『文芸・小説、徳間文庫、乙川優三郎』の電子書籍一覧
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圧倒的な筆力で、数々の賞を総なめにしてきた乙川優三郎が到達した地平!
心は、色褪せてはいない。人生の後半にさしかかった女と男。艶めいた思い出と、思いがけない出来事で揺れる。八篇の物語がかきたてる勇気と感動。
乙川は、「悲しみ、苦しみのないものを書こうとは思わない」という意図のもと、楽しいだけの話ではなく、「苦しみの末のハッピーエンドを予感させる物語」を描く。
地先とはその土地から先へつながっている場所。
*御宿海岸の砂丘が月の沙漠とよばれるようになったのは、画家で詩人の加藤まさをが童謡『月の沙漠』を生み出したのが御宿だったから。
その後も平塚らいてうや、伊藤野枝、大杉栄を迎えいれ、人生劇場を執筆前の尾崎士郎、週刊新潮の表紙を描く前の谷内六郎など、病弱や、金のない若者を迎えいれた御宿のうみは優しく、人々は暖かった。
作家の柚木も御宿の海で癒やされ、活力を得た。…(「海の縁」)
他八篇の豊潤な文学! -
今、この時代に小説がもたらす感動を味わう!
過酷な世界に抗する人々を静謐に描く。そのとき、人々はどのように旅立ち、何を失うことになるのか。
ようやく築いた生活とジャズの夢を奪われるマーキス(アメリカ)。
大切な人生の仲間と自負を失うワイン農家のホセ(スペイン)。
銃をとり、人買いの手から娼婦の妹を守るマルコ(フィリピン)……
市井の人々の決断と残懐を丹念に描く。
小説には力があると信じられる12篇! -
「若い方にぜひ読んで欲しい」
著者初の電子書籍化作品!
「肺がこんなきれいな空気で満たされた恋愛小説、初めて読んだ気がする」と書評家・温水ゆかりさんが絶賛した傑作恋愛小説!
【あらすじ】
1980年、大学のキャンパスで弘之と悠子は出会った。
せっかちな悠子と、のんびり屋の弘之は語学を磨き、同時通訳と翻訳家の道へ。
悠子は世界中を飛び回り、弘之は美しい日本語を求めて書斎へ籠もった。
二人は言葉の海で格闘し、束の間、愛し合うが、どうしようもなくすれ違う。
時は流れ、55歳のベテラン翻訳家になった弘之に、ある日衝撃的な手紙が届く。
切なく狂おしい意表をつく愛の形とは?
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