『文芸・小説、徳間文庫、宮本昌孝』の電子書籍一覧
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落日の室町幕府にあって、自ら剣の奥義を極め、卓越した将器で斎藤道三や織田信長ら戦国の巨星たちの心をも惹きつけた乱世の将軍・足利義輝。
その命は二十九歳の若さで尽きたが、友誼に結ばれた遺臣たちの心から、義輝の清爽たる姿が消えることはない。
霞新十郎の名で廻国修業の旅に出た若き日の剣豪将軍の逸話をはじめ、今明らかになる秘話の数々。
義輝を愛する人に捧げる短篇全七篇。 -
政権の頂点に立つ三好長慶と和睦が成立、京に落ち着いた義輝は、乱世に終止符を打つべく、壮大な奇策を立てた。
盟約を結ぶ織田信長、上杉謙信らの軍団と倭寇の大船団とで三好一党を挟撃し、討つ。
しかしその構想が長慶麾下の野心家・松永松永弾正久秀に洩れた。
三好兄弟を次々謀殺、自ら覇権を握らんとする久秀は義輝の器量を懼れ、ついに暗殺を決意する。
炎風のなか義輝が揮う秘剣一ノ太刀! 苦楽をともにした義輝とその盟友たちの運命は!?
友よ、愛しき人よ! 激動の歴史時代大河小説完結篇。 -
三好長慶に京を追われ、近江の仮御所に逃れた将軍義輝は、剣の道を究めるべく武芸者・霞新十郎として廻国修業の旅に出る。
供は忍びの浮橋ただひとり。
剣聖・塚原卜伝に教えを請うべく鹿島に向かった義輝は、旅の途上で斎藤道三、織田信長ら乱世の巨星と宿命の出会いを果たす。さらに好敵手・熊鷹や愛しい女性との再会も……。
乱雲のなか、己の生きる道を求める剣豪将軍、波瀾万丈の青春期! -
十一歳で室町幕府第十三代将軍となった足利義藤(のちの義輝)。
その初陣は惨憺たるものだった。敗色濃厚の戦況に幕臣たちは城に火を放ち逃げ出した。少年将軍は供廻りだけで戦場に臨むも己の無力に絶望する。
すでに幕府の権威は地に墜ち下剋上の乱世であった。窮地で旅の武芸者の凄まじい剣技を目撃した義藤は、必ずや天下一の武人になると心に誓う。
圧倒的迫力の青春歴史巨篇、新装版堂々の開幕! -
猛将・森三左衛門の三男として美濃・金山城に生をうけた森乱丸。
それは織田信長が天下布武を決意した年のことだった。
やがて才気溢れる若者に成長した乱丸は、天下人を目指す信長の側近くに小姓として侍ることになる。
魔王の覇道を共に歩む近習衆、そして名だたる戦国武将たち。
美しき若武者の目に映じた彼らの姿と心の裡とは……。
主君の大望を果たすため、乱丸は自らの命を賭ける!
(宮本昌孝×火坂雅志「特別対談」を収録) -
才気ほとばしる言動で頭角を現した乱丸は、
織田家の出頭人のひとり惟任日向守光秀の裡に兆した翳りに気づいた。
光秀と暗躍するイエズス会の動向を、安土城下屈指の女郎屋を営む謎の女キリシタン・アンナに探らせるが、
彼女に思いをかけてもいた。
もとより信長への忠誠の絆とアンナへの思いは比べるべくものではなかったが、
運命の日の朝、乱丸は自らの存念を問われることになる……。 -
時は乱世。魔剣・櫂(かい)扇を鍛えた刀工・隠岐允(おきのじょう)の末裔、おどろ丸は乱世第一等の将となるべく、盟友・庄五郎の才知を頼りに、美濃の地に立った。粗暴にして自らの力のみを頼りにしたおどろ丸だったが、庄五郎と出会って「友」を知り、将軍家の寵臣・赤松政則の娘・松姫に思いを寄せ「恋」を知る。野生児にして純な魂の男は、魔剣を手にいかな運命を切り開くか。のちに「斎藤道三」と呼ばれた男の、修羅の人生が始まった……!
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美濃にて乱世の梟雄たらんとしたおどろ丸=長井新左衛門尉を襲った悲運──それは、息子・破天丸の死であった。美濃一の武将となりながら狂気の淵に沈んだおどろ丸を踏みとどまらせたのは、新九郎と名乗る油屋の婿養子である。金の力で武士となり、長井家の寄騎として働き始めた凛々しい若者は、なぜか清爽の気でおどろ丸の心を癒す。この新九郎が息子であり、自らが捨てた「友」庄五郎が人生を托した「梟雄」であることをおどろ丸はまだ知らない──。
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内乱が続く美濃。父・おどろ丸こと長井新左衛門尉を「美濃の王」にしようとした新九郎の目論見は、夫を盲愛するおどろ丸の妻・関の方の独断専行により破綻した。大乱続く世で将となるには、父と戦い、情を捨て、「梟雄」となるしかないのだろうか。新九郎の懊悩を断ち切ったのは、なんとおどろ丸その人だった。魔剣・櫂(かい)扇を手にした新九郎は、ついに父と対峙する!「ふたり道三」の意味がついに明らかになる涙と感動の最終巻!
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織田家の出頭人のひとり惟任日向守光秀の裡に兆した翳(かげ)りに気づいた乱丸は、光秀とイエズス会の動向を探りはじめていた。乱丸は安土城下屈指の女郎屋を営む謎の女キリシタン・アンナにイエズス会の内情を探らせるとともに、彼女に思いをかけていたのだ。もとより主君への忠誠とアンナへの思いは比べるべくもなかったが、運命の日の朝、乱丸は自らの存念を問われることになる……。
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本能寺で見た信長の最期。それは父・義輝の悲業の死にあまりに似ていた。さらに将軍の遺児であることを光秀に利用された海王は、剣を捨て大海に生きる商人の道を目指す。だが秀吉と家康の天下争奪の渦中で、剣の師である上杉兵庫が家康配下の服部半蔵に捕らわれた。義輝生涯の好敵手であった熊鷹も海王に勝負を挑む。海王は何を斬り、何を最後に選ぶのか。戦国大河、圧巻の大団円。
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安土城を構え、天下布武の大業を半ば成し遂げた織田信長を狙う狙撃者。信長の命を救ったのは海王と名乗る青年だった。戦で負傷し記憶を失った海王は、養母メイファの宿敵である倭寇の凶賊・ヂャオファロンの息子と思い込まされていた。だが自由で高貴な魂は変わらない。その魂に惹かれ、心許した信長は、本能寺の炎風の中で問う。「我が大業を継ぐか、海王」。徹夜読み必至、怒濤の中巻。
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剣豪将軍として名高き足利第十三代将軍義輝が松永弾正の奸計により斃れてから十二年。ひとりの少年が、織田信長の戦勝に沸く堺の街に姿を現した。少年の名は海王(ハイワン)。蒼海の獅子と呼ばれた倭寇の頭領・五峰王直の孫として育てられた少年は、自らが将軍義輝の遺児であることを知らない。だが運命は、少年に剣を取らせた。信長、秀吉はじめ戦国の英傑総出演。壮大な大河ロマンついに開幕。
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無力な室町幕府にあって、自ら剣を極め、その将器で斎藤道三や織田信長らの心も惹きつけた乱世の将軍・足利義輝。その命は二十九歳の若さで尽きたが、遺臣らの心から義輝の清爽な姿が消えることはない。霞新十郎の名で廻国修業の旅に出た、若き日の剣豪将軍の逸話をはじめ、今明らかになる秘話の数々。義輝を愛する人に捧げる短篇全七篇。
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政権の頂点に立つ三好長慶と和睦して京に落ち着いた義輝は、将軍の威信を回復し、乱世に終止符を打つべく壮大な奇策を立てた。盟約を結ぶ織田信長、上杉謙信らの軍団と倭寇の大船団とで挟撃し、三好一党を討つ。だがその構想は、長慶麾下の野心家・松永秀久に洩れた。義輝の真の器量を知り、懼(おそ)れを抱いた秀久は、ついに将軍暗殺を決意する。炎風のなか、義輝が揮う秘剣一ノ太刀!
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三好長慶に京を追われ、近江の仮御所に逃れた将軍義輝は、剣の道を究めるべく武芸者・霞新十郎として廻国修業の旅に出る。供は忍びの浮橋ただ一人。剣聖・塚原卜伝に教えを請うべく鹿島に向かった義輝は、旅の途上で斎藤道三、織田信長ら乱世の巨星と宿命の出会いを果たす。さらに好敵手・熊鷹や愛しい女性との再会も……乱雲のなか、己の生き様を求める剣豪将軍、波瀾万丈の思春期!
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十一歳で室町幕府第十三代征夷大将軍となった足利義藤(のちの義輝)の初陣は惨憺たるものだった。敗色濃厚と知るや自ら城に火を放ち逃げ出す驀臣たち。一人戦場に挑んだ己の無力。既に将軍の権威は地に墜ち、世は下克上の乱世を迎えていた。窮地で旅の武芸者の凄まじい剣技を目撃した少年将軍は、必ずや天下一の武人になると心に誓う。圧倒的迫力、一気読み必至の歴史巨編ついに始動! 【解説/縄田一男】
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