『文芸・小説、光文社文庫、霜島けい、501円~800円』の電子書籍一覧
1 ~13件目/全13件
-
数寄者相手に嘘偽りない怪談を売る『お伽屋』を生業にする銀次。ある夜、依頼を受けて、真夜中の川面に幽玄のように現れるという物売りの舟を待っていた。そこに現れたのは、もののけが見えるという酔狂な隠居の瓢仙。すっかり彼の物言いに巻き込まれ――(表題作)。奇妙な縁でつながった二人が江戸の不可思議な噂や事件にかかわっていく! 霜島けいが新たに描く、痛快な新シリーズ第一弾!
-
近頃るいにつきまとう悪霊たち。九十九屋店主の冬吾がかつて客から引き取った「福石」に関わりがあるらしいのだが。(「福の石」) ある朝、店先に置かれた印籠にはふたつの目玉が入っていた。持ち主の按摩・寿安は、目玉の謂れを明かし、るいの力を貸してほしいと言う。(表題作) 不思議を商う店を舞台に、るいとあやかしたちが活躍する大好評シリーズ第九弾!
-
九十九字屋店主の冬吾が、蔵に入ったきり姿を消した。どうやら蔵から逃げ出したあやかしを追っているらしい。るいに助けを求められた冬吾の兄で神主の周音は、犬猿の仲の弟を探しに向かうのだが……。(表題作)るいを見初めたという大店の若旦那との縁談が舞い込んだ。見合いの日、店の守り神だと名乗る童女がるいの前に現れて――(「片恋」)。好評シリーズ第八弾!
-
十五夜の二日後。店先に現れた子連れの女の幽霊が「うちの人を助けて」と言い残して消えた。九十九字屋店主の冬吾が、るいを連れて亭主の住む長屋へ急ぐと、そこには死んだように眠る男と水を張った平鉢が。抜けた魂を呼び戻そうと、鉢に手を浸す冬吾だったが……。(表題作) あやかしたちとの切なくもあたたかい交流を描く全三話を収録。大好評シリーズ第七弾!
-
「八枝様を助けて」。日に二度三度とるいの前に現われては訴える少女おコウの幽霊。おコウは生前、座敷牢で非業の死を遂げた八枝の世話をしていらしいのだが……。九十九字屋主人の冬吾の忠告を守らず、るいはおコウが落としたいわくありげな櫛を持ち帰り、亡魂の怨念騒ぎに巻き込まれてしまう。冬吾と八枝の間にある深い因縁とは? 好評シリーズ第五弾!
-
お盆用の鬼灯を求め、ナツと一緒に浅草寺にやって来たるいは、子供に財布を掏られそうになる。ナツが捕まえた男の子、寛太は棲む家もなく丸二日食べていないという。少年には、何やら女の亡者が憑いているようだったが……。寛太が「姉ちゃん」と呼ぶ女の正体とは?(表題作)あやかしたちと心やさしき人々の交流に胸がじんとあたたまる、大好評シリーズ第六弾。
-
盗人と疑われ、番屋につきだされてきた青物売りのお駒を放免してやった同心の柏木千太郎。跳ねっ返りで威勢はいいが、早くに両親を亡くし、十一で人買いに売られ苦労して生きてきた娘だ。そんなお駒を陰から見守っているらしき謎の男がいた――。その正体とは?(表題作) 顔はないけど男前。のっぺら同心と仲間たちがあやかし騒ぎ解決に走る、妖怪捕物帖第三弾!
-
南町奉行所定町廻り同心の柏木千太郎は、腕が立ち情に篤く正義感にあふれた江戸の人気者。――ところが、一つだけ変わったところが。彼には、顔がない。つまり、のっぺらぼうなのだ! 不器用だが心優しい同僚の片桐正悟や、千太郎を慕う下っ引きの伊助らとともに、数々の不思議な事件の解決に奔走する。笑えて泣けて癒やされる、傑作あやかし時代劇の第一幕、開幕です!
-
柏木の旦那は、どうやって飯を食ってるんだ? なんせ、のっぺらぼうで口がないんだから――。その秘密は千太郎が腰に提げた「ひょうたん」にあった。そいつに食わせれば腹に入れたことになるらしい。その大事なひょうたんが盗まれてしまった! 仲間たちは犯人捜しに奔走するが……。心優しきのっぺら同心があやかし騒ぎを解決する、笑えて泣ける妖怪捕物帖第二弾!
-
親子ゲンカで家出中だったぬりかべの父・作蔵が、拐されかけていた女児を救った。親探しに奔走するるいに、九十九字屋主人の冬吾は猿江町の辰巳神社に行ってみろという。ただし神主には近づくなともいうのだが……。やがて、るいは冬吾の生い立ちに秘められた切ない因縁に気づいてゆく。世のふしぎの裏にある人やあやかしの想いを温かく描く人気シリーズ第四弾!
-
かつての上役・菅野の屋敷で、岡っ引きの源次は誰もいない場所に黒々と伸びる影を見る。まるで針仕事をしているような女の影。菅野はそこに、半年前に亡くなった妻の久がいるというのだが――。(表題作) あやかしたちが引き起こす不思議とそこに浮かび上がる人々の想い。幽霊が見えるるいと「ぬりかべ」の父親らの活躍を描く、ほっこり切ない人気シリーズ第三弾!
-
古道具屋で買った枕が、夜な夜な赤子のように大声で泣き喚く。八幡様の祭りの絵に描かれた人物がいつの間にか増えていた――。「不思議」を売買する九十九字屋には、今日も怪しい品々が持ち込まれて……。るいは、憑きものの正体を求め、気はいいがちょっと迷惑な『ぬりかべ』の父親らとともに奔走する。切なくてほっこりとあたたかい、新感覚時代小説シリーズ第二弾!
-
あたしって、ついてない。三つ目の働き口をなくし、るいは途方に暮れていた。母を早くに亡くし、左官をしていた父もぽっくり逝き、天涯孤独の身だ。その死んだはずの父が困りものなのだが……。ふと入った路地で見つけた「働き手を求む」の貼り紙――。この世ならぬ者が見える少女が、ちょっと迷惑な父とともに、人助けならぬ亡者助けに奔走する! 痛快時代小説。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。