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『文芸・小説、松本清張』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全174件

  • シリーズ2冊
    770(税込)
    著者:
    松本清張
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    大岡裁きは美化されている! 痛烈な批判を込めた時代サスペンス。

    江戸城の目安箱に入れられた一通の書面。それを読んだ将軍徳川吉宗は大岡越前守に探索を命じるが、その最中に芝の寺の尼僧が殺され、旗本大久保家の存在が浮上する。将軍家世嗣をめぐる思惑。本格歴史長編。

    ※本書は角川文庫版(一九八七年刊・三分冊)を底本とした新装版です。
  • 429(税込) 2024/5/2(木)23:59まで
    著者:
    松本清張
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    現実に起った外国人神父による日本人スチュワーデス殺人事件を推理したドキュメント・ノベル

    殺人容疑者の外人神父は国外に逃亡して、ついに事件は迷宮に入った。日本にとって国辱ともいうべき「スチュワーデス殺人事件」。かつてアメリカの占領下にあった日本で続発した怪事件が、アメリカの陰謀によるものとして「日本の黒い霧」を書いた作者が、真実追究の念から、徹底的にこの犯罪を洗い上げる。
  • シリーズ5冊
    693737(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    身体が不自由で孤独な一青年が、小倉在住期の鴎外を追究する芥川賞受賞作『或る「小倉日記」伝』。旧石器時代の人骨を発見し、その研究に生涯をかけた中学教師が、業績を横取りされる『石の骨』。功なり名とげた大学教授が悪女にひっかかり学界から顛落する『笛壺』。他に9篇を収める。
  • 385(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    ミステリ好きなら名前を知らぬ人がない名作です。舞台は昭和三十年代。福岡市香椎の岩だらけの海岸で寄り添う死体が見つかったのは、汚職事件渦中にある某省課長補佐と料亭の女中。青酸カリ入りのジュース瓶がのこされ、警察ではありふれた心中事件と考えた。しかし、何かがおかしい──と福岡の老警官と東京のヒラ刑事は疑問を抱く。うたがわしい政商は事件当時、鉄道で北海道旅行中。そのアリバイは鉄壁だった──時刻表トリックの古典にして、今も瑞々しい傑作ミステリ。
  • 429(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    松本清張
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    実話に基づく放火殺人事件を題材に警察のずさんさを突く表題作ほか傑作短編集

    10年前、日光市におこった一家無理心中事件に疑惑!土地の一住職の熱心な懇願により、警察はついにこの事件の再捜査に踏み切った。10年のブランクのため難航する捜査。事件直後、現場から消失した小切手の行方は? 捜査線上に浮かび上がった謎の朝鮮人は?終戦後の混乱期にみられた警察の強引な捜査に、鋭い批判の目を向けた表題作ほか「情死傍観」「特技」「山師」「部分」「厭戦」「小さな旅館」「老春」「鴉」を収録。松本清張の傑作短編集!
  • エリートコースの販売課長が社員旅行の晩に行方不明となり、惨殺死体で発見された。動揺を隠せない社内の空気の中で、死の謎を追跡する女性社員の手記。意外な貌を見せる社員たちが疑惑の線上に次々と浮かぶ。欲望と犯罪の構図はガラスの城のような組織で醸成されたのか。清張ミステリーの傑作を新装版に。
  • 970(税込) 2024/5/8(水)23:59まで
    著:
    松本清張
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    割烹旅館で働く31歳の成沢民子は、脳軟化症で回復の見込みのない夫・寛次に縛られた暮しを若さの空費と考えていた。彼女は赤坂のホテル支配人・小滝にそそのかされ夫を焼殺し、行方を絶つ。直感で民子を疑った刑事・久恒はその行方を追ううち、民子への欲望をつのらせ、政財界の黒幕・鬼頭の女になっていることを突き止める。人倫の道を踏み外したものがたどる〈けものみち〉とは。 ※当電子版は新潮文庫版『けものみち』上下巻をまとめた合本版です。
  • 792(税込)
    著者:
    松本清張
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    男女の愛憎真理を鋭くえぐる、ミステリの巨匠・松本清張の傑作推理長編!

    考古学会の新進として注目されていたZ大助教授・江村宗三は、松山の老舗商店に嫁いだ元兄嫁の美奈子と度々逢瀬を重ねていた。しかし、2 人で計画した瀬戸内海旅行の中で、美奈子は宗三に妊娠を告げる。「もう松山には戻れないわ。あなたなしには生きてゆかれなくなったわ」……子を産む決意だというが、それは宗三の学界からの追放を意味した。宗三は美奈子の殺害を計画するが――。男女の愛憎心理を鋭くえぐる松本清張の傑作長編推理。ほか一遍収録。
  • 「屍体の重量がずしりと腕先にきたとき、はじめて私に任務らしい感情が充実しました」――。国民作家が終生描き続けた「組織・社会と個人との葛藤」をテーマに、これまで単著・全集未収録だった短篇小説を精選。自身の体験を反映した戦争小説から実在の事件をモデルにした小説まで、巨匠のエッセンスを凝縮した全十篇。

    【目次】
    任務(1955)
    危険な広告(1954)
    筆記原稿(1957)
    鮎返り(1955)
    女に憑かれた男(1956)
    悲運の落手(1957)
    秘壺(1960)
    電筆(1961)
    特派員(1979)
    雑草の実(1976)
     解説:権田萬治
  • 726(税込)
    著者:
    松本清張
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    巨匠・松本清張が描く、徳川家康伝の決定版!

    天文11年、三河国岡崎。周囲を強敵に囲まれた小さな大名家に、ひとりの男の子が誕生した。竹千代と名付けられた少年は、家を守るために幼い頃から人質生活を余儀なくされる。元服を機に故郷への帰還を果たした竹千代だったが、すぐに強敵・織田信長との決戦に巻き込まれて……。天下を併呑し、歴史にその名を刻んだ傑物・徳川家康の波乱と超克に満ちた、獅子のごとき生涯。大作家・松本清張が描く、最も分かりやすい家康伝。
  • 950(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    3カラットのダイヤが引き起こす12の悲劇
    戦前から戦後にかけて、豪華な指輪が次々と持ち主を変えながら
    数奇な運命をたどる。欲望と愛憎の人間ドラマを描く傑作連作推理小説。
    解題・藤井康栄/解説・佐野洋

    ※この電子書籍は2009年に文春文庫「長篇ミステリー傑作選」の
    一冊として刊行されたものの新装版を底本としています。

    【目次】
    第一話 土俗玩具
    第二話 小町皷
    第三話 百済の草
    第四話 走路
    第五話 雨の二階
    第六話 夕日の城
    第七話 灯
    第八話 切符
    第九話 代筆
    第十話 安全率
    第十一話 陰影
    第十二話 消滅
  • ミステリには「清張以前」と「清張以後」がある――。巨匠の凄みを凝縮した初期の傑作8編。心臓麻痺で突然死した教員の机に開かれた百科事典には「星図」の項が。その意味を探る表題作のほか、清張ミステリの出発点「張込み」、新人俳優に舞い込んだ映画出演の顚末を描く「顔」、九州某県の市長急死の謎を追う「市長死す」など、誰もが持ちうる後ろ暗さや焦りを克明に描く本格推理短編集!(解説・日下三蔵)
  • 880(税込)
    著者:
    松本清張
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    南北の朝鮮に抹消された悲劇の詩人。彼が追い求めたものとは何だったのか。

    第二次世界大戦後間もなくの朝鮮半島。詩人・林和は、かつて祖国を裏切り、日本警察の弾圧に屈服して日本帝国主義の植民地政策に加担したという暗い過去があった。その過去をアメリカ軍諜報機関は利用し、林和をスパイとして操ろうとする。謀略の罠に捕らわれていく林和。弾圧から逃れ北朝鮮に逃亡するも、朝鮮の北にも南にも理解されることはなく、ついにはアメリカのスパイとして軍事裁判で処刑されてしまう。イデオロギーと政治権力に押しつぶされ、現在でも南北の朝鮮文学史から完全に抹殺されている悲劇のプロレタリア詩人を描いたノンフィクション・ノベル。
  • シリーズ2冊
    374(税込)
    著者:
    松本清張
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    欲望渦巻く文壇で闘う女性を描いた、巨匠・松本清張による傑作ロマン長編!

    井沢恵子は姑との不和が原因で夫と離婚した。ひとりで生きていくため、文芸評論家・大村の紹介で『週刊婦人界』の記者の職に就くが、それをきっかけに大村は恵子にしつこく迫るようになり……。
  • 1,001(税込) 2024/5/8(水)23:59まで
    著:
    松本清張
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。被害者の東北訛りと“カメダ”という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追う。今西の寝食を忘れた捜査によって断片的だが貴重な事実が判明し始める。だが彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生する…。 映画でもドラマでも大ヒットした社会派ミステリー。 ※当電子版は新潮文庫版『砂の器』上下巻をまとめた合本版です。
  • 862(税込) 2024/5/8(水)23:59まで
    著:
    松本清張
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    7500万円の横領金を資本に、銀座のママに転身したベテラン女子行員、原口元子。店のホステス波子のパトロンである産婦人科病院長楢林に目をつけた元子は、元愛人の婦長を抱きこんで隠し預金を調べあげ、5000万円を出させることに成功する。次に彼女は、医大専門予備校の理事長橋田を利用するため、その誘いに応じるが……。夜の紳士たちを獲物に、彼女の欲望はさらにひろがってゆく。 ※当電子版は新潮文庫版『黒革の手帖』上下巻をまとめた合本版です。
  • 374(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    松本清張
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    巨匠・松本清張が描く、大学教員たちの濃密な愛憎劇!

    R大学の史学科に教員として勤める小関は、大学内での処世術にも長けた同僚の折戸に、強い嫉妬心を抱いていた。
    学問のうえでも差を付けられた小関だったが、ついに妻までもが折戸に奪われてしまう……。
    大学内の派閥争いを軸に男女の愛憎を描いた、松本清張の傑作長編。
  • 300(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    松本清張
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    空海の謎、密教の真相に挑む労作! 中国・インドへの精力的な取材を得て、無限にひろがる清張史観をここに再現! ――無錫・福州から揚州へ、伝説と虚飾に彩られた天才僧・空海の足跡をたどり、入唐の謎にせまる、中国への旅。さらに、密教の起源をさかのぼるために、インドを北から南へと、長期にわたる取材を敢行。玄人はだしのカメラアングルとともに、いきいきとした力強い文章で、清張史観を縦横無尽に展開する、渾身の力作。目で足で確かめる歴史の旅の醍醐味がここにある!
  • 300(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    松本清張
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    不敵な野望と奔放さに満ちた若き伊達正宗と、奥羽で対峙する蒲生氏郷――二人にとって越えることのできない大きな存在が、秀吉であった。天下に志を得ずに終わった彼らの胸中の苦悶を描く表題作のほか、抗いがたい力に翻弄され、結局は身を滅ぼしていった武将たちの運命と悲話10編を収録。待望の歴史小説傑作短編集。
  • 300(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    松本清張
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    農林省食糧管理局長・岡村福夫は、出張先から突然、本省に呼び戻された。砂糖輸入自由化を目前にしての、原糖割当てにからむ汚職事件が、突発したらしい。業者にとっては、文字通り甘い汁の宝庫に渦まく、疑獄。とそこへ、課長補佐・倉橋の変死の知らせが……。官庁汚職の実態を、下級官僚の屈折した感情と絡めて描く、渾身の力作ミステリー。官庁汚職の謎と悲惨な実態。巨悪の陰で虫けらのごとく抹殺される下級官僚の悲劇!
  • 300(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    松本清張
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    役者絵で名高い浮世絵師・写楽は、その生涯がまったく謎につつまれ、今日まで多種多様の人物像が描かれてきたが、その決着はついていない。本書は、美術に造詣の深い、日本文学界の巨匠である著者が、その鋭い分析と大胆な推理に基づいて、日本美術の点と線を明かす、興味深いひとつの試論である。
  • 300(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    松本清張
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    飛鳥の酒船石は、7世紀、イラン人たちの薬酒製造施設である、とする大胆な意見をはじめ、市井に埋もれた研究家の活躍にまで及ぶ、作家ならではの、古代史研究余語。古代史ブームに一石を投じた名著『清張通史』全6巻を遺して逝った筆者が、5年にわたり書きつづったコラム49編。東から西へ、文化交流の足跡をさかのぼる、名随筆。古代史の謎に挑んだ、清張史観の精髄。古代史のアカデミズムに挑む、大胆な仮説、そして精緻な論証!
  • 300(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    松本清張
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    東方食品株式会社の新製品は、大宣伝の結果、看板商品として浸透し、同社はたちまち、大企業にのし上った。しかし、サラリーマン社会の錯綜する人間関係の予期せぬ破綻が、会社の運命を大きく変える――新製品の開発とその成否に命運をかける、食品業界の内幕とマスコミの魔力! 一企業の繁栄と衰退を見事に描く長編。
  • 815(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    八月十六日、京都“大文字”の夜。興奮にざわめく人混みのなかを、一つの情事が進行していた。しかしその最中、人妻は送り火に見とれる男の前から姿を消した。
    同じ時、油壺と三宅島の間では、人妻の夫が参加するヨットレースがおこなわれていた。女を見失い、呆然と東京に戻った男の耳に飛び込む夫のヨットでのクルーの死亡事故、そして男の家のすぐ近所で人妻の遺体発見。鉄壁のアリバイ崩しに挑む本格推理「火と汐」。
    ほかに「証言の森」、「種族同盟」(映像作品「黒の奔流」原作)、「山」の計四篇を収録。
    ※この本は1976年2月に刊行された文春文庫の新装版です。
    解説・大矢博子
  • 会社員の青年・梅木隆介はある夜、夫婦と名乗るヒッチハイクの男女を車に乗せた。高貴さをも漂わせる美女と粗野な中年男は、まるで不釣り合いなカップルだった。好奇心が燃え上がる梅木は、車に残された万葉の古歌が彫られたペンダントから女の正体を突き止めようとする。だがそれは、甘い死の香りが漂う追跡行だった。謎が謎を呼ぶロマンチック・サスペンスの傑作!
  • 選挙に出馬する義弟の不透明な資金3000万円を持ち逃げした木谷省吾。逃避行の間に温泉旅館の女中・お篠から、群馬県比礼神社の、農作物の出来高に関する占いがよく的中するという話を聞く。木谷は占いに従い小豆相場へ投資、大儲けをする。そして新しい人生を始めるため、さらに大きな利益を狙うのだが……。騙し騙され、人間の欲望が渦巻く超一級のサスペンス!
  • 20年近く地道にある省の役人を勤めてきた川島留吉は、ふとしたきっかけで役人仲間と麻雀を始める。麻雀が弱い川島は負けが込み続けるが、ある日、川島の官庁に出入りの外郭団体の職員から自宅での麻雀に誘われる。そこから川島の地獄の日々が始まった――。(表題作) 俳句仲間と野鳥の声を録音しに行った軽井沢での殺人事件を扱った「二つの声」も収録。
  • 福栄銀行の預金係・安川信吾は、現金500万円を横領、ホステスの啓子と逃亡する。安川は、脱税者名簿とも言うべき裏帳簿も同時に持ち出し、銀行と取り引きするが、銀行の裏切りで逮捕される。だが肝心の裏帳簿を持って啓子は行方不明に。啓子の行方を追う、安川の友人の知念と田村。彼らの前に現れた謎の金融業者・須原庄作の正体とは!? 金融業界の暗部を抉る問題作!
  • 水尾市の市会議員である鐘崎義介は酒造会社と市政に批判的な新聞社を経営するやり手。だが、温泉で出会った女・カツ子が自室の西洋風呂で見せる、若く奔放な姿態に溺れる。地方の名士である男は、都会的なものの虚飾に魅せられて破滅の道をたどり、やがて殺人を招き寄せていく! 地方政界に渦巻く欲望と利権を描くとともに、“アリバイ崩し”にも挑んだ本格推理長編。
  • 880(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    作家の小西は、戦友が社長を務める地方紙に、小説の連載を始めた。原稿料に上乗せされる20万円の裏金は、選挙違反で指名手配中の元見習士官の逃走資金なのか。その逃亡犯が白骨死体となって発見され、さらに、第2の殺人事件が起きた――。旧軍隊の人間関係が色濃く残る昭和という時代。選挙という血みどろの争いを背景に、人間の絆と情念を描く傑作長編推理!
  • 昭和初期の小倉。私鉄職員の“わたし”三輪は、陶器会社に勤める仲間、秋島、久間とともに詩を愛好していた。陶器会社の高級職員・深田の家に集まっては詩論を戦わせるが、3人とも都会的な雰囲気をまとう深田の妻・明子に憧れていた。だがある夏祭りの夜、明子は死体で発見される。事件は迷宮入りとなるが……(表題作)。山中で発見された白骨の謎を追う「山の骨」も併載。
  • シリーズ2冊
    770(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    悪徳岡っ引・梅三郎の罠にかかって、“破牢”の重罪を負った甲州無宿の源次。逃れて、ある錺師の家の下働きとなるが、娘のお蝶と深い仲となり出奔。源次を匿い、お蝶は湯島の小料理屋に働きに出るが、そこには、あの梅三郎や、妖しい加賀藩の用人が出入りしていた……。無宿人の憤りを、巨匠が活写。
  • シリーズ2冊
    825(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    古美術商『草美堂』の主人・高尾庄平は62歳。商売は順調で30歳も年下の野村和子を愛人にしていた。高尾は古美術蒐集家として名高い明和製薬の社長・村上為蔵に接近しようと画策していたが、和子が村上社長の隠し子であることを知り、その関係を利用しようとする。だが、商売敵の駒井竜古堂もまた、村上社長に近づこうとしていた。古美術界の実態に鋭く迫る異色大作!
  • シリーズ2冊
    660(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    若い芸術家の憧れの的である美貌の人妻・竜崎亜矢子。彼女は夫・重隆との愛なき結婚に苦しむ“名家の囚人”であった。カメラマンの奈津井久夫は亜矢子に惹かれながらも見合い結婚をした。取材で出向いた青森県十三潟で男の死体に遭遇した奈津井は、その写真で脚光を浴びる。亜矢子への憧憬をカメラに託す奈津井だが、彼女は新聞社勤務の久世俊介と……。彷徨う愛の行方は!?
  • 605(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    武蔵野台地の一画で、多摩川を見下ろす城跡に私たちの高校はある。高校3年生の私の仲間で詩人ポーの心酔者で、クラスメイトや先生から愛されていた通称「ノッポ」が学校裏の沼で絞殺死体となって見つかった。彼の死をきっかけに学校の周りで不思議な出来事が続発する。はたして事件の真相とは――。清張作品では稀な青春推理小説で、瑞々しい感覚を放つ一作。
  • シリーズ2冊
    683734(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    昭和初期を雄渾に描く、巨匠最後の小説。
    満洲と日本を舞台に描いた未完の大作千七百枚

    2018年3月、NHK『100分de名著』でも取り上げられる、松本清張渾身の遺作!

    昭和八年。東京近郊の梅広町にある「月辰会研究所」から出てきたところを尋問された若い女官が自殺した。
    特高課第一係長・吉屋謙介は、自責の念と不審から調査を開始する。
    同じころ、華族の次男坊・萩園泰之は女官の兄から、遺品の通行証を見せられ、月に北斗七星の紋章の謎に挑む。
  • シリーズ6冊
    539594(税込)
    著者:
    松本清張
    レーベル: 双葉文庫
    出版社: 双葉社

    著者が著した膨大な数の短編を、ジャンル別に集めた文庫オリジナル作品集。全6巻。第1巻は主に戦国武将を描いた作品10編を収録した「武将列伝」。毛利元就・足利義昭・伊東祐義・丹羽長秀・柳生一族……。いずれも人間の心理を深く描いた著者ならでは作品集。
  • シリーズ2冊
    737781(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    米倉涼子主演のドラマ原作。“どのように美しくても、経済力のない女は虫のように無価値だ”医学界の重鎮だった亡父の後を継ぎ、若くして病院長となった戸谷信一は、熱心に患者を診療することもなく、経営に専心するでもない。病院の経営は苦しく、赤字は増えるばかりだが、彼は苦にしない。穴埋めの金は、女から絞り取ればいい……。色と欲のため、厚い病院の壁の中で計画される恐るべき完全犯罪。
  • 737(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    前任地での仕事の引継ぎに行って来るといったまま新婚一週間で失踪した夫、鵜原憲一のゆくえを求めて北陸の灰色の空の下を尋ね歩く禎子。ようやく手がかりを掴んだ時、“自殺”として処理されていた夫の姓は曾根であった! 夫の陰の生活がわかるにつれ関係者がつぎつぎに殺されてゆく。戦争直後の混乱が尾を引いて生じた悲劇を描いて、名作『点と線』と並び称される著者の代表作。
  • シリーズ2冊
    616(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    貧しい青年美容師佐山道夫は、勤め先の美容室の常連客で、証券会社の社長夫人波多野雅子と関係を結び、その出資で独立する。野望に燃える佐山は、一方では雑誌「女性回廊」の編集者枝村幸子に接近し、彼女の紹介で有名タレントのヘヤーデザインを次々と手がけ、一躍美容界の寵児となる。だが、株で穴を空けた雅子が返済を迫るようになり、佐山の胸には黒い計画が生まれる--。
  • 484(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    ビートたけし主演のドラマ原作。九州の海岸で発見された男女の死体。汚職事件渦中の役人と愛人の心中……そう誰もが思ったが、疑念を抱いたベテラン刑事が独自に捜査をはじめる。しかしたどり着いた容疑者には疑う余地のないアリバイがいくつもあった。同時刻に北海道にいたという鉄壁のアリバイ――東京駅で1日に1度しかない、たった4分間の空白――時刻表トリックを用いた元祖とも言われる作品で、空前の推理小説ブームをまきおこした傑作。松本清張の代表作であり、ミステリ名作中の名作!
  • シリーズ2冊
    693737(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。被害者の東北訛りと“カメダ”という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追う。今西の寝食を忘れた捜査によって断片的だが貴重な事実が判明し始める。だが彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生する…。 映画でもドラマでも大ヒットした社会派ミステリー。
  • シリーズ2冊
    715(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    保守党派閥抗争の確執の中、若手議員・川村は色と金を求め、銀座の高級クラブのママ織部佐登子に眼をつけた。だが、彼女は財界人をパトロンに持ち、政・財界間の影の資金ルートをつないでいた。次期首相を約束される寺西議員のもとから、逆リベートを運ぶ途中、佐登子は若い男に金を強奪されてしまう――。秘書、運転手、院内紙記者、代筆屋など代議士の陰で蠢く永田町人種の生態。
  • 693(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    平凡な永い人生を歩き、終点に近い駅路に到着した時、耐え忍んだ人生からこの辺で解放してもらいたいと願い、停年後の人生を愛人と過ごそうとして失踪した男の悲しい終末を描く「駅路」。邪馬台国の謎を追究する郷土史家を描きながら、“邪馬台国論争”に関する著者の独創的見解を織り込んだ力作「陸行水行」。他に「ある小官僚の抹殺」「万葉翡翠」など全10編を収めた傑作短編集。
  • シリーズ2冊
    616(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    7500万円の横領金を資本に、銀座のママに転身したベテラン女子行員、原口元子。店のホステス波子のパトロンである産婦人科病院長楢林に目をつけた元子は、元愛人の婦長を抱きこんで隠し預金を調べあげ、5000万円を出させるのに成功する。次に彼女は、医大専門予備校の理事長橋田を利用するため、その誘いに応じるが……。夜の紳士たちを獲物に、彼女の欲望はさらにひろがってゆく。
  • シリーズ2冊
    781(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    江戸城花見の宴で催された歌くらべで、前将軍家斉の寵愛する中臈(ちゅうろう)多喜の方は、大奥の実力者お美代の方に勝つ。が、その直後、歌の短冊を桜の小枝に結ぼうとした多喜の方は、踏台から転倒し、流産して死んでしまう。お美代の方の養父中野石翁は、すでに隠居した身でありながら、絶対権力を握る大御所家斉の信寵を得ているのであった……。江戸城大奥と絡む陰湿な政治闘争が展開する。
  • 660(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    銀行を襲い、仲間と山わけにした金で商売をはじめた内堀彦介は、事業に成功した今、真相露顕の恐怖から5年前に別れた共犯者の監視を開始するが……。疑心暗鬼から自滅していく男を描く「共犯者」。妻の病気、借金、愛人とのもめごと、仕事の失敗――たび重なる欲求不満と緊張の連続が生み出す衝動的な殺意を捉えた「発作」。ほかに、「恐喝者」「愛と空白の共謀」など全10編を収める。
  • 616(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    ホテルに偽名で宿泊中の代議士が殺された。被害者に人知れぬ男色趣味があったらしいと偶然知った広告代理店の社員土井は、友人の週刊誌記者と代議士の足どりを追う。やがて二人は、代議士が日常的関連から断絶したいわば分離の時間の中で、癒着した政財界の裏面、倒錯した性の世界に踏み込んでいたことをつきとめる。そして事件の真相は意外にも……。他に『速力の告発』を併録。
  • 407(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    日本が破滅に向って急速に傾斜していった時代、金も学問も希望すらもなく、ひたすら貧困とたたかっていた孤独な青年松本清張。印刷所の版下工としてインクにまみれ、新聞社に勤めてからも箒の仲買人までしながら一家八人の生活維持に苦しんだその時代が今日の松本文学を培(つちか)ったのであった――。本書は、社会派推理小説の第一人者である著者が若き日を回想して綴る魂の記録である。
  • 528(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    《荷物 一個 内容 死体》トルストイの遺体にひっそりと付けられた荷札をめぐる随想。信長暗殺に臨んで御神籤を三回引いた明智光秀の心中劇とマクベスの葛藤の姿。そしてエイズについての率直な発言。創作の為に書き留められた日記とメモと紀行文からは、記録を超えた玄妙な香りさえ立ち昇る。イメージの飛躍としたたかな小説構造を両立させた清張文学を読み解く最後の記録作品。
  • 616(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    製薬会社と癒着している医学界の現状を批判した東京都下の大学病院の医局員住田友吉が、名古屋のホテルで他殺死体となって発見された。その殺人方法は、手首の動脈を切って、湯の中で徐々に脱血させ、死亡させるという異常なものであった。2ヵ月後、ほぼ同じ方法によって開業医が……。医師と製薬界の荒廃した連繋と意外な愛憎関係がもたらした連続殺人事件を描く本格推理長編。
  • シリーズ2冊
    781(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    大和大学教授の稲木は、バーのマダム啓子との情事の後で入試問題草案を紛失した。前代未聞の不祥事の処理に奔走する専務理事一派に対し、執拗なまでに真相を追求する反主流派の川西教授。草案は美貌の事業家楢沢莢子から無事稲木のものに届けられたが、稲木は彼女への愛に溺れてゆく。一方、川西は啓子との浮気旅行を夢見て、その資金を作るために裏口入学を斡旋する……。
  • 616(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    座の一流画廊に画を売り込みに来た女流新人画家・降田(おだ)良子。その斬新な手法と構成が有名なコレクターの眼にとまり、良子の作品展は画壇の注目をあつめる。しかし、彼女の風変わりな制作態度に秘密を感じたライバル画廊の支配人・小池は、真相を求めて良子の郷里福島へと向う。画商の商算と美術評論家の欺瞞が交錯する画壇に二重三重にはりめぐらされた策謀を暴くサスペンス長篇。
  • 484(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    日本美術史に燦然と輝く芸術家十人が、血の通った人間として甦る――。新進気鋭の快慶の評判に心乱される運慶。命を懸けて、秀吉と対峙する千利休。将軍義教に憎まれ、虐げられる世阿弥。将軍家、公卿、富商の間を巧みに渡り歩く光悦。栄華を極めながらも、滲み出る不安、嫉妬、苛立ち、そして虚しさ――美を追い求める者たちが煩悩に囚われる禍々しい姿を描く、異色の歴史短編小説十編。
  • 484(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    貧窮のうちに死んだ祖母の骨壺を探しながら小倉を訪ね、往事を回想する鎮魂の自伝的小説『骨壺の風景』。画壇の主流に背を向け、荒んだ生活を送る天才画家。著者独自の鑑識眼を駆使して、卓抜したテクノロジスト岸田劉生の晩年の悲劇を解明した表題作。老人の奥底にひそむ性と孤愁を生なましく描きだした『筆写』。画狂人の気負いと孤独を捉えた『北斎』など、全5編を収める。
  • 528(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    大洗海岸に巨人と見紛うほどに膨張した死体が流れ着いた。警察は苦心の末に、海外旅行中の県議会議員と特定したが、その腐爛状態には驚きのトリックが隠されていた(表題作)。実力はありながら、地味な風貌が災いし、どの組織でも決してトップの椅子にはつけない元銀行副頭取。男が三十一歳も若いバーのマダムと再婚したとき、悲劇が幕を開ける「礼遇の資格」など傑作短編五編。
  • 1,034(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    飛行機の中から富士山を写したばかりに、思いもかけぬ事件に巻込まれたカメラマンの田代は、撮影旅行先の木崎湖や青木湖で不気味な水音を聞き、不審な波紋を目撃する。行く先々に現れる小太りの男と謎の木箱を追う田代の周辺で、次々に起る殺人事件は、保守党の有力幹部失踪事件と関連を持ち始め、偶然と必然の織りなす経過のうちに、醜悪で巨大なその全貌を現わし始める……。
  • 572(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    私の殺人犯罪の原因は、川倉甚太郎との金銭貸借ということになっている。――金銭のもつれから友人を殺害した男が刑の確定後に、秘められた動機を語る表題作。女性が失踪し、カメラだけが北海道でみつかった。死体は発見されず、容疑者の新進画家には堅牢なアリバイがある。巧みなトリックを生かした「すずらん」など、多彩な魅力溢れる全10編を収録した傑作短編集。
  • 660(税込)
    著:
    松本清張
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    神奈川県の相模湖畔で交通関係の業界紙の社長が殺された。関係者の一人だが容疑者としては一番無色なタクシー会社の専務は、殺害の数時間後、遠く九州の和布刈(めかり)神社で行われた新年の神事を見物し、カメラに収めていたという完璧すぎるアリバイに不審を持たれる――『点と線』の名コンビ三原警部補と鳥飼老刑事が試行錯誤を繰返しながら巧妙なトリックを解明してゆく本格推理長編。
  • 東京郊外で発見された、男の腐爛死体。その身元を追及しようとする二人の新聞記者は、次第に、あまりにも意外な事件の核心にふれてゆくこととなった。酒と女の供応に明け暮れしている、そんな悪徳税務署員の私行が招き寄せた、三つの殺人事件を通して、脱税に、収賄にと、腐敗しきった税務署の、驚くべき内情が描かれる。――現代の黒い霧に挑む著者の、代表的な社会派推理小説!

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