『文芸・小説、ホラー、徳間文庫』の電子書籍一覧
1 ~11件目/全11件
-
三年前の婚礼の夜、霊に憑かれた上落合村の治郎左を救った菅原幻斎。その折気丈に振る舞っていた妻の伊与が亡くなったという。さらに四十九日が済んで間もないというのに後妻を迎えるらしい。表題作をはじめ、菅原道真の血を引く幻斎の怪異譚。
-
菅原道真の末裔、祈祷師の幻斎は、今日も川面を見つめていた。いつもと違い、白い煙に近い翳りが流れたのだ。不審に思いつつ、一日の勤めを終え家に戻ると、奇妙な手紙が届いており…(墓のない女)。傑作怪異譚第二弾。
-
天保の世、祈祷を生業とする幻斎は、菅原道真の裔として、数奇な血脈を享け継ぐ。川面に気配を見てとると、今日も依頼が。とある旅篭を訪ねた幻斎。夜半、首に縄かけ縊死そのままの女がぼうと浮かび…。平岩弓枝氏絶賛、傑作怪異譚五篇。
-
無邪気に見える子供の心にさえ巣くう「闇」をまっすぐ見据えた身も凍る怪談と、
日常と非日常の間に漂う世にも不思議な物語。
夜中、読んじゃダメ。怖いけれど懐かしい。きっとあなたのすぐそばにも、奇妙な世界が存在する。
放課後の学校で「永遠の鬼ごっこ」をする少女たち、森の奥の禁断の地、海から男を呼び続ける人魚……。
無邪気に見える子供の心に潜む〈闇〉や、ふとした瞬間に迷い込んでしまった奇妙な非日常を描いた背筋も凍る作品集。
話題の新装版『桜大の不思議の森』の桜大が幼少期に体験した、祭りの夜に起きた不思議を描いた「黒沼」を収録。 -
真っ白な自称人魚の男と寺で同居することになった私。
いつしか奇妙な力が芽生えて…。
奇想小説の異端児が放つ長篇が待望の文庫化!
小さい刻の愉しい記憶をもう一度味わうために、私は誰もいない寺に帰ってきた。
私が池で見つけたのは、真っ白な自称人魚の男『うお太郎』。
人魚にも見えないが、人間とも思えない不思議な生物だった。
うお太郎は「この寺の周辺には奇妙な石が埋っており、私にはそれを見つける力がある。
石には記憶を忘れさせたり、幽霊を閉じ込めたりする力が宿っている。
早く見つけろ」と言うのだが……。
書評家熱賛!奇想小説の異端児が放つ長編が待望の文庫化。 -
現代の語り部が贈る、幻想ホラー超大作。
直木賞&本屋大賞ダブル受賞の著者の会心の作品。
建築学部に通う大学生の平口捷は、姉と二人暮らしの平凡な生活を送っていた。
そんな彼の前に若き天才美術家・烏山響一が同級生として現れる。
カリスマ的な雰囲気があり取り巻きが絶えないが、なぜか響一の方から捷に近づいてくる。
そして、届いた招待状。訪れた熊野の山奥には、密かに作られた野外美術館が……。
奇怪な芸術作品は、見る者を悪夢に引きずり込む。
幻想ホラー大作。(解説 皆川博子) -
OL京雨子が慕うビーズデザイナー沙羅。その内縁の夫が自殺したのは桜吹雪のときだった。そして「モウ、ホネダケ」、京雨子に奇怪な声が聞こえはじめた。沙羅が京雨子に言う、「死後結婚に立ち会って」と。在日韓国女性沙羅の故郷に今なお残る死者との婚姻の儀式、サーフキョロン。頷いた京雨子は、何が待ち受けているかを知らなかった……。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。