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『文芸・小説、宣告(P+D BOOKS)、セール・期間限定価格』の電子書籍一覧

1 ~3件目/全3件

  • 693(税込) 2024/5/2(木)23:59まで
    著:
    加賀乙彦
    レーベル: P+D BOOKS
    出版社: 小学館

    死刑執行の朝を迎えた青年の魂の叫びと軌跡。

    楠本他家雄が入獄して16年目、ついに“お迎え”の日がやってくる。拘置所の若い医官で精神医・近木は、刑執行現場への同行許諾を得る。

    その日の朝、心のなかに喜びが立ち昇るのを感じた他家雄は、1年間文通を続けた女子学生・玉置恵津子に最後の手紙を書く。「きみのおかげでぼくの死は豊かになりました。ありがとう。そして、さようなら」。

    精神科医として東京拘置所医務部技官を務めた筆者にしか描けない、青年死刑囚の衝撃的な死刑執行現場の全行程。全3巻完結編。復刊にあたり、著者による新たなあとがきを収録。
  • 693(税込) 2024/5/2(木)23:59まで
    著:
    加賀乙彦
    レーベル: P+D BOOKS
    出版社: 小学館

    「死刑の意味」を問う死刑囚の赤裸々な実態。

    殺人犯を意味する収容番号末尾ゼロの「ゼロ番囚」たちは、拘置所二階の特別頑丈な独居房に収容されている。T大卒の楠本他家雄は、いつくるか分からない“お迎え”に常時怯えていた。

    女を崖から突き落とした砂田や一家四人を惨殺した大田なども同様に死者の部屋で怯え暮らしている。他家雄の奇妙な墜落感を丹念に診る若い医官で精神医の近木のあまりに生々しい接見記録と、生と死の極限で苦悩する死刑確定囚たちの拘禁ノイローゼの実態や日々の会話を克明に描いた類のない傑作。

    第11回日本文学大賞受賞作で全三巻。
  • 693(税込) 2024/5/2(木)23:59まで
    著:
    加賀乙彦
    レーベル: P+D BOOKS
    出版社: 小学館

    死刑執行をひた待つ青年の“苦悩する魂”。

    楠本他家雄は良家に生まれ頭脳明晰でT大を卒業したにも拘わらず、無為放蕩な生活をくり返し、新橋にある「トロイメライ」というバーで証券会社の外交員を絞殺する。

    強盗殺人罪で逮捕され、一審の死刑判決を控訴せず刑は確定。だが他家雄は拘置所に入ってからカトリックに回心し、彼の手記に心を動かされた心理学専攻の女子学生・玉置恵津子と文通を始める。

    死刑囚として淡々と暮らす折り、連続女性暴行殺人犯の砂田市松の死刑が執行される。じわじわと迫り来る死を待つ恐怖におののく青年の魂の懊悩を描く、全3巻の中巻。

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