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『文芸・小説、角川ソフィア文庫、51~70冊』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全310件

  • 華やかで個性的な才能あふれる中世歌人たちの競演。

    伝統的な歌の詞を用いて新しい内容を表現することを目指し、『万葉集』『古今和歌集』とは異なった独自の歌風を作り上げ構成された約二千首の中から、大いに味わって欲しい八十首を厳選。振り仮名付きで朗読に最適。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 一一〇〇年の時を経て伝わるやまと歌の響きにふれてみませんか。

    春夏秋冬の四季や恋といった自然や人事を詠んだ歌を中心とした、日本の風土に根ざす約一一〇〇首の中から、これだけは読んでほしい、味わってほしい和歌を選び、巻順に配列。歌はすべて振り仮名付きで朗読にも最適。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 一条天皇の中宮彰子(藤原道長の娘)に仕えていた折の宮廷生活の記録。

    華麗な宮廷生活を活写しながら、その生活に溶け込めない自身の複雑な心境も語る。同僚女房やライバル清少納言についての言及には対象を批判的に見る目が利いている。『源氏物語』成立の背景を知るための最適の書。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 神代から推古天皇の時代まで。わが国最古の書。

    神々の時代から推古天皇までの時代を雄大に語るわが国最古の書を、こなれた現代語訳と原文で楽しむ本。参考情報やビジュアルも豊富。現代語訳と原文は総ルビ付きで朗読にも最適。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 海の道を通して伝わった猫の伝承の源流を、古今東西の資料をもとに解明

    猫は突然、姿を消すことがある。彼らはみな阿蘇山の猫岳を目指して旅に出るという。帰ってきたものは耳が裂け、尻尾は二股に割れて、踊り出す。家に帰ってこないものは猫の王となって猫岳に君臨する。 この「猫の王」伝承をたどり、日本各地からアジア、ユーラシア大陸を経て、ヨーロッパ、古代エジプトへ。古今東西の豊富な資料を基に、招き猫・猫また屋敷・踊る猫・猫魂ほか、海を越えて伝わった猫の怪異と魔性の謎を解き明かす。
  • 不思議な話、こわい話、教訓となる話…ユーモラスでおかしな古典を味わう!

    「こぶとりじいさん」や「鼻の長い僧の話」など、とんでもなくて面白い鎌倉時代の説話(短編物語)集。総ルビの原文と現代語訳、わかりやすい解説とともに、やさしく楽しめる決定的入門書!

    【目次】
    はじめに
    ◇序
    ◇一話「道命阿闍梨が和泉式部のもとで読経し、五条の道祖神が聴聞した話」
    ◇二話「丹波の国篠村に平茸が生えた話」
    ◇三話「鬼にこぶをとられた話」
    ◇四話「伴大納言の話」
    ◇一三話「田舎の児が桜の散るのを見て泣いた話」
    ◇一六話「尼が地蔵にお目にかかった話」
    ◇二二話「金峰山での薄打の話」
    ◇二五話「鼻の長い僧の話」
    ◇二八話「袴垂が保昌に会った話」
    ◇三〇話「唐の卒都婆に血が付いた話」
    ◇四九話「小野篁が才人だった話」
    ◇五七話「石橋の下の蛇の話」
    ◇五九話「三河の入道が遁世した話」
    ◇七二話「以長の物忌の話」
    ◇八五話「留志長者の話」
    ◇八七話「観音経が蛇になって人をお助けになった話」
    ◇八八話「賀茂の社から紙と米を頂いた話」
    ◇九一話「僧伽多が羅刹の国に行った話」
    ◇九三話「播磨の守為家に仕える侍佐多の話」
    ◇一〇四話「猟師が仏を射た話」
    ◇一一二話「大安寺別当の娘の恋人が夢を見た話」
    ◇一二五話「保輔が盗人だった話」
    ◇一三一話「清水寺の御帳を頂いた女の話」
    ◇一三三話「空入水した僧の話」
    ◇一三四話「日蔵上人が吉野山で鬼に会った話」
    ◇一三六話「出家の価値の話」
    ◇一四七話「きこりが隠題の歌を詠んだ話」
    ◇一五七話「ある公卿が中将時代に誘拐された話」
    ◇一六四話「亀を買って解き放った話」
    ◇一六五話「夢を買った人の話」
    ◇一六九話「念仏僧が魔往生した話」
    ◇一八四話「御堂関白の飼い犬の超能力の話」
    ◇一九四話「仁戒上人が極楽往生した話」
    ◇一九七話「盗跖と孔子とが問答した話」
    おわりに

    ☆コラム1 源隆国と一族
    ☆コラム2 芥川龍之介の古典物・説話集編者たちの「競作」
    ☆コラム3 セットになっている説話
    ☆コラム4 大力の伏兵
    ☆コラム5 遠回りの意味
  • 芭蕉や漱石も愛した、中国最高の詞華集を味わう!

    漢詩の入門書として最も親しまれてきた『唐詩選』。李白・杜甫・王維・白居易をはじめ、朗読するだけで風景が浮かんでくる感動的な詩の世界を楽しむ。初心者にもやさしい解説とすらすら読めるふりがな付き。
  • 平安時代から愛され続けた、明るく前向きな大詩人!

    日本文化に大きな影響を及ぼした白楽天。炭売り老人への憐憫や左遷地で見た雪景色を詠んだ代表作ほか、家族、四季の風物、酒、音楽などを題材とした情愛濃やかな詩を味わう。大詩人の詩と生涯を知る入門書。
  • 帰りなん、いざ…。そう言って田園に帰った詩人が残した魂の叫び!

    自然と酒を愛し、日常生活の喜びや苦しみをこまやかに描く一方、「死」に対して揺れ動く自分の心を詠んだ田園詩人。「帰去来辞」や「桃花源記」ほかひとつ一つの詩を丁寧に味わい、詩人の心にふれる。
  • 三国志の英雄、曹操が戦場にまで持ち込んだ中国詩歌の原点を味わう。

    結婚して子供をたくさん産むことが最大の幸福であった古代の人々が、その喜びや悲しみをうたい、神々への祈りの歌として長く愛読してきた『詩経』と『楚辞』。中国最古の詩集を楽しむ一番やさしい入門書。
  • 275(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    訳注:
    室伏信助
    著者:
    室伏信助
    出版社: KADOKAWA

    日本最古の物語を、原文と注、現代語訳で心行くまで楽しめる!

    竹の中から生まれて翁に育てられた少女が、五人の求婚者を退けて月の世界へ帰っていく伝奇小説。かぐや姫のお話として親しまれる日本最古の物語。第一人者による最新の研究の成果。豊富な資料・索引付き。
  • 中国屈指の社会派詩人。その内面に美しさ、繊細さが光る!

    若いときから各地を放浪し、現実の社会と人間を見つめつづけた杜甫の詩は、古くから日本に紹介され、さまざまな影響を与えてきた。努力の人といわれる「詩聖・杜甫」の詩の世界は情熱と繊細さにあふれている。
  • 清少納言も紫式部も読んでいた、『うつほ物語』が手軽にわかる!

    異国の不思議な体験や琴の伝授にかかわる奇瑞などのローマン的要素と、源氏・藤原氏両家の皇位継承をめぐる対立を搦めながら進行するスケールの大きな物語がはじめてわかりやすい形になった。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 仁義礼智忠信孝悌の玉を持つ八犬士の活躍を描く、江戸伝奇小説の傑作!

    不思議な玉と痣を持って生まれた八人の男たちは、やがて同じ境遇の義兄弟の存在を知る。八犬士が出会うまでの前半と母の国を守るために戦う後半からなる。完結までに28年、98巻106冊の長編をまるごと読む。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 平安時代の純文学、あの難解な蜻蛉日記が分かる! 感情移入してしまう!

    美貌と歌才に恵まれ権門の夫をもちながら、蜻蛉のようにはかない身の上を嘆く作者の21年間の日記。鋭く人生を見つめ、夫の愛情に絶望していく心情を描く。現代語訳を前面に出し、文法知識不要で古典を楽しめる。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 帰京への苦難の船旅と亡き娘への想いを綴る日記文学の傑作!

    紀貫之が女性になりすまし、かな文字で綴った日記は、国司の任期を終え、故郷の京へと戻るまでのつらく苦しい船旅の記録であると同時に、土佐で亡くした娘への想い、人々の人情を歌とともに綴る心の記録でもあった。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 名歌140首を丁寧に解説。万葉集が不思議なほどよく分かる! 楽しめる!

    日本最古の歌集万葉集から名歌140首を選び丁寧に解説。歌に生き、恋に死んだ人々の歌を、しみじみ味わう本。参考情報を付しながら、古文の力がなくても十分古典の面白さがわかる。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 夢見る少女が大人になる。平安時代に生きた女性の一生。古典入門の決定版!

    平安時代につづられた女性の日記。東国育ちの作者が京へ上り憧れの物語に読みふけった少女時代。結婚、夫との死別。その後の寂しい生活。ついに思いこがれた生活を手にすることのなかった一生が今の世にも胸に迫る。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 平安朝が生んだ日本最大の説話集を、古典文法の知識不要で縦横に堪能。

    インド、中国、日本では北海道から沖縄にまで、広大な舞台に繰り広げられる説話大百科。現代語訳を全面に出し、古文の力がなくても、豊穣な話の宝庫を楽しめる。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 皇室ネタから拉致問題まで。平安王朝の政権を牛耳っていた、藤原氏の真実。

    平安貴族の最盛期を築きあげた道長の栄華に至るまでの、176年間の藤原氏の王朝の歴史物語。歴史的人物に焦点を当てた史実にまつわる裏話や逸話・人物像などが、簡潔にいきいきと描かれ、興味は尽きない。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 声に出して読もう! 芭蕉と一緒に旅する、予備知識不要の古典シリーズ。

    芭蕉の紀行文の真髄を現代語で味わうことができる本。現代語訳・原文ともに総ふりがな付きで紹介。コラムや地図・写真などを採り入れて、芭蕉の風雅の誠を求める旅とその昇華された俳句の世界へいざなう、入門古典。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 1,386(税込)
    2024/5/24 (金) 配信予定
    著者:
    桑原武夫
    著者:
    貝塚茂樹
    著者:
    清水幾太郎
    著者:
    遠山啓
    著者:
    芦原 義信
    著者:
    家永三郎
    他7名
    出版社: KADOKAWA

    知の巨人たちの人生を賭けた学問の追究、その集大成を読む。

    日本を代表する「知の巨人」たち、その学問の総決算ともいえる最終講義を精選したアンソロジー。「挑戦の果て」篇では、学問シーンを牽引してきた学者たちの研究人生を、感慨とともに振り返った講義を収録。冒頭に各講義の要約を付し、難解な講義も概要をつかみやすくした。推薦・松岡正剛
  • 1,386(税込)
    2024/5/24 (金) 配信予定
    著者:
    小泉八雲
    著者:
    鈴木大拙
    著者:
    宇野弘蔵
    著者:
    大塚久雄
    著者:
    中村元
    著者:
    土居健郎
    他5名
    出版社: KADOKAWA

    知の巨人たちの人生を賭けた学問の追究、その集大成を読む。

    日本の知の礎を築いたのは、飽くなき探求心を持ちつづけた学者たちだった。土居健郎は言う、「まず「わかる」とはどういうことかということをわかる必要があるでしょう」。禅の本質を説く鈴木大拙、インド思想史に人類史的な普遍性を見た中村元、心理療法の目的を自身の物語の発見に見いだした河合隼雄、人間と自然の関係の変化が歴史学に課題をもたらしたと指摘する網野善彦……。日本を代表する「知の巨人」たち、その学問の総決算ともいえる最終講義を精選したアンソロジー。「学究の極み」篇では、日本の知の礎を築いた学者たちが生涯をかけて追究した研究テーマ、その集大成を披露した講義を収録。冒頭に各講義の要約を付し、難解な講義も概要をつかみやすくした。推薦・若松英輔
  • 1,364(税込)
    2024/5/24 (金) 配信予定
    著者:
    青木正児
    出版社: KADOKAWA

    「酒天はうつろ 酒地ははるか 酒国はやすらか」。絶品酩酊漢詩選

    陶淵明、李白、白楽天。無類の酒好きで知られる詩壇の巨匠が残した名詩の数々。同じく酒を愛した中国文学者である著者が「酒徒が酔余の朗詠に供する」ために、三人を中心に周代から唐代の酒にまつわる詩を厳選、原文・直訳・意訳ともに紹介する。琥珀色の酒を好むなら李白「客中作」を、緑色なら白楽天「薔薇正開、春酒初熟」を、紅色なら李賀「将進酒」を、白色なら徐寅「白酒両瓶送崔侍御」を吟ぜられよ――。
    解説・中村喬
  • 自然、人間、文化 平安の心を描く。源氏物語との関連も解説した決定版

    白楽天の漢詩をひき「香炉峰の雪はいかならむ」とたずねた定子に対し、御簾をあげる行動で答えた清少納言。『枕草子』には王朝の女性たちの教養や信頼、遊びごころが鮮やかに記録されている。下巻には一三九段から最後の跋文までの原文、注釈、現代語訳、鑑賞にあたる評をおさめるほか、作品成立の経緯や作者についての解説、本文校訂表、系図や内裏図、人物索引を収載。最新の研究成果を反映した、注釈書の決定版。
  • 千年を経て色あせない随筆の最高傑作 原文・脚注・現代語訳・鑑賞を収載

    清少納言は、卓越した文才で中宮定子サロンの様子や、自然のありよう、人間関係の機微を記録した。「春はあけぼの」ではじまる美文は千年の時を超え今も人々の感嘆を誘う。本書は最新の研究成果を反映した注釈の新訂版。陽明文庫本を底本として諸本による校訂を行った原文、ていねいな脚注・補注、本文に忠実な現代語訳に加え、鑑賞や『源氏物語』との関連にも言及する「評」を加えた。上巻には一段から一三八段をおさめる。
  • 古典作品らしい浪漫性と、主人公「寝覚の上」の心の葛藤を細やかに描く

    藤原定家が『源氏物語』に次ぐ作品として、『狭衣物語』と共に高く評価した平安後期の代表作。主人公の中の君が13歳の八月十五夜、天人が夢に降り立ち、琵琶の秘曲を授けられ、同時に苦難の予言を受ける。2年後、忍び込んできた男性と人違いの意に添わぬ契りを結び妊娠。それは姉の結婚相手であった。近現代文学にも通じる、宿命に翻弄される主人公の葛藤や、揺れる心の動きを繊細に描写。相次ぐ困難を乗り越えて成長する女性の一生の物語を解説。
  • 実は大人こそ面白い! 「西遊記』全100回の膨大な物語を、1冊に凝縮。

    日本でも児童文学で親しまれてきた西遊記。しかし、それらは大幅に修正された物語だった。人や妖怪たちの欲望を描くエピソードの数々は、面白さと諧謔に満ちている。全100回を1冊でたどる決定版。
  • 第23回司馬遼太郎賞受賞作! 政界を駆けた孤狼の生涯を壮大に描く新評伝

    第23回(2019年度)司馬遼太郎賞受賞作!

    「極右と極左は毛髪の差」(犬養毅)
    日本に芽吹いた政党政治を守らんと、強権的な藩閥政治に抗し、腐敗した利権政治を指弾し、
    増大する軍部と対峙し続け、5・15事件で凶弾に倒れた男・犬養木堂。
    文字通り立憲政治に命を賭けた男を失い、政党政治は滅び、この国は焦土と果てた……。
    戦前は「犬養の懐刀」、戦後は「吉田茂の指南役」として知られた古島一雄をもう一人の主人公とし、
    政界の荒野を駆け抜けた孤狼の生涯を圧倒的な筆力で描く。
    最期の言葉は「話せばわかる」ではなかった!? 5・15事件の実態をはじめ、驚愕の事実に基づく新評伝。
    「侵略主義というようなことは、よほど今では遅ればせのことである。どこまでも、私は平和ということをもって進んでいきたい」
    (1932年5月1日、犬養首相の日本放送協会ラジオ演説より)
    真の保守とは、リベラルとは!? 明治、大正、昭和の課題を、果たして私たちは乗り越えられたのか?? 

    ※本書は2019年3月に小社より刊行された単行本を文庫化したものであり、2017年に逝去された林新氏が厳格なノンフィクションでなく、敢えて小説的な形式で構想し、着手したものを、堀川惠子氏がその意志を受け継ぎ、書き上げたものです。

    【目次】
    序章 古老の追憶
    第一章 戦地探偵人
    第二章 政変とカミソリ官吏  
    第三章 憲法誕生
    第四章 帝国議会の攻防
    第五章 国粋主義の焔
    第六章 孤立する“策士”
    第七章 革命
    第八章 「憲政の神」
    第九章 「神」の憂鬱
    第十章 普選の代償
    第十一章 見果てぬ夢
    第十二章 最後の闘争
    第十三章 テロルの果て
    終章 五月の空    
    あとがき
    参考文献一覧
    解説 橋本五郎
  • 神田神保町の老舗・誠心堂書店の店主が、豊饒な書物の歴史を解き明かす。

    平安時代の『源氏物語』から、蔦屋重三郎が手がけた黄表紙をはじめとする草双紙、山東京伝の洒落本、歌麿や北斎の挿絵入り絵本。1300年以上の歴史を持つ和本は、日本人の知恵と美意識の結晶である。結び綴とも呼ばれる、組紐を使った大和綴。高度な製本技術を必要とし、数葉ずつ重ねて糸で縫う列帖装など、手にとって愉しめる伝統文化を、神田神保町の老舗・誠心堂書店の店主が丁寧に解説。豊饒な書物の歴史を解き明かす。
  • 「梁山泊」に集った108人の豪傑が暴れまくる! 傑作奇譚を1冊に凝縮

    ☆★「ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」、日本人にも馴染み深い、中国明代の小説を刊行開始!★☆

    明代中国で作られた『水滸伝』は「四大奇書」の筆頭とされ、江戸時代以降の日本文学にも多大な影響を与えた。108人の好漢が暴れまくり、腐敗した権力を打倒していく物語は、時代を超えて愛され続けている。全ての回のあらすじを収録し、原文の喋り言葉を活かした現代語訳と行き届いた解説によって、長大な物語の面白さと奥深さを一挙に愉しめる。魅力ある登場人物たちはどこから来たのか、物語の背景に迫るコラムも充実。
  • 『源氏物語』と同時期に成立した勅撰和歌集。和歌の基礎や王朝文化も解説!

    道長の歌をおさめ、紫式部も読んだ勅撰和歌集。歌のやりとりを通して平安貴族の人間関係を知り、王朝の雅な文化や恋のルールを解説する入門書。
  • 文化、権力、人の心。舶来ブランド品が物語のカギを握る!

    紫式部の生きた時代、陶磁器・ガラス・布・香料など、王朝生活を彩る舶来品は、高価で入手しにくく、入手できるかどうかは権力とのかかわりによって大きく左右された。「唐物」をキーワードに王朝文化の世界を読み解く。
  • 女流俳句の先駆にして悲劇の俳人、久女の全貌を知る貴重な全句集

    【目 次】
    杉田久女句集
    補遺 1
    補遺 2
    随 筆
     病院の秋
     夜あけ前に書きし手紙
     日本新名勝俳句入選句
     落 椿
     種を蒔くよろこび
     女流俳句の辿るべき道は那辺に?
     菊 枕
     鶴料理る
     朱欒の花のさく頃
    杉田久女の十五句鑑賞 坂本宮尾
    解 説 坂本宮尾
    年 譜
    初句索引
    季語索引
  • 至高の禅語録をわかりやすく口語訳。中村元の解説を加えた決定版。

    『碧巖録』『従容録』と並び禅宗で尊重されてきた『無門関』。南宋の臨済宗僧・無門慧開が優れた公案48章を選び、それに評唱(批評)と頌(漢詩)をつけたものである。「犬に仏性があるか」をたずね、最難関の公案として名高い「趙州狗子」、「いま、自分がなすべきことに力を尽くしなさい」と説く「趙州洗鉢」、「善悪を考えず、あるがままに見なさい」と説く「不思善惡」など、至高の禅語録をわかりやすく口語訳。原文と訓読文付き。中村元の解説を加えた決定版。
  • 大河ドラマで大注目。研究の第一人者による決定版。

    平安時代の公家で、故実に通じ「賢人右府」と称賛された藤原実資。彼の日記『小右記』は、藤原道長が詠んだとされる「此の世をば我世とぞ思ふ望月の欠けたる事も無しと思へば」が載ることでも著名である。63年にわたり書き続けられた現存5463条の膨大な記事のなかから、男性貴族によって宮廷で執り行なわれた政務や儀式など、初心者にも面白い内容を精選。原文・訓読文・現代語訳を収録した、研究の第一人者による決定版。
  • 真似したくなる!「NHK俳句」の司会を務めた著者による等身大の上達法。

    季語と向き合い、おそるおそる句会に挑み、歳時記を友に歩んで10年余。日常の風景を一句に仕上げる工夫や上達法は、言葉を生業とするエッセイストならではの発想で、まねしたくなるものばかり。季語力を鍛える句会の醍醐味、経験から得た投句や選句のコツもお伝えします。「味わっても味わいきれない、奥深い趣味と出会えてから、私は年齢を重ねることがあんまり怖くなくなりました」一生ものの趣味へ誘う等身大の俳句入門。
    【目次より】
    はじめに
    第一章 季語は頼りになる味方
     季語があるから俳句ができない?/覚えなくていい/歳時記が手元にあれば/ふとしたシーンが俳句になる/季語の他に入れるもの/古くさい決まり事?/そもそも季語とは
    第二章 こんなに豊かな季語の世界
     季語の「本意」を知る/入れ替えてみてわかること/ムードを変える力/置くのではなく、働かせる/「響き合う」ということ/経験を超えて/これも季語だとは!/詠み尽くされることはない
    第三章 季語力を鍛える句会
     句会は怖い?/「兼題」「席題」「吟行」/場数を踏むと力が抜ける/参加すれば早く伸びる/スリルが快感/読み手の想像に委ねる/「詠む」と「読む」は両輪/投句はぶれろ、選句はぶれるな/自分に合った句会を探す
    第四章 「あるある俳句」と「褒められ俳句」
     句会は道場/「あるある俳句」/「褒められ俳句」
    第五章 歳時記は一生の友
     一年目の句と今の句/自我を手放す/俳句と禅/言葉に出す、形にする/初心に返る/迷ったら戻る場所/エッセイと俳句と/歳時記は一生の友
    おわりに
    文庫版あとがき 俳句の門は開いている
  • 生涯を懸けて完成しない仕事への狂熱

    「効率を優先する現代社会で、働くことの意味を考えさせてくれる一冊」出口治明(「朝日新聞・書評欄」)

    生きているうちに完成をみない仕事にやりがいを感じられますか?
    英国で言葉を紡ぎ生きる人々の生き方を通じて文化の豊かな価値を提示し、効率重視の社会に生きる私たちの働き方を問うノンフィクション。

    法の支配を定め、民主主義の基本となった「マグナ・カルタ」を正確に読み解くために必要なのが、中世ラテン語辞書。
    英国は二〇一三年末、準国家プロジェクトとして『英国古文献における中世ラテン語辞書』を完成。
    プロジェクト始動は第一次世界大戦が始まる前年の一九一三年。辞書の完成までに費やされた時間は百年。

    新聞社の海外特派員記者として英国駐在した機会を活かし、著者は本書を書き上げた。
    ラテン語の言葉の豊かさと歴史、現代日本で辞書を編んで生きる学者や編集者へのインタビューを通じて文化的活動の価値までを描き出すノンフィクション。
  • 紫式部、清少納言も愛読! 平安貴族が夢中になったシンデレラストーリー。

    輝くように美しい姫君の幸せを意地悪な継母が妬み、迫害する。苛めを逃れて、都から遠く離れた住吉に隠れ住む姫君のもとへ、霊験あらたかな長谷観音の夢告と琴の音に導かれ、男君の四位少将がやってくる。再会したふたりを待ち受ける結末は――? 『源氏物語』よりもわかりやすく、物語性に富んだ平安時代の傑作『住吉物語』。紫式部や清少納言ら平安貴族たちを夢中にさせた、日本版「シンデレラ・ストーリー」の全文を丁寧に解説。
  • 俳句が締まる!上達のカギは「文語文法」にあり。まずはこの一冊。

    自分の詠みたいことを表現するためのヒントは文語文法にある!俳句甲子園で開成高校を優勝に導いた著者が、俳句に必要な文語文法を厳選。覚えるコツや間違えやすいポイントを解説、練習問題で文語力アップ!
  • ひとつ先の俳句へ――中級者向け実作の手引きの決定版!

    初学は終えたものの、その先の上達方法がわからない――俳句実作者が直面しがちなジレンマを、長年の俳句指導から蓄積した俳句分析とノウハウで解消。ベストセラー『20週俳句入門』に続く必携の実作入門!
  • マルクスを手がかりに、マルクスを超えてゆく

    温暖化、新型コロナウイルスの流行、異常気象……世界が危機に瀕する今、私たちは誰も取り残すことなく、この問題を解決するための道筋を探さなくてはならない。資本主義の暴力性や破壊性を正確に認識し、その上で、資本主義とは異なる社会システムを構築すること――。『資本論』を記したカール・マルクスの、主に未刊行のノートから、エコロジーの思想を汲み取り分析する。ドイッチャー記念賞受賞作。

    【目次】
    第一部 経済学批判とエコロジー
     第一章 労働の疎外から自然の疎外へ
     第二章 物質代謝論の系譜学
    第二部 『資本論』と物質代謝の亀裂
     第三章 物質代謝論としての『資本論』
     第四章 近代農業批判と抜粋ノート
    第三部 晩期マルクスの物質代謝論へ
     第五章 エコロジーノートと物質代謝論の新地平
     第六章 利潤、弾力性、自然
     第七章 マルクスとエンゲルスの知的関係とエコロジー
  • 4,220(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    折口信夫
    出版社: KADOKAWA

    折口信夫の代表的作品『古代研究』『死者の書』から、釈迢空名義の歌集までを豪華合本に!

    折口信夫を知るならこの一冊!折口民俗学の中核となる代表的作品『古代研究 民俗学篇』全4巻/『古代研究 国文学篇』全2巻、折口が生涯にわたり書き改め続けた重要な論考『日本文学の発生 序説』、そして唯一無二の小説『死者の書』と、歌人・釈迢空としての全歌集・重要詩を収録した『釈迢空全歌集』を一冊にまとめた豪華合本版。
  • 平清盛を中心とする平家一門の興亡に焦点を当て、源平の勇壮な合戦譚の中に盛者必衰の理を語る軍記物語。

    平清盛を中心とする平家一門の興亡に焦点を当て、源平の勇壮な合戦譚の中に盛者必衰の理を語る軍記物語。音楽性豊かな名文は、琵琶法師の語りのテキストとされ、後の謡曲や文学、芸能に大きな影響を与えた。

    ※本電子書籍は『平家物語(上)』『平家物語(下)』を1冊にまとめた合本版です。
  • 30年来のロングセラー、待望の文庫化!俳句実作、まずはここから。

    長年の俳句指導の実践を通して到達した、「四つの〈型〉により実作」というなメソッド。初心者でも20週で確実の俳句が作れる画期的な1冊。30年来のロングセラー俳句入門書、待望の初文庫化!
  • 「花鳥諷詠真骨頂漢」「茅舎浄土」――稀代の俳人・茅舎の圧倒的神性。

    時に宗教的かつ芸術的――虚子から「花鳥諷詠真骨頂漢」から称を受け、「茅舎浄土」と評されたこの早逝の俳人は、同時代の俳人が一目置く存在であった。全988句に、散文・年譜・新旧解説を付す決定版。
  • 鎌倉武家政権、約100年間の運命を映し出す

    鎌倉幕府初代将軍源頼朝から第6代将軍宗尊親王まで。頼朝の天下取りの後、激しい権力争いの中で、次々と将軍の首が挿げ替えられてゆく。血で血を洗う内部抗争の始終を著す長大な歴史書をダイジェストに!
  • 古代の情景が鮮やかによみがえる! 今までなかった『風土記』入門書

    8世紀、地方の特産物や伝説、地名の由来などを記した「古代の里山文学」を抜粋で読む。
  • 1,282(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    高浜虚子
    出版社: KADOKAWA

    現代俳句の巨星・虚子の重要な代表的な俳句論を合本で。

    『俳句の作りよう』ホトトギス、ひいては今日の俳句界発展の礎となった、俳句実作入門の名著。
    『俳句とはどんなものか』俳句にまつわる基本的な問題を、初心者に向けて丁寧に詳述した理論書。
    『俳句はかく解しかく味わう』芭蕉・子規ほか46人200句あまりを鑑賞し、言葉に即して虚心に読み解く。
    『進むべき俳句の道』計32名のホトトギス俳人たちの雑詠評を通し、ユニークな人物評と俳論を堪能できる名随筆。

    ※本電子書籍は『俳句の作りよう』『俳句とはどんなものか』『俳句はかく解しかく味わう』『進むべき俳句の道』を1冊にまとめた合本版です。
  • 歌仙絵とともに、 「神々」の歌を味わう。

    柿本人麿・紀貫之・在原業平・小野小町ら、「歌の神」として崇拝されてきた藤原公任撰『三十六人撰』の歌人たち。その代表歌の鑑賞はもちろん、人物像と時代背景、不思議な成り立ちや歌の組み合わせ、「百人一首」との違い、和歌と歌仙絵の関係など、知っておきたい基礎知識をわかりやすく解説する、初の入門書。歌仙を描いた絵巻の最高峰とされる名品、秋田藩伝来の「佐竹本三十六歌仙」に描かれた肖像とともに、読み解く。
  • 3,256(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    羅貫中
    訳者:
    立間祥介
    出版社: KADOKAWA

    中国大河小説史上最大のベストセラー! NHK人形劇の立間訳が待望の復刊。

    劉備、関羽、張飛の三豪傑が乱世を正すべく義兄弟の契りを結び立ち上がる--。NHK人形劇で人気を博した 立間祥介訳で蘇る壮大なロマン! 2019年夏、東京国立博物館で大規模な三国志展も開催。

    ※本電子書籍は『三国志演義』シリーズ全4冊を1冊にまとめた合本版です。
  • 日本全国に伝わる言い伝え、伝承を収集!

    日本全国に伝わる言い伝えや迷信を収集、項目ごとに分類。散発的になっていた民俗学の知識を集め、その俗信が「伝わる内容、伝わる場所」を記し、類型の話順に並べ整理する。「◆ウサギの尻の穴は毎年増える」「火事の前にネズミは逃げ出す」「桃を食って川に行くと河童にひかれる」「夜オムツを干すと子が夜泣きする」ほか。

    ※本電子書籍は『日本俗信辞典 動物編』『日本俗信辞典 植物編』『日本俗信辞典 衣裳編』を1冊にまとめた合本版です。
  • 1,527(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    岡潔
    出版社: KADOKAWA

    「人の中心は情緒である」――天才的数学者・岡潔の名随筆の数々。

    天才的数学者でありながら、思想家として多くの名随筆を遺した岡潔。戦後の西欧化が急速に進む中、伝統に培われた叡智が失われると警笛を鳴らした。代表的名著『春宵十話:』をはじめ、ロングセラーとなっている名随筆を合本版で。豪華執筆陣による解説付き。

    ※本電子書籍は『春宵十話』『春風夏雨』『夜雨の声』『風蘭』『一葉舟』を1冊にまとめた合本版です。
  • 読みやすくて面白い、最高にスリリングな古典案内!

    異界、エロ、グロ、ナンセンス、スキャンダル……古事記研究の第一人者が、古代の思想を読み解き伝える面白すぎる古典文学入門! 文庫版に「第5章 揺らぐ列島、疲弊する人々」を完全書き下ろし!
  • 八雲の手紙や講義録、再話文学からその人物像と心の軌跡に迫る入門書

    教師として日本各地を訪れた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、庶民生活の中にある「単純、善良、素朴さ」を愛す一方、西洋化を推し進める「新日本」に幻滅する。彼が見つめ、追い求めたものとは何か。横浜上陸から松江・熊本・神戸そして東京で亡くなるまで――八雲文学研究と邦訳の第一人者が、作品・書簡・講義録等から、十四年間の足跡と心の軌跡を辿る。いま、私たちが見直すべき日本文化を再発見するための八雲案内。

    はじめに――失われゆく日本の心を見つめて

    第一章 小泉八雲はなぜ日本にやって来たのか――漂泊・幽霊・ユートピア
    1 激情家・小泉八雲の生涯をたどる
    2 日本という永遠のヴィジョン
    3 八雲の松江 松江の八雲
    4 二つの日本ござ松江から熊本へ
    5 なぜ熊本を去ったのか

    第二章 教育者としての小泉八雲――想像力・共感・非個性
    1 教育への情熱
    2 教育における想像力とは何か
    3 語り部のかたりなす文学講義
    4 〈ゴーストリィー〉なものの響き合い――『怪談』と『講義録』の関連性

    第三章 小泉八雲が私たちに語りかけてくるもの――死者と生者の共同体
    1 原風景をたどるござ自伝的断篇が伝える霊的世界
    2 夢の小宇宙としての再話文学
    3 〈永遠に女性的なるもの〉をめぐって
    4 妖精たちの棲むところ

    小泉八雲略年譜
    参考文献(参照した八雲関係の著作)
    あとがき――真・善・美へと向かう歩み
  • 平安貴族たちの多忙で勤勉な毎日。藤原道長の側近が残した宮廷日記。

    天皇の側近である蔵人頭に抜擢され、一条天皇や東三条院、藤原道長の篤い信任を得て昇進を重ね、権大納言にまで上りつめた藤原行成。彼が書き残した摂関期の日記が『権記』である。宮廷の政治や儀式がこと細かく記録されており、当時の政務運営や権力中枢の深奥、秘事までが把握できる貴重な史料といえる。貴族たちの知られざる日常生活を記した興味深い出来事を厳選し、原文・現代語訳と書き下し文、コラムと解説を収載する。
  • 落語の神様・円朝の怪談噺2冊に収録の3作品を合本化!

    『真景累ケ淵』根津の鍼医宗悦が、貸金の催促から旗本の深見新左衛門に殺された。新左衛門は宗悦の霊と誤り妻を殺害し、非業の死を遂げ家は改易。これが因果の始まりで、新左衛門の長男新五郎と次男新吉を不幸が襲う。新吉は宗悦の娘で富本の師匠の豊志賀と深い仲に。豊志賀は弟子お久と新吉の間を疑い、7人の女房を取り殺すと書き残し死ぬ……続く血族の殺し合いは前世の因縁か呪いのためか。円朝の代表作にして最高峰。解説・小松和彦

    『怪談牡丹燈籠・怪談乳房榎』こまげたの音高くカランコロンカランコロンと……江戸は根津の清水谷に住む、若い美男の浪人・萩原新三郎のところへ、旗本の娘のお露と女中のお米が毎夜通ってくる。新三郎が悪い女に騙されては困ると、家来同様の伴蔵が、ある晩、新三郎の家を覗いてみると、彼が楽しげに語らうのは2人の「幽霊」であった。お露と新三郎の悲恋の結末とは!? 落語の神様による怪談噺の最高傑作。他に「怪談乳房榎」を収録。解説・堤邦彦

    ※本電子書籍は『真景累ケ淵』『怪談牡丹燈籠・怪談乳房榎』を1冊にまとめた合本版です。
  • 「夜オムツを干すと子が夜泣きする」「小石を帯にはさむと便意が止まる」

    生活の知識や技術に関する伝承である俗信は、庶民の心のくせや集合意識をさぐる豊かな鉱床である!「草履の鼻緒が切れると縁起が悪い」「ネコは家から盗み出した手ぬぐいをかぶって踊る」「赤褌はフカが恐れる」など、衣類を中心に、履物、被り物、裁縫道具、化粧道具、装身具、寝具に関する民間の言い伝えを収集。項目ごとに並べ、話の類型を整理する。伝承する地域も記した文庫オリジナルの永久保存版。本文イラスト・中林啓治

    【収録項目】
    足駄、糸、団扇、産着、襟、扇、お歯黒、帯、鏡、笠、傘、肩当 、蚊帳 、簪、煙管 、着物、脚絆 、鏡台、巾着、 櫛、口 紅、靴、化粧、下駄、 茣蓙 、腰巻 、財布 、座布 団、襦袢 、頭巾 、ズロ ース、 千人針 、草履、 袖、タオル、 襷、煙草、足袋、袂、箪笥 、杖、褄、手 拭、手袋、寝 巻、糊付 け、 羽織 、袴、鋏、機、は ちまき、鼻緒、腹巻 、針、ハンカ チ、紐、袋、布団、 風呂敷、褌、 帽子、 頬かむり、前 掛け、 枕、蓑、眼鏡 、物 差し、 喪服 、股引 、もんぺ 、浴衣、 指輪 、よだ れ掛け、リボン、綿、草鞋ほか
  • 「アイヌの啄木」と呼ばれた歌人の心の叫び。

    「アイヌと云ふ新しくよい概念を内地の人に与へたく思ふ」
    「滅亡に瀕するアイヌ民族にせめては生きよ俺の此の歌」
    「滅び行くアイヌの為に起つアイヌ違星北斗の瞳輝く」

    先住民族アイヌが公然と「亡びゆく民族」の烙印を押され、本来は「誇り高き人間」「立派な人」という意味を持つ「アイヌ」という言葉が侮蔑の響きをもって使われていた大正時代から昭和のはじめ。アイヌ民族復興のために立ち上がりその生涯を捧げ、病のため27歳で早世した歌人がいた。文庫ではじめて違星北斗の短歌、俳句、詩、童話、散文、ノートの記録を集める決定版。

    【目次】
    違星青年 金田一京助

    短歌
    医文学/小樽新聞/新短歌時代/北海道人/志づく/私の短歌/はまなすの花/ウタリ之友

    日記
    大正十五年七月十一日から絶筆

    俳句
    句誌にひはり/医文学/俳句/北海道 樺太新季題句集/月刊郷土誌よいち


    冷たき北斗/大空

    童話・昔話
    熊の話/半分白く半分黒いおばけ/世界の創造とねずみ/死んでからの魂の生活/烏と翁/熊と熊取の話

    散文・ノート
    ウタリ・クスの先覚者中里徳太郎氏を偲びて/ぶちのめされた民族が/アイヌの一青年から/春の若草/我が家名/淋しい元気/淋しい元気/コクワ取り/アイヌの誇り/疑うべきフゴッペの遺跡 奇怪な謎

    手紙
    自働道話/子供の道話

    コタン創刊号
    目次/巻頭言 白路 凸天生/アイヌ神謡集序文コタン 知里幸恵/偽らぬ心 凸天/生活 自覚への一路 浦川太郎吉/「アイヌの姿」 北斗星/心の日記(後藤静香)/断想録(其ノ五) 十一州浪人/コタン吟(其ノ二) 十一州浪人/はまなし凉し/編輯余録/奥付

    解題・語注
    違星北斗年譜
    解説 違星北斗その思想の変化  山科清春
  • 俳句歳時記には載っていない、季語のトリビア大集合!

    面白くて意外で、ちょっと余分な(!?)季語のトリビア集がパワーアップして登場! 句友との話題も盛り上がる、愉快でためになる事典。

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