『徳間文庫、睦月影郎(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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1900年初夏。十八歳の須田航平は、絵の才をいかし街頭で似顔絵描きをしながらその日暮らしを送っていた。
街のチンピラたちに全財産を奪われて途方に暮れていると、明治新報の女性記者高宮尚美に拾われる。尚美はさる陸軍大将の次女で旧弊な家を嫌って飛び出し、当時としては珍しい働く女性として人生を謳歌するモガであった。
彼女の計らいで明治新報の挿絵画家として働くことになった航平は、尚美の弟と偽って彼女の下宿に転がり込む。大家は当時の時代の大立者岸田吟香で、息子に後に日本画壇で名をあげる劉生や宝塚劇団で演出家として鳴らした辰彌がいた。
幼ない劉生は航平の画帖を見て凄い!と目を輝かせる。
航平と尚美はやがてわりない仲となり、夜ごとくんずほぐれつの痴態を繰り広げる。そこに結婚生活に不満を憶える尚美の姉、毎日賄いを用意してくれる美しい母屋のお手伝いの娘などが絡み…。
激動の明治後期、須田航平、人生と女体の大遍歴! -
(これは…!)
裏庭で恭次は、なんともよいものを見つけてしまった。
厠の掃き出し口から中が覗け、風呂場の板壁にも節穴があるではないか。
そっと待つうち、厠の中に乙女の白く丸い尻がぼうっと…。
ときは大正二年、上京した十八歳恭次が住みついたのは、
熟れ熟れ未亡人と愛くるしい生娘が営む下宿屋。
身を立てにきた東京で、立つのは一物ばかりなり。
睦月大正官能、堂々の登場。 -
「もし…」
新太郎は女の声で目覚めた。
黒髪を乱した白衣のその女は、彼の分身にねっとりと舌を…
明治四十五年、一高入学のため上京した新太郎は、
情死した静香という凄艶な女の霊に男の初物を奪われた。
以来、霊が乗り移ったかのように到来した女運。
そんなさなか、静香が告げたのだ。
明日大変なことが起こると。
七月二十九日夜、御代の終わりが迫っていた…。
明治官能、最終話。 -
「ああ、もっと強く噛んで」
宗平に花園の突起を噛ませながら百合子は喘いだ。
その尻には亡夫につけられた痣が散っている…
明治も暮れゆく四十四年。
十八歳の宗平が働く喫茶店の常連客百合子は霊能者であった。
異能の美女は閨でもまた妖しく、加虐と被虐で若棒を翻弄する。
やがて彼女の千里眼が見通した、宗平が東で出会う運命の人とは?
少年の異国への未来が開けようとしていた。
明治官能クライマックス、書下し。 -
美少女は若竿に吸いつきながらも、じっと彼を見つめてきた。
傍には妊婦の人形が吊られ、朧月が描かれている。
富士夫はあやかしに精を吸い取られているような心地になり…。
大正六年、お化け屋敷で働く少年富士夫は不思議な少女を知った。
下宿に戻れば濃艶な母娘大家、
はたまた少女の美姉と、少年棒に休息なし。
やがて少女と彼の前に開いた未来、それは映画という新世界だった…。 -
大正も半ば過ぎの浅草。
木彫りで土産物の凌雲閣を作っては細々と暮らす少年純吾の部屋には、
原寸大の己が一物の置物が飾られていた。
小刀の稽古のために、いちばん手近でおなじみの膨張時の姿かたちを彫ってみたのだ。
なんと、すると一物様のご利益か、突如開けた女運。
牛鍋屋の可憐な仲居、新時代のバス車掌などなど若棒の縮む暇なし。
今夜も一物様に手を合わせる純吾だったが…。 -
宗二は今宵の妄想の女を、この下宿屋の娘に決めた。
そしてシコシコと始めたとき、当の娘が戸を開けたのだ。
「うわ!」「まあ!」立ちすくんだ彼女は、
しかし何を思ったか、近づくや彼の若竿をスリスリパックンと…。
大正四年、上野の下宿屋の住人となった大学生宗二に訪れた股間の至福。
大家の母娘、女学生、その叔母と、
異常なほどの女運の果てに宗二を待ち受けていた切ない運命とは?―。 -
裾をまくり、ズロースというのか腰までの大きな下着を引き下ろすと、
「ああ」優子は両手で顔を覆った…
高校生亮太が訪ねた美しい伯母の家には、なぜか時空の裂け目が。
戦前へと入り込んだ亮太の一物を待っていたのは若き日の義祖母優子。
さらには東洋のマタハリや猟奇事件のサダ子も現れ…。
やがて明らかになる伯母の驚くべき秘密とは。 -
憧れの女教師に行男はのしかかり、ずんずんと腰を使った。
「イク~」女先生の喘ぎにかぶさるように、(シヌ~)もうひとつの声がした…。
大学生行男が神社で自慰をしたせいで、甦ってしまった江戸の女武者の霊。
無垢のまま死んだ彼女は、やる気満々。
行男の周りの美女たちに次々乗り移っては、快楽を貪りはじめた。
著者の会心作。 -
二つの女体に挟まれた少年浩樹は、三十八歳の豊満お尻にまず舌を伸ばした。
その谷間の妖しい位置にホクロがある。
次に十八歳同級同の雪白お尻をむっちりと開いた。
そこにもそっくりのホクロがあった。
美熟女と美少女の世にも不思議な関係とは?(「さらば思春期」より)―
少年から中年まで、男たち各世代の屹立事情を描く睦月ワールド傑作選。 -
「さあ早く脱げ」
女編集長に促され、登志男は震えながら生まれたままの姿になった。
「あん、大きいけど綺麗な色」突然彼女は女言葉になり、彼の無垢棒をちろちろと…
時は明治四十二年。生身の女に開眼した見習い記者登志男の肉弾取材が始まった。
そして出会った清らかな歌姫は、
「他の女としたら許さないから」。
じつは恐ろしい深情けの女で…。
たそがれゆく明治。最終シリーズ開始。 -
「さあて、どんな匂いがするか楽しみなのだ。ひひひひひ」
官能作家・如月景夫はヒヒジジイのように笑うなり、人妻の中心部にムギュウッと顔を埋め込んだ。
そうして、何度も何度も生々しい匂いを吸い込んだ。
如月が同窓生の妻を勝手に頂戴してしまった、そのわけは?(「十年目の不倫」より)
―罪つくりな女と男が絶頂する、著者自選の傑作集。 -
「私のお口に出して」
美貌の尼僧がスッポリと呑み込むと、剃った頭が内腿を擦り、岡部は悶えた。
しかし…その庵は探しても、二度と現れることはなかった(「恋ひ待ち人」より)。
出張の先々で、会社員岡部が舌鼓を打った淫女たち。
その正体は。 -
貴女のお悩みはベッドで解決……
好色占い師再び登場。
今回は内容をスケールアップ。
魔界都市・新宿を舞台に、妖しくフェロモンな女が次々登場。
濡れ場もギッシリ。
官能界・フェティズムの雄と謳われる著者のフェチ・パワー炸裂! -
後ろの密やかな蕾(つぼみ)を舐(ねぶ)りまくるなど夫婦の営みではありえない。乳首を甘噛みして欲しいなんて絶対お願いできない。けれど、人妻になら出来る、断然ヤレる! 俺にこんな変態性欲が眠っていたのか…地方のマンション住込み管理人に飛ばされた桐島治郎。不貞腐れていたのは一瞬、マンション住人の欲求不満人妻たちが夜な夜な管理人室に押し寄せる。今までヤレなかったあんなことこんなこと!
(人妻パラダイス官能小説) -
「あ~、快感がW(ダブル)で押し寄せる~ッ!」落窪クリニック院長夫人で美人外科医の恵利香にはちょっとした秘密があった。他人の心が読めてなおかつ快感を共有できるのだ。彼女をネタに妄想を膨らませる患者のことはすべてお見通し。そればかりか、レズ嗜好を秘めた清楚なナースの焦がれる想いも手に取るように。彼らの疼きをひとつずつ鎮めるのも医者のオシゴト。手始めは童貞学生くんからね! 絶頂の倍返し!官能名作。
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長年勤めた会社の契約社員になってしまった並男。給料半減女房不機嫌。男としての自信喪失。が、新人OL真希の一言で甦る。「その分、オフィスの美女を喰っちゃえば?」あっ、そうか…。で、真希をパクリ。女盛りの眼鏡美女部長をズブリ。産休復帰間近の新米ママの巨乳をチュパリ。挙句の果てに…! 変態フェチ口撃冴えわたり空前のモテ期到来。うひゃ~なんだか人生捨てたもんじゃない! 癒しの官能小説。
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「そこに入りましょう」メガネ美女の部長が指差した先は、喫茶店ではなくラブホテルだった! ──バイトで食いつなぐ就職浪人・菅田がようやく入社できたのは武道具メーカー。運動神経ゼロの軟弱男に、なぜか取引先の女子大武道部主将たちまでウッフ~ン。実は、彼にはとんでもないものが憑(つ)いていたのだ。仕事も女も乗りこなせ。平社員菅田、今日も励みます! サラリーマン官能小説。
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