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『文芸・小説、恋愛、ハーパーコリンズ・ジャパン、アデライデ・コール、0~10冊』の電子書籍一覧

1 ~2件目/全2件

  • 「下着をおろし、脚を開きなさい。
    四つん這いになるんだ」

    冷夏のせいで花売りの仕事を失い、17歳のエマはリグズ家でメイドに雇われた。
    外出と帰宅、食事を出すときにお見かけする旦那様は、深いブルーの瞳のハンサムな方だった。
    ある日の午後、書斎の床をはいていたとき、旦那様が入ってきた。
    「こんにちは、旦那様」わたしは挨拶し、仕事を続けた。
    「やあ……エマ……」旦那様は心ここにあらずといった様子で、カーテンを閉めるよう言いつけた。
    そして言った。「下着を下ろして、脚を開きなさい」
    エマは耳を疑った。けれど……旦那様の言いつけは絶対だ。
    「きみの秘部はさぞ美しいだろう」旦那様が穏やかな声で言う。
    一方の手を太腿に這わせ、もう一方で股間を愛撫する。
    やがて旦那様の指が、うずく割れ目の上に移って、ぬるぬるに濡れたひだのあいだに差しこまれ……。
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『旦那様の歪んだ溺愛~メイドは甘い愛撫に翻弄される~』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 「きみの蜜を味わってごらん…舌を出して」

    ヴァレリーの中で、何かが濁り始めていた。
    外交官の夫と2人の子供。暮らしているのは花の都パリ。誰もが羨む生活のはずなのに、
    混んだメトロ、犬のフンだらけの舗道、アパルトマンの細い階段、ぐずる息子――
    そんなすべてが自分を老け込んだ女にしていく気がする。
    ある朝ヴァレリーは1本の電話を受けた。
    夫のアメリカ駐在時代に知り合ったオスカーが、今パリに出張で来ているから夫妻とコーヒーでも、と言うのだ。
    折しも夫は子供たちを連れて帰省中。初めてオスカーに会ったとき、その強烈なセックスアピールに圧倒されたのを今もはっきりと覚えている。
    これは……何かのサイン? 
    「夫は今いないの」と答えたとき、電話の向こうの温度がかすかに上がったことを、ヴァレリーは感じた――。

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