『文芸・小説、歴史、ノンフィクション、日本文学、雑誌を除く』の電子書籍一覧
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1942年6月のミッドウェー海戦は、日本がアメリカに大敗を喫し、太平洋戦争の転換点となった海戦である。この海戦の取材は著者の予想を越えて、約7年に及ぶ壮大なプロジェクトとなった。日米双方の戦死者を調査し、戦闘経過を史料から跡付け、敗戦原因の定説であった「運命の5分間」に異を唱えることとなったのだ。本書は、ときにミッドウェー島へ赴き、日本側3056名、アメリカ側362名の戦死者の生年、所属階級、家族構成などをあらゆる手をつくして突き止め、手紙やインタビュー等を通じて戦死者とその家族の声を拾い上げた圧巻の記録である。「彼らかく生き、かく戦えり」。全名簿と統計を付した第一級の資料。
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★広島県知事・湯崎英彦氏推薦
一瞬にして多くの生命と暮らしを奪った原爆投下。
しかし、その広島から時代や国籍を超えた
人間愛の物語を生み出す
『作家の想像力に心が震えた』
■広島の二人 友情を無慈悲に打ち砕く戦争と原爆の悲劇
脚本家・菊島隆三から未発表脚本「広島の二人」を託された保坂延彦が、
脚本の後日談となる「ミツ子の物語」も加えて小説化。
「8.6」を心に刻み、
受け継ぐ人々の姿を、時に切なく、時に逞しく描く。
1945年8月広島。
捕虜となった米国兵アーサーは、持ち前の反骨心により藤田軍曹と常日頃から対立していた。
一方の藤田は、捕虜生活の中でも誇りを失わないアーサーに対し、内心では秘かな敬意を抱いていた。
だが、藤田の内心を知らないアーサーは、かねてから画策していた脱走計画を実行する
アーサーの身を案じ、単身で追跡する藤田。
二人の奇妙な旅路はやがて奇妙な友情を生む。
しかし、そんな二人の頭上から、敵味方を問わない無慈悲な黒い雨が降る。
そして数十年後「広島の二人」の物語が再び始まる。
■著者 保坂延彦(ほさか のぶひこ)
映画監督・脚本家・小説家 1945年山梨県身延町生まれ。
明治大学文学部卒 「アフリカ物語」 80で監督補、総編集を経て監督デビュー。
斬新な映像感覚は80年代のヌーベルヴァーグとも評された。
(主な作品)「父と子」「愛しき日々よ」「国士無双」「そうかもしれない」「潜伏」の脚本・監督。
その他、ドキュメンタリー、アニメーション作品等を多数創作し独自の世界観に評価が高い。
■原案 脚本家 菊島隆三(1914~1989)(後にシナリオ作家協会により菊島隆三賞創設)
黒澤映画にも多数脚本を執筆し、日本映画遺産となる代表作品を生み出し海外からも高く評価されている。
菊島隆三作品は、時代や国境を超える普遍性を持っており、
国内外の映画やドラマのリメイク作品として多数製作されている。
■原案 脚本 安藤日出男 -
「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない…」祖父の23回忌の席で、大叔母が呟いた一言がすべての発端だった。昭和24年(1949)7月5日、初代国鉄総裁の下山定則が三越本店で失踪。翌6日未明、足立区五反野の常磐線上で轢死体となって発見された。戦後史最大のミステリー「下山事件」である。陸軍の特務機関員だった祖父は、戦中戦後、「亜細亜産業」に在籍していた。かねてからGHQのキャノン機関との関係が噂されていた謎の組織である。祖父は何者だったのか。そして亜細亜産業とは。親族、さらに組織の総師へのインタビューを通し、初めて明らかになる事件の真相!日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞のベストセラーに、新たな取材、情報を加筆した完全版、待望の電子化!
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バスクの人々はピレネーに囲われ、起源不明な独自の言語を持ち、地理的条件からその特異性をいまだ保持しているが、それは、伝説や民話にいきいきと伝えられている。妖精・怪奇譚・奇跡物語・魔女伝説、動物譚など、本邦初訳の書。
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日露戦争をはさむその前後に、横山の畢生の願望であった労働問題の解決という課題は、実際の運動としては潰滅させられ、筆鋒をもってこれに当たることになる。下層研究から後、富豪史、植民問題研究へと多元的展開をみせていく。
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ビスケットもまだ知らない山国から上京して、明治の新東京の風物と社会に驚き、やがて目の当たりにする大正の大震災……。明治大正の世相・風俗を深く見透した記者魂の面目躍如の名著。
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