セーフサーチ設定を変更しました
ページの先頭です
コアミックス作品コイン50%還元

『文芸・小説、地図、新着を除く』の電子書籍一覧

1 ~18件目/全18件

  • それは、1941年6月22日のことだった。古代灌漑水路の調査のためにペルーを訪れていたアメリカ人学者ポール・コソックは、ナスカ地方でペルー政府のトラックに乗って、まっすぐに伸びる「インカ道(線)」の痕跡をたどっていた。その線は、台地の上まで続き、やがて途絶えていた。そこでポール・コソックが見たのは、それまでに知られていたナスカの線や幾何学図形とは異なる「図像(地上絵)」だった。


    航空写真を使い、上空を飛んで全体像を把握していくと、「図像(地上絵)」は、古代ナスカ文化の土器に描かれた鳥のような動物の巨大な絵であることがわかった。こうしてナスカの地上絵「El Colibrí de Kosok(コソックの鳥)」は「発見」された。以来、古代のナスカ人によって描かれた、ハチドリやサル、フラミンゴなど、さまざまな動物の巨大な地上絵がナスカ地方で見つかっていった。そのきっかけとなった6月22日は、冬至の日でもあり、沈んでいく夕陽とナスカの線の重なりを目のあたりにしたポール・コソックは、ナスカの地上絵を「世界最大の天文書」と呼んだ。


    上巻では、ペルーへの旅立ち、リマの街や人々の様子、古代チムー王国の都チャンチャン、太陽のワカや月のワカ、古代ペルーの歴史、そしてナスカの地上絵などが描かれる。コソックは航空写真を使い、ジープに乗って、また大地を歩いて、神秘の国ペルーを縦横無尽に駆けぬけていく。世界中を驚かせたポール・コソックによる知的冒険。The Discovery of Nazca Lines ! 『ナスカ地上絵の「発見」』。


    ※本書は、1965年に発刊された『Life, Land, and Water in Ancient Peru』(Paul Kosok/Long Island University Press)を『ナスカ地上絵の「発見」』として翻訳出版したもの。また本書のなかの章『ナスカに刻まれた「謎の徴」』は『The Mysterious Marking of Nazca』(By PAUL KOSOK with the collaboration of MARIA REICHE/Natural History)のポール・コソック執筆箇所を翻訳した。


    【上巻収録部分】
    Section A INTRODUCTION 旅立ち
    Chapter01/なぜ古代ペルーなのか?
    Chapter02/旅支度
    Chapter03/ペルーへ!


    Section B PRELIMINARY WORK IN PERU 新しい地図、そしてナスカの地上絵
    Chapter04/過去そして未来 ~リマとペルー
    Chapter05/航空写真が、過去の姿を映し出す
    Appendix /ナスカに刻まれた「謎の徴」
    Chapter06/世界最大の天文書 ~古代ナスカの新たな地平
    Chapter07/トルヒーヨへの旅


    Section C THE CENTER OF THE CHIMÚ EMPIRE チムー王国首都圏
    Chapter08/古代ペルーについて、私たちが知っているいくつかの事柄
    Chapter09/チムーの王都 ~モチェ渓谷
    Chapter10/アンデス山脈のほうへ ~カチカダン
    Chapter11/モチェ文化の中心地 ~チカマ渓谷


    【ポール・コソック(1896―1959)】
    「ナスカの地上絵」の発見者にあげられるアメリカ人学者、ロングアイランド大学教授。その業績は、科学、ペルーの灌漑から音楽まで、幅広い分野におよぶ。1941年、コソックはペルーの灌漑水路の調査を行なう過程で、ナスカ・ラインズのなかに、ナスカ文化の土器に描かれた動物に似た地上絵があることを「発見」した。そのきっかけとなった6月22日は冬至の日であり、太陽がナスカの「線」上に沈んでいくところを見て、「ナスカの地上絵は、世界最大の天文書である」と唱えた。
  • 1941年6月22日、ペルーの古代灌漑水路を調査する過程で、ポール・コソックはナスカの地上絵を「発見」した。コソックの旅はペルー海岸地帯の渓谷群からアンデス高地にもおよび、ペルー最高峰ワスカラン山を望むカエホン・デ・ワイラス、皇帝アタワルパがピサロに殺害されたインカ帝国終焉の地カハマルカ、まばゆいばかりの黄金で知られるシカン王朝のランバイエケ渓谷へといたった。


    この一連の旅のなかでポール・コソックは、ナスカの地上絵を「発見」しただけでなく、ナスカの線が冬至線に重なること、一般には知られていなかったランバイエケ渓谷などの海岸地帯の渓谷を踏査したこと、円形劇場をもつ神聖都市カラル=スペを「発見」したことなど、古代ペルーの新たな一面を明らかにしていった。


    ポール・コソックはペルーからの帰途、メキシコのチチェン・イッツァやホンジュラスのコパンなどマヤ文明の遺跡に立ち寄った。ペルーの巨大な日干しレンガのピラミッドとは異なる石組みのピラミッド。やがてミシシッピ川河口のニューオーリンズに着いたポール・コソックは、カホキア墳丘群(ミシシッピ文化)を築いた古代のマウンドビルダーとアメリカの古代文明に想いを馳せる。「私たちはどこから来たのか?」。思索をめぐらせながら、ニューヨークに戻ったポール・コソックはこの書物『ナスカ地上絵の「発見」(Life, Land, and Water in Ancient Peru)』を記しはじめた。


    ※本書は、1965年に発刊された『Life, Land, and Water in Ancient Peru』(Paul Kosok/Long Island University Press)を『ナスカ地上絵の「発見」』として翻訳出版したもの。また本書上巻のなかの章『ナスカに刻まれた「謎の徴」』は『The Mysterious Marking of Nazca』(By PAUL KOSOK with the collaboration of MARIA REICHE/Natural History)のポール・コソック執筆箇所を翻訳した。


    【下巻収録部分】
    Section D THE NORTHERN ZONE OF THE CHIMÚ EMPIRE チムー王国北方領土
    Chapter12/王朝と文化の十字路 ~ヘケテペケ渓谷
    Chapter13/アンデスの同盟者 ~カハマルカ
    Chapter14/砂漠に水路を求めて ~パンパ・デ・サーニャ
    Chapter15/つながる環 ~サーニャ渓谷
    Chapter16/統一と多様と ~ランバイエケ-レチェ-モトゥペ渓谷群


    Section E THE SOUTHERN ZONE OF THE CHIMÚ EMPIRE チムー王国南方領土
    Chapter17/孤立した小さな渓谷 ~ヴィルー渓谷とチャオ渓谷
    Chapter18/可能性を秘めた巨人 ~サンタ渓谷
    Chapter19/サンタ川上流をめぐる ~カエホン・デ・ワイラス
    Chapter20/モチェ文化、南の果て ~ネペニャ渓谷
    Chapter21/謎の遺跡(チャンキーヨの天文考古学遺産群) ~カスマ渓谷


    Section F THE SOUTHERN EXTENSIONS OF THE CHIMÚ EMPIRE チムー王国南方外地
    Chapter22/南の知られざる遺跡(神聖都市カラル=スペ) ~パティビルカ渓谷、スペ渓谷
    Chapter23/付記しておくべき他の遺産 ~ワウラ渓谷、そしてその南


    Section G THE RETURN HOME 帰還
    Chapter24/ペルー、最後の日々
    Chapter25/はじまりの時を懐って


    【ポール・コソック(1896―1959)】
    「ナスカの地上絵」の発見者にあげられるアメリカ人学者、ロングアイランド大学教授。その業績は、科学、ペルーの灌漑から音楽まで、幅広い分野におよぶ。1941年、コソックはペルーの灌漑水路の調査を行なう過程で、ナスカ・ラインズのなかに、ナスカ文化の土器に描かれた動物に似た地上絵があることを「発見」した。そのきっかけとなった6月22日は冬至の日であり、太陽がナスカの「線」上に沈んでいくところを見て、「ナスカの地上絵は、世界最大の天文書である」と唱えた。
  • 美しかった島は姿を変え,友だちは森に消えた.13歳のイサベラは,真相を追って禁じられた森へと足を踏み入れる.星を読み,不思議な地図に導かれて――.ウォーターストーンズ児童文学賞とブリティッシュブックアワードをW受賞,カーネギー賞ほかノミネート多数.各国で絶賛された,伝説と魔法きらめく冒険ファンタジー.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    かつて存在し、
    そして消滅した地名=旧町名の名残りをさがす
    異色の街歩きエッセイ!

    地名は、その地を知る最大の手掛かりであり、その地の歴史、文化を反映するものです。
    旧町名とは「現在では使われなくなった地名」のことですが、将軍にまつわる地名(桃園町、駒場町)、職業や商売の名が用いられた地名(弓町、御台所町)など、その土地の歴史を色濃く反映したものでもありました。

    しかし、歴史の中で全国的に昔ながらの町名が歴史を留めない殺風景なものへと変更され、東京23区でも伝統ある町名が失われていきました。

    これらの旧町名は、行政上は消滅したものの、よくよく目を凝らすと古い家屋の表札、ビル、デンリョクと呼ばれる東電設置のプレート、町内会の名前、バス停、小学校、寺、銭湯や文豪の小説など様々なものの中に発見することができます。これら旧町名にまつわる歴史的・文化的エピソードを、旧町名の遺物を16年間探し求めてきた著者が撮りためてきた写真と共に紹介します。

    ◆能町みね子さんとの対談を収録!
    大学の卒論は旧町名、『散歩の達人』に「能町みね子の東京リアルストリートビュー」を連載中の能町みね子さんと共に、ただただ旧町名への愛を語る対談をたっぷり12p収録!

    ◆東京23区の約200個の旧町名を写真付きで紹介!
    千代田区:三年町、三崎町、神田松富町
    中央区:月島通、日本橋兜町、木挽町
    港区:芝白金今里町、三田小山町、我善坊町、伊皿子町
    新宿区:十二社、淀橋、花園町
    文京区:駒込追分町、音羽町、竹早町、真砂町
    台東区:浅草公園六区、浅草象潟町、谷中初音町、池之端七軒町
    墨田区:業平橋、堅川、錦糸町、吾妻橋
    江東区:深川牡丹町、深川洲崎弁天町
    品川区:大井伊藤町、荏原区中延町、上大崎長者丸
    目黒区:月光町、駒場町
    大田区:森ケ崎町、女塚町、道塚町
    世田谷区:玉川上野毛町、玉川瀬田町、廻澤町
    渋谷区:常磐松町、八幡通、豊沢町、羽澤町、金王町
    中野区:塔ノ山町、桃園町、文園町
    杉並区:高円寺、神戸町、関根町、東荻町
    豊島区:椎名町、池袋東、高田本町
    北区:赤羽町、王子町、岩渕町、稲付町
    荒川区:南千住町、尾久町、三河島町、日暮里町
    板橋区:茂呂町、根ノ上町、志村町
    練馬区:田柄町、練馬南町、江古田町
    足立区:四ツ家町、小右衛門町、高砂町、伊興町
    葛飾区:本田渋江町、水元小合上町、本田木根川町
    江戸川区:堀江町、葛西、桑川町ほか
  • 沖縄県首里市は、首里城正殿の取り壊しを決定した。これを知った鎌倉芳太郎は東京帝国大学教授伊東忠太に相談。伊東忠太は沖縄に向かい、首里城を訪ねてその建築を調査した。


    「この数奇な運命にある首里城正殿保存のために、暖かい手をさしのべてくださることを強く願う。これは決して私ひとりの私情ではない。沖縄だけの問題でもない。私たちの国……いや世界の芸術のために大切なことなのだから」


    伊東忠太の働きかけは、内務省を動かし、首里城は国宝へ指定されて、その姿は守られることになった。この話は、今から1世紀も昔の1923年から1925年の出来事だった。


    2019年10月、首里城正殿、火災で消失。


    ニュースが伝わってのち、2022年3月までのあいだに、日本中からさしのべられた「首里城火災復旧・復興支援寄附金額」は55億円もの額に達した。それは私たち日本人の、首里城への想いを示すようでもあった。


    沖縄の誇り、日本の誇り、伊東忠太によってあらためて見いだされた琉球王国の至宝。


    よみがえれ! 首里城。


    The Discovery of Ryukyu Architecture
    首里城を求めて


    ※本書は、1942年に発刊された『琉球:建築文化』(伊東忠太/東峰書房)を『首里城を求めて』として出版したもの。新たに章立てを行ない、現在、一般的に使われていない言葉や表現は現代語訳した。


    首里城や琉球建築はもちろん、料理、信仰から琉歌、神話までを縦横無尽に記載したオキナワの「超」入門書。豊富な図版と写真で、読みやすい。旅行ガイド「伊東忠太と旅する琉球建築」を併録。


    首里城を求めて/伊東忠太
    第1章/沖縄へ
    第2章/那覇のあらまし
    第3章/琉球の信仰
    第4章/首里城
    第5章/琉球の建築
    第6章/続・琉球の建築
    第7章/郊外の旅
    第8章/沖縄の出合い
    第9章/琉球神話
    第10章/沖縄を離れて
    あとがき
    伊東忠太と旅する琉球建築【前篇】首里城
    伊東忠太と旅する琉球建築【中篇】琉球八社と寺廟
    伊東忠太と旅する琉球建築【後篇】城(グスク)
    見出された琉球アーキテクチャ

    伊東忠太(1867―1954)
    山形県米沢生まれの建築家、建築史家。東京帝国大学教授。日本建築の源流を求めて、中国、インドなどを踏査し、日本建築史を切り開いた。また1924年に沖縄を訪れ、首里城保存のために尽力した。平安神宮(1895)、明治神宮(1920)、築地本願寺(1934)は伊東忠太による設計。西欧の「Architecture(アーキテクチャ)」に対応する「建築」という言葉は、それまでの「造家」に代わるものとして伊東忠太が生み出した。
  • 「中央線がもしなかったら?」そう考えて街を見てみれば、そこにはいつもと違った景色が現れる。中野、高円寺、阿佐ヶ谷、国分寺・府中、日野……沿線の街を地形、水、古道、神社、商店街に注目して歩けば、古代・中世が見えてくる! 鉄道中心の視点を脱し、土地を見る目を養う「まち歩き」最高の入門書。地形がよくわかるカラーマップ付。近年の中央線沿線の変化をめぐる対談も新たに収録。
  • 【旅を愛し、旅を渇望する、すべての旅人に捧げる】



    かつてペルーを中心とする南米に広がる文明をもった帝国があった。アンデス山中のクスコを都とするインカ帝国。インカの人たちは文字を知らないが、結縄キープの結び目を使って意思伝達し、飛脚チャスキが帝国全土に張りめぐらされたインカ道を駆けまわっていた。そして、美しい石組みの神殿をもつ都市を築いて、その頂点にインカ皇帝が君臨していた。



    16世紀、大航海時代を迎えたスペインの征服者コンキスタドールは、このインカ帝国のまばゆいばかりの黄金に魅せられ、インカ皇帝を捕らえて殺害、帝国を制圧した。インカ帝国の一部の人々は、ペルー山岳地帯のビルカバンバに逃れて亡命政権を樹立、抵抗を続けるが、やがてスペインに征服される。人里離れたペルー山岳地帯、文字をもたなかった文明の特徴などから、インカ帝国「最後の都」ビルカバンバは放棄され、忘れ去られてしまっていた。



    そして、数世紀が過ぎた。



    1911年、アメリカ人探検家ハイラム・ビンガムは、イェール大学の探検隊をひきいて南米ペルーへ旅立った。その目的は、失われたインカ帝国「最後の都」ビルカバンバを探すこと。ビンガム一行は、ペルー高原地帯を旅するなかで、悪魔の出現する白い岩、太陽の処女、占い師や神官のいる大学、催眠状態を引き起こす麻薬性あるウィルカの種子と、次々にインカ帝国の謎にせまっていく。



    そして、その旅の過程において、メルチョール・アルテアガに導かれ、山中の尾根に展開する都市遺跡マチュピチュを「発見」。インカの都市の姿を、ほとんどそのまま残したマチュピチュを紹介し、世界中を驚かせた。



    チチカカ湖、クスコ、コロプナ山登頂から、インカ神話やインディヘナの生活、キリスト教宣教師の苦難まで、旅の醍醐味をあますところなく伝える『Inca land : explorations in the Highlands of Peru』(1922年発刊)を本邦初訳出。



    ディスカバリー・オブ・マチュピチュ、『マチュピチュの「発見」』。
  • 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    ドラえもんと地図のおもしろさを学ぼう。

     小学校社会科の各単元で活用することになる「地図」について、その見方(つくり方)、楽しみ方などを紹介します。地図の歴史や、いろいろな種類の地図も誌上ではとりあげ、地図の持つおもしろさがとことん味わえる本になります。
    ※地図って何? どんなことがわかるの? 
    ※地図はどのように作られる? 地図記号の読み方について。
    ※「日本地図」「世界地図」を見てみよう。  
    ※GPS衛星やAR技術の進歩で、未来の地図はどうなる?
    といったテーマをとりあげていきます。

    ※この作品には一部カラーが含まれます。

    (底本 2017年4月発行作品)
  • 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    国旗がわかれば、世界がわかる!

     世界の国ぐにを知る上で、国旗ほど優れた“学びの入口”はありません。本書では、国旗のいわれに始まり、あいさつの言葉や国の特色、そして国ごとの首都・面積・人口などの情報までを網羅しています。
     国旗のいわれでは、色や模様に込められた国の人びとの思いを紹介しています。
     また、ドラえもんとのび太、そして仲間たちが、わかりやすいイラストで国の特色を紹介します。

    ※この作品はカラー版です。
  • 暗鬱な地名のコレクション

    いざ、人類の闇へ――。

    「死」「無し」「世界の終わり」──。悲しい地名には何があるのか? 世界じゅうの<虚無な場所>をのぞき込む、旅行ぎらいのためのガイドブック。

    「絶望山(Mount Hopeless)」「虐殺島(Massacre Island)」など、知られざる虚無スポット24か所をガイドブック形式で紹介。それぞれの場所の歴史や興味深いエピソードをユーモアとペーソスをまじえて綴り、大の旅行ぎらいである著者による旅エッセイも掲載。さらに詳細な地図や、日本からのアクセス・総費用など、役に立つ旅情報もてんこ盛り。巻末には、全144か所掲載の「世界の「虚無な土地」リスト」を収録。

    世界で話題の旅Instagram(@sadtopographies、フォロワー10万人超え)の著者による、虚無な時代のための旅行書です。#虚無場所
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    「廃道」とは、使われなくなった道路のこと。ここでは、明治以降に造られた、車両が通るための道を「廃道」という。一見、道路はいつまでもそこにあるように思えるが、時代とともに新しい道に切り替わっていく。それは、増大する交通量に対応するためだったり、その道路の本来の用途がなくなったときだったり。本書では、そうした廃道を、自転車で、あるいは徒歩で、走り(歩き)通す。8編を収録した『廃道探索 山さ行がねが』に続き、今回はウエブサイト『山さ行がねが』の初期の名作から未発表探訪まで、とりわけ困難な道を踏破した記録を全6編収録。壮大な国家プロジェクトも、山村の人びとの願いから作られた道も、廃道になればみな同じ。クルマはおろか、人も通らず、ひっそりと埋もれて長かった廃道たちに光りを当てる。「伝説の道編」というタイトルは、廃道を、そして道路を「趣味」として知らしめた著者の「廃道人生」の節目となった、特に印象深い廃道たちへの想いから。それらの廃道は、どれほどの困難を著者にもたらしたのだろうか。前著よりページ増で登場! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。
  • あらゆる文化が入り交じるJR中央線を各駅停車。東京駅から高尾駅まで全駅、街に隠れた歴史や鉄道名所、不思議な地形などをめぐりながら、大人ならではのぶらぶら散歩を楽しむ、町歩き案内。
  • 廃道サイト『山さ行がねが』が本になった! 「廃道」とは、使われなくなった道路のこと。ここでは、明治以降に造られた、車両が通るための道を「廃道」という。一見、道路はいつまでもそこにあるように思えるが、時代とともに新しい道に切り替わっていく。それは、増大する交通量に対応するためだったり、その道路の本来の用途がなくなったときだったり。本書では、そうした廃道を、自転車で、あるいは徒歩で、走り(歩き)通す。ベースとなったサイト『山さ行がねが』は、廃道に限らず、廃線、トンネルや橋梁などの土木構造物、地域の歴史などを検索すると、しょっちゅうトップにヒットするWEBサイト。膨大な調査と考察、資料性の高さは、随一のもの。それゆえにWEBサイトに掲載された廃道レポートは一つの道路で優に文庫1冊分の分量があり、書籍化が難しいと考えられていたが、今回、WEBサイトのテイストや見せ方は大切にしつつ、大胆に再構成して八つの廃道を収録。明治時代にある人物の執念でトンネルを掘ったが志半ばで放棄された道、過疎化で集落が消滅した後で道も消滅しかけた林道、夢想ともいえる計画を実行に移すも儚く潰えた未成道路…。地図、写真を駆使した新たな「廃道紀行文」、ここに誕生!
  • 終戦後の混沌と活力の象徴「ヤミ市」。東京の巨大なターミナルの一画に、いまなおその歴史を受け継ぐ店や建物が残る地域がある。それは、焼け野原となった東京で人びとが生きるために活動した記録であり、次世代に受け継ぐべき記憶である。終戦後に作られた詳細な地図「火災保険特殊地図(火保図)」を豊富に掲載し、ヤミ市跡が現在どうなっているかをたんねんにたどる。 上野 青空市場の「ノガミの闇市」から巨大商店街の「アメ横」へ/浅草 敗戦いち早く伝統の露店が復活した浅草寺界隈/谷中 戦後から変わらない貴重な木造アーケードの横丁/神田 多層構造の高架橋によって生まれた神田ヤミ市跡の独自性/秋葉原 露天商たちが築いた秋葉原電気街/新橋 ヤミ市の発展形態のすべてが詰まった歓楽街の見本市/有楽町 戦後の有楽町を象徴した飲食店街「すし屋横丁」物語/銀座三原橋 三十間堀川埋立てをめぐる銀座の露店換地事情/池袋東口 繁華街の発展に影響を与えた東口ヤミ市の露店換地/池袋西口 六〇年代まで戦後が残った駅西口の連鎖商店街/板橋・大山 ヤミ市からの復興を物語る商店街と路地裏の横丁/赤羽 軍都赤羽の歴史とヤミ市「バネの迷路」の関係/十条 露店換地後の店舗の造作がそのまま残る商店街/新宿 焼け野原の東京で最初に出現した新宿のヤミ市マーケット/渋谷 駅周辺に数多のヤミ市が散在していた渋谷の光景/吉祥寺 再活性化を遂げ、観光資源となったハモニカ横丁/高田馬場 山手線と西武新宿線にはさまれた一画に残る名残/中野 新宿ヤミ市の大立者の影響下にあった/荻窪 ヤミ市の新たな道を示した荻窪最大のマーケット/三軒茶屋 若者たちが集う人気スポット、三角地帯の暗黒時代/五反田 戦後の露店がホテルの中の飲食店街に/錦糸町 歴史を今に伝えるダービー通りと花壇街/小岩 水の都を標榜した「小岩ベニスマーケット」/門前仲町・森下 江東区を代表するヤミ市由来の横丁と長屋酒場/大井町 ヤミ市マーケット時代の区画を残す貴重な飲食店街/蒲田・大森 大田区の商業の中心地にできた二大マーケット/横浜 野毛・桜木町から始まるヨコハマのヤミ市史/川崎市 高層ビルのふもとに点在する連鎖式店舗の残り香/蕨市 駅前の区画整理を推進させたヤミ市の大火/船橋市 「日本の上海」と呼ばれた戦後困窮期の食糧供給地
  • 坂を味わうための古典的名著

    東京は坂の街。「その名は江戸っ子気質そのままで、単純明快、即興的で要領よく、理屈がなくて、しかもしゃれっ気があふれている」。富士を眺められる坂は「富士見坂」、海を望む坂は「潮見坂」、墓地のそばの坂は「幽霊坂」、赤土の坂は「赤坂」、急な坂は「胸突坂」…。東京の坂道と、その名前を見つめると、江戸庶民の暮らしと心が浮かび上がる。東京中を隈なく歩き、古書や古地図を渉猟して、坂道に織り込まれた歴史を辿る。「坂道」研究というジャンルを確立し、いまなお坂道ファンのバイブルと親しまれる古典的名著。本書を片手に散歩すれば、いまも江戸を垣間見られる。
  • これだけ情報が発達しても、世界にはまだまだ目からウロコの不思議がいっぱい。だから、世界地図は見飽きない。だから、世界地図はたまらない。これ1冊あれば、繰り返し楽しめる、そんな世界地図の本。地図・地理ファンのあくなきニーズにお応えします。
  • われらが日本地図には、あっと驚く不思議な謎がいっぱい!「この国道はどうなってんの?」「この橋はいったい何者?」どうにも尽きない地図ミステリーの数々を紹介し、「なるほど!そうだったのか!!」とどっとウロコを落として見せましょう。地図・地理ファンにはたまらない魅力満載の一冊。
  • 四方を海に囲まれた島国ニッポン。
    北海道、本州、四国、九州、沖縄本島。それ以外に「離島」と呼ばれる約6800もの島々。地図・地理ファンならば日本地図で島々を確認するだけで寝食を忘れてしまうほど、想像力をかきたてられることでしょう。そうした方々のご期待に応えるべく、島々をめぐるあまたの不思議を集めてみました。さあ、ご一緒に、離島ミステリーの旅へ。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

ページ先頭へ

本を予約しました

※予約の確認・解除はこちらから

予約済み書籍

キャンセル及び解除等

発売日前日以降のキャンセル・返品等はできません。
予約の確認・解除、お支払いモード、その他注意事項は予約済み書籍一覧をご確認ください。