『文芸・小説、エッセイ、1円~、コインUP』の電子書籍一覧
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宮沢賢治の傑作263作品を掲載しています。
宮沢賢治は、日本の詩人、童話作家です。
生前彼の作品はほとんど一般には知られていませんでしたが、没後に草野心平らの尽力により広く知られ、国民的作家となっていきました。
生前に刊行された唯一の詩集として『春と修羅』、同じく童話集として『注文の多い料理店』があります。
本書には、一部挿絵も掲載されています。
※同一の作品でも、新旧の仮名遣いやルビのあるなしの違いごとに一作品として紹介しています。 -
ベストセラー作品、待望の文庫化!
2017年「年間ベストセラー総合第1位」(日販・トーハン調べ)のエッセイ集が待望の文庫化。新たに本書が売れに売れた後の「怒濤狂瀾の日々」を綴ったエッセイや、旭日小綬章を受章した際の爆笑記者会見の模様、畏友・瀬戸内寂聴さんの解説を収録しています。
小学生からお年寄りまで世代を超えてゲラゲラ笑いころげる面白さで、各界の著名人も笑って泣いて大絶賛!
◎安藤優子さん
「とにかく痛快でした。言いたいこと言って、縦横無尽に切りまくる。でも不思議なくらい温かい」
◎瀬戸内寂聴さん
「彼女の表現にはユーモアがあって、笑わせますよね。全28編、それぞれ必ず1回か2回は、思わずゲラゲラ笑ってしまいました」
◎辻村深月さん
「読み終えて本を閉じ、思わずにはいられなかった。九十歳、それでもやっぱりおめでたい、と」
◎又吉直樹さん
「本を読んで、久しぶりに笑いました!」
2018年に亡くなった落語家・桂歌丸さんは「この本は年寄りの教科書。佐藤さんの“角張った生き様”は老い先短い自分がどこに向かうか考える上で、とても参考になりました」と仰っていました。
※この作品は単行本版として配信されていた『九十歳。何がめでたい』 の文庫本版です。 -
「家族の断絶」は当たり前……ポジティブだけ求めなくてもよい……逃げ道を用意するのが大人……いいことずくめのはずがない……。家族の問題、心の問題、生き方の問題などなど、身のまわりのちょっと気がかりなことを、画家・安野光雅と臨床心理学者・河合隼雄が大胆に掘りさげる。目からウロコの連続で、頭のコリ、心のサビがとれていく! 自由にものごとを見ると、生きることにやさしくなる! 『生きることはすごいこと』を改題、文庫化。
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「坊っちゃん」「吾輩は猫である」「草枕」「それから」「こころ」「三四郎」などの代表作から「客観描写と印象描写」などの知られざる名作、関連作品まで一冊に収録した電子版夏目漱石全集。小説、評論・随筆など、ジャンル別目次から読みたい作品をすぐにお読みいただけます。
【小説】※発表年代順
吾輩は猫である
吾輩ハ猫デアル(旧字旧仮名版)
倫敦塔
幻影の盾
琴のそら音
一夜
薤露行(かいろこう)
趣味の遺伝
坊っちゃん
草枕
二百十日
野分
虞美人草
坑夫
文鳥
夢十夜
永日小品
三四郎
それから
それから(旧仮名版)
門
門(旧字旧仮名版)
彼岸過迄
行人
こころ
道草
明暗
【評論・随筆など】※五十音順
イズムの功過
岡本一平著並画『探訪画趣』序
おはなし
思い出す事など
カーライル博物館
学者と名誉
家庭と文学
硝子戸の中
鑑賞の統一と独立
元日
鬼哭寺の一夜
木下杢太郎著『唐草表紙』序
客観描写と印象描写
教育と文芸
京に着ける夕
京に着ける夕(旧字旧仮名版)
虚子君へ
近作小説二三について
ケーベル先生
ケーベル先生の告別
現代日本の開化
好悪と優劣
こころ(広告文)
こころ(自序)
こころ(予告)
滑稽文学の将来
コンラッドの描きたる自然について
作物の批評
三山(さんざん)居士(こじ)
三四郎(予告)
子規の画
子規の画(旧字旧仮名版)
「自然を写す文章」
自転車日記
写生文
従軍行
初秋の一日
処女作追懐談
人工的感興
人生
鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年
西洋にはない
戦争からきた行き違い
創作家の態度
草平氏の論文について
それから(予告)
高浜虚子著『鶏頭』序
田山花袋君に答う
「土』に就て
「土」に就て(旧字旧仮名版)
長塚節氏の小説「土」
坪内博士とハムレット
つり鐘の好きな人
艇長の遺書と中佐の詩
手紙
『伝説の時代』序
点頭録
『東洋美術図譜』
道楽と職業
独歩氏の作に低徊趣味あり
中味と形式
夏
何故に小説を書くか
日英博覧会の美術品
入社の辞
猫の広告文
『煤煙』の序
博士問題
博士問題とマードック先生と余
博士問題の成行
長谷川君と余
「額の男」を読む
批評家の立場
文学雑話
文芸委員は何をするか
文芸と道徳
文芸とヒロイツク
文芸の哲学的基礎
文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎
文士の生活
文章一口話
文体の一長一短
文壇の趨勢
変な音
変な音(旧字旧仮名版)
僕の昔
マードック先生の『日本歴史』
正岡子規
満韓ところどころ
水底の感
無題
明治座の所感を虚子君に問れて
模倣と独立
「夢のごとし」を読む
余と万年筆
予の描かんと欲する作品
落第
倫敦消息
吾輩は猫である(上篇自序)
吾輩は猫である(中篇自序)
吾輩は猫である(下篇自序)
私の経過した学生時代
私の個人主義
【関連作品】
漱石の人物(和辻哲郎)
夏目先生の追憶(和辻哲郎)
夏目漱石論(森鴎外)
小川芋銭先生と私(野口雨情)
「漱石のオセロ」はしがき(野上豊一郎)
胡堂百話(野村胡堂)
世界の一環としての日本[抄](戸坂潤)
埋もれた漱石伝記資料(寺田寅彦)
夏目先生の俳句と漢詩(寺田寅彦)
夏目漱石先生の追憶(寺田寅彦)
俳諧瑣談(寺田寅彦)
根岸庵を訪う記(寺田寅彦)
漱石山房の冬(芥川竜之介)
夏目先生と滝田さん(芥川竜之介)
葬儀記(芥川竜之介)
文芸的な、余りに文芸的な(芥川竜之介)
漱石と自分(狩野亨吉)
漱石氏と私(高浜虚子)
漱石さんのロンドンにおけるエピソード(土井晩翠) -
生誕130年記念/折口信夫の代表作、全論文を収録する完全版、刊行開始!
「本論を読み解く上で、これ以上に優れたシリーズは他に存在しない」(安藤礼二)
折口にとって「古代」とは単に歴史の時代区分を示すものではなかった。熊野への旅で光輝く大王崎を眼前にし、その波路の果てに「わが魂のふるさと」を感じたことを「かつては祖々の胸を煽り立てた懐郷心(のすたるじい)の、間歇遺伝(あたいずむ)として、現れたものではなかろうか」と記す。「古代研究」はまさに彼が実感を通して捉えた、古代的要素の探求なのである。全論文を完全収録する決定版!
解説・池田弥三郎/安藤礼二 -
2019年1月1日から6月30日まで、朝日新聞伝統のコラムを完全収録。国内外の出来事を独特の視点と、味わい深い筆致でつづる。大学入試に多数引用されるとの定評がある。就活にも役立つ時事年表、人名索引付き。
〔主な内容〕天皇・皇后の退位、即位。新元号「令和」の出典は万葉集。中国探査機、月裏側に着陸。吉田沙保里・稀勢の里・イチロー引退。勤労統計不正が発覚。野田市の小4・心愛ちゃん死亡、虐待か。コンビニの24時間営業問題。大阪府・市で入れ替えダブル選。混乱続く英国のEU離脱。コカイン使用俳優逮捕の余波。タイで振り込め詐欺拠点を摘発。トランプ大統領の大相撲観戦。川崎バス停で殺傷事件。「米中冷戦」「残業麻痺」「日傘男子」。兼高かおるさん、堺屋太一さん、ドナルド・キーンさん、内田裕也さん、モンキー・パンチさん、ドリス・デイさん、降旗康男さん、田辺聖子さん、逝く……。 -
人間、我慢、馬鹿、出世、利益──。身近な言葉の意外な由来とは?
上品・下品、卍字、供養、卒都婆、舎利、荼毘などの仏教語から、
我慢、人間、馬鹿、利益、出世など、仏の教えと縁をもつ意外な日常語まで――。
語源という視点からわたしたちの生活や思考、感情の深層に分け入るとき、
日本文化を裏打ちする仏教的世界観が浮かび上がる。
名著『佛教語大辞典』を編纂した第一線の仏教学者らが集い、
インド・中国・日本の多様な仏典を参照しつつも「肩のこらぬよう」執筆された仏教への道案内。 -
子供の頃から勉強嫌い。就職してもすぐにクビ。戦争で片腕を失い、九死に一生を得るも赤貧時代が待っていた。だけどクヨクヨする必要はない。それはそれなり、救いがあるものなのだ。激動の昭和史と重ねつつ、『テレビくん』で講談社児童まんが賞受賞までを綴ったおとぼけ自伝。読めば元気がわくこと必至!
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公の場で語ることはなかなかできない「下ネタ」。そんな「下ネタ」を徹底的に掘り下げ、古今東西、あらゆる「下ネタ」を語り尽くし、「下ネタ」の概念を変える!
品格のあるアップデートされた「下ネタ」が、人生の大いなる息抜きになる!
人気漫画家であり、そのエッセイもまた多くのファンを持つカレー沢薫ならではの文章とイラストで、日常生活において興味はあるが、接することの少ない「下ネタ」が、この一冊ですべてわかる!
古き良き「下ネタ」から、現在最新の「下ネタ」まで、すべてを網羅し、読めば豆知識として語れるようになるかも。老若男女を問わず、心から爆笑できるカレー沢薫の最新刊。
【著者について】
カレー沢薫(かれーざわ・かおる)
1982年生まれ。無職の漫画家・コラムニスト。2009年に『クレムリン』でデビュー。漫画連載以外にも多くのコラムを執筆。主な著書は『ブスの本懐』(太田出版)、『負ける技術』(講談社文庫)、『いきものがすきだから』(日本文芸社)など。趣味はエゴサーチと課金。人妻。 -
ベストセラー日記シリーズ最新刊!今回もすべて実話の生々しさ。
30年間にわたって広告代理店の最前線で汗をかいた著者による怒りと悲哀と笑いの記録。
ゴルフ・料亭・×××接待、クライアントは神さまです
~「今すぐに、俺が飲んでいる店に来い!」
大手電機メーカー・S社の宣伝部メディア担当である
田代部長からの電話だった。私はすぐにピンときた。翌朝の日経新聞に
掲載される予定のS社の広告割り付けの変更が彼の逆鱗に触れたのだ。
(第1章「知られざる電通の内幕」より)~ -
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チャンネル登録者数300万人超!2018年、最注目のYouTuber「東海オンエア」。彼らの動画をより楽しむための必読書、それが「虫眼鏡の概要欄」だ!普段、動画公開時に添えている概要欄の傑作選を読んで、より楽しい動画ライフを。「動画と違って文章は共同作業です。皆さんが文章を読んで、頭の中でめちゃくちゃおもしろい映像を作ってください。そうして初めて、みなさんの顔がニヤニヤする訳です。」(序文より) -
笑えて泣ける岸田家の日々のこと
大反響を呼んだ単行本
『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』が、
ついに文庫化しました!
かきたし原稿「表紙の絵の味」と、
作家・一穂ミチさんの解説でパワーアップ!
真夏の甲子園でホットコーヒーの売り子をしたり、
試着に1時間かかるブラジャーを買ったりと、
なぜか日々おもしろいことが起きてしまう作家・岸田奈美がつづる、
情報過多の日々のこと。
大丈夫な家族と、大丈夫じゃない日々を、
疾走感あふれるリズミカルな文章で、
軽やかにユーモラスにとびこえる。
“弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった”
“母に「死んでもいいよ」といった日”
など傑作エッセイを多数収録。
【編集担当からのおすすめ情報】
岸田奈美さんの初の単行本が2年半ぶりに文庫化します。
この2年半の間に、岸田家にはいろんなことがあったと思います。
そんな岸田さんの2年半の思いは、
「文庫あとがき(おかわり)」でたっぷり語られています。
また、かきたし原稿「表紙の絵の味」では、
岸田さんが手がけた表紙のイラストについて、
装丁家・祖父江慎さんとのやりとりの裏話が。
そして、必見なのは作家・一穂ミチさんの「解説」です。
解説では、私、思わず涙がこぼれました。
ひと味ちがう岸田奈美ワールドをぜひご一読ください。 -
SUPER BEAVERボーカル渋谷龍太の初のエッセイ集
SUPER BEAVERのボーカル渋谷龍太が、2021年7月よりダ・ヴィンチwebにて毎月連載をしているエッセイ「吹けば飛ぶよな男だが」に加筆、修正を加え、新たに7編を書き下ろし、さらに「幸せ」「夢」をテーマにつづった新作小説も収録。 -
独自性のある新刊書店として注目され続けるTitle。物件探し、店舗デザイン、カフェのメニュー、イベント、ウェブ、そして「棚づくり」の実際。事業計画書から、開店後の結果まですべて掲載。個人経営の書店が存続していくための工夫とは。リブロ池袋本店マネージャー時代から、現在まで。文庫化にあたり、開業から現在までを書き下ろした新章「その後のTitle」を増補。
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新訳と挿画140点でよみがえる、フランス人実業家の明治9年の日本紀行
明治9年、宗教と文化への関心から来日したフランスの実業家ギメ。憧れの地を人力車で駆け巡り、近代日本の目覚めを体感するとともに、消えゆく江戸の面影に愛惜を募らせてゆく。茶屋娘との心の交流、浅草や不忍池に伝わる奇譚、料亭の宴、博学な僧侶との出会い、そして謎の絵師・河鍋暁斎との対面――。のちに東洋学の拠点となる美術館の創始者が軽妙な筆致で綴った紀行を新訳。詳細な解説、同行画家レガメの挿画を収録する。 -
「こんなにおもしろい本があったのか!」と小学生からお年寄りまでを笑いの渦に巻き込んだ爆笑エッセイの金字塔!! 著者が日常で体験した出来事に父ヒロシや母・姉など、いまやお馴染みの家族も登場し、愉快で楽しい笑いが満載の一冊です。「巻末お楽しみ対談」ではもう一度、全身が笑いのツボと化します。描き下ろしカラーイラストつき。
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文章を読み書きする際の心得は? 軽妙なエッセイ集。
文章を書くのはあまり好きではない。好きではないから短く書く。書くことより読むことが好きで、文章を覚えた。読む人にわかりやすく、ふっくらとした日本語を書くのは簡単ではない。読書や朗読、落語、詩歌、尻取り、かるた……子供の頃から、長い時間をかけて日本語に親しむ中で培うものだ。芥川、漱石、谷崎など、日本に伝わる名文を引きながら、言葉と日本語に対する向き合い方を小説家がやさしく綴った、知的エッセイ集! -
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町屋良平「生きる演技」(550枚)一挙掲載/創作:安堂ホセ、日比野コレコ、山下紘加/特集:WE LOVE 藤本和子!/創刊90周年連続企画3:村田沙耶香×柴崎友香×西加奈子
◎創作
【舞台(、、)は、戦争―。長編580枚一挙掲載】
町屋良平「生きる演技」
【文藝賞受賞第一作】
安堂ホセ「迷彩色の男」
【文藝賞受賞第一作】
日比野コレコ「モモ100% 」
山下紘加「煩悩」
◎特集・WE LOVE 藤本和子
【座談会】
岸本佐知子×くぼたのぞみ×斎藤真理子×八巻美恵
「片隅の声に耳を澄ませる 藤本和子と、同時代の女たちの闘い」
【エッセイ】
柴田元幸「お寿司を食べる人 」
井戸川射子「塩は喉を、叫びが喉を」
*
【短篇】
尾崎世界観「電気の水」
滝口悠生「恐竜」
*
◎創刊90周年連続企画3
【鼎談】
村田沙耶香×柴崎友香×西加奈子「どの年齢や時間にも、初めて見える景色がある」
◎連載
絲山秋子「細長い場所」 【第2回】気配と残像
古川日出男「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る 」【第3回】
山内マリコ「マリリン・トールド・ミー 」【第4回】
朝吹真理子「ゆめ」 【第5回】
島本理生+岩崎渉 「トランス」【第7回】
柳美里 「JR常磐線夜ノ森駅 」【第5回】
町田康「ギケイキ」【第41回】
【季評】 たったひとり、私だけの部屋で 「閉ざされた壁の中」2023年4月~6月 水上文
文芸的事象クロニクル 2023年3月〜2023年5月 山本貴光
◎書評
金原ひとみ『腹を空かせた勇者ども』【評】山崎ナオコーラ
桜庭一樹『彼女が言わなかったすべてのこと』【評】竹田ダニエル
王谷晶『君の六月は凍る』【評】児玉雨子
朝比奈秋『あなたの燃える左手で』【評】皆川博子
若竹千佐子『かっかどるどるどぅ』【評】八木詠美
カレン・ラッセル 松田青子 訳『オレンジ色の世界』【評】谷崎由依
市川沙央『ハンチバック』【評】伊藤亜紗
第61回文藝賞応募規定 -
世の中は騒々しく、人々が浮き足立つ時代になってきた。そんなやかましい時代を、静かに生きるにはどうすればいいのか? 人生を幸せに生きるとはどういうことか?
作家森博嗣が自身の日常を観察し、思考した極上のエッセィ。「書くこと・作ること・生きること」の本質を綴り、不可解な時代を生き抜くための智恵を指南する。
〈無駄だ、贅沢だ、というのなら、生きていること自体が無駄で贅沢な状況といえるだろう。人間は何故生きているのか、と問われれば、僕は「生きるのが趣味です」と答えるのが適切だと考えている。趣味は無駄で贅沢なものなのだから、辻褄が合っている。〉(第5回「五月が一番夏らしい季節」より)。
他者と競わず戦わず、孤独と自由を楽しむ生き方のヒントに満ちた書です。 -
創作の泉はポルトガル・リスボンにあった! イタリア人姑との攻防、運送業者との果てなき戦い、日本の風呂への渇望……。『テルマエ・ロマエ』原作者がヨーロッパの果てから綴る、苦悶と喜びあふれた4年間のモーレツ日記。《解説・本上まなみ》
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まさかこれが自分の生活なのか、とうたがいたくなるときがあります。
それは自分にはもったいないようなしあわせを感じて、という場合もあれば、
たえられないほどかなしくて、という場合もあるのですが、
それはもちろん自分の生活であるわけです。
その自分の生活というものを、つまりは現実を、
べつだん、大げさにも卑屈にもとらえず、そのまま受けいれたとき、
みえてくるのは「ほのおかしさ」ではなかろうかと思います。
ままならない生活にころがる「ほのおかしさ」を私はずっと信じています。
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自費出版作品としては異例の売れ行きを記録した
『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の小原晩、書き下ろし最新作!
まぶしいほどまっすぐで、愛おしい。ままならない生活をめぐる38編のエッセイ。 -
祖母と孫娘の、笑って泣ける英国珍道中!!
正月の親戚の集まりで英国留学の思い出話を披露した孫娘(著者)に、祖母が「一度でいいからロンドンに行きたい、お姫様のような旅をしたい」と告げたことから、一族総出で支援する5泊7日の豪華イギリス旅行が決定! だが、そもそも著者が留学で培ったのは「行き当たりばったり体力勝負の低コスト海外滞在」ノウハウで、高齢の祖母をお姫様のようにもてなす旅とは真逆のスキルだ。資金面こそ親族の全面フォローがあるが、慣れないツアコン(秘書)役を任命された孫娘の心には不安しかない。
しかし、いざ現地に到着してみれば……大英博物館、ロンドン塔、ハロッズにフォートナム&メイソン、ロンドン三越にオリエント急行、5つ星ホテルのおもてなし、そして憧れのアフタヌーンティー……初めての祖母とのふたり旅は、楽しみもトラブルも山盛りで毎日が刺激的だ。果たして著者=《秘書孫》は、強くてキュートな《祖母姫》を満足させることができるのか?
頑固で優雅な祖母姫の名言続出! 底抜けにおもしろく、やがてホロリとする――著者がまだ「コムスメ」だった頃の、「自己肯定感」にまつわる極上エッセイ。
※この作品はカラーが含まれます。 -
暴飲暴食限りない小泉教授が自らの「不養生」体験から編み出した現代の「養生」訓! これが私の元気の秘訣!!――食うてすぐ横になると牛になる? 月とスッポン? 青菜に塩?……ふだん何気なく口にしてきた諺(ことわざ)や格言に隠された小泉式真実とは!? 「うまいもの」を求めて世界を旅する小泉教授がたどり着いた、飯と酒のうんちく108話。すべて、食欲の煩悩を健康の福音に変える、現代の養生訓なのです。本書を一日一訓唱えれば、日々の食事がもっと味わい深くなる! そして、決して悪酔いしなくなる!?
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本当に私、大人なのか?
『負け犬の遠吠え』の著者が綴る、令和の50代!
Webマガジン「ミモレ」の大反響コラム、文庫化!
上の世代からも下の世代からも、
頼りにはされても心配はされないこの年頃の懊悩を、
これから探ってまいります。――本文より
夏目漱石は四十九歳で亡くなった。
かたや、今は人生百年時代。
令和の五十代が抱える悩みの原因は、寿命が長くなったせい。
美容、体調、親、子供、仕事、趣味、セックス、老後の準備……。
もう若くない。でも、老いてもいない。
心身ともにガラスのように繊細な季節を、どう生きる?
共感必至の人気エッセイ! -
『週刊プレイボーイ』で連載中の「人生はロックだ!!」から抜粋したコラムに加え、沖縄での撮り下ろし写真満載!宇垣アナの魅力や知られざる素顔が詰まった1stフォトエッセイ。
どのようにして、今の宇垣アナが形成されていったのか。虎柄が似合い、『セーラームーン』に魅了された幼少期、“宇宙系アンドロイド""と言われた高校時代、ミスキャンパスに輝いた大学時代、そしてTBS入社後から今に至るまでを赤裸々に告白。
加えて、人生に(自分に?自分の人生に?)課している7つのルール、SNSで話題になった「マイメロ論」など、人生観やライフスタイルについても書き綴っています。
撮り下ろしグラビアは、沖縄の街やビーチ、リゾートホテルなどで撮影。三線に挑戦するシーンなど、テレビでは見られない無防備な姿は、まさに必見です!
■宇垣美里(うがき・みさと)
1991年4月16日生まれ 兵庫県出身
同志社大学卒業。在学中に「ミス同志社」に選ばれる。
2014年TBSにアナウンサーとして入社。数々の人気番組の担当をへて、今年3月末に退社、フリーに転身。 -
愛について、老いについて、死について。そして、政治、芸術、ゲイについて。生涯旅人生の著者が日本ばかりか外国でも〈盗み聴き〉して集めた日本人のホンネの言葉辞典。「これは!!」「ウーム!?」「こわ~い」の名語録が続々。権威もタテマエも関係ない〈無名人〉は強し!!『大往生』も実はこの本がモトなのだ!!
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樹木を愛でるは心の養い、何よりの財産。父露伴のそんな思いから著者は樹木を感じる大人へと成長した。その木の来し方、行く末に思いを馳せる著者の透徹した眼は、木々の存在の向こうに、人間の業や生死の淵源まで見通す。倒木に着床発芽するえぞ松の倒木更新、娘に買ってやらなかった鉢植えの藤、様相を一変させる縄紋杉の風格……。北は北海道、南は屋久島まで、生命の手触りを写す名随筆。(解説・佐伯一麦)
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著者・阿部智里さんが監修を務めた「八咫烏シリーズ」をより楽しむための副読本!
シリーズ公式Twitterアカウント「八咫烏の壺@yatagarasu_abc」で実施した、阿部智里さんと読者による一問一答企画を、電子書籍にまとめました。
「八咫烏の平均寿命は?」
「山内に温泉はありますか?」
「雪哉たちの好きな食べ物を教えて!」
「みんなの身長差は?」
など、八咫烏シリーズの世界やキャラクター設定、阿部さんご自身に関する【全149問】に阿部さんが回答。
さらに今回のために補足やまえがき&あとがきも追記した、充実の内容になっています。
巻末には付録として、『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』の人物相関図も収録。
『烏に単は~』コミカライズを担当した松崎夏未さんのイラストを使用しています。
■目次
・まえがき
・阿部智里さんと読者による一問一答(全149問)
・『烏に単は似合わない』人物相関図
・『烏は主を選ばない』人物相関図
・おわりに -
公共の場の、意味のないお節介放送。騒音に闘いを挑む、哲学者の名奮戦記!
家を一歩出れば、町に溢れる案内、呼びかけ、注意。意味も効果も考えず、「みんなのため」と流されるお節介放送の暴力性に、哲学者は論で闘いを挑む。各企業はどう対処したのか。自己反省も掲載した名エッセイ! -
「う、うまい!」――おいしくて楽しい極上の食エッセー「クロワッサン」誌上で絶大な人気を誇る連載読物をまとめた第一弾、待望の刊行。蕎麦・トンカツ・ローストビーフから豆腐・玉子、生姜に茗荷、そしてカブにタマネギ、さらにはケーキにスイカ、まだまだあるぞ、ワインにビール、そして革命的なカクテルまで。冷蔵庫に死蔵されたミイラ食材を生き返らせ、孤独なホヤを一人でいただく。食欲全開、今日も幸せ。食欲こそが人生だ。「先日、久しぶりにローストビーフを焼いたら、これがまことにおいしかった。やっぱり私は料理のセンスがあるんじゃないかと思い直した。焼きたてのローストビーフを包丁で薄く切り、口に入れたとたんに叫んだ。『私は天才かっ!』」荒井良二の〈おいしい〉カラーさし絵を80点余収録した豪華お買い得エッセー集
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鮮烈なデビューから36年。新進気鋭の作家だった著者が、妻となり母となり齢を重ね、人生後半の小さな記録として、そして誰かを和ませるために日記を書いてみた。いつかは過ぎていく日々だけど、そんな日々を大切に、大切に過ごしている姿を綴った本作を読めば、ばななファンでなくてもほっこりすること間違いなし。そして、ファンにとってはお待ちかね、ぴろりろり~ん!とばななワールド全開の電子書籍オリジナル書き下ろしエッセイ。
予告編にもなっている本作に続き、翌年1年分の日記である『724の世界 2023(仮題)』は、2024年4月に電子書籍だけでなく紙の書籍でも発売予定。 -
◆新連載
・寺地はるな「リボンちゃん」
幼い頃から美しいものが大好きで、頭のリボンがトレードマークの百花。数年ぶりに伯母の加代子に呼ばれ、彼女が営むテーラー城崎を訪れると、ある女性が若い頃に愛用していたビスチェのリフォームを頼まれて……
[はじまりのことば]
「下着」と聞いて思い出したのは、“ミジンコの刺繍”をしたキャミソール! 女性の下着はキュートでセクシー? そんな固定観念を解きほぐす新連載の始まりです
◆PICK UP
・宮島未奈「婚活マエストロ」
祝・2024年本屋大賞受賞!! 『成瀬は天下を取りにいく』が爆走中の宮島未奈が贈る、最強の〈婚活エンタメ〉
・小田雅久仁「夢魔と少女〈中篇〉」
大男に監禁された美少女を前に、夢魔たる私に何ができるのか? イチかバチかで夢に入り込むことにした私は……
◆最終回
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
ついに公開読書会当日。亡きマンマへの想いを胸に、読む会の面々は晴れ舞台で言葉を紡ぐ。感涙のフィナーレ!
・矢月秀作「桜虎の道」
託された遺言書の中身、そして狂気を帯びた元ギャング・平尾の行く末は? 桜田の闘い、堂々完結
◆有栖川有栖デビュー35周年記念トリビュート
・白井智之「ブラックミラー」
あなたが二日前に会った友人に、おかしなところはなかったですか? 警察に問われた僕は、あの日会った彼に対して抱いた違和感を思い出し……
・夕木春央「有栖川有栖嫌いの謎」
有栖川有栖だけはおすすめしない――ずらりと並んだコレクションの前でそう強弁する男、彼は一体何を隠しているのか
◆読みきり
・コウイチ「金曜日のミッドナイト」
テレビの取材でとある町にやってきたディレクター。住民たちに話を聞いて回るが――ここは、何かがおかしい
◆ロングインタビュー
作家の書き出し Vol.30 取材・構成 瀧井朝世
・千葉ともこ
闘う者たちは誓った。命を賭して、この大乱を終わらせる――胸熱の歴史エンターテインメント『火輪の翼』が生まれた背景に迫る!
◆book trek
・外山薫『君の背中に見た夢は』
・金子玲介『死んだ山田と教室』
・逢崎遊『正しき地図の裏側より』
◆グラビア&エッセイ
・岩井圭也「知の野人 南方熊楠を訪ねて」
「我は、この世界を知り尽くしたい」――博物学の巨星・南方熊楠が採集し遺した膨大な記録と対峙したとき、見えてくるものとは? 岩井圭也の和歌山紀行
◆レビュー
・安島隆「ところで、好きな本はなんですか?」
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第12回]科学とは何なのか ~科学哲学の世界
◆連載小説
・門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」
米価低迷、その原因は堂島米市場にあり? 苛立ちを募らせた大岡忠相はついに江戸商人を大坂へと差し向ける
・一穂ミチ「アフター・ユー」
闇雲に車を走らせる青吾の目に飛び込んできた電話ボックス。思わず中に入った青吾の指はつい多実の番号を押し……
・大木亜希子 料理監修:今井真実「マイ・ディア・キッチン」
ついにレストランの営業が再開! 料理を任された葉は熱心に仕事に励むが、母親が突然福岡からやってきて――
・伊岡瞬「追跡」
人に尻拭いをさせておきながら、その恩も忘れて増長し、挙句の果てに裏切った。あいつだけは絶対に許さない
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
シャンバラへの道は、はかなく遠い。それでも、そこへゆかねばならぬ者たちがいた
◆対談
・高瀬隼子×大前粟生「怖くてあたたかい小説の世界」
互いの新刊『め生える』『チワワ・シンドローム』を「怖い!」と評し合うお二人の創作の秘密に迫る初対談
◆エッセイ
・藤田真央「指先から旅をする」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第21回]とんこつ遺伝子
[第22回]羊肉期の終り
・今井真実「ひとりでまんぷく」
[第6回]帰りの空港で味わった、つるつる博多うどん -
伝説のドラマ『すいか』以降、その作品世界が熱く支持されている夫婦脚本家・木皿泉。何気ない日常が愛おしくなるエッセイや、創作への熱い情熱が伝わる羽海野チカとの対談をはじめ、貴重なロングインタビューやシナリオなどを、一冊にギュッと収録!思わず心をわしづかみにされるコトバとの出会い、ここにきっとあります。
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特集
エッセイを読む愉しみ
小説や詩でもなく、ノンフィクション作品とはまた異なるエッセイや「随筆」と呼ばれる文章。
ジャンルも多彩で、書き手の日常や心情を書いたものから、世相、文化、歴史、サイエンス、スポーツなど……。毎日、どこかで目にし、読み、知らないうちにわれわれの思いや考えに沁み込んでいるような気がします。
今号ではそんなエッセイとの新しい出合いを提唱します。
Part1 今、エッセイとは何か?
開高健の原点
酒井順子 清少納言の随筆気質
永江 朗 昭和軽薄体とその末裔
友清 哲 なぜ人はエッセイを書きたいと思うのか?
宮崎智之 一から一への文学――エッセイが時代に花ひらく
Part2 リアルエッセイ
角幡唯介 サンタがいなくなった日
佐藤 佳 感染症のナラティブ――新型コロナパンデミックはなぜ省みられないのか
橋本幸士 「学習物理学」って何?
岡内大三 香川にモスクができてから
みうらじゅん 超エッセイ論 エッセイはもうひとりの自分が書く
Part3 エッセイの現在地
林 望 随筆、この独特の世界
磯部 涼 ラップは不良のエッセイか?
矢倉喬士 アメリカ「暗黒の時代」のエッセイ
岩崎義則 エッセイ大名・松浦静山と『甲子夜話』の世界
kotobaはこんなエッセイを読んできた
仲俣暁生 物想うゆえに我あり――現代エッセイの名手たち
【対談】
玄侑宗久×福岡伸一 互いに支えあう関係性こそが万物を創る源である
【インタビュー】
篠原 信 社会とはアップデートされるもの。哲学者や思想家はそれを目指してきた人
連載
大岡 玲 写真を読む
山下裕二 美を凝視する
石戸 諭 21世紀のノンフィクション論
大野和基 未来を見る人
木村草太 幸福の憲法学
嬉野雅道 だから僕らは出会わなければならないのです。
鵜飼秀徳 ルポ 寺院消滅――コロナ後の危機
赤川 学 なぜ人は猫を飼うのか? 社会学で考える猫と人の関係
阿川佐和子 吾も老の花
木村英昭 月報を読む 世界における原発の現在
小松由佳 人間がいない土地
おほしんたろう おほことば
kotobaの森
著者インタビュー 布施琳太郎 『ラブレターの書き方』
マーク・ピーターセン 英語で考えるコトバ
大村次郷 悠久のコトバ
吉川浩満 問う人
町山智浩 映画の台詞 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
人生がしんどいと感じるあなたへ贈る ネガティブな感情から解放される案内書。 アイナ・ジ・エンドさん推薦! 黒いひだまりを、みんなが持ってる。 それでいい。大丈夫。 名前のない混沌とした世界でも息をさせてくれる、心の呼吸本です。 シリーズ日韓累計25万部! BTSメンバーが愛読した著者の最新刊! -
中学時代に出会った「競馬」に衝撃を受け、馬主になることを夢見る。
念願かなって馬主になったことで、公には知られていない競馬を引退した馬達の悲惨な現状を知り、馬を助けるための活動を始める。
自分だけではどうにもならない現実に打ちのめされながらも活動を続けることで賛同者が次々と現れ、助けることが不可能と言われていた多くの馬を保護する。
「1頭の馬が起こした奇跡」による、そこに至るまでの活動記録である。
(※本書は2023-04-07に日本橋出版より発売された書籍を電子化したものです。) -
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“ダンチュー先駆者”の一人である著者は、「料理とは愛情ではない。技術である」と言い放つ。なるほど、日常の家庭料理にいちいち愛情に介入されては、美味いものも不味くなり、迂闊に食べちゃいられない。まずいものはまずいと言いたかった諸君、まず、その前に自らも台所に立ってみることをおすすめする。超初心者のための男厨料理入門、超指南書。(※本書は1999-09-30に中央公論新社より発売された書籍を電子化したものです。) -
〈密航〉は危険な言葉、残忍な言葉だ。だからこれほど丁寧に、大事に、すみずみまで心を砕いて本にする人たちがいる。書き残してくれて、保存してくれて、調べてくれて本当にありがとう。100年を超えるこのリレーのアンカーは、読む私たちだ。心からお薦めする。
――斎藤真理子さん(翻訳者)
本書を通して、「日本人である」ということの複雑さ、曖昧さ、寄る辺のなさを、多くの「日本人」の読者に知ってほしいと切に願います。
――ドミニク・チェンさん(早稲田大学文学学術院教授)
【本書の内容】
1946年夏。朝鮮から日本へ、
男は「密航」で海を渡った。
日本人から朝鮮人へ、
女は裕福な家を捨てて男と結婚した。
貧しい二人はやがて洗濯屋をはじめる。
朝鮮と日本の間の海を合法的に渡ることがほぼ不可能だった時代。それでも生きていくために船に乗った人々の移動は「密航」と呼ばれた。
1946年夏。一人の男が日本へ「密航」した。彼が生きた植民地期の朝鮮と日本、戦後の東京でつくった家族一人ひとりの人生をたどる。手がかりにしたのは、「その後」を知る子どもたちへのインタビューと、わずかに残された文書群。
「きさまなんかにおれの気持がわかるもんか」
「あなただってわたしの気持はわかりません。わたしは祖国をすてて、あなたをえらんだ女です。朝鮮人の妻として誇りをもって生きたいのです」
植民地、警察、戦争、占領、移動、国籍、戸籍、収容、病、貧困、労働、福祉、ジェンダー、あるいは、誰かが「書くこと」と「書けること」について。
この複雑な、だが決して例外的ではなかった五人の家族が、この国で生きてきた。
蔚山(ウルサン)、釜山、山口、東京――
ゆかりの土地を歩きながら、100年を超える歴史を丹念に描き出していく。ウェブマガジン『ニッポン複雑紀行』初の書籍化企画。
【洗濯屋の家族】
[父]尹紫遠 ユン ジャウォン
1911‐64年。朝鮮・蔚山生まれ。植民地期に12歳で渡日し、戦後に「密航」で再渡日する。洗濯屋などの仕事をしながら、作家としての活動も続けた。1946-64年に日記を書いた。
[母]大津登志子 おおつ としこ
1924‐2014年。東京・千駄ヶ谷の裕福な家庭に生まれる。「満洲」で敗戦を迎えたのちに「引揚げ」を経験。その後、12歳年上の尹紫遠と結婚したことで「朝鮮人」となった。
[長男]泰玄 テヒョン/たいげん
1949年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校、上智大学を経て、イギリス系の金融機関に勤めた。
[長女]逸己 いつこ/イルギ
1951年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校を経て、20歳で長男を出産。産業ロボットの工場(こうば)で長く働いた。
[次男]泰眞 テジン/たいしん
1959‐2014年。東京生まれ。兄と同じく、上智大学卒業後に金融業界に就職。幼い頃から体が弱く、50代で亡くなった。 -
最新技術を武器に、謎を追え! なぜか竜骨が見つからないクロアチアの輸送船、水深60mのエーゲ海に沈む沈没船群、ドブ川で2000年間眠り続けた古代船に、正体不明のカリブの「海賊船」。そして、ミクロネシアの海にのこる戦争遺跡――。英語力ゼロで単身渡米、ハンバーガーさえ注文できずに心が折れた青年が、10年かけて憧れの水中考古学者になりました! 深くて魅力的な海底世界へようこそ。(解説・河江肖剰、対談・丸山ゴンザレス)
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家庭用製麺機の製麺技法が詰まった、麺づくりのハウツー本
製麺機の種類、入手方法、基礎知識、必要な道具、作れる麺の種類から、製麺の基本的な流れを網羅。
さらに18人の豪華メンバーによる麺レシピをご紹介する、『趣味の製麺』別冊。
【目次】
・『家庭用製麺機』とは何か
・家庭用製麺機の種類について
・[図解] 家庭用製麺機のすべて
・家庭用製麺機の入手方法
・製麺に関する基礎知識
・初めての製麺機レストア体験記
・製麺に必要な道具
・製麺機で作れる麺の種類と必要な材料
・製麺の基本的な流れ
・(1)粉を計量する
・(2)打ち水を作る
・(3)水回しをする
・(4)生地をまとめる
・(5)麺帯を作る
・(6)麺帯を伸ばす
・(7)麺線を作る
・(8)麺を玉取りする
・麺を茹でる
・使用後のメンテナンス
・簡単!麺レシピ特集
・[中華麺] チーズ香るイタリアンまぜそば
・[中華麺] 葱と鶏ささみのあっさりラーメン
・[中華麺] 酒呑みの冷やしジャズ麺
・[中華麺] パタン 冷たいニンニクの和え麺
・[中華麺] トムヤンクンら~めん
・[中華麺] きのこと根菜の鶏あんかけラーメン
・[中華麺] パリパリあんかけ焼きそば
・[中華麺] たまとま麺
・[中華麺] ラーメンの刺身
・[うどん] 消防うどん
・[うどん] 釜玉明太うどん
・[うどん] 雪割納豆うどん
・[うどん] 春菊まぜうどん
・[うどん] そぼろうどん
・[パスタ] 鶏もも肉と春菊のパスタ
・[パスタ] わかめしらすじゃこパスタ
・[そば] 冷たい肉そば
・[冷麺] 鶏ナンプラー冷麺
・奥付
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別荘、アトリエ、遊び場、サウナ、住まい、ツリーハウスetc. 小屋の魅力と建て方が全部わかる!
小屋は楽しい 小屋は小さいから、できることは限られます。
しかし、その制約が、つくりたいデザイン、やりたいことを素直に表現させてくれます。
それが、小屋の大きな魅力になります。
小さいからこそ、自分で建てることができるのも魅力のひとつ。
だから、人それぞれのこだわりの小屋が出来上がり、そこに、建てた人の個性や思い、価値観などが滲み出て、見ているだけでも楽しい。
この本ではそんな、38軒の用途もデザインも構法も異なる小屋を紹介しています。
そこに生えていた木を使ったり、廃材を利用したり、細部まできっちりつくり込んだり―。
個性豊かな小屋と、それがもたらしてくれる豊かな暮らしを、ご覧ください。
この本ではまた、実際の小屋の建て方、必要な道具、選べる構法、さまざまな仕上げ材の選び方、小屋を快適にする断熱の方法、気になる法律と税金、土地とインフラについてもわかりやすく解説しています。
小屋の奥深く、楽しい世界をぜひご覧ください。
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今回は前作と違って文章です!
早くも大反響!!! お待たせしました!『監督不行届』のその後!
還暦を迎えた鬼才監督 夫・庵野秀明
日本一のオタ夫婦のおかしくも愛おしいディープな日常を今回は文章版エッセイでお届け!!!!
庵野秀明監督と結婚後、新婚生活を描いた『監督不行届』。
本書は、『監督不行届』のその後をつづった文章版エッセイです。
文章版エッセイの合間に、 庵野監督を描いたひとコマ漫画、webエヴァストアで連載していた1ページ漫画を掲載。
庵野監督へのインタビューも収録。
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