『文芸・小説、レシピ、玉村豊男』の電子書籍一覧
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ジャガイモをめぐる知的冒険
「ポテトチップスはクレームから生まれた?」
「フレンチフライは戦争とマックで世界に広がった?」
「ジョエル・ロブションの、世界一のマッシュポテトの作り方とは?」
ジャガイモの起源から歴史、食文化、料理法など、ユーモアあふれる文章で、徹底的に思考した一冊。
美しいイラストレーションで繰り広げられる、レシピ本でも、エッセイ集でもない、読んで美味しい、見て楽しい、まるごとポテトブック!
【目次】
はじめに 伊丹十三さんの思い出
ポテトをめぐる物語
夜のカフェで/ミスター・リーズのサンドイッチ/新大陸の贈りもの/不謹慎な植物/
戦乱と飢饉のヨーロッパ/タラとジャガイモの出会い/ジャガイモの食べ方/郷愁のブランダード/
海を泳ぐ黄金/ニューファンドランド/スープの語源/失われたパン/土のないジャガイモ畑/
イモに月が出ている/アイリッシュ・シチュー/ジャガイモ掘り
ジャガイモという不思議な植物
コモンポテト/ノアの箱舟/ジャガイモ博士に聞く/インカ帝国の知恵
ポテトの料理法
ポテトチップス/フレンチフライ/ベークドポテト/ローストポテト/ハッシュブラウン/
マッシュポテト/ポテトサラダ
―― コラム <ミスター・リーズのサンドイッチ><夜のカフェで><ジャガイモ掘り>
<料理の四面体><和食とジャガイモ>
おわりに 家庭菜園からの報告 -
食の先覚者・薩摩鹿児島から、馬肉・昆虫食の木曽信濃、山鍋と海鍋が併存する秋田へ。風土と歴史が生み出す郷土食はどう形成され、どう変貌したのか。日本全国、見て飲んで食べ尽くして考える旅のエッセイ。
『日本ふーど記』を改題し、〈改版にあたって〉を付しました。
《目次》
薩摩鹿児島――幸あり南方より来たる
群馬下仁田――コンニャク・エネルギー不変の法則
瀬戸内讃岐――パスタ文化食べ歩きリサーチ
若狭近江――頽廃の美味は古きワインで
北海道――国境演歌味覚変幻
土佐高知――初鰹たたく気分は“いごっそう”
岩手三陸――日本ホヤスピタリティー考
木曾信濃――何でも食べてやろう
秋田金沢日本海――山と里なべもの裏オモテ
博多長崎――ちゃんぽんと唐様で書く三代目
松阪熊野――ふだらく赴粥飯法
エピローグ/東京――二〇〇年前のファースト・フード
文庫版あとがき
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