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『文芸・小説、ボイジャー・プレス』の電子書籍一覧

1 ~54件目/全54件

  • 418(税込)
    著:
    中島梓
    レーベル: ――

    栗本薫唯一の私小説。死産で産まれた弟との葛藤を描き、栗本薫・中島梓を知る上で欠かせない作品。

    栗本薫は『ぼくらの時代』で華々しく文壇デビューした後、グイン・サーガ・シリーズを発表した1979年に文芸誌「群像」に唯一の私小説「弥勒」を発表した。
    この作品は死産で産まれ、3歳のときに日本脳炎のために意識もないままに寝たきりとなった弟との葛藤を描いて、栗本薫・中島梓の一生を苦しめ続けた激烈な怒り・悲哀が赤裸々に語られた作品である。『弥勒』の続編として手を付けられたまま、完成することのなかった断片「56億年の弥勒」を併載。解説は元群像編集長、内藤裕之氏。
    【著者】
    中島梓
    1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、400点を越える著作が刊行された。
  • 複数の時空を駆ける長編ファンタジー小説

    同時並行世界をまたぎ、謎の力「特殊能力」を巡る大国の陰謀に抗いながら、自らのルーツが徐々に明らかになっていく……。最終的には悲劇に落ち着きますが、題名である「帰る場所」にきっと何かを感じられるはず。長編ファンタジー、完結。

    【目次】
    序章
    第一章 記憶喪失
    第二章 能力
    第三章 未開の地
    第四章 隠れ里
    第五章 水源
    第六章 帝国の真意(マーサ)
    第七章 能力と惨禍~始まりの記憶~(ガザ)
    第八章 能力と惨禍~帝国の歴史~
    第九章 原子の火
    第十章 帰る場所

    【著者】
    春瀬由衣
    ファンタジー小説を手掛けるアマチュア小説家
  • 耽美、浪漫、頽廃などの栗本作品の重要な主題が短歌として表現された、創作の源泉を知るための好個の書。

    1984年に自費出版された栗本薫の短歌集。出産、育児によって活動を抑えていた1983年から84年にかけて、奔流のように湧き出した短歌が収録され、耽美、浪漫、頽廃などがキーワードとなる栗本薫の創作のモチーフが直截に表現されている。栗本薫の耽美小説群のファンのみならず、創作の源泉を垣間見させる栗本薫を知る上での好個の書。

    【著者】
    栗本薫
    1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。1981年には吉川英治文学新人賞を受賞。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、SF、ミステリー、時代小説、耽美小説などさまざまなジャンルに渡る400点を越える著作が刊行された。
  • 突然の親の訃報。その瞬間から四十九日法要までをかなりリアルに表現した、喪主シミュレーション小説。

    平凡なサラリーマンである町田が、突然の親の死に直面し、何をどうして良いかもわからないままの状態から未経験の喪主を務め、更にその後に山積・襲来する課題に戸惑い悩みながらも取り組み、遺品の山を発掘して必要なものを収集・準備し、四十九日法要を終えるまでの苦闘の軌跡を可能な限りリアルに描く。普段語られることの少ない親の死について書かれた内容を読者が自らの境遇に落とし込むことで、いずれ訪れる親の死後へのシミュレーションとなるとともに、頭の片隅に浮かぶ漠然とした不安の軽減に少しでも役立つものと思料。

    【著者】
    辻六道
    首都圏在住。50歳を超えた平凡なサラリーマン。父親の急逝を受けて喪主を務める。訃報を受けた瞬間から生活環境が一変、葬儀・仏事・行政手続・口座廃止・年金手続等の諸課題に、全く未経験の状態から短期間で対応。これらの課題解決にかなりの時間と労力を要したこと、及び表には出てきにくいもののこの手の情報を求める周囲のニーズの存在を知ったことから、その対応中に考えたことや感じた思いを後に続く者へ伝えることには、幾ばくかでも意味があると考えて本書を執筆。
  • 歌舞伎台本、オペラ台本、映画台本、そして小説。コンテンツの面白さを満喫する多彩な台本を集めて

    歌舞伎台本で、東日本大震災に取材した「陸奥下絡繰白波」、同じく未解決の東電女子社員殺人事件に取材した「紅地蔵夜鷹絵暦」。シャカ族殲滅という釈尊晩年の悲劇をオペラ化した「ビルーダカ~シャカ国を滅ぼした哀しみの王」。防衛大学校に落語部を、と奮闘する防衛大女子学生を描く映画台本「武人娘あすか~噺版・防衛大学校物語」。国際法を無視した中国の海洋最前線基地へ果敢に殴り込むアニメキャラの水着美少女たちを描く短編小説「南シナ海マリン・エンジェル作戦」。以上、ギリギリのテーマ設定で上演が危ぶまれる5篇を収録。

    【目次】
    劇作集刊行にあたって
    陸奥下絡繰白浪
    ビルーダカ~シャカ国を滅ぼした 哀しみの王
    武人娘あすか~噺版・防衛大学校物語~
    紅地蔵夜鷹絵暦 怪談・東電女子社員殺人事件
    南シナ海マリン・エンジェル作戦

    【著者】
    小田切しん平
    1955年愛知県生。私大の文学部仏文科卒。卒論は後にノーベル賞受賞のル・クレジオ。広告会社、テレビ番組制作会社、クラシック音楽事務所を経て、21世紀からライター業。著書「東京パルチザン」「世界街頭広告図鑑」「老犬コロが教えてくれた幸福」、翻訳各種(英、仏、伊)。
  • 十代から歌舞伎を見続けてきた栗本薫の母が、希代の名優中村富十郎の50年に渡る舞台観劇記・交流の記録。

    伝説的歌舞伎役者、十五代目羽左衛門の舞台を13歳で見てより歌舞伎の魅力に取り憑かれた山田凉子は、六代目菊五郎、初代吉右衛門、七代目幸四郎などの名優の舞台に接して歌舞伎への鑑賞眼を磨いてきた。そして1961年に当時鶴之助を名乗っていた中村富十郎に魅せられた彼女が、半世紀に渡る観劇記、交流をまとめたものが本書である。あくまでもファンの視点から書かれてはいるが、自身も長唄の名取りであり幾度か富十郎の踊りと共演も果たしている著者の富十郎評は的確。本格的な評伝のない現在、歌舞伎研究書としても貴重である。

    【著者】
    山田凉子
    1925年東京生まれ。13歳より歌舞伎を見始める。山田抄太郎、稀音家六里治に長唄を、長生松帆に小唄を師事し邦楽への造詣を深める。また句集に『江戸切子』、『瓔珞』がある。栗本薫・中島梓の母。
  • 330(税込)
    著:
    壺井栄
    レーベル: ――

    どんどん焼きやの小母さん。今ではしがない暮らしではあったが、たった一つ、人の知らない宝ものがあった。

    どんどん焼きやの小母さんは、村の人から「おあな」だの「あな婆さん」だのと軽べつしたような調子で呼ばれていた。それは小母さんがどんどん焼きをしている土間のすぐうしろの部屋で寝ている平吉じいさんが、障子ごしにおあな、おあなと呼び続け、それが買い物客に筒抜けだから。「おあな、おあな、と仲のええことじゃのう」と冷やかす客もいるが「あれが阿波屋の娘のなれのはてかい」と感慨を新たにする者もある。今ではしがない暮らしのお花さんではありますが、たった一つ、お花さんには人の知らない宝ものがありました。

    【著者】
    壺井栄
    小説家 1899年 - 1967年
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 385(税込)
    著:
    壺井栄
    レーベル: ――

    皆から仲間はずれにされていた千代だったが手をとって笑い、走るきっかけを作ってくれたのがミユキだった。

    ものごころついて以来の千代は、夕方になると桟橋に出ている父親を呼びにやらされていた。十歳の時はもう母親の役目をしょわされていた。赤ん坊のころにはった「てっぺごうやく」でできてしまった禿のせいで、付いたあだ名は二銭銅貨。しがない境遇のせいで学校では何となく仲間はずれになっていた。
    千代は小さくなってうしろの席に甘んじ、自分を主張することを忘れていった。勉強ができても彼女は手をあげなかった。そんな千代の手をとって、みんなが笑うときには笑い、走るときには走るきっかけを作ってくれたのがミユキだった。

    【著者】
    壺井栄
    小説家 1899年 - 1967年
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 思想犯の夫を刑務所にさらわれ敬遠されている私。しかしたった一人私に声をかけてくれたのが茂やんだった。

    詩人生田春月の詩碑は私の生れた村の墓地のある小さな丘の、海の見渡せる景勝の地にあった。そこには私の祖父の墓もある。それへの思いと同じつながりでいつも春月碑をたずねていた。思想犯の夫を刑務所にさらわれていた私は、詩碑への道すがら幾人かとすれ違うが、むこうはだまってゆきすぎ、ぜったいに話しかけてこない。詩碑から立ち去ろうとしたとき、足音を聞き立ち止まった。薪を背負った男が近づいてくるのをみて碑のうしろにかくれようとすると「おしまい」と突然の仕事じまいのあいさつをされた。それは笑顔の茂やんだった。

    【著者】
    壺井栄
    小説家 1899年 - 1967年
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 440(税込)
    著:
    壺井栄
    レーベル: ――

    私立K脳病院には二百人の変てつ者が暮らしている。それは破れた風船を心中に抱いているような人々だった。

    平野をつっぱしる中仙道のほとりに、私立K脳病院は玄関口を街道にひろげて建っている。明るい近代的な建物ともみえるが、一足裏に回れば風雪にさらされた幾棟かの病舎がいかにも世ばなれた形でかくれている。ひろびろとした田圃の中に黒い瓦ぶきのその病舎はいかにも時代めいた姿だ。明治時代の小学校かとも見えるその変てつもない建物の中には、二百人の変てつ者がひっそりと世をはなれ、時に猛獣となる危険を内にひそめたしずかな喧噪さで暮している。みんな、いわば破れた風船を心の中に抱いているような人々だった。

    【著者】
    壺井栄
    小説家 1899年 - 1967年
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 瀬戸内海べりの一寒村の小学校に赴任したての先生と個性豊かな12人の教え子たちによる人情味あふれる物語

    農山漁村の名がぜんぶあてはまるような瀬戸内海べりの一寒村へ赴任してきたわかい女の先生に、分教場で出会った十二人の一年生のひとみは、それぞれ個性にかがやいてことさら印象ぶかくうつったのである。岬に響く歌声、笑い声、ときにはなき声の大合唱。一冊の文集が反戦思想の証拠品となり、一朝にして国賊に転落させられるような時代。戦争の渦に巻き込まれながら成長していく教え子たちを複雑な気持ちで見守り、笑顔とときに涙を見せながら教え子に寄り添うのだった。

    【著者】
    壺井栄
    小説家 1899年 - 1967年
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 島の南端S港の村にある飲食店「おきん」。コウの記憶に消しがたい印象を残した数々の女たち。

    黒々とそびえ立つ山の麓にひそやかに眠っている島の南端S港の村。三百戸足らずの家々がかたまっていて、この真夜中に起きているのは宿屋と料理屋と駐在の赤い灯と、そして汽船宿だけである。それからもう一軒、飲食店「おきん」があった。コウはおきんの裏に立てましした四畳半の屋根裏の部屋で思春期をおくる。おきんと屋根裏部屋に出入りをする人たち。コウの記憶に消しがたい印象を残した数々の女たち。その一人にすま子も入っていた。

    【著者】
    壺井栄
    小説家 1899年 - 1967年
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 栗本薫の担当編集者であり、また夫でもあった今岡清が、個人的な思い出深い作品を集めた作品集。

    栗本薫の担当編集者であり、また夫として30年以上に渡り生活を共にした今岡清が、個人的な思い出深い作品を集めた作品集。江戸川乱歩賞受賞で華々しく文壇デビューしたのち、初めてSF-マガジンに登場した「ケンタウロスの子守唄」、ふざけ散らしたユーモアSFでありながら文明批評でもある「エンゼル・ゴーホーム」、日常の会話から書き始められたものの中断していた原稿の発見された「手間のかかる姫君」、マンガ家に憧れていた栗本薫の唯一のマンガ作品「日々是好日」ほか六篇を収録。

    【目次】

    ケンタウロスの子守唄
    エンゼル・ゴーホーム
    パソコン日記
    手間のかかる姫君
    滅びの風
    日々是好日
    解説

    【著者】
    栗本薫
    1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。1981年には吉川英治文学新人賞を受賞。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝22巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、SF、ミステリー、時代小説、耽美小説などさまざまなジャンルに渡る400点を越える著作が刊行された。

    今岡清
    1948年横浜市生まれ。『S-Fマガジン』(早川書房)の元編集長。編集者として星新一、小松左京、筒井康隆らの作家の作品を手掛け、また神林長平、大原まり子らの新人を育てる。作家の栗本薫は妻。栗本薫の遺作『グイン・サーガ』の続編プロジェクト監修者。天狼プロダクション代表取締役。ジャズシンガー。
    天狼プロダクション: http://tenro.music.coocan.jp/index.html
  • 1991年に発表され、若者の共感と批評家からの絶賛を浴びた書き下ろし評論が電子版として復刊。

    栗本薫の筆名でグイン・サーガ、伊集院大介シリーズほか数多くのベストセラーを生んだ中島梓が、1991年に発表した書き下ろし評論。おタク、ダイエット、女性による男性同性愛への関心などを扱い、変容する社会において危機的な状況におかれた自我のあり方を、自身も拒食症・過食症に陥り、また「真夜中の天使」を嚆矢としてやおいと呼ばれるジャンルを拓いた体験を踏まえつつ描いた問題作。刊行当時若者の共感と批評家からの絶賛を浴びたものの長らく絶版となっていたが、いま電子版として復刊される。解説・藤本由香里。

    【目次】
    はじめに──私はなぜこの本を書こうと思ったのか
    第1章 コミュニケーション不全症候群
    第2章 オタクについて・1
    第3章 オタクについて・2
    第4章 ダイエット症候群・1
    第5章 ダイエット症候群・2
    第6章 病気の時代
    第7章 僕の夢は少年を……
    第8章 美少年なんか怖くない
    第10章 コミュニケーション不全症候群のための処方箋
    あとがき
    解説 藤本由香里

    【著者】
    中島梓
    1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズを始め、400点を越える著作が刊行された。
  • オドケンとトリキョウの新聞記者同期コンビが難事件を解決するシリーズ第一弾。

    鹿児島県霧島市の花丸製菓が倒産した。負債総額は800億円超。同じ日の午後、突然、鹿児島市は未曽有の豪雨になる。中心部の城山が崩れ、花村製菓の常務宅が埋まる。倒産の当日、鍵を握る財務担当重役が崖崩れで死ぬとは!不思議だが、天災だ。偶然としか言いようがない。家を寸前で飛び出し、難を逃れた同社社長秘書の地頭園は大学で地質学を学んでおり、前年も崩れた城山の危ない状態は分かっていたはず。南国日日新聞記者の踊橋健一と鳥原恭子の同期コンビは、「崖崩れで人を殺せるか」と推理を展開するが次々と覆されていく。

    【著者】
    宮田俊行
    昭和32(1957)年生まれ。鹿児島市出身。早稲田大学法学部卒。南日本新聞社での記者歴26年余。林芙美子の伝記など著作2冊、共著4冊。福岡県小郡市在住。
  • シリーズ5冊
    495770(税込)
    著:
    中島梓
    レーベル: ――

    ベストセラー作家がみずから投稿原稿を批評・添削しながら、執筆の指導を行う実戦的小説入門書。

    数多くのベストセラーで知られる栗本薫が、中島梓の別名で雑誌JUNE誌上に連載した小説入門講座。やおい・BLとして知られる男性同性愛小説向けの内容ではあるが、夭折した天才作家が、創作の機微から具体的な技術までを余すところなく伝えた、創作を目指す者にとっての必読の書。
    【著者】
    中島梓
    1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、400点を越える著作が刊行された。
  • 著者逝去の前年の作品を含め、単行本未収録の伊集院大介シリーズ5編を収めた、文字通り大介最後の推理。

    伊集院大介シリーズお馴染みのキャラクター、山科警視、森カオル、伊庭緑郎、滝沢稔ことアトムくんほか、『ほくらの時代』の栗本薫も登場する作品集。「月光座 金田一耕助へのオマージュ」では伊集院大介と金田一耕助が共演、「幽霊座」での耕助の推理をリスペクトを湛えつつ伊集院大介が新たに解き直すという趣向も。栗本薫逝去の前年に書かれた「誰でもない男??伊集院大介の秋思」など5編を収録し、伊集院大介の文字通り最後の推理を収める。

    【著者】
    栗本薫
    1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。1981年には吉川英治文学新人賞を受賞。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、SF、ミステリー、時代小説、耽美小説などさまざまなジャンルに渡る400点を越える著作が刊行された。
  • 90歳の終活ブログ。戦中派世代の生き残りが、戦争の教訓を書き残し、日本の未来に役立ててほしい。

    90歳の終活ブログ。2010年から連載中のブログ「われら老年世代!」の中から選択・編集した。
    人生のゴール・死を見据え、戦中派世代の生き残りが、戦争の教訓を書き残し、日本の未来に役立ててほしいと願う。
    【著者】
    畑村達
    1926年、山口県生まれ。九州帝大工学部中退。教諭、司書、大学職員を経て日本文芸家協会会員。主な著書に「海と廃虚の街から」「昭和天皇と侍医長の死」、電子本「ブレメリアイノ 大雪山の幻」「嗤う瀧」など。
  • 成功を引き寄せたいのに、引き寄せられない。あなたが悪いわけじゃない。本当の引き寄せとは何なのか?

    所狭しと成功本や成功サイトが乱立する昨今、それでも成功できない人間があふれているのが現実。
    そんな人々を励まし悩ませるのが「引き寄せの法則」だ。しかし、その仕組みを多くの人間が誤解し、使えてもいない。
    なぜ、引き寄せられないのか? なぜ成功できないのか? そもそも成功とは何なのか?
    そんな疑問を普段と変わった視点から毒舌で答える一冊。

    【著者】
    D.S.WOLF
    ド・スマートな毒舌オオカミ。
  • まっすぐ、高校体操

    小学生のナツミは、運動はといえば近所の公園で孤独に鉄棒やブランコで遊ぶだけ。だが数年後に入学した都立高校で選んだ部活は、なぜか都内でも強豪の体操部だった。憧れのエース麻子さん、キャプテン広子さん、気になるクラスメートの次郎らと触れ合いながら成長していく部活少女の青春小説。
    【著者】
    象太郎
    1970年北海道生まれ。東京都在住。
  • 君の、あなたのお子さんの、十代は大学受験だけではない。君よ、狂ったように何かに熱中したまえ!

    この私小説は半世紀前の出来事をもとに、30年ほど前に書いたものです。ただ内容が亡くなった友人に係るため、お蔵に納めておりました。このたび、以下を伝えたく出版いたしました。
    ・1960年代の学園と、その生徒たちのテンパラメントの記憶を残しておきたかった。
    ・この小説の主題である「十代」の大切さを、過酷だった団塊世代の大学受験に絡めて著し、現代の子を持つ親に伝えたかった。
    ・小説全体を流れる自身の音楽への愛と、音楽による救済をMozart レクイエムの流れに乗って表現させていただいた。
    【目次】
    まえがき
    1.Introitus 「千代田の南」
    2.Kyrie 「音鑑」
    3.Dias irae 「闘鶏」
    4.Tuba Mirum 「楽園」
    5.Rex Tremendes 「試練」
    6.Recordare 「部室」
    7.Confutatis 「最期の時」
    8.Lacrimosa 「レクイエム」
    9.Lux aeterna 「とこしえの光」
    あとがき
    参考資料
    【著者】
    麻布太郎
    1949年東京生まれ。麻布学園卒。東工大電子工学科卒/原子炉工学研究所修士修了。カリフォルニア大学バークレー校にて、高レベル廃棄物の地層処分研究に従事。大手プラントメーカに38年奉職、技術理事。現在は大手非鉄金属会社で統括技師長を拝命。原子力燃料サイクルおよび非鉄金属製錬技術が専門。音楽歴は東工大管弦楽団、町田フィルハーモニー交響楽団の首席チェロ奏者を経て、現在は鎌倉交響楽団に所属。指揮者として町田フィル弦楽アンサンブルを指揮。2000年にパリ、ケルンへ演奏旅行。現在は合奏団メルクルディ指揮者。
  • SF、ミステリー、時代小説、捕物帳など12のジャンルを書き分けた若き日の栗本薫の才気に満ちた短編集。

    未曾有の超大作グイン・サーガで知られる栗本薫が、12ヶ月にわたって小説新潮誌に連載した、12のジャンルを書き分けた作品集。
    疑惑が疑惑を呼び狂気へとひとりの男を駆り立てる心理ミステリー「犬の眼」。手練れの時代小説作家もかくやと思わせる佳品「おせん」。軽妙な文体をあやつりつつ、圧倒的な筆力でラストの哀切へと雪崩れこむ青春小説「公園通り探偵団」。そして巻末を飾るグイン・サーガ外伝など、若き栗本薫の才気が爆発する。
    【目次】
    まえがき
    一月/犬の眼〈心理ミステリー〉
    二月/おせん〈時代小説〉
    三月/保証人〈社会ミステリー〉
    四月/紅〈芸道小説〉
    五月/夜が明けたら〈青春小説〉
    六月/忘れないで〈SF小説〉
    七月/公園通り探偵団〈風俗小説〉
    八月/離魂病の女〈捕物帳〉
    九月/嘘は罪〈都会派恋愛小説〉
    十月/ガンクラブ・チェックを着た男〈本格推理〉
    十一月/五来さんのこと〈私小説〉
    十二月/時の封土〈ヒロイック・ファンタジイ〉
    十三月/あとがき
    【著者】
    栗本薫
    1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。1981年には吉川英治文学新人賞を受賞。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、SF、ミステリー、時代小説、耽美小説などさまざまなジャンルに渡る400点を越える著作が刊行された。
  • 感性革命。確実に推理力が磨かれIQが上がる笑いと恐怖の必殺話法。

    「E≠MC^2」とは、「特殊相対性理論の様な科学的論理ではない」と云う事です。論理に非ず…、詰まりは、考え方の前提を取り去る「禅」の放下思想に由来しています。この思考方式を身に付けると、推理力が磨かれ確実にIQが上がります。スクリューボール・ジョークの基本的な非論理構造を理解すると、緊張から緩和に次元を変える笑いのエッセンスだけでなく、油断から危機に陥る恐怖話法も体得出来ます。
    【目次】
    プロローグ
    第一章 予期せぬ落とし技
    第二章 宙吊り
    第三章 背後から撃つ
    第四章 分母=ゼロの思考方法
    エピローグ 逆落とし E≠MC^2
    【著者】
    名邑十寸雄
     小説家。詩人。俳人。楽天市場四百万書籍中、注目ランクで首位(金)二位(銀)三位(銅)を独占し、推理文学の金字塔と絶賛された「血文字の遺言(全三巻)」他、ミステリー、サスペンス、本格時代劇、禅物語、SF、怪談奇談、詩、エッセイなど創作範囲は広い。文学史上に類の無い完成度を誇る名邑文学の可笑し味が凝縮された文学ファン必読の喜劇小噺集「E≠MC^2 スクリューボール・ジョーク」。「名邑十寸雄の手帖」で人気沸騰の非論理痛快ジョーク集を、著者独特の文体論に基き入念に仕上げた「特別校閲版」遂に登場。
  • 栗本薫の筆名で知られる中島梓が2005/10/7から翌9/29に渡って東京新聞に連載したコラムを収録

    栗本薫の筆名で知られる中島梓が、2005年10月7日から翌年9月29日に渡って東京新聞に連載した53篇のコラムを収録。
    警官に注意されて逆上し尻を露出して逮捕された事件を取り上げた「尻出しおじさん」、10年前に「死ね」という言葉を安易に使う風潮を憂えた「『死ね!』という罵言」、被害者の個人情報まで興味本位に晒してしまうニュース報道に疑問を呈した「被害者の人権」、衣替えの時期の理不尽さについて語る「太陰暦の衣替え」など、当時の世相や日常の些末事までを硬軟取りまぜてユニークな視点から評した書。
    【著者】
    中島梓
    1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、400点を越える著作が刊行された。
  • 追悼本第一弾 忘れられないあの声あの歌あの演技、怪優にして快優斎藤晴彦は名文家でもあった。

    sonofunebook追悼本第一弾
    黒テント座付き役者であった斎藤晴彦には、いまだに語りぐさとなっているKDDI のCMがあります。ユーチューブでもご覧になれます。
    絶滅危惧種的役者・斎藤晴彦、通称晴さんは、頼らず媚びずまっすぐに演劇界を生きてきた五十数年でした。
    『おかし男、役者だった』は、われらが晴さんの役者一本道、その道すがらに発した言葉の片々を落ち穂拾いして一冊としました。
    【目次】
    美空ひばりはバタくさい
    私の演劇的自伝
    倫敦で舞台に立つ 1
    倫敦で舞台に立つ 2
    森光子さんは音楽そのものです
    寄稿 斎藤さんに教えてもらったこと 村井良子
    【著者】
    斎藤晴彦
    1940年7月30日?2014年6月27日
    役者。歌手。
    東京湯島天神下生まれ。早稲田大学文学部演劇科卒業。劇団青俳、演劇集団発見の会を経て、71年黒色テント創立に参加。クラシックに自ら詞を付けて以来、歌う仕事が増え『レ・ミゼラブル』を始め数々のミュージカルにも出演、『放浪記』『ウーマン・イン・ブラック』など舞台多数出演。
    著書:
    「日常術」『斎藤晴彦「音楽」術・モーツァルトの冗談 』(1986年、晶文社)
    『クラシック音楽自由自在』(1991年、晶文社)
    『歌う演劇旅行』(1997年、晶文社)
  • 米大統領を襲った謎のテロ作戦「オペ・おかめ」。それは虐げられた弱者たちが突きつけた告発状だった。

    偽善者を憎む娼婦ジャンヌは、自分のスリを見逃した東洋人・白鳥の正体を暴いてやろうと、その後を追い始める。同じ頃アメリカ大統領が小型ロボットで昏睡させられる事件が発生。現場には「オペレーション・オカメ」という謎のメッセージが残される。白鳥を犯人と思う対テロ組織のバート、次第に白鳥に惹かれていくジャンヌ。謎めいた白鳥の真意とは。
    事件から浮き上がる原爆の惨劇。強者の傲慢と搾取に対する弱者たちの怒り、おかめの面に秘められた傷そして慈愛。人はいかに生き、なにと戦うべきなのかを問う、衝撃的作品。
    【著者】
    藤永茂
    藤永茂(1926年生)満州国長春生まれ、国籍カナダ(カナダではSigeru Huzinaga)、1948年九大物理卒、1959年京大理学博士、1968年アルバータ大教授、1991年同大学名誉教授(著作):『分子軌道法』(岩波書店、1980年)、『化学や物理のためのやさしい群論入門』(岩波書店、2001年)、『アメリカ・インディアン悲史』(朝日選書、1991年)、『ロバート・オッペンハイマー 愚者としての科学者』(朝日選書、1996年)『アメリカン・ドリームという悪夢』(三交社、2010年)など。
  • 四季を通して寒くて暖かい小さな物語、読み始めると止まらない。

    sonofune books
    いまの時代を静かに伝える、小説、漫画、詩集、評論など、ジャンルを超えて電子本にしていきます。
    『寒の祭り』は2008年から2011年まで冊子「イワト」に連載された短編のなかか5編を選び1冊にしました。
    八ヶ岳を遠く眺める地に暮らす小日向知子の物語はいつだって透きとおったキーンと冷たく吹くく風とともに、読者の前に差し出される。四季を通して寒くて暖かい小さな物語、読み始めると止まらない。
    【著者】
    小日向知子
    1978年生まれ、山梨県北杜市在住。和光大学卒業後、障がい福祉に携わりながら、少しだけ風変わりな人々の物語をなぞっている。
    1歳の息子の母。無類のうどん好き。
  • 渡米後に学んだ海外生活サバイバル術の数々。もっと充実したアメリカ生活を送るために!

    アメリカに行ってみたい! あるいはアメリカ生活に興味を持っているなら、ぜひこの本を手に取ってほしい。この本は、筆者のアメリカ生活20年間の、実生活を語ったエピソードを書き綴ったもの。
    アメリカ生活をスタートさせた時に、日本人として感じることや疑問点など、いろいろな視点から語られているので、日々気分よく暮らしてゆくために役立つ一冊となるだろう。
    異文化に困惑しながらも、筆者が心を入れ替え、体当たりでポジティブに進んでゆく経過を、イラスト入りで、楽しく語ったエッセイとなっている。
    【目次】
    アメリカ人とは誰のこと?
    バケツのような容器に入ったアイスクリーム
    美容院に苦労する
    食器洗い機の謎
    車の免許は取得するのが勝ち!
    季節感がない服装の理由
    オープンすぎるアメリカ人
    離婚しても友達
    クレジットカードが誰かに使われている
    土足の家、そうでない家
    シリアルの数が半端じゃない
    スポーツ鑑賞が好きなら、本当にアメリカにはまるだろう
    ※全32のショートエピソードを収録
    【著者】
    ワイズりか
    日本居住時、英字新聞社に勤務。外国人読者向けに、広告タイアップの文化イベントを企画・運営。各国大使館の窓口も担当。1997年渡米後、日本媒体への執筆活動の他、保育園のエイド、日本人学生の教育・精神面のサポート、BoyScoutofAmericaのカブスカウトのリーダーとしても活躍中。著書「ハムスターのきもち」ボイジャープレス。
  • 「パックマン・ディフェンス 銀行の改革者」の登場人物と舞台を変えて、別の地銀再編を描いてみました。

    「パックマン」を読まれた方には違う視点を示し、読まれていない方にはM&A(企業買収)でもあまり使われることのないパックマン・ディフェンスとは何かを知っていただく事例として本書を書きました。金融知識を得ながらお楽しみ下さい。
    【目次】
    序章 驚愕の提案 (つくし銀行頭取室、二〇一七年初夏
    二章 地銀再生拝命 (東京永田町、二〇一五年春)
    三章 東北夏の陣 (東北 むつ銀行、二〇一六年夏から秋)
    四章 九州の激動 (北九州 新つくし銀行、二〇一七年秋)
    五章 衝突 東北、秋の陣 (東北 むつ銀行本店、二〇一八年中秋から初冬)
    六章 夢の後先
    【著者】
    雄多圭佑
    37年のビジネス経験の中で銀行を熟知する。M&A(企業買収・売却)の世界もよく知り、世界70ヶ国を歩き、日本の47都道府県も全て訪れた。
  • 種ともこの心の奥底に触れる待望のエッセイ。

    自分を見つける旅に出た。
    インカの遺跡に佇み、深く思索に耽る。
    去来するさまざまな想い、わだかまり…。
    種ともこの心の奥底に触れる待望のエッセイ。
    【著者】
    種ともこ
    1985年にANAスキーツアーキャンペーンソング 「You’re The One」でデビュー。
    デビュー当初から作詞,作曲,編曲など、すべてをプロデュースする女性SWとして、ひときわ異彩を放つ。シングル、アルバムをコンスタントに発表。また、映画『虹の女神 Rainbow Song』の主題歌をはじめ、映画、アニメの主題歌なども担当、好評を博す。
    2016年10月5日、デビュー30周年を迎、その記念イアーにレア・トラック満載の作品集、30周年記念2枚組CD『DAILY BREAD』発売。
  • 好奇心が散歩する。ともこの不思議な旅。

    好奇心が散歩する。ともこの不思議な旅。
    1986年初夏、ヨーロッパを駆けぬけた種ともこ。
    その17日間の旅を、みずみずしい感覚で綴った珠玉のエッセイ!!
    【著者】
    種ともこ
    1985年にANAスキーツアーキャンペーンソング 「You’re The One」でデビュー。
    デビュー当初から作詞,作曲,編曲など、すべてをプロデュースする女性SWとして、ひときわ異彩を放つ。シングル、アルバムをコンスタントに発表。また、映画『虹の女神 Rainbow Song』の主題歌をはじめ、映画、アニメの主題歌なども担当、好評を博す。
    2016年10月5日、デビュー30周年を迎、その記念イアーにレア・トラック満載の作品集、30周年記念2枚組CD『DAILY BREAD』発売。
  • 編集者壺井繁治による、詩人小熊秀雄のスケッチ

    小熊秀雄はプロレタリア文学運動の退潮期に独自な個性をもって詩壇に登場した。多くの詩人が沈黙してうなだれているとき、「しゃべりまくれ」という詩を書いた。
    樺太生まれの小熊秀雄の詩や物語に息づく激しくしかも繊細な風はまぎれもなく北の大地のそれだ。
    本書は詩人が若き時代に出会った編集者壺井繁治の貴重な記録といえる。
    【著者】
    壺井繁治
    壺井繁治(つぼい しげじ 1897-1975年)
    小豆島生まれ。詩人。
    1930年代、日本プロレタリア作家同盟で活躍。治安維持法違反でたびたび検挙される。
    戦後は「新日本文学」「詩人会議」などの創刊に立ち会う。
  • 謎解きもさることながら、クルーズの旅の醍醐味をお味わい下さい

    先に発表した「カレドニアン・ローズ」の前段です。マツゾノとグィネスの出会いはエーゲ海クルーズの途上でした。二人はどんな事件に遭遇したのでしょう
    【目次】
    序 章 それぞれの休暇
    第二章 穏やかな船旅
    第三章 デボラの死とアリバイのない船客
    第四章 疑われる神父
    第五章 それぞれの動機
    終 章 エーゲ海波静か
    【著者】
    雄多圭佑
    経営コンサルタントの傍ら、紀行文や小説を執筆。専門は戦略的提携や人材開発。
    その流れで書いた作品「パックマン・ディフェンス」や「アジアで英語を」で長年の経験と知見の一端を披露している。
  • 童話と小説のジャンル分けをしてなかった作者、壺井栄児童文学集より

    壺井栄の物語づくりに深い影響を与えたのが祖母であることはよくしられている。
    栄は小さい頃から祖母のそばで寝物語にいろんなお話をきかされて育った。お話だけにとどまらず、古い歌もきかされていた。
    本作は祖母をモデルにした、もっとも長編の物語ではないだろうか。
    【著者】
    壺井栄
    小説家 1899年 - 1967年
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 330(税込)
    著:
    壺井栄
    レーベル: ――

    童話と小説のジャンル分けをしてはいなかった作者、壺井栄児童文学集より

    小豆島に巡礼するおへんろさんがたくさん島にわたって来たころのこと。村の船つき場の桟橋近くにちいさな店ミドリヤ屋がある。
    小学生の孫娘と暮らす、六十すぎたおばあさんがひとりできりもりしている店で、質素な旅人に重宝な店。
    みやげものや日用品を商い、夕方は手打ちうどんやいなりずしを食べる店。
    出る船、着く船、孫娘ケイ子とおばあさんの暮しは汽笛とともにあった。
    【著者】
    壺井栄
    小説家 1899年 - 1967年
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 童話と小説のジャンル分けをしてはいなかった作者、壺井栄児童文学集より

    「こじき」という言葉が日常的に使われていた時代。捨て子や浮浪児はどこにもいた。
    流れ者の職人が、昼時に同僚職人たちの残り物をおもらいしているコマツとサンゾウの姉弟こじきを、みるにみかねてひきとる。男の家はあばらやだがそこには子どもたちの大好きな電灯があった。
    【著者】
    壺井栄
    小説家 1899年 - 1967年
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 385(税込)
    著:
    壺井栄
    レーベル: ――

    壺井栄はダメ男をいい男に描くのが巧い

    小学校を普通は6年のところを8年皆勤したボンヤリ茂一は卒業すると、漁師の父親と海へ出て行った。
    嫁は二度きたが交わり無くいなくなる。身体は大きいが、人と交わるのも争うのも下手な引き蘢りな茂一。
    母親キシは40を超した茂一にどうぞ嫁をと願うのだが。
    【著者】
    壺井栄
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 385(税込)
    著:
    壺井栄
    レーベル: ――

    登場する男たちは現在の島の男にも通じる

    これは戦争前、1940-41年頃の物語ではないだろうか。
    壺井栄本人と思われる作家となったミネが島へ帰ると、
    小学校同級会が急遽開かれる。8人の同い年が集まると40年の歳月が一挙に巻き戻される。
    島の同級生たちの暮らしぶりが、現在の島のありようにも繋がっている。
    【著者】
    壺井栄
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 詩人壺井繁治は「戦旗」の偉大な編集者であった。小林多喜二の知られざる事実をここに。

    壺井繁治は『戦旗』誌上を通じて小林多喜二を知り、その並々ならぬ才能と人柄に敬服していた。
    戦後、多喜二については短いもの、長いものまで論考をなんども試みている。
    本書は壺井繁治全集(青磁社刊/1989年)第4巻に納められている「回想の小林多喜二」から3編収録した。
    なお、壺井繁治は小林多喜二の全集の編集委員としても活躍した。
    【著者】
    壺井繁治
    壺井繁治(つぼい しげじ 1897-1975年)
    小豆島生まれ。詩人。
    1930年代、日本プロレタリア作家同盟で活躍。治安維持法違反でたびたび検挙される。
    戦後は「新日本文学」「詩人会議」などの創刊に立ち会う。
  • かつて中島梓が運営していたHP、神楽坂倶楽部に2004年3月に1か月に渡り連載されていたエッセイ。

    中島梓は神楽坂倶楽部というホームページを運営し、毎朝更新するのを日課にしていました。本書はその神楽坂倶楽部の2004年3月1日から31日まで連載されていたエッセイをまとめたものです。
     新婚時代を過ごした赤坂、大学時代を過ごした早稲田、中学・高校時代を過ごした大塚などが、中島梓の個人的な思い出と共に当時の時代を感じさせるエピソードをまじえて生き生きとした筆致でつづられています。
    【著者】
    中島梓
     1953年、東京に生まれる。1977年、「文学の輪郭」で群像新人賞。1978年「ぼくらの時代」で江戸川乱歩賞受賞。1981年「弦の聖域」で吉川英治文学賞新人賞を受賞。2009年5月没。SF、ファンタジー、ミステリ、評論、エッセイなど多くのジャンルを手掛け、中島梓・栗本薫名義で400冊を越える著作がある。代表作「グイン・サーガ」は2009年12月発売の130巻「見知らぬ明日」で栗本薫名義の刊行は中断、以後五代ゆう、宵野ゆめが続刊を引き継いでいる。
  • 黒島伝治の農民もの、シベリアもの、どちらの小説も、古いフィルムを回しながら観る映画のようだ。

    この『軍隊日記』は姫路聯隊へ入隊するために東京を引き上げる日、すなわち大正八年十一月二十日から書きはじめられ、シベリアへ動員される直前の大正十年四月八日で「除隊の日まで』と題する第一冊がおわり、第二冊目は『星の下を』という題でシベリア時代の日記となり大正十一年七月十一日兵役免除となって帰郷し、さらに翌年の七月九日の日附のところでおわっている。
    日本文学のなかで軍隊生活に取材した小説は相当あるが、作家の手で書かれた軍隊日記はおそらく黒島伝治の『軍隊日記』が唯一のものではないだろうか。(壺井繁治記)
    【著者】
    黒島伝治
    香川県の小豆郡苗羽村(現在の小豆島町)に生まれる。実業補習学校を卒業して醤油工場に勤務、学資を貯めて上京し早稲田大学予科の選科生となる。このため徴兵猶予の対象とならず1919年には兵役の召集を受け姫路の連隊に在営、シベリア出兵に看護卒として従軍した。この体験が、彼の代表作である『渦巻ける烏の群』『橇』などの〈シベリアもの〉とよばれる日本文学史上稀有な戦争文学として結実することとなる。1922年病を得て小豆島へ帰郷する。
  • 稀代のストーリーテラー壺井栄が紡ぐ島の物語には、私たちがなくしてきた人の暮しが息づいている。

    キクにはどういうからくりで世の中に景気や不景気がやってくるのか、知るすべがなかった。しかし、戦争のあとには必ずその不景気がめぐって来るのだということだけは分かった。
    二度も夫をなくし、キクが十数年ぶりに娘が生んだ私生児の孫とともに島に戻って来た。住み込みで役場の小使いとして、雨風をしのげる小部屋をあてがわれ、孫を背負い遊ばせながら働けるのは、何もなくなったいまのキクには、誰に対しても有り難うござんすと、笑顔を向けなければならない境涯であった。
    【著者】
    壺井栄
    小説家 1899年 - 1967年
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 埋もれていた栗本薫の別ペンネーム、京堂司名義による作品のすべてを収めたショートショート集。

    2016年に創刊40周年記念終刊号が発行された幻影城誌。その発行に際して、京堂司名義の作品が栗本薫の手によるものであることが発見されて話題を呼んだが、本書は京堂司名義作品のすべてを収録、この名義による作品は他に一切ないことからあえて書名を「京堂司掌編全集」とした。
     熱烈なSFファンであった若き栗本薫による、日本SF揺籃期を彷彿とさせる掌編12編は、大河小説グイン・サーガの作者の、また違った一面をうかがわせる。解説は京堂司発見者の野地嘉文氏。
    【目次】
    23世紀のラッシュアワー
    ACT/1 星間急行
    ACT/2 ポーの末裔
    ACT/3 物質電送ラッシュ
    ACT/4 満員電車の中で
    23世紀のポップス
    ACT/1 P・R
    ACT/2 イメージ・チェンジ
    ACT/3 未来の寝床
    ACT/4 怨念
    革命専科
    ACT/1 マイコンピューター革命
    ACT/2 産学協同革命
    ACT/3 サイボーグ革命
    ACT/4 ……革命?
    解説 野地嘉文
    【著者】
    栗本薫
    東京生まれ。早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門、1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞、1981年「弦の聖域」で吉川英治文学新人賞を受賞。栗本薫名義で小説を発表するかたわら、中島梓として評論・演劇・音楽などさまざまなジャンルで活動する。小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたり、中島梓名義を含めて400冊を越える著作がある。1979年よりスタートした大河ロマン「グイン・サーガ」は、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。
  • 330(税込)
    著:
    壺井栄
    レーベル: ――

    稀代のストーリーテラー壺井栄が紡ぐ島の物語には、私たちがなくしてきた人の暮しが息づいている。

    夫に死なれたか去られたか、他所から村へやってきた身寄りのない女が4年生の娘をひとりで育てている。村では日雇いや宿屋の女中などで日銭稼ぎ、ふたりきりの貧しいくらしながら娘ヨシノには母親といられる幸せは何にもかえがたい。すでに病魔に蝕まれている母親は娘をつれてちょっとした商店街にでかけ、自分の着物を売った金で娘がほしがっていた裁縫箱を買ってやり、めったに食べられない素うどんをふたりしてすするのだった。
    【著者】
    壺井栄
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 流浪の俳人尾崎放哉は90年前、小豆島の島民に看取られその生涯を終えた。今も島に生きる「放哉さん」。

    「入庵雑記」は放哉が小豆島に来て3ヶ月後に書いたもの、亡くなる半年前1925年と思われる。自由律俳句の俳人放哉が終焉の地、小豆島西光寺の南郷庵に暮らした年月はわずか8ヶ月であった。海が好き、母恋し、しかし放蕩わがままな放哉にとって、暖かく包み込むような島民のお世話を得て、小豆島は放哉最期にふさわしい場所ではなかったか。著名な句「咳をしてもひとり」の放哉はまた随筆の達人であった。メソメソしたところが目につくものの、言葉使いの美しさは絶妙で、やはり放哉ならではである。
    【目次】
    島に来るまで

    念仏
    鉦たたき



    【著者】
    尾崎放哉
    鳥取県鳥取市出身。東京帝国大学(現在の東京大学)法学部を卒業後、東洋生命保険(現:朝日生命)に就職し、大阪支店次長を務めるなど、出世コースを進み、豪奢な生活を送っていたエリートでありながら、突然、それまでの生活を捨て、無所有を信条とする一燈園に住まい、俳句三昧の生活に入る。
  • 330(税込)
    著:
    壺井栄
    レーベル: ――

    稀代のストーリーテラー壺井栄が紡ぐ島の物語には、私たちがなくしてきた人の暮しが息づいている。

    ミネの初旅は十六歳の秋。高松への積み荷は四斗入りの醤油が八樽だけあった。その頃、樽職人の職をなくした父重吉を手伝い、ミネは荷役をする荒い働きをさせられていた。父と娘は自家の小船に乗って、まるで夜逃げでもするような真夜中の時刻に家を出た。重吉は米やそうめんや着物など、高松にいる教師になった息子に届ける大きな信玄袋を肩にかけ、ミネは自分の着物の入った小さな風呂敷包みを抱えていた。まっくらな夜であった。高松へゆけばこれまで知らなかった何かが自分をまっている。ミネの期待はいやがおうにも膨らむ。
    【著者】
    壺井栄
    香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。
    坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。以後東京。
    1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。
    1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。
    『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
    1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • カレドニア(スコットランド)に隠された中世の秘密を日本人商社マンが解く

    おとぼけの日本人と才色兼備の英国人が珍妙な道中をしながらスコットランドの古城、謎を解こうとするが。。。
    【目次】
    プロローグ
    一章 クライ・オブ・ザ・ナイト
    二章 謎へのリンク
    三章 エディンバラを探せ
    四章 王家の秘密とストラスモア・キングホーン伯爵家
    五章 スターリング城とロバート・ブルース
    六章 ブレア城と私兵団
    七章 カローデン古戦場とテンプル騎士団
    八章 秘密の守護者
    エピローグ
    【著者】
    雄多圭佑
    小説二作目。金融関係で英国をたびたび訪問。スコットランドを訪れた際に本作のヒントを得る。
  • 欧州の二か国、フランスとスコットランドに加えて日本を著者はどう歩くか

    歴史的に意外に近いフランスとスコットランド。その親密さを説きながら、国内の様々な場所を紹介する
    【目次】
    一部 フランス
    二部 カレドニア(またの名をスコットランド)
    三部 日本
    【著者】
    雄多圭佑
    米国散歩、英語圏散歩に続く「散歩シリーズ」第三弾。
  • 日本ではまだ一度も用いられていないM&A(企業買収)の手法が銀行でどう使われるか?

    二人の元都銀マンが地銀をどう変えられるか。再編が不可避だと思う主人公たちが異なる手段で改革を試み、激突する。勝利の女神はどちらに微笑みかけるか。
    【目次】
    序章 緊急事態 二〇一五年夏、四国
    二章 陣内、唐沢、それぞれの春秋(上)
    三章 陣内、唐沢、それぞれの春秋(下)
    四章 新たなるミッション
    五章 激突
    終章 宴の後
    【著者】
    雄多圭佑
    37年のビジネス経験の中で銀行を熟知する。M&A(企業買収・売却)の世界もよく知り、世界70ヶ国を歩き、日本の47都道府県も全て訪れた。
  • シリーズ2冊
    660(税込)

    米国に八年住み、様々な経験をした著者が魅力ある街や自然を描写。古き良き米国が匂い立つ。

    米国への高校留学ほか、長く米国に住み、米国人と接した著者による「異文化」たる米国と米国人素描。長く暮らしたNYや旅をした全米の都市や大自然から感じたことを徒然に記述。エッセイ風の青春小説も掲載。
    【著者】
    雄多圭佑
    経営コンサルタントとして20年弱。かつて会社勤めをしていた時代に米国に駐在。米国を含め世界70ヶ国を旅し、国内でも47都道府県を制覇。紀行、小説で多くの、そして新たな読者を獲得したいと希望している。
  • このエッセイを読むと、ハムスターのことだけでなく、人間関係のことまで見えてくる!

    喜び、怒り、哀しみ、楽しみ…、これらは何も人間だけのものではありません。片手にちょこんと乗るほどの小さなハムスターでさえ、さまざまな感情があります。ハムスター歴、ほんの4年足らずの著者が見た彼らの人情っぽい面々を、アメリカ生活のエピソードと可愛いイラストを交えて紹介します。これからハムスターを飼おうとしている読者にも、またハムスター歴の長い読者にとっても、とにかく世のハムスター好きにぜひ一度読んでもらいたいエッセイ。心がほっこり温まる、やさしいストーリーです。
    【目次】
    はじめに
    我家のハムスター
    そもそもハムスターを飼い始めた理由
    息子と私との約束
    ミトンと息子
    ハムスターの寿命
    ハムスターのパーソナリティー
    ミトンのニックネーム
    ジョー子がにらむ
    私とジョー子
    最初のミトンとの思い出
    もしかして自分の名前を知っている?
    私が胸を痛めたこと
    ハムスターマッサージ
    ハムスターは知っている
    ジョー子が泣いた
    ハムスターの鳴き声としぐさ
    音に敏感って本当?
    脱走を企てているのか?
    ジョー子、息子に大いに怒る!
    お留守番も平気、気丈のハムスター、ジョー子
    ジョー子の歯
    息子の友達が来た!
    食べ物の好き嫌い
    複数飼いをしたい?!
    ハムスターは夜行性かと思ったが……
    夏休みが終わった後
    ハムスターと回し車
    ジョー子の怪我
    ジョー子の白髪
    目をよくつぶるようになる
    ヒーリングパワー
    心理カウンセラーとしても活躍
    ハムスターとの出会いとは
    ペットを飼うこと
    おわりに
    著者の紹介
    【著者】
    ワイズりか
    現在アメリカ在住19年。渡米前、日本では、英字新聞社に勤務し、主に広告とタイアップした、在日外国人のためのさまざまな異文化イベントやアクティビティを企画・運営していた。また在日の各国大使館の窓口としても活躍。渡米後は、主に英語教育雑誌、留学雑誌、機内誌、さまざまなブログなどへの執筆をしながら、幼稚園のエイド、8?10歳のカブスカウトプログラムや日本人学生の教育サポート等のボランティア活動にも携わっている。
  • シリーズ2冊
    330770(税込)

    真実とは一体何か…謎と冒険の長編SFミステリー

    男は人知らぬ深い森の中に建つ不思議な建造物の一室で目を覚ます。一体誰が…何のために…そしてここは何処なのか? 愛する家族の元へ帰還しようと動き出した男の前に、次々と立ちはだかる無数の謎と明かされる衝撃の事実。自分が何者なのかも理解できぬまま、同じ運命を背負ったの仲間と共に、隠された意図を頼りに、真実を探す旅へと向かった。
    迎えくる数々の困難を乗り越え、男が手にした「真実」とは?
  • 俳諧師であり宝井其角研究家である二上貴夫(フタカミキフウ)の第二句集。凡そ二百五十句を集録。

    作者は、平成十八年に第一句集『?天(しゅうてん)』を刊行し、平成二十四年、俳誌『詩あきんど』を創刊したが、この『?天』以後『詩あきんど』以前の凡そ七年間をまとめた集である。
     作者にとっての、この七年間のおおきな出来事は加藤郁乎氏らと共に「宝井其角三百回忌」を江戸東京博物館にて催し、其角の墓がある神奈川県伊勢原市「上行寺」にて修したことである。これを機縁に、毎年上行寺にて四月の第一土曜日に「晋翁忌俳諧興行」を催すことになり、平成二十七年現在、十回を数えた。
    【目次】
    秦野八景 九句
    吊 し 雛 七十八句
    水 引 い て 五十七句
    白襲 十六句
    体 温 も 三十一句
    か く 云 へ ば 四十七句
    一九六八?九年 十二句
    解題 二上貴夫氏の俳句「かく云へば」管見 福島壺春
    プロフィール
    奥付
    【著者】
    二上貴夫
    一九四七年、佐賀県鹿島市生まれ。
    一九九一?一九九七年、『俳諧接心』岡本星女主宰より、十二句連句の手解きを受ける。
    一九九三?一九九六年、『草の花』(藤田あけ烏主宰)へ投句。
    一九九六?二〇〇五年、『紫薇』の同人になり、澁谷道主宰より、非懐紙連句の手解きを受ける。
    二〇〇一年『わいわい連句遊び―連句文芸賞への誘い』を刊行。
    二〇〇六年、其角三百回忌を加藤郁乎氏らと催す。
    二〇〇九?二〇一三年、『ぶるうまりん』(須藤徹主宰)へ投句。
    二〇一二年九月、俳誌『詩あきんど』を創刊。
  • 満州国を舞台に、そこに生きた日本人家族の戦後を知る物語。戦争とはかくも人を翻弄していくものか………

    1932年(昭和7年)大日本帝国によってつくられた傀儡国家「満州国」の首都「新京」。白川妙子は国策映画会社、満州映画協会(満映)に勤務する夫、白川真之介とともに三人の子供を育て「未来に向かって開かれた」この街で6年10カ月を過ごす。。真之介の甥、野津修は「満州国」の最高学府建国大学(建大)に入学。「五族協和・王道楽土」という理念とは乖離した「満州国」の現実を目撃する。1945年(昭和20年)8月ソ連軍の侵攻とともに「新京」は消えた街となっていく。『こころ』(平凡社)第一回晩成文学賞の最終候補作。

    【目次】
    新京・満映
    白川妙子の王道楽土
    満映・甘粕正彦
    建国大学開校
    新京の日々
    野津修の進路
    満映と建大
    白川真之介出征
    脱出・肉弾
    昭和二〇年八月十五日
    消えた街
    鎮南浦からの手紙
    藤田松二の教え
    啓農映画
    五等国
    白川真之介・大連
    永久の未完成
    三十八度線
    朋友
    活動屋・北上
    白いおにぎり
    現在進行形
    『消えた街』電子版のための長いあとがき
    家族と満州の文脈が交錯する
    盟友の満州文脈と出会う
    そして「第一回晩成文学賞」
    『消えた街』から見えてきたもの
    奥付

    【著者】
    田中文夫
    1952年 香川県坂出市生まれ。1974年 電通関西支社入社。クリエーティブセクションで広告制作に携わる。2010年 電通を早期退職。田中文脈研究所コンテキスター、フミメイとなる。2013年 半農半X研究所主任研究員として動き始める。
    bunmyaku.blogspot.com
    facebook.com/fumio.tanaka

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