『文芸・小説、経済小説、社会、楡周平』の電子書籍一覧
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業績不振に端を発する粉飾決算で危機に陥った総合電機メーカー・コクデン。好調だった軽自動車市場の伸び悩みに喘ぐ自動車メーカー・イナズミ。社運を賭けた燃料電池自動車の開発に展望を描ききれない世界屈指の自動車メーカー・タカバ。各々の企業が次世代EVの市場に賭け、事業戦略の舵を切る。産業の激変に備え、新たな市場を開拓すべく奮闘する男たちの物語。
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汗と涙と歯ぎしりのサラリーマン奮闘小説!
「俺は<異物>だ、負けてたまるか!」――学もない、金もない、失うものは何もない。試されるのは生きる力だ!
戦後の動乱期、横浜のドヤ街で当たり屋稼業をして暮らす「テン」こと小柴俊太は、幼馴染の麻生と偶然再会した縁で、料亭の下足番として雇われる。
ある日、麻生の上司でムーンヒルホテルの次期社長・月岡光隆に見出され、彼の運転手を務めることになる。やがて月岡の会社に就職した俊太は、学歴はないものの、独創的なアイデアと度胸で次々に実績を挙げ、異例の出世をしていく。
さらに麻生のアイデアで結婚式事業を成功させた俊太は、寛司と共に、月岡に招かれる。そこで持ちかけられた新たなビジネスとは……!?
企業小説の旗手・楡周平が会社に蔓延る「男の嫉妬」の恐ろしさを描ききる。
※この作品は単行本版として配信されていた作品の文庫本版です。 -
変態リストラ部長にこの世の地獄を!
会社を食い物にする極悪人に、ボランティア仕置き人が鉄槌を下す痛快エンターテインメント。
業界大手のパシフィック電器は、人事部労務担当部長の江間を中心に大規模なリストラを進行中。江間の極悪な追い込みに、ついに自殺者が出てしまう。
クビ切りを押しつけられた課長代理の大岡は耐えかねて、三国が代表を務めるNPOで、「プロボノ」として社会貢献活動をすることに救いを求める。
江間の悪辣な行状を知った三国は義憤にかられ、江間を「嵌める」べくハニートラップを仕掛けた。しかしこれは、三国が仕掛けた罠の序章にすぎなかった……。
「ぷろぼの」とは、「公共の利益のために(pro bono publico プロボノ プーブリコ)」という意味のラテン語。
解説・村上貴史
※この電子書籍は2017年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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