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『文芸・小説、文春e-Books』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全552件

  • シリーズ18冊
    2001,701(税込)
    著:
    阿部智里
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    ※こちらの電子書籍は2020年9月2日発売の文庫『烏百花 蛍の章』に収録している6篇のうち、1番目の短篇を電子化したものです。
    ※2020年9月2日より、カバーが変更となりました。内容については変更ございませんので、ご注意くださいませ。

    新世代和風ファンタジー「八咫烏シリーズ」外伝を電子書籍で配信!

    端午の節句で「角落とし」と呼ばれる神事の花形射手を務めた雪哉。その成長ぶりに驚いた桜花宮の筆頭女房・真赭の薄のもとに、思いがけない縁談の話が……。

    第四巻『空棺の烏』の舞台・勁草院での二年目にあたる草牙時代のエピソード。
  • シリーズ3冊
    01,901(税込)
    著:
    池井戸潤
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    注目の池井戸潤最新長編を最速・無料で試し読み!
    【電子版、紙書籍版とも4月24日(水)発売】

    逆境を、越えてゆけ

    池井戸潤の最新長編の舞台は、
    「東京箱根間往復大学駅伝競走」――通称・箱根駅伝。
    若人たちの熱き戦いが、いま始まる!

    古豪・明誠学院大学陸上競技部。
    箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。
    本選出場を2年連続で逃したチーム、そして卒業を控えた主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンスだ。故障を克服し、渾身の走りを見せる隼斗に襲い掛かるのは、「箱根の魔物」……。
    隼斗は、明誠学院大学は、箱根路を走ることが出来るのか?

    一方、「箱根駅伝」中継を担う大日テレビ・スポーツ局。
    プロデューサーの徳重は、編成局長の黒石から降ってきた難題に頭を抱えていた。
    「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説の男から、現代にまで伝わるテレビマンたちの苦悩と奮闘を描く。
  • 1,801(税込)
    著:
    米澤穂信
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    米澤穂信、初の警察ミステリ!

    二度のミステリーランキング3冠(『満願』『王とサーカス』)と、『黒牢城』では史上初のミステリーランキング4冠を達成した米澤穂信さんが、ついに警察を舞台にした本格ミステリに乗り出しました。

    余計なことは喋らない。上司から疎まれる。部下にもよい上司とは思われていない。しかし、捜査能力は卓越している。葛警部だけに見えている世界がある。
    群馬県警を舞台にした新たなミステリーシリーズ始動。

    群馬県警利根警察署に入った遭難の一報。現場となったスキー場に捜査員が赴くと、そこには頸動脈を刺され失血死した男性の遺体があった。犯人は一緒に遭難していた男とほぼ特定できるが、凶器が見つからない。その場所は崖の下で、しかも二人の回りの雪は踏み荒らされていず、凶器を処分することは不可能だった。犯人は何を使って“刺殺”したのか?(「崖の下」)

    榛名山麓の〈きすげ回廊〉で右上腕が発見されたことを皮切りに明らかになったばらばら遺体遺棄事件。単に遺体を隠すためなら、遊歩道から見える位置に右上腕を捨てるはずはない。なぜ、犯人は死体を切り刻んだのか? (「命の恩」)

    太田市の住宅街で連続放火事件が発生した。県警葛班が捜査に当てられるが、容疑者を絞り込めないうちに、犯行がぴたりと止まってしまう。犯行の動機は何か? なぜ放火は止まったのか? 犯人の姿が像を結ばず捜査は行き詰まるかに見えたが……(「可燃物」)

    連続放火事件の“見えざる共通項”を探り出す表題作を始め、葛警部の鮮やかな推理が光る5編。
  • シリーズ2冊
    0770(税込)
    著:
    東野圭吾
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    累計290万部突破。直木賞を受賞した大ベストセラー!

    天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。
    福山雅治主演で2008年に映画化され、堤真一、松雪泰子の熱演も話題になった。

    ※この電子書籍は2008年8月に文藝春秋より刊行された文庫を底本としています
  • シリーズ20冊
    660681(税込)
    著:
    佐伯泰英
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    江戸鎌倉河岸にある酒問屋・豊島屋。看板娘しほの唯一の肉親である父が、橘の鉢をめぐって御家人と諍いをおこし、御家人に斬り殺される事件が起きる。その御家人は、狂乱高騰する橘景気を背景に新しい店を開くというが、呼び物のひとつが、しほの父の血を浴びた「血染めの橘」。父の死を商売のたねにして弄ぶ御家人は許せない――しほと、幼馴染である政次、亮吉、彦四郎の三人が立ち上がります。
    また、しほの両親をめぐって、あらたな事件が姿をあらわし……。

    江戸開闢以来の町・鎌倉河岸を舞台に、若者四人と、よき理解者である金座裏の御用聞き・宗五郎親分が難事件を解決する、“青春捕物グラフィティ”。
  • 【この電子書籍は、『俺たちの箱根駅伝 上』『俺たちの箱根駅伝 下』をひとつのコンテンツにまとめた合本です】

    池井戸潤の最新長編の舞台は、
    「東京箱根間往復大学駅伝競走」――通称・箱根駅伝。
    若人たちの熱き戦いが、いま始まる!

    古豪・明誠学院大学陸上競技部。
    箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。
    本選出場を2年連続で逃したチーム、そして卒業を控えた主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンスだ。故障を克服し、渾身の走りを見せる隼斗に襲い掛かるのは、「箱根の魔物」……。
    隼斗は、明誠学院大学は、箱根路を走ることが出来るのか?

    一方、「箱根駅伝」中継を担う大日テレビ・スポーツ局。
    プロデューサーの徳重は、編成局長の黒石から降ってきた難題に頭を抱えていた。
    「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説の男から、現代にまで伝わるテレビマンたちの苦悩と奮闘を描く。
  • ※2020年8月8日より、カバーが変更となりました。内容については変更ございませんので、ご注意くださいませ。

    100万部突破! 大ヒットファンタジー「八咫烏シリーズ」
    第一部全6巻が一冊の合本に

    「八咫烏シリーズ」は、人間の姿に変身することが出来る八咫烏の一族が、異世界・山内を縦横無尽に飛びまわる、和風ファンタジー。2012年に史上最年少20歳で松本清張賞を受賞してデビューした阿部智里が毎年一冊刊行、2017年『弥栄の烏』で第一部が完結しました。平安王朝風のみやびな風俗と、日嗣の皇子・若宮と側仕えの少年・雪哉を中心とした魅力的なキャラクターたち、周到に仕掛けられた謎と、日本神話に通じる壮大な世界観をお楽しみ下さい。

    【収録作品】
    『烏に単は似合わない』(2014年6月刊、文春文庫)
    『烏は主を選ばない』(2015年6月刊、文春文庫)
    『黄金の烏』(2016年6月刊、文春文庫)
    『空棺の烏』(2017年6月刊、文春文庫)
    『玉依姫』(2018年5月刊、文春文庫)
    『弥栄の烏』(2019年5月刊、文春文庫)
  • 放送作家・鈴木おさむが引退と同時に贈る、覚悟の一冊!
    これは「小説SMAP」である。

    メンバーの脱退、トップアイドルのまさかの結婚、
    誰にも言えなかった苦悩、戦い。
    国民的スターとして沢山の夢を与えてきた彼らの全てが、
    たった一夜の「放送」で壊れていった。そして日本中が悲しんだ解散。
    彼らと20年間走ってきた放送作家にしか書けなかった奇跡の物語。
    新たなテレビ文学、ここに誕生。 その先に明日はきっと、ある……。

    目次より
    第1章 素敵な夢をかなえておくれ
    第2章 あれからぼくたちは
    第3章 世界で二番目にスキだと話そう
    第4章 1・2・3・4 FIVE RESPECT
    第5章 WELCOME ようこそ日本へ
    第6章 とってもとっても僕のBEST FRIEND
    第7章 くじけずにがんばりましょう
    第8章 20160118
    第9章 もう明日が待っている
  • 世界500万部、「2022年最も売れたデビュー小説」

    60年代米国、未婚のシングルマザーの化学者・エリザベスは男社会で大奮闘するが――世界が共感した痛快エンパワー&エンタメ小説! Apple TV+『レッスン in ケミストリー』原作
  • 1,901(税込)
    著:
    今村昌弘
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    『屍人荘の殺人』の著者が仕掛ける
    ジュブナイル×オカルト×本格ミステリ

    小学校最後の夏休みが終わった。小学校卒業まであと半年。
    ユースケは、自分のオカルト趣味を壁新聞作りに注ぎ込むため、“掲示係”に立候補する。この地味で面倒だと思われている掲示係の人気は低い。これで思う存分怖い話を壁新聞に書ける!……はずだったが、なぜか学級委員長をやると思われたサツキも立候補する。

    優等生のサツキが掲示係を選んだ理由は、去年亡くなった従姉のマリ姉にあった。
    マリ姉は一年前の奥神祭りの前日、グラウンドの真ん中で死んでいた。現場に凶器はなく、うっすらと積もった雪には第一発見者以外の足跡は残されていなかった。犯人はまだ捕まっていない。

    捜査が進展しない中、サツキはマリ姉の遺品のパソコンの中に『奥郷町の七不思議』のファイルを見つける。それは一見地元に伝わる怪談話を集めたもののようだったが、どれも微妙に変更が加えられている。しかも、『七不思議』のはずなのに六つしかない。

    マリ姉がわざわざ『七不思議』を残したからには、そこに意味があるはず。
    そう思ったサツキは掲示係になり『七不思議』の謎を解こうとする。ユースケはオカルト好きの観点から謎を推理するが、サツキはあくまで現実的にマリ姉の意図を察しようとする。その二人の推理を聞いて、三人目の掲示係であるミナが冷静にジャッジを下す……。

    死の謎は『奥郷町の七不思議』に隠されているのか? 三人の“掲示係”が挑む小学校生活最後の謎。
    こんな小学6年生でありたかった、という思いを掻き立てる傑作推理長編の誕生です。
  • 京都が生んだ、やさしい奇跡。

    ホルモー・シリーズ以来16年ぶり
    京都×青春感動作

    女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。
    謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。

    京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは――。

    今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない
    人生の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る傑作2篇。

     大学時代を京都で過ごした万城目学さんが『鴨川ホルモー』でデビューしたのは2006年。その後も『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』など、独自の世界観と鮮烈な感性で私たちを驚かせ続けてきましたが、意外にも京都を舞台にしたのは『ホルモー六景』(2007年)が最後でした。

     その万城目さんが16年ぶりに京都に帰って来ます。収められた2篇はそれぞれ、女子高校生と男子大学生を主人公としたド直球の青春小説。まさに「ホルモー」シリーズの万城目学、再来!とも言えますが、「ホルモー」が途轍もない勢いを感じさせる作品だとしたら、本書は瑞々しい感性はそのままに、しかしどこか成熟の匂いがします。

     京都で起こる奇跡のようなフシギな出来事が、私たちの心の中にじんわりと優しく、同時になんとも切ない感情を呼び起こすのです。青春とは、人生とは、こうしたものかもしれない、そういう名状しがたい感動が心に拡がります。もしかすると、これまでのどの万城目作品にもなかった読後感かもしれません。

     鮮烈なデビューから17年。いまふたたび、万城目学に「再」入門してみてはいかがでしょうか。
  • シリーズ2冊
    1,701(税込)
    著:
    上橋菜穂子
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    遥か昔、神郷からもたらされたという奇跡の稲、オアレ稲。ウマール人はこの稲をもちいて帝国を作り上げた。この奇跡の稲をもたらし、香りで万象を知るという活神〈香君〉の庇護のもと、帝国は発展を続けてきたが、あるとき、オアレ稲に虫害が発生してしまう。
    時を同じくして、ひとりの少女が帝都にやってきた。人並外れた嗅覚をもつ少女アイシャは、やがて、オアレ稲に秘められた謎と向き合っていくことになる。

    『精霊の守り人』『獣の奏者』『鹿の王』の著者による新たなる代表作の誕生です!
  • 英国推理作家協会スチール・ダガー賞候補
     英国歴史作家協会ゴールド・クラウン賞候補

     海洋冒険+怪奇小説+不可能犯罪。あまりに面白すぎる本格ミステリ巨編!

     時は17世紀、 大海原を進む帆船で起こる怪事件。
     囚われの名探偵に代わり、屈強な助手と貴婦人が謎を追う。
     すべては悪魔の呪いか、あるいは――?

     ――この船は呪われている、乗客は破滅を迎えるだろう。
     バタヴィアからオランダへ向かう帆船ザーンダム号に乗船しようとしていた名探偵サミー・ピップスと助手のアレントら乗客たちに、血染めの包帯で顔を覆った男がそう宣言した。その直後、男は炎に包まれて死を遂げる。名探偵として名を轟かすピップスだが、いまの彼は罪人として護送される途上にあり、この怪事件を前にしてもなすすべがなかった。

     オランダへと帰国するバタヴィア総督一家らを乗せ、ザーンダム号が出航せんとしたとき、新たな怪事が発生した――風を受けてひるがえった帆に、悪魔〈トム翁〉の印が黒々と浮かび上がったのだ! やがて死んだはずの包帯男が船内に跳梁し、存在しないはずの船の灯りが夜の海に出現、厳重に保管されていた極秘の積荷が忽然と消失する。すべては悪魔の仕業なのだろうか?

     わきおこる謎また謎。だが名探偵は牢にいる。元兵士の助手アレントは、頭脳明晰な総督夫人サラとともに捜査を開始するも、鍵のかかった密室で殺人が!

     驚愕のSFミステリ『イヴリン嬢は七回殺される』の鬼才の第二作。海洋冒険譚と怪奇小説を組み込んだ全方位型エンタテインメント本格ミステリ!
  • 著者・阿部智里さんが監修を務めた「八咫烏シリーズ」をより楽しむための副読本!
    シリーズ公式Twitterアカウント「八咫烏の壺@yatagarasu_abc」で実施した、阿部智里さんと読者による一問一答企画を、電子書籍にまとめました。

    「八咫烏の平均寿命は?」
    「山内に温泉はありますか?」
    「雪哉たちの好きな食べ物を教えて!」
    「みんなの身長差は?」

    など、八咫烏シリーズの世界やキャラクター設定、阿部さんご自身に関する【全149問】に阿部さんが回答。
    さらに今回のために補足やまえがき&あとがきも追記した、充実の内容になっています。

    巻末には付録として、『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』の人物相関図も収録。
    『烏に単は~』コミカライズを担当した松崎夏未さんのイラストを使用しています。

    ■目次
    ・まえがき
    ・阿部智里さんと読者による一問一答(全149問)
    ・『烏に単は似合わない』人物相関図
    ・『烏は主を選ばない』人物相関図
    ・おわりに
  • シリーズ55冊
    200801(税込)
    編:
    文藝春秋
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    ◆新連載
    ・寺地はるな「リボンちゃん」
    幼い頃から美しいものが大好きで、頭のリボンがトレードマークの百花。数年ぶりに伯母の加代子に呼ばれ、彼女が営むテーラー城崎を訪れると、ある女性が若い頃に愛用していたビスチェのリフォームを頼まれて……

    [はじまりのことば]
    「下着」と聞いて思い出したのは、“ミジンコの刺繍”をしたキャミソール! 女性の下着はキュートでセクシー? そんな固定観念を解きほぐす新連載の始まりです

    ◆PICK UP
    ・宮島未奈「婚活マエストロ」
    祝・2024年本屋大賞受賞!! 『成瀬は天下を取りにいく』が爆走中の宮島未奈が贈る、最強の〈婚活エンタメ〉

    ・小田雅久仁「夢魔と少女〈中篇〉」
    大男に監禁された美少女を前に、夢魔たる私に何ができるのか? イチかバチかで夢に入り込むことにした私は……

    ◆最終回
    ・朝倉かすみ「よむよむかたる」
    ついに公開読書会当日。亡きマンマへの想いを胸に、読む会の面々は晴れ舞台で言葉を紡ぐ。感涙のフィナーレ!

    ・矢月秀作「桜虎の道」
    託された遺言書の中身、そして狂気を帯びた元ギャング・平尾の行く末は? 桜田の闘い、堂々完結

    ◆有栖川有栖デビュー35周年記念トリビュート
    ・白井智之「ブラックミラー」
    あなたが二日前に会った友人に、おかしなところはなかったですか? 警察に問われた僕は、あの日会った彼に対して抱いた違和感を思い出し……

    ・夕木春央「有栖川有栖嫌いの謎」
    有栖川有栖だけはおすすめしない――ずらりと並んだコレクションの前でそう強弁する男、彼は一体何を隠しているのか

    ◆読みきり
    ・コウイチ「金曜日のミッドナイト」
    テレビの取材でとある町にやってきたディレクター。住民たちに話を聞いて回るが――ここは、何かがおかしい

    ◆ロングインタビュー
    作家の書き出し Vol.30 取材・構成 瀧井朝世
    ・千葉ともこ
    闘う者たちは誓った。命を賭して、この大乱を終わらせる――胸熱の歴史エンターテインメント『火輪の翼』が生まれた背景に迫る!

    ◆book trek
    ・外山薫『君の背中に見た夢は』

    ・金子玲介『死んだ山田と教室』

    ・逢崎遊『正しき地図の裏側より』

    ◆グラビア&エッセイ
    ・岩井圭也「知の野人 南方熊楠を訪ねて」
    「我は、この世界を知り尽くしたい」――博物学の巨星・南方熊楠が採集し遺した膨大な記録と対峙したとき、見えてくるものとは? 岩井圭也の和歌山紀行

    ◆レビュー
    ・安島隆「ところで、好きな本はなんですか?」

    ・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
    [第12回]科学とは何なのか ~科学哲学の世界

    ◆連載小説
    ・門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」
    米価低迷、その原因は堂島米市場にあり? 苛立ちを募らせた大岡忠相はついに江戸商人を大坂へと差し向ける

    ・一穂ミチ「アフター・ユー」
    闇雲に車を走らせる青吾の目に飛び込んできた電話ボックス。思わず中に入った青吾の指はつい多実の番号を押し……

    ・大木亜希子 料理監修:今井真実「マイ・ディア・キッチン」
    ついにレストランの営業が再開! 料理を任された葉は熱心に仕事に励むが、母親が突然福岡からやってきて――

    ・伊岡瞬「追跡」
    人に尻拭いをさせておきながら、その恩も忘れて増長し、挙句の果てに裏切った。あいつだけは絶対に許さない

    ・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
    シャンバラへの道は、はかなく遠い。それでも、そこへゆかねばならぬ者たちがいた

    ◆対談
    ・高瀬隼子×大前粟生「怖くてあたたかい小説の世界」
    互いの新刊『め生える』『チワワ・シンドローム』を「怖い!」と評し合うお二人の創作の秘密に迫る初対談

    ◆エッセイ
    ・藤田真央「指先から旅をする」

    ・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
    [第21回]とんこつ遺伝子
    [第22回]羊肉期の終り

    ・今井真実「ひとりでまんぷく」
    [第6回]帰りの空港で味わった、つるつる博多うどん
  • 【大容量試し読み+読みどころ紹介対談の無料ガイドブック!】

    2024年に作家デビュー50周年を迎えたスティーヴン・キング。4月8日発売予定の最新長編小説は、ハードボイルドやノワールなどの小説好きにも刺さる一作『ビリー・サマーズ』です。凄腕の殺し屋ビリーが受けた「最後の仕事」。なんと標的を待つために小説家を装うことに!? キングの世界をしっかり味わえる2章分のたっぷりした試し読みとともに、巨匠の企みに満ちたクライム・ノベルの読みどころを、長年の翻訳者・白石朗さんと担当編集者で徹底解剖します!

    ■目次より
    ◎訳者×担当編集者対談 変化球と思わせて、最後はどストライクな感動作!
    ◎新作長編試し読み『ビリー・サマーズ』(第一章、第二章)
    ◎文藝春秋のスティーヴン・キングの本

    *本書は、電子書籍オリジナル編集です。
    *新作『ビリー・サマーズ(上・下)』は文藝春秋より2024年4月8日発売予定です。
  • ありきたりな「いつもの暮らし」にも、ときどき小さな幸せがある

    コロナ禍前から半分隠居状態、同居の猫とも少々ディスタンスあり気味な関係。たまに出かけることもあるが、基本的にひとりで過ごす。事件と呼べるほどのことは何も起きない極めて平穏な日々。そんな生活の中でふと見つけた「茶柱」のような、ささやかな発見や喜びを綴ったエッセイ集。

    インスタグラムに現れる動物にほのぼのし、絶景に縮み上がる。ベランダ菜園で生まれてきた野菜たちを親父気分で歓迎する。気のおけない先輩たちとの「婦人会」で、暑苦しくなくお互いを応援し合う。幼なじみとのバスツアーで「おつまみこんぶ」とバスガイドの素晴らしさを噛みしめる。キャットタワーが捨てられなくてひとり途方に暮れる――。日常を面白がろうとする姿勢から生まれた、ユーモアあふれる着眼点に思わずクスッと笑ってしまうこと間違いなしの一冊です。

    【プロフィール】
    小林聡美(こばやしさとみ)
    1982年、スクリーンデビュー。以降、映画、ドラマ、舞台で活動。主な著書に『ワタシは最高にツイている』『散歩』『読まされ図書室』『聡乃学習』『わたしの、本のある日々』など。
  • 1,801(税込)
    著:
    坂木司
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    とある高校の喫茶部。それぞれ好みのおやつを持ち寄る四人は、
    不思議な噂を耳にする。
    「うまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい」
    それはただの都市伝説か、それとも――!?
    ゆる部活のメンバーがたどりついた「答え」とは。

    「おやつ部」のメンバーが、世界の謎にゆるく挑む。
    スナックをつまむ指先が光るのは、油のせいだけじゃない、かも。
    おいしく楽しく、ときどき切ない5つの物語。

    うまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい――
    学内で囁かれる噂の真相とは?(「うまいダッツ」)

    おばあちゃんが失くしたブローチを探すことになったおやつ部の面々。
    探し物の過程で見えてきたものとは。(「チロル・ア・リトル」)

    お菓子当てクイズに参加することになった四人。
    果たして、その勝敗はいかに。(「バカみたいにウケない」)

    SNS上の友達と気まずくなってしまったメンバー。
    会いたくない彼女と会いたい彼女、それぞれの理由とは。(「それは王朝の」)

    学年が上がり、初めてできた後輩。
    しかし彼らは全員、妙にまじめで――。(「百年の愛」)
  • 「まだ人生に、本気になってるんですか?」
    この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か――。

    「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」

    慶應の意識高いビジコンサークルで、
    働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、
    「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、
    クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で……

    ”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田くん。
    彼はなぜ、22歳にして窓際族を決め込んでいるのか?

    2021年にTwitterに小説の投稿を始めて以降、瞬く間に「タワマン文学」旋風を巻き起こした麻布競馬場。
    デビュー作『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』のスマッシュヒットを受けて、
    麻布競馬場が第2作のテーマに選んだものは「Z世代の働き方」。

    新社会人になるころには自分の可能性を知りすぎてしまった令和日本の「賢すぎる」若者たち。
    そんな「Z世代のリアル」を、麻布競馬場は驚異の解像度で詳らかに。
    20代からは「共感しすぎて悶絶した」の声があがる一方で、
    部下への接し方に持ち悩みの尽きない方々からは「最強のZ世代の取扱説明書だ!」とも。
    「あまりにリアル! あまりに面白い!」と、熱狂者続出中の問題作。
  • BiSH解散まで、リアルタイムで綴った生の記録

    絶大な人気を誇りながら、2023年6月29日をもって解散したガールズグループBiSH。彼女たちが「解散宣告」された2019年11月22日から、東京ドームを超満員にしたラストライブまでの3年半の日々を、メンバーの一人モモコグミカンパニーがリアルタイムで、つぶさに書き留めていた。

    小説を2作、エッセイを2作、作詞は17曲担当し、現在も幅広い活動を続ける彼女が、大きな苦悩と喜びに満ちた3年半を赤裸々に綴った、等身大の生の記録。
  • 1,801(税込)
    著:
    坪田 侑也
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    ふたりが出会った夜から何か変わりはじめる――〈青春〉の化学反応を目撃せよ!

    春高バレーの予選まであと数日。宮下景が所属する明鹿高校男子バレー部は、6月のインターハイ予選で初めて県の準決勝まで進んだ。チームを引っ張るのは、同学年の2年生エース置久遊晴。「いまのチームなら全国も目指せる」と、3年生3人が引退をせずにチームに残り、景、梅太郎らのレギュラーメンバーで、夏に敗れた全国常連の強豪校・稲村東と戦うことになるはずだった。

    けれど……あの時。まずい、と思ったときにはすでに体勢が崩れ、足首から下が、ぐにゃりと曲がっていた。勝負の稲村東戦へ代わりに出場にすることになったのは、中学時代からのクラスメイト北村。実は大会後、北村が退部届を出すつもりでいたことを、景だけは知っている。だからこそ「勝手にしてくれ」と思ってしまった。そしてあの日から、何か歯車が狂いはじめる。

    一方、怪我をする前夜、高校のフェンスを乗り越えようとしていた真島綾。それに驚いて自転車から転んだ景は足首を痛めていた。そのことに責任を感じているらしい真島に、景はバレー部のポスターを依頼し、連絡を取り合うようになる。圧倒的な画力で学園祭のポスターも手掛けた真島には、しょっちゅう高校を休みがちで、実は親友にしか明かしていない秘密があった。

    景の側にいつもあったバレーボール、真島の側にいつもあった漫画。それぞれが楽しくて、ずっと続けてきたはずなのに、いつから苦しくなってしまったんだろう!? 自分の居場所が見つけられず、前に進めずにいるふたりの想いは交差しながらも、遂にクリスマス前夜に止まっていた時間が流れ出す――。
  • 『悼む人』『永遠の仔』の著者が贈る、ノンストップ・クライムサスペンス。

    誰もが容疑者。誰もが当事者。
    性にまつわる犯罪……ジェンダー・クライムは連鎖する。

    土手下に転がされていた男性の遺体。
    暴行の痕が残る体には、メッセージが残されていた。

    「目には目を」

    なんと男の息子は、3年前に起きた集団レイプ事件の加害者だった――。
    次々現れる容疑者、そして新たな殺人。
    罪を償うべきは、あなたかもしれない。

    天童荒太の原点回帰にして、記念碑的作品!
  • 2017年は、どんな電子書籍が読まれたのでしょうか?
    文藝春秋の電子書籍約3500点のダウンロード数を元に集計した、電子書籍ベスト100です。

    巻末には、文藝春秋が積極的に取り組んでいる、電子オリジナルのコンテンツ「文春e-Books」レーベルのベスト20も収録しました。

    世代を超えて読まれている作品、新しい試みなど、バラエティに富んだランキングになっているのが今年の特徴です。
    是非、1冊でも多くの作品に「電子書籍」で触れてみて下さい。

    又吉直樹/村田沙耶香/村上世彰/堀栄三/中野信子/星野源/池上彰/高田かや/横田増生/小松左京/ピーター・ナヴァロ/半藤 一利/千葉雅也/堂場瞬一/村上春樹/小松 左京/雫井脩介/池井戸潤/宮下奈都/阿部智里/エドワード・ルトワック/井上智洋/乾くるみ/桜玉吉/橘玲/冨山和彦/ちきりん/セキュリティ集団スプラウト/角田光代/三好徹/湊かなえ/内田樹/山本七平/米原万里/山中伸弥/羽生善治/是枝裕和/山極壽一/永田和宏/山口かこ/柳澤健/濱嘉之/岩瀬大輔/西原理恵子/伊藤祐靖/中山七里/ルトガー・ブレグマン/立花隆/岩波明/英『エコノミスト』編集部/池波正太郎/五味洋治/清水潔/植村直己/誉田哲也/石田衣良/ピエール・ルメートル/横山秀夫/西川美和/伊坂幸太郎/重松清/沼田真佑/司馬遼太郎/小林カツ代/歌野晶午/みうらじゅん/勝間和代/ぱぷりこ/堀江貴文/西アズナブル/近藤誠/伊藤詩織/奥田英朗/エマニュエル・トッド/黒川博行/磯田道史
  • 元バンドマン芥川賞作家が邦ロックを切りまくる

    「はっぴいえんど」から「King Gnu」「Ado」まで、この50年の邦楽ロック史を彩ったアーティスト全30組を語りつくす。

    ■本書で取り上げるアーティストたち
    BUMP OF CHICKEN/NUMBER GIRL/54‐71/BUCK‐TICK/椎名林檎/bloodthirsty butchers/PENPALS/Silver Fins/Port of Notes/headphone seminar/相対性理論/進行方向別通行区分/鬼束ちひろ/X JAPAN/初音ミク/King Gnu/クリープハイプ/ART‐SCHOOL/BLANKEY JET CITY/L’Arc~en~Ciel/黒夢/TMN/凛として時雨/小室哲哉/神聖かまってちゃん/サカナクション/宇多田ヒカル/Ado/はっぴいえんど/syrup16g
  • 彼方は遠く、記憶になかったことばかり思われる

    仰げば彼方は鏡のようにある。記憶になかったことばかり思われる。――「ラサンドーハ手稿」
    蜃気楼のように現れる塔。ざぶんざぶんと波の音。へそから出てくるうなぎたち。母がクリーニング店に預けたもの。画家が描く瓜二つの妹たち。ある日、人類に備わった特殊能力……
    九人の実力派作家が紡ぐ幻想アンソロジー。

    【目次】
    ラサンドーハ手稿 高原英理
    串 マーサ・ナカムラ
    うなぎ 大木芙沙子
    マルギット・Kの鏡像 石沢麻依
    茶会 沼田真佑
    いぬ 坂崎かおる
    開花 大濱普美子
    ニトロシンドローム 吉村萬壱
    天の岩戸ごっこ 谷崎由依
  • 第30回松本清張賞受賞作
    この小説は、選考委員への「挑戦状」だ!
    衝撃のデビュー作。

    1つの街を舞台に描かれる、5つの世界は、少しずつ重なりあい、影響を与えあい、思わぬ結末を引き起こす。
    すべてを目撃するのは、読者であるあなただけ。

    推理小説/青春小説/科学小説/幻想小説/恋愛小説

    5つの物語は、5度世界を反転させる。
    森バジルを読めば「世界が変わる」

    【選考委員 選評より】
    阿部智里
    5つの同じで異なる世界!
    その構成に気が付いた時、「正気か」 と目を疑った。

    辻村深月
    抜群のきらめきに満ちていた「青春小説」パートは見事だった。

    米沢穂信
    小説というものに必死に手を伸ばした作者の叫びが聞こえた。

    森絵都
    チャレンジ精神と熱量の高さがすばらしい。

    森見登美彦
    「読者だけが知っている」そんな構造を楽しんでほしい。
  • 1,801(税込)
    著:
    乗代雄介
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    第169回芥川賞候補作に選ばれた、
    いま最も期待を集める作家の最新中編小説。

    修学旅行で東京を訪れた高校生たちが、コースを外れた小さな冒険を試みる。
    その一日の、なにげない会話や出来事から、生の輝きが浮かび上がり、
    えも言われぬ感動がこみ上げる名編。
  • 1,701(税込)
    著:
    桐野夏生
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    妻の貌を、男たちは知らない。

    男たちの身勝手さを、一行で打ち砕く桐野文学の極北!
    夫公認のもと、元恋人と自由な時間を過ごす妻を描いた
    表題作「もっと悪い妻」など、計六作の短編を収録。

    「麻耶は大事だと思っている人が他にいるの?」
    「いるよ。男でも親友になれるよ」
    「それはそうだろうけれど。困ったな」
    (「もっと悪い妻」より)

    ネット上で〈悪妻〉と批判されることに悩む
    バンドのヴォーカルの妻を描いた「悪い妻」。
    妻と離婚した後、若い女性にしつこく迫る
    壮年の男性の哀歓を伝える「武蔵野線」など、
    男と女のカタチを切り取った現代の「悪妻論」。

    西加奈子さん(作家)推薦
    不幸な「悪い妻」は許されるが、
    満たされた「もっと悪い妻」は断罪される。
    「妻」という呪いと、
    「妻」を理想化する社会へのしたたかなカウンター。
  • 悩めるオタクの魂の叫びを、ゆるっと解決!
    「笑って創作したい」オタクのための必読書!――『私のジャンルに「神」がいます』真田つづる氏、推薦!!

    絵描き字書き問わず、創作において悩めるオタクの魂の叫びを、超・オタク作家カレー沢薫がゆるっと解決!

    「原作無視の二次創作が気になる」「過疎ジャンルで感想がもらえない」「40代で同人イベントはやめるべき?」「推しを死なせてしまう矛盾と苦悩」「神創作者の方程式とは?」といったお悩みから、書きおろし相談「十数年の推しカプとは別のカプにハマってしまったら」「お金を得ることと創作意欲のバランスをとるには」まで、創作に迷うすべての人に捧げる抱腹絶倒のエッセイ!!
  • 新作刊行&デビュー50年を記念し無料配信する、豪華内容のオリジナル電子書籍!

    「恐怖の帝王」、「モダン・ホラーの巨匠」……。
    大小説家の名をほしいままにしてきたスティーヴン・キングは、2024年に作家デビュー50周年を迎えます。そこでお届けするのが、本書。
    ここでしか読めない完全オリジナル短編「ローリー」。新作長編小説「異能機関」たっぷり試し読みに加えて、キングの新しい魅力を解剖する、翻訳者・白石朗さんと担当編集者のディープな対談。そしてキングの小説の魅力を四つのベクトルから分析する代表作マトリックスと、盛り沢山な内容で、あなたのキング・オブ・ライフを爆上げします!

    *本書は、電子書籍オリジナル編集です。
    *新作「異能機関(上・下)」は文藝春秋より2023年6月26日発売予定です。
  • 2,200(税込)
    著:
    垣根涼介
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    史上最も無能な征夷大将軍
    やる気なし
    使命感なし
    執着なし
    なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?

    動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。
    足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。
    一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。
    後醍醐天皇には、武士に政権を委ねるつもりなどなかったのだ。
    怒り狂う直義と共に、尊氏を抜きにして新生幕府の樹立を画策し始める。

    混迷する時代に、尊氏のような意志を欠いた人間が、
    何度も失脚の窮地に立たされながらも権力の頂点へと登り詰められたのはなぜか?
    幕府の祖でありながら、謎に包まれた初代将軍・足利尊氏の秘密を解き明かす歴史群像劇。
  • 叩かれてもうまくいかなくても、しなやかに強く輝き続ける方法
    私はずっと、私のためだけに存在する
    私の椅子が欲しかった―― 一条ゆかり(漫画家)

    めげず腐らず、花を咲かせた
    13人の女たちに聞いた「私」の見つけかた。
    ―――――――――――――
    よく知られている13人の女性たちが歩んだ道について聞いた、初のインタビューエッセイ。
    つまずきにもめげず腐らず、自分らしい花を咲かせた女性たちに、初めから特別な人はいませんでした。
    *毎日働いて、明日にバトンをつなぐだけで精一杯
    *「自分なんて」とつい諦めてしまう
    *人生が上手くいく人は自分とは違う人
    *自分を信じることができない人…
    そんな女性にもぜひ読んでほしい1冊です。

    ■お話を聞かせていただいた13人
    齋藤薫/柴田理恵/君島十和子/大草直子/吉田羊/野木亜紀子/浜内千波/辻希美/田中みな実/山瀬まみ/神崎恵/北斗晶/一条ゆかり

    「週刊文春WOMAN」連載を加筆・編集したインタビューエッセイ!
  • 【電子書籍特典付き】カバーイラストを手掛けたゴルさんによる特別描きおろしイラストと住野よるさんの「電子特典用メッセージ」を収録!

    片想い男子とちょっと気にしすぎな女子。二人は友達だけど、違う生き物。
    一緒に過ごす、夏の特別な四日間。

    めえめえ(瀬戸洋平)は下宿仲間でクラスメイトの女子サブレ(鳩代司)に片想いをしている。
    告白もしていないし、夏休みでしばらく会えないと思っていた。そのサブレが目の前にいる。
    サブレは夏休み中に遠方にあるじいちゃんの家に行くのだが、それはある"不謹慎な"目的のためだった。

    「じゃあ一緒に行く?」
    「うん」

    思いがけず誘われためえめえは、部活の休みを利用してサブレと共にじいちゃんの家を目指す。
    夜行バスに乗って、二人の"不謹慎な"そして特別な旅が始まる――。

    恋という気持ちが存在する、この世界に生まれてしまった全てのあなたへ。
  • 1,901(税込)
    著:
    高瀬乃一
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    第100回オール讀物新人賞を満場一致で受賞した著者が、満を持して送り出す初の作品集。

    選考委員の村山由佳氏が”読み終えるなり「参りました」と呟いていた”と選評に記した受賞作「をりをり よみ耽り」の世界を5篇の連作で展開する。

    物語の舞台は、文化年間の江戸浅草。女手ひとつで貸本屋を営む〈おせん〉の奮闘を描く。盛りに向かう読本文化の豊饒さは本好きなら時代を超えて魅了されることでしょうし、読本をめぐって身にふりかかる事件の数々に立ち向かう〈おせん〉の捕物帖もスリルに富んでいます。
  • 『スモールワールズ』を超える、感動の最高傑作

    たった1人の、運命に出会った

    古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。
    彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。
    どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。

    運命に導かれ、運命に引き裂かれる
    ひとつの愛に惑う二人の、四半世紀の物語
  • 1,300(税込)
    著:
    村田沙耶香
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    世界中の読者を熱狂させる、村田沙耶香の最新短篇&エッセイ

    「なあ、俺と、新しくカルト始めない?」

    好きな言葉は「原価いくら?」で、
    現実こそが正しいのだと、強く信じている永岡。
    同級生から、カルト商法を始めようと誘われた彼女は――。

    信じることの危うさと切実さに痺れる8篇。

    〈その他収録作〉

    ★生存
    65歳の時点で生きている可能性を数値化した、
    「生存率」が何よりも重要視されるようになった未来の日本。
    生存率「C」の私は、とうとう「野人」になることを決めた。

    ★書かなかった小説
    「だいたいルンバと同じくらいの便利さ」という友達の一言に後押しされて、クローンを4体買うことにした。
    自分を夏子Aとし、クローンたちを夏子B、C、D、Eと呼ぶことにする。
    そして5人の夏子たちの生活が始まった。

    ★最後の展覧会
    とある概念を持つ星を探して、1億年近く旅を続けてきたK。
    彼が最後に辿り着いた星に残っていたのは、1体のロボットだけだった。
    Kはロボットと「テンランカイ」を開くことにする。

    ほか全8篇。
  • 膨大な作品数がある佐伯泰英さん。「どのシリーズから読み始めようか」「次にはどの作品を読めばいいか」のお悩みにこたえます!!

    『「佐伯泰英山脈」フウフウ登頂記』に書き下ろし「延長戦」を加えた、ノンフィクション作家・北尾トロさんによる傑作ガイドとともに、電子書籍で読める人気5大シリーズの第1章をまるごと収録しました。

    【収録タイトル】
    流離 吉原裏同心(1)決定版
    八州狩り 夏目影二郎始末旅(一)決定版
    陽炎ノ辻 居眠り磐音(一)決定版
    御鑓拝借 酔いどれ小籐次(一)決定版
    完本 密命 巻之一 見参! 寒月霞斬り

    佐伯作品初心者にも、中級・上級者にも役立つこと間違いなしのガイドブックです!
  • 1,500(税込)
    著:
    坂木司
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    星の数ほどあるケーキのなかでも、不動の人気を誇る「苺のショートケーキ」。
    「和菓子のアン」シリーズなど、甘いものを描いた作品に定評のある著者による、ショートケーキをめぐる5篇の連作集。

    大学生の<ゆか>と<こいちゃん>はどちらも、母との二人家族。父が出て行ってから買えなくなったホールケーキを求めて、ふたりは<失われたホールケーキの会>を結成、切れていないケーキを楽しんでいる。ある時、離れて暮らす父親から、「大事な話がある」と連絡があり……。(「ホール」)
    俺が働くケーキ屋では、残りがちなホールケーキを予約なしに買ってくれるお客さんを天使と呼んでいる。天使の中には常連もいて、女子大生と思しきその二人組が俺は気になっている。どうやら彼女たちは、丸いホールのケーキにこだわっているようなのだ。(「ショートケーキ。」)
    ケーキ屋で働く私には、嬉しいことがあったときにひとりで行う「趣味」がある。ケーキを冒涜しているようで人には言えないのだが……。
    (「追いイチゴ」)
    ママになった瞬間からさまざまなことがままならなくなった。大好きなショートケーキをもう一度ひとりでゆっくりと味わいたい。その願望を実現すべく、<あつこ>は二人のママ友と互助会を結成する。(「ままならない」)
    央介の口癖は「嫁に行きてえ」、何事にも受け身で生きてきた28歳の会社員だ。ある時、領収書の不備を指摘されたのをきっかけに、会社の経理担当の女性のことが気になり始める。弟の学費を捻出するために倹約弁当を続ける彼女だが、どうやら本当はショートケーキが食べたそうなのだ。 (「騎士と狩人」)
  • 1,701(税込)
    著:
    米澤穂信
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    『満願』『王とサーカス』で「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」の国内部門1位でミステリーランキング3冠を2年連続で達成。

    いま最も次回作が待ち望まれるミステリ作家・米澤穂信。
    次々と魅力的な謎を生み出す作家の頭の中はどうなっているのか? 米澤さんの頭の中を満たしてきたのはどんな本たちなのか。
    作家生活20年の節目に、米澤さんの心を捉え、人気ミステリ作家を形作ってきた本を一気見せ。

    米澤さんが20年にわたって、様々な媒体に書きためてきた書評やお勧め本を一冊にまとめました。
    「思うさまに大好きなミステリをお勧めしたい」という米澤さんの強い思いから、特別書き下ろし「私の心を捉えて離さないミステリ」(120枚!)&オリジナルコメンタリー(180枚!)収録。
    米澤穂信ファン、ミステリファン、これからミステリ作家を目指す未来の書き手必携の一冊。
  • 1,200(税込)
    著:
    関純二
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    漫画編集者って、なんてかっこわるい仕事なんだ!
    人気投票と評価、そして売れ行きの間で煩悶する漫画家と漫画編集者。

    不人気の果て、開き直って描いた官能漫画がようやくヒット、しかし創作のエゴイズムから逃れられない漫画家。
    その矛先は担当編集に当然のように向けられる。
    「俺の漫画に関われるだけでありがたいと思え」。
    漫画家と編集者との共闘、そして決裂までを描いた『担当の朝』。

    担当編集はまるで修行のような態度で臨まなければならない、現在では不人気となってしまった鬼才の大巨匠。
    それでも「破門」される日はやって来る。
    その理不尽さ、恩と怨念を描いた『担当の夜』。

    有望な新人のはずなのに、なかなか新作を描かない漫画家。
    その驚くべき「描かない理由」としたたかすぎる生命力を描く『最後の担当』。

    今日もまた訃報が届く――。
    なぜか早死にする漫画編集者たちへの痛切なレクイエム『俺酒』。

    元青年漫画誌の編集長だった著者が描く、知られざる青年漫画の熱かった季節。

    表紙・巻末マンガ:すぎむらしんいち
  • 宮藤官九郎、阿部サダヲ、星野源…大人計画の秘密にせまる!
    演劇界の常識に囚われない超・俳優集団を作った松尾スズキ。何に触れ誰と出会いどのように劇団を強固にしていったのか――。
  • 佐藤愛子九十歳・奇跡の話題作、待望の文庫化!

    老作家・藤田杉のもとにある日届いた訃報――それは青春の日々を共に過ごし、十五年間は夫であった畑中辰彦のものだった。
    「究極の悲劇は喜劇だよ」
    辰彦はそういった。
    それにしても、どうして普通じゃ滅多にないことばかり起るのか。

    当時の文学仲間たちはもう誰もいない。
    共に文学を志し、夫婦となり、離婚の後は背負わずともよい辰彦の借金を抱え、必死に働き生きた杉は、思う……。
    あの歳月はいったい何だったのか?
    私は辰彦にとってどういう存在だったのか?
    杉は戦前・戦中・そして戦後のさまざまな出来事を回想しながら、辰彦は何者であったのかと繰り返し問い、「わからない」その人間像をあらためて模索する。
    枯淡の境地で、杉が得た答えとは。

    『戦いすんで日が暮れて』『血脈』の系譜に連なる、かつて夫であった男と過ぎし日々を透徹した筆で描く、佐藤愛子畢生の傑作長編小説。
  • 1,019(税込)
    著:
    文善
    訳者:
    稲村文吾
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    誘拐ミステリーに新風を吹き込む、香港生まれ、カナダ在住の女性ミステリ作家登場。第3回島田荘司推理小説賞受賞作!

    投資銀行A&Bに、クライアントである家電製品ソフトウェア開発企業・クインテスの極秘財務資料を誘拐したとのメールが届く。その財務データは、CHOK(Continuous Harmonization of Kinetics)という企画に関連したものであるらしい。
    情報システム部のエンジニア植嶝仁の調査によって、そのメールはA&B社内のルータを介して送信されたものであることが判明する。犯人はA&Bの関係部署の人間なのか? 身代金受け渡しは二日後に迫っている。
    再び犯人からメールが届き、そこには奇想天外な身代金の受け渡し方法が記されていた。ネットオークションに200の食品を出したので、それに入札しろという。しかしこんな少額の決済で犯人は満足できるのだろうか? 身代金が目的ではないとしたら、犯人の目的は何なのか? 機密データの流出でクインテスの評価を失墜させ、株価を操作しようという魂胆なのか?
    植嶝仁は華僑系財閥の御曹司であり、父の会社はCHOKに関する投資信託にも関与しているらしい。事件が明るみにでれば、父の会社の損失も計り知れない。出品者の足取りを追う警察――しかしその捜査もむなしく、犯人は捕まらないままオークションの取引は成立。混迷の中、植嶝仁は真犯人の狙いを突き止めることができるのか?
    巨大ビジネスの世界を舞台にネット社会の盲点を突く身代金受け渡しのトリックと、ラストで鮮やかに反転する誘拐の構図。抜群のミステリーセンスが光るアジアミステリーのニューウェーブです。
  • 1,528(税込)
    著:
    浜崎洋介
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    1978年生まれの筆者の周囲にあったのは、茫漠たる郊外――ニュータウンだった。
    その出発点から、戦後思想とはどのように映るのか?

    大東亜戦争、象徴天皇、三島由紀夫、小林秀雄、福田恆存、柄谷行人、中上健次、
    坂口安吾、あるいはロレンス、ピケティ……。思索を深めるにつれ、あらわれて
    きたのは「政治と文学」という問題だった。

    本書は、必ずしも「戦後批判」を志向していない、端的に「戦後よ、さよなら」と言うものだと考えてもらいたい、と筆者は言う。

    「いずれにしろ、私は「政治と文学」のけじめを曖昧にしながら、いつかその両者が一致するだろうことを夢見るような「戦後」的な言葉については何の興味もないことだけは断っておきたい。私の描きたかったのは、人間の可能性ではなく、必然性であり、人間の自由ではなく事実だった。」 (あとがきより)

    いま文芸、論壇界で注目を集める気鋭の批評家が戦後思想に新たな問題を提起する画期的論考!

    【目次】

    I部―政治と文学

    郊外論/故郷論―「虚構の時代」の後に
    三島由紀夫の宿命―〈文学―天皇―自決〉の連関について
    「象徴天皇」の孤独
    宿命としての大東亜戦争
    「戦後」よ、さようなら


    II部―文学と政治

    中上健次と私
    小説の運命
    柄谷行人試論―〈単独者=文学〉の場所をめぐって
    福田恆存とシェイクスピア、その紐帯
    坂口安吾の「いたわり」


    III部―幸福について

    「落ち着き」の在処
    ロレンスとピケティ―交換可能なものに抗して
    小林秀雄の〈批評=学問〉論
    落語の笑い―春風亭一之輔の方へ
  • 「コンビニ人間」で155回(2016年上半期)芥川賞を受賞し話題沸騰!
    村田沙耶香さんが、愛するコンビニエンスストアに向け綴ったラブレター形式のエッセイ

    ≪前文お許しください。貴方と出会って17年ほどになりますが、こうしてお手紙を書くのは初めてのことですね。≫

    作家、女優、映画監督など総勢26人が愛するものへの想いを綴ったアンソロジー『ラヴレターズ』(文藝春秋、2016年2月刊)。そこに収録され、偏執的なまでのコンビニ愛がクローズアップされた村田沙耶香さんのエッセイを、『コンビニ人間』発売に合わせて緊急無料配信します。
    最終的に「コンビニと人間はセックスできるのか」という境地まで達する、新芥川賞作家の奇想とイマジネーションのうねり。是非『コンビニ人間』とあわせてお楽しみください!
  • 現代社会でかき消されがちな小さな声に耳を澄ませる――
    なにかを美しいと感じると呼吸が深くなる――

    深い感動を呼んだデビュー作『ここじゃない世界に行きたかった』から3年。
    総フォロワー数15万人超のSNSで、ライフスタイルから社会に対する問題提起まで、独自の視点が人気を博す著者が贈る新世代エッセイ集!

    不妊治療の日々、ポカリスエットの少女たち……大反響noteからよりすぐった珠玉のエッセイ――
    ・秋の夕暮れ、桔梗の花
    ・古く美しい暮らしは、なぜ消えた?
    ・弱った心にてきめんに効く、欲しかった言葉
    ・スープストックで休ませて
    ・“意識高い系”おんなともだち
    ・“Farsickness”それは遠い場所への憧れ
    ・誰もが静寂の奏者となるこの場所で……etc.

    現代社会でかき消されがちな小さな声に耳を澄ませると、新しい景色が見えてくる。
    日常が静かに輝き出す“読むセラピー”本がここに。
  • 作家デビュー50周年に放つ、至高のクライム・ノヴェル

    狙いは決して外さない凄腕の殺し屋、ビリー・サマーズ。依頼人たちには、銃撃しか能がないちょっと抜けた男を装っているが、真の顔はエミール・ゾラを愛読する思慮深い人間であり、標的が悪人である殺ししか請け負わない。
    そんなビリーが、引退を決意して「最後の仕事」を受けた。収監されているターゲットを狙撃するには、やつが裁判所へ移送される一瞬を待つしかない。狙撃地点となる街に潜伏するための偽装身分は、なんと小説家。街に溶け込むべくご近所づきあいをし、事務所に通って執筆用パソコンに向かううち、ビリーは本当に小説を書き始めてしまう。
    だが、この仕事は何かがおかしい……。ビリーは安全策として、依頼人にも知られぬようさらに別の身分を用意し、奇妙な三重生活をはじめた。そしてついに、運命の実行日が訪れる――。
  • 1,901(税込)
    著:
    犬飼六岐
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    愛と裏切りと、衝撃の真実!

    ときは戦国。陰流の祖・愛洲久忠(移香斎)は、神々の国・出雲で「この世にないはず」の刀剣と出会います。
    「とうに滅びた備中青江鍛冶の新作に見えた……」
    この刀こそ、若き剣豪の理想を体現していました。

    久忠は又四郎という陽気な若侍と、山奥をさまよいます。ようやくたどり着いたのは、年寄から赤子まで、女だけで暮らしている隠れ里。そこで出会うのは、女たちの驚くべき風習、いのちを脅かすものたち、雪舟という奇妙な老人……。

    なんとしても生きのびようとする誇り高き女たちは、久忠の求める刀をつくることを条件に、「私たちを守ってほしい」と、次から次へと難題を持ち込みます。

    久忠たちの運命や、いかに?
  • 映画監督の毎日は、平凡で、ドラマチック(ときどき爆笑)
    血の味がしたランニング、幻のオリンピック・チケット、宣伝地獄からの東京脱出、替え玉受験疑惑……。
    数々の賞に輝く映画監督が初めて明かす等身大の素顔

    「またオリンピックか。困るんだ、こうしょっちゅうやられては」
    にもかかわらず、始まってしまえば猫にマタタビ。手に汗握り、自律神経が狂うほど興奮し、夜中に全ての中継が終わった頃にはぐったりして机に向かう気力も失っている。「勇気を与えられた」はずなのに、いま目の当たりにしたアスリートの万分の一も頑張らずに寝る。お前はバカか、と自分でも思う。(本文より)

    西川美和さんといえば、作品を発表する度に国内外で大きな話題と高い評価を得る人気映画監督です。また同時に、小説作品も直木賞候補に選ばれるなど、映画業界という枠を超え、文筆の世界でも名文家として知られています。
    これまでも映画にまつわるエッセイ集などを多く刊行されている西川さんですが、本書はスポーツや時事問題など、映画から離れたテーマも数多く、第一線で活躍する映画監督の日常を綴ったものとして、これまでのエッセイ作品とはひと味もふた味も違った表情を見せています。
    自身のランニング体験や青春時代の思い出をユーモラスに綴ったかと思えば、コロナ禍でのオリンピックやウクライナでの戦争、ハラスメント問題などに、日常ボケした私たちの心をひと刺しします。西川美和さんってこんなにチャーミングで、こんなに日々の問題に誠実なの!? と驚くことうけあいです。たとえば一日の終わりに一篇ずつ、名エッセイと映画監督の意外な素顔に浸ってみてはいかがでしょうか?
  • 会議に執筆、今年もマリコは大忙し

    去年から勤め人となったマリコは年始から大忙し。
    元気を出すためしっかりお餅を食べて、朝ドラの「舞い上がれ!」はかかさない。
    理事長になって初めての卒業式。
    エッセイよりだいぶ早い「挨拶文の締切」に面喰いつつも、
    しっかり書き上げるマリコであった。夏になるころには「週刊文春」の
    エッセイの担当者であったイイクボ青年が何と社長に就任。
    コロナが明けてからは台湾を楽しみ、ルーマニアへの弾丸出張もなんのその。
    「週刊朝日」が休刊し、山の上ホテルが休館になったり寂しいニュースもあったけど、
    いつでも前向きなマリコに今日も世間の目は釘付けである。
    「週刊文春」の人気ご長寿連載エッセイ、ついに35巻!
  • 大人気! 哲代おばあちゃんの本、第二弾

    「長う生きてきた集大成が今の自分です。しょんぼりしよったら、人生を否定したみたいになりますね。心だけは柔らこうにして、おばあさんはいつも機嫌よう過ごしていたいです。なーんちゃって」(「はじめに」より)

    「こんなかわいいおばあちゃんになりたい!」「人生の目標にしたい」という声が広島から全国に広がり、ベストセラーとなった『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』の石井哲代さんのその後を追った続編。これまでの人生経験から得た「哲代さんが自分の心に言い聞かせている言葉たち」を一冊に。

    足の痛みで入院したり、できることが少なくなったりして気落ちする日もあるけれど、弱気の虫を退治して自分を励ましながら、明るく、機嫌よく、しなやかに生きている哲代さん。そのありのままの姿を「中国新聞」のふたりの記者(53歳と50歳、合わせてちょうど103歳)がじっくりと取材し、心に響く哲代さんの言葉を丹念に紡いだシリーズ第二弾。

    石井哲代(いしい・てつよ)
    1920年、広島県の府中市上下町生まれ。20歳で小学校教員になり、56歳で退職してからは畑仕事が生きがいに。近所の人からはいまも「先生」と呼ばれている。26歳で同じく教員の良英さんと結婚。子どもはおらず、2003年に夫が亡くなってからは親戚や近所の人に支えられながら一人暮らしをしている。100歳を超えても元気な姿が「中国新聞」やテレビなどで紹介されて話題になり、2023年1月に刊行した初めての著書『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』がベストセラーに。
  • 2,200(税込)
    著:
    千葉ともこ
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    期待の若手が描く圧巻、感動の中国歴史長編!

    玄宗皇帝が政治を疎かにし国が乱れていた唐の時代、民を救うため安禄山と史思明が挙兵し、安史の乱が勃発する。だが戦は泥沼化し、国は疲弊する。絶大な人気を誇った力者の娘・呉笑星、史家の長男・史朝義、安家の次男・安慶緒は、命を賭して戦を終わらせようと誓うが――。胸熱の歴史エンターテインメント。
  • 1,599(税込)
    著:
    九段理江
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    第45回野間文芸新人賞受賞作

    「東京都同情塔」が芥川賞を受賞して更なる注目を集める著者が、
    ほとばしる想像力で描く、馬と人類の壮大な歴史をめぐる物語。

    太古の時代。「乗れ!」という声に導かれて人が初めて馬に乗った日から、
    驚異の物語は始まる。この出逢いによって人は限りなく遠くまで
    移動できるようになった――人間を“今のような人間”にしたのは馬なのだ。
    そこから人馬一体の歴史は現代まで脈々と続き、
    しかしいつしか人は己だけが賢い動物であるとの妄想に囚われてしまった。
    現代で競馬実況を生業とする、馬を愛する「わたし」は、人類と馬との関係を
    取り戻すため、そして愛する牝馬<しをかくうま>号に近づくため、
    両者に起こったあらゆる歴史を学ぼうと
    「これまで存在したすべての牡馬」たる男を訪ねるのだった――。
  • サラブレッド大河ロマン小説
    現代→1916年。日本人騎手が「蹄鉄」に転生!

    フランスの凱旋門賞に出場した日本人騎手・藤晩夏は、レース中の落雷で異世界に転生してしまう! 口の悪い「蹄鉄」になった晩夏は、アラブ系の少年アリーの相棒として、ロンドン郊外からアメリカのケンタッキーへ、馬たちの成長を見守ることになった……。愛と裏切りと、狂気と堕落と執念と。さまざまな苦難と対峙して、世界的な名馬たちの誕生から、悲劇的な死に至るまで、アリーと晩夏は時代を走り抜ける。サラブレッドロマンあふれる大河小説!
  • 村上さんが愛してやまないジャズ・レコードについて語る極上のエッセイ
    「僕の大好きなジャズ・レコード188枚のことを書きました」

    チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、ビリー・ホリデイ、スタン・ゲッツ……ジャズの黄金時代に数多くのジャケット・デザインを手がけた伝説的アーティスト、デヴィッド・ストーン・マーティン。彼がデザインしたレコードを敬愛し蒐集してきた村上さんが、所有する盤すべてをオールカラーで紹介。
    手にとって見ているだけで素敵な音楽が聞こえてくる、極上のジャズ・エッセイ。
  • シリーズ3冊
    8151,100(税込)
    著:
    赤川次郎
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    夕子の友人・咲のもとに、不運な死に方をした恋人から「近々迎えにいく」という直筆の手紙が届く。早速、夕子と宇野はその恋人の母親に手紙を見せにいくが、彼女のなかに、死んだ息子への思いと、咲への憎しみが今の燃え立っているのを知る――大好評「幽霊シリーズ」第24弾。
  • 1,701(税込)
    著:
    上田岳弘
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    孤独な男女が出会う時、何かが起きる

    ウーバーイーツの配達員をしているK。TikTokerをしている女子大生のICO(イコ)。巨大な「システム」の中に生きる二人の人生が交錯する時、何かが動きはじめる。実力派作家がデビュー10周年に放つ、渾身作。

    ラランド ニシダさん、金原ひとみさん、窪美澄さん絶賛!
    「まだ見ぬ誰かとの数奇な巡り合わせはインターネットに操られる。ITは我々を孤独にさせてくれない」(ラランド ニシダさん)
    「上田岳弘は、こんなにも抽象の世界から、具体の力を行使する」(金原ひとみさん)
    「うんざりするような世界でも、私は誰かと繋がっていたい。そんな欲望を肯定してくれたこの小説は、限りなくせつなく、そしてやさしい」(窪美澄さん)
  • あの文豪の、こんな謎も、お父さんが解決!

    高校国語教師の父と体育会系文芸編集者の娘の“名探偵コンビ”が、
    本や小説に潜む「謎」に挑む人気シリーズ第4弾。
    「日常の謎」の名手であり〈本の達人〉による5編。

    【収録作品】
    ●漱石と月
    英国留学中の漱石が〈I love you〉を〈月が綺麗ですね〉と翻訳したのは
    根拠のない都市伝説のようなもの。だがそのエピソードは独り歩きして、
    多くの作品に影響を与えている。
    いったいどうして、〈I love you〉と〈漱石〉が〈月〉に繋がるのか……。

    ●清張と手おくれ
    『点と線』といえば大ベストセラーにしてロングセラー、
    松本清張の代表作のひとつだが、
    本格ミステリファンからは「失敗作」だと評判が悪い。
    『点と線』にまつわる知られざるエピソードとは?

    ●「白波看板」と語り
    鬼平シリーズ前に初めて長谷川平蔵が登場したのは短編「白波看板」。
    この作品はかつて、三遊亭圓生が人情噺として口演していたという。
    そこに見られる言葉の“改変”。
    これは作家によるものか、あるいは噺家の独断か……。

    ●煙草入れと万葉集
    若き日の圓生の間違いを指摘した久保田万太郎。
    その間違いとは、“十二煙草入れ”についてだった。
    どうやらその昔、“十二煙草入れ”というものがあったようだ。
    しかしいったい、十二煙草入れとはどういうものなのか? 

    ●芥川と最初の本
    敬愛する漱石の本に使われていた書家を、自身の初めての本『羅生門』にも
    起用したいと考えていた芥川龍之介。
    その思いが強く表れた装丁はどういうものだったのか。
  • 「弱くなりたいと思うのって、そんなに悪いことですか?」
    若い世代から厚い信頼を集める著者が、〈弱さ〉アピールのはびこる
    現代のリアルを優しくあぶり出す会心の一作!

    ■あらすじ

    ある日、知らない間に “チワワのピンバッジ” が付けられていたという
    呟きがネットに溢れた。その数、なんと800人以上!

    主人公・琴美の想い人も、被害者のひとりだった。
    〈チワワテロ〉と呼ばれるこの奇妙な事件の直後、彼は姿を消してしまった。
    「僕のことはもう信じないで」とメッセージを残して――。

    どうして彼は姿を消したのか?
    琴美は、親友で「全肯定インフルエンサー」のミアとともに、
    彼の失踪とチワワテロの謎を追いはじめる。

    炎上時代の本音に迫るリアルタイムストーリー!
  • 1,801(税込)
    著:
    伊勢谷友介
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    家族、映画、事件。赤裸々な告白
    「次の生き方を模索するために、過去の自分に会う旅をしました。」(著者のことば)

    2020年9月に大麻取締法違反容疑で逮捕されて以降、活動を自粛してきた俳優・伊勢谷友介の語り下ろし.

    映画復帰第1作となる『ペナルティループ』が2024年3月に公開されるのを前に、これまで歩んできた人生の様々な場面(シーン)について、率直に語った。

    幼少時代を過ごした北海道・函館の記憶、東京芸大入学、沖縄・渡嘉敷島やインドへの旅、複雑な家庭環境、齢の離れた異母兄・山本寛斎氏との交流、映画にかける思い、東日本大震災の際の活動、そして事件について。
    自ら語ったさまざまなエピソードから、ひとりの人間の像が刻まれていく――そんな一冊だ。

    【著者のことば】
    「個の命は種の存続の為にある」ことに気がついてから、地球上で唯一、自らの未来を壊す生物である愚かな我々人類と、その社会の変革のイメージを育み、行動に変えることが僕の人生でした。それが出来なくなった今、次の生き方を模索するために過去の自分に会う旅をしました。他人や社会のために生きるのではなく、自分のための時間の使い方を探しに、過去の自分と向き合う旅です。お付き合いいただければ幸いです。

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