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『文芸・小説、恋愛、その他(レーベルなし)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全522件

  • 1,705(税込)
    2024/5/21 (火) 配信予定
    著者:
    中山 史花
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    「わたし、悪い人間になりたいの」純粋すぎる二人の、胸を打つ青春純愛小説

    高校生の晴野(はるや)は部屋を出られない。胸がどきどきして苦しくなるからだ。
    そのせいで学校にも行けず、ひとけのない夜にだけ外に出る生活。
    奔放な母親は再婚した義父と暮らしており、連絡は途絶えがちになっている。
    母親の記憶は、見知らぬ男からの暴力と二重写しだった。
    ある夜、コンビニからの帰り、晴野は同級生の美夜子(みやこ)と出会う。
    「悪い人間になりたい」という彼女は、そのわりに、飲酒も喫煙も、
    万引きも暴力も「犯罪だから駄目だよ」と言う。
    そして晴野は美夜子と、まるで子供の遊びのような、無邪気な夜の時
    間を重ねていく。しかし夏のある日、彼は彼女の「秘密」に気づき……。

    「魔法のiらんど大賞2022」小説大賞<文芸総合部門>特別賞
    優しく美しい言葉で紡がれる、胸を打つ青春純愛小説。
  • シリーズ2冊
    0858(税込)
    作:
    甘水さら
    イラスト:
    朝香 のりこ
    レーベル: ――
    出版社: ポプラ社

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    「きみがいてくれたから、キライだったわたしを好きになれた」 第2回ポプラキミノベル小説大賞<大賞>受賞作! 素直に生きる勇気が湧く、爽快ピュアラブストーリー! <あらすじ> わたし、真白。推しぬいの衣装づくりが好きな、中学1年生。 小学校時代に趣味をからかわれたことがあって、学校では好きなものを隠しているんだ。 でもある日、大好きな美少女コスプレイヤー「カエデ」が、クラスメイトの地味系男子「楓」と同一人物だと発覚! 楓と過ごすうちに、いつしか本当の自分でいられるようになって……!?
  • 1,760(税込)
    著:
    似鳥鶏
    イラスト:
    爽々
    レーベル: ――
    出版社: ポプラ社

    本に挟まれた暗号。謎解きに挑む姉妹。忘れられない夏が始まる。 会員が2名しかいないクイズ研究会会長の高校2年生・成田頼伸(ライ)は、クラス内で「じゃない方」と呼ばれている。ライと同じ姓で、ダンス同好会に所属する人気者・成田清春(キヨ)がいるからだ。クラスで「成田君」といえば、キヨのこと。「役立たたない」ことが好きなライと、大学受験に向けて効率重視で「役立つこと」が好きなキヨ。性格も対照的で、クラスでは決して交わることのなかった二人だが、夏休みの間、ひょんなことから、謎解きに挑む姉妹を手伝うことになる。謎解きの先で待つものとは――。 すべての謎が明かされた時、切なさと温かさが胸を満たす、青春恋愛ミステリー。
  • 谷崎潤一郎の名作・代表作を一挙収録した谷崎潤一郎全集の決定版。※本書は全9巻中の1巻目です。
    ●目次
    刺青
    少年
    幇間
    秘密
    悪魔
    悪魔続篇
    恐怖
    金色の死
    途上

    或る罪の動機
    或る調書の一節
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    〈巻頭カラー〉
     京都市 VS 大内裏 MAP
     平安京の内裏 鳥観図
     平安京オールスター1 後宮に暮らす貴族女性の世界
     平安京オールスター2 官庁で競う貴族男性の世界           
    「あさきゆめみし」にみる 女性の装束と襲色目     
    「あさきゆめみし」にみる 和歌に詠まれた日本の草花   
    「陰陽師」にみる 平安京に響く楽の調べ        
    「あさきゆめみし」「陰陽師」にみる 男性の美=舞の姿 

    〈なるほど平安京1〉
     平安女性の正装 裳唐衣(十二単)解剖!
     長髪は女の命 平安女性〈髪〉スタイル集
     恋歌で知る 平安 恋の作法           
     宮中の四季を彩るイベントカレンダー(旧暦) 
     今昔観光案内1 平安京の風水と四神相応           

    第1章 平安京の光 恋する都
     現代人も胸焦がす! 平安ラブストーリー
     紫式部・和泉式部・藤原薬子・藤原高子・式子内親王・待賢門院(藤原璋子)
     ・常盤御前・在原業平・藤原頼長・西行(佐藤義清)  
     本郷先生の解説1                   

    〈なるほど平安京2〉
     日記文学にみる 恋歌の世界            
     平安中期(10世紀頃)の官位相当制       
    「平安スター」6人の官位レース
     今昔観光案内2 王城守護の神社と寺院                          

    第2章 平安京の闇 怨霊の都 
     除霊で解決!? 平安京あやしい事件簿
     系図1 平安初期&末期の天皇家
     桓武天皇・早良親王・安倍晴明・菅原道真・平将門・崇徳上皇・安徳天皇                        
     本郷先生の解説2               
     
    〈なるほど平安京3〉
     娘たちが支えた藤原家の繁栄         
     系図2 藤原北家から見た天皇家の系譜  
     年表 平安時代の光と闇            

    終章 その伝承 コミック&小説ガイド  
    『あさきゆめみし』大和和紀           
    『陰陽師』岡野玲子/夢枕獏・原作        
    『応天の門』灰原薬                
    『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』松崎夏未/阿部智里・原作
     おすすめコミック 16作品                 
     おすすめ小説 26作品                     
    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ジャルジャル福徳秀介待望の小説デビュー作。

     大学2年生の「僕」は、入学前に憧れていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送っていた。日傘をさしていつも人目を避け、青春を謳歌している学生グループを妬ましく思う、そんな日々。友人は一人。銭湯掃除のバイトと孤独な大学生活だけの毎日。
     そんなある日、大教室で学生の輪を嫌うように席を立つ凜とした女子学生に出会う。その姿が心に焼き付いた「僕」は次第に深く強く彼女に惹かれていく。やっとの思いで近づき、初デートにも成功し、これからの楽しい日々を思い描いていたのだが・・・・・・。
     ピュアで繊細な「僕」が初めて深く愛した彼女への想いは実るのか。そして、僕の人生の、その先は---。
     著者自身の私小説を思わせる恋愛小説ながら、「生きる」ことそのものについても考えさせられる、心に刺さるホロ苦恋愛小説です。
  • 行方知れずになってしまった父親の借金を返すため、客もキャストも女性ばかりの風俗店で働き始めたミーナ。ある夜、店にやって来た美人姉妹のアマンダとアレシア。ミーナは彼女たちと濃密な一夜を過ごす。「わたしたちのところに来ない?」花屋を営むアマンダに誘いを受けるミーナだが、借金があるため風俗店を辞めることができない。ミーナは誘いを断るものの、それ以来、店にブーゲンビリアの花が届くようになる。ふたりのことが気になり始めるミーナ。しかし、アマンダとアレシアの邸にはとんでもないものが隠されていて「だめ、わたしのナカに入ってこないで……!」満月の夜、美女たちは触手に喘がされ、快楽の蜜沼に堕とされる。
  • 1,760(税込)
    2024/5/28 (火) 配信予定
    著者:
    小沼理
    レーベル: ――
    出版社: 柏書房

    「わかるかも」が口癖のあなたへ。

    「わかるかも」が口癖のあなたへ。

    【内容】
    初めて物語の中に私に似た人を見つけた日のこと、東京とソウルで参加したプライドパレードのこと、日本の同性婚訴訟やパートナーシップ制度のこと、同じ時代を生きている/生きていたクィアのこと――

    誰かの痛みや怒りや悲しみが、まるで自分のことのように思えることがある。乳化した水と油のように混ざり合ってしまう。だけどあなたはあなたでしかなく、私は私でしかない。他者同士である私たちが、重なったりずれたりしながらともにあるための、「共感」と「距離感」。その可能性と難しさについて。

    「わかる」なんて簡単に言えない、「わからない」とも言いたくない。ゲイとして、シスジェンダーの男性として、著者が日常の中で直面したエピソードを描きます。

    “共感も距離感もうまく使いこなせない。だからこそこだわってしまうのだろう。なんとか組み合わせて、練習しながら上手になっていきたい。混ざり合った世界と分離した世界を同時に生きるように。言葉にならないものと言葉を重ねて一つにするように。”
    ――「はじめに」より

    自分と他者、規範と逸脱、個人的なことと社会的なこと……様々なものごとのあわいにとどまり、揺れながら考えるエッセイ集。
  • 大切なあなたに、とっておきの「青」を。

    調色師の紫衣は、ステンドグラス作家の父が生前作りたくても作れなかった「青色のガラス」を求めていた。
    そんな中、出張で訪れたドイツのシュテファン教会で、とある青年と運命の出会いを果たす。
    急速に惹かれ合う二人だったが、彼には重大な秘密があった――

    家族の絆や運命の糸が絡み合い、時を越えて再び交差するとき、世界は青で満たされる。
    人間の心の機微を繊細な言葉で紡ぐ、愛と成長の物語。
  • 1,188(税込)
    著者:
    ラヴKAZU
    レーベル: ――
    出版社: 文芸社

    極道鷹見龍一(孤児院で育ち、親の愛を知らない高沢組の若頭)と世間知らずのアラフォー牧瀬めぐみ(恋愛経験がない世間知らずのお嬢様だが、外見とかけ離れた気の強い一面も併せもつ)の危険なラブストーリー。

    「俺の女になれ」命知らずの極道は女の身体に愛を刻みつけ、狂おしいほどに抱きしめる。惹かれてはいけない危ない人、言葉とは裏腹に淫らに酔いしれて、求めずにはいられない。極道鷹見龍一(孤児院で育ち、親の愛を知らない高沢組の若頭)と世間知らずのアラフォー牧瀬めぐみ(恋愛経験がない世間知らずのお嬢様だが、外見とかけ離れた気の強い一面も併せもつ)の危険なラブストーリー。
  • 阪神淡路大震災でひとりの老人が死んだ。旧制中学生だった十四歳の時に遭遇した大空襲では、しぶとく生き残ったのに……。瓦礫の中で静かに息を引き取った老人は、古い一枚の写真を大事そうに持っていた。

    阪神淡路大震災でひとりの老人が死んだ。旧制中学生だった十四歳の時に遭遇した大空襲では、しぶとく生き残ったのに……。瓦礫の中で静かに息を引き取った老人は、古い一枚の写真を大事そうに持っていた。それは青春時代のほろ苦い〈悲恋〉の思い出だった。昭和六年神戸に生まれ、ひょうろく玉のような性格から「ひょうろく」と呼ばれ愛された男の青春物語。
  • 396(税込)
    著者:
    長良直次
    レーベル: ――
    出版社: 文芸社

    経済的自由を得るために株式のデイトレーダーをしているアキラは、駅前の路上で花を売る春絵と出会う。最近トレードが不調だったアキラは、春絵から「幸運を呼ぶブーケ」を買うと、不思議と株取引に勝てるようになる。

    経済的自由を得るために株式のデイトレーダーをしているアキラは、駅前の路上で花を売る春絵と出会う。最近トレードが不調だったアキラは、春絵から「幸運を呼ぶブーケ」を買うと、不思議と株取引に勝てるようになる。アキラは、花の店を持ちたいとひたむきに働く春絵に惹かれていく。アキラは、ようやく自分の生きる道を見つけてプロポーズをするが、その瞬間かつての幻を見てしまう。
  • 792(税込)
    著者:
    野崎まゆ
    レーベル: ――
    出版社: 文芸社

    周りと違う体の特徴を持っている女性・悠亜は、生活にどこか生きづらさを感じていた。

    周りと違う体の特徴を持っている女性・悠亜は、生活にどこか生きづらさを感じていた。ある時、母との会話の中で自分が実の娘でないことを知る。自分は何者か、居場所はどこにあるのか、悩みつつも悠亜は花屋で働き始めるが、初対面であるはずの店主・吉沢の顔に何故か懐かしさを感じていた。実は彼は悠亜のある秘密を知っていたのだ──。一人の女性が悩みながらも自分の居場所をみつける物語。
  • 1,650(税込)
    著者:
    山内尚
    著者:
    清水えす子
    レーベル: ――
    出版社: 柏書房

    かつてレズビアンカップルとして見做され、自分たちでもそう思っていた私たちの輪郭はわかりやすい名前を失ってとろりと溶けた。家人は世の中の女性、男性という枠組みのすき間をゆらりゆらりと行き来する。その家人とパートナーシップをむすぶ私がレズビアンと自称するのは実情とやや乖離してしまうだろうか、などと考えたりもする。”
    ──「第2章 ヤマウチくんはノンバイナリー」

    この名づけがたく、かけがえのないパートナーシップについて。ドラマティックなくせに驚くほど心温まって、地に足がついている。そんな私たちの生活と愛について。

    【本書の内容】
    清水えす子さんと山内尚さんはカップルで、ふたりとも「出生時に女性として割り当てられた者」として生きています。そして、山内さんはノンバイナリーでもあります。

    バイナリー(男女二元論)が前提とされるこの社会のなかで、このようなパートナーシップのあり方は、ときに規範からの「逸脱」と見なされ、シスジェンダーの異性愛カップルと比べて「承認」が得られにくいどころか、構造上の不利益や不平等も受けやすい……。この本に登場する〈シミズくんとヤマウチくん〉は、そうした社会状況において生み出された〈非実在カップル〉です。

    “家人がかつて祖母に交際相手の人となりを説明するよう求められたとき、非実在文学青年シミズくんが生まれた。この交際相手とは私のことだ。シミズくんは、私について性別を伏せて語ったところの産物である。”
    ──「プロローグ」

    この本は、クィアたちがパートナーの存在を隠すときに立ち上がる〈非実在の恋人たち〉を、想像力で掬い上げようとした結果です。〈非実在〉に思えるかもしれないけれど、〈かれら〉のような存在はたしかにこの社会にあり、そんな〈かれら〉にも個別具体的な生活があり、感情があり、それぞれのやり方で日々を生きのびているのではないでしょうか。

    そちらの暮らしはどう?

    実際のカップルだからこそ編むことができた、喜怒哀楽に満ちた(パラレルな)日常をえがく、唯一無二のエッセイ集の誕生です。

    【登場人物】
    ヤマウチくん
    漫画家。シミズくんのパートナー。家事においては料理を主に担当している。シミズくんがあまりに熱いものを持つのが下手でしばしばびびる。比較しようがないけれど、自分に比べて皮膚が薄いのかなと思っている。そろそろ新しいフライパンがほしい。

    シミズくん
    ヤマウチくんのパートナー。もともと食器洗いの担当で、最近食洗機を導入できたのがうれしい。洗濯物も自動で畳めるようにならないかなと思っている。ヤマウチくんが仕事中に水分をちゃんと摂っているとほっとする。普段は精神科医をしている。

    山内尚(やまうち・なお)
    漫画家。清水えす子のパートナー。

    清水えす子(しみず・えすこ)
    山内尚のパートナー。普段は精神科医をしている。

    【もくじ】
    プロローグ
    第1話 シミズくんとヤマウチくん
    第2話 ヤマウチくんはノンバイナリー
    第3話 こんな社会で生きています
    第4話 魂が貴族──あるいは異形たちの生活
    第5話 ふたりで暮らす
    エピローグ
  • 1,870(税込)
    著者:
    宇野碧
    レーベル: ――
    出版社: 双葉社

    歴史の中で多くの出会いを見届けてきた神戸の街を舞台に、様々な形の出会いと別れを描く傑作短編集。ある時は運命的な男女の出会いを、ある時は破滅的でさえある恋を、またある時はパラレルに存在する神戸での不思議な邂逅を描く。読後感も、時にはジャンルさえも全く異なる独立した物語である一方で、それらは確かな繋がりを持ち、それぞれに響き合って作品世界を美しく彩る。読み終わった後、必ず誰かと語り合い、分かち合いたくなるような魅力に溢れた1冊。

    『エデンの102号室』
    大学受験に失敗し、モラトリアムに生きる布珠は、異人坂でどこか浮世離れした男性、シンと出会う。博識な彼に日に日に惹かれていく布珠は、ある日、シンの部屋で書きかけの神話を見つける。

    『let’s get lost』
    目まぐるしく変わっていく、どこかで見たような視界。あるいはどこかで聴いたような世界。そのなかでかつてあった大切な存在について想いを馳せる、一人の男性の物語。

    『つめたいふともも』
    就活に苦戦する大学生の明彦は、兄の知り合いである美羽という女性と偶然知り合う。磊落な美羽に心の癒しを得る明彦だが、やがて彼女に隠された重大な秘密を知ることになる。

    『赤い恐竜と白いアトリエ』
    ガントリークレーンの操縦士である左巴は、刹那的で衝動的な生き方をしている。そして、彼女の働く会社の傍のコンテナには、ただ白い絵を描き続ける一人の画家が棲んでいた。

    『秋の午後、神様と』
    九歳の「わたし」は、さびれた神社で覇気のない神様と出会う。

    『プロフィール』
    かつて地上に棲む人間と分かたれた、翼を持つ一つ目の種族が存在する世界で、港湾労働者として苦役する足守大地は彼のプロフィールに興味を持った一人の≪一つ目≫と邂逅する。

    『待ち合わせの五分前(おわりとはじまりの詩)』
    初めて出会う相手との待ち合わせに向かう五分前を、街が見守っている。
  • 1,089(税込)
    著者:
    竜胆一二美
    レーベル: ――
    出版社: 文芸社

    前作『秘愁』に続く、一組の男女の一途な愛と死までを細やかに書き切る。

    池袋の割烹で出会った秋元幸夫と、一緒に暮らし始め、入籍した美江子。幸夫は居酒屋の女社長をはじめ、複数の女と関係を持ち、美江子は自殺未遂するまでに追い詰められた。だが美江子の妊娠を機に「すべてを清算した」と幸夫は彼女の元に戻ってくる。転勤に次ぐ転勤、双子の死産、幸夫の故郷・北海道への移住──前作『秘愁』に続く、一組の男女の一途な愛と死までを細やかに書き切る。
  • 1,386(税込)
    著者:
    奥坂京
    レーベル: ――
    出版社: 文芸社

    戻らない青春の一ページを、それぞれの日記を通して描く。

    特段の志もなく私立高の臨時教員になった僕は、職場で美しく聡明な葎子と出会う。ウーマンリブ運動が起こったものの保守的な考え方の人間も多かった1970年代、現実を見据え、クールなところもある25歳の葎子と、今を楽しみたいロマンチストの僕。性の悦びに溺れつつも、二人がすれ違っていくのは必然だった──。戻らない青春の一ページを、それぞれの日記を通して描く。
  • ミケちゃん初の妄想小説執筆! あなたもあの人もきっといるショートドラマ

    元アイドル・現タレント兼YouTuberの佐藤ミケーラ倭子、渾身の初小説! 
    登場人物たちの素直な心の声や失敗に「あるある……」と共感し、抱腹絶倒のワードセンスを楽しみ、奇想天外なラストに救われる、令和の恋愛を詰め込んだショートストーリー。
    恋はもうこりごり! なあなたにぜひ読んでほしい、5分で元気をチャージできる一冊です。
  • 1,240(税込)
    著者:
    馬場あき子
    レーベル: ――
    出版社: 潮出版社

    2024年、大河ドラマの主人公・紫式部が紡いだ長編物語『源氏物語』
    全54帖の華麗にして深遠な世界を一冊に凝縮!

    わが国最古の長編小説といわれる『源氏物語』。
    本書はそんな『源氏物語』全部54帖を円熟の歌人・馬場あき子が、
    歌人ならではの深い洞察力と感性から掌編として紡ぎ出し、
    『源氏物語』を充分に堪能できる一書!

    加えて本書には、香老舗 松栄堂提供による京都画壇で活躍する日本画家54名が、
    『源氏物語』各帖をテーマに描き出した美しいカラーの挿絵を配しており、
    気品に満ちた文章と華麗なる日本画によって、より一層『源氏物語』の深遠な世界観を
    愉しめるものに。
    巻末には、文庫化のための著者による「あとがき」も新たに収録。

    本書は『源氏物語』に初めてふれる方から、改めて読み直そうという方まで、
    あらゆる読者に充分に満足いただけるお薦めの一冊。
  • 990(税込)
    著者:
    兒玉優
    レーベル: ――
    出版社: 文芸社

    「それならまた明日って言ってください」「配達員はあまり言わないと思いますけど」荷物を届けに行くたびに、ちぐはぐな言葉のやり取りをしていた郵便局員の“僕”とまいこ。繊細な心の揺れを、詩のような感性豊かな表現で描くラブストーリー。

    「それならまた明日って言ってください」「配達員はあまり言わないと思いますけど」荷物を届けに行くたびに、ちぐはぐな言葉のやり取りをしていた郵便局員の“僕”とまいこ。彼女の不思議な言動に翻弄されつつも、彼女の言葉の中に希望を見つけた“僕”は、知らず知らずのうちにまいこに惹かれていく。繊細な心の揺れを、詩のような感性豊かな表現で描くラブストーリー。
  • 1,683(税込)
    著者:
    山口トオル
    レーベル: ――
    出版社: 文芸社

    恋人だった幼馴染みの死を乗り越え、ようやくフツウの幸せを手にした〈専業主婦〉の友紀。しかし、たった1回の過ちが、彼女を恐ろしい〈地獄〉へと追い込んでいく……。美貌に恵まれながらも残酷な運命に翻弄される女性の物語。

    恋人だった幼馴染みの死を乗り越え、ようやくフツウの幸せを手にした〈専業主婦〉の友紀。しかし、結婚5年目の冬、学生時代からの親友に誘われて“人妻モノ”のAVに出演してしまう。それは「不育症」と診断された自分に対する負い目だったのか。このたった1回の過ちが、彼女を恐ろしい〈地獄〉へと追い込んでいく……。美貌に恵まれながらも残酷な運命に翻弄される女性の物語。
  • ごめんなさい、幸せになりたい。限界なあなたに捧ぐ、chun待望の初書籍

    死にたいと願ったり、「大丈夫」と笑ったり。
    気を遣って、頑張って、我慢して。もう傷付きたくない。だから期待しない。
    そう決意してもやっぱり、生きていたい。

    38万人がSNSで共感、「今日」を乗り越えるための言葉が詰まった一冊。
  • 転職して人生を模索していた主人公の氷谷は、一目ぼれした同僚の津根奈に影響されダンスを始め、スクエアダンスクラブに入会する。そのダンスの魅力を知るにつれ人間的に成長していく氷谷は津根奈への一途な想いを貫き真実の愛を見つけられるのか。

    転職して人生を模索していた主人公の氷谷は、一目ぼれした同僚の津根奈に影響されダンスを始め、スクエアダンスクラブに入会する。そのダンスの魅力を知るにつれ人間的に成長していく氷谷は津根奈への一途な想いを貫き真実の愛を見つけられるのか。スクエアダンスクラブに入会するとどんな世界が待っているのか、この物語に描かれたさまざまなエピソードが参考になるかもしれない。
  • 990(税込)
    著者:
    陽向ひとみ
    レーベル: ――
    出版社: 文芸社

    この人も淋しかったんだ。私達は介護ベッドを返し、Wベッドを新しく買い替えた──半世紀の恋の物語。

    昭和48年、上京した私は夫と学生結婚をする。だが、生まれた娘は心臓に病を抱えていた。娘と水戸に戻り、私たちは家庭生活をスタートさせた。その後、家族の介護、さらには自身も病を得て、夫との仲は危うくなる──だがある時、夫は思い切り強く私を抱きしめた。私は我に返った。この人も淋しかったんだ。私達は介護ベッドを返し、Wベッドを新しく買い替えた──半世紀の恋の物語。
  • 偶然の再会をキッカケに、初恋が暴走(エスカレート)していく──。ボクの初恋は実るのか? 恋愛に不器用な若者のリアルに迫る異色作。

    偶然の再会をキッカケに、初恋が暴走(エスカレート)していく──。ボクは高校時代の初恋の相手、出席番号が一つ違いだった同級生ミクと大学卒業後に偶然近所で再会する。ミクは親友のマツと付き合っていたという。今は別れていると知ったボクは何とかミクに想いを伝えたいと行動するが空回りばかり。ボクの初恋は実るのか? 恋愛に不器用な若者のリアルに迫る異色作。
  • 数々の「おいしい小説」を手掛けてきた著者が贈る――“食にまつわる道具”を通して揺れ動く老若男女を描いた短編集。「今年 のゼリーモールド」「ピザカッターは笑う」「コーヒーサーバーの冒険」「あのときの鉄鍋」「水餃子の机」「錆び釘探し」「ホッ トプレートと震度四」「さよなら、アクリルたわし」「焚いてるんだよ、薪ストーブ」の9篇を収録。
  • 2,398(税込)
    著:
    夢心
    レーベル: ――

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    一度だけ言うよ!きみを好き!

    SNSで恋愛の詩を執筆したり本人自身が撮る花々を投稿している中で読者ファンが集まり人気が出ました。ファンたちの熱望に応える為に厳選して一冊の詩集が出来上がりました。全くの素人ながら恋愛の詩にキュンキュンさせられたりドキドキさせられたり…。恋愛中の人たちもそうでない人たちもキュンキュンドキドキして頂けたら嬉しいです。



    X(Twitter)、ブログで定期的に詩を配信している詩人。いくつかのアカウントを運営しており、トータルでのフォロワーは1万人を超える。

    ※この商品は固定レイアウト型の電子書籍です。
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
    ※お使いの端末で無料サンプルをお試しいただいた上でのご購入をお願いいたします。

    ※本書内容はカラーで制作されているため、カラー表示可能な端末での閲覧を推奨いたします
  • 693(税込)
    著者:
    瞳なな
    レーベル: ――
    出版社: 文芸社

    青春の痛みを心の財産に変えて、強く優しく生きようとするあかりの姿を通し、命の尊さ、前を向いて生きることの大切さを描く。

    アメリカの大学に入学したあかりは、そこで出会った留学生仲間の翔太にひかれていく。互いの気持ちを確認できないまま、友達以上恋人未満の付き合いを続けていた2人だったが、コロンビア人留学生ニッキ─が現れたことで、その関係は崩れ始める……。青春の痛みを心の財産に変えて、強く優しく生きようとするあかりの姿を通し、命の尊さ、前を向いて生きることの大切さを描く。
  • 495(税込)
    著者:
    広山義慶
    レーベル: ――

    大手ゼネコンに勤める菊島多聞は、立身出世には全く興味を持たず、ひたすら“いい女”を求めて、女遍歴を続けている。そんな彼がようやく理想の女・和子に出会い、濃密な一夜を過ごすが、女は翌日失踪してしまった。懸命に和子を探す多聞だが、彼女は暴力団に関係があるらしい。失意の多聞に、同僚の則子が会社の美女三人との同時デートを持ちかけてきた。さらに見合いの話も舞い込み、多聞の女遍歴は激しくなるばかり……。

    ●広山義慶(ひろやま・よしのり)
    1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
  • 495(税込)
    著者:
    広山義慶
    レーベル: ――

    “女道を究める”ため、サラリーマンをやめた泉水昌平。求めてやまないのは究極の美尻だ。完璧な曲線、豊かなボリューム、そして雪のような白さ……。そんな女神のような女に出逢うため、猟色の彷徨を続ける昌平。そしてついに現れた艶尻美女とは? 

    ●広山義慶(ひろやま・よしのり)
    1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
  • 太宰治や坂口安吾ら共に無頼派と呼ばれる。当時の世相を反映した作品が多い。「蚊帳」「髪」「勧善懲悪」の3本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 1,650(税込)
    著者:
    橋爪駿輝
    レーベル: ――
    出版社: 扶桑社

    よるべなき若者たちの孤独と、痛みと、共生を活写した鮮烈な「トー横文学」の誕生!

    「これが新宿の片隅のリアル。どこまでも希望のない物語だ。だからこそ、深く胸を穿つ」――カツセマサヒコ(『明け方の若者たち』)

    家庭にも学校にも居場所がない女子高生ジウは、救いを求め単身東北から東京を目指す。
    たどり着いた新宿歌舞伎町の東宝ビル周辺、通称・トー横で出会ったのは、自分と同じ境遇の仲間たち。
    売春、オーバードーズ、リストカット――。
    彼らの生き方に憧れ、引き込まれて行くうちに、ジウは生きる意味を見出していくが、幸福な時間は長く続くはずもなく……。

    ずっと隣にだれかがいてほしかった。
    それ以上のこと、わたしは望んでない。
    混沌として、人間の掃き溜めみたいな街。
    でもそれがわたしたちの居場所なんだ。(本文より)
  • 現実逃避にさえ、僕らは一生懸命だった。

    「勉強ができる」ことを、当たり前だと思っていた。
    東京の名門大学に入学したものの人生初の挫折に打ちひしがれていた僕は、
    一人旅のために始めたバイトで、金沢から来た大学生ユミと出会う。
    ユミが書いた一編の小説、旅中に携えていた数冊の本、そして彼女と目にした“あるもの” ——。
    自尊心が傷つき、自分自身とうまく向き合えなかった僕を揺り動かしたものとは。
    遠く離れた地での青春が、次第に重なり合ってゆく。
    1970年代の東京、北海道、そして金沢を舞台にした、レトロでモダンな青春小説。
  • シリーズ8冊
    880990(税込)
    著:
    たかはしみか
    絵:
    Yuka
    レーベル: ――
    出版社: 学研

    大人気!もちもちぱんだのストーリーブック第7弾。ある日、もちぱんたちの住むモモカの家になぞのねこがやってきて……。もちぱんたちの居場所はどーなる!?いっぽう、モモカにも手ごわいライバルが出現。モモカと佐藤くんの恋の行方も見逃せない!
  • 2,090(税込)
    著:
    雫井脩介
    レーベル: ――
    出版社: 水鈴社

    「お前にしかできないことなんて、ない」――兄・実行
    「あきらめたら、俺という存在はどうなるんだ」――弟・成功

    順風満帆な御曹司の前に突如現れ、入れ替わろうとした異母兄。
    お前は俺から、仕事も恋も奪おうというのかーー。
    『犯人に告ぐ』『望み』『検察側の罪人』の著者が描く、スリリングなサバイバルレース!


    入れ替わった「王子」の戦いの行方はーー。


    【あらすじ】
    準大手飲料メーカー・シガビオの御曹司、志賀成功(なりとし)が何者かによって別荘に監禁された。
    彼は取締役就任と、意中の女性・山科早恵里との交際を目前にしていた。
    半年後、絶望の中で解放された成功が会社に行くと、社内の状況は一変し、かつての彼のポストには突如現れた異母兄・実行(さねゆき)が入れ替わっていた。
    そして実行は早恵里にも近付こうとしている。
    「奪われたものは、奪い返さなければ」
    成功は、事件の真相と自らの復権をかけて奔走するがーー。
    異母兄弟がビジネスと恋で火花を散らす、一気読み必至のエンターテインメント! 


    【著者プロフィール】
    雫井脩介(しずくい・しゅうすけ)
    1968年生まれ。愛知県出身。専修大学文学部卒業。2000年、第四回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で作家デビュー。2004年に『犯人に告ぐ』がベストセラーに。同年の「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位となり、第七回大藪春彦賞も受賞した。『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『検察側の罪人』『仮面同窓会』『望み』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』など映像化された作品多数。近著に『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『霧をはらう』など。2023年、『クロコダイルティアーズ』で直木賞候補となった。
  • きみの前でだけ、私らしくいられる。配信アプリ×青春、胸きゅんストーリー

    中3のクリスマスの夜、沙耶(さや)は失恋した。片想いをしていた同級生・日下部(くさかべ)が親友のまゆりと付き合うことになったのだ。
    ひとりぼっちのさみしさの中で、ふと目にとまったのはスマホにダウンロードしていた配信アプリ「ポラリス」。ライブをしていた配信者・ヒカリに自分の思いをきいてもらい、その日からヒカリの優しい声が沙耶の心のよりどころになった。

    高1になり、まゆりと同じクラスになった沙耶は、失恋を隠して明るくふるまう。それを見たクラスメイトの有馬(ありま)に「嘘っぽい笑顔」と言われ傷つく沙耶だったが、有馬の抱える事情を知ったことで、二人の関係は少しずつ変わっていく。
    まるでヒカリみたいに、自分の本当の言葉をきいてくれる有馬。そんな彼の前では本音を話せることに気づいて――。
    読んだあと胸が温かくなる、甘酸っぱいすれ違いがいっぱいのときめき溢れるラブストーリー。
  • 大人気ラス君シリーズから、「恋版」の新シリーズが誕生! 第1弾では、初恋にまつわる「キュン!」とするエピソードを20話収録。

    初めての恋は、甘酸っぱい味がした――。好きな人が、できた。初恋だった。大人気「ラス君」シリーズから恋版が誕生! 第1弾は、初恋にまつわる「キュン!」とするエピソードを20話収録! 【本書の特徴】★3分で読めるショートストーリーだから、朝読にもぴったり! ★初めて会ったはずなのに、運命の相手だと確信した理由とは? 大好きな推しが目の前に!? ……甘酸っぱい、「初恋」がテーマのお話をたっぷり収録! ★ラストには「キュン!」とするエンディングをお約束! 【目次】プロローグ/時を越えた恋心/ハートのたまご/きみは、苦い思い出/初恋談義/相合い傘の下で/謎のしおり/それは死がふたりをわかつまで/K・Mからのラブレター/雨の日の雨子さん/告白キャンセル、お願いします/ぼくは恋のキューピッド/遠回りな忘れ物/超能力者は秘密が多い/夏の終わりの蝉時雨/ぼくらの境界線/初恋は会いたがり/推しと田舎で出くわしました/おどろくべき偶然/喫茶グレイには恋がある
  • シリーズ4冊
    1,650(税込)
    著者:
    桜庭一樹
    イラストレータ:
    嶽まいこ
    レーベル: ――
    出版社: 岩崎書店

    好きな人を待つ、夢のような時間

    あるよる、じぶんとすれちがった。「すきなひとがいるからおいかけてる」。すきなひとなんていないのに。でも……。桜庭一樹と嶽まいこが誘う、夢のような満ち足りた時間。
  • 57歳の主婦でも24歳のイケメンと恋しちゃダメかしら?

    57歳の真由子は、15年勤めたスーパーを辞め、久しぶりの専業主婦生活を送っている。ある日、テレビで紹介され気になっていた「イケメンマッサージ」に行ってみることにした。予約を入れ、都心のデザイナーズマンション302号室の扉を開ける。それが、イケメン花川流星との濃密な関係の始まりだった・・・・・・。
  • 1,870(税込)
    著者:
    山本幸久
    レーベル: ――

    アラサー女子が、ある日突然…
    あっつあつに、
    恋をした。

    今宵も営業中のおでん屋台には変わり種な客が…
    心に沁みてます!
    満腹ハートフルストーリー

    伊竹市銀座商店街の一角でおでん屋台「かいっちゃん」を営む静香。働いていた東京の大手商社を退職して伊竹にUターン、
    しばらく母親が切り盛りする実家の「有野練物」の手伝いをしていたが、
    一念発起して町おこしプロジェクトに応募、屋台を開くことに。
    経営は常にギリギリだが、店には今宵も個性(と悩み)あふれる常連客、
    そして高校時代につきあっていたDJポリスの六平太もやってきて……。
    デビュー20周年『ある日、アヒルバス』『花屋さんが言うことには』著者の真骨頂!

    〈お品書き〉
    第1話 ちくわぶ
    第2話 こんにゃく
    第3話 がんもどき
    第4話 餃子巻
    第5話 東京揚げ
    第6話 大根
    第7話 さつま揚げ
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    人気エッセイスト・松浦弥太郎が初めて綴る、結婚と恋愛のエッセンシャル。迷ったときも泣いたときも、考えたいときも、ふたりでいることが幸せでたまらないときも、ひとりでもふたりでも、繰り返し読んでください。心をつなぐ愛の知恵をあなたに贈ります。パートナーシップの永遠のバイブル。
  • 世界初の長編小説『源氏物語』。名前はもちろん知っているけれど全編通して読んだことがない、内容はよくわからないという人も少なくないのでは? そんなあなたのために恋愛エッセイの名手が、五十四帖にもわたる壮大な物語をわかりやすく現代語訳しました。これ一冊で『源氏物語』がすらすら読めて、まるっとわかる! 大河ドラマのお供にも、受験にもおススメの平安恋愛エンターテインメントの入門書。
  • 不正が疑われる音楽オーディション。

    札幌に進出する新店舗のプロジェクト。

    思いがけない出会いは、予想外の流れを生み出すが…。

    移りゆく季節の中で交錯する人間関係。

    響き始める不協和音。

    揺れ動く心が描くビズロマンストーリー。
  • かくも愚かで傲慢な男たちに翻弄される女たちの物語

    夫のモラハラ、愛人の束縛、孤独な日常、様々な過去をもつ登場人物の「愛のかたち」を描いた大人の恋愛ロマン。

    マッチングサイトでパパ活するシングルマザー、
    DVの父親をもつ高級クラブのホステス、
    モラハラ夫との関係を断ち切りたい二児のママ、
    愛人として束縛され続けたブランドショップ定員など、
    悲痛な運命に抗って力強く生きる女性たちを描いた魅惑の一冊。
  • これは、確かに存在した世界と今を結ぶ物語。

    私のせいで親友は死んだ。だけど死者を蘇らせる方法はある。あとは生贄だけ。
    あの時から、私の長い贖罪の日々は始まった。

    YouTubeで370万再生超え!光溢れる世界を描き出す新進気鋭のクリエイター秋鷲の作品が小説に!
    大人気声優・佐倉綾音とHoneyWorksのGomが推薦。

    【あらすじ】
    ―ねぇ、ネモ?あの時、私はなんていえばよかったの?

    魔女と共に生きる街、ウルガルズ。
    魔法学校に通うベナ、サラ、そしてネモラは、禁断の魔法が書かれた本を見つける。
    その本いわく、想い人に会えるという『魔女の涙』がウルガルズの大樹にあるという。
    興味津々の彼女たちは、三人は一緒に大樹へ向かうが、そこには危険が潜んでいて…。
    これは切なくて寂しい、「死者を蘇らせる禁忌術」と3人の魔女と生贄の少年の物語。
  • 719(税込)
    著者:
    太田紫織
    レーベル: ――
    出版社: 潮出版社

    『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』シリーズ著者・太田紫織先生、最新ミステリー。

    「人や物、物事への執着や愛情、「好き」という感情にまつわる事件を解決する。

    【あらすじ】
    幼馴染の昴と宵深は同じ高校のクラスメイト。
    ある日、学級委員の宮川ひなとの帰り道で、
    彼女の推しの男性シンガーの配信を見る。
    その配信で高額の投げ銭をするアカウントに対し、
    ひなは「この子、たぶんエリだ・・・」とつぶやく。
    ひなの心配をよそに、ある日エリは「マネージャーさん経由で連絡が来たの」と誇らしげな様子だが・・・・
  • 【電子版限定特典として、紙書籍版では未掲載の撮り下ろしカット6点を収録!】

    セクシー女優で人気インフルエンサーの〝希島あいり〟が初恋、初体験、AVデビューなど、リアルな「性」を語るドキュメントノベル。グラビアとオーディオブックも同時収録。
    ※電子版の特典カットは巻末に収録しています。
    ※オーディオブックはコンテンツ内のQRコードより音声コンテンツにアクセスいただけます。
  • 1,210(税込)
    著者:
    藍原 美音
    イラスト:
    小鳩ぐみ
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    王子様、可愛い系、不良……言うとおりのタイプで、幼馴染が溺愛してくる!

    中学生になった梨紗(りさ)は、保育園のときからずっと幼馴染の男子・瑠果(るか)に溺愛されているけれど、保育園時代の優柔不断で弱々しい瑠果を知っている梨紗は、彼をまったく恋愛対象として見られない。

    保育園のとき、はじめて告白してきた瑠果に「イケメン高身長がいい」と言った梨紗。でも、中学生になってもアプローチを続けてくる瑠果は、まさに高身長のイケメンになっていた! このままだと断る理由がなくなると焦った梨紗は、今度は「勉強できる人がいい」と言う。さすがに諦めるだろうと思った梨紗だけれど、次のテストで学年一位を叩き出した瑠果。梨紗はまた次なる無理難題を用意する……。

    インテリ、スポーツマン、ミステリアス、可愛い系――何度無理難題を突き付けられても完璧にそのキャラになる瑠果は、今日も梨紗を溺愛する。そして高校生になった梨紗は、これまででいちばん難しそうなことを言う――「付き合うなら王子様みたいな人がいい」。でも他の人と仲良さそうにする瑠果を見て……なんだろう、この心のモヤモヤ?
  • 770(税込)
    著者:
    六道慧
    レーベル: ――

    「父さんと母さんがまぐわうとこを見たい」「よいか、時雨。まぐわいは見るものではなくやるものだ」父の力強い励ましを背に、阿無村をあとにした赤木時雨。都会では女の子釣り放題かなあ。そんな期待を胸に抱いた純朴童貞青年を待っていたのは、性別不詳の美貌エステシャンだった!? 性欲、食欲、排泄、寄生虫。体が溶解する美少女に、ニューハーフ軍団、得体の知れない物体化人間などなど。とことん暴走するスラップスティック小説……電子版あとがきを追加収録。

    ●六道 慧(りくどう・けい)
    東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。
  • 1,760(税込)
    著者:
    朝比奈あすか
    レーベル: ――

    ひと振りの香水で 明日のわたし、もっと輝く! 
    ベストセラー『翼の翼』『君たちは今が世界』で大躍進の著者がすべての女性に贈るエール。

    食品会社同期でワーキングマザーの菜々と愛美。アロマデザイナーに転身した元同期の麻衣。
    菜々たちと同い歳の派遣社員・彩子。
    働くスタイルや活躍の場が異なる四人のアラサー女性は、新型肺炎が蔓延し、混沌とした時代の波に揉まれ、変化を余儀なくされる。
    焦りや不安、重圧のなかで、彼女たちが拠りどころにしたものとは!?

    「香水は、使われている成分の揮発性に細かい差があり、時間とともに香り方が変化してゆく。
    肌につけた時、最初の数分の香りをトップノートというそうで、
    次にくるのがミドルノート、その先にラストノートと呼ばれる香りがあって、
    最後の香りがずっと続く(中略)とはいえ、ミドルノートも、ラストノートの手前の大事な香りです。
    強く香ることも多いので、やっぱりミドルノートがその香水の中心っていうか、
    わたしはミドルノートを基準に香水を選ぶことが多いかなって感じがします。」(本文より)
    社会人同期として、同じスタート地点(トップノート)から歩み始めたのに、
    結婚、出産、昇進、転職など、それぞれが別々の道を進んでいる――
    人生の「ミドルノート」で試行錯誤する女性たちは、この先どこへ向かうのか。
  • "幻冬舎ルネッサンス コンテスト大賞受賞作品!

    時を経て辿り着いた愛の形とは――

    主人公の祐介は、かつて思いを寄せた美沙が、結婚後も旧姓のままであることを気に掛けていた。
    祐介は、美沙に結婚を断られた後も歪んだ思慕をずっと心に育んできたのだった。
    登場人物たちは「愛する人にとって、自分は一体何者なのだろうか」と、自問自答する。
    昭和の終わりから平成にかけての時代を背景に、恋愛の持つエゴイズムを描いた珠玉の作品。

    【目次】
    〈詩編〉氷音(こおりね) 
    序章 夜の電話
    第1章 美沙と慶子
    第2章 魅惑のヴィーナス
    第3章 香澄のこと
    第4章 罠
    第5章 安田の肖像
    第6章 香澄の肖像
    第7章 クリスマスの日に
    第8章 思い
    第9章 別れ
    第10章 再会
    第11章 裸婦像
    第12章 海辺のトルソー
    第13章 別れと出会い
    第14章 印象・日の出
    第15章 重い扉
    第16章 肖像画の傷跡
     第17章 海辺のレクイエム
    第18章 香澄とツバメたち
    終章 冬の便り
    〈詩編〉海辺のトルソー

    【著者紹介】
    1955年12月生まれ。茨城県在住。
    里山に暮らし、少しばかりの田畑を耕し、雨の日や夜に作品を書いています。
    子供の頃から様々空想することが好きで、物語や詩などを書いてきました。また地元に残された古文書や史跡などをベースにノンフィクションを書き、歴史講座なども開き楽しんでいます。
    詩やノンフィクションは本名で、小説は筆名にて発表しています。長編は、本作が初挑戦でした。"
  • 495(税込)
    著者:
    薄井ゆうじ
    レーベル: ――

     父が消えた理由について、信次はすこしずつ周囲の噂を知るようになった。正確に言えば父は消えたのではなく「死んだ」のだが、信次はそういう言葉を遣いたくなった。「警察では、わからなかったそうだ」村の誰かがそんな話をした。何かが父を奪ったのだとわかる年齢になってきた。その何かが誰なのかというより、どうしてそんなことをしたのかを知りたかった。(「赤い竹蜻蛉」より)
     昭和の古いおもちゃを題材に、少年の成長を葛藤を描く。十篇のファンタジック・ロマンを収録した作品集。

    *赤い竹蜻蛉
    *蒼い喧嘩凧
    *星空の缶蹴り
    *淡い影絵
    *白い日光写真
    *燃え尽きた逆さ面
    *ぱっちん
    *永久影踏み
    *だるまさんが転んだ
    *遠い糸電話

    ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
    1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  •  中学校の絵画部で一緒だった小西繁夫と、夕暮れの渋谷で偶然出会った。こいつはたしか死んだんじゃなかったのか。いや、記憶が交錯しているようだ。個展の招待状をもらったので何気なく足を運ぶと、屈強な男たちに取り囲まれ、拉致・監禁されてしまう。そして小西は私からあらゆるものを?奪した。退職、戸籍抹消、住居の撤退。そういうことを確かにやったと信じるには、この部屋の完璧さを見れば充分だった。彼は、あるいは彼らは、冗談や遊びなどではないのだろう。私はこの空間から出られるのか、元の社会に復帰できるのだろうか……。
     どこか見知らぬ地下空間へ連れ去られ、自分を見失った男による再生の物語。長篇小説。

    ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
    1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  • 495(税込)
    著者:
    薄井ゆうじ
    レーベル: ――

     少年は工場のほうへ歩いていった。もうあたりは真っ暗になって、ところどころに立っている水銀灯の明かりが、工場と空き地を照らしている。闇のなかに、キリンの巨大なシルエットが見えた。少年は立ち止まった。キリンが気がついて近寄ってきた。ゆらゆらと、大きなシルエットが揺れながら近づいてくる。だめだ。近寄って来ちゃいけない。犬だって猫の子だって、見かけたらすぐに、そこを離れなきゃいけないんだ。近寄ったり触ったりすれば、絶対に離れられなくなる。(「飼育する少年」より)
     思春期の少年たちを待ち受ける深い淵、邪悪な穴、試練の丘とは。独特の世界観に彩られた短篇小説集。

    *飼育する少年
    *夜の遮断機
    *首市場
    *地下室の声
    *メメリン広場
    *僕の細道
    *月夜の少年兵
    *飛ぶ棒
    *初恋監視センター
    *漂流譚
    *路爺退治
    *旅風船
    ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
    1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  • 770(税込)
    著者:
    薄井ゆうじ
    レーベル: ――

     以前勤めていた広告代理店から依頼された大仕事、それは世界的マジシャン「ブルー」を日本に招聘することだった。生い立ちも正確な年齢も、すべてが謎に包まれた存在。世界中の誰もが知っている人物なのに、ステージ以外での彼の素顔を見た者はいない。なんとか彼との接触に成功した僕だったが、少し高音の混じったその声は、どこかで聞いたことのあるように思えた……。長篇小説。

    ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
    1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  • 495(税込)
    著者:
    薄井ゆうじ
    レーベル: ――

    「……かまいません。どうぞ、お持ちになって行ってください」女は決心したようにそう言って、時計と岡崎を見くらべた。「大切にしていた時計なのですが、あなたになら。……似てるんです」「え? 誰が、誰にですか」口に出してから、無粋なことを言ったと、彼は悔やんだ。女はもう、壁の時計のところに立っている。時計の針は全速力でまわっていたが、女がそれを取り上げると、その回転がぴたりととまった。持ち上げたはずみで、ぜんまいが切れたか、歯車でもはずれたのだろう。(「枕時計の女」より)
     記憶の時空を越え、出会った男女の淡き交わりを紡ぐ十二の短篇小説を収録。

    *枕時計の女
    *鳥を捜す女
    *卒業しなかった女
    *蜩になった女
    *カモシカを追う女
    *糸桜の女
    *黒百合を食べた女
    *浜茶屋に来た女
    *露天風呂にいた女
    *喫煙室の女
    *飛翔する女
    *地下鉄の女

    ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
    1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  • 495(税込)
    著者:
    薄井ゆうじ
    レーベル: ――

     子供たちは広場に集まっていつも星間ロケットをつくっている。その最新式のロケットが今日、完成したらしい。「乗る順番を決めようとしただけじゃないか」アルマジロの次郎吉は口先をとがらせている。その言葉にアキラはいっそう腹を立てて、空中でハサミをかちかちと鳴らした。「決め方が問題なんだよ」「だから、じゃんけんで……」「こいつう!」争いの原因がだいたいわかった。つまりアキラは蟹だからハサミしか出せない。じゃんけんなんかしたら負けるに決まっている。(「蟹座じゃんけん」より)
     十二種の星座をテーマにした摩訶不思議なストーリー。短篇小説集。

    第一話 山羊座通信
    第二話 水瓶座日記
    第三話 魚座システム
    第四話 牡羊座新聞
    第五話 牡牛座特急
    第六話 双子座ファンクラブ
    第七話 蟹座じゃんけん
    第八話 獅子座レース
    第九話 乙女座伝言板
    第十話 天秤座からくり
    第十一話 蠍座カレンダー
    第十二話 射手座大戦争

    ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
    1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  •  日本海に面した人口七十八万人のX県は、女性就業率ランキング第一位、女性の働きやすさランキング第一位、育児環境ランキング第一位。しかし、誇らしげに語る「X県しあわせ創造課」担当者の言葉には裏があったのだ。日本一の子育て県に貢献することこそ、住民の誇りと幸せ。夫の転勤や結婚などでX県に移住してきた者にとって、地方社会独特の“掟”は恐怖そのものだった……。連作短篇サイコスリラー。電子版あとがきを追加収録。

    ●雀野日名子(すずめのひなこ)
    石川県で生まれ、福井県と大阪府で育つ。ゴーストライターやノベライズライターから物語執筆へと移行し、『機械仕掛けのアン・シャーリー』でジャイブ小説大賞入選。『あちん』で「幽」怪談文学賞短編部門大賞を受賞し、同作で小説家デビュー。『トンコ』で日本ホラー小説大賞短編賞受賞。「雀野日名子」名義での単著に、『太陽おばば』『幸せすぎるおんなたち』『終末の鳥人間』『かぐや姫、物語を書きかえろ!』などがある。カルト映画と80sをこよなく愛する、文壇アレルギー症。
  • 770(税込)
    著者:
    薄井ゆうじ
    レーベル: ――

     あのかたちを忘れはしない。校舎の時計塔の上に取り付けられて、風が来る方向を毎日眺めていた、あの風見鶏だ。学校が帰ってきた。二十年前、ダムの底に沈んだはずのあの学校が……。ダッチン、デミ、嶋本、テンドン、ナルカン、そしてトミー。これが当時、遠原村の小中学校をあわせた全校生徒だった。村役場の観光課職員として一人故郷に残っていたナルカンこと成島は、懐かしい顔に会うために同窓会合宿を計画した。しかし思い出は常に美化される。六人の子供たちは、本当に仲が良かっただろうか。思いだそうとするが、まったくわからなかった。遠い昔のことだ、親友も敵も、ごっちゃになって記憶の底に泥のように沈んでいた……。
     過疎化した村の廃学校で語られる、少年少女たちの“忘れられた約束”とは。ホラー・ファンタジー長篇。

    ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
    1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  • 話題作『母』の刊行から2年。50歳になった青木さやかが、等身大の自分を率直に綴った書き下ろしエッセイ集。団塊ジュニアとして生まれ、競争が当たり前と思って生きてきたけれど、もう50歳。おばさんタレントの居場所について。バツイチ、シングルマザー、50歳目前での失恋と失意の日々。癌サバイバーで、パニック症も抱えているけれど、「反省道」を自分に課して、「はじまりの音しか聞こえない」!と言おう。

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