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『文芸・小説、ホラー、101円~400円』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全224件

  • シリーズ22冊
    99471(税込)
    編著:
    闇月麗
    レーベル: ――
    出版社: 西東社

    恋愛、学校、心霊体験、友情、異空間など、様々なジャンルの恐怖ストーリーをマンガで読める一冊です。恐怖を封印する天使のお守りしおりつき。

    【目次】

    恐怖のトビラが開くとき

    恐怖のトビラ1 恋愛×恐怖

    恐怖のトビラ2 学校×恐怖

    恐怖のトビラ3 心霊現象×恐怖

    恐怖のトビラ4 友情×恐怖

    恐怖のトビラ5 異空間×恐怖

    おわりに

    <電子書籍について>

    ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。

    ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。

    ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。



    株式会社西東社/seitosha
  • シリーズ67冊
    101220(税込)
    著者:
    宮沢賢治
    レーベル: micpub.com
    出版社: micpub.com

    宮沢賢治の傑作263作品を掲載しています。
    宮沢賢治は、日本の詩人、童話作家です。
    生前彼の作品はほとんど一般には知られていませんでしたが、没後に草野心平らの尽力により広く知られ、国民的作家となっていきました。
    生前に刊行された唯一の詩集として『春と修羅』、同じく童話集として『注文の多い料理店』があります。
    本書には、一部挿絵も掲載されています。
    ※同一の作品でも、新旧の仮名遣いやルビのあるなしの違いごとに一作品として紹介しています。
  • 【無料先読み】内藤了の「警察×怪異」新シリーズが緊急始動! 

    ヤクザに追われ、アルバイト先も失った霊視の青年・安田怜は、路上で眠っていたところ、サラリーマン風の男に声をかけられる。
    曰く「すこし危険な、でも条件のいい仕事を紹介しよう」「場所は警察庁――」

    人気ホラーミステリ作家・内藤了が満を持して送り出す新シリーズ!
    住所不定無職の青年を待ち受けるのは、怪奇に満ちた東京!
  • シリーズ3冊
    440495(税込)
    著:
    貴志祐介
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。 (講談社文庫)
  • シリーズ2冊
    385(税込)
    著者:
    阿泉 来堂
    レーベル: 角川ホラー文庫
    出版社: KADOKAWA

    第40回横溝ミステリ&ホラー大賞読者賞受賞作家の新境地!

    札幌市近郊の町、荏原市で発生した女子大生殺人事件。遺体の首と両手は切断されて持ち去られ、現場にはフランツ・カフカの『変身』の一節が残されていた。その猟奇的な手口は5年前に発生した『グレゴール・キラー事件』に酷似しており、ほどなくして更なる被害者も現れる。グレゴール・キラーに相棒を殺された過去を持つ刑事、加地谷と新米刑事の浅羽は、事件の捜査を進めるうち、被害者の霊を目撃したという青年に遭遇する。最初は半信半疑な刑事たちだったが、青年の証言により新たな犠牲者が出たことを知り、逃走した犯人を追う。連続殺人鬼グレゴール・キラーは何故、現場に『変身』の一節を残すのか。被害者の共通点は何なのか。それらの謎を解き明かし、猟奇殺人犯へと迫る加地谷と浅羽が目にする事件の真相とは……。そして、謎の古書が導く物語は、さらなる事件とともに下巻へと続く。猟奇事件×スーパーナチュラルミステリー第一弾!
  • シリーズ3冊
    374770(税込)
    著者:
    芦花公園
    レーベル: 角川ホラー文庫
    出版社: KADOKAWA

    この祝祭の真実は、禁忌。ポップなのにねっとり不気味な民俗学カルトホラー

    失敗続きの就職浪人生・島本笑美。
    原因は分かっている。彼女は物心ついた時から生きている人間とそうでないものの区別がつかないのだ。
    街に溢れ返った異形のモノたちは、自分の姿が見えていると分かるや否や、笑美に纏わり付いてくる……。

    ある日、ダメ元で受けた大手食品会社「モリヤ食品」の面接で、笑美はヤンと名乗る青年社長と出会う。
    出会ったその瞬間から、何故か自分に惚れ込んでいるヤンに心奪われ、笑美はそのままモリヤに就職することを決める。
    しかし「研修」という名のもと、ヤンに伴われて笑美が見たのは、「ケエエェェェエコオオォォオオ」と奇声をあげながら這い回る人々だった――。

    一方、笑美の様子を心配した兄・陽太は、心霊案件を専門とする佐々木事務所へ相談に訪れ……。

    ページを開いた瞬間、あなたももう「取り込まれて」いる。
    カクヨム発の「ほねがらみ」がTwitterでバズり大反響! ネット民を恐怖の底に叩き落とした驚異の新人作家が放つ、民俗学カルトホラー!
  • シリーズ9冊
    374748(税込)
    著者:
    中山市朗
    レーベル: 角川ホラー文庫
    出版社: KADOKAWA

    『新耳袋』の中山市朗が、満を持して放つ本当に怖い怪談実話

    六甲山を取材中にテレビのロケ隊が見たモノ、風俗嬢を見つめる顔、演劇部に伝わる黒い子供、遺体に肩をたたかれた納棺師の体験談……。現実世界の歪みから涌き出る、ふとした恐怖、ぬぐえない違和感を狩り集める。
  • 第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉受賞作!

    衝撃の大どんでん返しに誰もが騙される……。 恐ろしい才能が放つデビュー作。
  • シリーズ11冊
    330550(税込)

    カラス大量死の謎を探れ!拝み屋の孫×霊姦体質のバディが学園の怨霊に挑む

    性的な意味で悪霊に付け狙われる霊姦体質の高校生・烏丸理一(からすま・りいち)。
    彼が通う篠塚高校は別名鳥葬学園とも呼ばれ、鳥が窓ガラスに衝突する事故が絶えなかった。
    夏休みを目前に控えたある日、理一は男子トイレの個室で学校一の変人・茶倉練(ちゃくら・れん)に遭遇。彼に貸してもらった数珠の力で悪霊の撃退に成功する。
    ところが茶倉は拝み屋の孫で、カラスの死骸を集めているらしい。理一は数珠を返そうと茶倉をストーキングするうちに、鳥葬学園に纏わる陰惨な真実を知ることになり……。
    拝み屋の孫な関西弁守銭奴×ヘタレ流され受け高校生の学園ホラーBL。
    表紙:麩湯(@chestnut_sigure)様
  • ファミリーレストランに籠城した行きずりの客たちの運命は?

    駅前のファミレス『バンビーナ』に偶然居合わせた人々。
    未知のウィルスが蔓延し人々がゾンビ化する世界で、店内に取り残されたバツイチ三十路の七瀬は予備校生の八尋と親しくなるが、パニックは次第に加速して……。
    パンデミックホラーコメディー短編。
    表紙:ダイ街(@glaa_da)
  • うちに知らない人がいる。

    優しい両親と暮らす中学生の女の子。
    ある朝起きると玄関に見知らぬ靴がある。両親に聞いても心当たりはないらしい。
    それから次々と起こる不審な出来事。
    風呂場の磨りガラスに映る人影、深夜の廊下に感じる気配、ベッドの足元に佇む謎の老人……。
    一体この家で何が起きているの?
    表紙:zuma(@zuma58)様
  • 先輩後輩JKコンビが旧校舎に残された花子さんの足跡の謎に挑む!

    女子高生の繭とサラは先輩後輩の間柄。今日も今日とて誰もこない校舎の屋上でのんべんだらりとだべっている。
    ある時2年B組のパリピたちが旧校舎に肝試しに行った。彼等はそこで花子さんに出会ったらしい。
    好奇心旺盛な繭はこの話に早速興味を示し、嫌がる後輩を巻き込んで突撃調査を開始。
    サラも繭をほうっておけず同行する。
    2年B組の面々は旧校舎で花子さんの足跡を見たそうだが、それは花子さんがでるとされる女子トイレ右から3番目ではなく2番目で途切れていらしい。
    一体何故だろうと推理する繭とサラ。
    やがて図書室で古いアルバムを発見した二人は、30年前に自殺したとされる少女の顔を確認。この子が花子さんではないかと疑惑を深める。
    廊下から響く湿った足音に反応し、花子とおぼしき霊を追いかけたサラたちは、女子トイレ右から2番目の個室に導かれて衝撃の真実を知る。
    表紙:ええっぱ (@eextupa0000)様
  • 踊れ踊れマンドラゴラの娘。

    植物学者の父親と大きな屋敷に暮らす13歳の少女、ミラ。
    学校へ行くのを禁じられ退屈していたミラは庭師見習いの少年・デュークと仲良くなるが、ある日突然彼が蒸発。
    「裏庭の温室に行ってはいけないよ」
    父の戒めに隠されたおぞましい秘密とは。
    (ホラー/洋風)
    表紙:宮菜(@miyanamiya38)様
  • トウモロコシ畑でブギーマンが狙っている。

    父が営むトウモロコシ畑を今日も今日とて駆け回るおてんばサム。
    収穫期に訪れる出稼ぎ労働者たちとも仲良しだ。
    ある日サムが案山子の根元に埋めた宝箱を掘り返していると、口がきけない大男が現れた。
    過去の惨劇のショックで言葉を忘れた彼は、仲間内でサイレンス・ジョニー……だんまりジョニーと呼ばれている。
    サムはジョニーと大親友になるのだが……。
    (ホラー/ミステリー/短編)
    イラスト:mink(@mink_171219)様
  • あぐりってだれなの、おばあちゃん

    田舎に住む祖母に会いに来た小学生のあゆ。
    久しぶりに会ういとこの圭と遊んで楽しい夏休みを過ごすものの、祖母の留守中立ち入りを禁じられた屋敷の北側を探検した際、恐ろしい秘密を知る。
    箪笥の引き出しにしまわれた写真には見知らぬ少女が映り、「あぐり」の名が日記に記されていた……。
    ホラー短編。
    イラスト:キロジ(@Kiroji_0)
  • 385(税込)
    著者:
    倉阪鬼一郎
    レーベル: ――

     文字禍の館……それは、ある大金持ちの変人が建てたという、一般非公開のテーマパークである。噂では入館したまま消息を絶った者もいるという。オカルト雑誌『グノーシス』編集部の髀塚たち三人は、招待を受けて謎の館を訪れるが……。
     ホラー小説に独自の境地を拓く気鋭が、奇抜な手法を駆使して、“文字そのものの恐怖”に挑戦した驚天動地の奇想小説。

    ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう)
    1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • シリーズ4冊
    219(税込)

    さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の40ページ程度)

    【書籍説明】

    大学生のなな子と真子は学生最後の夏休みを楽しむため、大好きなバンドが出演する夏の音楽フェスティバルを見に行く。

    しかし本番中に事故が!

    その事故をきっかけに、ふたりは不思議な体験を強いられることになる。

    はたしてこの現象の意味、目的とは……?


    【目次】
    夏の恋
    ひと夏の恋にしたくない
    夏をもう一度
    真実の夏
    夏の終わり、そして……


    【著者紹介】
    天音(ソラ)
    お酒と甘いお菓子が大好き
    … 以上まえがきより抜粋
  • シリーズ9冊
    220(税込)
    原作:
    泉鏡花
    訳者:
    白水銀雪
    レーベル: 銀雪書房
    出版社: 銀雪書房

    泉鏡花の短編作品の現代語訳。

    【収録作】

     外科室・夜行巡査・怪談女の輪・蛇くひ・夜釣・清心庵、以上6編


    【あとがき より】

    本書は、明治後期から昭和の初めにかけて活躍した作家、泉鏡花(1873-1939)の作品の現代語訳である。

    鏡花の作品世界に満ち溢れる、美妙幽玄な魅力を音に聞き、それを味わってみようと足を踏み入れたものの、特異な文体によって描き出される風景の綺羅のような輝きに目を眩まされ、道半ばで現の世に戻らざるを得なかった人はけっして少なくないだろう。

    訳者が目指したのは、現代の一般的読者が、大きな困難を感じることなく、内容を把握しながら読み通すことのできる文章に仕上げることであった…


    【訳者略歴】

    白水 銀雪(しろみ ぎんせつ)

    慶應義塾大学大学院博士課程中退(専攻:数学)

    システムエンジニア・プロジェクトマネージャー・コンサルタントとして、宇宙分野を中心とする科学技術系システム開発に従事

    現在、蓼科にて山暮らし
  • ベストセラー『203号室』の戦慄、ふたたび! 著者の実体験を元にした究極のリアルホラー!

    ホラー作家・鹿角南(かづのみなみ)のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「胆試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで胆試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく――。著者の実体験を元にした究極のリアルホラー!
  • シリーズ3冊
    341682(税込)
    著者:
    越水利江子
    著者:
    小島水青
    著者:
    宮下恵茉
    レーベル: 角川つばさ文庫
    出版社: KADOKAWA

    いまだかつてない怪談推理コメディ!

    最初の事件――。それは、事故でお母さんを亡くしたあやめの物語。あやめは寂しくなると、いつもお母さんがしていたように、昔、神木であったという小学校のナギの木のところに行く。ある日、いつものように神木に額をつけて祈った。すると・・・・・・! ”視える”が次々と子どもたちに伝染り、地霊町に秘められたふしぎが顔をだす。全くあたらしい、怖くて面白い怪談シリーズが今、始まった!
  • 20世紀を代表する世界的文豪であり、唯一無二の不条理なシュールリアリズム的世界観を確立したカフカ。代表作『城』をドイツ文学者として名高い原田義人の名訳で電子書籍化。
  • シリーズ3冊
    220330(税込)
    著者:
    ルルオカ
    レーベル: ダラナ
    出版社: ダラナ

    転生したのは、まさかのホラーゲームの世界?しかも1970年代?

    ただでさえ、都市伝説の象徴のような彼女から逃げないといけないのに。
    期限まで条件を満たしてクリアしないと命のカウントダウンが・・・!

    ホラーゲームに転生した男子高生のBL小説、長編。全年齢向け。
    あまりBLっぽくなく、都市伝説がらみのホラーです。

    七日ある制限期間のうち一日目、二日目を収録しています。舞台は夜の山、ゴーストタウン。
    「プロローグ」「一日目の調査パート・探索パート」を試し読みできます。
  • シリーズ30冊
    440616(税込)
    著者:
    赤川次郎
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    女子高生の神代エリカが通う女子高で起きた、残虐な殺人事件の真犯人を追って、吸血鬼の父娘が悪を斬る!

    女子高生の神代エリカ。高校生活最後の夏、エリカの通う女子高のテニス部員たちが、合宿中に喉を噛み切られたような傷を残し、失血状態で惨殺された。吸血鬼の仕業だ、という騒ぎの中、エリカは事件の解明に立ち上がる。実はエリカは「正統な」吸血鬼の父クロロックと人間の母の間に生まれた吸血族の一員なのだ……! 父と共に真相を追うが、犯人によってエリカの親友・みどりがさらわれて!?
  • 怪談、意味がわかると怖い話、人怖、奇妙な話、不条理な話、せつない話……
    100文字でつづる小さな100の物語
  • ■収録作品私は負けたことがないウィズバイラス・インジュピター夢の中の少女ソシャゲ世界のやり直しだいたいゾンビのせい信じた手紙は花の香り素敵なお話いっぱい書いてね!〜小説家のあなたが“ファンな”あの子にご奉仕される〜カクヨム編【CV:五月あめ】
  • シリーズ10冊
    330(税込)

    引っ越し先は地元民から忌地と呼ばれる、以前からワケありの地?

    父の念願、一戸建ての住宅が完成し、引っ越してきた片倉一家。その一人娘のクミコ(匠美子)は、その新居に不審な気配を感じた。高台の住宅地だが、周囲には片倉家のほかにほとんど家はなく、交通機関も日に何本もないバスくらい。父はこれから発展していくというが……。クミコは転校した学校でクラスの世話役でオカルト好きなお珠さんと郷土史に強い塩崎先生から、片倉家の土地はが周辺から忌地と呼ばれる不浄の地だと知らされる。そして、クミコは母の奇行に始まり、クミコの前には外国人兄妹の腐乱死体幽霊を目撃。情緒欠乏症を自認するクミコは平然を装うが、さらに翌日、帰宅したところを前日の兄妹の幽霊に家には入るなと警告される。幽霊の言葉を無視したクミコだったが、なにかに憑かれた母に襲われる。
  • モノが魂を持って動き出す!怒り狂う怪物、奇跡を起こす妖精。時を超え、姿を変えて現れる不思議のかずかず。オリジナルのファンタジー&ホラー作品を配信する電子絵ものがたり「九十九神曼荼羅(つくもがみまんだら)シリーズ」。そのシリーズ内時代劇シリーズ「百夜・百鬼夜行帖(ももよ・ひゃっきやぎょうちょう)」第一章の壱は「冬の蝶」。
    文政年間の江戸。<おばけ長屋>に住む盲目の美少女祈祷師・百夜のもとに、薬種問屋・倉田屋の手代・佐吉が持ち込んだ事件は、「冬なのに倉田屋の裏庭に蝶が飛ぶ」という面妖な話。百夜は、祝詞や真言だけではどうにもならないような強い怨霊を、亡魂の力を借りて祓う御霊使(かむいつかい)でもある。その天賦の力で数々の怪現象や難事件を解決していく百夜。江戸の町に起きた怪異を綴る事件簿「百鬼夜行帖」の第一番に記録された“怪”の正体とは。
  • この「アッシャー家の崩壊(The Fall of the House of Usher)」は、19世紀アメリカの文学者エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe, 1809 - 1849)の代表作の一つとされる短編ホラー小説です。名作を新訳でお楽しみください。テキストはグリスウォルド編『エドガー・アラン・ポー最新作品集』(1850年)に拠る。
  • 天井から見守るもの。

    認知症の祖母の介護を離れて暮らす母1人に押し付けていた彩名。
    祖母の葬儀の為に帰省すると、母はひどく憔悴していたが、近所の人々は「よくできた嫁だ」としきりに褒めている。
    祖母はありがとうありがとうと言いながら死んでいった。最期まで母に感謝していたらしい。
    お焼香の際、棺桶に眠る祖母の首元の痣に気付いた彩名は、子供の頃に祖母の部屋の天井に見た、「モクメサン」のことを思い出す。
    イラスト:ひびの(@hibimeguru5)様
  • 「マンホールってお皿に似てますよね。ごちそうを乗せて食べるんです」

    マンホールの多い町では人が消える。
    夕立が降る日に警察に保護された中学生。彼女が刑事に語ったのはにわかには信じがたい話。
    それは彼女がマンホールで飼っていた怪物が引き起こした惨劇だった。文
    「私は怪物の飼育係だったんです」
    不可解な発言の真意とは……。
    イラスト:ミ造(@MIZ0_mmm333)様
  • ホラー小説を5作収録した短編集。
    日常で身近な話が主で、すこしグロ描写もあり。

    「人は鬼に食べられ小鬼は長生きをする」
    テレビのワイドショーにとりつかれた母と、その子供の悪夢と二人の末路とは・・・。

    「からっぽの寺」
    寺にある小さなお堂。
    そこに祀られた小さい仏像と因縁があっての「罰当たり」にまつわる話。

    「枕の下に写真を入れたらいいと聞いたけど」
    初心で謙虚で純真で、見た目もかわいい彼女。
    恋焦がれるあまり、くだらない噂を当てにして、枕の下に彼女の写真を入れたのだけど・・・。

    「死んでも囚われているのは彼女か彼か」
    尋常でなく衰弱したように見える友人。
    心身が弱っている原因について、話を聞いてみると、それが身の毛もよだつ内容で、まさかの・・・。

    「ベッドの下の暗がりに潜む秘密」
    もともと、どこか怖い、ベッドの下の暗がり。
    幼いころに不思議な体験をして、余計に怖がる男が、大人になって、似たような暗がりに手を入れたところ・・・。
  • 220(税込)
    著者:
    泉水あさこ
    レーベル: 月と猫
    出版社: 月と猫

    ―――おまえ、血の匂いがする。「山の上の家」に住む孤独な少年太一と出会ったとき、和貴は言った。ふたりは狼を祖神とする一族の末裔だった。

    ふたりの主人公が出会い、共に物語を紡ぎ始めた。
    しかしある日突如として、残酷な運命によって引き裂かれてしまう。
    ホラー、伝奇ものとしても昭和ノスタルジック青春譚としても楽しんでいただけます。
  • シリーズ3冊
    330(税込)
    著者:
    かさぎたすく
    レーベル: 桜洋出版
    出版社: 桜洋出版

    新時代の怪談集。

    とても残念なお知らせです。新しい時代が訪れても、恐怖は変わらず存在しておりました…。
    令和鬼談「青」を読みながら、呪詛と恐怖に満ちた一夜をおすごしください。
  • 殺人願望少年の初殺人。赤髭サンタクロースの正体。空腹で食べた物。ヘアサロンが半額の理由。寝言に話しかけたら……残酷エロティックモダンホラー短編小説集・五編集録。一・【殺意の塊】二・【赤髭のサンタクロース】三・【空腹】四・【黒い水玉模様】五・【寝言】
  • さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ))

    【書籍説明】

    すみません、そこのお方。お隣、失礼してもよろしいですか? ああ、どうも。

    この汽車はいつも混むのですよ。今日も座れないのかと、肩を落としていたところなんです。いやあ、助かりました。

    ……おや? あなた以前お会いしたことがありますね。こんな所で再会するとは奇遇ですな。

    以前お会いしたのも確か汽車の中でした。あの時あなたは、私のする話をたいそう面白そうに聞いてくれましたな。いやあ懐かしい。

    ……覚えておられませんか? いえいえ、謝るようなことではございませんよ。人とは忘れる生き物なのです。

    忘れた分、あなたは新たな出会いを経験されたということでしょう。素晴らしいことです。

    今日はどこまで行かれるのです? ほう、無量まで。無量というと、終点ですな。これまた長旅になりますな。

    かくいう私も、その手前まで行くのです。この汽車は亀よりも遅いから、それはそれは長い時間が掛かりますよ。

    しかしあなたは運がいい。私がいれば退屈などさせません。時間は十分にあるのです。以前のように、面白い話をたくさんお聞かせいたしましょう。

    おや、そろそろ発車するようですよ? まもなく扉が閉まるでしょう。もう未練はありませんか?

    【目次】
    十勝―極上間
    酒豪―京間
    大京―賞間
    大賞―無量間


    【著者紹介】
    壇希(ダンキ)
    関西在住のオカルトライター
    怪談、伝承、妖怪話など、あらゆるオカルトな話題を収集中
  • ホラーチックでアダルトなBL小説四作を収録した短編集です。R18。
    グロや孕みネタ、近親相姦など、えぐい描写が多いのでご注意。


    【ホラーゲームは割とエロいが、当事者になると話はべつだ!】

    ホラーゲームをエロさを求めて、日々、プレイをする彼。
    夜通しプレイして寝落ちし、目覚めたら当事者になって、クリーチャーに襲われることに?
    グロ描写、孕みネタあり。


    【亡きあとも美しい少年は鬼に囚われている】

    ある山奥の村の鬼にまつわるイイツタエ。
    興味を持って由来の洞窟に足を運ぶと、暗がりに少年がいて・・・。


    【「俺とやらないか!」「さあ、やろうぜ!」「よし、やりまくるぞ!」】
    友人たちと訪れた地下迷宮の脱出ゲーム。
    途中まで順調だったのが「俺とやらないか!」と叫ぶ謎の男たちが急に迫ってきて・・・。
    特殊プレイあり。


    【双子はつながり地獄の釜は閉ざされる】

    観光名所、奈落の底がある田舎の町。
    昔から奈落の底を見守る一族、その時期当主に惹かれた男が、世にもおぞましい双子の秘密を知ってしまい・・・。
    近親相姦ほか、特殊な描写あり。
  • 330(税込)
    著者:
    かさぎたすく
    レーベル: 桜洋出版
    出版社: 桜洋出版

    人間よりもするどい感覚をもつといわれる動物。
    その中でも人のすぐそばによりそいくらしているネコやイヌたち。
    そんな彼らに、身のまわりでおきた怪異についてはなしを聞かせてもらった――
    ――という、変わり種の怪談集です。
    どうぞおたのしみください。

    なお、本作は過去に発表した怪談を大幅アレンジしたものと、新作とをあわせた作品となりますが、既出のものに関しては、おそらくまったくの別物としてお読みいただけるかとおもいます。
  • シリーズ10冊
    440638(税込)
    著者:
    赤川次郎
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    大手観光バス会社をリストラされ、超弱小「すずめバス」にガイドとして再就職した町田藍。初仕事はなんと“本物の幽霊を観に行く”怪奇ツアー。実は藍は霊感体質。ガイドを担当したツアーで目的地の寺に見事に(?)幽霊が出たため、〈すずめバス〉の怪奇ツアーは大人気! 藍は毎晩とんでもない謎と怪奇に挑戦することに…。“霊感バスガイド”が大活躍する異色シリーズ第1弾。表題作ほか全五篇を収録。
  • 374(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    荒川 悠衛門
    レーベル: 角川ホラー文庫
    出版社: KADOKAWA

    第42回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉受賞作!

    漫画家を目指す高校生の秋人(しゅうと)はある晩突然、不気味な「何か」に襲われる。直後、唯一の理解者の兄が行方不明に。兄を捜すべく訪れた奇妙な探偵事務所で秋人は、奇怪な存在「異形」を追っているという所員のメイとリズに出会う。リズの目には、秋人に取り憑く異形の影が映っていた。異形と兄の失踪、そしてリズたちが追うある人物。全てが繋がったとき、驚愕の展開を迎える! 第42回横溝正史ミステリ&ホラー大賞<読者賞>受賞作。
  • ある日、如月奏太のクラスに転入生がやってきた。とてもかわいくて、とても美人な転入生、七瀬杏は今朝、奏太が道端で見た白い女の幽霊に憑かれていた。ある対処法を使い、幽霊を一時的に杏の中から出す事に成功するが、翌日にはまた取り憑かれてしまう。何故七瀬杏に取り憑くのか、女の幽霊の目的は何なのか。同時に始まる恋の行方。奏太のことを好きになってしまった杏だが、奏太には見向きもされず――!?
  • 内部告発と国際的な陰謀、それらに共通するものは何なのか?

    平岡は正体不明の内部告発者による内部告発について調べていた。 そんな時、同じ系統の調査をしていた知り合いの嶋田から呼び出される。 嶋田の知り合いの安永という男もこの種の件を調べていたというのだが、死んでしまったという。 そして安永が調べていた事を調べていた嶋田も死んで……。
  • 330(税込)
    著者:
    深川夏眠
    レーベル: 深川夏眠
    出版社: 深川夏眠

    春夏秋冬、四季折々の小さくて少し不気味な物語。タイトル calendario はイタリア語でカレンダー(暦)のこと。旅と食事と、ほんの少しの血の匂い……。

    ネットで公開中のショートショートから季節感のある作品をピックアップした『からんどりえ』その後。書き下ろしを加えての電子書籍化、全16編。
  • 352(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    木犀 あこ
    レーベル: 角川ホラー文庫
    出版社: KADOKAWA

    泣けるノスタルジック・ミステリ!

    ワールド・ワンダー・パークでは、不思議なことがよく起きる。幽霊が見える樋高燐太郎は、唯一のゴースト・ホスピタリティ係の社員として、今日も怪異の対応に追われていた。ウォーター・ライドで浴びせられる黒い水、異次元に繋がるという噂の扉、昔の約束を果たしに来た幽霊、見つからない迷子……。ゲストの笑顔を守るため奔走する燐太郎はやがて、パークに秘められた過去に気づく。夢と感涙のノスタルジック・ミステリ!
  • シリーズ40冊
    110220(税込)
    著者:
    鳥越敦司
    レーベル: dtc
    出版社: dtc

    驚くべき未来

    未来に起こる、驚きの出来事を綴るSF長編小説。インターネット関連会社の社長を訪れた青年は、実は・・・だった。そこから始まった未来の社会とは、どのようなものか?
    未来の日本とは、このようなものなのかと、きっと、あなたは唖然とするだろう。
     ここから始まるSF長編小説の登場人物と会社名を、ここに掲載する事にしよう。この第一巻より後に出てくる人物も紹介しよう。
    サイバーモーメント 鬼沢金雄 社長(改名後、黒沢) 舞山舞子 
    社長秘書 美月美姫 美月さりな 美姫の妹
    美女火星人 ニーダ 火星の日本語講師 メレニ 美女検査官エスノ
    火星の番組制作会社 社員 セロナ ソリゲム ダリモ部長
    火星の仮想通貨関係者 ドーザム AV好きの医師 ミタリー
    株式会社夢春(むしゅん)の社長 籾山松之助(もみやま・まつのすけ)
    春野美秋(はるの・びあき) 籾山の恋人
    白湖鏡香(しらこ・きょうか) 夢春の受付嬢
    時・流太郎
    真上綸蘭(まうえ・りんらん) 愛高島の観光ガイド
    城川康美 時・流太郎の彼女  身長158センチ、ロングヘアでBWH(バスト・ウエスト・ヒップ)は、84、58、87
    貴美(きみ) 康美の双子の妹 白月照乃 貴美の同僚
    株式会社・近未来の社長 城川康一 康美の父親
    株式会社ネットダイヤモンド社長 今月大治(いまつき・だいじ)
    パリノ・ユーワク 火星人 兄 バリノ・ユーワク    弟
    宇間太朗 相出(そうで)澄香(すみか) 康美の部下
    南出裳有雄 セールスマン 鮫肌輝美子 南出裳の部下
    蕪山得男 デイトレーダー
    この物語は日本とか地球だけの舞台では、ない。やがて地球外へと進んでいくのである。
    もちろん地球外の知的生命体も頻繁に登場してくるので、お楽しみ、いただきたい。
    奇想天外なSF小説としては、類を日本では(?)見ないだろう内容です。
    試し読みで、まずは楽しんでみてください。
  • 396(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    秋津 朗
    レーベル: 角川ホラー文庫
    出版社: KADOKAWA

    第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉受賞作!

    許すのは5回まで。次は即リセット――。理想の環境を求めるその男は、自らの基準にそぐわない人間や動物を殺しては、別の土地で新たな人生を始める「リセット」を繰り返していた。
    一方、フリープログラマーの相川譲治は、シングルマザーの姉親子の失踪に気付く。姉と同居していたはずの男の行方を追うが……。
    デジタル社会に警鐘を鳴らすシリアルキラーが誕生! 第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉受賞作。
  • 330(税込)
    著者:
    宮内栄道
    レーベル: 宮内栄道
    出版社: 宮内栄道

    郷土伝承を漁るのが趣味の大学生が図書館で突如入り江の漁村が潰えてしまったという噂話を耳にする。興味本位で噂を確かめに行った彼の元に、徐々に事実が降り積もり、やがて彼は入江で不気味な老人と出会い真実を知る。
  • 220(税込)

    美しい人妻の静子は大江春泥からつけ狙われる。決して姿を現さない春泥。そして静子の夫がついに犠牲になる。恐れ慄く若く美しい人妻。緻密な犯行に思えたが、手がかりから推理を組み立て、やがて追い詰める。果たして淫獣を暴くことはできるのか。江戸川乱歩の代表作のひとつ「淫獣」。人嫌いの征木愛造であったが、美人女優の木下芙蓉に憧れていた。しかし芙蓉は友人の恋人であった。横恋慕した征木は芙蓉を殺してしまう。死体を愛する征木。しかしやがて遺骸はだんだん朽ちてゆく。おぞましい死体愛好者となった征木は……。「蟲」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 1.「嗤う」
    四十年輩の男性が、20年ほど前、大学卒業後、社会人1年目の盆に里帰りした時の体験。地元の友人と深酒をして実家まで歩いて帰る道すがら、地元唯一の小さな商店街に差しかかった時の事。なつかしい気持ちに誘われてフラフラとシャッター街になってる商店街を歩いているうちに、幼い頃聞かされた都市伝説を思いだす。ところが、実はその都市伝説はきっかけになった凄惨な事件があった事を知る事になるのだが・・・。

    2.「電話ボックス」
    雪降りしきる12月の札幌。当時中学生だったY君は、初恋の相手と毎夜のようにこっそりと電話をしあっていた。ある夜、Y君は母親に長電話を咎められ、自宅の電話を禁じられてしまう。仕方なく、家の前にある電話ボックスを使う事にしたのだが・・・。そこで彼を待ち受けていたのは背すじも凍る不可思議な体験だった。そして、謎に包まれていた怪体験はその数年後に思いもよらない形で真相を顕す事になったのだが・・・。

    3.「壁のシミ」
    7、8年前のこと。当時18歳だったミホちゃんは、上京して小さなワンルームで一人暮らしを始めた。昼は正社員、夜は大学の夜学に通うハードな毎日を過ごしていた頃、ある時期から自分の部屋の壁におかしなシミを発見する。やがて何かに突き動かされるように毎日そのシミを監察するようになるのだが、しばらくして、遂にそのシミが原因と思われる異変が彼女を襲う。霊感の強い友達によれば、7、8年前のある出来事が、実はまだ終わっていなかったという。

    4.「玄関」
    およそ10年程前、一人の若者が舞台俳優を目指して劇団に入団してきた。屈託なく華のある男ではあったが、ある夏の夜、彼が住まう一人暮らしのアパートに帰って来た時、立て続けに奇妙な体験に巻きこまれてしまう。初めての怪奇現象は、結局解決をみる事なく数日が経つ。そして、更なる恐怖が彼らを飲み込む事になる。果たして何が起きてどうなってしまったのか。
  • 440(税込)
    著者:
    館山緑
    レーベル: granat
    出版社: granat

    あの日、願いと引き換えにした全て

    「八人の願いが願い」が叶うまじない、八方様の存在を土屋湖子が知ったのは、親族である土屋由可奈の三十三回忌。彼女の本に挟まった紙片に「ツチヤココ」と書かれていたのを見つけた時だった。 幽霊となって現れる由可奈。自分と由可奈の手首に現れた赤いリボン。由可奈の霊と共にかつて行われた八方様の秘密を探っていくが、見つけた参加者は次々に蜘蛛にまつわる奇妙な死を遂げていく。命が尽きる刻限までに湖子は真実に辿り着くことができるのか──

    邪教に翻弄されるカウントダウンホラー。
  • 命と孤独のオリジナル短編集

    「貴方にしか殺せないのです、らいらいぼうは」売れない作家を頼ったその人物は、聞いたこともない恐怖の存在に怯え切っていた――。心を飲み込む恐れと愛を描く作家の手記「らいらいぼうの殺し方」、生前に付き合いの無い者を弔う教師と子の物語「見知らぬ彼への弔辞」、死を控えた姉の緊張感あふれる独白「似ている花の落ちようは」、物盗りと人形師の出会いを描く表題作「ひだまりの人形師」ほか、書き下ろし「無援の影法師」を含むweb掲載作品全二十編を収録。切なく温かい作品を厳選した命と孤独のオリジナル短編集。
  • 銀行融資の総量規制、貸し渋り、粉飾決算、一部上場企業の倒産、左遷、転落…。バブル崩壊の嵐の中で、翻弄される銀行員。銀行員同士のライバル意識が殺人事件を生み、犯人には、さらなる悲劇が…。

    ◆◆元銀行員が書いた、銀行を舞台にしたホラーミステリー◆◆
     今を時めく「半沢直樹」シリーズの後追い本と思われがちですが、本作は、銀行ミステリーの大家・池井戸潤氏や江上剛氏がデビューする前に書かれました。
     銀行現場のリアルすぎる描写と、主人公の露悪的なキャラクターから、作者が20年以上封印してきた作品です。処女作でありながら、小説推理新人賞の2次選考通過作でもあります。
     今回の出版に際して、ミステリーとしての矛盾点を正し、専門的な内容をわかりやすくするなど、大幅な加筆・修正を行いました。
     舞台は、バブル崩壊前後の日本橋兜町。主人公の池崎は、地方銀行の兜町支店に勤める融資担当の中堅行員です。
     彼は、優良取引先の社長令嬢をめぐり、都市銀行のエリート銀行員と恋の鞘当てを演じていました。
     ある日、融資窓口に、中小企業の経営者が現れます。社長とは思えない姿や物腰に池崎は驚き、一度は融資を断ろうとしました。しかし、その経営者との取引には、ライバル銀行員に勝つことができる大きな魅力があったのです。
      バブル崩壊前後に、日本橋兜町周辺で融資を担当していた作者だから書けるリアルな描写。
     「半沢直樹シリーズ」の対極をなす、救いようのないラストのどんでん返し!
     賛否両論必至の問題作です。
    著者プロフィール
    永嶋 信晴 [ナガシマ ノブハル]
     東京生まれ。早稲田大学および日本大学卒業。地方銀行に約10年間勤務した後、各種業務代行会社を設立し独立。ライターとして、ビジネス書や家庭医学・福祉書、旅行ガイドブックなど多方面の書籍を執筆。銀行関連の著作やコラムなども数多く手がける。
     2013年のテレビドラマ「半沢直樹」放映の際は、週刊誌の記事に、元銀行員の立場から情報を提供。
     2018年、池井戸潤氏原作の映画「空飛ぶタイヤ」では、パンフレットのコラムを担当した。
  • 299(税込)
    著者:
    山本清流
    レーベル: 山本清流
    出版社: 山本清流

    【女子中学生×サイコパス】※覚悟なしで読んではいけない

    【冒頭】
      関係各所の皆さまへ。
     X県にて中学校教員をしております笹沢高志と申します。
     このたびのX県立H中学校の女子生徒の自殺事件に関しまして、ネット上ではむやみやたらと憶測が飛びかい、その勢いはマスメディアにも及んでいるところであります。
     わたくしの勤める中学校にも、通勤ルートにも、散歩に出かける公園にも、はては自宅にまで、週刊誌やテレビ局の記者が駆けつけるような騒ぎとなりました。
     たいへん息苦しい生活を送っております。
     わたくしだけならまだしも、わたくしの妻や子供にまで、その苦痛は伝播しているところです。
     教育者であるわたくしといたしましても、今回の悲惨な自殺事件につきまして無言を決めこむことはできません。
     わたくし個人としての見解を、学校を通さずに、ここに公開することにいたしますので、その方はご理解いただきたいと願うばかりです。
     さて、早速、本題に入ることにいたします。
     皆さまも周知の通り、七月二日の午後三時ごろ、X県立H中学校のある女子生徒が濁流の河川にその身を投げました。
     それから三時間後、午後六時ごろに、その河川の下流から彼女の身体が遺体となって発見されました。
      水死でした。
     その後の警察の調査により、女子生徒の自宅から彼女の筆跡による遺書が見つかり、その遺書の中で、わたくしの実名が記載されておりました。
     そのことがわたくしの許可もなく、先走って報道されることになった次第です。
     その遺書の内容というのが、六月末、公開授業でH中を訪れていたわたくし、『笹沢』とのネームプレートを下げた教師に対して、『助けて』と記載のある紙切れを手渡したというものであります。
     遺書の中では、詳しく事情を聞いてほしかった、しかし、その教師は無視して、そのことを学校側に告げ口し、学校側からは叱責されることになった、と続けておりました。
     その内容だけを見ると、まるでわたくしが女子生徒のSOSを踏みにじったかのように思われるかもしれません。
     そのことについて訂正させていただきます。
  • 299(税込)
    著者:
    山本清流
    レーベル: 山本清流
    出版社: 山本清流

    【驚天動地のどんでん返し】三百の死体がある館で、いったい、なにが……。

    【冒頭】
     ヘリコプターが車体の一メートル上方にべったりとくっついて付けまわしているかのように感じられるほど、激しい雨だ。バタバタと耳に痛い騒音を出し、車体をあらゆる方向から圧しつぶそうとしているようである。この頑丈なはずの鉄塊をここまで頼りなく思ったことはない。車体は、強風によって右往左往し、危うく木々に激突しそうになるのをこらえながら、なんとか前へ前へと進んでいる。どこかで釘でも踏んだのか、右前のタイヤに異常があるらしく、車体はそれ自身でガタガタと盛大に揺れていた。
    「まだか?」
     剛田は、激しい揺れに耐えるようにシートベルトを強くつかみ、助手席から運転席に声を飛ばした。
    「え、なんですって?」
     運転席に座る神林は、大声で応じて、聞き取りづらかったように左耳を傾けてくる。もともと耳の遠い男だったが、彼のせいというよりは、車体に弾ける雨の轟音で車内がパチンコ店よりも騒々しくなっているせいだろう。自分の言い方を失礼だと恥じたのか、「すみません。もう一度、お願いします」と言いなおした。
    「まだか、って言ったんだ」
    「ま……ってあの、なんですって?」
     ゆとり教育の弊害か、神林には、学習能力が乏しいところがある。彼は、言い滑った生意気な言葉を訂正するように「あの、雨音が」と付言した。
    「まだかかりそうなのか、ってんだよ」
    「あ、あの、ちょっと聞きとれないです」
     申し訳なさそうに目尻を垂らした細面で、こちらに顎を突きだし、ぺこりと頭を下げる。雨粒の数々が車体を襲う音のせいで、助手席と運転席の距離でも満足に会話が成立しない。おそらく、それを重々承知で、すべての非はこの自分にありますとでも言いたげなその顔で剛田の苛立ちを丸く収めようとしているのだろうが、この危険な運転の最中にフロントガラスから目を離すバカがあるか。
    「もう、いい。運転に専念しろ」
     剛田は、毛深くて太い人差し指をフロントガラスに向けた。神林は、またもや、ぺこりと頭を下げ、ハンドルにしがみつくようにして前方に目を凝らした。
  • 幽と霊の物語・4編の短編集。
    留守の時、誰かが侵入している部屋。清掃の求人募集で働いたら…。Hをしている時だけ、相手の背後に憑いている霊が視える人。あの日、私は、新しい店で…。

    一・【侵入者】
    二・【求人募集】
    三・【視える人】
    四・【あの日、私は】
  • 440(税込)
    著者:
    館山緑
    写真:
    松代守弘
    レーベル: granat
    出版社: granat

    もう戻れはしない場所を共に歩こう

    異界に至る境界線を歩いていく少年少女の物語を集めた第二短篇集。アンソロジー寄稿作品、note掲載の短編小説と、書き下ろし短編『友の部屋以外』を収録。

    収録作品
    戦えキルシュトルテ
    埋め尽くす君の黒
    友の部屋以外
    ツマベニの日
    そんな世界
    飼育小屋のゴミで肉
    心には君のパズル
  • 440(税込)
    著者:
    館山緑
    レーベル: granat
    出版社: granat

    あなたの声が命を削る恋の結末

    妖怪伝承の残る夜待島に住む少年、旋(せん)は他島の学校に通う中学生。流れてくる声に惹きつけられ、波止場で出逢った『あの人』にほのかな思いを寄せた。しかし彼女と出逢うたび衰弱していく。旋がヨブコ除けの刺青を彫られた後、彼女の声も姿も思い起こすことができなくなった。
    しかし島々は穢れで満たされ、ついには身近な存在にまで惨劇が起こってしまう。
    旋の出逢った『あの人』は本当にヨブコなのか。自分は何を彼女に問おうとしているのか。
    ずっと聞こえていた声が導く初恋惨劇。
  • アメリカ人作家ヘンリー・ジェイムズの傑作「The Turn of the Screw」の新訳&完訳です。

    10歳のマイルズと8歳のローラの世話を任された新任家庭教師の「わたし」は、ある日屋敷内をうろついている見知らぬ人間と遭遇します。それが幽霊だと分かり、子どもたちを狙っていると感じた「わたし」は、お屋敷の使用人の長であるグロース夫人とともに、事件を解明しながら子どもたちを守ろうとします。でも、幽霊が見えるのは「わたし」一人な上に、幽霊と子どもたちがすでに密かに結託しているらしいと思い始めるに至って、「わたし」は恐怖に混乱しはじめます。そもそも、幽霊は本当にいるのか?「わたし」は子どもたちを守れるのか?
    古典的ゴシック・ホラーの形式を取りながら、読者を次第に心理的な迷宮に引きずり込むホラー文学の傑作です!
    縦書き、ルビ付き、脚注付き。初出の『Collier's Weekly』誌に掲載されたモノクロ画像6点(表紙を含む)を収録。
  • 440(税込)
    著者:
    館山緑
    イラスト:
    佐竹愼
    レーベル: granat
    出版社: granat

    ユメの欠片はいつまでも僕達を切り刻む

    少年少女の痛みと向こう側を描く物語を集めた初短篇集。独特なカラーを持つアンソロジーに寄稿した館山緑の短編五本と、書き下ろし短編『蓄積された君のユメ』を収録。

    収録作品

    上書きデスメモリー
    キャンディレッド保存箱
    エリカワフユのテープ
    暗がりにて真名呼ばふ
    夏海の日記
    蓄積された君のユメ
  • 440(税込)
    著者:
    館山緑
    イラスト:
    なきくに
    レーベル: granat
    出版社: granat

    暗がりを浸し流れるわたしの血だけが惨劇の海への道標だった

    平凡な四人家族が惨殺される事件。十二歳の誕生日に起こった『最初の事件』でただ一人残った少女、万里はそれ以前の過去を全て失っていた。
    犯人が万里の体に刻んだ逆三角形の印。悪夢を見るたび、塞がったはずの傷から血が流れる。
    少女が養親の家で穏やかな日常を取り戻した頃、『マリ事件』と呼ばれた四人家族の連続殺人が起こり始め、その現場には必ず万里へのメッセージが残されていた。あの夜に起こったことは何か、自分が失ったものは何なのか。万里が失ったあの夏の夜の欠落を埋められる日は訪れるのか──
    痛みを抱える少女のための青春サスペンスホラー。
  • 440(税込)
    著者:
    館山緑
    イラスト:
    Neit
    レーベル: granat
    出版社: granat

    ただ恐怖していたあの日に戻ることができればいいのに

    自分が恐怖を抱いているのは『ここ』だ。ヒヅメ坂だ──
    もうすぐ秋の祭を迎える頃。閉鎖的な集落、ヒヅメ坂に住む少年、来(きたる)は何の理由も兆候もなく強い恐怖感が起こり、外に出ることが困難になった。
    大切な四人の幼馴染み達と共に、何に恐怖しているのかを探ろうとするが、その合間にもヒヅメ坂は刻々と異様な場所へと変わりつつあった。その頃から徘徊しているらしい不審な女。家庭訪問に来た担任教師が体を引きちぎられて死亡した頃から、自分の周囲の人々が変化しつつあることに気付く。
    このヒヅメ坂で何が起こっているのか。少年は自分の恐怖の根源を知ることができるのか?
    クトゥルー神話をモチーフとした青春怪異譚。

R-18 ADULT ONLY成人向けの内容が含まれる書籍が 15 件あります。

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