『文芸・小説、学問、内田樹』の電子書籍一覧
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縁故主義、相互監視、正常性バイアス、反知性主義、
“コロナ・マッチョ”、『1984』的ディストピア……
なぜ日本はここまで劣化したのか?
・エビデンスを軽んじ、政治効果を優先させた日本の感染症対策
・知的無能が評価される「イディオクラシー」(愚者支配)とは
・“母子癒着”する日米関係とディストピア化する社会
・カミュ『ペスト』に描かれた危機下における大人の市民像
・「王道」と「覇道」――中国はこれからどうなるのか?
・書物という外部への回路がもつ「コモンの再生」の可能性……etc.
社会の病毒をえぐり、再生への道筋を示す真の処方箋! -
本書は、横浜国立大学で二〇一六年度において開講された特別セミナー科目「文系学部解体――大学の未来」(全五回)の講演会・討議を記録したものである。その趣旨は、横浜都市文化ラボ(代表=室井尚)のHP上で、以下の通り記されている。
「横浜国立大学では、29年度から文理融合の新学部【都市科学部】が設置されることになっています。そのうち、人間文化課程の教員の多数が配属される【都市社会共生学科】の日本人学生定員は60名であり、これまでの150名から大幅に縮小されることが決定済みです。 こうした国・文科省の「文系縮小」の政策に対して異議を唱えた室井尚著『文系学部解体』(角川新書)は、大きな話題を呼び四刷(15000部)まで増刷されました。本特別セミナーは、この話題をめぐって多彩なゲストを迎えて特別講演会を行うものです。」
各回のゲストとタイトルは次の通りである(カッコ内は開催日時)。
第一回=内田樹「『文系学部解体』以降の日本の大学」(六月十六日)
第二回=吉見俊哉「『文系学部解体』vs.『「文系学部廃止」の衝撃』(七月一一日)
第三回=ハヤシザキカズヒコ・三浦翔「なぜ誰も声を上げないのか/なぜ伝わらないのか?―福岡教育大学問題から考える」(十月二一日)
第四回=日比嘉高・増田聡「大学はこのままでいいのか?――自由と多様性を求めて」(十一月二二日)
第五回=竹下典行・小林哲夫「文部科学省との正しい付き合い方―こじれた関係を修復するために」(一月三一日)
(第一回から第三回までの討議は、『週刊読書人』紙上に掲載された)。
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