『文芸・小説、ダイレクト出版、著者センター、0円、0~10冊』の電子書籍一覧
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小説で学ぶ、情報処理試験対策!
小説で学ぶ、情報処理試験対策!何となく任命されて、システムの中枢であるデータベースの担当者になった有馬雄一は、仕事にやる気がもてないままだった。そんな彼が担当するシステムで、障害が発生する。1時間以内に復旧しろ。それが顧客からの要求だった。知識も経験もない雄一は、鉄火場に放り込まれた雄一は狂気の中でこの世の地獄を体験する。もう逃げよう。そう思った時、救世主が現れる!胃のきりきり痛むデスマーチや、客からの罵倒を受けながらの障害復旧、先輩から後輩へのパワハラ、多重請負による人身売買など、IT業界の洗礼を受けながら、SEとして成長する雄一。そんな彼は、安田桜子と言う伝説のエンジニアの後を追うことで、ITエンジニアの世界に目覚めて行く。 -
世間の男たちを翻弄し幻惑する、少女たちのダークストーリー
内容紹介幻想的な作風で知られる昭和初期の作家、夢野久作による短編小説集。
それぞれ異なる少女を主人公に、少女の美しさと儚さ、そして恐ろしさを描き出している。
「何んでも無い」
美人で器用で愛嬌のある人気看護婦・姫草ユリ子には、とんでもない裏の顔があった…。
「殺人リレー」
“アレみんなウソよ。新聞社と警察の作り事よ。”
女車掌トミ子が友人に託した手紙に書かれた、恐ろしい告白とは。
「火星の女」
県立高等女学校で発見された、謎の黒焦げ焼死死体。次々と連鎖する事件。
世間を揺るがすスキャンダルの真相とは。
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浮気相手の男との許されぬ恋と引き換えに、夫に調教される人生を選んだ清楚な若妻の愛と欲望の記録
結婚三年目の二十九歳の人妻、理香子は仕事で知り合った三歳年上の既婚男性、武田と不倫関係に陥っていた。
仕事に忙殺される夫に気付かれないよう武田との許されぬ関係を続けていた理香子であったが、ある時、何者かによって理香子と武田の密会現場の写真データが夫に送られた事によって、夫に浮気が発覚してしまう。
独占欲の強い夫は、理香子からの離婚の申し出を受け入れず、逆に武田との関係を黙認する代わりに、理香子にある条件を突き付けるのだった。
それは、これからの人生において自らのどんな命令に絶対服従を誓わせたのだ。そうして、美人妻の調教生活ははじまり・・・。
理香子と夫との間で交わされた禁断の契約を知った武田は、やがて理香子に対し、夫の章と同じアブノーマルな感情を抱くようになり、理香子の身も心も支配しようとする。
さらに、章と理香子の歪んだ夫婦関係を知った章の同僚で看護師の池田という四十代の独身女性が、理香子の前に現れ、若い美人妻の身も心も甚振ろうとするのだった。
第一章 清楚な人妻が犯した過ち
第二章 隣人に見られた恥ずかしい秘密
第三章 豹変する隣人に怯える美人妻
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バラが生い茂る暗い森の中、列車は子どもたちを乗せて迷うことなく進んでいる。窓の外に見えるのはいばらの壁だ。ある日、少年アオは暗闇の向こう側に光を見つける。アオは光に辿り着くために列車から降り、いばらの道を歩き出すが――
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あなたの元に手紙が届けられた。差出人は書いていない。はて。誰からだろうか?何気なく開けてみると、中には一枚の便箋が入っていた。そこに書かれていたのは……。
手紙にまつわる全36編の物語を集めた作品集です。
ショートショートから短編小説ぐらいまでのボリュームがあり、スキマ時間にお読みいただけます。
<収録作品>
・いちご大福より
・コンビニより
・ホテルマンより
・地獄より
・幸せの手紙
・神様より
・裁判長どの
・主催者より
・殺してでも奪い取ります
・娘より
・舞い降りた天使へ
・孤独な英雄より
・やはり悪人より
・汚い花火
・ハウマッチ?
・供出セヨ
・お醤油を貸してください
・部屋より
・質問
・泥棒より
・ヒーローより
・異星人からのメッセージ
・優柔不断な彼の即決
・果たし状
・復讐するトランク
・魔王降臨
・何も縛られるもののない世界へ
・バカの手紙
・最後のメッセージ
・感謝状
・クズより
・創世記
・異邦人
・慰めない理由
・最後のスポットライトをお願いします
・作者より
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「恋愛を目の前にして 堕地獄を語るのかしら」
19世紀フランスの抒情詩人、シャルル・ボードレール(Charles-Pierre Baudelaire, 1821 - 1867)が遺した唯一の韻文詩集『悪の華』の初版(1857年)のうち、特に「悪の華」と題された一章から数篇を選んで日本語に訳しました。読者諸氏がボードレールに興味を持つきっかけとなれば幸いです。
<目次>
「破壊」
「殉教の女」
「レスボス」
「地獄落ちを宣告された女たち」
「仲よし姉妹」
「血の噴水」
「ベアトリーチェ――永遠の女性」
「吸血鬼転身」
原題および画像のソース -
それはわが生涯の記録における戦慄の一ページであった。
この「ベレニス」というゴシック・ホラー小説は、1835年に初めて雑誌発表された際、読者から「内容が残酷すぎる」という苦情が多く寄せられた。出版社側からこの指摘を受けたポーは「多くの雑誌は同様の小説を載せて発行部数を伸ばしている」「私の目標は高評価を得ることだが、まず読まれなければ高評価も得られない」と反発したものの、10年後に他の雑誌に再発表した際にはこれに配慮する形で幾つかのパラグラフを削除しました。今回訳出したのはこの削除前の無修正ヴァージョンです。 -
「真理は井戸の中にあるとは限らない」
「世界最初の探偵小説」と言われる短編です。名作を新訳でお楽しみください。 -
個性的な面々に振り回されながら仕事や一人暮らし、はたまた恋にも励んじゃう、公務員獣医さんのお仕事エンターテイメント小説!
首都圏の獣医大学を出た東京出身の田中一平。ふとしたきっかけで親元を離れ、とある田舎の自治体、里崎県の公務員獣医師の道を選択する。
里崎県の郷浜食肉衛生検査所に勤務することになった一平が、個性的な面々に振り回されながら仕事や一人暮らし、はたまた恋にも励んじゃう、獣医さんのお仕事エンターテイメント小説!全6巻。 -
戦争と芸術弾圧が始まる国の中で、エーデルは生まれ故郷に帰り画家の姉と暮らすことに。エーデルは国を捨てて逃げようとするが、姉は絵を描くことをやめない。そんな時、故郷にまで弾圧の足音が近づいてくる……。
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それにしても我ながら用意周到な犯行だった。
19世紀のアメリカ文学者エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe, 1809 - 1849)のこの短編小説のタイトル ❛The Imp of the Perverse❜ は、従来は「天邪鬼」と訳されることの多かったものですが、日本古来の神または悪魔であるところの「天邪鬼」と、ポーがここで提唱している新しい概念とはまったく似て非なるものですので、今回は仮に「倒錯の悪魔」という訳語を当てて訳出してみました。名作を新訳でお楽しみください。 -
浮気相手の男との許されぬ恋と引き換えに、夫に調教される人生を選んだ清楚な若妻の愛と欲望の記録
同じマンションに住むご近所さん達とのランチ会で数々の辱めを受けることになった美人妻の理香子。
自分の部屋のベランダに素っ裸で長時間放置されてしまった理香子は、ようやく部屋に戻ってきた菅原に必死に許しを乞うた。
すると、菅原は部屋の中に入れる条件として、理香子にベランダで全裸オ○ニーをするよう命じたのだった。
菅原の命令に従わなければ、このまま明日の朝までずっとベランダに素っ裸で放置されると思った理香子は、悲しい覚悟を決めるしかなかった。
窓に片手を付いて立ち、明かりの付いた部屋の中を恨めしそうに見つめながら、もう片方の手で秘部を弄り始める理香子。
「あぁん、あぁぁん」
どうしようもない屈辱の中で、美人妻は次第に絶え間なく喘ぎ声を漏らして悶え、やがて絶頂の瞬間を迎えるのだった。
「スゴ~い、理香子さん随分と激しくイッたわねぇ」
「これがきっと理香子さんの本当の姿なのよ。人は見かけによらないものだわ」
「こんなの見せられたら、私今晩眠れないわ」
「これは他のご近所さん達にも絶対見せてあげないとね」
部屋の中から美人妻のオ○ニーショーを鑑賞していたご近所の主婦達は皆興奮した様子で、窓にもたれかかる理香子のイキ果てた姿を眺めた。
翌日、理香子は悪夢が未だ覚めやらぬ中、菅原の命令で露出度の高い破廉恥極まりない衣装を身に纏い、ご近所の主婦達と一緒にショッピングモールに買い物に出かけることになり・・・。
大勢の買い物客が行き交うモール内で、好奇と軽蔑の入り混じった視線を浴びて格好の見世物になる理香子。
そうして、菅原達はモール内にある衣料品店に入ると、暫く買い物を楽しんだ後、店の隅にある試着室に理香子を連れて行き、そこで素っ裸でなるように命じたのだった。
第一章 夜のベランダで悶え狂う若妻
第二章 露出度の高い衣装でご近所さん達と買い物
第三章 試着室に全裸で放置された美人妻
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浮気相手との許されぬ恋と引き換えに、夫に調教される人生を選んだ清楚な若妻の愛と欲望の記録
ご近所の主婦達と一緒にショッピングモールを訪れた理香子は、リーダー格の徳田の企みにより、店内の一角にある試着室に素っ裸で放置されてしまう。
体を隠す物を何も持たない理香子が試着室の中で途方に暮れていると、女性客二人組が試着室へとやって来たのだった。
やがて、試着室がなかなか空かないことに苛立った女性客達によって強引にカーテンが開けられ、見知らぬ同性達に痴態を目撃されてしまう理香子。
そうして、彼女達に脅された理香子はその成熟した魅惑的な体を余すところなく晒し、好き放題に弄られることになった。
「アナタ、気持ち良さそうね。せっかくだからここでイカせてあげるわよ」
「アナタみたいな美人がどんな顔してイクのか楽しみだわ(笑)」
女性客達はそう言うと、理香子の性感帯を徹底的に責め、ついに絶頂へと追い詰めたのだった。
試着室の中でイキ果てた理香子が目を閉じ快感の余韻に浸る中、徳田達は理香子の元にそっとヒョウ柄の極小ビキニを置き、少し離れた場所から試着室の様子を窺った。
程なくして、快感の余韻から目覚めた理香子に対し、徳田は美人妻をさらなる羞恥地獄へと誘うあまりに非情なミッションを与え・・・。
第一章 見知らぬ同性に弄られる人妻の体
第二章 極小ビキニで店内を徘徊する人妻
第三章 女性店員の玩具になる人妻
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色にこだわるあまり務めていた出版社をクビになってしまうペチュニア。意気消沈する中、足を運んだのは虹をかけるお祭りだった。しかもその祭りで、有名な虹職人のプロテアに助手にならないかと誘われる。お金も仕事もないペチュニアは虹職人になることを決意する。だが待ち受けていたのは、世界一大きな虹を作るという一大プロジェクトだった――。虹を作る仕事を通してつづられていく、幸せの物語。
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時は元禄11年(1698)、第5代将軍、徳川綱吉の治世における、備前の国、岡山藩、第2代藩主、池田綱政公の治める岡山城下に、空穂無刀流の道場があった。
師範代の尾上龍之介と、その妻、美代、そして4人の子供たち。
師範の空穂清史郎とは親戚同然の間柄であった。
やがて御前試合が開かれるのだが、柳生新陰流、北辰夢想流、小野派一刀流、宝蔵院流槍術、そして空穂無刀流。
空穂無刀流の無刀の構えとは・・・・・。
そして勝敗の行方やいかに・・・・・。 -
『カジュアルシャーロックホームズ 全集(上)(下)セット版』のサンプルとして、各話の最初のページの導入部のみを載せたものを発行しておきます。
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それは絶望よりも捨て鉢な何かだった。
この「群衆の人(The Man of the Crowd)」もまたエドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe, 1809 - 1849)が遺した名高い短編小説の一つですが、ここに描き出されたような「怪人」は、現代ではリアルのみならず、ヴァーチャル空間においても出没します。インターネットの掲示板、コメント欄、SNS等、不特定多数の人間が群がる匿名性の高い空間は、いずれも陰湿な犯罪の温床であり、「怪人」の絶好の住み家なのです。 -
eureka0313詩集 (一天社文庫普及版)
この詩集は、今から10年以上前に、ブイツーソリューションさんから出版していただいたものを、新作を加え、編み直したものです。お楽しみいただければ幸いです。
<目次>
「みにくい花」
「これがうわさの吸血鬼」
「わたしを刺して」
「魔女裁判」
「魔女狩り」
「笑えるわ」
「魅せるお店の店先で」
「ダイヤモンドを抱いた夜」
「蛇の交尾」
「遊ぶ蛇」
「ヴァンパイア」
「理科の先生」
「わたしの彼は死刑囚」
表紙画像のソース -
彼女たちの〈過ち〉の物語──
中高一貫校で教師を勤める澪森雫は教え子である金城美沙が受けているイジメの問題に心を痛めていた。
被害者でありながらもなぜかイジメの存在自体を否定する美沙。
雫は担任として力不足を痛感する中、美沙の友人であるひとりの少女が彼女の心の支えになることを密かに期待していた。
その美沙の友人──編入して3ヶ月で学校中に名を知られるようになった絶世の美少女、木谷麻衣子。
そして彼女と金城美沙の仲を遠くから複雑な想いで見つめるクラスメイト、菅生紗都子。
少女たちの想いが交錯する中、木谷麻衣子と澪森雫、ふたりの抱えるそれぞれの〈秘密〉が交わり、やがて思わぬ結末へと至る……。
──2003年を舞台に木谷麻衣子の“過去”を描く「ヨルノカナタ」シリーズ第5弾。
※こちらは正式版の冒頭部、全体の約40%(5.8万字程度)を収録した体験版です。 -
彼女たちの〈友情〉の物語──
県立八幡山高校に通う久瀬野武は始業式前夜、近所の公園でひとりの少女と出会う。
天使か妖精を思わせる美貌の持ち主でありながらもそれを鼻にもかけない明るく陽気な美少女、木谷麻衣子。
同じクラスに転入してきた彼女と友人になったことをきっかけに、武は中学時代から想いを寄せている仁摩香乃里との仲も深めていく。
しかしあるとき起こったふたつの〈事件〉を機に、麻衣子は周囲から距離を置かれるようになる。
さらにそれと呼応するかのように現れた謎のセーラー服姿の少女、香月朋美。
彼女は武と香乃里に対して「木谷麻衣子の〈秘密〉を教えてやる」と語り、ある場所へと連れて行くのだが……。
──2009年を舞台にした「ヨルノカナタ」シリーズ第4弾。
※こちらは正式版の冒頭部、全体のおよそ半分(6万字程度)を収録した体験版です。 -
タイムスリップ系やり直しミステリー
やり直し系タイムスリップミステリー。目が覚めると、そこは教室で、そこにはあいつがいた。助けたい。俺は心からそう思ったんだ。それが、どんな結果に至るとも知らず――。 -
ある海辺の街では、大人になるために船に乗って波を乗り越えなければいけない。だが少女エーデルは波が怖かった。そんなとき、シャボン玉に乗った少女が街にやってくる……。
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花房あきら君は六年生を迎える春休みに神奈川県の伯母の家へ遊びに行っていました。
そして、江ノ島で行われた子供探偵大会に参加するのです。
はたして、暗号は解けたのでしょうか・・・・・。
それから中学へ進んだあきら君だったのですが、女の子を苦手にしているところが窺えます・・・・・。
でも、そこを乗り越えて、女友だちと付き合うのですが・・・・・。 -
『新訳ブラウン神父 全集』のサンプルとして、各話の最初のページの導入部のみを載せたものを発行しておきます。
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あの山には、巨人が埋まっている…。
その冬、都会から親戚の家にきていた小学二年の男の子と、僕たち村の四年生四人は、山中で人の右足のようなかたちをした巨岩をみつける。男の子の「計算」により、地中からつきだした左の足指らしき岩を発見した僕たちは、さらに「頭」をさがすべく、山深く分けいっていくが…。遠い日の、「巨人さがし」。 -
2021年度の国内本格ミステリを、メリーと蓮子がメッタ斬り!
「今月の秘封倶楽部定例会議の議題は――」
「蓮子、『本格ミステリ・ベスト10』の投票作を決めるわよ!」
米澤穂信『黒牢城』、今村昌弘『兇人邸の殺人』、阿津川辰海『蒼海館の殺人』、紙城境介『僕が答える君の謎解き』、方丈貴恵『孤島の来訪者』、潮谷験『時空犯』、伊吹亜門『幻月と探偵』、青山文平『泳ぐ者』、榊林銘『あと十五秒で死ぬ』、桃野雑派『老虎残夢』……2021年度の本格ミステリの話題作について、蓮子とメリーがだらだら語ります。 -
定年退職を1ヶ月後に控えたサラリーマンのお話。仕事中心の生活をしてきた後、待ち受ける予定の無い日々をどうするか。仕事とは何なのか。自分の望みは何なのか。決めるのはいつだって自分自身。毎日の通勤ラッシュに揺られながら浮かんだお話です。
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食肉衛生検査所と保健所に勤務する公務員獣医さんのお仕事エンターテイメント小説!
たった一人で暮らし始めた里崎県郷浜市の土地で、眼前に広がる自然や食べ物、そして音楽を感じながら食肉衛生検査所の仕事を覚えていく日々を送る一平。ある日、郷浜食肉衛生検査所での勤務経験のある開業獣医師、大戸と知り合う。 -
平成の時代に生きた公務員衛生獣医師の姿を描く、シリアス小説。
毎日の食卓に欠かせない、食肉。と畜場は食肉が世の中に出回る出発点であり、そこでは生きた家畜が食肉になるまでの様々な過程で自治体職員による衛生検査が行われている。これをと畜検査という。
と畜検査を行う自治体職員は、全員獣医師だ。
木崎勇介、44才。里崎県の獣医師。
平成16年、勇介はと畜検査員として勤務する里崎県郷浜食肉衛生検査所で、職場の仲間達と検査技術の組織的な管理や次世代への引継ぎに取り組むが、団塊世代の大量退職を契機に始まった組織のうねりに、自らも押し流されていく。
不信、再会、別れ。すれ違う多くの獣医師達と共に食肉衛生検査所に勤務する勇介の日々を描く。 -
プロの老チェリスト。これまで順調に大過なく音楽家生活を送っていたのだが。。。
定年の無い職業は引き際が難しい。体力の衰えと健康不安と共に、周囲との関係に軋みを感じ始める。徐々に、しかし確実に引退の時が近づいてきている。
----青い空に白いわた雲が浮かんでいる。その下に安らかに横たわっている。草丈のある荒れ野に静かな風がそよぎコオロギが鳴く(イメージです)----
老いた音楽家の終焉はブラームスの歌曲「野の寂しさ」のイメージそのものだ。
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著者紹介 ー1939年~2021年ー
著者プロフィール(2020年5月)より
「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。
書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。
ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」
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ちょっと古風な感じの彼女は、他とは違ってかなりの『変わり者』だった
夏休みも終わり残暑厳しい新学期早々、一人の生徒が体育館の屋根の上から飛び降りて亡くなった。その一件で封鎖され立入禁止になってしまった体育館の屋根の上に、彼女はいた。授業にも出ず、家にも帰らず、いつもスケッチブックに鉛筆を走らせている。一言で言えば、彼女は相当な『変わり者』だった。
普通なら誰も関わり合わないはずの彼女だが、何の因果か俺が彼女の事情に首を突っ込むことになってしまった。俺は彼女が差し出す緑茶と茶菓子に餌付けされ……もとい、それらを報酬として、彼女が抱えている問題を解決するために協力することになった。 -
気怠い夏/正体不明の感情/嫉妬と夢と百合
秘封倶楽部。それは、オカルトマニアの女子・宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーンの二人が境界を暴くために作られたサークル――だった。しかし、周囲との関係を経て彼女と彼女の思いの先は、少しづつ捻じ曲がっていく。
気怠い真夏の日々の中で生まれ、育ってしまったものは、一体何なのか。
新書/100P相当装画:みなみきずな -
おいしいごはんは、すきですか? 秘封倶楽部、そして幻想郷に住まう少女たち。そんな彼女たちのごはんの時間を覗き見る、連作短編集。
食の色々な側面に焦点をあてた、幸せな風景。
朝・昼・夜。今日はどんなごはんをたべるのか。
それは、読んでのお楽しみ。
蓮子&メリーを中心に、霊夢&魔理沙、紫&幽々子の短編で、あなたにしあわせなご飯との時間をお届けします。
新書/108P相当
装画:もちぬ(あけのからす) -
彼女たちの肖像を、ここに──
結婚式を挙げられなかった晴日とかなみがウェディングドレスを着ることになった「フォトグラフ コレクション」。
鍵和田菜穂子が十数年ぶりにあこがれの先輩に再会する「分岐点」。
柚実秋桜乃と旦来文がそれぞれの教育実習先で経験した出来事を描く「夏のミラージュ」と「過去の囚われ人」。
──野浦湘による百合/ガールズラブ長編小説シリーズ「ヨルノトバリ」と「ヨルノカナタ」、そのふたつのシリーズの番外短編をここに。
※改訂履歴
2020年07月17日 第2版:誤記・書式等修正 -
おかげさまで第四歌集を出版させて頂く運びとなりました。これも皆様方のおかげと感謝いたしております。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
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「お久しぶりです、麻衣子さん」
かつて〈夜属〉──吸血鬼の眷属となりながらもその〈上主〉に見限られ、偽名を名乗りながら住む場所を数年ごとに変える生活を送っていた冬村花弥乃。
老いることのない外観年齢にふさわしい高校生を二〇年も演じていた彼女の前に、ある日因縁深いその〈上主〉が再び姿を現す。
自身の死すら覚悟していた花弥乃であったが、その〈上主〉──木谷麻衣子は彼女に対し、奇妙な依頼をする。
それはある高校に通う『茂盛玲音』という少女を監視してほしいというものであった。
花弥乃は疑問を抱きながらも、その依頼を受けるのだが……。
──前作「ふたりの世界」のサイドストーリーという側面を持ちながらも、ほとんど独立した内容でお送りする「ヨルノカナタ」シリーズ第3弾です。
なお、こちらは正式版の冒頭部、全体の約40%(7万字程度)を収録した体験版です。
※改訂履歴
2020年07月06日 第2版:誤記・書式等修正
2020年09月25日 第3版:誤記修正
2021年07月02日 第4版:誤記等修正 -
――これは、硝子のような潜在領域がその姿を現す
現在よりも少しだけ過去の話。
心優しい高麗人は救いと正義なき孤独に失望した。
ある幹部候補は台湾の地で触れられぬ領域に触れた。
若い権禰宜は生死の境で自分だけの領域を許された。
新任の士官学生は自分の空虚な過去を見つめ直した。
そんな彼らを穏やかかつ空虚な瞳で見つめる女性。
彼女の胸に去来するのは罪悪感か、それとも――
Sorcerer's Reocrdsシリーズ・シーズン3小説三作品に書き下ろしを交え、
新規イラストと共に時系列順にまとめ直した総集編。 -
「歪んでますね、センパイ」
私立雛之宮女学院高等部鴨宮校において容姿端麗で成績優秀、類稀な運動神経の持ち主としてカリスマ的人気を誇る二年生、綿来薫。しかし交通事故で家族を全員亡くした過去と人並み外れて優秀過ぎる事実から、薫は外面の良さを演じながらも心の中には常に空虚さを抱えていた。その心の欠落を埋めるかのように、薫は数多くの少女たちと享楽的な同性愛行為を重ねていく。
そんな薫の前に現れたのは下級生の鈴原あやね。姉の鈴原ゆりねが薫のセックスフレンドのひとりと知ったあやねは薫に対し、姉と別れるよう迫る。その願いを聞き入れる薫であったが、その対価としてあやねに対し、姉の身代わりになることを要求する。屈辱的な想いでそれを受け入れるあやね。
そして系列校から薫のクラスに転入してきた内部留学生、九守朝香。しかし薫は彼女を見て衝撃を受ける。その絶世の美少女はかつての交通事故で、薫を救った命の恩人と瓜ふたつだったのだ……。
──登場人物をほとんど総入れ替えしてお送りする「ヨルノカナタ」シリーズ第2弾です。
なお、こちらは正式版の冒頭部、全体の約43%(5.5万字程度)を収録した体験版です。
正式版は2019年8月17日配信開始です。
※改訂履歴
2019年08月08日 第2版:一部記述修正
2020年07月06日 第3版:書式等修正
2021年07月02日 第4版:誤記等修正 -
文化祭実行委員の相方は、超引っ込み思案で自分の名前が嫌いで……
体調を崩して学校を休んでいる間に、俺は文化祭実行委員の肩書きと仕事を押し付けられた。それだけでもうんざりするのに、委員の相方は一度も話したことのない超引っ込み思案の女子で、まともな仕事ができるかどうかも不明だ。しかもクラス内で対立が起きて、俺と相方の二人だけでメイド喫茶を出さなければならなくなった。
なんでこんな目に遭わなければならないのかといい加減腹が立ってきた俺は、たった一人の相方とともに何が何でもメイド喫茶を成功させ、敵対するクラスの連中に目にもの見せてやろうと決意した。
それがまさか、こんな結末になろうとは…… -
〈ヨルノトバリ〉から〈ヨルノカナタ〉へ──
私立橘生館女学院高等部に通う柚実秋桜乃はかつて同い年の従妹、高洲温子と秘密の愛を誓いあった仲だったが、ふとしたことを切っ掛けに疎遠になっていた。
そんな中、秋桜乃のクラスにひとりの少女が転入してくる。「木谷麻衣子」と名乗るその絶世の美少女に、次第に心惹かれていく秋桜乃。
しかし麻衣子の転入を機に、二〇年前に端を発した『因縁』が蠢き始める。彼女を中心にして始まった物語はやがて、秋桜乃の運命をも大きく揺るがすことになる……。
──野浦湘による百合/ガールズラブ三部作「ヨルノトバリ」に続く、同じ世界観を持ちながら登場人物を一新して送る新シリーズ「ヨルノカナタ」、ここに開幕。
なお、こちらは正式版の冒頭部、全体の約40%(6万字程度)を収録した体験版です。
正式版は当ストア内にて現在配信中です。
※改訂履歴
2019年02月02日 第2版:収録容量を正式版の10%弱から約40%に増加
2020年07月06日 第3版:一部記述・書式等修正 -
短編耳かき小説集のお試し版です。
郊外にある小さな耳かき店『椎名耳かき店』に来るお客さんが、耳かきや耳毛剃りなどをしてもらうお話です。
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少女たちが紡ぐ、紅い運命の愛憎劇──
雪代晴日と鳥倉かなみは中学時代からの親友同士。
高校進学を機に一緒に暮らすことになった二人。
しかし晴日は『同性の友人』以上の感情をかなみに対して密かに抱いていた。
新居に引っ越した日、晴日たちは同級生となる岸崎優子と知り合い、友人となる。
更に入学式当日、晴日は生徒会長の天瀬水渡から生徒会役員へと勧誘された。
絶世の美貌の持ち主で人当たりの良い水渡に次第に心惹かれていく晴日。
だが、その頃から徐々に、晴日の人生の歯車は狂い始めていく。
水渡に隠された〈秘密〉、優子と水渡との間の浅からぬ因縁。
それらが交錯する中、やがて晴日たちは思わぬ運命に翻弄されることになる……。
──野浦湘が2016年から発表した百合/ガールズラブ長編小説3部作「ヨルノトバリ」。
90万字を超えるボリュームを合冊版として1冊にまとめました。
こちらはその体験版です。
第1部「夜のとばりに向かって」の前半約半分(11万字強)他を収録しています。
正式版は現在配信中です。
※改訂履歴
2018年08月21日 第2版:誤記等修正
2019年04月08日 第3版:誤記等修正
2019年04月11日 第4版:誤記修正
2020年07月17日 第5版:誤記・書式等修正
成人向けの内容が含まれる書籍が 31 件あります。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。