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『文芸・小説、日本文学、合本版』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全123件

  • 825(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    道尾秀介
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに! 最初の直木賞ノミネート作品、第62回日本推理作家協会賞受賞作品。(『カラスの親指』)

    「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」
    詐欺師から足を洗い、実演販売士として生きる道を選んだ武沢竹夫に、訳ありの中学生・キョウからとんでもない依頼が。
    母親が残酷な詐欺被害にあったのを境に、厳しい現実を生きることになったキョウ。
    武沢は彼女を救うため、かつての仲間を再集結、大仕掛けを計画する。(『カエルの小指』)

    累計70万部突破の「カラスの親指」シリーズ 合本版
    『カラスの親指 by rule of CROW's thumb』『カエルの小指 a murder of crows』
  • 山に賭ける男を描いた山岳小説の金字塔。待望の合本版!

    世界初のエヴェレスト登頂目前で姿を消した登山家・ジョージ・マロリー。謎の鍵を握る古いカメラを手に入れた深町誠は、孤高の登山家・羽生丈二に出会う。山に賭ける男を描いた山岳小説の金字塔が、合本版で登場。

    ※本書は一九九七年八月、集英社から刊行されたのち、二〇〇〇年八月に集英社文庫として刊行されました。その後、二〇一四年六月に角川文庫として刊行された上下巻を合わせて合本版としました。
  • ベストセラー「図書館戦争」シリーズ全6巻がまとめて読める! 本と恋の極上エンターテインメント合本版!

    2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した笠原郁。図書特殊部隊に配属された郁の、表現の自由を守る戦いと恋の行方は!?
    ※本電子書籍は「図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1)」「図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2)」「図書館危機 図書館戦争シリーズ(3)」「図書館革命 図書館戦争シリーズ(4)」「別冊 図書館戦争1 図書館戦争シリーズ(5)」「別冊 図書館戦争2 図書館戦争シリーズ(6)」をあわせたセット本です。
  • 季節外れの吹雪で孤立した館、奇面館。主人影山逸史に招かれた六人の客はそれぞれの仮面を被らされた。前代未聞の異様な状況下で、事件は進展する。主人の〈奇面の間〉に転がっていたのは、頭部と両手の指を切り落とされた凄惨な死体。六人の仮面には鍵がかけられていた。名探偵・鹿谷門実の圧巻の推理が始まる! 待望の上下合本版。

    【収録作品】
    ・奇面館の殺人(上)
    ・奇面館の殺人(下)
  • 儂は九州をひとつの国にする
    ――読み継がれる北方歴史文学の原点

    叡山を出て六年余、一三四二年のその日、後醍醐天皇の皇子にして十四歳の征西将軍・懐良は、ついに九州の地を踏む。
    それは九州全土を南朝の旗の下に統べるという途轍もない戦いの始まりであった。
    薩南で島津と対峙していた時、菊池武光という若者が訪ねてきたことから、
    懐良の運命は加速する……。
    自分の星を追う男たちの生を、壮大なスケールで描いた不朽の一作。
  • 恋のライバルが、人類だとは限らない。洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。見た目が殺し屋の教授、サボテン好きの後輩男子たちと研究に没頭する本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか――藤丸青年の求愛行動から真理の探究まで、すべての事件は研究室で起きている。世界の隅っこが輝きだす植物学会賞特別賞受賞作。〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(上・下)」〈解説〉伊与原新
  • 全財産は、3円。私はささいなきっかけで大手証券会社勤務からホームレスに転落した。寒さと飢えと人々からの侮蔑。段ボールハウスの設置場所を求め、極貧の日々の中で辿りついた公園で出会った占い師と美形のホームレスが、私に「新興宗教創設計画」を閃かせた。はじき出された社会の隅からの逆襲が始まる!

    砂の王国(上)(下) 合本版
  • 新装版が合本で登場! あの世界的名作の感動を、いまふたたび――。

    お母さんは魔女、お父さんは普通の人、そのあいだに生まれた一人娘のキキ。魔女の世界には、十三歳になるとひとり立ちをする決まりがありました。満月の夜、黒猫のジジを相棒にほうきで空に飛びたったキキは、不安と期待に胸ふくらませ、コリコという海辺の町で「魔女の宅急便」屋さんを開きます。落ち込んだり励まされたりしながら、町にとけこみ、健やかに成長していく少女の様子を描いた不朽の名作。

    ※本電子書籍は「新装版 魔女の宅急便」「新装版 魔女の宅急便 (2)キキと新しい魔法」「新装版 魔女の宅急便 (3)キキともうひとりの魔女」「新装版 魔女の宅急便 (4)キキの恋」「新装版 魔女の宅急便 (5)魔法のとまり木」「新装版 魔女の宅急便 (6)それぞれの旅立ち」をあわせ、新装版カバーになった6冊合本版です。本文にイラストは含まれておりません。
  • 汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう――中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児(チュンル)は、占い師の予言を信じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀(ウェンシゥ)に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた二人を宿命の覇道が待ち受ける。万人の魂をうつベストセラー、待ちに待った合本で登場!
  • 「汝、満州の王者たれ」。予言を受けた親も家もなき青年、張作霖(チャンヅオリン)。天命を示す“龍玉”を手に入れ、馬賊の長として頭角を現していく。馬と拳銃の腕前を買われて張作霖の馬賊に加わった李春雷(リチュンレイ)は、貧しさゆえに家族を捨てた過去を持つ。栄華を誇った清王朝に落日が迫り、新たなる英雄たちの壮大な物語が始まる。圧倒的なスケールで中国近現代を描く『蒼穹の昴』シリーズ続編、待望の合本に!
  • 715(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    佐藤多佳子
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    春野台高校陸上部、一年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感……ただ走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。青春陸上小説が合本版となって配信!
  • 大人気シリーズ「味見方同心」が帰ってきた! 同心の兄・波之進の後を継いで味見方となった弟・月浦魚之進は南町奉行から密命を受ける。将軍暗殺計画の気配があり、毒見役の鬼役とは別に、城内に忍び寄る悪事を阻止してほしいというのだ。気弱な魚之進にそんな大役が務まるのか? 兄の後家・お静への思いが募るなか、魚之進は美味で怪しい江戸の食べ物を追う!

    【収録作品】
    『潜入 味見方同心(一) 恋のぬるぬる膳』
    『潜入 味見方同心(二)陰膳だらけの宴』
    『潜入 味見方同心(三) 五右衛門の鍋』
    『潜入 味見方同心(四) 謎の伊賀忍者料理』
    『潜入 味見方同心(五) 牛の活きづくり』
    『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』

    【南町奉行所・味見方とは?】
    江戸市中の食べ物の動向を探る特別役職。水戸藩が南町奉行所に働きかけてつくらせた。同心の月浦魚之進のみが味見方を拝命する過酷な一人役。横行する悪質な抜け荷の現状把握がもともとの目的だったが、捜索の間に様々な食にまつわる事件が発生する。初代味見方の月浦波之進は何者かにより暗殺、それを弟の魚之進が引き継いだ。兄弟の努力と活躍によって悪事は暴かれ、魚之進は兄・波之進の仇を討った。

    「味見方同心 潜入篇」全6巻までの顛末は、「隠密 味見方同心」全9巻をお読みください。面白さと美味しさが倍増します!!
  • 十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!(十角館の殺人) 
    1987年の『十角館の殺人』刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作シリーズが合本版で登場!

    【収録作品】
    十角館の殺人 <新装改訂版>
    水車館の殺人 <新装改訂版>
    迷路館の殺人<新装改訂版>
    人形館の殺人 <新装改訂版>
    時計館の殺人<新装改訂版>(上)
    時計館の殺人<新装改訂版>(下)
    黒猫館の殺人〈新装改訂版〉
    暗黒館の殺人(一)
    暗黒館の殺人(二)
    暗黒館の殺人(三)
    暗黒館の殺人(四)
    びっくり館の殺人
    奇面館の殺人(上)
    奇面館の殺人(下)
  • 蒼白い霧の峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登(うらど)家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴……。著者畢生(ひっせい)の巨編、全4巻合本版。

    【収録作品】
    『暗黒館の殺人(一)』
    『暗黒館の殺人(二)』
    『暗黒館の殺人(三)』
    『暗黒館の殺人(四)』

    ラストに差しかかる辺りでは、胸が詰まってしまった。胸中に、凡(すべ)ての妖しき館が次々に屹立し、そして次々に崩れ去って行った。冷静でいられる訳はなかった。
    黒々とした暗黒館の廃墟の上に、私は何だか異様なもの――懐かしいような、切ないような、そしてどうしようもなく愛おしいもの――を、幻視してしまったのである。――京極夏彦<文庫版第四巻巻末に収録の「特別寄稿◆暗黒館の諸相」より抜粋>
  • 南米コロンビアで凄絶な幼少期を過ごしながらも、マフィアのボスにまで上りつめた日系二世のリキ・コバヤシ・ガルシア。その彼が、幼い娘を伴い来日した。目的はライバル組織に裏切られ、警視庁に勾留されている部下の奪還と復讐、日本での勢力拡大。だが、もうひとつ目的が……。人の心の在処を追い続ける著者の、揺るぎなき原点にして、傑作巨篇。
  • シリーズ6冊
    1,3421,980(税込)
    著:
    真山仁
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    買収者・鷲津の闘いはここから始まる! 不良債権を抱え瀕死状態にある企業の株や債券を買い叩き、手中に収めた企業を再生し莫大な利益をあげる、それがバルチャー(ハゲタカ)・ビジネスだ。ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、不景気に苦しむ日本に舞い戻り、強烈な妨害や反発を受けながらも、次々と企業買収の成果を上げていった。――連続ドラマ化、映画化で熱狂的に支持される大人気シリーズ、第1作、一気に読める合本版。
  • 『ゴリオ爺さん』『谷間の百合』ほか全九一篇、登場人物二〇〇〇人による壮大な「人間喜劇」を構想したバルザック(一七九九―一八五〇)。富と名声を求めて旺盛な創作活動に邁進し、天才と俗物の間を生きた。その彼を終生敬してやまなかった伝記作家が、五一年の生涯を情熱的に描いた遺作にして最高傑作。〈解説〉宮下志朗

    目次
    第一篇 青春と初舞台  
     第一章 少年期の悲劇  
     第二章 運命への早まった問いかけ  
     第三章 オラース・ド・サン・トーバン小説工場  
     第四章 ベルニー夫人  
     第五章 商業的幕間狂言  
     第六章 バルザックとナポレオン  
    第二篇 仕事部屋のバルザック  
     第七章 三十男  
     第八章 書斎のうちとそと  
     第九章 カストリー侯爵夫人  
     第十章 バルザック自己の秘密を発見す  
    第三篇 小説を地で行く  
     第十一章 未知の女  
     第十二章 ジュネーヴ  
     第十三章 ウィーンの別れ 
    第四篇 小説家バルザックの栄光と悲惨
     第十四章 破局の年一八三六年
     第十五章 イタリア旅行
     第十六章 転機の年
     第十七章 サルデーニャの銀山
     第十八章 芝居の投機
    第五篇 『人間喜劇』の作者
     第十九章 ハンスカ夫人征服の戦い
     第二十章 『人間喜劇』
     第二十一章 最初の挫折
     第二十二章 蒐集家バルザック
    第六篇 事の成就と終り
     第二十三章 最後の傑作
     第二十四章 ウクライナのバルザック
     第二十五章 結婚と帰国
     第二十六章 おわり
  • 藤原氏の一門ながら無欲恬淡な漢学者の娘として生まれた小市は、幼い頃から和歌や漢籍を学び並外れた才能を発揮した。
    姉弟や伯母とともに暮らすなかで、疫病の流行や治安の悪化、勢力抗争に明け暮れる人々の浮き沈みを犀利なまなざしで見つめながら、自らの生きる道を模索していく。
    永遠の名作を紡ぎ出した一人の女性の生の軌跡をたどる歴史大作。上巻では少女時代から20代までを描く。
  • 歴史に戦争に女同士の恋愛に……大好きな作家の人生を辿るおせいさんのまなざしが熱く、やさしい。
    ――柚木麻子(上巻帯より)

    男性中心の文壇に挑み続けた二人の女性作家。信子と聖子の「出会い」から生まれた奇跡のような評伝。
    ――斎藤美奈子(中巻帯より)



    大正、昭和と絶大な人気をほこった小説家・吉屋信子を敬愛してやまない著者が、その真の姿を描き尽くす。

    栃木女子高校時代から頭角を現した吉屋信子は、竹久夢二の誘いで上京し、生きる道を模索する。『花物語』の連載から、やがて本格的な長編小説の執筆、そして流行作家へ。長谷川時雨、林芙美子、宇野千代ら作家や、生涯のパートナー門馬千代など、同時代に生きた女性達の姿も活き活きと描かれる。

    吉屋信子の本格評伝にして、近代女性文壇史。さらには作家・田辺聖子が、男性中心の文壇で軽視されがちだった信子の作品に光を当てるフェミニズム文学批評の書。
    〈解説〉上野千鶴子
  • 本能寺で織田信長が討たれた。わずかな供と堺にいた盟友の徳川家康は、明智光秀の追っ手から逃れるため切腹せんとするも、本多忠勝ら重臣に止められる。ここで死ねば、三河と駿河・遠江の家臣がそれぞれ幼少の息子たちを担ぎ、家が「割れる」というのだ。家康は、今は亡き長男信康の不在を嘆くが……。二人の英傑とその後継者の相克を描いた、二部構成の骨太な戦国ドラマ。

    【目次】
    第一部「夢の天下」 徳川家康
     序 章
     第一章 夢の始まり
     第二章 苦難の舟出
     第三章 動くべきとき
     第四章 当主として
     第五章 危難の日々
     第六章 夢の果て
     終 章

    第二部「幻の天下」 織田信長
     序 章
     第一章 夢の始まり
     第二章 混迷する西
     第三章 ひとときの休息
     第四章 継承の始まり
     第五章 坂の途中
     第六章 見えた頂
     終 章

      解 説  細谷正充
  • 待望の合本版!!

    クルマに跳ね飛ばされたらしい、ちょっと変わった青年・松平陣太郎を自宅に連れ帰った浅利圭介。失業中で妻から尻を叩かれっぱなしの圭介は、目撃したナンバープレートを手掛かりに一発逆転を狙っていた。しかし、ボーっとしていると思われた陣太郎が意外としたたかで、徳川家の末裔を名乗り、賠償金を巡る工作の主導権を握りはじめる。
    加害者として浮上したのは、公衆浴場の主人と流行作家の2名。そこに浴場同士の争いや作家の美人秘書、浴場主人の愛人らが絡んできて……。
    渥美清主演で映画化もされたユーモア小説の上下合本版。
  • 待望の合本版!!

    “第三の新人”を代表する作家・小島信夫が、文芸誌「群像」に1968年10月から1981年3月まで、全150回に亘って連載した“執念の大作”全6 巻の合本版。
    夫婦の愛、男女の愛、人間の愛のカオスを複層的、かつエネルギッシュに描き、伝統的な小説の手法を根底から粉砕した文学世界が展開される。現在と過去が交錯しながら織りなされるように展開していく「姦通」をテーマにした異色の愛憎世界!第38回日本芸術院賞、第35回野間文芸賞を受賞。
  • 待望の合本版!!

    舞台は三浦半島の小さな産婦人科医院。主人公の医師・野辺地貞春のもとには、不妊治療や出産、中絶と、さまざまな苦悩と不安を抱えた人がやってくる。“仮性半陰陽の男性”と診断された女性、やっと懐妊した子がダウン症と診断された夫婦、眼球なく生まれた赤児、そしてその静かな死――。
    主人公が日々直面する数々の患者の実態を描いて、人間誕生の意味とその神秘に鋭く斬り込んだ衝撃の問題作の上下合本版。
  • 待望の合本版!!

    ――財部は一種の硬骨漢であった。最後の思い出に、大臣と官房長官を向こうに廻して、断固として竹田建設を叩き落としてやろうという意慾が、彼の心のなかで静かに疼いていた――
    総理大臣の金策のため、巨大ダム建設に絡んで政界、財界、官界を巻き込んだ大掛かりな不正が画策されていた。成否の鍵を握る〈電力建設〉の総裁・財部は、汚職に手を貸すことを断固として拒否するが……。
    1960年代に起きた九頭竜川汚職事件を題材として、芥川賞作家・石川達三が鋭い視点で描いた話題作の上下合本版。
  • ※中公文庫「新装版 スカイ・クロラ」シリーズ全六巻を合本。既刊電子版と内容に変更はありません。※
    最終作まで思いどおりに展開できた作品で、これ以上のものを書くのは、今後は難しいかもしれません。
    ――森博嗣(巻末インタビューより)
    大人になれない僕たちは、戦闘機に乗り戦うことしかできないのだ――永遠の生命を持つ子供たち「キルドレ」が戦争を請負う社会。指令を受け空へ出勤し、夜は同僚たちと歓楽街へ出かける。そんな彼らにとって生死とは、そして自我とは。戦闘機を駆る子供と地上で暮らす大人たちの物語。著者最高傑作シリーズ!

    収録作品
    ナ・バ・テア None But Air
     〈解説〉吉本ばなな
    ダウン・ツ・ヘヴン Down to Heaven
     〈解説〉室屋義秀
    フラッタ・リンツ・ライフ Flutter into Life
     〈解説〉荻原規子
    クレィドゥ・ザ・スカイ Cradle the Sky
     〈解説〉押井守
    スカイ・クロラ The Sky Crawlers
     〈解説〉鶴田謙二
    スカイ・イクリプス Sky Eclipse(短編集)
     ジャイロスコープ Gyroscope
     ナイン・ライブス Nine Lives
     ワニング・ムーン Waning Moon
     スピッツ・ファイア Spit Fire
     ハート・ドレイン Heart Drain
     アース・ボーン Earth Born
     ドール・グローリィ Doll of Glory
     スカイ・アッシュ Ash on the Sky
     〈解説〉杉江松恋
    巻末インタビュー(聞き手:清涼院流水)
    『ナ・バ・テア』について
    『ダウン・ツ・ヘヴン』について
    『フラッタ・リンツ・ライフ』について
    『クレィドゥ・ザ・スカイ』について
    『スカイ・クロラ』について
    『スカイ・イクリプス』について
  • 私はスピンクといいます。プードルです。小説家の主人・ポチや美徴さん、キューティー・セバスチャンやたくさんの猫たちと一緒に暮らしています。「犯人だー」と叫んで一緒に駆け回り、安物買いの暖房器具で寒い思いをし、ときに「文学の鬼になる」と言い出す主人と私たちの楽しい毎日について申し上げます。

    『スピンク日記』『スピンク合財帖』『スピンクの壺』『スピンクの笑顔』全4冊合本版
  • 累計50万部突破!
    『一路』『壬生義士伝』の浅田次郎が贈る、新たなる国民的時代小説。

    万延元年(1860年)。姦通の罪を犯したという旗本・青山玄蕃に、奉行所は青山家の所領安堵と引き替えに切腹を言い渡す。だがこの男の答えは一つ。
    「痛えからいやだ」
    玄蕃には蝦夷松前藩への流罪判決が下り、押送人に選ばれた一九歳の見習与力・石川乙次郎とともに、奥州街道を北へと歩む。口も態度も悪い玄蕃だが、道中で行き会う抜き差しならぬ事情を抱えた人々を、決して見捨てぬ心意気があった。この男、仏か、罪人か?
  • 川沿いの澪通りの木戸番夫婦は、人に言えない苦労の末に、深川に流れて来たと噂されている。思い通りにならない暮らしに苦しむ人々は、この2人を訪れて知恵を借り、生きる力を取りもどしてゆく。傷つきながらも、まっとうに生きようとつとめる市井の人びとを、こまやかに暖かく描く、泉鏡花賞受賞、吉川英治文学賞受賞の名作。
    『深川澪通り木戸番小屋』『深川澪通り燈ともし頃』『新地橋 深川澪通り木戸番小屋』『夜の明けるまで 深川澪通り木戸番小屋』『澪つくし 深川澪通り木戸番小屋』『たからもの 深川澪通り木戸番小屋』深川澪通り木戸番小屋シリーズ全6作合本
  • 「とうとう来てしまったのね」「賽は振られたのさ」行き詰まった二人の関係を清算するため、詩人と妻は希望も計画もないまま日本を出た。上海、マレー半島、インドネシア、パリ――四年に及ぶ放浪の旅を綴った自伝三部作を合本。
    『どくろ杯』
    詩集『こがね蟲』で詩壇に登場した詩人はその輝きを残し、夫人と中国に渡る。長い放浪の旅が始まった。
    『ねむれ巴里』
    深い傷心を抱きつつ三千代夫人と日本を脱出した詩人はヨーロッパをあてどなく流浪する。自伝第二部
    『西ひがし』
    三千代夫人はひとりベルギーに残った。暗い時代を予感しながら、詩人は暑熱と喧噪の東南アジアにさまよう。
  • (一)神話から楚辞へ
    中国文学の原点である『詩経』と『楚辞』の成立、発想、表現を、『記紀万葉』と対比し考察する。古代共同体的な生活が破壊され封建制が根付いたとき、人々はそれぞれの運命におそれを抱き、そこに古代歌謡が生まれた。斬新で美しい論の展開、すべてを網羅した知識、知的興奮が味わえる白川静の世界。
    (二)史記から陶淵明へ
    古い国家の羈絆から解き放たれ、自らの運命に生きはじめた孤独な生活者たち。彼ら「士人」は体制への埋没を拒否し、自然の情感に沿って天の道に合しようとした。「天道是なるか非なるか」と厳しく問うことによる文学精神の成立から、現実を避けて桃源郷を求める創作詩にまでいたる、文化の道筋を探る。
    (全二巻)
  • ただ汽車に乗るためだけに、世界の隅々まで、鉄道旅を敢行。遠藤周作、北杜夫、開高健ら、珍友・畸人を道連れに、異国の鉄道を乗りまくる。著者ならではの、ユーモアと臨場感が満載の漫遊紀行の歴史的名作。全20篇を網羅した完全版。
  • 一九四二年、太平洋戦争の中に始められた連載「日本婦道記」。戦中・戦後の混乱期を通し、著者が描き続けた日本人の姿、生き方とは。直木賞辞退作としても知られる金字塔、名作31篇を網羅した完全版、初の文庫化。
    武家の体面を保つために自らはつましい生活を送くる女。その死によって初めて明らかになるその生活を描いた名作『松の花』や『髪かざり』『風鈴』『不断草』などの連作短編集。山本周五郎の作品の根幹を成すテーマである、「慎ましく生き、苦しみ、働く」という姿勢を貫き、日本の美とはなにか、を問い続ける不朽の小説集。
  • 後水尾天皇は16歳の若さで即位するが、徳川幕府の圧力で2代将軍秀忠の娘、和子(まさこ)を皇后とすることを余儀なくされる。「鬼の子孫」八瀬童子の流れをくむ岩介ら“天皇の隠密”とともに、帝は権力に屈せず、自由を求めて、幕府の強大な権力と闘う決意をする……著者の絶筆となった、構想宏大な伝奇ロマン大作。一気に読める合本版。
  • シリーズ2冊
    2,5852,970(税込)
    著:
    森博嗣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    何から手をつけたら良いのかわからない状態とは、なんでも良いから手をつけた方が良い状態のことである――。けっこう当たり前なことのなかに、人生の大きなテーマは潜んでいるものなのだ。小説家・森博嗣がつい誰かに教えたくなって意外に真面目に綴った、世界の見え方が変わるつぶよりのつぶやき100個。(『つぶやきのクリーム』)


    森博嗣がつぶやくと、クールなエッセィになる。
    「カロリィゼロ」から「人生の勝ち負け」まで、ままならない世の中に対する森イズム。
    文庫書下ろし。

    大人気エッセィ 森博嗣《クリームシリーズ》1~5 
    『つぶやきのクリーム』『つぼやきのテリーヌ』『つぼねのカトリーヌ』『ツンドラモンスーン』『つぼみ茸ムース』
    5冊合本版
  • 忍びが牙を抜かれた文政の世に、伊賀の山中に、わらべの頃から人体兵器として養成する裏伊賀の集団があった。十五の若者・鬼市は、決死の思いで抜け忍となり江戸に出る。執拗な追っ手に追われ、鬼市は隠密廻り同心・城田新兵衛に出会い、その腕を見込まれ、同心屋敷にかくまわれた。はじめて人の優しさに触れた鬼市。(『八丁堀の忍』)
    義賊として生きようとしていた裏伊賀の若者が、江戸の闇を守る。活劇と人情の忍び物語。

    『八丁堀の忍』『八丁堀の忍(二) 大川端の死闘』『八丁堀の忍(三) 遥かなる故郷』『八丁堀の忍(四) 隻腕の抜け忍』『八丁堀の忍(五) 討伐隊、動く』『八丁堀の忍(六) 死闘、裏伊賀』 全6冊合本版
  • 長年の修行のかいなく、才能を見限られ天山から里へ帰された、落ちこぼれの巫女ソニン。ある日ソニンは、沙維(サイ)の王子イウォルが落とした守り袋を拾う。口のきけないイウォルに袋を手渡した瞬間、ソニンはイウォルの“声”を聞いてしまい――。(『天山の巫女ソニン(1) 黄金の燕』)
    不思議な力をそなえた少女をめぐる、機知と勇気の王宮ファンタジー!

    ファンタジー好きな人はもちろんだがファンタジー嫌いの人、ファンタジーを読んだことのない人、そういう人にもぜひ読んでほしいシリーズである。
    ――北上次郎(本書解説より)

    日本児童文学者協会新人賞 講談社児童文学新人賞 ダブル受賞作品

    『天山の巫女ソニン(1) 黄金の燕』『天山の巫女ソニン(2) 海の孔雀』『天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星』『天山の巫女ソニン(4) 夢の白鷺』『天山の巫女ソニン 5 大地の翼』全5冊合本版
  • 酒と怪談を愛する剣客が“この世の不思議”に対峙する。「時代×怪談×ミステリ」で話題をさらった第38回メフィスト賞受賞作。

    酔いどれ左門は腕が立つ。
    酒より好きなものは怪談ばなし。
    甚十郎も腕こそ負けぬが、こちらは怖い話は大の苦手。
    10年前、家老が闇討ちされた霧深い城下で「女の幽霊を見た者は死ぬ」という噂が。
    ふたたび家老闇討ちに巻き込まれた甚十郎は、城下の寺で女を見てしまう。
    (『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』)

    『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』『百物語 浪人左門あやかし指南』『無縁塚 浪人左門あやかし指南』『狐憑きの娘 浪人左門あやかし指南』全4冊合本版
  • 猫まみれ長屋の奥にある祠に、毎朝お参りすることになった溝猫長屋の年長組、十二歳の忠次たち四人。そのお多恵の祠の力なのか、忠次たちは幽霊を感じることができるようになる。桶職人の倅、忠次は「見る」ことが、提灯屋の倅、新七は「嗅ぐ」ことが、油屋の倅、留吉は「聞く」ことができるようになった。将棋盤の職人の倅、銀太だけは何も変わらない。お多恵の祠は、はたして長屋の子供たちの守り神なのか、それとも!?  

    『溝猫長屋 祠之怪』『優しき悪霊 溝猫長屋 祠之怪』『欺きの童霊 溝猫長屋 祠之怪』『物の怪斬り 溝猫長屋 祠之怪』『物の怪斬り 溝猫長屋 祠之怪』全5冊合本版
  • 私は今、刑事ではない。被害者の心に寄り添い、傷が癒えるのを助ける。正解も終わりもない仕事。だが、私だからこそしなければならない仕事――。月曜日の朝、通学児童の列に暴走車が突っこんだ。死傷者多数、残された家族たち。犯人確保もつかのま、事件は思いもかけない様相を見せ始める。(『壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課』)

    事件は、犯人逮捕だけでは終わらない。
    被害者支援――残された者、その後を生きる者たちの心を描く、圧倒的な人間ドラマ。

    大人気文庫書下ろしシリーズ、シリーズ1 全9冊合本版
    『壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課』『邪心 警視庁犯罪被害者支援課2』『二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3』『身代わりの空(上)(下) 警視庁犯罪被害者支援課4』『影の守護者 警視庁犯罪被害者支援課5』『不信の鎖 警視庁犯罪被害者支援課6』『空白の家族 警視庁犯罪被害者支援課7』『チェンジ 警視庁犯罪被害者支援課8』
    ※8タイトル、全9冊を1冊にまとめた合本版です。
  • 痛快娯楽時代劇として宝塚歌劇団雪組により舞台化された古典名作!

    大枚千両を使い江戸で道楽修業してこい。小田原の豪農である父親から途方もない宿題を与えられ、若き夢介は旅立った。力は強いが底抜けのお人好し。懐中を狙った名うての美女道中師・お銀も、そのとぼけた温かさに、いつしかベタぼれに。よき女房になろうと、ともに江戸に入ったまではよかったが……。
    おおらかなヒーロー夢介に女スリお銀がほれ込んだ。戦後日本の心を潤した山手樹一郎の代表作!

    上下巻合本版
  • 最愛の妹の命を奪った下手人を追って、大店の若旦那の地位を捨てた、人呼んで「泣きの銀次」。若き岡っ引きは、物言わぬ死体の声を聞いて涙する。お侠(きゃん)な娘、お芳の健気な想いを背に受けて、めざす敵は果たして討てるのか? 
    鮮やかな筆が冴えわたる女流時代小説作家の人情捕物帳。『泣きの銀次』『晩鐘 続・泣きの銀次』『虚ろ舟 泣きの銀次参之章』全3冊合本版。
  • 竹本健治が連載を始めた本格推理に、いつのまにか埼玉で起こった女性連続殺人事件の、犯人を名乗る男の手記がまぎれこんでいた!現実と虚構の境界線はあいまいになり、事件は思わぬ展開に。私たちが暮らすこの世界もどこからどこまでが現実なのか、次第にあやふやになってくる、奇々怪々な超ミステリ――『新装版 ウロボロスの偽書』上下巻。第二の書『ウロボロスの基礎論』上下巻、第三の書『ウロボロスの純正音律』上下巻。計6冊合本でお届けします。
  • 時は天明。江戸では、夜になると「鬼」と呼ばれる異形の怪物が出没するようになっていた。
    強い恨みを抱いて死んだ人間の成れの果て、鬼。並の人間では歯が立たないほどの力を持ち、人々を襲う。
    そんな江戸、吉原にある大見世の黒羽屋には、花魁として名を馳せる瑠璃という女性がいた。
    ひとたび道に出れば、あらゆる人を虜にするほど美しい瑠璃。
    しかし、瑠璃には鬼退治の闇組織「黒雲」の頭領という裏の顔があった。
    四人の仲間とともに、瑠璃にしか抜けない刀「飛雷」で鬼を斬り倒し、密かに江戸の平和を守っているのだ。
    だがある日、瑠璃の遊女仲間で唯一の理解者の津笠が失踪。
    動揺を隠せない瑠璃に無慈悲な運命が襲いかかる。(『Cocoon 修羅の目覚め』)

    激しい熱が迸る圧巻の滅鬼譚。
    鬼斬り花魁・瑠璃、最注目のダークヒロイン誕生!

    『Cocoon 修羅の目覚め』『Cocoon2 蠱惑の焔』『Cocoon3 幽世の祈り』『Cocoon4 宿縁の大樹』『Cocoon5 瑠璃の浄土』『連理の宝 Cocoon外伝』第一部全6冊合本
  • アパレル企業社長の父親から一億円を渡され、京都へ人間修業に来た平松青年。会社を継ぐには京文化や女心を学ぶ必要がある、というのだ。祇園甲部の芸妓・小万や弁護士、骨董の目利き、影の実力者らが平松の周りに集まってくる。そんなある日、都をどりを見に来た女性が小万の点てたお茶を口にすると急死した。さらに彼の周囲に事件が相次ぐが!?

    殺人、ストーカー、誘拐――事件の渦中にある平松に、京都府警の木下が東京から来た男を紹介した。自分も京都遊びを覚えたいと、西陣の旦那衆と日夜豪遊を繰り広げる十津川警部であった。彼は身分を隠し、ある男の行方を捜していた。やがて平松の周辺で起きる事件と十津川が追う事件とを結ぶ糸が!? 真相に迫る十津川を京文化の闇が翻弄する!!
  • 時は鎌倉末期。幕府の命数はすでに尽き、乱世到来の情勢下、大志を胸に雌伏を続けた男がひとり――。その名は楠木正成。畿内の流通を掌握した悪党は、倒幕の機熟するに及んで草莽の中から立ち上がり、寡兵を率い強大な六波羅軍に戦いを挑む。楠木一党は、正成の巧みな用兵により幕府の大軍を翻弄。ついには赤松円心、足利高氏(のち尊氏)らと京を奪還、後醍醐帝の建武新政は成就したが……。信念を貫くも苛酷な運命に誘われ死地へ赴かざるを得なかった、悲運の名将の峻烈な生を迫力の筆致で描く、北方「南北朝」感涙の最終章。

    【目次】
    第一章 悪党の秋
    第二章 風と虹
    第三章 前夜
    第四章 遠き曙光
    第五章 雷鳴
    第六章 陰翳
    第七章 光の匂い
    第八章 茫漠
    第九章 人の死すべき時
     解説 細谷正充
  • 毀すこと、それがばさら――。六波羅探題を攻め滅ぼした足利高氏(のち尊氏)と、政を自らつかさどらんとする後醍醐帝との暗闘が風雲急を告げる中、「ばさら大名」佐々木道誉には、毀したいものがあった。数々の狼藉を働きつつ、時代を、そして尊氏の心中を読む道誉。帝が二人立つ混迷の世で、将軍尊氏はなぜ、佐々木道誉を欲したのか。対する道誉は、人間尊氏に何を見ていたのか――。


    【目次】
    第一章 激流
    第二章 京より遠く
    第三章 いかなる旗のもとに
    第四章 征夷大将軍
    第五章 猿の皮
    第六章 花一揆
    第七章 橋勧進
    第八章 騒擾やまず
    第九章 無窮
    第十章 尊氏は死なず
     解説 大矢博子
  • エンターテインメントを一新した傑作「戯言シリーズ」が、初の電子合本版になって登場!
    イラストレーター・竹による、文庫版カバーイラスト計10点を掲載したイラストギャラリーを特別収録!

    【収録作品】
    クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い  
    クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識
    クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子
    サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し
    サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄
    ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹
    ネコソギラジカル(上) 十三階段
    ネコソギラジカル(中) 赤き征裁vs.橙なる種
    ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い
  • 播磨の悪党の首魁には大きすぎる夢だった。おのが手で天下を決したい――楠木正成と出会った日から、大望が胸に宿った。軍資金を蓄え兵を鍛えて時を待ち、遂に兵を挙げた。目指すは京。倒幕を掲げた播磨の義軍は一路六波羅へと攻め上る。寡兵を率いて敗北を知らず、建武騒乱の行方を決した赤松円心則村を中心に描く、漢たちの軌跡。

    第一章 遠い時
    第二章 意 地
    第三章 妖霊星
    第四章 決 起
    第五章 原野の風
    第六章 遠き六波羅
    第七章 白き旗のもと
    第八章 征夷大将軍
    第九章 砕けし時
    第十章 旗なき者
    第十一章 野の花
     解説 亀田俊和
  • 不朽の大作を、読売文学賞を受賞した翻訳史上画期的な名訳で贈る。第一部第二部の合本版。

    (第一部)
    あらゆる知的探究も内心の欲求を満たさないことに絶望したファウストは、悪魔メフィストフェレスと魂をかけた契約を結ぶ。巨匠ゲーテが言葉の深長な象徴力を駆使しつつ自然と人生の深奥に迫った大作。訳者による解説「一つの読み方」を付す。
    〈巻末エッセイ〉河盛好蔵・福田宏年

    (第二部)
    無垢な少女グレートヒェンを悲運のどん底に落とし心身ともに疲れきったファウストは、しかし「最高の生き方をめざして絶えず努力をつづけよう」と決意する。第一部の執筆後、二十年以上の休止を挟み、死の前年に完成に至った壮大な戯曲の第二部。
    〈巻末エッセイ〉中村光夫
  • イケメン世襲議員・漆原翔太郎が連発する問題発言でネットやマスコミは大盛り上がり。一方で評判はガタ落ち、次は落選必至!? 政界一のマジメ秘書・雲井は人気回復を狙い、公園取り壊し計画の不可解な謎や官僚の疑惑など選挙区内の5つの事件に漆原と挑むが……。ミステリファン笑って大満足の連作短編集。

    見事に作者の罠にかかった。――辻 真先(ミステリ作家)

    「議員探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ」「都知事探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ」
    本屋大賞2019発掘本で話題・社会派ミステリー『希望が死んだ夜に』著者。合本版
  • 最高のハイファンタジー登場
    13歳の少女フェン。
    王女にして戦士
    運命が動きはじめる――

    13歳の少女フェンベルク(通称フェン)は王女にして悪鬼(グール)達の師団をまとめあげる将軍。祖国・ストライフを敵国の侵略から守り、国民の幸せを願い、そして愛する兄を支えるため、彼女は自らを鼓舞するのであった。そんな折、運命を変える出来事が!?壮大なハイファンタジーのシリーズ。

    「孤狼と月 フェンネル大陸 偽王伝1」「騎士の系譜 フェンネル大陸 偽王伝2」「虚空の王者 フェンネル大陸 偽王伝3」「闇と光の双翼 フェンネル大陸 偽王伝4」「風牙天明 フェンネル大陸 偽王伝5」「雲の花嫁 フェンネル大陸 偽王伝6」「終焉の詩 フェンネル大陸 偽王伝7」「草原の勇者 フェンネル大陸 真勇伝1」「太陽と異端者 フェンネル大陸 真勇伝2」「雪の追憶 フェンネル大陸 真勇伝3」「黄昏に祈る人 フェンネル大陸 真勇伝4」「星々の夜明け フェンネル大陸 真勇伝5」「天球儀白話 フェンネル大陸 外伝」フェンネル大陸シリーズ合本版
  • ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです――通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。虐待された子、ホームレス殺人、非行犯罪。社会の歪みで苦しむ人間たちを温かく、時に厳しく見つめながら真実を探り出す夏目。何度読んでも涙がこぼれる著者真骨頂の連作ミステリ。

    「刑事のまなざし」「その鏡は嘘をつく」「刑事の約束」「刑事の怒り」
    刑事・夏目信人シリーズ 4巻合本版
  • 二枚目だが色事に疎い旦那、彼に出会い恋を知った女房。
    江戸の花師夫婦のさざ波を、やわらかく凛々しく描いた「職人小説」。

    花競(はなくら)べ――最も優れた名花名木に与えられる称号・玄妙を目指し、江戸中の花師が育種の技を競い合う三年に一度の“祭”。恩ある人に懇願されて出品した「なずな屋」の新次は、そこでかつて共に修業した理世と再会する。江戸市井の春夏秋冬をいきいきと描く傑作「職人小説」。

    『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』『ちゃんちゃら』『すかたん』3冊合本版。
  • 消失死体がまた元に戻る!? 完璧の「密室」と「アリバイ」のもとで発生する、学生バンド“メイプル・リーフ”殺人劇――。「ミステリー史上に残ってしかるべき大胆なアイデア、ミステリーの原点」と島田荘司氏が激賛。この恐るべき謎を、あなたは解けるか? 大型新人として注目を浴びた鮮烈なデビュー作。

    「長い家の殺人」「白い家の殺人」「動く家の殺人」 信濃譲治シリーズ合本版
  • 南町奉行所の最底辺、牢屋見廻り同心・川瀬若菜に吉原随一の花魁から相談が舞い込む。英国人の恋人からプレゼントされた大切な指輪が盗まれたという。江戸の闇を二分する泥棒寄合・川衆の棟梁という素顔を持つ若菜は、盗難事件の背後に、天敵陸衆の蠢きを察知する。天保の江戸を舞台に華麗な殺し合いが今始まる!

    「大江戸ミッション・インポッシブル 顔役を消せ」「大江戸ミッション・インポッシブル 幽霊船を奪え」大江戸ミッション・インポッシブル シリーズ合本版
  • 現代の東京から花のお江戸へと転時(タイムスリップ)した男が見た150年前の姿とは?
    そこには、見るもの聞くものすべて、現代人の常識を覆す、実に魅力的な暮らしがあったのだ。彼は、持参した文明の利器や医学知識で大活躍、世にも不思議な能力を持つ“神仙”として、女たちにも大もての大尽暮らしとあいなったが……。

    『大江戸神仙伝』シリーズ(全7巻)合本版
  • 天下四国(てんげしこく)――この世は、峻厳たる山々に囲まれた四つの国に分かれている。南の王国「徐」の王太子・寿白は、革命の混乱のさなかに天令から王の証「王玉」を授かったが、徐国は倒れ、国名も「庚」と改められてしまう。
     それから十年。かつて輝くほど聡明な少年王だった男は、飛牙と名乗るすれっからしに成り果てていた。天令の那兪は、飛牙の胸に眠る王玉を天へ返すよう迫るが、故国の荒廃に王の自覚を取り戻しつつある飛牙にいつしか寄り添っていく……。

    「天空の翼 地上の星」「砂の城 風の姫」「月の都 海の果て」「雪の王 光の剣」「永遠の旅人 天地の理」「大地の宝玉 黒翼の夢」天下四国シリーズ合本版
  • 第10回(2010年) 本格ミステリ大賞受賞作。

    あの殺人ゲームが帰ってきた! ネット上で繰り広げられる奇妙な推理合戦。その凝りに凝った殺人トリックは全て、五人のゲーマーによって実際に行われたものだった。トリック重視の殺人、被害者なんて誰でもいい。名探偵でありながら殺人鬼でもある五人を襲う、驚愕の結末とは。<本格ミステリ大賞受賞作>

    「密室殺人ゲーム王手飛車取り」「密室殺人ゲーム2.0」「密室殺人ゲーム・マニアックス」密室殺人ゲームシリーズ合本版
  • 英邁の将か、暗君か――。
    妻だけが知り得た、「最後の将軍」の真実。

    幕府と朝廷の関係にも動乱の機運が高まる十二代家慶の治世。
    一条家の美しき姫美賀子は、
    英邁の噂轟く一橋慶喜に嫁いだ。
    「わしはどんなことがあっても将軍になどならぬ」
    信念を曲げない夫の奇矯な振る舞いに翻弄される美賀子は、
    ある哀しい決意を抱く。
    幕末の新たな一面を描ききる、
    傑作大河小説を文庫化!

    2018年大河ドラマ『西郷どん!』の原作者が描く、
    もうひとつの幕末ドラマ

    「正妻」 (上)(下) 合本版
  • 私たちのこころのふるさとはどこにあるのか。著者自らが百の寺を巡ったエッセイ集。百寺巡礼合本版

    古寺、名刹のある場所には、不思議なエネルギーがある。それを体で感じ、新しい命を悠久の歴史に思う。第1巻は古の都、奈良。小雪の舞う室生寺、聖徳太子の強く深い想いが込められた法隆寺、優しさをいまに伝える中宮寺の半跏思惟像、「苔の海」が輝く秋篠寺――。私の「百寺巡礼」の旅が始まる。

    「百寺巡礼 第一巻 奈良」「百寺巡礼 第二巻 北陸」「百寺巡礼 第三巻 京都1」「百寺巡礼 第四巻 滋賀・東海」「百寺巡礼 第五巻 関東・信州」「百寺巡礼 第六巻 関西」「百寺巡礼 第七巻 東北」「百寺巡礼 第八巻 山陰・山陽」「百寺巡礼 第九巻 京都2」「百寺巡礼 第十巻 四国・九州」百寺巡礼全10巻 合本版

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