『文芸・小説、経済、101円~400円』の電子書籍一覧
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説明文
さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
商社の起源は、幕末期に坂本龍馬がつくった貿易会社「亀山社中」だと言われている。
また、それより少し後、江戸幕府の勘定奉行などを歴任した小栗上野介(おぐりこうずけのすけ)が建議した「兵庫商社」という会社があり、ここで初めて商社という言葉が使われたとされる。
いずれも外国との取引に従事する「貿易商社」として設立された民間企業である。
当時の日本の貿易は居留地で行われたので居留地貿易と言われ、日本企業は居留地の外国企業と取引した。
亀山社中が取引した相手はトーマス・ブレーク・グラバーの「グラバー商会」であった。
小栗上野介が官軍に斬殺されると、その遺族をかくまったのが、三井組の大番頭となった三野村利左衛門で、彼はやがて三井物産設立に関わることになる。
また、龍馬の暗殺後海援隊を引き継ぎ、グラバーとも関係が深く、三菱財閥及び三菱商事の創業者となるのが岩崎弥太郎である。
このように商社の起源を探ってゆくと、坂本龍馬、小栗上野介、トーマス・グラバー、三野村利左衛門、岩崎弥太郎の5人が深く関わり、現代にまで大きな影響を与えていることが分かる。
ただし、この5人が生きた時代は、現代のように民間企業が自由に海外に赴き、海外企業と直接取引ができる時代ではなく、
同時に明治初期の国家財政はきわめて弱体で、多くのインフラが未整備であったから、政治家と実業家が利用しあう政商の時代にならざるをえなかったので、
現代の商社のイメージとは異なっていたことを理解しなければならない。
それでは幕末から明治初期の極めて制限の多い環境の中で、彼らは商社の起源に関わるどのような仕事をして、どのような言葉を将来の人に残したのであろうか。
本書は、歴史好き貿易マンに捧げる5人が残したパワーメッセージ集である。
【著者紹介】
姉崎慶三郎(アネザキケイザブロウ)
千葉市在住。元商社勤務。海外駐在員歴2回。長年の海外ビジネス経験を生かして、当時合格率8・4%で、日本全国で400名もいない超難関貿易資格「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を取得。
自身の40年に渡る貿易実務経験と、ふれあった多くの先輩や国内外の取引先企業の方たちから学んだことを貿易のプロをめざす人に伝えるため執筆を続けている。ペンネームは英語教師だった祖父の名前。 -
工藤武は出版社の編集部でエースとして働いていた。順風満帆だった武は同僚の罠に陥り突然会社をリストラされてしまう。
酒に溺れてしまう武を作家やイラストレーターの友達が支えてくれて、武は作家を目指すようになる。
酒好きの方にお贈りする中編の経済・社会小説です! -
古書店経営者3代目・本郷瞬は、訪れた顧客の相談事を一緒に解決をめざす。
「冷たい橋の上」
本郷は顧客の北沢に相談を持ちかけられる。勤め先の工場内の各部署を何者かにパーツなどを無断撮影されているという。誰が翻弄者なのか。本郷は工場のあるT市を訪れた。
「一途な瞳」
津島の顧客宅で古文書を確かめていた本郷は戦国時代のある晩に縮問屋で起きた怪事件に行き当たる。
「4人いる」
不動産会社の新任女性部長に注文品を届けた先で本郷は人間消失事件について相談される。 -
資格を剥奪され路頭に迷っていた元プロボクサーの最上は、ある企業に拾われる。そこは、警察には頼れない、訳ありの政治家、実業家などを顧客に抱えるVIP専門の警備会社だった。なぜ、彼らは命を狙われているのか、警察に打ち明けられない秘密とは何なのか。最上はひとり、警護対象の身辺を調べ始めるが……。爽快感溢れる長編ミステリー。
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1930年代に生まれ、金融機関や上場会社の代表取締役等の要職経験した著者。
戦後の復興からバブルに至る日本の経済界の“金の動き”を
身近で見てきた著者だから綴ることができる
リアルな描写に溢れる本作。
伝記の形をとっていますが、日本社会はもとより、
証券行政や証券政策など日本の経済復興における証券史を浮き彫りにしながら
そこに巻き起こる生々しいやり取りは想像力を掻き立てます。
歴史の鱗片に触れながらタイムスリップした気持ちで
日本の金融近代史を楽しめる1冊です。
■目次
1:三つ子の魂
2:空手から一転、アメフトに
3:山源に就職、すぐに結婚
4:親類縁者に、株は売らない
5:松下幸之助を落とす
6:関西の重鎮を次々落とす
7:証券界は「丼勘定」
8:25歳で「光世証券」起業
9:ケネディ暗殺、証券不況に
10:中元に「褌」贈る
11:ニクソンショック時に会員権を取得
12:「総合証券へ」異例の大抜擢
13:ケネディショックで証券局ができた
14:驚くべき速度で東京集中が始まった
15:世界の「大証先物」
16:先物取引のための「新構研」
17:「NOといわなかった」東証理事長
18:「破れ傘浪人」とサシの対決
19:「株先50」で大証正会員広げる
20:「もうあと7~8人自殺者がでないと」
21:OB会長ポストに執着
22:筋金入りの左翼嫌い
23:無税で巨億の創業者利益
24:曽遊の地で花見の宴
25:棚上げになった「川奈合意」
26:株先50→日経225
27:外証の「売り崩し」
28:尻尾に振り回される犬
29:さらに広がる先物批判
30:「蔵相は証券音痴だ」
31:第一勧銀事件から証券不祥事に
32:証券は相撲協会より遅れている
33:人海戦術を天才に切り換えろ
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54:大先輩、2人の薫陶
55:新撰組の借用証
56:理想主義者かつ偉大な現実主義者
57:礼服12着と旅立つ
■著者 みのごさく
岐阜県出身、大蔵省(財務省)勤務ののち、大阪証券金融(日本証券金融)社長、日本万博記念協会理事長、日本電産役員、を経て、現在大阪信用金庫役員、神戸ゴマルゴ顧問、自然総研顧問、大阪電気通信大学客員教授などをつとめる。主な著作、「炎のバンカー」、「なにわの風雲児」、「アフリカ物語」、「帷(とばり)」、「日本のシンドラー 杉原千畝の半生~ナチスからユダヤ人を6000人救った男~」などがある。 -
宿カレ・宿カノ。神待ち娘から進化した宿カレ。援助相手を固定する女の子が増えた結果、お互いを限定的にカレ・カノと呼ぶことがある。
もう一つ、宿カノには違った意味を持つこともある。女性の一方的な盲目な片思い。
「告白する前に振られちゃったな」
情報に鍵をかける生活保護。メルマガ。千春を取り巻く人間模様。 -
オンボロのベンツを駆る男、大矢。強姦されていた娘を助けたことから、株式投資の世界で出世の糸口をつかむことに…。
伊豆の山中で女をひろった。大矢勇二の全財産はオンボロのベンツだけ。だが精悍、もうけ仕事なら、法の裏をかいてでもやる。運命は、その女が変えた。建設業界の“おいしい話”。――乗っ取り戦争の渦中に、闘いを仕掛けた大矢は、ひたすら頂上(トップ)をめざした。拷問、嬲り、獣姦……女を攻める手段は選ばない。飽くなき野望に、とどめなどない。爽快、暴力出世物語! -
単なる儲け主義ではなかった。「赤玉ポートワイン」で莫大な利益を得ながら、なぜ危険を冒してまで日本初の国産ウイスキー製造に取り組んだのか。明治中期に生まれ、大正・昭和の激動期を生きぬいた“洋酒屋の寿屋”(現サントリー)の創始者・鳥井信治郎の半生を描いた、挫折と栄光の物語。
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