『文芸・小説、詩、501円~800円、0~10冊』の電子書籍一覧
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「文学というものは、われわれの実際の生活から離れたものが、よいのではありません」歌人の感性と学者の分析、釈迢空(しゃくちょうくう)の名を持つ折口信夫(おりくちしのぶ)(1887-1953)のふたつの眼はともに鋭い。歌の歴史と味わい方を若い読者に語る「歌の話」、短歌滅亡を論じてその宿命と未来を問う「歌の円寂する時」。「女流短歌史」を併録。(解説=岡野弘彦)
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デビュー以来、半世紀を超えて人々に喜びと感動をあたえてきた谷川俊太郎(1931─)の二千数百篇におよぶ全詩から、作者自身が厳選した173篇を収録。子どもが読んで楽しめることばあそびから引用文だけで構成された実験的な長編詩まで、さまざまな文体で書き分けられたリズム感あふれることばの宇宙を俯瞰する。(解説=山田馨)
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このキョートバスタードのフォトエッセイ【今ここにある京都-永遠】は今までになかったDeepかつPopな京都関連本。パリジャンアーティスト、ソフィー・サーモンさんのネオジャポニスクなカバーデザイン。瞑想する人工頭脳から、アップル京都、山本空外上人と湯川秀樹さん、デビッド・ボウイ、ジョン&ヨーコ in 京都、ポール・スミスの町屋ブテイック、高台寺のアンドロイド観音マインダー、銀河系宮澤賢治、イマジン2020コロナに負けるナ⁉️まで、21世紀の【今を生きる!】必見のフォトエッセイです。#コロナに負けるな #イマジン2020
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青春を戦争の渦中に過ごした若い女性の、くやしさと、それゆえの、未来への夢。スパッと歯切れのいい言葉が断言的に出てくる、主張のある詩、論理の詩。ときには初々しく震え、またときには凛として顔を上げる。素直な表現で、人を励まし奮い立たせてくれる、「現代詩の長女」茨木のり子のエッセンス。(対談=大岡信、解説=小池昌代)
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五十音図を用いてひらがなを重複させず使いきる、
日本語版パングラム
1文だけではちょっとヘンな日本語でも、ひらがな46文字を使いきり、
5行続けて読むと光景が浮かんでくるからあら不思議。
そして、絵をつけると1つの作品に。偶然の産物だからこそ、
思いがけない語句がひらめいた時のうれしさはひとしお。 -
戦後間もない日本で自らの意志を貫き通した一人の女性の生涯を追う『足跡』と、古きよき時代に思いを馳せる短編集『こころ模様』を収録。
晩年、家族にも疎まれ孤独の中で死んでいった、好子。ひっそりと営まれるかと思われた葬儀には多くの参列者があり、届いた二通の弔辞では、若かりし日の彼女の姿が鮮明に語られていた。伯母の生涯に興味を抱いた主人公は、彼女の実像に迫る中で、女性の参政権運動に邁進し、名だたる活動家たちとも交流を持ちながら、突然その活動から身を引いた好子の姿を見出す。 -
青い鳥文庫はじめての詩集です。教科書でも子どもたちにおなじみの詩人・谷川俊太郎さん。その膨大な作品のなかから、37編を選び、新作も収録します。子どもたちに、日々の生活なのなかで好きな作品を楽しんでもらえたらと思います。心が大きく成長する子どもたちに、つらい気持ちに寄り添ったり、大人の本音を明かしたり、社会への疑問を問いかけたり、世界平和を考えたりする詩を届けます。流れていく時間を止めようとせず大人の世界の扉を開けることをためらわないで、というメッセージを込めています。谷川俊太郎の世界観を表現する広瀬弦さんの絵も美しく、心が静かになります。
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今、生きていられるのは、自然を通して命を借りていると思っている――。おばあちゃんが日々溢れ出る短歌と言葉を我がまま気ままに綴った、現代版「徒然草」。幸せの家族一杯引き離すむごい戦は二度と無くして民謡をかぼそき声で唄う母辛き仕事も遠き昔に根元から変えたい気持ち持つ我は異端扱いされる恐れにおばあちゃん手書きの塗り絵付き。 -
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童謡「ぞうさん」の詩人から 未来への ことばまどさんが84歳の時、ふるさとの小学生に送った手紙。大切なことを子どもにつたえるのが自分の役目と、詩を書き続けた詩人の魂の言葉。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
「さみしくてたまらなくなったら」
「毎日しかめっつらだけになったら」
「家族に疲れたら」
「生きるパワーがほしくなったら」
……人生の折々に読みたい谷川俊太郎の詩を、
劇作家・鴻上尚史がセレクトし、エッセーを添えた、
谷川&鴻上版「人生処方詩集」。 -
『花火』一部抜粋 “人生は一瞬の花火の様か 衆知の中に突然火を着けられ放たれる その中に生きるという選択肢のみを与えられ 死を迎えるまで勝手に過ごせと一瞬の瞬きを託される” 私たちがこの世に生を受けたのは偶然か、必然か。喜ぶべきか、悲しむべきか。「人生とは何か」という疑問を漠然と心に抱きつつも、日々の雑踏のなかでいつの間にか忘れてしまう。そんな疑問が詩的な文章とともに徐々に思い出される。 『教訓と宇宙船』一部抜粋 “何も分からないから手探りで模索するのが楽しいんだろ 何が出来るのか想像する事が楽しいんだろ” 何もないから、何かやり遂げてやろうという気力が、元気が出てくる。人生にまっすぐに、淡々と立ち向かっていく著者の紡ぐ力強い言葉の数々。「人生」という難問の答えを導き出す手助けをしてくれる。
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レトリックを学び、フランス語の翻訳家でもある著者が、夫が中学校の卒業式で述べる祝辞のために作った詩が反響を呼び、雑誌・書籍の挿絵、商品パッケージのイラストなど、多方面で活躍中のイラストレーター・小野正統がその詩にイラストをつけて生まれた作品。生きづらさ、孤独、寂しさを抱えたすべての人の背中をそっと押してくれる、「きみ」と「だれか」をつなぐストーリー。愛らしい子供たちの表情と、詩に込められた言葉の力に、きっとだれもが元気をもらえるはず。 -
泣きたいこと笑いたいこと怒りたいこと、人生いろいろあるけれど、いろんな気持ちを出してスッキリしたら、いつの間にかリズムがついて、応援歌みたいになりました。静かに読むもよし、笑って読むもよし、字余りなんて気にせずに、自分のリズムで読めばいい。これはあなたの応援歌なのだから。読んでいるうちに思わず笑っている自分に気づく、そんな詩集です。
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ミント色ソーダ水の雨イースター水仙も透ける寒さや白黄色赤青黄色彩のブルーズ塗り変へるカラフルにして繊細な破調のリズム!画家である著者が、大好きなもの、大切なものばかりを集めて詠んだ、処女俳句集。イラストも著者によるもの。
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前作「星間通信」では、宇宙で孤独に生きる星々の姿を鮮明にとらえ、リズミカルな言葉で詩を紡いだ著者が、今回はジャズをテーマに詩集を書き起こしました。ジャズの世界観を詩につづるという新しい取り組みは、私たちを心地よいリズムの世界へ導いてくれます。表題作の「真夜中のジャズ」を筆頭に、「サクソフォン・コロッサス」「ラウンドミッドナイト」とジャズをテーマにした詩が続き、やがてその世界観は宇宙にも広がっていきます。あなたも、照明を落とした部屋でジャズを流しながら、素敵な言葉の旅に出かけてみませんか。
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きれいな言葉を花束にしてみんな君にあげる微笑みをありがとうやさしさをありがとう温かさをありがとうときめきをありがとう愛をありがとう君がいてくれてありがとう君に心からありがとう心からありがとう (「ありがとう」より)
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消えそうで消えない孤独、届きそうで届かない安らぎ。なぜ苦しいのか、なにを求めているのか。さざ波に耳をかたむけ、風の温かさを感じ、自然を、そして父を母を想ううちに生きる意味が見えてくる。小春日のような85の詩。
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Twitterフォロワー110,000人越え!
優しすぎる世界観が人気のもくもくちゃん、初書籍!
11万人が癒されているもくもくちゃんのイラストが、ついに書籍化!
なでなでしてほしいウサギ、助けたがりやのシロクマなど、人気のなかまたちが大集合です。
書籍だけの描き下ろしも入って、全117点を収録。
がんばっている人にそっと寄り添う一冊です。
【著者プロフィール】
もくもくちゃん
Twitterに投稿した優しすぎるイラストが人気。グッズ販売やコラボカフェの展開がされるなど、今注目の癒し系イラストレーター。本書が初の著書となる。
Twitter @mok2mok2 -
高橋真梨子、GACKT、Hey!Say!JUMP、中川翔子、BUMP OF CHICKEN様々なアーティストを想い、歌詞が空から降ってくる…そんな不思議体験を書籍化。この歌詞をあなたに捧げたかった…そしてメロディーをつけてほしかった…そんな著者の「想い」が詰まった、珠玉の歌詞集。歌詞を読み、あなたもまるでそんな歌があるかのような、不思議な体験をするだろう。このユニークで想いのあふれる作品を、ぜひあなたに捧げたい…!
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“彼を愛して 私は私になった”「塔」「生きて」「白い憂鬱」「林」「貴方 ~星になって~」「棺」「森の魔物」「別れ」「鉄線」「憎しみ」「炎」「花びらと棘」「姫百合」「憂鬱を越えて」「虹」やさしくて切ない15篇の詩があなたの心に染みわたる。なぜ人は、こんなにも傷を負い、ボロボロになっても、人を愛し続けるのか……?愛する人を失っても、愛は消えない。行き場を失った消えない愛を綴った、『吊るされた永遠』に続く待望の2作目。
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足も目も不自由な猫、ボル。見えない目で見ている世界はなんなのか。呼ぶと、おかしな声を出して寄ってくる。ボルは主人に呼ばれることを、いつも待っている。主人はボルがひょこひょこ歩いてくるのを待っている。生きているとは、こういうことなのか――。晩翠賞受賞の詩人が残した私家版「詩集ボル一九七三年」を再編集。巻末には詩人の娘が解説を寄せる。猫との暮らし、その死を通して、生きているとは何かを自己に問いかける。
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「交差点」一つ目の交差点で 車同士ですれ違う二つ目の交差点で 私は車からおりた自分の足で 歩いている相手はまだ 車から降りられないずっとこの先も 速度の違いでもう 交差することは ないだろうそれは 相手との距離の埋められない 時差なのだ(本文より)
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どれだけ泣いてもいつか笑うことができるはずもがきながら、行方不明の心を探す13poemsどうしても手に入れたいから偽りだとしても信じるのかそれなら私は木に吊された永遠でいい「永遠」より
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千の風になったあの人に手紙を書いてみませんか? この呼びかけに、国内と海外から1445通の応募がありました。その中から涙と感動の優秀作品などを収録。今回から最終選考委員にテノール歌手の秋川雅史さんも参加です!
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海、空、サボテン、そこにある暮らし――。旅の中に見つけた光景に、染み入るようにつむぎだされる、優しくそして決然とした恋の詩が、ささやかな勇気を与えてくれる。オールカラー写真詩集。
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「ひびき」 私が 話したことで 私が 書いたことで どれだけの人が ほほえんでくれたんだろう。だけど 私が しゃべったことで 私が 記したことで どれだけの人を 傷つけてしまったんだろう。それを思うと 誰とも 会えなくなり 何も 書けなくなってしまう。話す必要のない所へ 行って 何もしないで 自然と向きあっていると 少しずつ 少しずつだけど 話したい とか 書きたい とか 思えるように なってくる。
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「人間に器官なき身体をつくってやれるなら、……その真の自由にもどしてやることになるだろう」アルトー最後の、そして究極の叫び、『神の裁きと訣別するため』、自身の試練のすべてを賭けて「ゴッホは狂人ではなかった」と断言し、あらゆる境界を爆破する、三五年目の新訳による『ヴァン・ゴッホ』。アルトーの思考を凝縮した記念碑的名著二冊を集成。 -
本書は、著者の若き日の山行、日本全国の民話取材行、日本列島四つの島の沿岸徒歩(かち)の旅、北の縄文塾の活動などその時々の随想メモを編みなおしたものである。章立てに「序破急」と「起承転結」を用いたのは、脚本家・演出家でもある著者ならではといえる。
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飄々とした句風で、「面白くて哀しい」人間たちが織り成す社会を映し出す川柳句文集。著者は札幌川柳社編集長として活躍、またエッセイスト、リスクコンサルタント、メンタルケア・スペシャリストとして講演や執筆、コメンテーターの顔も持つ。
《パスワード忘れて僕がいなくなる》
《爺ちゃんも乗せておくれよ縄電車》
《少年じゃないから大志抱かない》
《負けん気になって持病の話する》
《ときめきか不整脈かがわからない》
《トンネルを出ると老人ばかりいた》
《スケジュール何にもないという不安》 -
川柳のバイブルとされる江戸中期に刊行された「誹風柳多留」。現代にも通じる、江戸っ子たちの生きるための知恵と常識、極上のユーモアが詰まった同書の中でも、とくに名句の宝庫と知られる初代・柄井川柳選の初篇から二十四篇より、どこかで一度は耳にしたことのある、これだけは覚えておきたいベスト五六九句を厳選収録。やさしい解説で読み物としても楽しめる一書。
《是小判たった一晩居てくれろ》
《本降りに成て出て行雨やどり》
《子が出来て川の字形りに寝る夫婦》
《役人の子はにぎにぎを能覚》
《なきなきもよい方をとるかたみわけ》
《孝行のしたい時分に親ハなし》 -
1989年から2013年までの25年間に詠んだ時事川柳を、年さらに月ごとに分けて収載した平成の25年間をこの1冊で俯瞰することができる、クロニクル的川柳句集。
《名君も一億借りて腹を切り》(1994、細川借入疑惑で辞職)
《アメリカの心を砕くテロリスト》(2001、9月11日)
《ティッシュから自転車になりパンクする》(2007、消費者金融)
《大地震ぼた餅だけは落とさない》(2011、菅内閣延命)
《兵卒は四億円もさっと貸し》(2011、総理は最低資産)
《手拍子で送られて逝く人生も》(2013、人生いろいろ島倉千代子) -
空に向かって凜と咲く花のように、人生の試練を一つ一つ乗り越えながら、川柳という表現手段において、岩手の地で確かな足跡を残し、後進を育成してきた著者。花巻川柳会会長として活躍する第一句集「秋桜」から20年、待望の第二句集。
著者にとっての「やすらぎ」は、川柳を書くことで得られる心の救い。詠まずにはいられない「吐露することのできる想い」は多くの人を感動へと導く。「今が旬」「癒しのフルコース」「下り列車」の三章構成。
《今が旬あなたの皿に乗ってみる》
《ふところの数珠をまさぐる現在地》
《骨密度まだしばらくは歩けそう》
《笑顔から始まる癒しのフルコース》
《素うどんのように連なる時は人は》
《涅槃図の隅でひっそり臓器授受》
《下り列車なんてやさしい音だろう》
《ももさくら静止画像が動き出す》
《犬かきで進んだ夏をふりかえる》
《目の前にあれば信じてしまう癖》 -
喜怒哀楽を受け止めてくれる十七音に惹かれて高校生から川柳をはじめ、制服姿で句会に参加していたという著者。その情熱は未だ衰えることを知らず、活動の幅はますます拡がっている。
本書は昭和五十五年頃から三十年間の作品を年代別に編んだ作品群であり、真摯な姿勢で川柳に、人生に向き合う著者自身が一句一句に宿る。読み進めていくと母そして妻、社会の中の一人、書家としての顔、さまざまな著者が立体的に浮かび上がってくる。「母の小旗」「和音」「さくら道」の三章構成。
《塩も砂糖も心配りで煮えている》
《ふともれた本音を聞いた耳の穴》
《ヘナヘナとさせる塩なら持っている》
《あと一歩押せば火がつく導火線》
《あいまいな返事を口の中でする》
《ひらめきを発酵させているごろ寝》
《サイコロは振れぬ告白遅すぎる》
《ころころと転がって来たこれが運》
《ていねいに洗いなかったことにする》
《心電図ほらねやましさなどはない》 -
日本を代表する結社のひとつ「ふあうすと川柳社」主幹、(一社)全日本川柳協会理事などの要職で活躍する著者の第一句集。
柳歴50年を越える氏の長い創作活動の中で、作者の師である北米川柳界の重鎮・山中桂甫が目を通した1990年頃から約20年にわたる作品が収録されている。
ふあうすとの指針とする「川柳は人間である」を底流に、抒情に富んだ唯一無二の句境に読む者すべてを誘う。
《明け暮れの疾さ心の雨季乾季》
《橋の名と川の名ばかり美しき》
《諦めの数は覚えていない指》
《幻と気付く旅路のさい果てに》
《アヴェマリア耳朶を流れて止まぬ雨》
《かすり傷ばかり知らない間に治る》
《いつからかもう天の川仰がない》
《わが胸の薄墨桜散り止まぬ》
《肩少し触れ今生をすれ違う》
《身一つを賭し守り抜く何を持ち》 -
映画と音楽を愛し、青森県川柳連盟理事長、(一社)全日本川柳協会常任幹事、弘前川柳社顧問、川柳塔社理事等、ラジオパーソナリティの要職で活躍中の著者による注目の1冊。
「イエスタディ(Yesterday)「フール・オン・ザ・ヒル(The Fool On The Hill)」「イン・マイ・ライフ(In My Life)」の3章構成。
《たてがみあるか時々確かめる》
《ノーカット版ではお見せできぬ過去》
《恥ずかしい右脳なまけものの左脳
《カギカッコ外せば恥があふれ出る》
《とりあえず休火山だと言っておく》
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