『文芸・小説、ダイレクト出版、野山通、0円』の電子書籍一覧
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あの山には、巨人が埋まっている…。
その冬、都会から親戚の家にきていた小学二年の男の子と、僕たち村の四年生四人は、山中で人の右足のようなかたちをした巨岩をみつける。男の子の「計算」により、地中からつきだした左の足指らしき岩を発見した僕たちは、さらに「頭」をさがすべく、山深く分けいっていくが…。遠い日の、「巨人さがし」。 -
「予言をします。これはほんとに、たしかなことです」
「鬼に襲われた!」老女に助けを求められたのは、昨秋、廃屋で出会った若い女と再会してまもなくのことだった。老女は山中に居をかまえる霊能力者らしい。不審な影を追って女は森に踏みこみ、私もあとにつづこうとするが、そのとき老女は、小学生の姪の日奈たち家族の事故死を「予言」する。私は先日電話で話した日奈の、不可解な「予知」を思い出すが…。動けば世界が滅びると言い伝えられる、峰の巨岩「亀岩」と、的中率10パーセントの予知能力少女をめぐるミステリ。全二話の、第二話。 -
「大きな亀の下で、おじさんが泣いてた」
山中の廃屋の前で、私はハイカーの若い女と出会う。そこでは一年前に殺人事件があり、犯人は逃亡したままだった。「そこから、はなれたほうがいいよ」と、姪の日奈から電話がくる。彼女には幼いころ「予知能力」があった。しかし、小学五年の現在では当たることのほうがまれになっている。半信半疑でいる私だが、そのとき廃屋で物音がして、女は中をたしかめようとするが…。動けば世界が滅びると言い伝えられる、峰の巨岩「亀岩」と、的中率10パーセントの予知能力少女をめぐるミステリ。全二話の、第一話。 -
金魚すくいじゃなくて、僕が村を救うのです
深夜のホテルから私のタクシーに乗ってきた若者は、「ミサイルから故郷の村を救いに行く」という。某国の長距離ミサイル実験が予告され、この国の上空を通過するとのニュースが世間をさわがせていた。若者は村に伝わる竜の伝説と、子供のころの不思議な体験をかたる。ひょんなことから相乗りになった娘を加え、到着した村には、なにやら不穏な気配。ミサイル発射時刻が近づいているのは事実だったが…。すべては若者の妄想か? 蘇った竜が村を救うのか?
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