『文芸・小説、文春文庫、白石一文』の電子書籍一覧
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妻と、妻の親友。三角関係は、まさかの場所にたどり着く――。
二年前に会社を辞め、失業中の昂一は、
妻の無二の親友・由香里の出産に立ち会い、
そこからきわどい関係を、始めてしまった。
事実を知った大手広告代理店勤めの妻・絹子は昂一を
ある場所へと連れて行き、意外な言葉を口にする。
ほんとうの人間関係の重さ、繋がりの凄まじさ、奇跡の意味を描く、
傑作デビュー長篇。「文庫版あとがき」も収録。
※この電子書籍は、2022年12月刊行の文春文庫を底本としています。 -
大企業を辞め福岡に戻った男。
東京から追ってきた、友人の妻。
人生の半ばを過ぎた二人は再出発できるのか――。
大企業を辞め、故郷の博多で小さなバーを営む藤川圭吾の前に、かつての同僚の妻・美奈が現れた。
心の通い合いを強く感じる啓吾だったが、あるひとつの疑念が頭を離れない――。
人生の半ばを過ぎた男女が再出発に向けて研ぎ澄まされていく。
企業の倫理、愛情の深淵をあますところなく描きこんだ長編恋愛小説。
解説・池上冬樹
※この電子書籍は2006年に光文社より刊行され、文藝春秋より2020年5月に刊行した文庫版を底本としています。 -
「どうして自分はあのことを忘れることができないんだろう?」
剥きだしの叫ぶが響く、著者の初期傑作。
美しい恋人・枝里子をサプライズで京都に誘った。
それは、昔の男が住む京都で枝里子の反応を見ようという悪意だった――。
東大卒出版社勤務、驚異的な記憶力を持つ「僕」は、同時に3人の女性と関係を持ちながら、誰とも深いつながりを結ぼうとしない。
その「理屈っぽく嫌味な」言動の奥にあるのは、絶望なのか渇望なのか。
彼の特異な過去を知った枝里子は。
「自分の人生にとって本質的なことからは決して逃れられない」
切実な言葉たちが読む者の胸を貫いてロングセラーとなった傑作が文春文庫に登場。
解説・窪美澄 -
結婚を目前にして、最愛の女性・晶に裏切られた正平。それから5年。苦しみながらも、家業である甘味処「博多ぜんざい・ナカムラ」の仕事に打ち込んだ正平は、店舗を増やし、成功を収めていた。そんな中、突然の、晶からの電話。再会で明らかにされる、想像を絶する別離の理由とは…。表題作のほか「20年後の私へ」「たとえ真実を知っても彼は」「ダーウィンの法則」を収録した傑作恋愛短篇集。いずれも、目に見えない“大切なもの”が、読んだあなたの心にのこる傑作。
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