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『文芸・小説』の電子書籍一覧

62461 ~62520件目/全97667件

  • ロンドン郊外の不動産会社で働くリジーには、親友にさえ打ち明けられない秘密があった。四年前、仕事で知り合った憧れの男性フィリップと、ふとしたことからベッドをともにしてしまったのだ。その結果、リジーの人生は百八十度変わることになった。もちろん、後悔はしていない。でも、別れ際に投げつけられた衝撃的な言葉は今も忘れられない。彼はリジーのもとから去り、二度と姿を見せなかった。ところが、ある日突然フィリップが彼女の会社に現れて言った。「君ともう一度ベッドをともにしたい」私が望んでいたのはそんなことじゃないわ!四年ぶりの再会は、リジーにとって苦悩の始まりとなった。■“秘密の新しい命の物語”――新しい命の存在を伝えたくても伝えられないヒロインの、切ない愛の物語。断ち切れない絆を描きます。ハーレクイン・ロマンスから同じテーマの作品「記憶の中のきみへ」が好評発売中です。こちらもどうぞお見逃しなく。
  • 彼への復讐が成就する日――それは私の初めての恋が終わるとき。

    父の破産をきっかけに、幼いセレナの生活は一変した。夢も希望もない極貧生活のなか、一家をどん底に突き落とした父の仇敵への憎しみを糧に、少女は日々成長していった。そして14年後、セレナに絶好の復讐のチャンスが訪れる。今をときめく実業家、クーパー・ブロック──仇敵の愛息が不正を働いている証拠をつかんだのだ。これさえあれば、ブロックの家名に泥を塗ることだってできる。だが、実際のクーパーを知るにつれ、セレナの心に迷いが生じ始める。彼はたしかに傲慢で冷酷。でも決して曲がったことはしない高潔な人よ。驚いたことに、いつしか憎しみは熱い熱情へと変わろうとしていた。

    ■日本デビュー以来、情熱的でドラマティックな作風で人気急上昇中の作家スザンナ・カー、久々の新作をお届けします。悲惨な幼少期を過ごしたヒロインが初めて恋した相手は……?
  • 550(税込)
    著者名:
    リンダ・コンラッド
    翻訳者名:
    西江璃子
    レーベル: ハーレクイン

    麻薬密輸組織の全貌を暴くため、FBI捜査官のダナは、容疑者の一人マーカスのボディガードになりすまし、覆面捜査をするよう命じられた。だがマーカスの魅力的な瞳を見たとたん、任務をやり通せるのか不安を覚えた。こんな美しい女性が僕のボディガードだと?無実の罪を着せられるという苦境にありつつも、マーカスは内心にやりとせずにはいられなかった。二十四時間警護してくれるなら、楽しい時間が過ごせるだろう。
  • 高校のカウンセラーをしているカッサンドラは、理事会で宿敵ショーンにやりこめられて帰宅途中、彼が嵐の中をずぶぬれで歩いているのを目にする。いい気味だと思いながらも、ほうっておくわけにもいかず、カッサンドラは仕方なく彼を自分の車に乗せた。案の定車内でも激しい口論となり、カッサンドラが同乗させたことを後悔し始めたそのとき、突然山肌が崩れ、土砂が車へ流れてきた。恐怖におののくカッサンドラは、ひたすらショーンにしがみつき……。
  • あの日、身分違いの恋に終止符を打ったのはあなたを愛していたから。

    姉の死後、姪を引き取ったハッティは一縷の望みを胸に、かつての恋人で大富豪ルックのオフィスを訪ねた。赤ん坊を抱いたハッティを、黒い瞳が射るように見つめる。彼女は挨拶もそこそこに切り出した。「わたしと……結婚してほしいの」そしておずおずと打ち明けた。卑劣な義兄一家に姪を渡したくない一心で、“資産家の婚約者がいる”と嘘をついてしまったことを。いちだんとセクシーさを増したルックのハンサムな横顔は険しかった。こんなばかげた頼み事、承知してくれるはずがないわよね……。「いいだろう。すぐにぼくの家に引っ越すんだ」冷たい光を宿すルックの目に、欲望の炎がともった。

    ■USAトゥデイのベストセラー作家としてその名を知られる実力派ジャニス・メイナードが、ディザイアから鮮烈デビュー! 身分違いの恋を諦め別れを告げた元恋人に、やむにやまれぬ事情から便宜結婚を頼んだヒロイン。あっさり承諾した彼の本当の目的とは?!
  • ジョーは恋人に別れてほしいと宣告された。精神的に追いつめられた彼女は、幼友達のリーアムに電話をかけ、苦しい胸のうちを訴えると、ジョーのフラットに駆けつけたリーアムは彼女を慰め……その夜ふたりは激情のまま体を重ねあってしまう。それから数カ月、ジョーは身ごもっていた。なぜ黙っていたとリーアムは彼女を責め、結婚しようと迫る。たしかに友情で結ばれた結婚はうまくいくかもしれない。だがジョーが求めているのは、偽りの愛ではない――。
    *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 小さなセアラに、とつぜん大きな男性がキスした。襲いかかってきた犬にセアラの敵ではないと知らせるために。この大柄な人は、毎年浜辺の別荘で夏を過ごしていた、心優しいおばさんの甥のジョンで、彼女の遺言によってセアラを捜しにきたというのだが――なんと背の低いセアラを14歳の少女だと間違えているのだ。遺言状によれば、セアラが一定期間、ジョンの屋敷に住めば遺産は彼のものとなり、拒めばセアラのものになる。ずっと独りだったセアラは、ジョンの屋敷に同居することに……。
  • 冷酷な兄の魔手から逃れるすべなき乙女に、貴公子が手を差し伸べた。

    キャシーに選択の余地はなかった。優しかった母亡きあと、父が賭事にのめり込み、家は没落。父の死後、暴君と化した異母兄は放蕩で財産を食いつぶしたあげく、キャシーを裕福な老貴族に嫁がせようと画策していた。ある夜、いもしない恋人の存在を兄になじられ、外へ飛び出したキャシー。通りすがりの颯爽とした紳士ロスに助けを乞うたが、あえなく兄に捕まり、あろうことか彼は投獄されてしまった!もう逃げられない……。私は恋を知らないまま一生を終えるのね。彼女は想像だにしなかった。一条の光のごとく現れたロス・グレアム――高貴な出自を秘めた彼こそが、キャシーを闇から救い出す運命の人だとは。

    ■巻末に国立大学教授の特別寄稿第2弾! ヨーロッパ文化史の専門家が流麗な文体で綴る、夢と恋に生きた英雄たちの逸話~ヒストリカルへの招待~第2話【「英雄」の去った後に…】をどうぞお読み逃しなく! 本作は『天使の休息』関連作です。
    *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 彼女は病院のベッドに横たわり、緊張に苛まれていた。主治医の話から、自分がイヴという名前で、車の事故のせいで記憶喪失に陥っていることは既に知っていた。そして、妊娠していることも。これからお腹の子の父親であるギリシア人富豪に会うというのに、その顔さえ思い出せないなんて……。病室のドアが開き、恋人だというタロス・クセナキスが現れた。信じられないほどハンサムな男性だが、冷たい影を感じる。どうしても記憶を取り戻せない彼女を抱きしめ、タロスが言った。「もう決して君を放さない。きみは僕の妻になるんだ!」

    ■タロスに抱かれる度、少しずつ記憶を取り戻すイヴ。ついにすべてを思い出したとき、タロスは最も憎むべき相手だったことが明らかになりますが、もうそのときには彼をどうしようもないほど愛していて……。
    *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 528(税込)
    著者:
    矢野徹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    空飛ぶ潜水艦、超能力手術、秘密基地……。冒険SF小説のすべての要素が入った傑作!

    空飛ぶ潜水艦「はやかぜ」の艦長、龍神三郎。彼は、透視と予知能力を持つ金髪の美女オルガや、ネパールの村に生まれたエスパー少年カシュマなど様々な超能力をもつ少年少女たちからなる新世界遊撃隊の隊長として、世界平和のために力をつくしていた。しかしある日、謎の組織「ファンタズマ」により、彼らの秘密基地が攻撃されてしまった! 果てしなき宇宙を舞台に、地球侵略を狙う組織に立ち向かう少年少女たちの苦闘を描く傑作SF冒険ノベル!
  • 人事は荒れても、秋はきょう、この日から始まる

    ひどい仕打ちであることは間違いないにしても、それをこんなふうにやってのけることにはやはり小説としての爽快感があると言うべきだろうか。
    どちらからともなく仕掛け、あいまいに合意し、到達しようとしたところで男はさっと身を翻す。
    オートバイに乗る男は身軽だ。
    相手の中にある自信、傲慢を打ち砕くこと。
    そのあとに乗るオートバイ、そこで感じる秋の最初の一日の快適さ。
    本当にひどい男であっても、その快適さは真実だ。
    【著者】
    片岡義男
    1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 616(税込)
    著者:
    矢野徹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    隔離された地下牢で暮らすのは、真田幸村の孫……!? 豊臣家の財宝をめぐる傑作時代冒険小説!

    遠い離れ小島の地下牢に、父母の名も知らされずに閉じ込められている少年・源太郎。彼の唯一の楽しみは、毎夜忍んでくる「カラス」という謎の男から、剣術や読み書きを習うことであった。そんなある夜、妖術使いの一団に誘拐された源太郎は、自分があの名将・真田幸村の孫で、足の裏のほくろは、豊臣家の財宝のありかを解く鍵であることを知った――! 財宝のありかはどこに? そして源太郎を陰に日向に助ける「カラス」の正体は? 日本SF界の巨人とも呼ばれる矢野徹が贈る、傑作時代冒険小説!
  • 山岳小説の金字塔『神々の山嶺』のスピンオフを含む珠玉の山アンソロジー!

    山を愛し、自らも山に登ってきた著者が描く、山の臨場感と霊気溢れる小説群から厳選した8作品を収録。山で起こる幻想的な話、奇妙な話、恐ろしい話など山のあらゆる側面を切りとった、著者初の山岳小説集!
    ※本書は、2012年4月にメディアファクトリーより刊行された単行本『呼ぶ山 夢枕獏山岳短篇集』を改題、一部加筆の上、文庫化したものです。
  • 616(税込)
    著者:
    矢野徹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    SF作家のヤノさんが遭遇したのは、ブロンソン・アルファに乗ってきたアンドロメダ宇宙人?! 抱腹絶倒の冒険SF!

    僕はたしか、七十歳を超す、老いた地球人のはずだった。ところが、ところがである……気付いたときには若い女の身体にされ、次には筋骨隆々の若き青年の肉体にされていた。僕は、アンドロメダ人の手によって、クローン再生された肉体にはめ込まれてしまったのだ。そして、あげくの果て、230万光年も離れたアンドロメダ宇宙へと連れてこられ、宇宙連邦軍機動歩兵隊員にされてしまったのだ! 果たして、僕を待ちうける運命は……?! SFファンならニヤリとせずにはいられない、往年の名作SFへのオマージュに満ちたユーモアあふれる冒険SF長編!
  • 仕事とは彼女の長い一日のことだ

    大人同士の関係ならば、互いに仕事を持ち、そのことを尊重し合う、というのが通常の状態だろう。
    そして仕事が終われば、夫婦であれ、恋人同士であれ、仕事の時とは違うふるまいをするのもまた普通である。
    しかし、そのスイッチがうまく行かない、いや、スイッチを換えたくない状態というものが時折やってくる。
    そんな時は金曜日であれば京都に行ってしまう。
    一人になること。そして思いがけないハプニングも含めて自分の状態にある種のケリをつけること。
    こうして彼女の長い一日がようやく終わる。
    【著者】
    片岡義男
    1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 308(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    神一行
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    そうか、「幸福」は自分の心が決めるんだ――。心の豊かさを忘れた現代人に贈る書。

    たのしみは/朝おきいでて/昨日まで/無かりし花の/咲ける見る時。平成六年六月、アメリカを訪問された天皇・皇后両陛下を歓迎する席で、クリントン大統領は一篇の歌を紹介した。その歌の作者、福井の歌人・橘曙覧は、一切の仕官や利欲を断ち、市井において歌と自然と家族を愛し続けた幕末・福井の歌人である。貧しい中でも日常のすべてを「たのしみ」に変えてしまう彼の生き方は、藩主・松平春嶽の共感を呼び、アメリカ大統領をも魅了した。人生の達人・曙覧が教える本当の幸せとは何なのか、心の豊かさを忘れた現代人に与うる書!

    ※本書は、96年2月に主婦と生活社より刊行された「橘曙覧『たのしみ』の思想」を改題して加筆・訂正し、文庫化したものです。
  • アメリカ陸軍史上、最も勇猛果敢と呼ばれた部隊は日系二世の志願兵ばかりで構成されていた――。著者が442連隊の生き残り兵に取材した涙と感動のドキュメント!

    第二次世界大戦の最中、アメリカ軍の中に、日本人二世の志願兵ばかりで構成された部隊があった。その名は「442歩兵連隊」。彼らは日本人でありながら、アメリカ軍として戦う宿命を負っていた。――彼らは勇敢だった。ヨーロッパでは最激戦地に派遣され、彼らが上げた武勲と流した血によって、日系アメリカ人の持つ責任感の素晴らしさを全世界に示したのだ! 著者がアメリカ442連隊の生き残り兵に現地取材し、「祖国とは何か?」そして「戦争とは何か?」の問題を投げかける涙と感動の戦争ドキュメント!
  • 1,012(税込)
    著者:
    東芙美子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    美貌と才能に恵まれた、四人の歌舞伎役者たちの青春。

    梨園の名門に生まれた兄弟・蛍一郎と京二郎のふたり、女形として大成することを宿命づけられた美少年、そして、梨園の御曹司にして、天才肌の風雲児。四人の男が愛と葛藤の果てに掴んだものとは? 一気読み必至、めくるめく歌舞伎大河ロマン!

    ※本書は二〇〇五年三月に刊行された『花に舞う鬼』(文藝春秋刊)を改題、大幅加筆修正の上、文庫化したものが底本です。
  • 人の心をつなぐ「贈り物」と出会える喫茶店。 カフェ六分儀はご来店をお待ちしています。

    そのカフェには、一風変わった飾り棚がある。 ここに並ぶ“贈り物”は誰のものでもないし、誰のものでもある。なにか気に入った物があれば持ち帰ることができるが、条件がひとつだけ。 “贈り物”を受け取った人間は、それと同じくらい価値のある物を、別の誰かへの“贈り物”として、飾り棚に残さなければならない。 このカフェは待合室なのだ。“贈り物”は人との出会いを待ち、人は“贈り物”との出会いを待つ。そしてときには“贈り物”が人と人とを繋ぐ。 香味豊かな一杯の珈琲のように、あなたに幸せなひとときをお届けする物語。
  • シリーズ3冊
    660748(税込)
    著者:
    千野隆司
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    米屋の入り婿・角次郎、妻の懐妊に発奮す!

    旗本家次男の角次郎は縁あって舂米屋の大黒屋に入り婿した。関宿藩の御用達となり商いが軌道に乗り始めた矢先、義父善兵衛が人殺しの濡れ衣で捕まり……。妻と心を重ね、家族みんなで米屋を繁盛させていく物語。
  • イケメン霊能探偵が都市伝説の真実を解き明かす、世にも奇妙なユージュアル・ミステリー

    悩みを抱えた女子大生の綱島響子が依頼に訪れたのは、「異常・怪奇・不可解請け負いマス」と謳う怪しさ満点の『探偵事務所ANSWER』。そんな響子の悩みとは、「向かいのマンションから望遠鏡で見られている。相手は女性、私も女性なのに何故?」というもの。奇妙な依頼しか引き受けない所長の明石屋だったが、「お前は当たりだ」と響子に言い放ち、さっそく調査を開始することに。果たして、その当たりの意味とは――!? 星を見る女、メリーさん、八尺様、ムラサキカガミ……一見不可解にも思える現代の都市伝説をイケメン霊能探偵がシニカルに解き明かす!
  • メールにマンション。世にはびこるニセモノを、批判的精神が見抜く!

    山形県酒田市の母校を訪れた著者は、後輩である小学生にニセ札作りの宿題を出す。みんなが作ってきたお札はなぜお店で通用しない?日本で通用しない外国のお札はニセモノ? 別の角度から見ることの重要性を語る。
  • 506(税込)
    著者:
    秋元康
    著者:
    柴門ふみ
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    恋は思い。でも結婚は生活。

    正解の結婚しかしたくないからまだ結婚しない、などと思っていませんか? 同じ結婚でも男と女ではまるで意味が違うもの。恋愛と人生の達人である二人が夫と妻の立場から語る究極の結婚エッセイ。
  • 僕がホペイロ(roupeiro:ポルトガル語で用具係のこと)を務めるプロサッカークラブ・ビッグカイト相模原では、奇妙な事件がわんさか起きる。J2昇格を目指して新シーズンが始まったのに問題山積だ。まったく傷んでないのに頻繁にスパイクを交換したがるエース、窃盗容疑で逮捕されたナイジェリア人助っ人、名物サポーターの大フラッグの盗難……。その度に、僕に謎を解かせようとするんだ。選手のスパイクの手入れが本職なのに! 日本フットボールリーグ(JFL)所属のサッカークラブを舞台に、ホペイロの奮闘を描く、ほのぼの連作ミステリ。
  • 彼女はグレープフルーツ

    片岡作品の男女関係においては嫉妬、という感情は陰を潜めている。
    皆無ではないが、むしろ嫉妬によって損なわれる何かを大切に扱うことに重きを置いている、というべきか。
    真っ二つに割ったグレープフルーツのように2人の男が彼女を共有する、というユートピアがかくして実現する。
    それが女性を弄ぶ、といった事態を招かないのは女性のハートに場所がたくさんあるからだ。
    グレープフルーツの中に、たくさんの房が含まれているように。
    【著者】
    片岡義男
    1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 550(税込)
    著者:
    佐高信
    著者:
    雨宮処凛
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    若者たちが抱える「生きづらさ」の正体とは何か? 待望の増補版!

    「戦後民主主義」への疑問から右翼活動に身を投じた雨宮と、左派系論客として反戦平和を訴えてきた佐高。親子ほど年の違う2人が、世代と経験を超えて「民主主義」の再構築に挑む。新たな語り下ろしを収録。
  • 双子の姉・美咲を自殺に追い込んだイジメっ子たちに仕返しするため、高3の優美は美咲として生きていくことを決意する。そんな優美が復讐内容に選んだのは、イジメっ子たちが想いを寄せる翔太と恋することだった。だけど、優美は騙されたままの翔太に罪悪感をいだきながらも、惹かれはじめていて…。復讐から始まった“いつわりの恋”の結末は!?
  • シリーズ3冊
    572770(税込)
    著者:
    玉岡かおる
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    豊穣の播磨平野を舞台に、裕福な農家の娘ユキとその従姉妹、少女三人の生々流転を描く著者のライフワーク!

    明治四十三年十月、豊穣の播磨平野。期待通り豊かな実りを得た村では、娘の嫁入りがあいついでいた。小作人七十人とも言われる大地主の青倉家の長女・柚喜は、明石の女子師範学校に通う十七歳。幼なじみのハルの晴れ姿を、一目でいいから見送りたいと朝いちばんで帰省してきた。三つ違いの妹の佐喜は、「綺麗やったろ?」とまるで自分のことのように誇らしげだ。ひさしぶりに会う彼女は、また愛らしくなったようだった――。裕福な農家の娘・柚喜とその従姉妹。少女三人の恋、そして結婚……。女たちの生々流転を描く長編小説。
  • シリーズ3冊
    506550(税込)
    著者:
    日日日
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    日日日、幻のデビュー作。香奈菱高校シリーズ第1弾!

    幼馴染のちーちゃんと穏やかな日常を送っていた「僕」。しかし、ある怪異事件を境に2人の日常は一変し……。”変わるはずのない日常”が崩壊する恐怖と青春時代の瑞々しさを描いた、日日日の鮮烈デビュー作、復活!
  • 336(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    侑希
    出版社: KADOKAWA

    「素直にならなきゃ、お仕置きな」 大人なS彼に溺れるエロ甘ラブ 読者数140万人超の人気作がついに!

    恋に奥手な高1の紗依は、憧れていた先輩から誘われ、あわや襲われてしまいそうに! 絶体絶命のピンチを、知らない大学生の陸に救ってもらう。それ以来、陸のことが忘れられない紗依だったけど、バイト先で運命の再会を果たしてしまう。偶然のめぐり合わせにドキドキが止まらない紗依に、陸は突然キスしてきて…!? 「ごちそうさま」意地悪に翻弄してくる大人な陸に、紗依はすっかりハートを奪われてしまった。でも、陸には忘れられないヒトがいるようで…。
  • シリーズ2冊
    638704(税込)
    著者:
    木下半太
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    映画化原作! 予測不能の騙し合い!ノンストップ・エンタテインメント!

    銀行強盗を成功、開店前のキャバクラに駆け込んだ小悪党3人。手にした大金はココで3分の1ずつ分ける……はずだった。突如内輪もめを始めた3人。更にその金を狙う大物も現れ――。大金は一体誰の手に!
  • シリーズ5冊
    528616(税込)
    著者:
    矢野徹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    幕末の激動の時代を駆け抜ける、忍者・次郎の半生を壮大なスケールで描く冒険時代長編、開幕!

    海賊の黄金時代、彼らの覇者として七つの海を暴れまくったキャプテン・キッド。彼が生涯をかけて世界各国に残した莫大な秘宝の謎は、今もって解明されていない――。時は幕末、西洋文明の嵐が日本を襲わんとする時、下北半島にアイヌ人の血を引く赤ん坊が流れ着いた。だが、この子の身につけていた剣こそがキャプテン・キッドの秘宝の謎を解く鍵であり、彼を波乱の渦の中へ落とし込むのだ。幕末・維新の時代の子、忍者次郎の半生を壮大なスケールで描くエンターテインメントの傑作。
  • 308(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    矢野徹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    美しき秘書とともに難事件を解決する、弁護士ゴンドー・ゴローの活躍を描くSFタッチ・サスペンス!

    西暦2026年、トウキョウのギンザ。そこに、ちょっと馬鹿正直で、意外に優秀な、ゴンドー・ゴロー弁護士事務所があった。秘書は、なんと、美人で魅力いっぱいのヤーナ。さて、わが、ゴンドー・ゴローは、ある殺人事件に巻き込まれた。コールガールの調査に行って誘惑されそうになり、その上ブン殴られて気絶してしまったのだ。しかも、身に覚えのない裸の写真まで撮られて――。憧れのヤーナには何と言い訳をしたらいいのだ……。しかしこれが、あの「月世界生首事件」であった。第2話「トウキョウの黒い靄」、第3話「裁くのはだれか」と難問をペリイ・メイスンばりに解決する、SFタッチの弁護士シリーズ! その他「決戦・ムー大陸」と「妄想の戦士」を同時収録。
  • 314(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    中村 ゆい
    出版社: KADOKAWA

    女の子たちの大好きな放課後とお菓子と恋がつまった キラキラして、少しせつない、高校生たちのラブストーリー集

    10代のあたしたちの恋は、とっても甘くて、ほろ苦い。
    チョコレート味のキスは、甘いだけじゃなかった――。
    付き合っている彼氏のキス現場を目撃してしまった女の子の葛藤、告げることなく終わった友だちへの恋、定時制の生徒との顔の見えない交流、卒業間近の仲良しカップルの不安……。同じ高校に通う女の子たちの恋模様を「お菓子」をテーマに描いた、とっても甘くて、ほろ苦い、8つの物語。
  • 336(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    I
    出版社: KADOKAWA

    最強で最悪で残酷。 不良の幼なじみに恋した女子高生の切なくて苦い、青春不良ラブストーリー

    高校3年生の田北紗那は貧乏ということを隠し、玉の輿に乗るため、お金持ちが集まる高校に無理して通っている。そしてついに、学校一のお金持ちで成績もトップのパーフェクト男子・瀬戸夏輝と付き合うことに。しかし、その直後、中学時代に紗那が酷い振られ方をした初恋の幼なじみ・辰臣と再会してしまう。最強で最悪な不良の彼。だけど、あの頃と少し様子が違う彼に紗那の心はかき乱されて――。
    ラスト、真実の愛に心が震えます!
  • やがて儚く消えるものだからこそ、甘く愛おしい。誰もが共感できる、切ない感動ストーリー!

    妻と娘を喪ったことで、いつも自殺のことばかり考えている宗太。なにを食べても吐いてしまうため、コーヒーとポカリしか口にしない生活を送っていて、餓死まであとわずか……といったある日、アメリカに住んでいる姉と、その娘が突然、自宅を訪れる。 彼女たちの心配をよそに、精神的に立ち直る気配をまったく見せない宗太だったが、無邪気にはしゃぐ五歳の姪ジルの驚くべき秘密を知ることで、生活が一変する――。 人生は、やがて儚く消えてしまうもの。しかし、そこには、かけがえのない希望が満ちあふれている。
  • 警察の不祥事を、速やかに揉み消せ。一気読み保証のエンタテインメント小説。

    神奈川県警警務部に設置された極秘の部署、特命工作班。その任務は、警察の威信を傷つける不祥事を調べ、必要に応じて隠蔽や揉み消し工作を行うことだった。覚醒剤中毒の男による通り魔殺人の捜査を命じられた岩永は、犯人の薬物入手ルートを調べ始める。悪徳刑事の関与を手がかりに、暴力団との癒着を明らかにしていく岩永だったが、やがて別の殺人事件とのつながりも見つかって!? 乱歩賞作家による、緊迫の警察悪漢小説!!
  • 754(税込)
    著:
    折原一
    レーベル: 創元推理文庫

    町内相撲の横綱は体育館の中で、引退した大富豪は書斎の中で、やくざの組長は核シェルターの中で、一本柳家の新郎は離れの中で、女性デザイナーはカプセルリフトの中で、それぞれ殺されていた。しかも現場は、どれもこれも密室状態!? 続発する不可能犯罪に挑むのは、関東平野の一隅にある町の警察署に勤務する黒星光、三十八歳、独身。密室の魅力に取り憑かれ、人生を踏み外しかけている迷警部は、いかに難事件、怪事件を解決するのか……? 奇才折原一の出発点となった記念すべき第一作品集の改訂増補版。/解説=山前譲
  • 「母さんが誘拐された」ミュンヘン市警の捜査官ザビーネは、離れて住む父から知らせを受ける。母親は見つかった――大聖堂で、パイプオルガンの演奏台にくくりつけられて。遺体の脇にはインクの入ったバケツが置かれ、口にはホース、その先には漏斗が。処刑か、なにかの見立てなのか? おまけに父が容疑者として勾留されてしまった。ザビーネは父の嫌疑を晴らすべく、連邦刑事局の腕利き変人分析官の捜査に同行する。そして浮かび上がったのは、ひと月半のあいだに、別々の都市の聖堂で、同様に奇妙な殺され方をした女性たちの事件だった。『夏を殺す少女』の著者が童謡殺人に挑む!
  • フレッド・フィリプスが走っている……その言葉は八月の静かな午後、さながら牧師のお茶会で誰かが発したおならのように鳴りひびいた。庭師を周章狼狽させたのは、邸の氷室に鎮座していた無惨な死骸――性別は男。だが、胴体を何ものかに食い荒らされたその死骸は、人々の嘔吐を誘うばかりで、いっこうに素姓を明示しようとしない。はたして彼は何者なのか? 迷走する推理と精妙な人物造形が読む者を八幡の藪知らずに彷徨わせ、伝統的な探偵小説に織りこまれた洞察の数々が清冽な感動を呼ぶ。新しい古典と言うにふさわしい、まさに斬新な物語。英国推理作家協会最優秀新人賞受賞作!/解説=巽昌章
  • 終点を語る4人の男女、未だ終点に至らず。

    同じ大学に在籍していた男女4人がステーション・ワゴンで西へ向かう。
    やはり同じ大学にいた友人の結婚披露宴に出席するためだ。
    社会に出て数年。もはや学生ではないが職場ではまだ中枢まで至らず、宙ぶらりんの時期である。
    しかも独身。男2人にとって結婚は自分の問題ではなく1つの話題として話のネタになるばかり。
    さっさと手を動かしているのは女のほうだ。
    目的地にはまだ着かない。
    ふだんはまるで縁のない地方都市の朝の光の中で、よるべない存在として、4人はステーション・ワゴンの中に浮いている。
    【著者】
    片岡義男
    1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 308(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    矢野徹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    幽霊騎士のルードリッヒさまに若い娘がさらわれないように――。伝説を巡る謎に迫る冒険を描く表題作他、全5編を収録した短編集。

    中世の騎士団の幽霊が、ヨーロッパの村にあらわれるという。彼らは四年に一度、閏年の二月二十九日の霧の濃い真夜中に、角笛が鳴るとともに甲冑姿のまま現れ、村の大通りを進んでゆくらしい…。ぼくはドイツ人の恋人とともに、勇んでその伝説の村へとやってきた。――奇跡は起こった! ぼくは茫然と立ちつくし、恋人も熱病にかかったようにふるえはじめた。が、なんということだ! そのときぼくの恋人が、ふらふらと彼らの後について歩きはじめ、そのまま姿を消してしまったのだ……。現実から夢幻へと広がるメルヘンと冒険の世界を描く表題作を含む全5編を収録。
  • パノラマ島の殺人事件に金田一が、獄門島の殺人事件に明智が挑む!

    三重県志摩郡、伊勢湾の南端に浮かぶ「パノ ラマ島」に、同級生に誘われて金田一耕助が乗り込んだ。風光明媚な土地に廃墟とも 呼ぶべき威容の建物が建ち並ぶ島で起きた殺人事件を金田一耕助は解決できるのか?
  • 704(税込)
    著者:
    若竹七海
    レーベル: 角川ホラー文庫
    出版社: KADOKAWA

    異常な執着のいきつく先は――? ドラマチック長編ホラー!

    失業中の学芸員のわたしに、金沢のホテルの仕事が舞い込んだ。伝説的女優にして作家の曾根繭子が最後の時を過ごし、自殺した場所。彼女のパトロンだったホテルの創業者は、繭子にまつわる膨大なコレクションを遺していた。その整理を進めるわたしは、彼の歪んだ情熱に狂気じみたものを感じていく。やがて起こる数々の怪異。繭子の呪い? それとも……。ひたひたと忍び寄る恐怖に次第に侵食されていく日常。絡み合う謎の正体は?! ドラマチックな長編ホラー。
  • 616(税込)
    著者:
    矢野徹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    少年とロボットの無人島での奮闘を描く、冒険SF長編!

    猛烈な嵐の中、太平洋上で乗っていた船が突然まっぷたつに裂け、少年ジョウは数人のクルーとともに近くの無人島に緊急上陸した。だが、上陸した仲間は、ひとり死に、ふたり死に、ジョウは最後にひとりぼっちで残されてしまったのだった。そんなときジョウが、船の残骸から発見したのは、「完全自動式思考・作業ロボット」の精巧な組み立てキットだった。ジョウは、ロボットの組み立てに夢中になったのだが……。無人島に少年とロボット――。孤独に耐えて生き抜く、ロマンチックで勇敢な冒険物語。『孤島ひとりぼっち』収録の同名短編を長編化した作品。
  • シリーズ19冊
    550770(税込)
    著者:
    太田蘭三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    太田蘭三の代表作にして警察小説の金字塔!

    奥多摩で発見された女の全裸死体。それが事件の始まりだった。北多摩署の香月功刑事は、女と死の直前に関係していたことから被疑者として取り調べを受けた。容疑を晴らすべく、香月は警察手帳を返上、〈顔のない刑事〉として捜査を開始した。だが、女の生前の足取りを追い、ある暴力団に接触したところ、香月は捕らえられてしまった。直後、白昼に第2の殺人が……!太田蘭三の代表作にして、警察小説の金字塔!
  • 275(税込)
    著:
    片岡義男
    レーベル: ――

    突然にやってきたノンフィクション

    片岡作品にとって重要な「再会」をモチーフにした作品群の一つ。
    季節がいつのなのか、場所はどこか、再会の状況はどんな具合か、それら一つひとつの条件が、場面を輝きのあるものにする。
    顔よりもまず、後ろ姿。
    男が凡庸なリアクションを繰り返すことでかえって女性の魅力があきらかになる語り口。
    男は自分が体験した驚きを自分で書き、やがて自分が最初の読者になるはずだ。
    【著者】
    片岡義男
    1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 506(税込)
    著者:
    佐高信
    著者:
    魚住昭
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    だまされること自体がすでにひとつの悪である

    思考力や判断力を失い「だまされた」ことに無自覚な日本人の国民性を批判した映画監督・伊丹万作の言葉をもとに、日本を代表する「闘う」言論人2人が現代社会の行方を探求。
  • シリーズ3冊
    748(税込)
    著者:
    ダン・ブラウン
    訳者:
    越前敏弥
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ダンテ〈地獄篇〉に秘められた暗号を解読せよ!

    フィレンツェの病院で目覚めたラングドン教授は、ここ数日の記憶がないことに動揺していた。そこに何者かが襲いかかる。医師シエナと逃げ出したラングドンは、ダンテ『神曲』〈地獄篇〉に手がかりがあると気付くが。
  • 440(税込)
    著者:
    柴門ふみ
    著者:
    秋元康
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「恋愛の神様」秋元康と柴門ふみの二人が語り合う恋愛と結婚のすべて。

    「女はいつも好きになった人は運命の人」だと信じ、「男の恋は普通の糸から始まる」のだとしたら、男と女の間にどうやったってうまくゆく恋など無いことがおわかりだろう。しかし、人は恋をする。嫉妬の感情を知り、愛を知る。自分を知り、恋人のことを考える。その全てが恋愛というドラマの中にある。恋愛を語らせたら右に出る者はいない、柴門ふみ+秋元康の両氏が、行き止まりの恋に風穴をあける、最高の恋愛指南書。
  • 550(税込)
    著者:
    佐高信
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    戦争文学と経済小説の第一人者は、どのようにして生まれたのか?

    若くして自ら志願した海軍で、組織悪と欺瞞に触れ幻滅、以後「組織と個人」の関係を生涯のテーマとした城山は、戦後、日本経済の中に「組織」を見出す。城山を敬愛してやまない著者が辿る、その文学と道筋。
  • 572(税込)
    著者:
    矢野徹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    旗艦・赤城のマストに信号旗が掲げられた。皇国の興廃この一戦にあり――! 戦争とは、そして祖国とは何かを問う、鮮烈な感動巨編。

    「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ――」。昭和十六年十二月八日、旗艦・赤城のマストにこの信号旗が掲げられ、日米決戦の火ぶたが切って落とされた。ゼロ戦、九九艦爆等、百八十三機の大編隊はエンジン全開で真珠湾へと向かう。その中で、無言で操縦桿を握る牧一飛曹。祖国愛に燃えるこの若き航空兵の胸に去来するものは何か……? そして、彼を待ち受ける宿命は……? 二百万人という大量の戦死者を出した太平洋戦争を最後まで戦った若き航空兵を描き、戦争とは何か、祖国愛とは何かを問う感動の長編!
  • いい恋愛をする第1条件は、いい男を好きになること! すべての恋する女性に贈る応援恋愛論。

    愚かで、考えなしで、向こう見ず。そして一途で、恐ろしいほどのパワーがあって――。恋はいつでも自己中心主義。たとえ周りに面倒かけても不幸にしても、そういう常識にかまっていては走りだせない。いくつになっても、結婚してても、子供がいても。病気であっても、異国にいても、貧しくても。恋をするのに、決して遅すぎるということはないのだから。恋の疾走に、幸多かれ! 全国の恋する女の子たちへ贈る、応援恋愛論!

    ※本書は一九九三年、大和書房より刊行され『ティア・ドロップ・プラネット』を改題、加筆・訂正したものが底本です。
  • シリーズ8冊
    495734(税込)

    ナンシー・ドルー18歳。偶然知り合った老姉妹の窮状を見かねて事情を聞くと、これまで援助の手を差し伸べてくれていた金持ちの老人が亡くなり、最後に老人を引き取った欲深な一家が遺産を独り占めしてしまったのだという。その傲慢な金持ち一家の鼻をあかし、みんなに遺産が渡るようにすべく、ナンシーは隠された遺言書捜しに奔走する。正義感が強く好奇心旺盛で、行動力抜群の少女ナンシーが、大人顔負けの活躍で事件を解決する。長年にわたり多くの人々に愛され続けてきた、少女探偵ナンシー・ドルー・シリーズの記念すべき第一作刊行。
  • 誰もいないブルー

    このごく短い小説は、冒頭とエンディングがブルーで埋め尽くされている。
    2つはまるで種類の違うブルーだが、その深さ、途方もなさにおいて共通している。
    そして2つのブルーのあいだに、ただ2人だけの登場人物がいる。
    他人同士だが、彼女と彼は親しげに言葉を交わす。
    2人のあいだには静けさがある。
    それは、彼の許から多くの人が去っていったあとの静けさだ。
    残された彼は苦心して1つのブルーを生み出し、そして今また、出発しようとしている。
    【著者】
    片岡義男
    1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    矢野徹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    第三次世界大戦が勃発――。その時、日本は。そして世界は……? 今こそ読みたい、政治シミュレーションSFの傑作。

    そのとき、上空に異様な光がきらめき、みるみる巨大な紫色の火球へと変わってキノコ雲が姿を現わした――。米中ソの間で第三次世界大戦が起きたのだ! 結果は悲惨だった。三大国は、わずか四十分で壊滅し、文明国としての機能を停止、混乱の地獄と化してしまった。幸いにも被害が比較的少なかった日本には、治安維持と被災者救済のために、自衛隊のカリフォルニア派兵が求められた。しかし八千人の自衛隊精鋭部隊がアメリカに上陸した時、今度は人種同士の争いが起きた……。第三次大戦の恐怖と極限状態の人類の姿を描く政治SFの傑作!
  • 572(税込)
    著者:
    矢野徹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ミスターSFの異名をとった作家が描く、忍者たちの鮮烈な生き様。渾身の時代連作短編集。

    音もなく忍び入り、電光のごとく跳躍し、雨のように手裏剣を投げる……。一見華々しく見えるが、忍者たちの訓練は厳しく、常に死と表裏の関係にあった。武術をはじめ、読心、変相、暗号、速歩、薬物、そして道具の作成と使用――。彼らはこれらの技を身につけたときから、人間としての幸福を求めることも許されず、忍びの者の掟に縛られて、謀報と敵の攪乱に生きたのであった。だが、彼らの胸の中には、秘かに人間としての喜びも哀しみも生きていた……。様々な忍者たちの活躍と「生」を描き、その強靭で孤独な魂を浮き彫りにする異色の連作短編。
  • 多くのトップビジネスマンに愛され続けたベストセラー詩集

    年を重ねただけでは人は老いない。人は理想を失うとき初めて老いる。温かな愛に満ち、生を讃える詩の数々。困難な時代の指針を求めるすべての人へ贈る、珠玉の詩集。
  • 572(税込)
    著者:
    高杉良
    著者:
    佐高信
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    第一線の経済小説作家と辛口評論家が、企業の実像を本音で語る、すべてのビジネスパーソン必読の書。

    突然言い渡された左遷・リストラ、ニュースで知った自社の合併、大企業のまさかの倒産……。現代ビジネスマンのおかれている状況は、明日をも知れない。いままさに激しい転換期を迎えている日本経済の現状において、次々と湧き起こる企業社会の問題に冴えた先見性を発揮し、ベストセラー小説を次々と生んでいる高杉良と、鋭い社会批判が多大な支持を得ている佐高信が、日本企業の実像と、経済小説誕生の背景にあった秘話を、縦横に語る対談集。
  • 572(税込)
    著者:
    矢野徹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    時も場所もこえて響き合う、人と犬との交流。矢野徹作品に通底する優しさと切なさを見事に表す表題作を含む傑作短編集!

    私が今でも思い出すのは、平和で美しいムカシ惑星という名の星で、静かに流れていた桃色の川のことと、サンタクロースが生まれ変わったような不思議な犬、サンタのこと。真っ白な手足と顔に短い尻尾、真赤な鼻と黒い目をもつ可愛い犬――。ところがサンタは、なんと未来予知能力を持っていた。そしてそんなある日、やってきた恐るべき事件……。それは、我々とサンタの運命を大きく変えてしまった! 異星での人と犬との感動的な交流を描いたSFメルヘン表題作の他、全10編を収録した感動の短編集。

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