無知者
羽翼を殺ぐ
南蛮寺
有情・無情
【第六巻】
官兵衛救出
死後の花見
有馬の湯
死山血河
秋風平井山
地下なお奉公
紅葉を食う
父と父
軍旗祭
醜ぐさ
日本丸
丹波・丹後
二つの門
鷹を追う
折檻
名将と名将
父信長
用心濠
年玉
大気者
蘭丸
京都
潮声風語
中国陣
銭と信長
南蛮学校
古府・新城
高遠城
春騒譜
天目山
火も涼し
淋しき人
客来一味
富士を見つ
東海風流陣
【第七巻】
雛の客
武人宗治
備中に入る
城乗り一番
市
元祐の妻
さみだれ雲
土と人
供宴
心闇
鳰の宿
わくら葉
英山復興
昼ほととぎす
薬狩り
白河越え
愛宕参篭
鬮
みじか夜
無用の用
翠紗の内
老坂
本能寺界隈
夜ばなし
南
灯情風心
九本旗
鼓譟
一杓の水
推参
寂火
遠浦帰帆
檄
二条三門記
近衛殿の屋根
いのち
また学舎
波波波
家康の場合
雲団々
憤涙
【第八巻】
天機刻々
電捉
安国寺恵瓊
笑歌
諾
男をつくりて
薫風一扇
喪を討たず
堰を切って
一浴
風は追手
涼しき頭
雷気
淀・山崎・天王山
裁きの悲歌
洞ヶ嶺
粽のこと
桂川
火ぶた
松松松
相搏つ両軍
金瓢押し
御坊塚
深夜行
小栗栖
瀬兵衛御苦労
橋上橋下
志賀の浦風
世々の物
駄農
桔梗分脈
母の城
心のふるさと
良い息子
柴田勝家
折鶴
薫香散
虎口
離
大物見
大五と書け
むらさき野
【第九巻】
偽和
不惑・大惑
家康
掌上の物
蕗のとう
下座の民
大慈悲
楔子
民とその国
心耳と機眼
砦
謀略
内に敗る者
中入り…ほか全11巻完結 -
源平の争乱や頼朝と義経の確執などを描き、後に新・平家物語へと結実した吉川英治の隠れた名作『源頼朝』。全巻セットで合本した完全版です。
【目次】
源頼朝
雪千丈
馬ねむり
世間
やぶ椿
紲車
清盛
梅月夜
仏子と凡夫
春暁
砂金
天狗風
山の子
谷と空
山まつり
神隠し
初冠
りんどう
配所の君
異僧
政子
若い群
しぐれ輿
恋の旗
白衣の使者
蓬壺の人
老将
夏隣り
雨地・月天
石橋山
碧血
船出
一羽の雁
鎌倉へ
隅田川
忘驚の人々
鶴ヶ岡
水禽
兄と弟
乳母の子
新府繁昌記
駒
栄華散落
野性
途中の人
名馬
木曾殿
馬筏
一路通天
讒者
断崖
独愁
同根相剋 -
吉川英治の代表作。中国後漢の頃。三国志演義を元に日本人向けに書き直され、その後の三国志ブームの礎となる作品。劉備玄徳、関羽、張飛、曹操、諸葛孔明などが活躍。百年の治乱興亡に展開する壮大な物語。七巻、孔明の計略により赤壁の戦いに大敗した曹操。命からがら都へ逃げ帰る。荊州を治めた玄徳であったが、呉の孫権と周瑜は明け渡しを要求する。なんとか荊州を奪取したい周瑜は何度も策を謀るが志半ばに夭折してしまう。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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吉川英治の代表作。中国後漢の頃。三国志演義を元に日本人向けに書き直され、その後の三国志ブームの礎となる作品。劉備玄徳、関羽、張飛、曹操などが活躍。百年の治乱興亡に展開する壮大な物語。五巻は玄徳の居所を知った関羽は曹操と別れ、旅に出る。次々と襲い来る追手を振り払い、ついに義兄弟は再会。旭日の勢いの曹操は袁紹治下の全土を掌握する。玄徳は荊州の劉表の元へ逃れるが、やがて新野の僻地に追いやられてしまう。しかしついに諸葛孔明との運命の出会い。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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いまや、武蔵は吉岡一門の宿敵であった。清一郎の弟・伝七郎は武蔵に果し状を叩きつけた。場所は雪の舞う蓮華王院三十三間堂、だが伝七郎は必殺の武蔵の剣に倒れた。吉岡一門はいきりたち、第二の遺恨試合に。吉岡門下の精鋭七十余人が一乗寺下り松に武蔵を待ちかまえた。圧倒的に不利な状況のなかで血路をひらいたのは、二刀をあやつる新たな剣の道の発見だった。
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己の剣の道を必死に磨き続けてきた武蔵。お通と思いを確かめ合った武蔵の前に立ちはだかるのは、因縁の佐々木小次郎であった。待ち受けるのは生か死か。武蔵は小舟に乗り込んで船島へと向かう。巌流小次郎は、島の下見をすすめた角兵衛の言葉にも耳をかさず、己の行き方を貫いた。武蔵は「敗れても、きれいに敗れたいと念じるのみだ」とだけ伊織に語った。圧巻の最終巻!
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いちど恥辱を与えられた吉岡清十郎と雌雄を決することは、武蔵の宿望だったが、それがかなう機会がついに訪れた。慶長十年正月、場所は京都・蓮台寺野。この戦いに勝てば、武蔵の名は京畿にとどろくことは間違いなかった。武蔵は勝ったが、心は空虚感に満たされた。その後、当然ながら、武蔵は吉岡一門からの執拗な追撃を受けることになった。
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武蔵は伊織を連れて訪れた秩父の三峰神社で、十年来の恨みを抱く宍戸梅軒、祇園藤次、お甲に出くわした。だが、木曾の夢想権之助という予期せぬ味方の出現で、武蔵は難をのがれた。小次郎はその間、うまく立ち回り、細川家に仕官の道を得て、名も「巌流」と変え、武蔵との決戦のときを待っていた。
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吉岡一門との闘いに起死回生の勝利をおさめた武蔵だったが、年若い敵将の少年・壬生源次郎を斬った記憶を脳裏から消し去ることはできない。お通、又八、お杉婆、そして宿縁の男・小次郎らとの新たな邂逅がうまれるなかで、武蔵は剣の道と人の道とのはざまに苦悩する。武蔵はお通の身を案じながら木曾路をたどる。
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お通を置き去りにして、武蔵は剣の修行に専念するが、出だしは困難そのものだった。京畿に剣名高い吉岡一門の腐敗ぶりに憤るも、大和の槍の宝蔵院で味わった敗北感、さらには剣の王城を自負する柳生の庄の小柳生城での挫折感にさいなまれ、武蔵の行く手には暗雲がただよう。そんななか、又八は偶然手にいれた印可目録から、佐々木小次郎を名乗るようになる。これが武蔵と小次郎との宿縁のはじまりであった。
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関ケ原の戦いを命からがら落ち延びた武蔵(たけぞう)と又八は、お甲・朱実母娘の世話になる。その一年後、武蔵はひとり故郷に帰るが、そこは安住の場所ではなかった。憎しみに任せ野獣のごとく敵を倒すなかで、武蔵は沢庵にめぐり合う。沢庵は殺すためではない護るための剣があることを教える。孤剣をみがき、求道を通して二天一流の開祖となるまでの長い道のりを描く吉川英治の畢生の大作。
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武蔵はいつしか城太郎ともわかれ、下総の法典ケ原で未墾の荒野に挑む。剣を捨て、鍬を持つ新たな挑戦の始まりだった。不毛の大地と、無情の風雨、自然の暴威がその相手であった。その頃、佐々木小次郎は江戸に在って、小幡一門と血と血で争う争闘をつづけていた。
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「宮本武蔵」や「新・平家物語」で知られる吉川英治による歴史上の様々な女の人生の物語。その中から「静御前」を収録。平家討伐した源氏、その立役者である源義経に見初められた当代きっての美女であり白拍子であった静御前。だが、京を追われた義経は吉野山で静と別れることとなるが、囚われて頼朝の鎌倉方へと戻される。頼朝から舞を奉納することを命じられるが、静は義経との別れを哀しむ曲を舞い、頼朝に反意を示すこととなるが、頼朝の妻・北条政子はある決意をするのだった──。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。十一巻は小牧長久手の戦い。いまや天下を二分する秀吉と家康。互いに譲れない一戦だが容易にどちらも引かない。しかし秀吉の奇策により大過は免れた。秀吉は今や日本の大半を掌中に治め太閤となる。生涯の大敵たる家康をなんとか懐柔しようと画策する。天下統一まであと一歩と迫った完結編。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。十巻は信長の遺子信雄との戦。秀吉は、戦は最後の手段なりとしていた。外交こそ戦であるという信条なのである。故主信長の弔い合戦という名分をかかげ、山崎の一戦に光秀を討ったとき以外はみなそうだった。常に、軍力あっての外交なのだ。軍威軍容を万全にそなえてからいつもものをいうのである。背後に控えるのは徳川家康。果たして秀吉はどうするのか。
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第二巻は江戸が舞台。幕府転覆の野望を抱く阿波の徳島藩主。10年前に潜入した隠密の世阿弥は行方しれず。真実をつかむため隠密で剣の達人法月弦之丞と阿波藩士たちの戦いを描く。物語はいよいよ佳境に入り阿波へと旅立つ。
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『おのれに勝つ』厳しい修行に耐え、精進を重ねた孤高の人。いずれも天下無双、他の追随を寄せ付けない剣の達人たちがここにある。柳生新陰流の始祖、宗厳(むねとし)「柳生石舟斎」。居合の始祖「林崎甚助」。勝海舟、山岡鉄舟と並んで幕末の三舟と称される「高橋泥舟」。多数の敵に囲まれても決して負けることはなかった剣の達人「小野忠明」。四話収録。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。九巻は信長亡き後の後継者は誰になるのか。老練な勝家は秀吉包囲網をめぐらす。深まる柴田勝家と秀吉の仲は一触即発。遂に賤ヶ嶽にて決戦することになった。果たして勝つのは。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。八巻は秀吉に本能寺の変の報らせがもたらされたものの、毛利との戦いの真っ最中。転進は容易ではない。官兵衛の活躍により何とか和睦を結び、姫路の居城へ戻るとすぐに光秀討伐に向かう。全国から諸将が秀吉のお味方に馳せ参じ、光秀と決するは山崎の合戦。しかし光秀には相次ぐ目論み違い。ひとたびその叡智に齟齬を来すと、こうも愚に還るものか。山崎の合戦に勝利した直後、後継者を決めるため清洲会議が開かれるが……。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。七巻は明智光秀の葛藤。信長からの非情な仕打ちに苦悩する光秀だが、ついに謀反を決意。迫る本能寺の変。そして壮絶なる信長の最期。やがて各将に知らせが届くが秀吉は中国攻めのためはるか遠方に。どうする秀吉。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。六巻は荒木村重に囚われていた黒田官兵衛の救出。そして竹中半兵衛の死。秀吉は中国での苦戦が続く。片や信長は宿願だった武田軍を滅ぼしついに甲斐を征服するのだった。しかし信長にも最期の時が迫る。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。五巻は甲斐の武田勝頼率いる戦国最強の騎馬軍団が三方原に迫る。迎え撃つは徳川織田連合軍。信長の鉄砲活用による新戦術に武田軍は壊滅な打撃を受ける。信長は一気に中国方面に目を向けるのだが……。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。四巻は四面楚歌の織田信長。裏で操るは将軍義昭。一向宗や叡山の僧侶たち。浅井朝倉の連合軍。更に甲斐武田信玄に進軍され危うし徳川家康。三河が攻略されれば天下統一には覚束ない。浅井長政とお市の方との涙の別れ。藤吉郎が救いだす。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。三巻は藤吉郎の出世の糸口となった洲股へ築城。蜂須賀小六を配下に従え、ついに一国一城の主となる。美濃攻略のため竹中半兵衛をも口説き落とす。そして信長ついに上洛。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。二巻はついに今川義元が侵攻、信長一世一代の危機。桶狭間の戦い。ねねとの祝言。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。