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『文芸・小説、幻冬舎メディアコンサルティング、その他(レーベルなし)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全1274件

  • 大切なあなたに、とっておきの「青」を。

    調色師の紫衣は、ステンドグラス作家の父が生前作りたくても作れなかった「青色のガラス」を求めていた。
    そんな中、出張で訪れたドイツのシュテファン教会で、とある青年と運命の出会いを果たす。
    急速に惹かれ合う二人だったが、彼には重大な秘密があった――

    家族の絆や運命の糸が絡み合い、時を越えて再び交差するとき、世界は青で満たされる。
    人間の心の機微を繊細な言葉で紡ぐ、愛と成長の物語。
  • DVという言葉もない時代に受けた心の傷を、時は癒やしてなんかくれない
    16歳で出会い、結婚した夫から、壮絶な暴力を受けながらも娘を守り、耐える続ける真弓。
    ようやく離婚できて自由を得た彼女だったが、さらなる悲劇が待ち受ける。
    いつしか死ねる時が来ることを待ち望むようになった彼女が自殺前夜に想うことを綴る。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    私は

    私は私を見たことがない。しかし、私は確かに私の中でお前として存在するのだ。
    お前は私だ。しかし、決して私と同一の私ではない。では、この私は――。
    存在、価値、感覚、天地万物に鋭く切り込む奇警な作品集。
  • 度重なる地震や大火から、北陸の人々は必ず立ち上がってきた――。
    明治時代から続く福井県の名湯での実話を基にした、悲運からの再生奮闘劇!

    青く晴れた日、大きな赤がすべてを飲み込み、その旅館には2つのシンボルだけが残った。

    日本一の泉源数を誇るが故に、それぞれの旅館が独立していて助け合うことの少なかった温泉街。
    「このままではいけない」それに気づいた人々が、老舗旅館の焼失を機についに動きだした。一人は社長、一人は議員、一人は女将として……。
    地元の未来を思う気持ちが重なって作る、新しい”あわら”の形とは。
  • やればできる!なんでもできる!!

    誰かが否定的な意見をいうと、
    どこからともなくその言葉が飛び出した。
    戦後の誰もが追い詰められたように突っ走り、駆け抜けた時代。
    貧乏だろうが裕福だろうが、自分次第で道は開ける。
    選択肢が溢れ返る今の時代を生きる私たちの目に、
    主人公ケンの行動力は、
    どのようにうつるのか。
    未知なる道への一歩を踏み出すとき、
    勇気と焦りの狭間で揺れる人々へ捧げる物語。
  • 「痛くない」をあきらめない。

    病院、サプリ、健康体操……
    努力が効かないその痛み、がんばり方が違うだけかも?

    鍼、お灸にストレッチ。
    日常に取り入れやすい、簡単セルフケア方法も収録!
  • 人生の限界を超えた力強さと希望を見出すヒントがここにある。

    幼少期から学生時代、そして二度の結婚生活や離婚後の苦難、さらには長年にわたって患った腎臓病と人工透析についてまで、波乱に満ちた人生のエピソードを明るく綴る。
    腎臓病や人工透析に関するリアルな描写は、知識を深めるだけでなく人生の喜びと苦難を受け入れ、前向きに生きることの大切さを教えてくれる。
    自分の限界を超える力強さと希望を見出し、より良い人生を送るためのヒントを記したエッセイ。

    ■まえがき
    ■ある日曜日
    ■昭和30年・40年代の下町
    ■初婚でのつまずき
    ■二度目の結婚、そして離婚……
    ■新しい生活と子供たち
    ■腎臓病の悪化
    ■入退院を繰り返す日々
    ■いよいよ人工透析導入へ……
    ■希望を求めて石垣島へ
    ■夢に見ていた出会い
    ■東日本大震災の日に……
    ■夢だった深夜透析と新しい挑戦
    ■失敗から得た学び
    ■ハンデがあっても働ける
    ■わたしには3人のばぁばが……
    ■両親の教え
    ■腎臓病で悩んでいる方々へ
    ■自分が大人になって
    ■あとがき
  • 波瀾万丈の半生を歩み続けた著者が贈る
    道標のようなメッセージの数々――

    自分らしく生きるヒントが満載のエッセイ集
    女性としての生き方や働き方が多様化している現代だからこそ読んでもらいたい一冊。
  • 人生、そんなに甘くないわよ!

    善人にも悪人にも、まさかの大どんでん返しが待っている。
    愛すべきキャラクターたちから目が離せない、愉快痛快な短編集。

    「GTRはゴー・トゥー・リボーンのこと。元の世界に生まれ変わるってことなんだ」
    天国で何不自由なく暮らしているトオルのもとに舞い込んできた、人生やり直しのチャンス。
    死に別れた最愛の妻に指輪を手渡すべく、GTRを賭けた「禁断のクイズ大会」に参加することに――
    トオルは無事に元の世界へ戻ることができるのか。そして、最後に明かされる衝撃の事実とは。
    表題作「GTR(天使のように僕は死んだ)」ほか、ユーモアたっぷりな全4編を収録。
  • 段階(ステップ)を踏んだ共栄圏構想

    「八紘一宇」「アジアの解放」の名のもとに
    朝鮮統治に始まり、太平洋戦争に至るまで、
    なぜ日本は、戦争を続けざるを得なかったのか?
    欧米列強の植民地政策と東アジアの地理的要件から
    ひも解く、シリーズ第五弾にして完結作。

  • 磨くほどに輝く宝石のような心を持った全盲の少女・珠輝。
    人と分かり合えない孤独の中で、“未知”に指先で触れて見た世界を描き出した、自伝的小説。

    ジュエリー作家・桐山勇三氏 推薦
    「生まれながら一筋の明かりも無い事としっかり向き合い、このような素晴らしい自伝を書き上げた珠輝さんの勇気と行動力に敬意を表します」

    昭和二十二年、夏。丸山家に生まれた元気な女の子・珠輝は、両の眼球のない子どもだった。 “人と違うこと”で周囲の人間や親族からも理不尽な扱いを受ける子ども時代は、彼女にとって苦難の日々だった。
    しかし、輝きを決して失わない心を持つ珠輝は、いつしかかけがえのない存在に囲まれていき――。
    強く、しなやかに生き抜く姿に心揺さぶられる、実話をもとにした物語。
  • 東洋医学の臨床医であり文学にも精通する著者が書き綴る、珠玉のエッセイ集。

    「先生、長生きすることはきついことですよ」

    ハッと驚く患者さんの言葉、詩歌から読み解く長寿の心得、若者にも知ってほしいこころの健康。

    変わりゆく時代、こころの機微、身体のしくみの奥深さ。
    80年の人生、開業してから42年の思索を瑞々しく記した一冊。
  • 人生の満足度は、どれだけチャレンジしたかで決まる!

    孤独死、墓じまい、家じまい、発達障がい児の子育て……
    さまざまな困難を乗り越えてきた著者が語る、
    後悔しない人生を 送るためのヒントが満載の自叙伝!

    命とは何だろう。生きるとは何だろう。ある日、突然、別れを迎えるという事実。
    それは私たちが生まれたその瞬間から背負った宿命。
    明日、大切な人と永遠の別れを果たすことになったとしても、後悔のない余生を送るために一瞬、一瞬を大切に丁寧にいきていくことが今を生きる人間の宿命でもあると思います。
  • 仕事に、恋に、友情に全力投球! 新人看護師の日常を描いたお仕事小説。

    行本総合病院で新人看護師として働く、24歳の石原智美。
    目の前の患者に向き合いながら、忙しくもやりがいのある日々を送っていた。
    最近、先輩看護師の千登勢と内科医・小元の関係がなにやら気になる。
    とあるきっかけで二人の秘密を知った智美は、揺れ動く胸の内で何を思う――?
    そして、ラストに待ち受ける大災害、命をつなぐ決死の救護活動の行方は。

    プロローグ
    第一章 患者急変
    第二章 看護師へのルーツ
    第三章 初恋と看護学生時代
    第四章 憧れのナースのはずが
    第五章 新天地での謎
    第六章 新たな仲間たち
    第七章 クレーマー患者と自殺未遂患者
    第八章 新事実と懺悔
    第九章 風邪からの訪問
    第一〇章 噴火災害!
    エピローグ
  • ヒールになってもいい、もっと言いたいことを言おう。

    一度は死の淵をさまよったが、なぜか生きていた。
    思い通りに体を動かせない葛藤と闘う中で、唯一自由にできたのは「主張」すること。
    実体験をもとに、教育や医療現場の諸問題を一刀両断した痛快エッセイ。

    2020年の夏、突然の脳卒中で倒れ、奇跡の生還を果たした著者。
    半身不随となるも、彼は「意地でも治す」という強い意志で完全復活を目指す。
    教員として、そしてリハビリを通して感じた障がい者としての人生とその思いを切れ味鋭く綴る。
  • 命の糧としての「食」を考える

    がんや高血圧、糖尿病など、生活習慣病が年々増加している日本。
    病気を予防するため、どのように食生活を改善するべきなのか。
    健康な毎日を過ごすヒントがつまった、現代の養生訓。

    年を重ねても若く美しく、健康で長生きするために欠かせない、体によい食材と栄養素。
    一方で、偏食や過食など、摂取の仕方によっては有毒となり、悪影響を及ぼすことも。
    各食材の持つ効果や含まれる栄養素、それらをバランスよく摂取するための基礎知識を、
    根茎菜類、果実類、調味料、飲料など様々なジャンルから徹底解説。
  • 詐欺師とスパイは、どこか似ている

    サスペンスの女王パトリシア・ハイスミスと、スパイ小説の大家ジョン・ル・カレ。
    2大巨匠の作品を、キャラクター造形に注目して読み解く本格評論!
    ハイスミス作品屈指の人気キャラクター、田舎紳士に成り上がった詐欺師リプリーと、ル・カレの描く『スマイリー三部作』でイギリス紳士の素顔に仮面を着けて諜報機関に尽くすスマイリー。
    自分を偽り、他人に成りすます、歪んだ世界の行く末は……?
  • 愛があるから笑いが生まれる

    97歳の父を介護する60歳をすぎた娘が著者。介護される父の視点で介護生活を書いてみたというエッセイ。ユーモアあふれるタッチに、クスリと笑わされ、しみじみと心があたたまる。
  • 胸を焦がす恋、でも結婚は別

    昭和のアラサー女子の数奇な恋愛物語
    人生には意外な伴侶が待っている

    高校を卒業して11年。あさみは、電力会社に勤める山川と婚約した。プレイボーイ越前に恋焦がれていたが、誠実な山川を選んだのだ。しかし女子高時代からの友人理緒子が山川に無理やり会ったことから、あさみの幸福な人生は波乱に巻き込まれていく。
  • こんなに違うの? 日本とアメリカ

    生活環境、働き方、コミュニケーションの密度、家族観。何から何まで異なる国で、大切な人たちと過ごした日々を飾らない言葉で綴る、自伝的海外エッセイ。
  • さあ、「のぼれる灯台」をめぐる旅へ。

    「参観灯台って全国にあるよ。(中略)これを全部行ったらスゴイよね」(本文より)
    交通案内所に勤める池江渚は、ある日『なぎさの旅日記』というブログを見つける。
    自分と同じ名前に運命めいたものを感じて読み進めてみると、
    その「なぎさ」は渚のすぐ近くに住んでいるようで...?

    すべてをコンプリートする計画を立てたふたりの渚を待つのは、
    津々浦々の絶景、名物、そしてキラキラ輝く水平線。
    軽快な筆致で描かれる、前代未聞の”灯台めぐり”小説。

    国内旅行のモデルコースとしても!
  • カラー オブ トーキョー
    昭和と平成の時代、実直かつ丁寧に生きる人々の慎ましい日々が綴られた短編小説集。
    浅草、足立区、六本木、各街を生きる主人公の瞳には色が映る。

    赤と青、暗闇
    新潟・村上から上京し、浅草で油屋を営む健一に嫁入りしたみち。義母にいびられながらもひたむきに生きている彼女は、家のはす向かいにあるソープランド・乙女シルクの赤と青のネオンに照らされながら佇む女を見るとなぜかほっとする。夫である健一、落ちこぼれた義弟・勝二、故郷に置いてきた飼い犬・シロ…。誰もが弱さを持ちながらも生きている――。戦後、高度成長期の中、浅草を舞台とした人間模様が描かれた、互いが互いを想いあうストーリー。

    ひょうたん沼と黄色いカエル
    時は、昭和の初夏の朝、濃霧の中、近所のひょうたん沼にお父さんと釣りに行った小学生の知子。そんな時でもお酒をあおるお父さんを見ると嫌な気持ちになる。そこで不思議な黄金のおたまじゃくしをみつけ、おうちに持って帰り育てることになるが――。ありふれた暮らしの中で紡がれるお話。

    ふち取りは灰色と白
    高速道路沿いの歩道で女性ホームレスが襲われる事件が発生した。OLだった知子はそのニュースを見て、遠い昔の記憶がよみがえってくる。時はバブル崩壊後。再開発前の六本木、高速道路下の公衆トイレの横に座っている女性ホームレス。彼女の髪はグレイヘアで長い三つ編みをしていた――。

    赤と青、暗闇
    ひょうたん沼と黄色いカエル
    ふち取りは灰色と白
  • 知りすぎた者は、抹殺される。

    老舗和菓子屋の先代社長の不審死をきっかけに、葛城光一(かつらぎ こういち)は語られざる古代史の世界に迫る。
    個性豊かな仲間と共に真相を求めて日本各地を巡る中、光一を阻む謎の人物がいて……。
    予測不能な展開に息を飲むエンタメ・サスペンス小説!
  • 絶望の先には、優しく強い光がある

    雪の降るクリスマス。
    授業のレポートのためにバイトを休んだ僕は、母に頼まれて祖父を訪ねる。
    その道すがら、子どもの頃祖父と通っていた乗馬倶楽部で出会った、有紀ちゃんのことを思い出していた。かわいくて料理上手で、僕が密かに想いを寄せていた彼女は、突然の事故で亡くなってしまったのだ。
    ずっと消えない喪失感を抱えた僕に、祖父が語った「雪女」の話とは――。

    悲しみの先にある光を描く「僕と雪女」他、生きることと死ぬこと、絶望と再生を、繊細な言葉で綴る三篇。

    ◇僕と雪女
    ◇遅い返信
    ◇片脚のマリオネット
  • 天下動乱。
    戦国時代末期を奔走した佐竹義宣とは何者か。

    義宣が天下分け目の戦いでは「静観」するに至った道筋と、
    信長の死後から関ヶ原までのドラマを鮮やかに紡ぎだした傑作歴史小説。

    権謀術数が渦巻く戦乱の世に義を貫けるのか。

    常陸国、現在の茨城県にて権勢を誇った佐竹氏の二十代目当主・義宣。
    小田原の陣で豊臣秀吉に臣下の礼を執るものの、
    揺れ動く時代と権力争いの波に吞みこまれ、翻弄されていく——。

    諸侯蠢く戦国の世を克明に描いた、渾身の一作。
  • 世界中の国境をなくしてオンリーワンの国になれば、世界に平和が訪れる

    地球国が誕生すれば世界は一つになり、全人類が一つの国民になります。地球上の人類は皆兄弟、戦争がなくなり、世界平和が訪れます。100年後の人類と動植物の繁栄を目指して、政治家を動かすため一緒に行動しませんか?
  • 会社勤めだけがすべてではない。

    二度の肺結核、そしてC型肝炎……。
    病に侵されながらも働くことを
    諦めなかった著者の想いとは――
    90歳の今も現役を貫く著者の仕事観や
    人生観を語った、渾身の自叙伝
  • 深夜0時から始まる自分だけの世界――。

    毎日450文字。ちょっぴり夜更かしな著者が8カ月間も続けた新聞投稿。
    時節の出来事や故郷・天草の豊かな自然風景、そして日本の将来は……
    赴くままに書き綴る、ひとつ1ページのライトエッセイ集。

    気分の良い時にはそのまま寝るに限るが、つい、深夜のテレビのニュース番組にチャンネルを合わせて見てしまい、頭が冴えてくる。深夜にあれこれ考えるくせになってきたのはあまり良くない生活習慣なので寝よう。午前3時を過ぎた。(本文より)
  • 四季折々の、わたしのカケラ

    詩、短歌、小説、エッセイからなる著者初めての作品集。嬉しい時、楽しい時、苦しい時、悲しい時。人生のいろいろな場面を著者は鋭い感性で切り取ります。好きなときに好きなページを開いて一読すれば、おいしいチョコレートのカケラのように読む人を元気にします。

    目次

    プロローグ

    四季折々、わたしのカケラ
    地球の恵みを味わって
    あの頃の憧憬
    僕と彼女と世界のきらきら
    心の刻印、色とりどりの記憶
    夜の淵にたたずんで
    未来を見据える時
    人生の景色
    祈り、敬愛

    短歌
    愛の歌
    彩の歌
    生の歌
    影の歌
    時の歌
    心の歌
    夢の歌
    幸の歌

    小説
    雫くんの旅
    未来への扉

    エッセイ
    モノローグ
    絵画
    コーヒーカップと小旅行
    ピアノ
    翼がほしい
    終わらない白昼夢
    受け取るだけの時間
    クラシック音楽
    階段を上るように
    書きたい熱

    エピローグ ~人生のマリアージュ~
  • 自我を確立し、貫くことは決して容易な道ではない。
    しかしそれがあってはじめて、人生は拓かれていく——

    親の方針通り生きていれば、大学入学、就職、会社設立、
    博士課程入学、さらにはマザーズ上場を果たすことはなかっただろう——。
    将来に悩む人にこそ読んでほしい、飽くなき挑戦と成長の記録。

    81歳、未だ挑戦を続ける著者、波乱万丈の自叙伝
  • 今日も伊那谷の広い空と2つのアルプスを眺めながら歩んできた道のりを振り返る

    妻の病を機に、変化した生活。
    移住した信州での、穏やかな暮らし。
    予定外の出来事ばかりだけれど、
    これが私の、たった一回の生命の旅――。

    夕陽が沈む時、その残照が仙丈ケ岳をコバルトブルーに浮かび上がらせています。
    その荘厳な光景の先に永遠の時を想い、生きていることの奇跡を思わずにはいられません。
    (本文より)
  • 愛情、後悔、そして謎――。

    火事のあった日のいきさつはこうだ。その日、真琴の父、櫻井良一は仕事が休みの日ではあったが、午後から急ぎの用事があると言って会社に出掛けた。夕方五時頃、仕事を終えたところで、これから実家に寄って帰るつもりだと妻に連絡を入れている。(中略)しかし鑑識の結果、明らかに火元は居間のストーブの火の不始末が原因とわかった。消したつもりのストーブにカーテンの一部が燃え移って全焼したのだ。(本文より)

    事故なのか?放火なのか?
    空白の四時間と三件の火災の謎を解明すべく
    看護学生・篠原あずみの推理が始まる。

    【目次】
    1 はじまりの火事
    2 そして二軒目……
    3 課題
    4 行方不明
    5 ふたたび現場へ
    6 病院バイト
    7 逮捕者
    8 空白の四時間
    9 故意と過失
    10 ライターの持ち主
    11 放火犯
    12 善悪の彼方に

    【著者紹介】
    〈著者紹介〉
    叶浦みのり(かのうらみのり)
    コロナ禍で小説を書き始める。
    趣味は偏った読書。好きな作家は松本清張。
  • 僕の進むべき道はこれでいいのだろうか

    昭和38年、農業高校を卒業して大学進学するも、生き方を模索し静岡から上京した一人の若者がいた。
    様々な人との出会いや仕事を経験しながら自問自答を繰り返し、遂に医師になる決意をする。
    晩年になっても夢を追うことを諦めなかった男の生涯を描いた成長記。
  • 学校が信頼をとりもどすために

    学校ってなんだろう? それは寄り添う場
    子どもへ、学校へ、教師への愛情に満ち溢れた37のエッセー

    現象学において、「リンゴ」は存在すると思う人に存在し、人それぞれイメージが異なる。
    者は「リンゴ」を「学校」に置き換え、子ども、保護者、教師が共有できる普遍的な学校のイメージを探っていく。
  • 歌の勉強のためにミラノに留学している私(川崎まひる)は、風光明媚な北イタリアの湖水地方でロシアから亡命してきたボリスと知り合う。
    好男子で愛想が良く、そつのない彼に魅かれ、恋に落ちる私。
    だがボリスには誰にも言えない秘密があった――。
    ウクライナ紛争を背景に、ダークウェブを駆使したランサムウエアの陰謀、アメリカ人のスナイパー、身代金の交渉人、マグレブ系不法移民の死が織りなす暴力と恐怖。
    背後に迫る国家の暴虐は、主人公を思いもよらない断崖絶壁に建つ教会に追いつめる――。
    若い女性のひと夏の戦慄の体験を描くピカレスク・サスペンス

    プロローグ
    第一章
    第二章
    第三章
    第四章
    エピローグ
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    あの日、両手いっぱいのふうせんは、いっせいに大空に飛び立った。

    ミルフィーユが4歳になったクリスマスイブ。
    とうさんに買ってもらったたくさんのふうせんは、とつぜんのつよい風にさらわれてしまいます。
    氷の大地や、息をのむような大都会、どこまでも青い海の中、そして、深いみどりのジャングル……。
    ミルフィーユのもとへ帰るため、ふうせんたちは長い長い旅にでます。
    ダイナミックなスケールで詩情豊かに描かれる、大切な人に贈りたい絵本。

    ある夜、ゴリラの親子が眠りにつこうとすると、空におつきさまが11個も浮かんでいるのが見えました。
    「とうちゃん、よぶんなおつきさま、とってきてよ」
    子どものゴリラはとうちゃんにせがみます。
    息子かわいさにとうちゃんは、ジャングルでいちばん高い木に登り、両手をのばしておつきさまをつかみます。すると……
  • 心を揺さぶる5つの寓話

    この世界はすこし切なくて、不思議で、あたたかい。
    子どもから大人まで世代を超えて楽しめる、珠玉の短編小説集。

    おしゃべりがうまくできずに学校に行けないネムは、子犬のジドといつも一緒。
    村の人たちは、獲物一匹取ってこないジドのことを「役立たず」といった。
    「息子に手がかかるのに、あんな犬までかかえたんじゃ、さぞたいへんだろうよ。」
    でも、ジドにはひみつがある。耳を羽のように動かして、空をとぶことができるのだ。
    ある日、空とぶ犬のうわさを聞きつけた村の旦那が、ネムの元にやってきて――
    表題作「ネムとジド」ほか、優しく沁みこんでいく全5編の物語。
  • 地中海に囲まれ、青い海と白い建物のコントラストによる美しい景観が魅力的なギリシア。
    2500年以上の歴史を持つギリシアには、数多くの古代遺跡や歴史的建造物が、今もなお存在感を失うことなく佇んでいる。
    それらの遺跡は何のために建てられ、当時を生きた人々の生活にどのような影響を与えていたのか――。

    古代ギリシアの研究を続け、実際に現地を訪れた際に記録した写真の数々。
    メジャーからマイナーな遺跡まで、著者の歩いた軌跡とともに辿る遺跡解説書。

    はじめに
    Ⅰ 歴史的概観
     1.旧石器時代、新石器時代、青銅器時代(35万年前~前1000年頃)
     2.初期鉄器時代~アルカイック時代(前古典期)(前1000~前480年頃)
     3.古典期(前479~前336年)
     4.ヘレニズム時代(前336~前146年)
    Ⅱ 遺跡ガイド
     1.アテネ市内とピレウス
     2.アテネ郊外
     3.メガラ
    おわりに
    参考文献
    用語解説
    年表
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    もっとみんなを よろこばせたい!

    ここは妖精たちが住む楽しい世界。
    掃除好きの妖精デメテルの大きなお家に、
    お友達のアポロが「一晩泊まらせて」とやってきました。
    たくさんのすてきなお部屋の中から、
    お気に入りを見つけてくつろぐアポロ。
    わがままばかりの彼をおもてなしするうちに、
    デメテルは自分のやりたいことを見つけて……。
  • 失った今だから、こみ上げる想いがある。

    両親の離婚と再婚、アルコール依存による入院、母親の風俗勤めなどを経て、現在は愛人として生きる「私」。
    過酷な人生のようで、確かな幸せがそこにはあった。

    周囲を取り巻く当たり前で特別な人々、そして誰よりも大切な母との交流を描いたエッセイ風小説。
  • 結婚の先に待っていた苦しみ。救ってくれたのは、ある青年からの歌のメッセージだった。

    都内某所、14もの部屋と銅像が置けるほど広い玄関ホールを有する裕福な家に生まれたしずかは、普通なところに惹かれた会社員との人生を選んだ。
    しかし、生活は次第に苦しくなり、子供のころには考えられなかった派遣社員として働きに出る日々が始まる。夫は仕事のストレスで精神を病み、家族の仲は冷え切っている。孤独と疲労が募るなか、しずかはふと、ある人が歌う姿に目を奪われた。歌詞に励まされ、歌い踊る姿に元気をもらい、生きる力を与えられたしずかの環境は次第に変化していき――。
  • とある宿舎の一室で、小学生のボクの”一人暮らし”が始まった

    小学校6年生で母を亡くしたボクは、宿舎で一人暮らしを始めることに。
    寂しさを紛らわすために半開きにした部屋の扉から現れたのは、個性あふれる大人たちだった。
    ボクをクラブに連れて行った遊び人のジンさん、初恋相手の大学生奈々さん、一緒にプラモデルをつくったボイラーマン……
    彼らからもらった思いやりと愛情、そしてボクの成長を描いた、心温まるノンフィクション作品。
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    Someone once said:
    Hope is the source of creation.

    *This picture book is an English translation of a work written in Japanese.

    “I” who is still nobody meets a traveling man, and they go to see what’s “over there.”
    Flowers, an elephant, a butterfly, wind, and a big wave. Through the many sides of nature they encounter on their journey, “I” learns important things about life.
    “Turn disappointment into hope, and cruelty into kindness.”
    This picture book uses bright and uplifting illustrations in rasta colors to embrace hearts and encourage readers of all ages.
  • 政治、経済、法学、文学、教育など多岐に渡る分野を、過去から現在そして未来について自在に語られたエッセイ集。前者をヨコの軸、後者をタテの軸と見たとき、その精緻なタペストリーの紋様として読み手自身の現在地が浮かび上がる。情報過多な現代を解き明かすオールマイティなエッセー集。
  • どう生きるかは自分次第。突然障害を負ったとしても

    10代で結婚し、幸せな家庭を築いて家族5人で暮らしていたある日、猛スピードで信号無視をした車に衝突され、運転していた乗用車が炎上した。意識不明の重体から脱すると、顔かたちが変わり、指の先を切断せざるを得ない事態が待っていた。泣き暮らした日々を経て、家族や周囲の支えを得て新たな日常をつくり上げていった、ある母親の渾身の記録。

    【著者プロフィール】
    1987年生まれ。高校中退後19歳で出産、夫と子ども3人に恵まれマイホーム完成間近だった2016年、交通事故で運転していた乗用車が炎上、全身に大火傷を負う。髪の毛や耳たぶを失い、手の第一関節をすべて切断するなど障害が残ったが、前向きに生きることを決意。病気やケガで失われた身体の代わりとなる医療用装具を紹介する名古屋テレビ放送の番組に出演し、番組は2019年、ABU(アジア太平洋放送連合)賞審査員特別賞を受賞した。
  • 私って、どうしていつもこうなんだろう!?

    ウグイスの鳴きまねに夢中で遅刻した修学旅行、
    準備せずに挑み撃沈したアナウンサー試験、
    嫁いだものの分からないことばかりの神社の仕事。
    のろ間で泣き虫で怒りんぼの「私」が、立派(?)な”奥さん”になるまでをつづった、くすっと笑える自伝的エッセイ。

    私はとびきり小さい女の子でした。仕事も遅く、学校の成績表には、「作品が最後まで仕上がらない」といつも書かれていたものです。運動神経もなくのろまな私でしたが、仲間からいじめられることもなく、大事にされていたような気がします。―本文より
  • 世界最北の地で、はじめての日本食レストランを創った男の、ビジネスと病気との格闘の歴史!

    シベリア鉄道の西の終着駅であるフィンランド・ポリの街で、世界最北の日本食レストランを開いた著者。
    いま多方面で注目されるフィンランドでの生活と、開業までの日々を詳細に紹介する。また、持ち前の発想力を駆使して、独自の体操を編み出し、大病から復活するまでを綴るエッセイ。
  • 誰かが生きた証は、巡り巡って繋がれていく

    人生を価値あるものにするために、どう生きるべきか。
    命の大切さを描いた、生命力あふれる七つの作品集。

    いつからか、我が家の庭に入れ代わり立ち代わりやって来るようになった野良猫たち。
    特に「チロ」と「ユウ」と名付けた二匹の猫との出会いは、わたしに癒しを与え、生き物を愛する心を育ませてくれた。
    世話をして、触れてこそ抱く深い思いを、彼らの思い出とともに語る。
    ――「ペットたちとわたしの物語」
  • 未来を護るために散った魂たちが、時空を超えて今つながる

    かつて地球に存在していた、太古の文明「レムリア」。
    その系譜は太平洋の波に抱かれ、朽ちることなく現代まで生き続けてきた。
    平和への想いを語り継ぎ、深い過去世の世界へといざなう愛と調和の物語。

    子供の頃から太平洋を旅してきた亜美は、最近ある夢を見る。
    それに導かれるようにパラオを訪ねた亜美を待っていたのは、両親が残したメッセージだった。
    父からの手紙や戦時下を生きた兵士たちの足跡、残された糸を手繰り寄せるうちに、
    亜美は隠されていた歴史の真実に触れ、自分自身の前世を辿ることになる――。
  • 人類最大の危機!
    パンデミックから身を守るすべはあるのか――

    『復活の日』『首都感染』『火定』など、感染症を題材とした小説の面白さを紹介しながら、現実世界の感染症対策も論じる一冊
    〈感染症を題材にした小説の効用〉
    ・感染症の脅威を伝え、危機意識や拡大防止の意識を高める。
    ・政府や地方公共団体の感染対策の不備を知り、適切な対策を求めるきっかけになる。
    ・感染症パンデミックの中で発生する人間の心理的弱さを知る。
    ・感染症と闘う医療従事者への感謝や尊敬を醸成する。
    ・感染症と闘う中で生まれる人間相互の助け合いの素晴らしさを知る。
    ・エンターテインメント性豊かな作品に触れることができる。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    人生ではじめて出会うお金の本

    りんごやバイオリンと交換できる、不思議な“星のカケラ”。
    みんなの笑顔を想像して使うと、喜びの輪が広がっていく……。

    ――ひとのためにつかうと みんなが しあわせになれる。
    ふしぎな ほしのカケラの おはなし。
  • 春に愛された少女は、村中の人々に愛されている。

    ここは、とある冬の長い村。冬をもたらすオオカミ「冬の神様」の住む森がそばにあるために、そこにはなかなか春がやってこなかった。

    「春を呼ぶ」という不思議な力を継承する少女リリーは、長い冬を終わらせ、止まっていた季節を動かすために、今年も愛馬に乗って村中を巡る。凍てつくような村に春の花を咲かせ、春の匂いを呼び起こし、春の日差しを注ぎ込んだ。待ち望んでいたあたたかな光に喜ぶ村人たちは、この少女のことを、とても大切に思っている。しかし、それはリリーが「春を呼ぶ少女」だから――ではない。そのことに、彼女はまだ、気づいていなかった。 『春を呼ぶ少女』

    リリーたち一族は、どうして春を呼ぶ力を持つようになったのか。そのきっかけは、一人の少女のちいさな勇気だった。
    寒さで体を壊さないよう、冬のあいだ村を離れて暮らす病弱な弟を心配していたリリア。そんな彼女の気持ちを知ったやさしい魔法使いが、彼女にある提案を持ちかける。魔力を持たないまだ幼いリリアに、春を呼ぶという重大な仕事はできるのか――。 『はじまりの物語』

    柔らかくてあたたかい、2人の「春を呼ぶ少女」のお話。

    【目次】
    春を呼ぶ少女
    はじまりの物語

    【著者プロフィール】
    桜小路いをり(さくらこうじ・いおり)
    2005年生まれ。乙女座。幼い頃から読書と空想が好き。
    13歳のときにオリジナルの小説を書き始め、創作の楽しさに夢中になる。
    2021年に始めたnoteでは、「読み手さんの心を灯す記事」を目標に、素敵な音楽や本との出会い、ささやかな想いをゆるりと発信中。
    執筆のおともは、ミルクたっぷりのアイスカフェラテと、ふわふわのぬいぐるみ。
    私の紡ぐ言葉が、あなたの瞳に映る世界をより鮮やかに、より優しくする「魔法」になることを願って。
  • ちょっと不思議、だけど愛おしい。

    もしも動物たちや花の精霊と話ができたら――。
    個性あふれる仲間たちとの出会いを描く、ほっこり短編小説集。

    運転手に化けた狸とのアイロニックな世間話――「タクシードライバー」
    ネズミに鯵の塩焼きを盗まれた哀れな愛猫とのドタバタなリベンジ劇――「猫とネズミ」
    庭に咲くピンクの花に宿る可愛い精霊のささやかな“お仕事”――「捩花の精霊」
    ほか、15編の物語。
  • 最大のミッションは世継ぎを残すこと
    将軍が幼いころから受ける性の作法とは――。

    奥御殿での「性の作法(テクニック)」を門外不出の秘伝として、
    江戸時代初期に記された『秘事作法』を種本に、薬子が宣旨(せんじ)、内侍(ないしのかみ)として後宮に奉職した頃、立派なお世継ぎを産んでもらうために、幼少から若君の男性器をたくましいものに鍛える「養宝作法(ようほうさほう)」。女官たち自らの身体を駆使して若殿に実践の手ほどきをする「奉礼作法(ほうれいさほう)」など様々な秘め事を集約した一冊。

    【目次】
    前之章 秘事作法
    第一章 強腕・藤原百川の策略(白龍となった井上皇后の怨霊)
    第二章 藤原薬子と安殿親王(薬子、安殿の養育係として東宮に入る)
    作法1「養宝作法」(若殿のお宝を強靭にする方法)
    作法2「奉礼作法」(若殿に女性への手ほどきを指南する)
    作法3「養宮作法」(奥方に交合の作法をお側でお手伝いする)
    第三章 薬子が尚侍に任命される(薬子、女官たちへ秘事作法を指南)
    作法4「房中術難所の心得」(我慢のための還精の術を学ぶ)
    作法5「女官たちの礼法と健康指導」(奥女中の欲求不満解消法)
    第四章 平城太上天皇の変(薬子の最期と平城の悲しみ)
    終之章 余禄
    1)医心方房内篇(性医学書の集大成で春本にあらず)
    2)藤原一族(朝廷をも牛耳る神代からの名門)
    3)水鏡(神武から仁明天皇まで1,500年間の仮名国史)
    4)弓削道鏡(道鏡は坐ると膝が三つでき)
    5)臨御之章(初夜はとりあえず、男性は右に女性は左に)
    6)断鬼交之章(鬼とのセックスの満足感は人間以上なり)
    7)態位九法之章(黄帝が石室に残した秘中の性交九態位)
    8)四ツ目屋のこと(江戸のアダルトショップ秘聞)

    【著者プロフィール】
    昭和17年生まれ石川県白山市在住。「歴史は同じことの繰り返し、その検証は我が将来への道標(みちしるべ)となる」を命題に、東四柳史明氏(金沢学院大学名誉教授)に師事し、郷土の中世・戦国社会を研究。著書に『悪女万華鏡』(幻冬舎2022年)。
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    奥ゆかしく、美しい日本の言葉「大和言葉」は表現の宝庫。

    とある老舗ホテルのフレンチレストラン。
    差し向かいで食事する「僕」と「彼女」はアロマエステで出逢った。
    生真面目で不器用そうだがワインや料理に造詣が深く、豊かな知性と教養を感じさせる彼女に「僕」は強く惹かれ、逢瀬を重ねようとするが――。
    現代の恋を古語で味わう新感覚文学。
  • どこかの星の日常を

    忘れられない人と再会できる聖地、仮想空間で思い出を辿る日々……。
    これは未来の地球か、遥か遠くの惑星か。
    新感覚“SF×ノスタルジック”短編小説集
  • あの日以来、私の生活は狂るってしまった――4年間、県が運営するテーマパークにパートとして勤めていた「私」。このまま勤務を続けることを希望していたにもかかわらず、ある日届いたのは、突然の「不採用通知」だった。理不尽な圧力に「私」は抗議の声をあげたが、その声は、「県」という巨大権力を前に、ひそかにもみつぶされようとしていた……。「人を雇うということは、決して軽いことであってはならないのだ」繰り返される、県との応酬。やがて明らかにされる、パートタイマーの悪質な労働環境――冷徹な目で県を弾劾し、資本主義社会において「雇うこと」と「雇われること」とはどういうことかを問いかける、魂のノンフィクション。
  • 過去も現在も未来もない、あるのは断片的な記憶だけ――

    夢から夢へと自由に行き来する男は、文明の栄枯盛衰を垣間見る。
    これは虚構か現実か。時空を超えて展開される摩訶不思議な旅行奇譚。

    「どっちみち死ぬんだから食ってあげましょうね、あなたの夢を」
    妻との死別をきっかけに仕事を辞めた男は、思い出が残る中国を訪れる。
    道中で出会った奇妙な仲間とともに、文明を辿る旅が始まった――
    夢と現実が交差する世界を描いた、予測不能なファンタジー小説。
  • 現実逃避にさえ、僕らは一生懸命だった。

    「勉強ができる」ことを、当たり前だと思っていた。
    東京の名門大学に入学したものの人生初の挫折に打ちひしがれていた僕は、
    一人旅のために始めたバイトで、金沢から来た大学生ユミと出会う。
    ユミが書いた一編の小説、旅中に携えていた数冊の本、そして彼女と目にした“あるもの” ——。
    自尊心が傷つき、自分自身とうまく向き合えなかった僕を揺り動かしたものとは。
    遠く離れた地での青春が、次第に重なり合ってゆく。
    1970年代の東京、北海道、そして金沢を舞台にした、レトロでモダンな青春小説。
  • ここは僕らの大切な場所

    紅葉山高校茶道部部長・高2の桧山柊は二学期始業早々、
    顧問から校内の茶室「紅葉楼(こうようろう)」の移転を告げられる。
    紅葉山を借景に、池を抱く広い茶庭に四季折々の花が咲き、
    観月にもふさわしいその茶室は、柊自身にも部員皆にもかけがえのない場所だった――。
    「紅葉楼」を、そこでしか得られない時間を守るため、少年たちの熱い闘いが始まる!

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