『文芸・小説、めがイラスト、ドワンゴ』の電子書籍一覧
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こんなに苦しいのに、生きる意味ってなんだろう。
「あなたも、生きたくても生きられないのでしょうか」
2035年、神奈川県・江ノ島の<ラストリゾート>。
この場所で遠野眞白が出会う人は、誰もが「死にたい」と願っている。
安楽死が合法化された日本。
人命幇助者<アシスター>の眞白は、死に救いを求める人々と正面から向き合う。
暗闇の奥底に微かな「生きたい」があると信じ、希望の光を照らしたい。
もう二度と、あの日の後悔を繰り返さないために。
苦しくても、生きる理由を見つめ直す。
新鋭作家が紡ぎだす、切なくも温かい命の物語。 -
もう、生きられない。
おれのせいで人が死ぬ。それでも生きたかった――。
生まれてこの方、須磨軒人(すま・のきひと)に安心できる場所はなかった。
どこにいてもお化けに苛まれる。人に憑りつき、人を殺す“真っ黒なお化け”に。
そのために友達もできず、お化けに対して理解を示そうともしない父親とも縁を切るはめに。
しかし、結婚し、家族を持った軒人はもう逃げるわけにはいかない。
なぜ自分にばかりお化けが出てくるのか?
父は本当にお化けが見えなかったのか?
お化けとは一体何なのか?
謎を抱えたまま、軒人はある霊能者を頼ることになるが――。
――次はおれが、殺される。
Twitterで話題の新星が放つ本格オカルトホラー。 -
この優しい“ご縁”にあなたも笑顔で涙する。令和のあやかし婚礼物語。
現代にも人間に化け、何食わぬ顔で社会に紛れ込み生活している「あやかし」たちがいる。幼い頃からそんな者たちが見えるおかげで、恋も仕事も失敗だらけの福来てまり。お人好しの彼女は、たった今も暑さに苦しむ雪女へ氷水をかけ、誤解から仕事をクビになりたてほやほやだ。だが、捨てる人あれば拾うあやかしあり。途方に暮れるてまりの前に、幼馴染みの天狐・九曜が現れる。「お前のご主人様を忘れるな」――九曜が営む結婚相談所「月下楼」に拾われて働くことになったてまりだが、そのお客様とは一風変わったあやかしたちばかりで……!? -
この痛みは、誰にも言えないはずだった。
「私、雷に打たれたいんだよね」
僕の隣で、千歳さんがそう呟いた。
いつも制服の下にハイネックのシャツを着ている風変わりなクラスメイト。
彼女に頼み込まれてこの夏、雷を“落とす”ための避雷針作りを手伝わされることに。何でもなかったはずの僕の日常が、彼女によって少しずつ彩られていく。
きっと、千歳さんは何かを隠している。
それでも千歳さんと一緒にいたくて、ずっとこんな日が続けばいいのにと思っていた。
彼女の“ひび割れ”にも気づけないまま……。
トゥーファイブクリエイターアワード《小説部門賞》受賞作。
ゆっくりと進む恋と痛み。少年と少女が“心”を見つけるひと夏の物語。 -
出雲大社の謎にせまる歴史ミステリー!!
古代日本史における衝撃的な新説を説いた論文が盗まれた――。
大学教授だった亡き父の最後の論文が誰かに盗まれたと疑いを持った篠宮奈流美は、消えた父の論文の手がかりを探すため生前父と交流のあった糸魚川の郷土史家・衿角家を訪ねた。学者並みの知識を持つ青年、児嶋陸を紹介された奈流美は、父から聞いていたヘビ、ハチ、ムカデ、そして出雲大社というキーワードから消えた論文の捜索の協力を陸に求める。
果たして論文は本当に誰かに盗まれたのか、そして解き明かされる古代日本人たちが体感していた神秘とは――。
圧倒的な知識と考察で描かれる古代日本の神話と神秘に触れる本格歴史ミステリー小説。 -
生きる希望を失くし、集団自殺をした四人に訪れた奇跡は救済かそれとも罰か
大阪の安アパート「詩名内荘」に住む四人の住人たちは、偶然にも時を同じくして取り返しのつかない“罪”を犯してしまう。生きる希望を失った四人は集団自殺を決行するが、何故か目を覚まし罪を犯す前に時が戻っていた。人生をやり直すチャンスを得た四人は、罪を犯さぬように行動するが、どこかで歯車が狂っていき――。
後悔できるほど弱くて小さい人間は「無敵」じゃない。
Twitterフォロワー数60万人超えのもちぎが描く”覚悟”と”愛情”の物語。
(※2021年9月現在) -
その殺人鬼に殺されたらこの世から消えちゃうんだって
「ねえ、秘密のアプリって知ってる?」
いつものように教室の片隅にいると、楽しそうな女子たちの噂話が聞こえてきた。
【過去を自由に変えられる】という夢のようなアプリ。
みんな噂話だとわかっているけど「あったらどうする?」と話題が絶えない。
もし僕だったらどんな過去を変えるだろう? きっと「僕を『普通』の人間にして下さい」こう願うかな……。
次の日、いつものように登校すると――友人の三宮春乃が消えてしまっていた。
何故だかみんな春乃のことを憶えてないようだ。まるで元からいなかったみたいに。
「誰かが“アプリ”を使って、この世から春乃が存在した過去を消した?」
――秘密のアプリは夢なんか与えない。その日から噂は現実となり、僕たちの『普通』は壊れていった。 -
前略、あの思い出の和菓子にはあたたかい“縁”がつまっていました。
「私には、『思い出の色』が視えるんです」
触れたモノの“色”にまつわる大切な記憶が視えてしまう少女・藤宮紅。
その体質が原因で人付き合いがうまくいかず悩んでいた彼女は、心機一転、幼い頃に見た「思い出の和菓子」を訪ねて、いざ京都へ。そこで和菓子屋『静閑堂』の店主・大江樒と出会い、紅の人生は徐々に色づき始めていく。他界した妻が残した紺碧の謎、さる貴人に頼まれた奇妙な注文、すれ違いの祝い菓子など『静閑堂』では様々な想いと悩みを持つ者との出会いが待っていて……。
しっとり切なく心を癒す、四季彩まとう優しい和菓子の物語をご賞味あれ。 -
新米除霊師と白いモフモフが困った幽霊たちをポンコツながらにお助けします!?
「逝ってらっしゃい」「おかえりなさい」
――どうか、あの空の向こう側が、優しくおだやかな場所でありますように。
タカヤは代々除霊師を輩出する有名な寺の跡取り息子。しかし、本人は除霊師のパートナーと言える使い魔も持たず、ある理由から除霊もできないポンコツ除霊師。
ある日、「ゆうやけ公園」で白いモフモフのポメラニアン……もとい、狛犬の「しろがね」と出会い、使い魔を得たタカヤの人生は一変する(およそ、大変な方向で……)。
毎週飛び降りる習性を持つ未婚の花嫁幽霊、幽霊たちを引き連れバイクを爆走させる「百鬼夜行ライダー」、消えるタクシー乗客伝説を作るおじいちゃん――そんな未練を残した厄介で訳ありな幽霊達を助けるため、タカヤはあちこち奔走することに!?
これは新米除霊師と白いモフモフが半人前になるために奮闘する、泣いて笑えるハートフル“助”霊物語。 -
ありふれた高校生活、その裏に隠れた真実とは――。
クラスメイトと適度な距離を保ち、深く関わりすぎないよう気をつけながら穏やかで平和な日々を過ごす高校生、卯月遥臣。そんな遥臣のクラスに美しい少女、鷹宮螢が転校してきた。
「ボクは、深く関わる相手は自分で選ぶことにしてる。だから、わざわざ気を遣って話しかけてこなくていいよ」
螢の人を寄せつけない転校の挨拶に、遥臣はクラスの雰囲気が壊れることを不安に思い、そして期待した――。
遥臣が人との深い繋がりを避けてきた理由とは? 螢に惹かれる理由とはなんなのか。
どこにでもいる普通の高校生たち、彼らが抱える秘密とは――。
心に傷を持った思春期の少年少女たちの青春群像劇。
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