『文芸・小説、哲学、501円~800円』の電子書籍一覧
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孔子と弟子たちの言行録であり東洋思想の古典中の古典『論語』。本書では論語全文の「原文(白文)」、定番の「書き下し文」、作家・教育家としても著名な下村湖人による自然で格調高い「現代語訳」と「注釈」を各章ごとにまとめ、論語のエッセンスを湖人が物語として編んだ「論語物語」も合本。さらに和辻哲郎による孔子論『孔子』、孔子の高弟・子路の生涯を情感豊かに描いた中島敦の小説『弟子』も収録。一冊で論語のすべてがわかる必携書。
●目次
【現代訳論語】下村湖人
「論語」を読む人のために
訳註その他について
学而第一
為政第二
八佾第三
里仁第四
公冶長第五
雍也第六
述而第七
泰伯第八
子罕第九
郷党第十
先進第十一
顔淵第十二
子路第十三
憲問第十四
衛霊公第十五
季氏第十六
陽貨第十七
微子第十八
子張第十九
尭曰第二十
【論語物語】下村湖人
序文
改版序
富める子貢
瑚連
伯牛疾あり
志を言う
子路の舌
自らを限る者
宰予の昼寝
觚觚ならず
申棖の欲
大廟に入りて
豚を贈られた孔子
孝を問う
楽長と孔子の眼
犂牛の子
異聞を探る
天の木鐸
磬を撃つ孔子
竈に媚びよ
匡の変
司馬牛の悩み
孔子と葉公
渡場
陳蔡の野
病める孔子と子路
一以て貫く
行蔵の弁
永遠に流るるもの
泰山に立ちて
【弟子】中島敦
【孔子】和辻哲郎
序
再版序
一 人類の教師
二 人類の教師の伝記
三 『論語』の原典批判
四 孔子の伝記および語録の特徴
付録 武内博士の『論語之研究』 -
メンタリストDaiGo氏推薦!45分の読書が奇跡を起こす。名著、新訳!
メンタリストDaiGo氏推薦!
「SNSやショート動画、不要な人間関係で自分の時間をムダに失う、つまり全ての人類へ。」
この45分の読書が人生に奇跡を起こす。――時は金なりと言うが時間は金よりもずっと価値がある。しかも全ての人に平等に与えられ誰にも奪えない。どう使えば限りある人生をよりよく生きられるのか。「毎朝あなたの財布には24時間がつまってる」「1晩おきの1時間半がきらめく真珠に」「原因と結果の法則を叩きこめ」等、心に刺さるメッセージが満載。時代と国境を超え多くの知識人に愛される時間術の名著、新訳! 解説・特典も充実。
原題 How to Live on 24 Hours a Dayの新訳!
目次
はじめに 賢いワーク・ライフ・バランスは一杯のお茶から
第1章 毎朝あなたの財布には二十四時間がつまってる!
第2章 知的好奇心を持てば本当の人生が送れる
第3章 「時間がもっとあるとき」など決してこない
第4章 一日のプロローグとエピローグという考えを捨てる
第5章 一晩おきの一時間半がきらめく真珠になる
第6章 一週間を六日とし週七時間半で奇跡を起こす
第7章 史上最高の賢人たちの提案――「思考の集中」
第8章 幸福になるための内省時間は夕方の帰り道に
第9章 教養を身につけることで充実する毎日
第10章 原因と結果の法則を叩きこみ退屈な人生を変える
第11章 読書好きのあなたに勧める「熟慮を要する読書」
第12章 日常に奇跡を起こす最初の一週間
解説
ハズリットのエッセイ「詩一般について」抄訳
オシアン「セルマの歌」夏目漱石訳
時間をめぐるシェイクスピアの名言
訳者あとがき -
理想的な国家とはどうあるべきか?
ビジネスや人間関係にも応用できる500年ものあいだ読み継がれた
リーダーのための実用書!
・必要なのは運か? 実力か?
・「よい悪事」と「悪い悪事」とは?
・安全と名声が欲しいならどうするべきか?
・不測の事態に備えてやるべきこととは?
・君主は悪徳も身につける必要がある?
・リーダーには見せかけが大事?
・リーダーに求められる立ち位置とは?
・有能な部下の選び方とは?
・運命を乗りこなす方法とは?
・国を救う人物に求められる能力とは?
【目次】
まえがき 平和と安定のための『君主論』
part.1 『君主論』を読む前に
『君主論』にはなにが書かれているのか
『君主論』はどのような構成になっている?
『君主論』はどう読まれている?
マキャヴェリの人生(1) 生誕と外交官での活躍
マキャヴェリの人生(2) 投獄と『君主論』執筆
イタリアの歴史とフィレンツェの興亡
『君主論』に登場する人物の相関図
『君主論』に登場する君主たち
もっと知りたい 『君主論』以外のマキャヴェリの著作
part.2 『君主論』を読み解く!
第1章 君主制の種類
第2章 世襲の君主制について
第3章 複合的な君主制について(1)~(3)
第4章 アレクサンドロス大王の死後、ペルシャで反乱が起こらなかった理由
第5章 民主的な国を支配する方法
第6章 自力で新たな君主国をつくる(1)、(2)
第7章 他人の力で君主となった場合(1)、(2)
第8章 悪事によって君主になった者
第9章 人々に選ばれた君主(1)、(2)
第10章 君主制の強さをはかる方法
第11章 聖職者が君主の場合(1)、(2)
第12章 軍隊の種類と傭兵(1)、(2)
第13章 借りた軍、混成軍、自国軍(1)、(2)
第14章 軍隊のために君主はなにをすべきか
第15章 人間、とくに君主の高評価と悪評について
第16章 気前のよさとケチについて
第17章 恐れられるよりも慕われるほうがよいか(1)、(2)
第18章 どのようにして君主は信義を守るべきか(1)、(2)
第19章 どのように軽蔑と憎悪を逃れるべきか(1)~(4)
第20章 城砦などの備えは役に立つのか(1)~(3)
第21章 尊敬され名声を得るために君主はなにをなすべきか(1)、(2)
第22章 君主が身近に置くべき部下について
第23章 いかにしてご機嫌取りを逃れるか(1)、(2)
第24章 イタリアの君主たちはなぜ政権を失ったか
第25章 運命は人に対してどれほどの力をもつか、また、いかに運命に逆らうか(1)、(2)
第26章 イタリアを防衛し外敵から解放せよ(1)、(2)
参考文献 -
大震災後に歩む、芭蕉の「みちのく」
松尾芭蕉の『おくのほそ道』は単なる紀行文ではなく、周到に構成され、虚実が入り交じる文学作品である。東日本大震災の被災地とも重なる芭蕉の旅の道行きをたどり、「かるみ」を獲得するに至るまでの思考の痕跡を探る。ブックス特別章として、芭蕉による『おくのほそ道』全文を収載。
[内容]
はじめに―『おくのほそ道』への旅
第1章 心の世界を開く
第2章 時の無常を知る
第3章 宇宙と出会う
第4章 別れを越えて
ブックス特別章 『おくのほそ道』全文
松尾芭蕉 略年譜
あとがき -
政治、経済、法学、文学、教育など多岐に渡る分野を、過去から現在そして未来について自在に語られたエッセイ集。前者をヨコの軸、後者をタテの軸と見たとき、その精緻なタペストリーの紋様として読み手自身の現在地が浮かび上がる。情報過多な現代を解き明かすオールマイティなエッセー集。
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序章 死をそばに感じて生きる
團十郎の辞世
死生観表出の時代
自然災害のインパクト
どこから来てどこへ行くのか
二つの立場
テクノロジーの進化の果てに
1章 「知」の人の苦しみ
伝統的な宗教の後に
岸本英夫の実践
合理性の納得
頼藤和寛の世界観
はじまりのニヒリズム
「にもかかわらず」の哲学
自由意志の優位と揺らぎ
多田富雄の受苦
人格を破壊から守る
サイコオンコロジー
医療の現場で
ホスピスとデス・エデュケーション
遺族外来、がん哲学外来
禅の否定するもの
「わたし」を「なくす」
河合隼雄の遍歴
ユング心理学と仏教
切断せず包含
2章 スピリチュアリティの潮流
崩れつつある二元論
オルタナティブな知
理解できないものへの態度
時代という背景
第三の項へ
ポストモダンの現象
ベクトルの交わるところ
島薗進の視点
「精神世界」の隆盛
個人の聖化と脱産業化
鈴木大拙の霊性
宗教的でなくスピリチュアル
玄侑宗久との往復書簡
「而今」の体験
「いのち」との関係
潮の満つるとき
海のメタファー
親鸞の絶対他力
生死の中で生死を超える
日本的発現
ゆりかごとしての風土
3章 時間を考える
代々にわたり耕す
柳田国男の「先祖」
個体から集合体へ
つなぐラフカディオ・ハーン
田の神と山の神
時代からの問い
四つの類型
折口信夫の「海の他界」
野という中間地帯
身近な行き来
かのたそがれの国
うつし世、かくり世
帰ってゆく場所
先祖の時間
線をなす時間
層をなす時間
輪をなす時間
自然との親和性
季語のはたらき、リズム
津波を詠んだ句
山川草木悉有仏性
「衆生」の範囲
貞観地震と津波
暴れる国土
山川草木悉有神性
瞬間瞬間にふれる
不動の中心
技法としての行
色即是空
井筒俊彦による視覚化
縁起という実相
根源のエネルギー
式年遷宮
「木の文明」
生の造形
宣長の「悲し」と「安心」 -
近代日本文学を代表する文豪・夏目漱石の代表作を年代順に一挙収録。
●収録作品
吾輩は猫である(1905年)
坊っちゃん(1906年)
草枕(1906年)
二百十日(1906年)
野分(1907年)
虞美人草(1907年)
坑夫(1908年)
三四郎(1908年)
それから(1909年)
門(1910年)
彼岸過迄(1912年)
行人(1912年)
こころ(1914年)
道草(1915年)
明暗(1916年) -
この本は、夢を持てない方、人生に行き詰まっている方、毎日に息苦しさを感じられている方、心や精神世界に興味を持たれている方にお勧めの本です。
目からウロコの話が詰まっています。
本当の幸せとはどんなものか? 読んでいただけたら理解出来るでしょう。
瞑想を続けて30年、渾身の一冊です。
是非手に取ってご覧くださいませ。 -
読めば身も心も軽くなる、現代人必読の「読むサプリ」待望の文庫を電子書籍化。飛ぶ鳥を落とす勢いの人気哲学者・内田樹と、話を聞いただけで悪いところを直してしまう革命的治療家・池上六朗が、頭より体を使った「正しい」生き方について本音で語り合う。「肩肘張ってる人は生きるのに肩肘を張っている」「取り越し苦労は傲慢である」(内田氏)、「元気も病気も自分で決めるもの」(池上氏)と両者から飛び出す辛口発言のいっぽうで、「今の自分を肯定しよう」(内田氏)と呼びかける。「ライト・タイム、ライト・プレイス(正しい時、正しい場所に、正しい仕方で存在すること)」をキーワードに、不安や悩みを抱える人たちへ「あなたのための場所はあるんだよ」とエールを送る。
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【書籍説明】
「鎌倉殿」源頼朝は宿敵・平家を滅ぼし、鎌倉幕府を創設した勝利者だし、
歴史的にも武士の政権を確立した成功者として捉えられている。
だが、その血統は悲劇の中で断絶した。
頼朝の兄弟や近い親族も大半は戦乱や政治的暗闘の中で散った。
その悲劇ばかりの物語がこの一族の実態でもある。
『平家物語』をはじめ、『保元物語』『平治物語』『義経記』などの物語に書かれ、史実ではないものも含まれているが、
そうした伝承が現代でも持たれているイメージを作り出している。
それらを語る上で、基になる史料は何かと聞かれることもあるので、
特に興味深いエピソードについては書いてある書名、巻、章段などを明示した。
なお、その巻数、章段名は巻末の参考文献に掲げた書籍に準拠してある。
入手しやすい文庫版や図書館などで探しやすい全集などで、実際に確かめてみるのも面白いと思う。
【目次】
第1部 頼朝、義経、範頼 平家は倒したけれど
第1章 源頼朝 13歳の敗走秘話
第2章 生涯ピンチの連続だった頼朝
第3章 幕府を揺るがす頼朝の突然死
第4章 源義経 幼少時代の苦難
第5章 源平合戦の主役から暗転した義経
第6章 源範頼 失言で勝ち組から転落
第2部 頼朝の父と祖父 保元・平治の乱の顛末
第1章 源為義 保元の乱で一家は敵味方に
第2章 源義朝 家臣の裏切りで無念の最期
第3部 頼朝の兄弟姉妹 平家との戦いとその後
第1章 源義平 清盛の首狙った「悪源太」
第2章 源朝長 繊細な美少年のはかなさ
第3章 源義門と希義 頼朝の同母弟
第4章 全成と義円 義経の同母兄
第5章 頼朝の姉妹 義朝敗走劇の中で
第4部 頼朝の令息令嬢 鎌倉政争の渦中で
第1章 千鶴 3歳で惨殺、八重姫との愛息
第2章 源頼家 北条氏に消された2代将軍
第3章 源実朝 暗殺された3代将軍
第4章 大姫 生涯貫いた義高との悲恋
第5章 三幡 入内工作中の怪死
第6章 貞暁 冷遇された側室の子
第5部 頼朝の叔父たち 同族との戦いに敗れて
第1章 源義賢 大蔵合戦で甥・義平に敗退
第2章 志田義広 野木宮合戦で頼朝と対立
第3章 源頼賢ほか 保元の乱でそろって処刑
第4章 源為朝 強弓自慢の鎮西八郎
第5章 源行家 令旨伝達後の迷走
第6章 乙若兄弟 船岡山で刑死した男児4人 -
豊かな未来のためには、なにが大切で、どう生きるべきか? 大人の世界へ踏み出していく少年少女たちへ、第一線で活躍する人生の先輩が贈る書き下ろしシリーズ「15歳の寺子屋」
「お刺身」と聞くと生ツバを飲みこむのに、「死んだ魚」と聞くと……? どうして言葉ひとつで、こんなに感じかたがかわるの?
日ごろ、何気なく使っている言葉の役割や、その不思議な力を、日本語の達人がわかりやすく解説。日本語力をアップさせる秘訣も伝授! -
どうしてぼくは、ここにいるのか。誰とも違う・誰にでもある。自分は世界にひとつだけ。自分が自分であることの不思議について――。前衛美術家・漫画家・芥川賞作家である赤瀬川原平が、晩年に遺した傑作絵本。言葉からイメージへ、あるいは逆に、イメージから言葉へ。自在に往環し、読み手の思考を揺さぶる。「こどもの哲学 大人の絵本」第1弾!
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あたりまえを疑ってみると、知らない世界が見えてくる。
「ぼくは、先生の役割って、一つの狭い常識のなかで生きている人に、そうじゃないよと教えてくれて、でも、その答えは自分で見つけなさいよ、といってくれることだと思います。」(本書より)
〈目次より〉
1日目・たぶん、読んじゃいなよ!
カリキュラムにはのらない授業/ソクラテスはなぜ自分で書かなかったのか/想像力を生む場所/「絶対にありえないこと」を疑ってみる/自分で探さなければ、先生には出会えない/「自殺をしてもいいのか?」―鶴見俊輔さんの答え/正解が見つからない問いに、どう答えるか/「外側」から考える/常識ってなんですか?
2日目・なんとなく、書いちゃいなよ!
小学校と工場の共通点は?/自由な論理は「危険」かもしれない/考えるときの基準は自分しかない/「浮かない感じ」―吉本隆明さんの戦争体験/説明できないモヤモヤを大事にする/「渋谷109方式」で文章が書ける!/自分以外の「私」を想像して書く/ほかの誰にも書けない文章ー木村センさんの遺書/「自分」という不思議なものを、ことばにする
本書は17歳の特別教室『答えより問いを探して』を文庫化の際、改題したものです。 -
【書籍説明】
六歳で父を殺され、その仇である坂上主膳を討ち果たす宿命を背負うことになった浅野民治丸、
長じて後に林崎甚助重信と名乗ることになるこの少年は、その小柄な体格を不利とせず逆に武器に変えるため激しい武術修行に明け暮れる。
やがて林崎明神より「鞘の内で決めよ」との神託を得て、必殺の秘太刀「居合抜き」を発想した
甚助は、弱冠二十歳にして遂に坂上主膳を討ち本懐を遂げるも、この時からが決して逃れることのできない「武者修行地獄」の始まりだった。
日毎に大きくなり、彼の知らないところで一人歩きする「居合遣い・林崎甚助」の名声や噂。それのみならず時を経て明らかになる、
両親と坂上主膳から主君・最上豊前守までつながる因縁。更には甚助自身の出生にまつわる「悪い噂」が、彼に深い苦悩をもたらすことになるのだった。
「居合術の始祖」として後の世に知られることとなる「不世出の剣聖」は、果たして何を求め何に迷い、生涯かけて何を目指したのか?
自ら居合道を嗜む著者が、武芸者の視点からその謎に迫る、著者初の小説にして歴史小説。剣豪ファン、武術ファン必見。
【目次】
第1章 発端
第2章 開眼
第3章 探索
第4章 血煙
第5章 半蔵
第6章 主膳
第7章 真相
第8章 深慮
第9章 対面
第10章 本懐
第11章 贖罪
第12章 菅野
第13章 偽物
第14章 相談
第15章 暇乞
【著者紹介】
鈴木天斗(スズキタカト)
1974年 宮城県生まれ。
元々高校時代から作家志望だっ… 以上まえがきより抜粋 -
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マンガで読む「おもしろくてわかりやすい」中国の思想シリーズ第二弾!
乱世の春秋戦国時代に、超然として心穏やかに自由に生きることを説いた荘子と老子の思想が、現代人の閉塞した心に突き刺さる!
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
「勉強」が気になっているすべての人へ!
勉強ができるようになるためには、変身が必要だ。
勉強とは、かつての自分を失うことである。
深い勉強とは、恐るべき変身に身を投じることであり、
それは恐るべき快楽に身を浸すことである。
そして何か新しい生き方を求めるときが、
勉強に取り組む最高のチャンスとなる。
日本の思想界をリードする気鋭の哲学者が、
独学で勉強するための方法論を追究した本格的勉強論!
文庫本書き下ろしの「補章」が加わった完全版。
解説・佐藤優
※この電子書籍は2017年4月に文藝春秋より刊行された単行本を基にした増補文庫版を底本としています。 -
ありふれた常識とありがちな直感を疑え!
哲学・論理学の問題を使って、徹底的にロジカルセンスを鍛える最強のテキスト!
【問題】
コーヒーを飲むことが健康にいいかどうか、ある町で調査が行なわれた。1日1杯以上コーヒーを飲むグループと、コーヒーを飲まないグループとを10年間調べた結果、コーヒーを飲むグループのほうが飲まないグループよりも約2倍の割合で癌になる率が高いことが判明した。
にもかかわらず、調査班は、この調査に基づいて、「コーヒーは癌を防ぎ、癌になる率を約半分に減らす」と結論したのである。そしてそれは学界で正しい推論だと認められた。どうしてだろうか?
(【シンプソンのパラドクス】より)
※『論理パラドクス 論証力を磨く99問』(2002年・二見書房刊)改訂文庫版。 -
許し、許されることの意味を教えてくれる。
名作『氷点』の、朝日新聞一千万円懸賞小説入選から五十年を記念して編まれたエッセイ集の文庫化。第一章には、応募にいたる経緯や、新聞連載中の読者からの反響、自身が行った講演の模様など、『氷点』にまつわる文章を収録。新聞連載中に発表されたものもあり、当時の作者の息遣いが伝わってくるようである。また、二人三脚で作品を作りだしてきた夫・光世氏の当時の日記を公開。さらにその日記について行われた特別インタビューを通して、執筆時の二人の生活ぶり、入選までの様子など、名作誕生のエピソードを伝える。
第二章には、『積木の箱』『泥流地帯』など他の作品への思い、療養中に出会った短歌との関わり、支えてくれた忘れ得ぬ人たちのことを綴ったものを収めている。キリスト者であり、作家である三浦綾子を形作ってきた多くの物事が、愛すべきものとして浮かび上がる。
「私はね、人間って『ごめんなさい』と神様にも人にもいえる。自分が許してもらわなければならない存在だと知ることが大切だと思うの」
人間誰しもが持つ弱さ、知らず知らずのうちに犯してしまっている罪。許し、許されることの意味をそっと教えてくれる、優しさに満ちた一冊。 -
自分にとって大切な本の「再読」は人生を豊かにする。作家柳田邦男がこよなく愛する、井上靖『あすなろ物語』からゴーゴリ『外套』まで、名作24篇との再会の記。柳田式読書のすすめ。
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【書籍説明】
定年退職を間近に控えている中学教師、伊集院 誠。
彼は最近、長期の勤務を解かれる安堵感と、次に訪れる人生への不安を考えると憂鬱でなりません。
そんな時、ふと思い出したのが、子供の頃に夢見ていた、我が書斎を造ること。
そんな時、不思議な女性と出会います。
彼女は建築家であるが、伊集院のその書斎を実現する手伝いができるのでしょうか。
それは思いがけない所に彼の書斎を作っていくのです。
不可思議な女性「メイ」と出会い、伊集院は、今後の第二の人生を大きく変えていくことになります。
日頃、自分にも、世の中にも不満だらけの彼が、どのように変貌していくのか…。
そこに登場する世界のコーヒーとインド哲学を交えて、伊集院とメイのコミカルなタッチで、この物語は完結へと導きかれていきます。
各話には、それぞれ「スローライフとは何か」を読者自身が考えるヒントが網羅されています。
それと同時に、人生の意味とは、また心を癒してくれるコーヒーの数々と会話が綴ってあります。
これから第二の人生を歩む人たちの励みになる物語に仕立て上げています。
穏やかで平穏な暮らしやシンプルライフ&スローライフを夢見る皆さんへの厚いメッセージです。
【目次】
第1話 伊集院の憂鬱
第2話 伊集院の子供の頃からの夢
伊集院の夢を聞いたメイが、おこなったこととは
最初の伊集院の書斎はここであった
第3話 アンティークな店、そこで目にしたものは
また溜め息をつく伊集院に言った、メイの心
第4話 メイの夢
メイの思うスローライフの原点がここに
… 以上まえがきより抜粋 -
まるで、朝食のテーブルを挟んで前に夫婦が語り合っているかのようだ。
丁々発止のやりとりは、スリリングであり、エキサイティングだ。
日々の生活、子育てから始まり、日本と日本人、国際社会で生き抜くこと、安全保障の危うさ、戦争はいかに人を作るか、キリスト教、イスラム教、仏教、神道―宗教は人生とどうかかわるか、夫婦の在り方と幸福とは、などとさまざまに展開していく。
義務や責任をないがしろにし権利だけを主張しがちな現状を憂い、このままでは日本は危ういとまで言い切る。
日本人はどうあるべきか、どう生きるべきかを、長い人生経験と独特の価値観、50年以上の夫婦生活の経験から語る珠玉の言葉の数々。 -
孤独の哀しみをのりこえ、ひらき、出逢い、心で通じ合う人とつながるレッスン。「ほぼ日」連載「おとなの小論文教室。」からのベストコラム集。居場所がなくてもだいじょうぶ!あなたには表現力がある。
※本書は二〇〇六年三月に小社から刊行された単行本『理解という名の愛がほしい――おとなの小論文教室。II』の文庫版『人とつながる表現教室。』を改題し、一部追加したものです。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
下を向いていたら、虹を見つけることはできないよ・・・時代を問わず、古今東西の「ことば」を2000集めました。歴史上の偉人や、偉大な作家、スポーツ選手やネットの掲示板に書き込まれた「ことば」まで、様々なジャンルのものを引用、収録。「ことば」には、人を励まし、勇気づけ、癒し、読んだ人の人生をほんの少しだけ動かす力があります。本書が、その、ほんの少しのお力添えになることができれば幸いです。 -
生涯現役、積極的に生きるための道しるべ。
2017年7月18日に105歳と9か月で亡くなられた著者の日野原重明先生。100歳を越えてなお、「積極的に生きる喜び」にあふれる生涯現役の奥義をつづった『いのちの使いかた』が新版として文庫化されました。
だれかの役に立つということは、自分という存在そのものが生かされるということ。いのちという時間の最上の使いかたを、日野原先生が数多の経験と出会いを通して学んできたことを余すことなく教えてくれます。
年齢にかかわらず前向きに生きるための姿勢を提唱し、次世代に平和といのちの大切さを伝えていくことを使命とされた日野原先生。その活動と心境には、チャレンジングに生きる人生への向き合い方と幸せ感を持って生きるための知恵にあふれています。
「人生は失敗ばかり、後悔ばかり、という人ほどいのちの使いかたがあるのです」「やろうと思うだけでは、やらないことと同じです。行動こそが勝負です」「予期せぬ災難に見舞われることが不幸なのではなく、そのときに、希望を見失ってしまうことが不幸なのです」――人生を変える希望のメッセージが心にしみわたり、生きる意味に気づかされる珠玉の一冊です。
※この作品は過去に単行本として配信されていた『いのちの使いかた』 の文庫版となります。 -
哲学者にして京都市立芸大学長の鷲田清一と、ゴリラ研究の世界的権威にして京都大学総長の山極寿一による対談。旧知の二人が、リーダーシップのあり方、老い、家族、衣食住の起源と進化、教養の本質など、さまざまな今日的テーマを熱く論じる。京都を舞台に、都市の思考と野生の思考をぶつけ合った対話は、人間の来し方行く末を見据える文明論となった。
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「旧約聖書」を読んだことがありますか? 天地創造を扱う創世記あたりはともかく、面倒なレビ記申命記付近で挫折という方に福音です! 預言書を競馬になぞらえ、ヨブ記をミュージカルに仕立て、全体の構成をするめにたとえ――あらゆる意味での西欧の原点「旧約聖書」の世界を、枝葉末節は切り捨て、エッセンスのみを抽出して解説した、阿刀田式古典ダイジェストの決定版。
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【特集】吉川浩満編集協力 人間の未来
吉川浩満「特集によせて」
稲葉振一郎+吉川浩満「<人間>の未来/人間の<未来>」
木島泰三「自由意志と刑罰の未来」
粥川準二「人間の未来とバイオテクノロジー」
ベンジャミン・クリッツアー「動物たちの未来は変えられるか?」
山本貴光「ゲームと人間」
飯島和樹+片岡雅知「トロッコに乗って本当の自分を探しに行こう」
柴田絵里「アイの自由研究日記」
井上智洋「人工知能とベーシックインカムによる革命」
平野徳恵「セックスロボットの社会的影響と愛の可能性」
諫早庸一「歴史の未来 歴史学の明日」
【連載】
動く人第11回 國分功一郎「哲学の生まれる場所」
朴沙羅「家の歴史を書く」第2回
栗原康 -
おむすびひとつにも、神様は宿る
神道が他宗教と大きく違う点は超常現象や奇跡、ひいては理想郷を追い求める類の信仰ではないことです。
煎じ詰めると、「きよく」「あかるく」「ただしく」「なおく」生きる道を説く「浄明正直」が根幹にあり、正しくあるための生き方を探求する宗教なのです。これを実践するためには、過去に執着せず、未来に託した今を生きるのではなく、今この瞬間を生きることに注力しなくてはなりません――。
日本各地のおよそ8万社もの神社を包括する組織、神社本庁。2010年、神社本庁の総長に就任した著者が神道という道を通して伝えたい、日本人本来の生きるべき姿とは。
第1章 人生を豊かにする心得
人生の節目を大切にして生きる/周囲から見られていることを意識する/逃げ道を作らず、今の場所で努力する
第2章 日本人が培ってきた世界観
自然を畏れ、敬う心があれば「驕り」は生じない/20年ごとに再生を繰り返す伊勢神宮/日本人にとって、米は「命の根源」
第3章 身近に神様を感じながら暮らす
願いは叶えるものではなく、通じさせるもの/神社はエネルギーをチャージする場所/背中の宗教といわれる神道
第4章 他者とともに生きる
「社会」とは「神社で会う」こと/危機のときにこそ、支えになる神社/これからの神道がめざすもの
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