『文芸・小説、心理学、その他(レーベルなし)』の電子書籍一覧
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世の中は騒々しく、人々が浮き足立つ時代になってきた。そんなやかましい時代を、静かに生きるにはどうすればいいのか? 人生を幸せに生きるとはどういうことか?
作家森博嗣が自身の日常を観察し、思考した極上のエッセィ。「書くこと・作ること・生きること」の本質を綴り、不可解な時代を生き抜くための智恵を指南する。
〈無駄だ、贅沢だ、というのなら、生きていること自体が無駄で贅沢な状況といえるだろう。人間は何故生きているのか、と問われれば、僕は「生きるのが趣味です」と答えるのが適切だと考えている。趣味は無駄で贅沢なものなのだから、辻褄が合っている。〉(第5回「五月が一番夏らしい季節」より)。
他者と競わず戦わず、孤独と自由を楽しむ生き方のヒントに満ちた書です。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
驚異の30万リツイート!総閲覧数3,000万人!
「これ私のことだ」「リアルすぎて泣ける」
このマンガで助けられた人続出!
仕事に追われるすべての人へ。
まずは、お気軽に無料試し読みへ。
『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』
著者:汐街コナ 監修・執筆協力:ゆうきゆう(精神科医)
★4月10日発売★
Yahoo!ニュース、アゴラ、グノシー、スマートニュース、
FM FUJI「GOOD DAY」にて紹介され話題沸騰!
仕事に追われるすべての人へ。
その仕事、自分の命より大切ですか?
「これ、まんま私のことだ。」
「この漫画は命の恩人です。ありがとう。」
「涙が自然と流れてきて止まりません。」
とTwitterで30万リツイート!この漫画で助けられた人続出!
NHK、毎日新聞、産経新聞、ハフィントンポストでも紹介された
話題騒然の過労死マンガを書籍化しました。
精神科医・ゆうきゆう(『マンガで分かる心療内科』シリーズ)が監修・執筆を担当し、
過労死・過労自殺する人が「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由をわかりやすく解説しながら、
仕事や会社に追いつめられている人がどのようにすればその状態から抜け出し、
自分の人生を大切にするための方法と考え方を描きおろしました。
また、過労やうつ状態から抜け出して幸せになった人を取材して描きおろした
「実録! ブラックな状況を抜け出しました」も収録。
もうあのような過労自殺の事件を繰り返したくない。
現代日本で働くすべての人に必読の1冊です。
■著者:汐街コナ(しおまち こな)
広告制作会社のグラフィックデザイナーを経て漫画・イラストの活動を開始。
装丁画・挿絵・ゲームキャラクターイラスト等を手がけている。
■監修・執筆協力:ゆうきゆう
精神科医・作家・マンガ原作者。東京大学医学部医学科卒業。
医師としての診療をしながら、読者数16万人のメールマガジン「セクシー心理学」を発行。
Twitterでは約40万人のフォロワーがいる。また『相手の心を絶対に離さない心理術』(海竜社)などの書籍の他、『マンガで分かる心療内科』、『マンガで分かる肉体改造』、『モテるマンガ』、『おとなの1ページ心理学』(以上、少年画報社)などのマンガ原作も手がけ、総発行部数は400万部を超える。
ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックグループ総院長。 -
精神が死にかけているのに身体は生きて活動しているのが社会的臨死状態です。サナギの時間─ちぎれて幽閉された自分を回収するこころの作業─が必要だったのです。
精神が死にかけているのに身体は生きて活動しているのが社会的臨死状態です。そこに陥る経過には慢性的に進行するパターンと、何らかの原因によって自己が頽れるパターンがあります。わたしはそれらの両方を経験しました。そんなわたしにとって、こころの完全変態は生まれ変わることでした。それにはサナギの時間─ちぎれて幽閉された自分を回収するこころの作業─が必要だったのです。 -
平和とは何か、意見も多々ある中、危機管理の観点から自由像が歩む最終目的地を「恒久平和」に定め、大綱たる平和憲法を遵守し日常生活を映像結ぶよう、万民が関心を抱く平和の想いを今に訴える。
本書は、複雑に争う世相を万民が抱く博愛へ導く自由な憲法精神の深層心理に迫り、何より、読者各位が平和について意見を得られるよう、虚実な対話形式で結論をまとめた。平和とは何か、意見も多々ある中、危機管理の観点から自由像が歩む最終目的地を「恒久平和」に定め、大綱たる平和憲法を遵守し日常生活を映像結ぶよう、万民が関心を抱く平和の想いを今に訴える。 -
虹色健康法は、色のグラデーションを利用して、心を色の変化に合わせていく試みです。心はみごとに色に従って元気になります。赤から紫まで虹の色の並び順に向き合いながら少しずつ心の色を変えてゆく心の健康法。
虹は赤から紫までのグラデーションでなりたっています。心も、暗い心から暖かい心まで少しずつ変わっていくのは、まるで心の情感のグラデーションといえます。虹色健康法は、色のグラデーションを利用して、心を色の変化に合わせていく試みです。心はみごとに色に従って元気になります。赤から紫まで虹の色の並び順に向き合いながら少しずつ心の色を変えてゆく心の健康法。 -
「行動から感情を切り離せ」
仕事、恋愛、お金、健康…読むだけで人生が変わる! メンタリストDaiGo初の小説その圧倒的な知識量とカリスマ性で、多くの読者の支持を得ているメンタリストDaiGoさん。
さまざまなノウハウをみなさんに伝えるなか、1つ残念に思っていることがありました。
それは、結局、みな何からどう始めればいいかを把握できていないこと。
そこで考えました。どうすれば、効果的にみなさんに伝えることができるのか。
そして、生み出されたのが本書です。
小説にして、感情をうったえることで、たんなる知識ではなく実戦へと落とし込めるのです。
ぜひ、メンタリストDaiGoさんによる、新しい自己啓発を体験してみてください。
きっと、新しい日常が始まることでしょう。
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本書は、自分に自信がなく、
変わりたいと思いながら、
結局変われない毎日を過ごしていた主人公・翔太が、
謎のダークメンターに出会い、
変わっていく物語です。
口の悪いダークメンターにムカつきながらも、
なぜか課されたワークにとり組み、
操られるように導かれていく翔太。
ぜひみなさんも翔太と一緒に
ワークにとり組んでみてください。
読み終わったころにはあなたにも、
変化が訪れているかもしれません。
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江戸時代「村」人は武士の保護下で野性を失い、その退化した歴史的古層は戦後もろに平和ボケとなって現れた。つまり「考える」能力のない白痴化であり、戦後の日本の現実である。
江戸時代「村」人は武士の保護下で野性を失い、その退化した歴史的古層は戦後もろに平和ボケとなって現れた。つまり「考える」能力のない白痴化であり、戦後の日本の現実である。そのことが分かっていたのが三島である。それに対して福沢をあれほど論じながら、さっぱり分かっていなかったのが丸山である。彼の歴史的古層は平和ボケのなかにあった。だから彼も思想家でいられたのである。 -
難解な哲学の思索をできるかぎりシンプルな形で読み取り、自分自身が生きている「いま・ここ」での生活空間へ解き放ち枯れ木に花を咲かせようとする、豊かな老後のための挑戦的な哲学エッセイ。
難解な哲学の思索をできるかぎりシンプルな形で読み取り、自分自身が生きている「いま・ここ」での生活空間へ解き放ち枯れ木に花を咲かせようとする、豊かな老後のための挑戦的な哲学エッセイ。人生百年時代を生きるための知恵をハイデガー、西田幾多郎、ニーチェ、ウィトゲンシュタインといった偉大な哲学者たちから学びとろうとわかりやすく解説した一冊。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
脳科学者・茂木健一郎先生監修!
これからたくさんの経験を積んでいく子どもたちに向けて、
働くとはどういうことか、“やりたいこと”の正体、自分の強みを見つけ
どのようにして“やりたいこと”につなげていくか、課題にぶつかったときに
どのように自分を分析・理解して道を開いていくかなどを、
脳科学の観点からマンガを交えてわかりやすく解説していきます。
【もくじ】
~はじめに~
”やりたいこと”ってなんだろう?
~脳の基本知識~
1|脳のなかはどんなつくりになっているの?
2|脳からどうやって心の働きが生まれるの?
3|一人ひとりにちがう気持ちがあるのはなぜ?
4|子どもの脳はたくさんの経験で発達する
【第1章】働くってどういうこと?
働く=お金を稼ぐことではない!
自分の役割を見つけよう!
どんな仕事にも”奥行き”がある!
仕事はみんなでやるから楽しい!
”やりがい”ってどういうこと?
【第2章】やりたいこと=好きなこと?
夢中になるってスゴイこと!
好きなことが見つからない…
やりたいこと=向いていること?
好きなことを見つけるステップ
やりたいことがたくさんあるときは?
【第3章】好きなことを続けるには?
なんでも中途半端で本気になれない・・・
長続きしない、すぐに飽きちゃう!
やってみてちがった時は、やめていいの?
中だるみしないコツって?
やりたいことを親に反対された!
【第4章】自分の短所とどう向き合う?
「うまくいかない時期」はどうすればいい?
問題を乗り越えるか、逃げるか?
自信を失ったとき、どう立ち直る?
失敗するのがコワイです…
苦手なことに向き合うのがいい?
得意なものをもっと伸ばすのがいい?
【第5章】AI時代にどう生きるか?
AIには絶対にできないことがある!
AIがあるなら勉強は意味がない?
自分で考えて動くのが苦手…
AIにうばわれない仕事につくには?
AIと上手に付き合う方法
~脳が成長する7つの行動~
行動1|脳に新しい情報を入れるなら朝!
行動2|遊びを工夫すると脳が喜ぶ!
行動3|あえて困難を選ぼう!
行動4|退屈な時間やぼーっとする時間も必要
行動5|新しい出会いを求める
行動6|雑多の多いところで勉強する
行動7|とにかくほめてもらう! -
「動物と話してみたい」
人類はその夢にどこまで近づいたのか?
巨大海獣とビッグデータが出会う最前線の旅へ――!
■あらすじ
2015年、ザトウクジラが海から飛び出し、私の上に落ちてきた。奇跡的に無傷で生還するも、知人の専門家に後日こう言われた。「助かったのは、クジラがぶつからないように配慮したからでしょう」。もちろん、なぜそうしたのと尋ねるなんて不可能ですが、という一言も添えて……。しかしその後、「動物用のグーグル翻訳」の開発を目指す二人の若者が私のもとを訪ねてきた。そもそもなぜ、クジラと人間は話せないのか? シリコンベースの知能が炭素ベースの生命に向けられたとき、動物と人間の関係はどう変化していくのか?
――本書は、国際的評価の高い映像作家である著者が、生物学の世界で起こる革命を丹念に追ったドキュメントであり、Amazon Books編集部が選ぶ「ベスト一般向け科学書2022」のTOP10、『ニューヨーカー』誌が選ぶ「必読書2022(ノンフィクション部門)」に選出された。このたびの日本語版では、71点の図版と2023年のペーパーバック版に加えられたロジャー・ペイン(ザトウクジラの歌を発見した海洋生物学者)への追悼文ともいえる「あとがき」を完全収録。人類と動物の幸福な未来、よりよいコミュニケーションのあり方を模索したいと願うすべての人に贈る一冊。 -
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厚労省の調査では、小6の15 人に1人、中2の17 人に1人がヤングケアラー。具体的にはどんな世話をしている?どんなことに困っている?など理解されにくいヤングケアラーの問題を当事者の声を交えて解説する。ヤングケアラー研究の第一人者やスクールソーシャルワーカーと議論を重ね、当事者だけでなく、周りの子どもたちに配慮を重ねたシリーズです。 -
心の声に従って、人生という“小さな芸術”を作っていく
「他人を主軸にする生き方」からの脱却のススメ!
自分の気持ちにじっくり向き合い丁寧に生きると、
世界は全く変わって見えてくる――。
心をスッと軽くする。
SNSへのつぶやきから生まれた、
今すぐできる日常に取り入れたい処世術。
人生について考えてみた時に、私自身は「喜劇の人生」だったらよいなぁと、思うことがあります。人生を、この宇宙でたった一つの芸術だと仮定した時、私はどんな時にも「笑い」を持っていたいと思うのです。(本文より) -
夫婦別姓、政治とジェンダー、性暴力事件、そしてわたし自身のこと。この国の女性たちが抱える困難を問うフェミニズム・エッセイ。
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常識から目を覚ますために。大いなる知性が紡ぐ「考えるための道しるべ」
本書は、2003年に現代書館から上梓した『異邦人のまなざし』の改訂版である。出版から15年近く経ち、学問や大学に対する私の思いは少なからず変化した。新たに考えたことを加筆し、私のフランス生活を再び反省してみた。そして自伝的性格の強かった原著の内容を一般化して、考えるための道しるべとして書き直した。異邦人や少数派が果たす役割をより掘り下げ、開かれた社会の意味を考察する。(「はじめに」より)
今日の異端者は明日の救世主かもしれない
中世の宗教裁判や魔女狩り、ナチス・ドイツ、ソ連、中国の文化大革命、カンボジアのポル・ポト率いるクメール・ルージュ、そして大政翼賛会や特別高等警察も、正しい世界を作ろうとした事実を忘れてはならない。正しい世界の構想を誤ったのではない。普遍的真理や正しい生き方がどこかに存在するという信念自体が危険なのだ。(本文より) -
泣いて、喜んで、悩んで、微笑んで……
著者が17歳から70歳まで書き続けた詩の数々がいくつもの時代を超えて、あなたのもとに
これは、現代社会を懸命に生きる人々にこそ届けたい「人生の詩」 -
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お子さん1人でも親子でも読める、韓国で定番の性教育本が登場。「おちんちんの本当の名前は?」「なぜ勃起するの?」など、男の子のからだと性の「?」に、性教育専門家のソン・ギョンイ先生が丁寧に、的確に答えます。今日から、家の本棚にそっと置いてみませんか?《韓国・教保文庫 2020年上半期 児童書ベスト100選定》
【本書の特長】
1)お子さん1人でも読める! 親子で読むのもおすすめ!
小学生のお子さん(特に10歳ぐらいから)が1人で読んでも理解できます。子育て中のお父さん、お母さん、家族の方々にもおすすめ。お子さんに聞かれたときにもう困りません。思春期の体や性についての正しい知識を親子で身につけることができます。
2)分かりやすい解説とイラスト
小学生の男の子が直面する「体と性の疑問」に分かりやすく答えています。まるで絵本のように気軽に手に取っていただける本ですが、生理的な解説をする場合は、写実的な挿画も交えながらしっかり解説しています。
3)「これが知りたかった!」20のトピックス
小学生の男の子の「からだ」の疑問に答えます。
僕の体/ペニス/勃起/セルフプレジャー/ペニスの大きさ/包茎/おふろのマナー/清潔/妊娠/子宮/出産/双子/母乳/思春期/体毛/声がわり/精通と夢精/生理/好きという気持ち/思春期の心
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ゲーム理論研究者の贈る、人の気持ちや行動を論理的に想像する力をつけるための物語。不思議な雷神と出会った小学生・啓一は、「相手の立場に立つ」ことでふりかかる問題を解決できるか?!
カリフォルニア大学バークレー校准教授が、
経済学の最重要理論・ゲーム理論を、こどもたちに贈るーー
ストーリー+解説で、
「相手の立場に立って考える」力、「論理的に想像する」力が身につく
もしも、〈心が読めるタネ〉を手に入れたら……?
主人公の小学6年生・啓一が、学校や公園で出会う問題に、
なぞの〈雷神〉がくれた〈心が読めるタネ〉を使いながら挑む。
啓一は、どのように考えて、こたえを出していくのか?
いっしょに悩みながら読み進めるうち、
ゲーム理論的な視点をマスターできる!
超おもしろくて、小学生から役に立つ! -
死ぬ瞬間に、あなたが自分の人生を
肯定できるかどうかが問題だ!
学校では絶対に教えてくれなかった!
元祖リバータリアンである
アイン・ランド研究の第一人者が放つ
本音の「女のサバイバル術」
ジェーン・スーさんが警告コメント!!
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これは警告文です。本作はハイコンテクストで、読み手には相当のリテラシーが求められます。自信のない方は、ここで回れ右を。「馬鹿」は197回、「ブス」は154回、「貧乏」は129回出てきます。打たれ弱い人も回れ右。書かれているのは絶対の真実ではなく、著者の信条です。区別がつかない人も回れ右。世界がどう見えたら頑張れるかを、藤森さんがとことん考えた末の、愛にあふれたサバイバル術。自己憐憫に唾棄したい人向け。
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あなたは「彼ら」に関係なく幸福でいることだ。権力も地位もカネも何もないのに、幸福でいるってことだ。平気で堂々と、幸福でいるってことだ。世界を、人々を、社会を、「彼ら」を無駄に無意味に恐れず、憎まず、そんなのどーでもいいと思うような晴れ晴れとした人生を生きることだ。「彼ら」が繰り出す現象を眺めつつ、その現象の奥にある真実について考えつつ、その現象に浸食されない自分を創り生き切ることだ。
中年になったあなたは、それぐらいの責任感を社会に持とう。もう、大人なんだから。 社会があれしてくれない、これしてくれない、他人が自分の都合よく動かないとギャア ギャア騒ぐのは、いくら馬鹿なあなたでも三七歳までだ。(本文中より抜粋) -
患者の人生に同伴しその流れに連れ添い、そこに人の生きることの強さやせつなさや奥深さを見いだし、悶絶しながらもそれを言葉にしようと試みる。山陰地方のとある精神科病院の現場で、足掛け十五年の月日をかけて書きつづられた、珠玉の文集。
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「あなたは狂ってなんかいない。狂っているのは、あなたが経験した出来事のほう」
■あらすじ
人生が一変したあの夜、私は死を覚悟して生き延びた。レイプキットをつくった。レズビアンだとわかった瞬間、事態がさらに悪化したような反応をされた。家が安全だと思えなくなった。配慮のない刑事の取り調べを受けた。警察署で許しがたいジョークを耳にした。あなたは幸運だと言われた。警察からはなにも連絡がなかった。はじめてサポートグループに参加した。母に怒鳴ってしまった。男性を信用できなくなった。それでも亡き父なら愛せた。夢だった雑誌の仕事を諦めた。新しいパートナーができた。公衆衛生を学びはじめた。アニタ・ヒルに勇気をもらった。はじめてあの夜のことを公言した。パートナーが妊娠した。息子を愛せるか不安だった。ジュディス・ハーマンの文章に涙が止まらなかった。そして事件から20年後、私の住む州で1万6000件もの証拠が放置されてきた事実を知った――。
米国において、通報されたすべてのレイプ事件のうち、法廷まで到達するのはわずか4%であり、それはレイプ千件あたり1%にすぎない。ほとんどは捜査される前に終結する。1984年、ボストン性犯罪捜査班は、頻発するレイプ事件を受けて結成された。著者はその時期の被害者だ。20年が経ち、自分のような被害者のために仕事をする立場になっていた著者は、衝撃的な報にふれた。自分の身に何が起こったのか、短い事情聴取のあとなぜ二度と警察から連絡がなかったのか、調査を開始した。
本書には、この社会で無視され、矮小化されてきた者たちの痛み、悲しみ、そして怒りがある。被害者の物語に結末はあるのか? 法執行機関に求められる正義とは? 未解決事件の真相を求めた当事者がつづった回想、調査、提言。
■寄稿=牧野雅子氏
「本書を読んで、著者の姿勢に力づけられると同時に、そんな責任を負う必要なんてないのに、とも思う。本来やらなければならない人たちはほかにいるのに、と。でも、彼らに自ら変わってくれるのを期待することはできないのは明白だ。著者の姿勢は、今、日本で性暴力被害当時者たちが、性暴力に甘い社会は自分たちの世代で終わらせようと、声を上げている姿と重なる」
■本国の反響
☆2020年全米図書賞ノンフィクション部門ロングリスト
☆タイム誌が選ぶ2020年必読の100冊
☆パブリッシャーズ・ウィークリー誌が選ぶ2020年のベストブック -
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読み終わった後、あなたの心が軽やかに、虹色に輝きはじめる物語
今だから、ふわっと詠みたい 宝石箱(ものがたり)
医療法人桐葉会 きじまこころクリニック
織田裕行院長 推薦!
読者から大反響!
「温かく優しい余韻が残る絵本」
「答えが見つからなくても前に進める。怖いけれど、楽しくて幸せなこと」
「自分のことが『キライ』な人も、そのままですてきなんだと教えてくれる本」
【あらすじ】
アキは、ものごとをすこぉしびんかんに考えすぎる女の子。
答えをさがしつづけて、くたくたになっていたアキは
ある日、ぴかぴかのひとみをもつタクに出会います。
「ボク、女の子。でも、どうして、男の子じゃないんだろう」
「え? どういうこと?」
「自分でもわからないよ。それって、わからないといけないの?」
アキの心の空白に、何かがぴったりおさまって――。
【出版社より】
心に悩みを抱えている、少年少女から、大人たちに、
美しい絵と言葉が、優しく心に響きます。
そっと励ましたい誰かへの贈り物にも最適な絵本です! -
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プログラミング的思考の基本をワーク形式で身につける!
パソコンを使ってプログラミングを行う前にぜひ身につけておきたいのが、「論理的に考え抜き、試み、伝える力」、すなわち「プログラミング的思考」です。本書は、子どもの日常から発想した45のワークを通じて、プログラミングに必要な考え方をはぐくみます。アルクの小学生向け新シリーズ「こどもSTEAM」の第1弾。
【こどもSTEAMについて】
世界標準の思考力、視野、教養、創造性など、これからの子どもたちに身につけてほしい教育領域「STEAM」(Science[科学]、Technology[技術]、Engineering[工学・ものづくり]、Arts[芸術・リベラルアーツ]、Mathematics[数学]の頭文字で「スティーム」と発音する)に特化した、アルクの小学生向け書き込み式ワークのシリーズです。理数系の能力と表現力や創造性をバランスよく育みます。
【マヂカルラブリー 野田クリスタルさん推薦】
まずはやってみよう! 物事の見方が変わるかも
【本書の特長】
1)プログラミングを行うときはもちろん、これからの子どもたちに必要な「論理的に考え抜き、試み、伝える力」を、書き込み式のワークではぐくみます。学校の授業の前に取り組んでも、並行して取り組んでもOKです。
2)「時間割」「給食」「お菓子」「謎解き」など、子どもたちにとって身近なテーマから作問していますので、「自分ごと」としてワークに向き合い、実生活での実践にもつながるように構成されています。
2)ワークを通じて「他者と協力して何かを達成する」「意見交換を通じてより良いものを作り上げる」などを経験することで、「これからの子どもの生きる力」を伸ばします。
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【対象レベル】小学校低学年以上
【監修者・著者プロフィール】
●監修:
西原明法(東京工業大学 名誉教授 超スマート社会卓越教育院 特任教授/統括責任者)
●執筆:
栗山直子:
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院 環境・社会理工学院 社会・人間科学系社会・人間科学コース助教 森秀樹:昭和女子大学人間社会学部初等教育学科准教授
齊藤貴浩:
大阪大学経営企画オフィス教授・兼人間科学研究科 -
子どもの権利とは、“「ねぇねぇ」「なぁに?」の関係”をつくる権利です。
“世界でたったひとつだけの宝”として大切にされながら、ありのままの自分を受け止めてもらい、
「自分らしく思いやりのあるおとな」へと向けて大きくなる資格が、子どもにはあります。
それを、子ども自身が実現する力を与えたのが、子どもの権利条約なのです。
自己肯定感と共感能力のある「おとな」になるために。
子育ちのための人類の英知。子どもが自分でも読めるルビ付き。
<目次>
第1章 愛される権利
――子どもの基本的権利
第2章 自分らしく豊かに大きくなる(成長する)権利
――成長・発達するためのいろいろな権利
第3章 社会の中で大きくなる(成長する)権利
――市民的権利
第4章 特別な助けを求める権利
――特別なニーズを必要としている子どもの権利
第5章 子どもの権利を生かすために
――救済の権利とおとな・国・国連の役割
*巻末 子どもの権利条約全文(政府訳)
*コラム -
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子どもたちにとって自分らしさを表現すること、悩みごとやつらい気持ちを誰かに相談するのはただでさえハードルが高いことなのに、「男なんだからしっかり」「男なんだから泣くな」という固定観念が、余計に男の子たちを孤独にしたり、苦しめたりしています。
男の子だからといって男らしく生きなければいけないということはありません。つらいときはつらいと言っていいし、泣きたいときは泣いていいのです。
この絵本では、すべての子どもたちが自分らしさを愛し、自分の正直な気持ちを受けいれて、それを表現することができる社会になるために必要な考え方を知ることができます。 -
【黒柳徹子さん推薦】
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セッちゃんって最高!
絵のセンス! 洋服のセンス! 脳のセンス!
何歳かわかんない!
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84歳の今もなお、現役イラストレーターとしてご活躍の田村セツコさんの最新エッセイ!
「苦いもののあとに食べたものは甘く感じるように、辛味や苦味、渋味、酸味はとっても大切!
それは人生でも同じことよ。
嬉しいことも、イヤなことも、ぜ~んぶ自分の栄養になるの!
いろいろな味の"経験"ができる人生はごちそうなのね!」
本書では、
いつまでも楽しくおちゃめに毎日を過ごすための
考え方や生き方などを素敵なフレーズと共にご紹介します。
・アラ探しは老ける タカラ探しは若返る
・人生の作者でありモデルである
・いつでも、どこでも、普段着のまま
・2人のマリーちゃん 悲しみと喜びは代わりばんこにやってくる
・歌いたくない時こそ歌いましょう♪
など
まるでおしゃべりしているようなエッセイ♪
オリジナルイラストも掲載!!
■目次
・まえがき 人生はおいしいごちそう。捨てるところがありません。
・第1章 甘味★いつでも、どこでも、普段着のまま
・第2章 酸味★幸せのかけらを探して
・第3章 塩味★肩の力を抜いて、さあ歌いましょう
・第4章 辛味★泣きたいときこそSmileね
・第5章 渋味★どんなことも素晴らしいと思えるようになるの
・第6章 旨味★人は皆、老いていくもの
・セツコの本棚
・あとがき
■著者 田村セツコ(たむら・せつこ)
イラストレーター エッセイスト
1938年、東京生まれ。高校卒業後、銀行OLを経て、画家・松本かつぢ氏の紹介でイラストの道へ。
1960年代に少女漫画雑誌『りぼん』(集英社)や『なかよし』(講談社)、『マーガレット』(集英社)、『少女クラブ』(講談社)の表紙や“おしゃれページ"で活躍。
1970年代には全国十数社と契約を結び、文具や小物などの“セツコ・グッズ"で一世を風靡。
1980年以降、ポプラ社の名作童話の挿絵や詩作、エッセイも手がける。
現在はコラージュ技法を使った立体作品「こもりびと」シリーズなどの作品を精力的に製作し、年に数回、個展を開催。
講演会、トークショーなどで多くの方に元気を与え続けている。
『おちゃめ力宣言します! 』(河出書房新社)、『あなたにあえてよかった』(興陽館)など、著書多数。 -
「私の話を信じてほしい」哲学研究者の著者は、傷を抱えて生きていくためにテキストと格闘する。自身の被害の経験を丸ごと描いた学術ノンフィクション。
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舞台は、瀬戸内の小さな街のジャズバー。さまざまな事情で孤立したり、行き詰まったりしている人たちが入れ替わり、マスター相手に自分語りを始める。なかには、まったく話さない人もいたが、やがて……。思春期・青年期精神医療で著名な精神科医・青木省三による初の小説。人と人とのふれ合いやぬくもり、絆への希望を生み出してくれる、素朴な祈りのような作品。
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《目次》
はじめに 斎藤環
Ⅰ 傾聴/境界
【第一信】斎藤環→坂口恭平様
恭平さんの方法論は、「とんでもない」
【第二信】坂口恭平→斎藤環様
死にたい人に死なない方法を伝えているわけではないんです
Ⅱ 治療/フィールドワーク
【第三信】斎藤環→坂口恭平様
どのくらい「技法」として意識していますか?
【第四信】坂口恭平→斎藤環様
苦しさや悩みには、一〇種類くらいのパターンしかありません 46
Ⅲ 脆弱さ/柔らかさ
【第五信】斎藤環→坂口恭平様
「活動処方療法」の効果を共同で研究してみたい
【第六信】坂口恭平→斎藤環様
今までの人生の中で一番マシだったことを聞いてみます
Ⅳ 自己愛/承認欲求
【第七信】斎藤環→坂口恭平様
相談者とともに欲望を作り出しているようにも見えます
【第八信】坂口恭平→斎藤環様
自分の欲望ってのが、実は一番、どこにもない答えなんですよね
Ⅴ 流れ/意欲
【第九信】斎藤環→坂口恭平様
「所有欲」について、どう考えていますか?
【第十信】坂口恭平→斎藤環様
創造するという行為が、至上の愛よりも強い喜びです
Ⅵ 悟り/変化
【第十一信】斎藤環→坂口恭平様
恭平さんの境地は、幸福であり究極の自由であるように思います
【第十二信】坂口恭平→斎藤環様
人々もまた幸福のことを知っていると僕は確かに感じています
おわりに 坂口恭平 -
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新型コロナウイルスの騒ぎから数十年後、中国の欧米諸国への劣等感という現実から生まれた超軍事兵器であるユダウイルス(人種別に効果が異なる新型インフルエンザ、自然発生のウイルスには考えられないほどの早さで遺伝子が変化する軍事用人工ウイルス)が政府系武漢研究所から盗まれた。自然発生ではない最先端テクノロジーが開発した人工ウイルスは容赦なく世界に壊滅的被害を与える。絶望した中国から飛んでくる核兵器、街を徘徊する感染ゾンビ達、混乱する世界、日本に船で押し寄せる数万人の中国・南北朝鮮の感染難民。この最先端テクノロジーが生み出した悪魔に日本政府はすべての力を振り絞って戦う。日本はどう生き残るのか? -
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現代の組織の中で、臆病な駒で労働力を提供し、自由を諦めた動物にしかすぎない事を誇りにするサラリーマンに疑問を持った、金持ちのイケメン芸能人を激しく憎む三十代男性ニート(無職)の物語。大学卒業してから十数年たって友人が社会に適合し、夢を捨て、妻子も持ち、諦めた無力な駒になる中で駒になる事に最後まで抵抗し、真のイキガイを求め続けた彼の選択とは? 現代の日本型資本主義社会に虐げられた者が社会の矛盾点を容赦なくえぐり抜く。 -
死にたい、と願うのはエゴですか?
生きていて、と望むのは愛ですか?
~死と向き合っている医師だから書けた、現代人のエゴイズム、そして愛と情~
このごろ、「早く日本でも安楽死を認めてほしい」という人が増えた。
その先にどんな未来が待ち受けているのか、書きたかった。(著者)
あらすじ:2024年、オリンピックで疲弊した東京はすっかり元気を失っていた。
人気女流作家の名をほしいままにしていた澤井真子はアルツハイマー型認知症と診断をされ、
小説が書けなくなる前に死にたいとある決断をする。一方、補助人工心臓手術の名医として
名を上げた尾形紘は、緊急搬送された大手自動車メーカー会長の手術執刀を拒否し、心臓移植
待機中の少女の手術に向かったため、大学病院内外から批判の矢を浴びる。失意の中、医師を
辞める決意をした彼に下されたミッション。それは、安楽死特区の主治医となり自殺幇助に
加担せよ、という受け入れがたいものであった。さらに、かつての東京都知事、池端貴子は
日本初の孤独担当大臣に国から任命されると、末期がんであることを明かし、
「私が、安楽死特区の第一号として死にます」と記者会見を行う…
女と男、それぞれの「死にたい」物語が交差したとき、前代未聞の事件は起きた。 -
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BTS(防弾少年団)メンバーも愛読!
不安、悩み、嫉妬、怒り……日常のさまざまな感情を、絵日記形式で書き溜めてきた「感情メモ」から誕生した、黄色いウサギ「ソルト」。
日記のようにブログにアップしつづけたところ、韓国で話題を呼び、書籍化され、ベストセラーに!
傷ついていないふりをしていても、だれかが手を差し伸べてくれるのを待っていたり、ひとりでいたいけれど、他人のことが気になったり……。
今ある幸せよりも、遠くにある幸せをうらやましく思う……。
矛盾だらけの姿に、共感の声が続々!
「私のことが書いてある! と思いました。不思議なほど!」
「つらいのは私だけでなく、まわりの人も同じなんだなと思えた」
「誰にも打ち明けることのできない傷を癒してもらいました」
悲しい日は悲しみを、うれしい日は喜びを、腹立たしい日は怒りと悔しさを、誰かに話すだけでいい。
完璧ではない自分だけど、大切にしようと前を向くソルトに勇気づけられるイラストエッセイ。待望の日本語版。 -
もう二度とあのころには戻りたくない。あんなに人を憎いとは思いたくない。
あんなに人を嫌いになりたくない。あんなふうに思う自分も大嫌いだった。
彼との25年があったおかげで、いまの私がある。
世界で一番嫌いだった人が、そうではなくなった。
彼の未来も、自分の未来も応援できる。(「まえがき」より)
発達障害の傾向のある夫との生活に25年間悩み、
カサンドラ症候群を克服した著者が、苦悩の日々を綴った赤裸々な記録。
前向きな一歩を踏み出す勇気をくれる一冊。 -
あなたはもう親を許さなくていい。
親に奪われた人生を取り戻すために。あなたが「毒親」にならないために。勇気をもって本書を開こう。
傷つけられた心を癒やし、新しい人生を歩き出すための具体的な方法を、あなたに伝授する。
カウンセリングの現場から発想された“現実の希望"にみちた一冊!
原書刊行から30年余、今も輝きを失わないカウンセリングの古典を完訳した決定版
「旧バージョンでは全体を300ページ程度に収めるため、部分的な省略や、場所によっては大幅な意訳を行うことで短縮を行いました。解説の部分は短くしたくなかったので、短縮はおもに実例として載せられているエピソードを端折ることでページ数を調整しました。文庫版ではさらに短くする必要があり、残念ながら一つの章を丸ごとカットしなければならなかったほか、さらに圧縮を行いました。
そこでこの完全版では、旧バージョンで短くしたところをオリジナル通りに書き直し、それ以外のところも文章を改めるなど手を加えました。ページ数はだいぶ増えてしまいましたが、省略や意訳により短縮した部分を復活させたことで、オリジナルの内容をさらに詳しくお伝えできたのではないかと期待しています。30年前に書かれたこの本がいまだに輝きを失っていないのは、著者がいかに被害者の苦しみを理解し、問題の根源を正しくとらえ、正しい解決法を示しているかのあらわれです。今やこのテーマの古典となった本書が、この完全版の刊行をきっかけに今後も末永く読み続けられることを願っています」(訳者まえがきより) -
幼時に発症した小児まひの後遺症で、右足が不自由な身となった著者。
友人にからかわれたり、悔しい思いをしながらも生来の明朗な性格でハンデをはね返し、
父が創業した会社を継ぎ成長させる。
世界中を飛び回っていたある日、NYで見かけたキャスター付きの大型トランクをヒントに、
機内持ち込みができ、身体を支える用途もこなす「スワニーバッグ」を開発し、ヒット商品となった。
55歳から学び始めた国際語・エスペラントを通して、世界中に友好な交友関係を築いている。
生後6ヵ月で罹った小児麻痺の後遺症で不自由になった右足。
多くの苦悩があったから、障害のある人にもない人にもやさしい商品を作り出せた。
あきらめず、追い求める。絶望を希望に変える、積極人生のススメ!
本書で、私は生来の身体障害をばねにして闘ってきた「再生の物語」を語ろう。
後年「不遇であったからこそ幸せになれた」と、思えるようになるのだが、
いつしか81歳になり、次第に細る命への執着が頭をもたげてきた。
自分と同じようなハンディキャップを背負って人生を精一杯生きている方々や、
コロナ禍の世界で、仕事や家庭の中で今、様々な困難に直面している人にとって、
自分の人生体験は何らかの役に立つ情報が含まれているかもしれない。
清水の舞台から飛び降りる思いで、恰好をつけることも、背伸びすることもなく、
素直に自分の経験を綴ろうと思う。
(はじめにから)
■目次
●第1章 支えるニーズを知って
・背負った因縁
・障害克服
・顧客開拓
・悲願は年中商品
・海外進出
・突破、突破
・誰もが師匠
●第2章 支えるニーズに応えて
・「支えるバッグ」ユーザーからの声
・「支えるトランク」の発見
他
●第3章 断食療法の科学
・断食に魅せられて
・奇妙な断食道場
ほか
●第4章 未来の地球語とは
・英語は真の共通語か
・エスペラントを学び
ほか
■著者 三好鋭郎(ミヨシエツオ)
株式会社スワニー相談役。1939年、香川県に生まれる。
生後6ヵ月で罹った小児麻痺の後遺症で、右足が不自由になる。
1964年より、株式会社スワニーの後継者として、スキー・防寒用手袋のセールスに世界中を飛び回る。
ニューヨークで見たキャスター付きトランクを機内持ち込みサイズに小型化し、
身体を支えながら運べる「スワニーバッグ」や、世界一小さく折りたためる車椅子「スワニーミニ」を考案しヒットさせた。
社長、会長を経て、現在は相談役
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
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※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。
生きることも、死ぬことも難しい。それでも生きることにした。
不安とさよならして「幸せ」と感じられるまで、治療と生活のありのままを描く不安障害克服記コミックエッセイ。
想像のなかでは、何でもできるような気がしていた。でも実際は、人前に出ると固まってしまい、うまく話せない。あえて明るく振る舞おうとしてみても、ひとりになると反動で落ち込んでしまう。
長い間「社交不安障害」を抱えていた著者は、初めは不安障害と知らず、みんなと同じように振る舞えない自分を憎み、責めてばかりいた。ひとりでいるときでさえ思いっきり泣けない。死にたくないけど、生きたくもない。その理由を見つけようと始めたカウンセリングや治療の過程で、「あなただけじゃない」と語りかけてくるさまざまな作品に出会えたことで力づけられ、回復へ向かっていく。
すこしずつ不安から離れて幸せにとどまる方法をつかみかけてきた今、他の誰かの力になれればと、ためらいながらも著者は自身の過去を語る。不安に押しつぶされ、悲しみに暮れて憂鬱に過ごすのではなく、自らを幸せにするために努力する、心の成長の記録である。 -
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20代、女性、ビル清掃員。かつ、イラストレーター。
自他の偏見に悩みながらも夢と生計の二兎を追う、「幸せ」について考えつづけるコミックエッセイ。
イラストレーターを夢みていた著者は、20代半ばにして会社を辞めた。といっても、大人だもの、夢だけを追い求めるわけにもいかない。それで夢と生計を両方成り立たせてくれる職業として、比較的時間の制約が少ない「清掃員」を選んだ。職業というかたちで夢を追いつづけると生計を立てられないと考えた末の決断だった。
清掃員という職業は、著者本人にとってもなじみのないもので、他者が作り上げた偏見だけでなく、自らが作り上げた偏見とも闘わなければならなかった。初めつらいばかりの仕事だったが、経験を重ねてていくうちに成長し、今ではちょっとした話のネタにもできるようになった。また、清掃員として働くと同時に、夢みていたイラストレーターとしての活動も始めた。もちろんすぐにイラストの依頼が舞い込むとはいかないけれど、収入は清掃員として安定していたので、自分のペースで進められた。
この本には過去4年間、清掃員とイラストレーターの二兎を追いながら、著者が経験した人生のいくつもの瞬間が描かれている。他者からのむき出しの偏見に、いやな思いをする場面もたくさんあったことと思う。でも、著者はその時々を思い返しながらこう言うのだった。
「すこし変わった生き方をしてみると、思っていたよりも幸せでした」
「違い」は「間違い」ではないということ、みんなそれぞれ違っていることでいろいろな幸せが生まれるということを、著者は経験を通して語りかける。他の人とすこし違う生き方をしてみて、思っていたよりも幸せだというそのことばのように。 -
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新型コロナウイルスの世界的大流行が、日本経済および社会の変化を猛烈に加速させています。
とりわけ労働市場では、コロナショックをきっかけに、人に仕事を割り当てる「メンバーシップ型」よりも、仕事に人を割り当てる「ジョブ型」を求める流れ、「ゼネラリスト」よりも「スペシャリスト」を求める流れが加速しています。ビジネスパーソン側でも、組織に頼らず、どのような時代になっても生き残ることのできる、自立したキャリアを築きたいという志向が高まってきています。
コロナショック以降、より顕著になった、こうしたキャリアニーズに対応するために、ビジネスパーソンはどのような能力を身に付ける必要があるのでしょうか。時代の先行きがこれまで以上に不透明になるなかで、どうすればビジネスパーソンとして自己の職務に誇りを持ちながら、人生をサバイブしていけるのでしょうか。
本書では、時代の変化に強く、汎用性の高いスキルとして「経営×ファイナンス」という能力を提示します。
ここで、我々が「経営×ファイナンス」という能力を取り上げる理由は、事業目標の設定、計画策定、チームをモチベートしながら組織を前進させる経営力と、資金の調達、最適配分を行いながら、予実を管理しキャッシュを最大化するファイナンス能力は、組織を運営するために必須の能力であり、また、資本主義の中心的機能だと思うからです。
時代が変わっても、所属する組織が変わっても、扱うサービスや業界が変わっても、はたまた会社員、個人事業主、起業家といった働き方が変わっても、組織運営にとって不変的な機能である経営とファイナンスに関する能力は時代を超えて求められ続けます。そして、それらがあれば、そもそも組織に所属せず独立する道も開かれるでしょう。
これらの能力を組織に所属しながら最も効率的に高められる業界として、M&A、事業再生、PEファンドという3つの業界を取り上げます。
本書の後半部では、これらの3業界を一括して「経営×ファイナンス業界」と呼び、同業界がWithコロナ、アフターコロナの時代にこそ伸びる背景やこれらの仕事の魅力について、現場経験者と業界専門のキャリアアドバイザーの視線を交えながらお話したいと思います。 -
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
フィンランドからのかわいいセラピーブック。
本書は、フィンランドの人気イラストレーターであり、日本にも多くのファンをもつマッティ・ピックヤムサさんと、心理療法士のアンッティ・エルヴァスティさんが2017年にスタートさせた「CupOfTherapy」(カップオブセラピー)プロジェクトから生まれた書籍の日本語版です。「カップオブセラピー」は、「心がつかれた多くの人に、カップ一杯の癒やしを」というコンセプトで著者ふたりが会話を重ねるなかから生まれるイラストとことばによるメッセージ。本書では、大人の一日の生活サイクルに合わせて、多くの人が直面するストレスやトラブルがテーマに選ばれています。マッティさんのかわいくてユーモラスな動物たちのイラストと、アンッティさんの専門家ならではの適切なアドバイスが、読む者の心にすっと浸透し心を軽くしてくれます。北欧感のあるイラスト満載で雑貨的なかわいらしさもある本書は、プレゼントブックにもぴったり。制約だらけの生活に多くの人が心のもやもやを抱えるいまだからこそ、手にとってほしい一冊です。 -
ここ近年、活躍の場を大きく広げ、たくさんの人に笑いを提供している岡田氏と
この「無欲」という言葉の響きのミスマッチ具合。
岡田圭右という男はいったいどういう人なのか。
これまで多く語られることのなかった岡田圭右という
人物を徹底解剖して見えてきた、「無欲」な生き方とは?
普段から岡田氏に癒されている方、興味を持っている方だけでなく、
普通の人生を歩むことに戸惑いを感じている方にも、
ぜひ手に取っていただきたいと思います。
岡田さんの様々な顔を楽しんでください(カラーページあり)
■著者のコメント
かいつまんで言うと、この本は俺の半自伝です。
実は俺、今までほんまに何の欲も持たんと、
のんべんだらりとやってきた男なんですわ。
芸人や言うたら、野心のひとつやふたつあったってエエでしょ?
それやのに俺は「天下とったる!」とか、
そういうのまったくなかったんです。
ほんまにね、芸人としても男としてもあかんたれそのままやった。
ついでに言うと、目標ナシ、夢もナシ、ついでに笑いもナシ……ってコラーッ!
でもね、振り返ってみると、そういう無欲な人生も案外捨てたもんやなかったんですよ。
どんだけ平凡に生きてきたつもりでも、ひと山ふた山、ひと谷ふた谷あるもんで。
人生捨てたもんやないってね。
自分のことをエラソーにこうして書くだけで恥ずかしいんですけど、
恥ずかしさを捨てて全部出しました。
読んでいただいて、あったかーい気持ちになってもらえるとうれしいです!!
■担当編集者のコメント
無欲―。
好きな言葉として、この言葉を挙げる人と初めて出会いました。
ここ近年、活躍の場を大きく広げ、たくさんの人に笑いを提供している岡田氏と
この「無欲」という言葉の響きのミスマッチ具合。
岡田圭右という男はいったいどういう人なのだろうか。
そんな思いから、この本はできあがりました。
なので、これまで多く語られることのなかった岡田圭右という人物を徹底解剖しています。
小学6年生の時にこう書いて以来「~したい」という言葉を言ったことがない(かもしれない)。
川、海、そして時にはせせらぎの流れに身をまかせた結果、現在の自分がある、
と語る、いたって普通な男が、老若男女問わず愛される理由、そして生き方がここにあります。
普段から岡田氏に癒されている方、興味を持っている方だけでなく、
普通の人生を歩むことに戸惑いを感じている方にも、ぜひ手に取っていただきたいと思います。
岡田さんの様々な顔を楽しんでください(カラーページあり)
■著者 岡田圭右(おかだ けいすけ) -
心も身体も疲弊してストレスの溜まったあなたへ。
ありのままの自分を受け入れて、心を楽にする方法。
『きっと、うまくいくよ』(大和書房)の再発刊。
「何もしないでいるということの大切さ」
「ポジティブなんて言葉に振り回されないように」「他人の幸福を喜ぶ練習」など短編エッセイを30本 -
恋人、夫婦、家族、友人…
人生を愛でいっぱいにする
人間関係のルール117
愛する人たちに囲まれた幸せな人生を送るために必要なことは何でしょうか。
見た目の印象をよくすること?
会話やかけひきがうまくなること?
それとも、愛され上手になること?
相手を思い通りにしようとしたり、自分をよく見せようとしたり、
愛されることばかり考えても、よい関係は築けないと著者は言います。
愛はたくさん与えればたくさん返ってくるもの。
相手の幸せを優先し、“上手に愛すること”が第一歩。自分から先に、上手に愛することができて初めて、よい関係を築くことができるのです。
本書には“知られざる秘密のテクニック”は載っていません。あたりまえのことだけれど、なかなか実行できない、たいせつなことだけが集められた愛のルール集。
「この人だ!」と思える人を見つけ、関係を深め、いつまでも新鮮で長続きさせるためのノウハウが詰まった1冊です。
*本書は、英国で2016年に刊行された『The Rules of Love』3rd Editionで、新たに追加された項目を翻訳・編集して加筆、デザインを一新したものです。 -
「自己責任」、「人様に迷惑をかけないように」、自立して生きていくことが喜ばしいとされる世の中で、そこからこぼれ落ちてしまう人はどうしたらいいのか?人に寄りかかることは心地いい、頼ってもいい!交際0日でしょぼい結婚をした著者による自伝エッセイ。
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誤解・妨害・障害を超えて恋を成就させる過程を丁寧に描き、
現在でも映画化・ドラマ化が引きもきらない人気作品。
『ブリジット・ジョーンズの日記』の元ネタとなった作品としても有名。
中流階級の次女エリザベスと、上流階級の紳士・ダーシー。
格の違いによるプライドと偏見が邪魔をして、
出会ったときにはお互いに反目しあった2人だが、
エリザベスの知性と快活さにダーシーは惹かれていく。
■主な登場人物
●ベネット家
・ベネット氏(ハーフォードシァの地所邸宅ロングボード・ハウスの主)
・妻ベネット夫人
・長女ジェーン(二十二歳。ベネット嬢)
・次女エリザベス(リジ―、エライザとも呼ばれる。二十歳。この小説の主人公)
・三女メァリー(読書好き。知識、芸事が自慢)
・四女キャサリン(キティ―とも呼ばれる。十七、八歳)
・五女リディア(十五、六歳)
●ルーカス家
・サー・ウィリアム・ルーカス(受勲士(ナイト)、ルーカス・ロッジの主)
・妻ルーカス令夫人
・長女シャーロット(二十七歳。ルーカス嬢。エリザベス・ベネットの親友)
・次女マライア その他、息子、娘が数人。
●ビングリー家
・チャールス・ビングリー(二十二歳。地所邸宅ネザフィールドの借り主。遺産十万ポンドを所有)
・ハース氏とルイーザ・ハースト夫人(ビングリーの姉夫婦)
・キャロライン・ビングリー(ビングリー嬢。ビングリーの妹。二万ポンドの持参金を持つ)
●ダーシー家
・フィッツウィリアム・ダーシー(二十八歳。ダービシァのペンバリー荘園の主、年収一万ポンド。母(故人)は伯爵(故人)の上娘)
・ジョージアナ(十六歳。ダーシー嬢。ダーシーの妹)
・レノルズ夫人(ペンバリー荘園の女中頭)
・アンズリー夫人(ジョージアナの付添人)
・ヤング夫人(ジョージアナの元家庭教師兼付添人)
●デ・バーグ家
・キャサリン・デ・バーグ令夫人(キャサリン令夫人。ロージンズ荘園の主。伯爵の下娘でアーシーの母方の叔母)
・アン・デ・バーグ(デ・バーグ嬢。キャサリン令夫人の娘。ダーシーの従妹)
・フィッツウィリアム大佐(現在の伯爵次男。三十〇歳くらい。キャサリン令夫人の甥。ダーシー、ジョージア、アンの従兄)
●コリンズ家
・ウィリアム・コリンズ氏(二十五歳。ケント州ハンスフォードの牧師。ベネット氏の従弟、ロングボーンの後継者)
●著者 ジェーン・オースティン
●翻訳 パーカー敬子
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