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『文芸・小説、恋愛、101円~400円』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全1675件

  • シリーズ2冊
    308385(税込)
    著者:
    Sarah
    レーベル: Sarah
    出版社: Sarah

    東京からサンフランシスコ。そしてオークランドへ――親友に再会した瞬間から、眠っていた恋心がスパークする

    【あらすじ】ユウタは大学3年を迎えようとしている。最近は進学するのか就職するのかも曖昧な彼の様子に、ガールフレンドのカナはかなり機嫌が悪い。彼女の心情を推し量ることもないユウタはひょんなことから大学院を目指したいと発言したことで。彼女の怒りは頂点へ。連絡を切られてしまう。やっちまったと反省をしつつも進路に希望が見いだせないユウタ。そんな時。高校卒業から音信普通だった親友・慶介からメールが届く。カリフォルニアの進学校に通う慶介はどんな生活をしているのだろう。そう、急な好奇心と逢いたい気持ちが抑えきれず、ユウタは突如カリフォルニアに。慶介に会いに行こうと決意する。【登場人物】・ユウタ・・・東京の大学に通う3年生。ちょっと優柔不断。お調子者、サッカー、身体を動かすことが得意。・慶介・・・ユウタの高校時代の同級生。高校時代あまりにもモテていたにもかかわらず女の噂はまったくなし。ちょっとミステリアスな部分がかえって興味を掻き立てる存在。・ディーン・・・アメリカの一大チェーンホテルのご子息。容姿端麗で成績優秀。手に入れられないモノは何一つないとタカをくくるおぼっちゃま。・ジェシカ・・・ディーンの知り合い。慶介のホームステイ先・ミレンダ・・・シェシカの娘
  • シリーズ4冊
    352418(税込)
    著者:
    文月夜果
    レーベル: 文月夜果
    出版社: 文月夜果

    恥辱モブレなボーイズラブオリジナル。

    室町時代から続く、青雅(せいが)の里ーー忍者の時雨(しぐれ)は、頭領の八雲(やくも)に仕えている。
    あるとき八雲から任務を下された時雨は、違法ドラッグを製造しているという高松組のやくざの根城へ単独偵察潜入任務を行う。
    だが、やくざたちに時雨はとらえられ、熟れた体に淫らな性拷問を受けてしまう。媚薬漬けにされ、やくざたちに凌辱の限りを受けるのだった。

    なんとか里から救出された時雨に、村の男たちの欲望が叩きつけられる。 緊縛され、射精を管理され、全身を筆でくすぐられて、乳首を嬲られ、羞恥と屈辱の中で何度も達してしまう時雨。
    淫らな体は八雲にも目撃され、数多くの男たちに何度もねっとりと犯されてしまう。

    八雲からの溺愛がはじまる。淫蕩な体を部屋で、風呂場で責められて、悦楽に時雨は咽び泣く。
    肥大した乳首をいじめられ、結腸まで責め抜かれて、禁断の快楽におぼれていく。

    里を離れる八雲から貞操帯を贈られた時雨は、悶々とした日々を過ごしていた。八雲の息子である嵐(あらし)と凩(こがらし)が、そんな時雨を誘惑する。
    十代の若い雄の滾りを二人分受け止め、濃厚な愛撫を受けながら、胸の尖りにニップルクリップを嵌められ、それでも射精は許されず……時雨は、淫らに花開いていく。

    嵐と凩との情事は八雲にバレてしまう。緊縛され、目隠しを施された時雨の尿道を、八雲はいやらしく性感に作り替えていく。
    優しい言葉責めを受けながら、恍惚とした気持ちで、時雨は『メス』に堕ちていくのだった。
    第一話 長編91ページ あとがきあり 電子書籍限定 R18一次創作BLオリジナル小説
    (第二話、第三話は、近日中にアップする予定です)
  • シリーズ3冊
    385506(税込)
    著者:
    石田衣良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく……。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。
  • シリーズ4冊
    330550(税込)

    シリアルキラーを追い詰めろ!凄腕ハッカー×やさぐれ記者、年の差バディが主役のサスペンスBL

    「一分は恐ろしく素早く過ぎる。一匹のバンダースナッチを押しとどめる方がまだ楽だ」
    フリーランスの記者・風祭遊輔は、新宿二丁目で働くバーテンダー兼凄腕ハッカー・富樫薫とバディを組み、動画サイトやSNSにて芸能人や権力者の悪事を暴露していた。
    チャンネル名は『バンダースナッチ』。
    鏡の国のアリスに登場する、個にして群の架空の怪物。
    ある時二丁目で売春していた青年・間宮春人が性的暴行を加えられた無惨な死体となり、奥多摩の山林から発見される。
    彼を殺したのは妖精の木こり≪フェアリー・フェラー≫。
    遊輔と薫は≪フェアリー・フェラー≫の追跡を始めるのだが……。
    年下執着尽くし攻めバーテン(22)×強気眼鏡受け記者(32)
    イラスト:稲(@haigamai88)様
  • 20世紀ドイツ文学を代表する作家トーマス・マンの代表作『ヴェニスに死す』を、日本におけるトーマス・マン研究の第一人者実吉捷郎の名訳で電子化。
  • シリーズ12冊
    286704(税込)
    著者:
    喜多みどり
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    あなたが本当に食べたいものはなんですか? 願いが叶うお弁当、召し上がれ。

    「あなたの食べたいもの、なんでもお作りします」恋人に二股をかけられ、傷心状態のまま北海道・札幌市へ転勤したOLの千春。仕事帰りに彼女はふと、路地裏にひっそり佇む『くま弁』へ立ち寄る。そこで内なる願いを叶える「魔法のお弁当」の作り手・ユウと出会った千春は、凍った心が解けていくのを感じて――? おせっかい焼きの店員さんが、本当に食べたいものを教えてくれる。おなかも心もいっぱいな、北のお弁当ものがたり!
  • シリーズ3冊
    330374(税込)
    著者:
    沙川 りさ
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「嫁に来てくれて、嬉しい」顔も知らぬ旦那様は、とても優しい人でした。

    私は今日、顔も知らぬひとのもとに嫁ぐ――。
    雨月智世(うづき ともよ)、20歳。婚約者の玄永宵江(はるなが しょうえ)に多忙を理由に結納をすっぽかされ、一度も会えぬまま今日に至ったのだ。
    初めて顔を合わせた彼は、恐ろしいほどに整った顔と、美しい黒曜石のような瞳を持つ美丈夫だった。
    智世を見つめる彼の目に浮かんでいたのは紛れもない歓喜。「嫁に来てくれて本当に嬉しい」――。

    何故宵江がここまで想ってくれるのか分からぬまま、智世は玄永家での生活を始めるが、宵江は相変わらず多忙らしく、すれ違い生活が続く。
    この結婚について、そして自分のことを本当はどう思っているのか、何も話し合えぬまま、智世は不安な日々を過ごす。
    だが、宵江は常に智世に優しく、また玄永家の屋敷のものたちも智世に気軽に話しかけてくれるため、智世の心もほぐれ、新生活を楽しめるようになってきた。

    そんなある日、屋敷の書庫で智世は玄永家の秘密を知ってしまう。
    実は玄永家は人間ではなく狼の一族。先祖代々時の政権に仕え、国の平和を乱す異形に対処する「異形専門」の警察部隊だったのだ。
    しかも、そこには自分の生家・雨月家の家系図も。なんと雨月家は代々、神に仕える巫女――神凪(かんなぎ)の家系だったという。自分はもしかして、宵江に捧げられた生贄なのか……。
    疑問が頭をうずまくなか、何も教えてくれない宵江に智世は不安を覚えるが、宵江の溺愛ぶりは全く変わらずで調子が狂ってしまう。
    その頃から、智世が嫁ぐ前から横行していた辻斬りが激しくなり、宵江の周りもきな臭くなり、智世は自分に出来ることはないか苦悩するが……。

    これは、優しい旦那様と一生懸命な花嫁の、幸せな物語。

    イラスト/烏羽雨
  • 谷崎潤一郎の名作・代表作を一挙収録した谷崎潤一郎全集の決定版。※本書は全9巻中の1巻目です。
    ●目次
    刺青
    少年
    幇間
    秘密
    悪魔
    悪魔続篇
    恐怖
    金色の死
    途上

    或る罪の動機
    或る調書の一節
  • テーラー見習いの茉莉は、ある誤解が元で音信不通になった憧れの人・大樹のスーツを作りたい一心で日々修行を積んでいる。ある日突然店に大樹が現れ、「もう一生離さない」と茉莉を家に連れ帰り、突然のプロポーズ!! そして半ば強引に同居を始める。実は大樹も茉莉のことをずっと想い続けていたのだった。2年間の空白を埋めるように愛を確かめ合う二人。新進気鋭の起業家として活躍する大樹だが、家では大人の包容力でどこまでも茉莉を甘やかし、「お前は俺だけのものだ。誰にも触れさせたくない」と独占欲全開! 激しく迫る熱を帯びた視線に、茉莉は身も心もとろとろに絆されてしまい…。
  • 407(税込)
    著者:
    金原ひとみ
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    「スプリットタンって知ってる?」そう言って、男は蛇のように二つに割れた舌を出した―。その男アマと同棲しながらサディストの彫り師シバとも関係をもつルイ。彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる者たちの生の本質を鮮烈に描き、すばる文学賞と芥川賞を受賞した、金原ひとみの衝撃のデビュー作。
  • 行方知れずになってしまった父親の借金を返すため、客もキャストも女性ばかりの風俗店で働き始めたミーナ。ある夜、店にやって来た美人姉妹のアマンダとアレシア。ミーナは彼女たちと濃密な一夜を過ごす。「わたしたちのところに来ない?」花屋を営むアマンダに誘いを受けるミーナだが、借金があるため風俗店を辞めることができない。ミーナは誘いを断るものの、それ以来、店にブーゲンビリアの花が届くようになる。ふたりのことが気になり始めるミーナ。しかし、アマンダとアレシアの邸にはとんでもないものが隠されていて「だめ、わたしのナカに入ってこないで……!」満月の夜、美女たちは触手に喘がされ、快楽の蜜沼に堕とされる。
  • 347(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    愛咲 メル
    出版社: KADOKAWA

    第9回魔法のiらんど大賞〈銀賞〉受賞作! 性悪腹黒系ヒロイン大奮闘ラブストーリー ヒロインが腹黒ってあり???

    美人なのに、ちょい腹黒で姫ポジションからは外れてる女子高生の莉花。友達とはテキトーに話して、テキトーに笑って。だけど、自分の王子様だけはずっと真剣に探してる。そんな莉花の王子様候補は街で噂の美形3人組。ある日、不良に絡まれている女の子を気まぐれで助けたら、偶然にも彼らの姫、望愛だった。3人組と親しくなる絶好のチャンス! でもライバルの望愛は、純情可憐な最強の主人公キャラ!! いつものモテクで、莉花は本気で恋した王子様をゲットできる――!?
  • 「いい子にしていたら、ご褒美をやる」。生徒とのトラブルが原因で心を閉ざし、厳格で威圧的な教師となった犬飼健介。その年の春、彼が勤務する高校に、可憐な美少女・周藤桃子が入学してきたことから、他人と一線を画してきた彼の日常が変わりはじめる。最初は桃子の存在を鬱陶しく感じていた犬飼だが、一途に自分を慕う桃子の心の闇を垣間見たことから、心に封印していたはずの感情が蘇り…。教師と女子生徒のスリリングで甘美な関係を描くラブストーリー。
  • 220(税込)
    2024/5/17 (金) 配信予定
    著:
    草凪優
    レーベル: Aubebooks

    きっとこれは恋なのだろう、と気づくのにそれほど時間はかからなかった。恋なら成就させなければならない。ひとまわり年上のキャリアウーマンを落とせる自信はなかったが、僕は告白するための計画をじっくりと練りあげることにした……マネキンとあだ名されるほどの美人でプロモーション抜群、けれどちょっと冷たい雰囲気の乃々先輩。ある日、会社で同じ課に勤める彼女が、大人のおもちゃ屋に入っていく姿を見かけ、妄想が暴走しだす。彼女はいま自分を禍々しいモノで慰めている、欲望にまみれた獣の牝。日ごとギャップ萌えは募っていき──大卒一年目の社会人の僕が嵌まり込む、天才的思い込み……2013年、小説「すばる」発表のトランス短編!

    【著者略歴】
    草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。
  • 220(税込)
    2024/5/17 (金) 配信予定
    著:
    草凪優
    レーベル: Aubebooks

    食品系商社の経理部に勤める三十路のわたしには、暴食の日があった。牛丼の大盛りとカレーの大盛り、生卵二個。午前零時過ぎの牛丼屋で、周囲の男たちの目をひくオーダー。女が牛丼を食べてなにが悪い、と胸底で吐き捨てる……美人の部類に入るわたしには、愛し合うことは素晴らしいことだと信じていた日々があった。そして自分が純真だと疑わないまま、ふたりの男を愛した。ひとりは会社の先輩。もうひとりは彼の学生時代の友人。そして三カ月後、二股は彼らの話し合いのすえ暴きたてられた。誰にでも股を開くセックス中毒、ただの淫乱。悪名は社内に蔓延した。二日続きの暴食のカウンターの向こうに、その悪名を知りながらわたしをデートに誘った新入社員が座って──真っすぐな心を思い出す、2013年、小説「すばる」発表の快癒短編!

    【著者略歴】
    草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。
  • 「ごめんね。さっき話したけど、わたしちょっと変わったプレイが好きなの。今日はお姉さんに任せてくれないかな?」三十八歳で独身の友梨佳は、パリ在住のクラシック・ピアニスト。久しぶりに帰ってきた日本では、リサイタルや日本の音楽大学での公開授業などのスケデュールが詰まっていて、最後に大きな『行事』が待っていた。高級ホテルのピアノルームでそれとない練習をしていたが、どうにもノッてこないとき、ふらっと訪れた地下アーケードで、その男、芳樹を見つけてしまう。このホテルをかつてよく利用していたときの年上の特別な男、奥澤にそっくりなのだ……。甘く切ない記憶に胸の奥が疼きだす。ノリが悪いのはこのせいだ。ナンパを成功させて、れろれろと舌を這わせたり、カリ首の周りを舐め回したり、鈴口に舌を入れて我慢汁をかきだすようにしたりすると、もう趣味が止まらない。ワケアリお姉さんの渇き、第二幕開演!!

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • シリーズ14冊
    330550(税込)

    破天荒な弟×心優しい兄、娼婦の私生児ブラザーズが殺人鬼に挑む

    戦争で文明が後退した未来、荒廃した大陸のどこか。傍若無人な弟に日々理不尽に虐げられる可哀想な兄がいた。
    トレーラーハウスを転がす娼婦の私生児として生まれ、兄は鳩のように心優しく純情な好青年に、弟は燕のように自由奔放な無頼漢に育った。
    ピジョンとスワロー、それが優男と色男の兄弟の名前。
    どこに出してもお互い恥ずかしい凸凹コンビ。
    そんな正義も論理も腐りきった世界を生きる、マザコンこじらせアウトロー兄弟のロードノベル。
    イラスト:能戸さま(@JUNKTOKAREV)
  • 世界はパンデミックした。これはその前夜の話。

    ある製薬会社の研究室で難病の新薬開発にうちこむ百瀬御影はアラフォーの科学者。
    人生のすべてを研究に捧げてきた彼女の前に現れたのは、新卒で優秀な千堂日日奈。彼女は若くて可愛いだけではなく才能があり、職場の男たちにちやほやされる目障りな存在。
    御影は日日奈を邪険にするものの何故か日日奈は御影に懐き、毎日手作り弁当を持ってくるように。
    日日奈のアプローチに辟易していた御影。
    苦言を呈そうと彼女を尾行して更衣室を覗き込み、ぎょっとする。
    日日奈のロッカーには御影の祭壇ができており、彼女が飲んだドリンクの空き瓶や盗撮した写真が飾られていたのだった!
    後輩→先輩。科学者同士のゾンビパニックGL。
    表紙:しろくらげ(@jelly_white__)様
  • 二度目の誕生日、私には何もない。

    長期の冷凍睡眠から目覚めた少女・白雪。
    彼女を出迎えたのは担当医師を名乗る男。 彼の話によるとここは地球を遠く離れたホスピス衛星であるらしいが、長期の冷凍催眠の後遺症で、白雪の精神年齢は無垢な幼女の頃に後退していた。
    白雪は医師を「せんせい」と呼んで慕い、ホスピス衛星での穏やかな時間が過ぎてゆくが、彼は白雪に重大な隠し事を抱えていた……。
    (ファンタジー/SF/宇宙/短編/年の差)
    「宇宙魚と地球蝶」とリンクしていますがこれのみで読めます。
    表紙:もなか(@shirono_e)様
  • 踊れ踊れマンドラゴラの娘。

    植物学者の父親と大きな屋敷に暮らす13歳の少女、ミラ。
    学校へ行くのを禁じられ退屈していたミラは庭師見習いの少年・デュークと仲良くなるが、ある日突然彼が蒸発。
    「裏庭の温室に行ってはいけないよ」
    父の戒めに隠されたおぞましい秘密とは。
    (ホラー/洋風)
    表紙:宮菜(@miyanamiya38)様
  • 396(税込)
    著者:
    長良直次
    レーベル: ――
    出版社: 文芸社

    経済的自由を得るために株式のデイトレーダーをしているアキラは、駅前の路上で花を売る春絵と出会う。最近トレードが不調だったアキラは、春絵から「幸運を呼ぶブーケ」を買うと、不思議と株取引に勝てるようになる。

    経済的自由を得るために株式のデイトレーダーをしているアキラは、駅前の路上で花を売る春絵と出会う。最近トレードが不調だったアキラは、春絵から「幸運を呼ぶブーケ」を買うと、不思議と株取引に勝てるようになる。アキラは、花の店を持ちたいとひたむきに働く春絵に惹かれていく。アキラは、ようやく自分の生きる道を見つけてプロポーズをするが、その瞬間かつての幻を見てしまう。
  • ファンタジー漫画の妖精に転生した元社畜。
    かなり個性的な泣き虫の勇者の尻を叩きながら、さほどトラブルなく旅をしていたのが、ある夜、まさかの問題発生。

    やたら体が熱く疼いて、したくてたまらない・・・!
    勇者の目を盗んで、処理をしようとしたものの、とんだ横やりがはいって、どうなる元社畜の手のひらサイズ妖精ライフ!

    転生ものBL小説です。R18の短編。
  • シリーズ11冊
    330605(税込)

    同級生で昔なじみの美緒。ある時期ちょっとイイ雰囲気になったかと思ったら安易にお金を借りていくようになり返済も遅れがちに…。もしかして俺って都合のいいおサイフだった?と情けなくなっていると、お金を返してきた美緒が「利息分はカラダで払うよ」と申し出てきた。これ幸いとベッドインした俺だが、思いがけずお互いの素直な気持ちを告白し合う流れになり、遊び半分だったはずのエッチはいつしかラブラブの本気セックスへ突入。未熟な男女がお互いの想いに揺れ動き、性愛と情欲の悦びに目覚めていく珠玉の傑作。
  • ■収録作品私は負けたことがないウィズバイラス・インジュピター夢の中の少女ソシャゲ世界のやり直しだいたいゾンビのせい信じた手紙は花の香り素敵なお話いっぱい書いてね!〜小説家のあなたが“ファンな”あの子にご奉仕される〜カクヨム編【CV:五月あめ】
  • 275(税込)

    奈良にある遥香の墓前で沢村に声をかけてきたのは三十を越えたばかりのその妹、美咲だった。東京へすぐには帰らず、東大寺・二月堂の「お水取り」に誘われるまま向かう時、遥香の生前、美咲と一度だけおかした過ちの夜が頭をよぎる。あの時、握られた手が、スカートの下へ導かれ……お松明の群衆の中で、再び、美咲が自身のコートをたくし上げた。つかまれた手首ごと引き寄せられ、ストッキングをまとった太腿に、手の甲が押し当てられる。苛立ちと戸惑い。沢村はスカートの中で手の甲を返し、内腿に指を挿し込む。閉じた腿のふくらみを割り、付け根に指を潜り込ませ──炎が人々の煩悩を燃やし、業を焼き尽くすといわれるお松明の紅蓮の向こうにふたりが見た過去と未来、罪と罰。爛れるほどに熱い激情の一夜を、炎が走り、火の粉を舞い散らし、やがて虚しくなろうとも、勇壮な二月堂・お松明に重ねて描き出す。著者最高傑作短編!!

    【著者略歴】
    うかみ綾乃(うかみあやの) ─ 奈良県生まれ。2011年『窓ごしの欲情』で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。2012年『蝮の舌』で第二回団鬼六賞大賞受賞。2016年『姉の愉悦』(『溺愛』と改題)映画化。小説家、コラムニスト、ミュージシャンの顔も持つ。近著に『永遠に、私を閉じこめて』(講談社文庫)、『蜜味の指』(幻冬舎アウトロー文庫)。
  • 倒錯的なプレイをしてみたい――
    秘密の願望はその夜、現実のものになった。

    メアリーが部屋に入ったとき、夫は若い男性客とブランデーを楽しんでいた。
    端整な顔立ちのその青年が言った。「こちらにおいでください。あなたをじっくり拝見したいので」
    彼は近づいていったメアリーのドレスを腰まで引き下ろし、ペチコートを引きはがした。「いけませんわ……おやめになって……」
    半裸の彼女を見つめる、青年と夫の舐めるような視線。
    青年は慣れた手つきでコルセットの前のホックを外し、あらわになった乳首をつまんでひねった。
    「奥さまは、好色な方でいらっしゃいますね」
    「底なしの欲望の持ち主です。さあ、始めてくれたまえ。好きにしてくれてかまわない」
    青年が瞳をきらめかせる。「デスクの上に身を乗り出し、もたれて」
    言われたとおりにすると、ズロースのスリットを左右に大きく広げられ、ヒップを丸出しにされた。
    ゆっくり、ゆっくりとヒップを這う彼の指が、そのとき不意に振り下ろされた。「ああ、痛い!」
    洗練された外見とは裏腹に彼は容赦なかった。メアリーのヒップの隅々に強烈な打撃を繰り出し……。
  • その夜、初めて秘密の願望を口にした。
    「私の両手をベッドに縛り付けて動けないようにして」

    寝室の壁に張り巡らされた巨大な鏡が見ている。夜ごと私が深紅のシーツの上で繰り広げる恋人たちとの淫靡な時間を――
    金曜の夜。ジョージが来た。「その髪は何だ」富豪の彼に不機嫌に言われ、急いでポニーテールにして寝室に入る。
    と、ベッドに腰かけていた彼はやおら立ち上がった。「俺の望みはわかっているだろ」
    ひざまずかせた私の髪を乱暴につかんで奉仕させたあと、慌ただしく帰っていった。
    月曜はカルヴィン。「オイルを塗ってくれ」たっぷり彼のものを愛撫すると、今度は彼がオイルをつけた指で私の敏感な場所を弄び始める。
    アブノーマルなのが彼の好みだ。私は四つん這いにさせられ、激しく貫かれた。
    そして今日は水曜日。内気なのに誰よりも貪欲なデニスは満足するまで一晩かかることもある。
    「今夜は違うことをしよう」デニスが言った。
    「何をしたいの?」彼はなぜかためらっている。
    私は我知らず口走った。「いい考えがあるの」脈が速くなっていく。「私の両手をベッドに縛り付けて、動けないようにして」
  • 念入りなマッサージをお願い。
    敏感な部分は指と舌で、ゆっくりと。

    ワーカホリック気味のキャリアウーマン、アレクシアはひとときたりとも携帯電話を手放せない。たとえヴァカンスの最中でも……ほら、また電話がかかってくるわ――
    だが、いまはそれどころではない。さきほどバーで知り合ったホテルのオーナー、逞しい肉体を持つリヴェラに魅入られて、ロビーの一角で抱きすくめられているのだから。
    誰かが角を曲がると、丸見えだと思うと鼓動が高まるけれど、それでもリヴェラの執拗な指がレースの布片を横にずらすと、ぞくぞくする。
    繊細な蕾がほとんどあらわになって脈打つと、リヴェラが指を止め、アレクシアを抱き上げて、夢のような屋上薔薇園へと誘うのだった……。

    辺り一面、酔わせるような薔薇の香りが漂うけれど、薔薇の茂みにはもう、花ひとつ、咲き誇ってはいなかった。リヴェラがアレクシアのために、花をすべて摘み取り、急ごしらえのベッドにまき散らしたから。
    逃れられないように覆いかぶさってくるリヴェラの美しい横顔から、どれほどの美しい声が漏れでるだろうと期待するのに、いつまでたっても何も言ってくれないのだ。だから、アレクシアは脚を大きく広げ、自ら哀願するように囁いた。
    愛・し・て・ほ・し・い、と――
  • 「口を開いて。ぼくをいい気持ちにさせて」
    やがて口いっぱい何か温かいものが広がって…。

    エリザベスにある日、見目麗しい公爵との縁談が舞い込んだ。
    後継ぎをもうけるため花嫁を迎えたいという公爵は、同性愛者だという噂。
    その証拠に、いつもそばにアーサーという美青年がぴたりとくっついている。
    いったいどうやって後継ぎをつくるのかしら?
    そして、迎えた初夜。夫妻はベッドに入ったものの――案の定うまくいかない。
    「ここで待っていてくれ」公爵はベッドを出て、自分の寝室へ。
    なかなか戻らない夫が気になり、エリザベスが公爵の部屋のドアを開けると……
    公爵の正面にひざまずくアーサーが、夫の一物を口ですっぽりと咥えている――!
    ああ、なんてこと!
    「ようこそ、リジー」アーサーは頭を傾け、エリザベスを見あげてにやりとした。
    「こっちへおいで」
    ハンサムで、美しく男らしい体つきの二人は猛々しい兵士のようだ。
    エリザベスは陶然となって一歩前に踏み出し……。
  • スカートを脱がせる。
    淫らなTバックがあらわになる。
    ぼくは人差し指を下へずらし…。

    アムステルダムへ向かう列車で、セクシーなブロンドの青年が向かいに座った。
    彼――チャドとの会話は弾んだが、何事もなく駅で別れた。当然だった。私には夫がいる。
    翌朝、散歩中に財布をすられたことに気づいてホテルに戻ろうとしたとき、私の財布を手にチャドが現れた。
    いたずらのお詫びにコーヒーをおごると誘われ、カフェに入った。
    「あの……」彼は照れくさそうに言った。「すごく惹かれてるんだ。モーガン、もっとあなたが見たい。意味わかるよね」
    夫を裏切る気はなかった。「話をするだけなら問題ないわ」
    「それなら、もしも一緒にあなたの部屋に行ったら、僕があなたをどんなふうにファックするか、詳しく話してもいい?」
    心臓が早鐘を打ちはじめた。肉体的な関係には進まないのだ。あと数分くらい……。「いいわよ、チャド」
    「僕はあなたを壁に押しつけ、両手で顔をはさむ。それから舌であなたの唇を開き、じっくりとキスをする」
    私は彼の目を見た。欲望の波が体の奥深くからこみ上げてくる。
    「あなたの喉に歯を立てたいと言ったら?」低く甘い囁きに、私は催眠術にかかったようになって……。
  • 「もっと締めつけろ」「もっと強く」
    秘密の恋人が王妃に命じる。
    私の盗み見に気づいた彼は――!

    「もっと締めつけろ。もっと強く」
    秘密の愛人が王妃マリー・アントワネットに荒々しく命じる声がもれ聞こえて、今宵も侍女アラベルは頬を染めずにはいられない。男の体から立ち込める甘い麝香の香り――
    ため息をついて廊下を歩いていると、黒い人影があらわれ、アラベルは捕まえられる。見知らぬ男はアラベルを抱えあげると、腰に尖ったモノをこすりつけてきた。
    冷たい床に押しつけられて、いまや、アラベルの下半身はむき出しだ。
    男の指先が襞をかき分け、ピンク色に腫れあがった欲望の芯にたどりついた。花芯を軽く摘ままれると、思わず喘ぎ声が出てしまう。
    アラベルが可愛いお尻をよじったそのとき、大きくて長い蛇にいっきに貫かれたのに気づいて、はっと息をのんだ。
    ヘアブラシの柄や、ときには侍女たちに指を入れてもらったことはあるけれど、男性自身を差し入れられたことは一度もないのに……。
    アラベルが処女だとわかると、いっそう興奮をかき立てられたのか、男は激しい挿入を繰り返し始める。
    そして、男からは麝香の甘い香りが……。
  • きみが組み伏せられて、
    プッシーをなめられたり
    ペニスを押し込まれたりするのを見たい。

    他の男とセックスするわたしを見ること。
    それが、ゲイブがわたしに望んだ愛し方だ。美青年のナイルに貫かれるさまを、彼は見るだけ。
    キスしたい、彼を愛撫したい……それなのに、触れさせてくれないゲイブの狡い愛し方に、わたしは多少なりとも傷ついていた。
    「両手で自分の胸をいじるんだ」
    羞恥に眩む想いで、ゲイブに言われるままに――むっちりとしたわたしが唯一、自慢できる――豊満な胸を露出させ、尖った乳首を親指と人差し指で何度もいじくった。ノーマルとは言いがたい性交のせいで、引き攣るように身悶えて、知らぬ間に締めつけている。
    こうして、いけない官能に溺れ、飼育されていくのだ。
    だがやがて、わたしは気づいてしまう。ゲイブの目がナイルを……熱を孕んだまなざしで、ナイルの美貌を陶然と見つめていることを。
    ナイルの尻をなでまわしながら、もう一方の手をシャツの裾から背中にすべりこませているのを。
    ゲイブが欲しいのは、本当にわたしなのだろうか――それともナイル?
  • むきだしのお尻を叩いて、
    甘い割れ目を舐めてイカせてほしい――!

    エルはある日、親友のサーシャに誘われて、彼女の知人ステファンおじさんが住むというベネチアへ行くことになった。
    運河に面した大邸宅。夢のようにゴージャスな、素晴らしい休暇になる――はずだった。
    ところが、その夜、遠くから女の喘ぎ声がもれ聞こえてきたのだ。
    驚くエルが部屋を覗くと、そこには美しいサーシャの白い裸身が闇に浮かび上がっていた。豊かな黒髪、情熱的な黒い瞳、見たことがないほどの美貌の男ステファンの、男らしい完璧な肉体に貫かれて。
    まるで何かの罰かのように、サーシャの尻の頬を激しく叩き続け、泣き声をあげさせるや、股を開かせ、「私はふしだらな女です」と口走らせるまで、尻に指を入れて突き続ける。
    唇がはねあがり、面白がっているのは明らかだ。その端整なステファンの姿を見つめているうちに、エルの股間は疼き、手は知らず秘所に触れていた。
    もう止められなかった。鏡の前にある大理石のテーブルに片方の足を置き、太ももを広げてショーツの上から撫で始めた……。
  • 俺のペニスピアスが
    彼女のスイートスポットをこすった瞬間の顔を見てみたい。

    その夜もキットはクラブへ行った。お目当てはマーシー。セクシーな美女だ。
    黒革のミニスカートにピンク色のホルタートップ。純情そうな顔立ちからは想像もできないほど、腰の動きに色気がある。
    さりげなく近づいて、囁くのだ。俺のモノに夜通しなぶられてみたいか? と。
    銀のピアスが6つ嵌まった――ベッドの相手の感度を増すためにつけた――俺の自慢のモノに。
    股間はすでに脈打っていた。俺の銀のピアスがスイートスポットをこすった瞬間の彼女の顔を見たい。
    キットはマーシーのところまで行くと、彼女に体を密着させた。ヒップを抱きかかえ、音楽に合わせて体を揺らしだす。
    ――マーシーは目を閉じ、キットの体の熱を感じていた。彼はいつも私を誘惑するのだ。目覚めているときだけでなく、夢の中でも。
    彼の手が脇から背中へと滑ってホルタートップの下へと潜りこんできた。
    思わず吐息をもらす。体の奥深くで悦びがつのっていき、我知らず太腿の内側に力が入る。
    彼の姿を見ただけで正気を失ってしまいそうなのに、こんなふうに抱き合ったら、まともでいられるはずがない。
    だが今夜のキットは容赦しなかった。もう一方の手でスカートをめくって太腿に指を這わせ……。
  • んんっ…声が出ちゃう…。
    隣室でお祖父ちゃんが寝てるのに。

    妹に比べて不完全な人間で、吃音もあるわたしは誰にも愛されない――そんな思いに、物心ついたときからずっと苛まれてきた。妹のほうが美しくて、賢くて、今日、結婚も先を越されてしまった。
    そんなことをつらつら考えていると、一睡もできなくなって、暑苦しくて……だめ、のどが乾いてたまらない。
    「ル、ルーカス。ど、どうして、こ、ここに?」
    驚きのあまり、声がもれた。キッチンに降りると、もう帰ったと思っていた、片恋相手のルーカスが目の前になぜかいて、ショートパンツしか身につけていない姿で立っていたから。
    そういうわたしもネグリジェが汗だくで、ぴったり張りついて、裸同然だ。胸の膨らみを慌てて腕で隠しても、ルーカスには丸見えだろう。彼に触れられるのを乞い願い、乳首がつんと尖っているのが。
    ルーカスがショートパンツをすばやく足首までおろすと、黒々とした股間が露わになり、わたしはあっと声をあげそうになった。
    逃れるようにキッチン・カウンターに乗り上げると、ルーカスの指がついてくるように伸びてきて……胸にされる甘やかな愛撫に我を忘れて、すがろうとするけれど、なめらかな表面の上では支えになるものなど何も見つからない。
    ネグリジェをまくりあげられて、腕にからみついたまま全裸にされると、恥ずかしくて、手のひらに爪が食い込むまでこぶしを握りしめた。
    これから何をするつもりなの? その答えはわからない――だけど、彼のさらなる愛撫を心の底から求めていることだけははっきりとわかる。
  • ある日、裸の男が天から降ってきた。
    たくましい体。情欲に燃える目。
    「ぼくの任務は、君がしてほしいことをすること」

    ブリザード吹き荒れる凍えるような夜、
    雷鳴とともに、裏庭に大きな何かがおちてきた。
    物だと思ったら――裸の男だった。
    豊かな黒髪と、光る肌。広い肩と胸。引き締まった腰。たくましい太腿。
    きれいに筋肉がついた丸い尻。男性器は……。
    リリーは驚いて彼を家に入れた。毛布を着せかけ、ココアをいれる。
    ザカライアと名乗った男を、リリーはザックと呼ぶことにした。
    大雪が降っているのに、彼には雪のかけら一つついていない。
    いったい何者? 宇宙人? 未来人? それとも――。
    「どうしてここに来たの?」「君がしたいことをするためだ」
    「もし出ていけと言ったら?」「ぼくは任務に失敗しない」
    彼の黒い目に何かが光った。
    大きくてたくましい手が伸びてきて……!?
  • 家庭教師の白い肌に舌を這わすと、
    お尻が震え、喘ぎ声が漏れた。

    「お兄様に秘密にしていただけるなら、この体を閣下に差しだしますわ」
    木登りをしていた淑女を引きずり下ろすと、伯爵家の次男ウィリアムの掌中にすっぽりとおさまり、妖艶なまなざしでそう訴えた。
    彼女の名はクリスティン。まもなくウィリアムの兄と結婚する見目麗しい婚約者だったが、なぜか兄を忌み嫌い、家庭教師となって逃げていたところを、ウィリアムが捕らえたのだ。
    シャワーを浴びながらも、ウィリアムはクリスティンのことが気になってたまらない。いまから彼女のドレスを剥ぎ取り、裸にさせ、男をまだよく知らない白い貞淑な肉体に、思うままに快楽を注ぐ――そう考えるだけで股間が熱くなり、思わず慰めていた。
    そのときふと、“彼女も自分で自分を慰め、悦びを得たことがあるだろうか?”とウィリアムは思いつき、その考えに囚われた……。

    バスルームから出たウィリアムは、巨大なベッドの真ん中に横たわったクリスティンの裸身を見下ろし、甘い言葉で囁いた。「自分の体に触れてみてくれ」
    予想していた以上に、淫らな色香を滲ませる肢体の持ち主――クリスティンが腹部から胸へと両手を這いのぼらせ、手のひらで豊満な乳房を包み込むと、親指で乳首のまわりに弧を描き始めた。さらに唇をわななかせて、あられもなく脚を広げるさまに、ウィリアムの理性はいっきに吹き飛んだが、ひとつだけ決めていたことがあった。
    彼女が自慰でイッたことがあるかどうか――なんとしても、その答えだけは見つけださなくてはならない。
  • 彼の指が下着の中へ滑り込む。
    だめ…カメラの前でイっちゃう。

    「おっぱい」と聞くだけで、顔を赤らめる清楚女優――そんなわたしをたった4日で、本能のままの獣に変えた男。
    知性派俳優ミハエル・サマーヴィル――セクシーな魅力を放つ色男が、官能芸術映画の撮影中、衣装のボディスに指を滑り込ませてきたのだ。
    ミハイルの親指が硬くなった蕾を刺激するだけで、わたしの乳首に命が吹き込まれる。鋭いまなざしで見つめられるだけで、骨の髄までとろかされる。
    事実、この4日間、“アレ”を思い出しては、丁寧に擦る、甘ったるい彼の指ばかりをわたしは考えている。
    撮影のあいまに行った海で、ミハイルはビキニの結び目をほどきながら、もう片方の手でわたしのいやらしい場所を包み込んだ。
    伸縮性のある布地を必死で横にずらそうとして、指の先端や関節が花芯にあたるたびに、あられもなく嬌声をあげ、体をのたうたせるわたしがいる。ついにミハイルは完全に布地をずらすことに成功し――彼の指がゆっくりと差し込まれてきた……。
    そんな淫靡な“アレ”の記憶にたゆたっているときに、監督の声が突然響いた。
    「君たちが本当にやっているところを、撮影したい」
  • このひとの喉元に蜂蜜を垂らし、
    舌先で舐めてみたい……今すぐ。

    「きみの土曜日の夜の習慣を教えてくれ。不道徳な習慣を」
    「毎週土曜日の夜、マスターベーションするわ」目を伏せて答えると、マルコが、目を細めてわたしをじっと見つめる。
    脚の間がしっとりと濡れるのを感じる。立ち上がって、黒いレースのショーツをおろし、わたしが脚を広げて見せると、マルコのうめき声がする。
    マルコは、コーヒーテーブルを脇へ押しやり、わたしの両脚を肩にかけ、手を押しのけると、舌をリズミカルに動かして花の蕾を舐めたり吸ったりしながら、皿の上にあったピクルスに手を伸ばし、わたしの奥深くへ挿入し始めた。
    手からこぼれ落ちたラベンダー色の革製ノートパッド――わたしの成功の象徴――が転がっていき、彼の屋敷のプールの底へ沈んでいく……。
    昨夜のパーティで、謎めいたハンサムな大富豪マルコが、官能的な笑みを浮かべながら声をかけてきたのだ。
    “一晩だけ、僕のいいなりになれば、きみにぼくの屋敷をあげよう”と――
    でも、よく知らない彼に何をされるというの? もしも四肢を縛られて、鞭や鎖が出てきたら――そのときのわたしは頭がおかしくなっていたに違いない。いままで無難に生きてきたわたしなのに、知らぬ間に頷いていたのだ。
    完全にプールの底に沈んでいる、ノートパッド。あれはわたし? 危険に飛び込んだあげく、永遠に使い物にならなくなってしまった……わたし――
  • シリーズ13冊
    436770(税込)

    花嫁さんお買い上げ!?

    友人と入ったパーラーで「愛人契約」の現場を目撃した水畑貴士。女に契約を持ちかけていたのは、中学生時代に世話になっていた家庭教師・落合だった。突如放たれた銃弾から、咄嗟に恩師をかばった水畑は――。一方、落合の紹介で老人と契約を結んだ双葉あゆみは奇妙な「愛人生活」に困惑。老人の企みとは? 女子大生・亜由美は友人の水畑、同じ名のあゆみを救うために大奮闘! 表題作ほか「泣きぬれた花嫁」収録。
  • イクことを禁じられて3週間──
    ああ、淫らなご褒美が待ち遠しい。

    支配するよりもされる側になりたい――“M”の恋人と別れたあと、そんな願望に取り憑かれていたハドリーは、
    仕事で知り合ったセクシーなトレーナー、フロストに強烈に引きつけられた。
    190センチを超える長身。厚い胸板に筋肉質の腕。圧倒的なオーラ。
    彼とファックしたい。今夜彼がアパートメントへ来てくれるなら、ベッドの柱に縛りつけられて鞭打たれても構わないわ。
    ハドリーは彼に言った。「あなたの指導を受けたいの」
    だが誘惑の言葉は冷たく拒まれ、フロストに激しく攻められたい願望をSMクラブで満たしていたある日……。
    ハドリーは気づいた。“S”に屈辱的な姿でいたぶられる自分を、フロストが見ていることに。
    帰らないで。お願いだから――彼女は目で訴えた。駐車場に出ると、フロストがいた。ハドリーを車に乗せるやいなや、彼は強く命じた。「服を脱げ」そして腹這いにした彼女の肌に両手を滑らせ、ショーツを引き下ろし……。
  • あなたを犯したい。
    鞭であなたの腿と腰を叩いて、
    おもいきり私をイカせて!


    昼間はIT企業で働く地味なOLイヴは、エリス・アパレントの名で密かにブログでエロティックな小説を綴っている。
    ブログを始めたのは2年前。恋人に刺激的なプレイを求めたら変態呼ばわりされ、別れたあとだった。
    オフィスでは品行方正なイヴがエリス・アパレントだと知る者はいない。
    その夜は、セクシーな同僚レーンを妄想してブログを書き、手と口と舌と彼のモノが登場するすばらしい夢を見た翌朝……。
    大変、遅刻だわ! オフィスのエレベーターに駆け込むと、レーンがいた。狭い空間に二人きり。
    彼に鏡張りの壁に押しつけられ、スカートの中をまさぐられる――
    そんな妄想が頭を離れず、帰宅後、彼を逞しいカウボーイと重ねてホットなシーンをブログにアップした。
    翌朝、出勤してきたレーンを見て、イヴは心臓が止まりそうになった。
    古びた黒いブーツ。黒いTシャツにGパン。ゆうべ書いたカウボーイと同じ格好……。まさか、知ってるの?
    目が合うとレーンは挑発的な笑みを浮かべた。
  • 私…眼鏡以外、何も身につけていないわ!
    カーテンの隙間から美しい全裸の男性が見える。

    裁縫サークルに集った淑女たちは、紅茶とケーキを前に刺激的なお喋りに興じていた。
    「ルーシー、あなた、会を休んでいるあいだにアバンチュールを経験したのではない?」
    ルーシーはどきりとした。あの日、世にも美しい紳士と過ごした甘美な時間。あれは現実だったのかしら?
    興味津々の視線を浴びながら、彼女はみずからの体験を語りはじめた――
    その日、雨でぬかるんだ道を自転車で走っていたルーシーは、バランスを崩し、転んでしまった。
    天使のような微笑みを浮かべた美青年イーサンが現れたのは、そのときだった。
    逞しい腕に抱き上げられ、どこかへ運ばれていく途中で、彼女はいつしか眠りこんでいた。
    ところが目を覚まして仰天した。一糸まとわぬ姿でベッドにいる!
    カーテンで仕切られた部屋の向こうから聞こえてくるのは、水が撥ね、濡れた布が肌を打つ音。
    ベッドを抜け出し、カーテンの隙間から奥を覗き見る。そこにいたイーサンは……。
  • ハンサムで冷酷な悪党の隠れ家で、
    私を弄ぶ男がどんどん増えて…。

    「ハンサムな盗賊か海賊にさらわれて、無理やり体を奪われてみたいわ」
    たくましくて冷酷な悪党の隠れ家に閉じこめられたあげく、情熱のとりこになる。
    そのようすをほかの男たちに見られて、いけないことをされ、快感を覚える――
    そんな破廉恥な空想を、裁縫サークルで語ったプルーデンスは、帰り道でも相変わらず妄想に耽っていた。
    馴れ馴れしい愛撫やキスを受け、極限まで快感をあおりたてられる自分の姿を想像して。
    ところが、近道をしようとひとけのない裏通りに入ると、突然、背後から重い足音が聞こえてきて、羽交い絞めにされてしまった!
    目隠しをされ、乱暴に馬車に押し込まれる。「動くな」
    異国風の刺激的な香りを漂わせた男がうなり、プルーデンスを組み伏せた。
    片手で胸をわしづかみにし、反対の手は下のほうをさぐりまわす。やがて小刻みに動く指が、ついに秘密の場所にもぐりこんできた。
    「お願い……いけません……もうだめ……」言葉とは裏腹に、体は熱くなっていくばかりで……。
  • 「膝立ちになって」
    手を伸ばして伯爵様のペニスをつかむ。
    「君は覚えが早い」

    住み込みで年老いた未亡人の話し相手をつとめるペネロープは、舞踏会で真っ青な瞳の美貌の男性に目を奪われた。
    彼こそは悪名高き放蕩伯爵ロビン。根っからの女たらしで、この会場にいる女性のほとんどと寝たという噂だ。
    身分の低い自分が、まさかそんな彼にダンスを申し込まれるとは思わなかった。
    音楽に合わせてターンする彼の腿がスカートに入り込むたび、熱いものが全身に流れ、呼吸が乱れた。
    以来、伯爵は屋敷を訪れては、人目を盗んでペネロープを誘惑するようになった。
    そしてついにある日、使用人階段で待ち伏せしていた伯爵が欲望をむきだしにする。
    「きみのスカートをたくし上げ、その部分に触れたら……」
    こんなところで、伯爵様は何をしようというの?
    伯爵は戸惑う彼女の腿に両手を滑らせ、下着の中へ――彼女の中心へと指を動かしていく。「すぐに濡れてくる」
    ペネロープの敏感になった部分を、伯爵は容赦なく弄び……。
  • 前と後ろを同時に“彼ら”に犯される──
    ああ…想像しただけでゾクゾクする。

    結婚式の二次会でストリップ・クラブへ行ったリンダは、端整な顔立ちの赤毛の男に声をかけられた。
    「僕たちと飲み直さないか?」甘い囁きに膝から力が抜け、体の奥が熱くなる。
    彼――エリックに肘を引かれ、連れていかれたのはステージ前のテーブル。そこには彼の友達ネイトもいた。
    青い瞳に、透きとおるほど白い肌。なんて神々しい。その彼が好奇心もあらわに見つめてくる。
    ステージではストリッパーがダンスをしていた。胸はむきだしで、レースのTバックだけ身に着けて。
    やがてネイトがストリッパーを膝にのせ、官能的な動きをしはじめると、リンダはエリックの膝にのせられた。
    脇腹をなでられ腿に下腹部をこすりつけられるうち、あっというまに絶頂に達してしまった。
    下腹部の疼きがおさまらぬままスカートをたくしあげ、今度はネイトの膝にまたがった。
    背後からエリックがヒップをなではじめる。ああ、エリックとネイトに抱かれたい。
    気づくとわたしはふたりに両手を掴まれ、路地裏のレンガの壁に押しつけられていた。
    「後ろをを向け」
  • 男が4人と女が1人。
    体のいたるところに手が伸びてきた――。
    彼の命令で。

    「……いかせ……て……」
    その夜、ミリは、行きずりの男に禁断の愛の調教を施される。椅子に拘束され、脚を広げさせられると、その男はミリの秘部に優しく触れてきたのだ。
    花びらの奥に舌を差し入れてきて、身をよじらせるミリをいままで知らなかった、悦楽の甘い官能世界へ誘ってくれた……ああ、淫靡にこすってもらえばもらうほど、もっとこすって欲しくなるの――
    それなのに、どんなに懇願しても許してくれず、徹底的に我慢させられて、ミリはえんえん苦しみ続けることになる。やがて彼を欲し、愛おしいとさえ思い、自ら口淫するようになるまで……。

    でも、その一夜の情事のあと、ミリの心は完全に崩壊した。
    もうミリは彼なくしては夜も日もあけないのに、ジャックという名前以外、知らないのだ。結婚しているのか、都会にいるのか、田舎の片隅にいるのかも。すべてが欲しくて、世界の果てまで追いかけたいのに、何もわからない。
    他の男を誘うこともできずに、ミリはしかたなく部屋に閉じこもった。
    そして、濡れた花園にゆっくりと自分の指を、玩具を差し入れて、彼に貫かれる夢を見るようになるけれど……。
  • さらに奥まで舌をもぐりこませる。
    熱い蜜があふれてきた。

    結婚記念のお祝いで、わたしたち夫婦はマイアミへ旅行に出かけた。
    淫猥なクラブのダンスフロアで夜更けまで踊りつづけていると、近くで腰をくねらせていた若い女が話しかけてきた。
    かなり酔っていた。気づいたときには3人で宿泊先のホテルのベッドに倒れこんでいた。
    わたしと女はあわただしく服を脱ぎ、夫のシャツとズボンをはぎとった。
    ブラとTバック姿になった女が夫の隣に腰かけ、コックを口に含む。
    夫がわたしに顔を向けてきた――狼狽と快感がないまぜになった面持ちで。
    わたしは自分のブラをむしりとり、仲間に加わった。わたしと女の舌が並外れて立派なコックのまわりでもつれ合う。
    やがて、夫がうなり声をもらし、両手でシーツを握りしめた。オーガズムが間近に迫っているのだ。
    わたしは女に主導権を譲った。質量を増した夫のモノを女は両手でいたぶり、舌を刀身にそって躍らせる。
    夫がかすれ声をしぼり出した。「ああ……もうがまんできない」
  • どんな欲求も満たせる、官能の館。
    ここで起きたことは、他言無用。

    豊かな漆黒の髪。知性を感じさせる瞳。高級スーツの下の鍛え抜かれた肉体。
    セックスと金に不自由したことなど一度もない、ファッション帝国の若き後継者、ダンテ・リッチ。
    その彼に顧問弁護士に指名されたソニアは、彼が買収予定のリゾート・ホテルへ誘われた。
    VIP専用の螺旋階段を上ると、バニラとシナモンの香り漂う、薄暗いダイニングスペースが現れた。
    そこは、カードに綴った官能的な夢想を“デザート”として提供するレストランなのだという。
    「ここで休暇を過ごす客は、快楽に溺れ、あらゆる欲望を満たせる」
    なまめかしい個室でのディナー。その間中、彼との甘美な妄想に体を火照らせていたソニアは、酔いも手伝いカードに書いた。
    〈ダンテと狂おしくアブノーマルなセックスをしたい〉
    ダンテの顔に、熱く飢えた欲望が垣間見えた。導かれたカーテンの奥には巨大なマホガニーのベッドが、
    そして壁の飾り棚には、様々なアダルトグッズが並べられていて――
  • 誰にも言えない禁断のセックス・セラピー。
    極限のオーガズムに未亡人は失神して…。

    若く裕福な未亡人ソフィアは、上流婦人の“夜の生活”について助言を受けるため、マダム・シャムフルールの屋敷を訪ねた。
    応接間に現れたのは、並はずれて美しい官能的な笑みを浮かべた紳士――アンブローズ・シャムフルール。
    彼は相談に訪れる女性を不安がらせないよう女性の名を使っていると明かし、大きな両手で彼女の手を握った。
    と、その瞬間、ソフィアの下腹部に淫らな戦慄が走った。ふしだらにも、彼の指に体のほかの部分をゆっくりとやさしく愛撫される自分の姿が頭に浮かぶ。ソフィアは頬を真っ赤に染めながら告白した。夫婦の営みに満足を見いだせず、当惑ばかりさせられていた過去を。
    「つまり、ご主人は一度も喜びを与えてくれなかったのですね?」
    彼はソフィアを立ち上がらせ、つぎつぎに服を脱がせると、シュミーズに包まれた胸のふくらみを指で愛撫しはじめた。
    経験したこともない、初めての感覚。ソフィアは両脚のあいだがゆっくりと脈打ち、濡れていくのを感じて……。
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『傲慢貴族の世にも淫らな官能レッスン~調教された貴婦人』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 「エロティック・タッチ・マッサージです。
    ご用件をおうかがいします」

    夫の35歳のバースデイに、私はある“サプライズ”を用意した。
    寝室のベッドサイドテーブルには、シャンパンと、とっておきのランジェリー。
    夫は喜んでくれるかしら? シャンパングラスを合わせたとき、玄関のチャイムが鳴った。
    時間どおりだ。だが、黒髪の女性と金髪の女性を目にして、私は訝った。
    予約したのは1人のはずだわ。追い返すべきか迷ったが、好奇心が邪魔をした。
    CEOという職業柄、常に支配的な夫が、2人の官能マッサージ師に意のままに操られる――
    黒髪の女が夫を寝室へ促し、ベッドに寝かせた。
    淫らな手つきで脚から腰、そして下半身へと巧みな愛撫を受けた夫は、あっという間に達してしまった。
    彼がほかの女性にイカされるなんて……。私は嫉妬混じりの言いしれぬ興奮に身を震わせた。
    そのとき、黒髪の女が私を振り返った。「次はあなたの番よ」
  • 「先生、僕にお仕置きをしてくれる? 
    悪さをしちゃったから」

    弟の結婚式の夜、寝苦しさに私は裏庭に出て長椅子に寝そべっていた。
    「何をしているの?」
    驚いて地面の上の眼鏡を探る。
    声の主は弟の親友イーサンだった。ネクタイを締めたシャツの襟元を緩め、くつろいだ様子だ。
    私は恥ずかしさのあまり顔を赤らめた。無防備なパジャマ姿でビン底のような眼鏡をかけているのだから。
    彼は大きな手で私の足首をつかんで脚を持ち上げ、隣に座った。足首を握ったまま。
    彼が目を閉じて、後ろ向きのまま膝に倒れこんできた。
    「ブロンドの髪に大きな胸。それにセクシーだ」
    私がセクシー? 「からかわないで。こんなにレンズの分厚い眼鏡をかけているのよ」
    「まるでお色気たっぷりの女性教師みたいだ。目を閉じて」
    弟の親友の突然の誘惑。私は度を失い、身じろぎした。ああ、神様――!
  • 見知らぬ男に欲情して、路上で辱められ、
    あげく野次馬に見られながらイクなんて…。

    私がトレーナーを務めるジムに、がっしりした体躯の客がやってきた。威圧的なオーラを放つ男だ。
    「はじめまして、マイケル。ガビーよ。さあ、腕立て伏せを始めて」
    腕立て伏せをする彼を見ながら、淫らな妄想に耽る。ああ、彼を縛りつけて思うままにセックスをしたい。
    そのとき、急に彼が顔を上げ、私の太腿の内側を舐め上げた。
    激しい快感に息をのんだが、なんとか平静を装った。「指示どおりにしないなら帰ってちょうだい!」
    “続きは今夜だ”――去り際に残した言葉どおり、その夜マイケルは、ビーチへ向かう道で私を待ち伏せしていた。
    目が合ったとたん膝から力が抜け、まるで催眠術にかかったように、私は彼にされるがままになった。
    ブラをずらして胸をまさぐり乳首を舐め回す一方で、彼は指をスカートの中へ、そして下着の中へと入れてくる。
    「ああ、いい」恍惚感にまぶたを半ば閉じ、私はぼんやりと闇を見つめた。歩いていた男たちが足を止め、私たちを見に集まってきた。
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『イケメンの異常な執着愛に溺れそうです』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 「奴隷よ、私の足をなめろ」
    私はたちまちびしょ濡れになった。

    古代ローマ時代、ブリタンニア――奴隷小屋で競りにかけられていた私は、堂々たる体躯の男性を一目見て直感した。
    彼こそ夢に見ていたご主人さまだ。
    私はその裕福な商人に買われ、彼の屋敷で働くことになった。
    その夜、あてがわれた粗末な部屋で寝床に横たわっていると、ご主人さまが現れた。
    私の胸をあらわにして片方を吸い、指で反対側の乳首をつまんで痛いほど駆り立てる。
    私はひざまずき、すでにそそり立っていたご主人さまのモノに触れ、口に含んだ。
    「あっ!」という驚き混じりの叫び声とともに、彼が私の喉の奥へと高ぶったモノを押し込んできた。
    口内にほとばしるご主人さまの精。私がうっとりと味わっていたとき、突然、彼は激高し、私の手首を縛って吊るし上げた。
    乱暴に後ろから貫かれ、私は歓喜のエクスタシーにうち震えた。
    ご主人さまはなんと誇り高く、厳しく、容赦しないお方なのだろう。
    私は奴隷としての夜のお勤めが待ち遠しくてならず……。
  • 深夜のキッチンで始まった淫らな乗馬。
    半裸の私に彼が跨り、野蛮に乗りこなす。

    「経験はあるのか?」ルームメイトの突然の問いかけに、アノーラは耳を疑った。
    カウンターに食料品の袋を下ろそうとするが、うまくいかない。
    裸同然のルームメイト――シンが、ジーンズの中の怒張したモノをヒップにこすりつけてくるのだ。
    「ないわ」背後から彼に犯されるのを想像したとたん、鼓動が速まり、アノーラはカウンターにしがみついた。
    妄想の中でだけだった。彼がこんなふうに淫らに腰を動かすのは……。
    シンは慣れた手つきでジーンズのボタンをはずし、下着の中に指を滑り込ませてきた。
    秘められた箇所をまさぐり、襞を広げて言う。「濡れているじゃないか」
    熱を帯びた体の芯に指を埋め込まれると、アノーラはうめいた。悦楽が体を走り抜ける。
    最も敏感な部分を彼の指にはじかれるたびに、絶頂の扉が近づいてくる。
    彼が急に欲望を爆発させた理由なんて、もうどうでもいい――
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『豹変した幼なじみの想定外な独占愛』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 彼は指を濡らすと、秘所の奥へと這わせていく。
    「絶対にイクな」

    見合いがいやで家を飛び出したマヤは、ヨガの看板を見つけ、気を落ち着けようと中へ入った。
    人けのないスタジオにいたのは、見事な肉体のインストラクター、ヴィクラム。ここでは必要最小限のものしか身につけない決まりだと言い、ブリーフ一枚の自分の姿を指し示した。
    Tシャツとショートパンツを脱いで、彼と体をからませ合うと考えただけで興奮に胸が高鳴る。でも……。
    「抵抗しているね、マヤ。なぜだい?」
    わたしの体内の血は熱くざわめき、乳首が痛いほど固く立ち上がった。ヴィクラムがわたしの背後に回る。
    彼は長い指でわたしの太腿を開き、両膝をわたしのヒップに押し当て背中の下に体を入れてきた。
    次の瞬間、固くたかぶった彼の欲望のしるしが背骨に当たるのを感じた。
    わたしはあえぎ声をもらして全身を震わせ、彼の唇を求めて向き直ろうとした。
    「だめだ」手首をつかむ彼の両手が腕を這い上がり、汗に濡れた乳房を強く握りしめる。「残りの衣類も全部脱ぐんだ」
  • 「いい子だ――パンティを脱いで、ぼくに渡して」
    誰かが入ってきたら、どうするの…?

    高校の同窓会で、わたしは離婚した夫ジェームズと3年ぶりに再会した。
    わたしたちはカレッジを卒業後すぐ結婚したが、
    仕事が多忙だった彼は“今夜は疲れているから”と言っては、セックスを避けていたものだ。
    でも、離婚後ビジネスで成功したという今の彼に、以前の面影はまるでない。
    日に焼けた逞しい体を見ていると、下半身がうずうずしてたまらない。
    誘われるまま互いをむさぼり始めると……ベッドでの彼は180度変わっていた。
    これが本当に、あのジェームズなの?
    ――いつも青白い顔で仕事に疲弊していた彼は今や、
    元妻をいたぶり奉仕させることに歓びをみいだす、暴君と化していたのだ!
  • あなたは誰?
    冷たい舌と指に、下半身をねぶられて…。

    スコットランド高地地方――北のはずれの海沿いの町へ、ナターシャは一心不乱に逃げてきた。
    彼女を狂人に仕立て上げ、遺産を横取りしようと画策する冷酷な義兄から。
    たどり着いた古びた城の門番小屋の扉をたたくと、現れたのは、漆黒の髪と白い肌をもつセクシーな男性。
    ギャレットと名乗った主が言う。「夕暮れになると従業員はみな帰ってしまい、きみ一人になるが、いいか?」
    不安が胸をよぎった。しかし選択の余地などない。
    やがて部屋で疲れきった体をベッドに横たえたナターシャは、ふいに誰かの視線を感じた。
    次の瞬間、目に見えない何者かがベッドに忍びこんできて、甘い愛撫で彼女をさいなんだ。
    これは夢? それとも……?
    翌朝、目覚めたナターシャは首筋についた小さな歯の痕に気づく。
    そして夕食に出かけたパブで、城には吸血鬼が取り憑いているという噂を耳にし……。
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『絶倫ヴァンパイアに愛されて』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 「君はわれわれ二人を、“旦那様”と呼ぶんだ」
    「では、ご命令を。旦那様」
    「ベッドに乗って両肘をつくんだ。尻は上げておけ」

    年の離れた夫の死後、ソフィはつかの間の逢瀬を楽しんできた。
    だが、物足りないのだ。もっと大胆な、何もかもどうでもよくなってしまうほど深い快楽を味わいたい……。
    日増しに思いは膨れあがり、ソフィはかつての愛人エドワードとの密会時、その願望を口にした――
    もうすぐ今の愛人である侯爵が到着したら、今夜は3人で……。
    と、ドアをノックする音にソフィははっとした。現れた侯爵はいつにもまして凛々しい。
    磨きこまれた膝丈のブーツ。逞しい背中。腰にさげた乗馬鞭。
    ソフィの提案を聞いた侯爵は、3人でのプレイに条件付きで同意した。「君が、我々2人に絶対服従するならば」
    「ではご命令を、旦那様」態度は従順でも、欲望で乳首と下腹部が痛いほど脈打っている。
    そんなソフィを見て、侯爵は鞭の柄を、顎から喉、むき出しになった胸の谷間へと滑らせていく。
    そして、重みを増したふくらみをたどりながら先端を弄びだし……。
  • 「ひざまずくんだ」
    私は彼のブリーフとズボンをペニスが飛び出すまでずりおろした。
    「そうだ、いいぞ」

    土曜日の午後6時、ジャックが電話をしてきて、いつものホテルのバーで待っていると告げた――ファックしたいのだ。
    わたしはセクシーな下着を着けると、入念な化粧を施し、髪を整える。そして車に乗り、ダウンタウンをひた走った。
    彼はバーのカウンター席にいた。日に焼けた金色の産毛におおわれた彼の腕を見たとたん、下半身が疼いた。
    白ワインを注文したわたしに彼が言う。「セクシーなブラウスだ。ボタンをもうひとつはずすんだ」
    彼の望みに従う。それがルールだった。
    わたしは片手をブラウスの前に持っていき、胸のふくらみをぎりぎり隠しているボタンをはずした。
    「行こう」これは誘いではない。命令だ。
    わたしは席を立ち、彼の手に触れた。二人でバーを出る。
    部屋に入るやいなや、彼はタイトスカートをつかんで乱暴に引っ張り上げた――わたしのヒップの丸みがあらわになるまで。
    次にレースのパンティを腿までずり下ろした。
    「これはすごいな」熱く湿った秘所に彼の指がすべり込み……

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