『文芸・小説、ノンフィクション、心理学』の電子書籍一覧
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★第6回「書店員が選ぶ今年の本」選出(自己啓発・経営、経済、科学部門/韓国書店組合連合会発表)
★寄せられた賛辞
“女性の経験と共にあるさまざまな議論が複雑に入り混じった科学の話を読んでいるうちに、私自身も、科学と女性が出合うことで、目の前の壁を飛び越えられる日が来るかもしれないと夢見るようになった。”――キム・チョヨプ(韓国SFの俊英)
“我々が今まで男性の立場から科学をしてきたことに気づかされた。(…)女性が参加し、女性の観点で創造されるフェミニズムと科学技術の研究は人類の希望だ。”――チャン・ハソク(科学史・科学哲学者/ケンブリッジ大学教授)
★本書の内容
受精は、能動的な精子が受動的な卵子を捕獲する過程ではない。
卵子凍結はあるのに、男性のための精子凍結がないのはなぜ?
アシスタントロボットが「女型」である理由とは?
本書は、かつて科学者になる夢をあきらめた著者が、フェミニズムと科学技術社会論に出合い、憎んでいた科学と「和解」し、女性の観点から科学を見つめ、科学の観点から女性の体と経験を理解しようとした思索の軌跡をまとめたものだ。
“私は、科学と分かり合えなかった経験のある人たち、そのせいで科学の本にはなかなか手が伸びないという読者を思い浮かべながら本書を執筆した。ほかでもない、私がそういう人間だったからだ。”(「はじめに」より)
本書の探究は、「子どものような純粋無垢な好奇心」からばかり出発するわけではない。その出発点は、卵子凍結について悩むことかもしれないし、高校を卒業してすぐに受けた二重手術かもしれない。うつ病になること、摂食障害になること、妊娠とキャリアについて考えること、無責任な父親について考えること、かもしれない。さまざまな要素が混ざり合う、複雑な個人の暮らしから、本書は話を始めていく。
客観的で普遍的で価値中立的であることを装いつつ、じつのところ女性について無知だった科学にかけられた「呪い」を解き、「よき友」として付き合っていくためのエッセイ集だ。同時に、理系への進学を検討している学生や、その子らを見守る大人たちにもおすすめしたい。
“科学が本当の意味で変化するためには、賢い女子学生ではなく、平凡な女子学生こそもっと必要なのだ。(…)科学者や工学者になりたいという女の子や青少年が周囲にいたら、めいっぱい励ましてあげてほしい。(…)「実力さえあれば女でもなんだってできる」といった言葉の代わりに、「今までそこそこしか勉強してない男子学生だって科学者になれたし、科学界の80%に所属できているんだよ」と付け加えてあげてほしい。”(「おわりに」より) -
「動物と話してみたい」
人類はその夢にどこまで近づいたのか?
巨大海獣とビッグデータが出会う最前線の旅へ――!
■あらすじ
2015年、ザトウクジラが海から飛び出し、私の上に落ちてきた。奇跡的に無傷で生還するも、知人の専門家に後日こう言われた。「助かったのは、クジラがぶつからないように配慮したからでしょう」。もちろん、なぜそうしたのと尋ねるなんて不可能ですが、という一言も添えて……。しかしその後、「動物用のグーグル翻訳」の開発を目指す二人の若者が私のもとを訪ねてきた。そもそもなぜ、クジラと人間は話せないのか? シリコンベースの知能が炭素ベースの生命に向けられたとき、動物と人間の関係はどう変化していくのか?
――本書は、国際的評価の高い映像作家である著者が、生物学の世界で起こる革命を丹念に追ったドキュメントであり、Amazon Books編集部が選ぶ「ベスト一般向け科学書2022」のTOP10、『ニューヨーカー』誌が選ぶ「必読書2022(ノンフィクション部門)」に選出された。このたびの日本語版では、71点の図版と2023年のペーパーバック版に加えられたロジャー・ペイン(ザトウクジラの歌を発見した海洋生物学者)への追悼文ともいえる「あとがき」を完全収録。人類と動物の幸福な未来、よりよいコミュニケーションのあり方を模索したいと願うすべての人に贈る一冊。 -
100万PV連発恋愛作家が不倫と真正面に向き合い、斬る。
膨大な取材経験から綴る、純愛としての婚外恋愛のルール!
【本文より】
愛した人が家庭持ちの場合、またはあなた自身が家庭持ちであるならば、その恋は当然のことながら“不倫”といった形になってしまいます。
どのような恋愛でもプロセスが大切であり、結果を求める恋愛をすると、相手に求めるものが強くなってきます。これでは素敵な恋愛を楽しむことができません。
どんな形であれ、さまざまな感情を起こさせてくれるもの。それらはすべてプラスになり、今日までの人生を超越する『宝物』となります。
【内容】
プロローグ――恋愛のプロセスとしての不倫
第1章 婚外恋愛の原理――実はこんなにもシンプルだった!
第2章 愛のかたち――心理を探る
第3章 愛を育むために必要なこと
第4章 失恋と向き合う
第5章 婚外恋愛に必要なものとは――条件は創られていく
あとがき――足踏みよりも『後悔しない時計の針の進め方』を
【著者】
麻未知花(あさみ・ともか)
作家、恋愛セラピスト、セックスカウンセラー。
FMラジオのパーソナリティ、医学会秘書などを経て、2008年、エイズ予防啓発活動であるレッドリボンに参加。自らの経験と恋愛セラピストとしての豊富なカウンセリング経験に基づき、性をテーマに、雑誌等に執筆活動を続けている。現代ビジネス(講談社)に連載している記事は常に100万PVを超える人気コンテンツ。
著書『いつも我慢しています』『秘密のセックス』(リーダーズノート)、『50代から楽しむセックス』『女が欲しくなるセックス集』(以上、笠倉出版社)、『リアルLOVE・リアルSEX』(無双舎)、『LOVEセラピー』(TOMOKA名義、KKロングセラーズ)など。
電子書籍『真実の愛を引き寄せるセックスの法則 「本当の悦び」を知りたいあなたに贈る心とカラダのつなぎ方60』『エッチな大人の愛し方 異次元の快楽を共有できる「円熟セックス」69の流儀と作法』『子宮がときめくセックス 心も体も蕩ける性生活の手ほどき』『ウィズマスク・セックス コロナ時代の新しい性活様式』など。 -
常識から目を覚ますために。大いなる知性が紡ぐ「考えるための道しるべ」
本書は、2003年に現代書館から上梓した『異邦人のまなざし』の改訂版である。出版から15年近く経ち、学問や大学に対する私の思いは少なからず変化した。新たに考えたことを加筆し、私のフランス生活を再び反省してみた。そして自伝的性格の強かった原著の内容を一般化して、考えるための道しるべとして書き直した。異邦人や少数派が果たす役割をより掘り下げ、開かれた社会の意味を考察する。(「はじめに」より)
今日の異端者は明日の救世主かもしれない
中世の宗教裁判や魔女狩り、ナチス・ドイツ、ソ連、中国の文化大革命、カンボジアのポル・ポト率いるクメール・ルージュ、そして大政翼賛会や特別高等警察も、正しい世界を作ろうとした事実を忘れてはならない。正しい世界の構想を誤ったのではない。普遍的真理や正しい生き方がどこかに存在するという信念自体が危険なのだ。(本文より) -
恋愛・結婚×アドラー心理学=絆
そんな方程式を数学者が伝授。
あなたの恋愛・結婚生活が劇的に変わる!
【本文より】
恋愛や結婚においてパートナーと幸せになりたいと思っても、いざ普段の生活では、どうやって接したらいいのか悩んだりしませんか?
そんなとき、本書がお勧めするのがアドラー心理学です。
アドラー心理学の原理や勇気づけを意識して、実践することで、パートナーとの関係性がより良い方向へと育まれます。
【内容】
第1章 アドラー流! 幸せになれる接し方
第2章 争わないための葛藤解決
第3章 寄り添うための気持ちの整理
第4章 お互いの主体性と勇気づけ
第5章 寂しい想いをしていませんか?
第6章 愛の感性を磨く
第7章 親密さと安心感に満たされて
【著者】
松岡 学(まつおか・まなぶ)
数学者、博士(学術)、高知工科大学 准教授。数学の研究や教育に取り組む傍ら、一般向けの講座や執筆を通して、「数学の心」を伝える活動をしている。アドラー心理学への造詣も深く、数学教育に活かす実践や研究をしている。優しい雰囲気で、ファッションへの関心も高く、自然な生活を心がけている。
著書『数の世界』(講談社)、『5歳からはじめる いつのまにか子どもが算数を好きになる本』(スタンダーズ社)など。 -
――霧の向こうに浮かぶ、英国のもうひとつの貌――
●人間はいつでも得体の知れないものを抱え込んでいる
この本を「スピリチュアリズム」の入門書として読んで下さってもいいし、これらのエッセイが最初に連載された『心霊研究』の発行元である日本心霊科学協会では、そういうふうに見ているようである。
あるいは、この本を、十九世紀末から二十世紀初頭にかけて、産業革命の機械と石炭の歴史の背後に脱落した部分を補う数ページとして読んで下さってもいい。人間はいつでも得体の知れないものを抱え込んで、それを無視したり、軽蔑したりしながら、その力にひきずり廻されているという姿が浮んでくるかもしれない。
また、この本を、ちょっと変った現代英国の旅行記として読むことも出来るだろう。(「文庫の前書き」より) -
死ぬ瞬間に、あなたが自分の人生を
肯定できるかどうかが問題だ!
学校では絶対に教えてくれなかった!
元祖リバータリアンである
アイン・ランド研究の第一人者が放つ
本音の「女のサバイバル術」
ジェーン・スーさんが警告コメント!!
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これは警告文です。本作はハイコンテクストで、読み手には相当のリテラシーが求められます。自信のない方は、ここで回れ右を。「馬鹿」は197回、「ブス」は154回、「貧乏」は129回出てきます。打たれ弱い人も回れ右。書かれているのは絶対の真実ではなく、著者の信条です。区別がつかない人も回れ右。世界がどう見えたら頑張れるかを、藤森さんがとことん考えた末の、愛にあふれたサバイバル術。自己憐憫に唾棄したい人向け。
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あなたは「彼ら」に関係なく幸福でいることだ。権力も地位もカネも何もないのに、幸福でいるってことだ。平気で堂々と、幸福でいるってことだ。世界を、人々を、社会を、「彼ら」を無駄に無意味に恐れず、憎まず、そんなのどーでもいいと思うような晴れ晴れとした人生を生きることだ。「彼ら」が繰り出す現象を眺めつつ、その現象の奥にある真実について考えつつ、その現象に浸食されない自分を創り生き切ることだ。
中年になったあなたは、それぐらいの責任感を社会に持とう。もう、大人なんだから。 社会があれしてくれない、これしてくれない、他人が自分の都合よく動かないとギャア ギャア騒ぐのは、いくら馬鹿なあなたでも三七歳までだ。(本文中より抜粋) -
恋のソーシャルディスタンスとは?
マスクがもたらす新感覚の愉悦とは?
変容した世界にあって揺るがない、エッチな大人の新常識。
【本文より】
私が伝えたいのは、コロナによって変容してしまったさまざまな人間模様についてだ。
円滑に行われていたセックスも、唾液が恐ろしくてキスさえできなくなったカップルも多い。結婚間近でるにもかかわらず、会いたいのに会えない人たちもいる。風俗関係の業種は、客が途絶えた。
人の体温を感じられなくなり、心も温度変化していく有り様は、あまりにも理不尽だろう。
本書では、多くの人の心の声や、マイナスをプラスに変換する術を記した。困難を乗り越え、人と人との未来を繋ぐために。
【内容】
はじめに 人と人が引き離されてしまった
第一章 世界は突然、そのかたちを変えた
夫婦関係の変容/恋人関係の変容/コロナ不倫/性風俗業界に起こった変化
第二章 どんな状況でも恋は芽生える
恋のソーシャルディスタンス/スポーツジムの恋愛/マスク美人に注意/リモートセックス/サルサダンサーの野心/ゴルフが活況
第三章 ウィズコロナのセックス事情
ウィズマスク・セックス/自粛しながら浮気はできるか/好転した夫婦の性生活/自慰グッズが売れている/不倫相手は潔癖症/リモートオナニー中毒
第四章 コロナによる別れ
リモートワークのストレスからSMに走った男/愛人3号の決断/セックスレスからの浮気/まさかのコンドーム/誕生日プレゼントはクンニ/給料カットで別人のようになってしまった/粉々になったプライド
第五章 こんな時代を楽しむ人々
コロナで得たものと失ったもの/リスクを厭わずセックスを満喫/笑っていられる術/コロナ合コンの魅力/コロナ禍の恋を実らせるには
第六章 コロナがもたらした光と影
女性の変化/男性の変化/目で笑う女
第七章 ウィズマスクの愉悦
マスクでわかる男の心理/マスクで振られた男/手作りマスクで満たされたい
第八章 ウィズコロナ時代の愛のかたち
コロナ禍で愛は芽生えるか/家庭があるからこそ
おわりに 自信を持って愛を受け取ろう
【著者】
麻未知花(あさみ・ともか)
作家、恋愛セラピスト。
FMラジオのパーソナリティ、医学会秘書などを経て、2008年、エイズ予防啓発活動であるレッドリボンに参加。
自らの経験と恋愛セラピストとしての豊富なカウンセリング経験に基づき、性をテーマに、雑誌等に執筆活動を続けている。 -
心の愛撫がもたらす「悦びの瞬間」が、女を妖しく、美しく輝かせる。エッチな大人たちに贈る、「満ち足りた愛」を謳歌するための教科書。【内容】女性の実態を知った上で、男の本能は捨てずに、破壊することの楽しさや、攻撃的な欲望を人生に生かせれば、セックスの価値観は大きく変わります。もっと淫乱に、もっと自由に、恋もセックスもしたいというのが、偽らざる女性の本音なのですから。女性は、心を開いた男にカラダを開きます。どうぞ本書で女性の求めるセックスを分析し、今までに体験したことのない時間、快感を味わってほしいと願っております。【著者】作家、恋愛セラピスト、セックスカウンセラー。FMラジオのパーソナリティ、医学会秘書などを経て、2008年、エイズ予防啓発活動であるレッドリボンに参加。自らの経験と恋愛セラピストとしての豊富なカウンセリング経験に基づき、性をテーマに、雑誌等に執筆活動を続けている。著書『50代から楽しむセックス』(笠倉出版社)、など。電子書籍『真実の愛を引き寄せるセックスの法則』『エッチな大人の愛し方』など。
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人の本性を露わにしてしまうセックスという快楽の中に何を見つけ、何を求めればいいか。カラダを張った恋愛指南でメディアにひっぱりだこの著者が、心身ともに満たされた性生活を送る極意を伝授。セックスで幸せになるために!【内容】心と体は切り離せない人間としての性。本書を読むことで、読者のみなさんには、恋愛で成長することとは精神的つながりだけではなく、セックスという身体のつながりもあってこそ成立する世界だということを、知ることができます。そう、心(愛情)と身体(セックス)が一体となる恋愛でこそ、本来の癒しを得ることができるのです。心と身体のつながりがあってこそ恋愛は成立する/セックスから学べること/愛のリアル/別れの本質/一生モノの結婚生活/真実の愛を見抜く言葉/愛を見透かすセックス/恋愛から学べるものは無限にある【著者】作家、恋愛セラピスト、セックスカウンセラー。FMラジオのパーソナリティ、医学会秘書などを経て、2008年、エイズ予防啓発活動であるレッドリボンに参加。自らの経験と恋愛セラピストとしての豊富なカウンセリング経験に基づき、性をテーマに、雑誌等に執筆活動を続けている。著書『いつも我慢しています』『秘密のセックス』『50代から楽しむセックス』『女が欲しくなるセックス集』『リアルLOVE・リアルSEX』『素敵な熟年期』『LOVEセラピー』(TOMOKA名義)など。
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身も心も熟した男女が「自分流の性の悦び」を見つけ出すためのスキルとは?快楽で愛を伝え、絆を深める「大人のセックスの極意」を伝授。セックスと恋は、人生に潤いをもたらす!理性や現状を超越し、「自分流のセックス」を極める!【内容】30代であれ60代であれ、円熟世代がもたらすセックスの悦びは、快楽だけのセックスとは比べ物にならないほどの多幸感をもたらします。円熟期のセックスを書き綴るにあたり、驚くこと、共感すること、いろいろあると思いますが、必ずご自分流の“悦び”を見いだすことができると信じています。生きていくうえで、“セックス”と“恋”は、人生に潤いをもたらします。今という時を体と心でゆっくりと感じ、メディアや他人に惑わされることなく、自分流の“性の悦び”を感じてほしいと思います。【著者】作家、恋愛セラピスト、セックスカウンセラー。FMラジオのパーソナリティ、医学会秘書などを経て、2008年、エイズ予防啓発活動であるレッドリボンに参加。自らの経験と恋愛セラピストとしての豊富なカウンセリング経験に基づき、性をテーマに、雑誌等に執筆活動を続けている。著書『いつも我慢しています』『秘密のセックス』(リーダーズノート)、『50代から楽しむセックス』『女が欲しくなるセックス集』(以上、笠倉出版社)、『リアルLOVE・リアルSEX』(無双舎)、『LOVEセラピー』(TOMOKA名義、KKロングセラーズ)など。電子書籍『真実の愛を引き寄せるセックスの法則 「本当の悦び」を知りたいあなたに贈る心とカラダのつなぎ方60』『エッチな大人の愛し方 異次元の快楽を共有できる「円熟セックス」69の流儀と作法』など。
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「あなたは狂ってなんかいない。狂っているのは、あなたが経験した出来事のほう」
■あらすじ
人生が一変したあの夜、私は死を覚悟して生き延びた。レイプキットをつくった。レズビアンだとわかった瞬間、事態がさらに悪化したような反応をされた。家が安全だと思えなくなった。配慮のない刑事の取り調べを受けた。警察署で許しがたいジョークを耳にした。あなたは幸運だと言われた。警察からはなにも連絡がなかった。はじめてサポートグループに参加した。母に怒鳴ってしまった。男性を信用できなくなった。それでも亡き父なら愛せた。夢だった雑誌の仕事を諦めた。新しいパートナーができた。公衆衛生を学びはじめた。アニタ・ヒルに勇気をもらった。はじめてあの夜のことを公言した。パートナーが妊娠した。息子を愛せるか不安だった。ジュディス・ハーマンの文章に涙が止まらなかった。そして事件から20年後、私の住む州で1万6000件もの証拠が放置されてきた事実を知った――。
米国において、通報されたすべてのレイプ事件のうち、法廷まで到達するのはわずか4%であり、それはレイプ千件あたり1%にすぎない。ほとんどは捜査される前に終結する。1984年、ボストン性犯罪捜査班は、頻発するレイプ事件を受けて結成された。著者はその時期の被害者だ。20年が経ち、自分のような被害者のために仕事をする立場になっていた著者は、衝撃的な報にふれた。自分の身に何が起こったのか、短い事情聴取のあとなぜ二度と警察から連絡がなかったのか、調査を開始した。
本書には、この社会で無視され、矮小化されてきた者たちの痛み、悲しみ、そして怒りがある。被害者の物語に結末はあるのか? 法執行機関に求められる正義とは? 未解決事件の真相を求めた当事者がつづった回想、調査、提言。
■寄稿=牧野雅子氏
「本書を読んで、著者の姿勢に力づけられると同時に、そんな責任を負う必要なんてないのに、とも思う。本来やらなければならない人たちはほかにいるのに、と。でも、彼らに自ら変わってくれるのを期待することはできないのは明白だ。著者の姿勢は、今、日本で性暴力被害当時者たちが、性暴力に甘い社会は自分たちの世代で終わらせようと、声を上げている姿と重なる」
■本国の反響
☆2020年全米図書賞ノンフィクション部門ロングリスト
☆タイム誌が選ぶ2020年必読の100冊
☆パブリッシャーズ・ウィークリー誌が選ぶ2020年のベストブック -
「私の話を信じてほしい」哲学研究者の著者は、傷を抱えて生きていくためにテキストと格闘する。自身の被害の経験を丸ごと描いた学術ノンフィクション。
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あなたはもう親を許さなくていい。
親に奪われた人生を取り戻すために。あなたが「毒親」にならないために。勇気をもって本書を開こう。
傷つけられた心を癒やし、新しい人生を歩き出すための具体的な方法を、あなたに伝授する。
カウンセリングの現場から発想された“現実の希望"にみちた一冊!
原書刊行から30年余、今も輝きを失わないカウンセリングの古典を完訳した決定版
「旧バージョンでは全体を300ページ程度に収めるため、部分的な省略や、場所によっては大幅な意訳を行うことで短縮を行いました。解説の部分は短くしたくなかったので、短縮はおもに実例として載せられているエピソードを端折ることでページ数を調整しました。文庫版ではさらに短くする必要があり、残念ながら一つの章を丸ごとカットしなければならなかったほか、さらに圧縮を行いました。
そこでこの完全版では、旧バージョンで短くしたところをオリジナル通りに書き直し、それ以外のところも文章を改めるなど手を加えました。ページ数はだいぶ増えてしまいましたが、省略や意訳により短縮した部分を復活させたことで、オリジナルの内容をさらに詳しくお伝えできたのではないかと期待しています。30年前に書かれたこの本がいまだに輝きを失っていないのは、著者がいかに被害者の苦しみを理解し、問題の根源を正しくとらえ、正しい解決法を示しているかのあらわれです。今やこのテーマの古典となった本書が、この完全版の刊行をきっかけに今後も末永く読み続けられることを願っています」(訳者まえがきより) -
幼時に発症した小児まひの後遺症で、右足が不自由な身となった著者。
友人にからかわれたり、悔しい思いをしながらも生来の明朗な性格でハンデをはね返し、
父が創業した会社を継ぎ成長させる。
世界中を飛び回っていたある日、NYで見かけたキャスター付きの大型トランクをヒントに、
機内持ち込みができ、身体を支える用途もこなす「スワニーバッグ」を開発し、ヒット商品となった。
55歳から学び始めた国際語・エスペラントを通して、世界中に友好な交友関係を築いている。
生後6ヵ月で罹った小児麻痺の後遺症で不自由になった右足。
多くの苦悩があったから、障害のある人にもない人にもやさしい商品を作り出せた。
あきらめず、追い求める。絶望を希望に変える、積極人生のススメ!
本書で、私は生来の身体障害をばねにして闘ってきた「再生の物語」を語ろう。
後年「不遇であったからこそ幸せになれた」と、思えるようになるのだが、
いつしか81歳になり、次第に細る命への執着が頭をもたげてきた。
自分と同じようなハンディキャップを背負って人生を精一杯生きている方々や、
コロナ禍の世界で、仕事や家庭の中で今、様々な困難に直面している人にとって、
自分の人生体験は何らかの役に立つ情報が含まれているかもしれない。
清水の舞台から飛び降りる思いで、恰好をつけることも、背伸びすることもなく、
素直に自分の経験を綴ろうと思う。
(はじめにから)
■目次
●第1章 支えるニーズを知って
・背負った因縁
・障害克服
・顧客開拓
・悲願は年中商品
・海外進出
・突破、突破
・誰もが師匠
●第2章 支えるニーズに応えて
・「支えるバッグ」ユーザーからの声
・「支えるトランク」の発見
他
●第3章 断食療法の科学
・断食に魅せられて
・奇妙な断食道場
ほか
●第4章 未来の地球語とは
・英語は真の共通語か
・エスペラントを学び
ほか
■著者 三好鋭郎(ミヨシエツオ)
株式会社スワニー相談役。1939年、香川県に生まれる。
生後6ヵ月で罹った小児麻痺の後遺症で、右足が不自由になる。
1964年より、株式会社スワニーの後継者として、スキー・防寒用手袋のセールスに世界中を飛び回る。
ニューヨークで見たキャスター付きトランクを機内持ち込みサイズに小型化し、
身体を支えながら運べる「スワニーバッグ」や、世界一小さく折りたためる車椅子「スワニーミニ」を考案しヒットさせた。
社長、会長を経て、現在は相談役
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
統合失調症は怖くない!?
統合失調症と診断された著者による実体験。
その経歴、現在の生活、そして思いのたけを綴ったエッセイから解き明かされる、統合失調症患者の実情とは。
同じ悩みを抱える全ての人に送る、力強いメッセージ。 -
薬剤師や職人、木材商などの一般市民を中心に編成された第101警察予備大隊。ナチス台頭以前に教育を受け、とりたてて狂信的な反ユダヤ主義者というわけでもなかった彼らは、ポーランドにおいて3万8000人ものユダヤ人を殺害し、4万5000人以上の強制移送を実行した。私たちと同じごく平凡な人びとが、無抵抗なユダヤ人を並び立たせ、ひたすら銃殺しつづける──そんなことがなぜ可能だったのか。限られた資料や証言を縒り合わせ、凄惨きわまりないその実態を描き出すとともに、彼らを大量殺戮へと導いた恐るべきメカニズムに迫る戦慄の書。原著最新版より、増補分をあらたに訳出した決定版。
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なぜストーカー事件がたびたび起こるのか。なぜ母親は娘を束縛するのか。なぜモノが捨てられないのか。なぜ若さにしがみついてしまうのか。他人には理解しがたい異様なこだわり、それを「執着」という。本書では、私たちが感じる「生きづらさ」の理由を、現代人が決して手放すことのできない「執着」に求め、その解決法を探していく。
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幼女連続殺害事件の宮崎勤、奈良女児殺害事件の小林薫、附属池田小事件の宅間守、土浦無差別殺傷事件の金川真大……モンスターたちの素顔にせまる。
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清里高原の「萌木の村」、鳥取県の「とっとり晴れやか庭園」、軽井沢絵本の森美術館内「ピクチャレスク・ガーデン」など、全国の名だたる庭園を手がけるイギリス人ガーデンデザイナーのポール・スミザーさん。そんなポールさんが庭づくりのなかで学んだ、ありのままに生きる植物に自分自身を重ねて、気持ちをスーッとラクにする方法を集めました。悩んだり苦しんだりしている人に、大きな勇気を与えてくれるはずです。イラスト・写真:ポール・スミザー 主婦と生活社刊
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【日本図書館協会選定図書】信じがたい衝撃の少年虐待事件。極限の家庭内暴力、虐げられた生活、学校でのいじめを受け続けた少年心理をリアル描いた、入魂渾身の書き下ろし。現代社会に潜行し、見過ごされている暴力やいじめ、虐待、体罰、孤独、孤立などの問題の深層を考えさせる、人間の尊厳に突き刺さる事実に基づく問題作。著者は、ヘミングウェイ英文研究家、人間心理研究家、作家。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。