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『文芸・小説、ミステリー・推理・サスペンス、ホラー、101円~400円』の電子書籍一覧

1 ~59件目/全59件

  • シリーズ67冊
    101220(税込)
    著者:
    宮沢賢治
    レーベル: micpub.com
    出版社: micpub.com

    宮沢賢治の傑作263作品を掲載しています。
    宮沢賢治は、日本の詩人、童話作家です。
    生前彼の作品はほとんど一般には知られていませんでしたが、没後に草野心平らの尽力により広く知られ、国民的作家となっていきました。
    生前に刊行された唯一の詩集として『春と修羅』、同じく童話集として『注文の多い料理店』があります。
    本書には、一部挿絵も掲載されています。
    ※同一の作品でも、新旧の仮名遣いやルビのあるなしの違いごとに一作品として紹介しています。
  • シリーズ11冊
    330550(税込)

    カラス大量死の謎を探れ!拝み屋の孫×霊姦体質のバディが学園の怨霊に挑む

    性的な意味で悪霊に付け狙われる霊姦体質の高校生・烏丸理一(からすま・りいち)。
    彼が通う篠塚高校は別名鳥葬学園とも呼ばれ、鳥が窓ガラスに衝突する事故が絶えなかった。
    夏休みを目前に控えたある日、理一は男子トイレの個室で学校一の変人・茶倉練(ちゃくら・れん)に遭遇。彼に貸してもらった数珠の力で悪霊の撃退に成功する。
    ところが茶倉は拝み屋の孫で、カラスの死骸を集めているらしい。理一は数珠を返そうと茶倉をストーキングするうちに、鳥葬学園に纏わる陰惨な真実を知ることになり……。
    拝み屋の孫な関西弁守銭奴×ヘタレ流され受け高校生の学園ホラーBL。
    表紙:麩湯(@chestnut_sigure)様
  • 先輩後輩JKコンビが旧校舎に残された花子さんの足跡の謎に挑む!

    女子高生の繭とサラは先輩後輩の間柄。今日も今日とて誰もこない校舎の屋上でのんべんだらりとだべっている。
    ある時2年B組のパリピたちが旧校舎に肝試しに行った。彼等はそこで花子さんに出会ったらしい。
    好奇心旺盛な繭はこの話に早速興味を示し、嫌がる後輩を巻き込んで突撃調査を開始。
    サラも繭をほうっておけず同行する。
    2年B組の面々は旧校舎で花子さんの足跡を見たそうだが、それは花子さんがでるとされる女子トイレ右から3番目ではなく2番目で途切れていらしい。
    一体何故だろうと推理する繭とサラ。
    やがて図書室で古いアルバムを発見した二人は、30年前に自殺したとされる少女の顔を確認。この子が花子さんではないかと疑惑を深める。
    廊下から響く湿った足音に反応し、花子とおぼしき霊を追いかけたサラたちは、女子トイレ右から2番目の個室に導かれて衝撃の真実を知る。
    表紙:ええっぱ (@eextupa0000)様
  • トウモロコシ畑でブギーマンが狙っている。

    父が営むトウモロコシ畑を今日も今日とて駆け回るおてんばサム。
    収穫期に訪れる出稼ぎ労働者たちとも仲良しだ。
    ある日サムが案山子の根元に埋めた宝箱を掘り返していると、口がきけない大男が現れた。
    過去の惨劇のショックで言葉を忘れた彼は、仲間内でサイレンス・ジョニー……だんまりジョニーと呼ばれている。
    サムはジョニーと大親友になるのだが……。
    (ホラー/ミステリー/短編)
    イラスト:mink(@mink_171219)様
  • あぐりってだれなの、おばあちゃん

    田舎に住む祖母に会いに来た小学生のあゆ。
    久しぶりに会ういとこの圭と遊んで楽しい夏休みを過ごすものの、祖母の留守中立ち入りを禁じられた屋敷の北側を探検した際、恐ろしい秘密を知る。
    箪笥の引き出しにしまわれた写真には見知らぬ少女が映り、「あぐり」の名が日記に記されていた……。
    ホラー短編。
    イラスト:キロジ(@Kiroji_0)
  • シリーズ30冊
    440616(税込)
    著者:
    赤川次郎
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    女子高生の神代エリカが通う女子高で起きた、残虐な殺人事件の真犯人を追って、吸血鬼の父娘が悪を斬る!

    女子高生の神代エリカ。高校生活最後の夏、エリカの通う女子高のテニス部員たちが、合宿中に喉を噛み切られたような傷を残し、失血状態で惨殺された。吸血鬼の仕業だ、という騒ぎの中、エリカは事件の解明に立ち上がる。実はエリカは「正統な」吸血鬼の父クロロックと人間の母の間に生まれた吸血族の一員なのだ……! 父と共に真相を追うが、犯人によってエリカの親友・みどりがさらわれて!?
  • ■収録作品私は負けたことがないウィズバイラス・インジュピター夢の中の少女ソシャゲ世界のやり直しだいたいゾンビのせい信じた手紙は花の香り素敵なお話いっぱい書いてね!〜小説家のあなたが“ファンな”あの子にご奉仕される〜カクヨム編【CV:五月あめ】
  • シリーズ10冊
    330(税込)

    引っ越し先は地元民から忌地と呼ばれる、以前からワケありの地?

    父の念願、一戸建ての住宅が完成し、引っ越してきた片倉一家。その一人娘のクミコ(匠美子)は、その新居に不審な気配を感じた。高台の住宅地だが、周囲には片倉家のほかにほとんど家はなく、交通機関も日に何本もないバスくらい。父はこれから発展していくというが……。クミコは転校した学校でクラスの世話役でオカルト好きなお珠さんと郷土史に強い塩崎先生から、片倉家の土地はが周辺から忌地と呼ばれる不浄の地だと知らされる。そして、クミコは母の奇行に始まり、クミコの前には外国人兄妹の腐乱死体幽霊を目撃。情緒欠乏症を自認するクミコは平然を装うが、さらに翌日、帰宅したところを前日の兄妹の幽霊に家には入るなと警告される。幽霊の言葉を無視したクミコだったが、なにかに憑かれた母に襲われる。
  • シリーズ3冊
    330(税込)
    著者:
    かさぎたすく
    レーベル: 桜洋出版
    出版社: 桜洋出版

    新時代の怪談集。

    とても残念なお知らせです。新しい時代が訪れても、恐怖は変わらず存在しておりました…。
    令和鬼談「青」を読みながら、呪詛と恐怖に満ちた一夜をおすごしください。
  • 殺人願望少年の初殺人。赤髭サンタクロースの正体。空腹で食べた物。ヘアサロンが半額の理由。寝言に話しかけたら……残酷エロティックモダンホラー短編小説集・五編集録。一・【殺意の塊】二・【赤髭のサンタクロース】三・【空腹】四・【黒い水玉模様】五・【寝言】
  • さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ))

    【書籍説明】

    すみません、そこのお方。お隣、失礼してもよろしいですか? ああ、どうも。

    この汽車はいつも混むのですよ。今日も座れないのかと、肩を落としていたところなんです。いやあ、助かりました。

    ……おや? あなた以前お会いしたことがありますね。こんな所で再会するとは奇遇ですな。

    以前お会いしたのも確か汽車の中でした。あの時あなたは、私のする話をたいそう面白そうに聞いてくれましたな。いやあ懐かしい。

    ……覚えておられませんか? いえいえ、謝るようなことではございませんよ。人とは忘れる生き物なのです。

    忘れた分、あなたは新たな出会いを経験されたということでしょう。素晴らしいことです。

    今日はどこまで行かれるのです? ほう、無量まで。無量というと、終点ですな。これまた長旅になりますな。

    かくいう私も、その手前まで行くのです。この汽車は亀よりも遅いから、それはそれは長い時間が掛かりますよ。

    しかしあなたは運がいい。私がいれば退屈などさせません。時間は十分にあるのです。以前のように、面白い話をたくさんお聞かせいたしましょう。

    おや、そろそろ発車するようですよ? まもなく扉が閉まるでしょう。もう未練はありませんか?

    【目次】
    十勝―極上間
    酒豪―京間
    大京―賞間
    大賞―無量間


    【著者紹介】
    壇希(ダンキ)
    関西在住のオカルトライター
    怪談、伝承、妖怪話など、あらゆるオカルトな話題を収集中
  • シリーズ10冊
    440638(税込)
    著者:
    赤川次郎
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    大手観光バス会社をリストラされ、超弱小「すずめバス」にガイドとして再就職した町田藍。初仕事はなんと“本物の幽霊を観に行く”怪奇ツアー。実は藍は霊感体質。ガイドを担当したツアーで目的地の寺に見事に(?)幽霊が出たため、〈すずめバス〉の怪奇ツアーは大人気! 藍は毎晩とんでもない謎と怪奇に挑戦することに…。“霊感バスガイド”が大活躍する異色シリーズ第1弾。表題作ほか全五篇を収録。
  • 内部告発と国際的な陰謀、それらに共通するものは何なのか?

    平岡は正体不明の内部告発者による内部告発について調べていた。 そんな時、同じ系統の調査をしていた知り合いの嶋田から呼び出される。 嶋田の知り合いの安永という男もこの種の件を調べていたというのだが、死んでしまったという。 そして安永が調べていた事を調べていた嶋田も死んで……。
  • 330(税込)
    著者:
    深川夏眠
    レーベル: 深川夏眠
    出版社: 深川夏眠

    春夏秋冬、四季折々の小さくて少し不気味な物語。タイトル calendario はイタリア語でカレンダー(暦)のこと。旅と食事と、ほんの少しの血の匂い……。

    ネットで公開中のショートショートから季節感のある作品をピックアップした『からんどりえ』その後。書き下ろしを加えての電子書籍化、全16編。
  • 220(税込)

    美しい人妻の静子は大江春泥からつけ狙われる。決して姿を現さない春泥。そして静子の夫がついに犠牲になる。恐れ慄く若く美しい人妻。緻密な犯行に思えたが、手がかりから推理を組み立て、やがて追い詰める。果たして淫獣を暴くことはできるのか。江戸川乱歩の代表作のひとつ「淫獣」。人嫌いの征木愛造であったが、美人女優の木下芙蓉に憧れていた。しかし芙蓉は友人の恋人であった。横恋慕した征木は芙蓉を殺してしまう。死体を愛する征木。しかしやがて遺骸はだんだん朽ちてゆく。おぞましい死体愛好者となった征木は……。「蟲」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 命と孤独のオリジナル短編集

    「貴方にしか殺せないのです、らいらいぼうは」売れない作家を頼ったその人物は、聞いたこともない恐怖の存在に怯え切っていた――。心を飲み込む恐れと愛を描く作家の手記「らいらいぼうの殺し方」、生前に付き合いの無い者を弔う教師と子の物語「見知らぬ彼への弔辞」、死を控えた姉の緊張感あふれる独白「似ている花の落ちようは」、物盗りと人形師の出会いを描く表題作「ひだまりの人形師」ほか、書き下ろし「無援の影法師」を含むweb掲載作品全二十編を収録。切なく温かい作品を厳選した命と孤独のオリジナル短編集。
  • 銀行融資の総量規制、貸し渋り、粉飾決算、一部上場企業の倒産、左遷、転落…。バブル崩壊の嵐の中で、翻弄される銀行員。銀行員同士のライバル意識が殺人事件を生み、犯人には、さらなる悲劇が…。

    ◆◆元銀行員が書いた、銀行を舞台にしたホラーミステリー◆◆
     今を時めく「半沢直樹」シリーズの後追い本と思われがちですが、本作は、銀行ミステリーの大家・池井戸潤氏や江上剛氏がデビューする前に書かれました。
     銀行現場のリアルすぎる描写と、主人公の露悪的なキャラクターから、作者が20年以上封印してきた作品です。処女作でありながら、小説推理新人賞の2次選考通過作でもあります。
     今回の出版に際して、ミステリーとしての矛盾点を正し、専門的な内容をわかりやすくするなど、大幅な加筆・修正を行いました。
     舞台は、バブル崩壊前後の日本橋兜町。主人公の池崎は、地方銀行の兜町支店に勤める融資担当の中堅行員です。
     彼は、優良取引先の社長令嬢をめぐり、都市銀行のエリート銀行員と恋の鞘当てを演じていました。
     ある日、融資窓口に、中小企業の経営者が現れます。社長とは思えない姿や物腰に池崎は驚き、一度は融資を断ろうとしました。しかし、その経営者との取引には、ライバル銀行員に勝つことができる大きな魅力があったのです。
      バブル崩壊前後に、日本橋兜町周辺で融資を担当していた作者だから書けるリアルな描写。
     「半沢直樹シリーズ」の対極をなす、救いようのないラストのどんでん返し!
     賛否両論必至の問題作です。
    著者プロフィール
    永嶋 信晴 [ナガシマ ノブハル]
     東京生まれ。早稲田大学および日本大学卒業。地方銀行に約10年間勤務した後、各種業務代行会社を設立し独立。ライターとして、ビジネス書や家庭医学・福祉書、旅行ガイドブックなど多方面の書籍を執筆。銀行関連の著作やコラムなども数多く手がける。
     2013年のテレビドラマ「半沢直樹」放映の際は、週刊誌の記事に、元銀行員の立場から情報を提供。
     2018年、池井戸潤氏原作の映画「空飛ぶタイヤ」では、パンフレットのコラムを担当した。
  • 299(税込)
    著者:
    山本清流
    レーベル: 山本清流
    出版社: 山本清流

    【女子中学生×サイコパス】※覚悟なしで読んではいけない

    【冒頭】
      関係各所の皆さまへ。
     X県にて中学校教員をしております笹沢高志と申します。
     このたびのX県立H中学校の女子生徒の自殺事件に関しまして、ネット上ではむやみやたらと憶測が飛びかい、その勢いはマスメディアにも及んでいるところであります。
     わたくしの勤める中学校にも、通勤ルートにも、散歩に出かける公園にも、はては自宅にまで、週刊誌やテレビ局の記者が駆けつけるような騒ぎとなりました。
     たいへん息苦しい生活を送っております。
     わたくしだけならまだしも、わたくしの妻や子供にまで、その苦痛は伝播しているところです。
     教育者であるわたくしといたしましても、今回の悲惨な自殺事件につきまして無言を決めこむことはできません。
     わたくし個人としての見解を、学校を通さずに、ここに公開することにいたしますので、その方はご理解いただきたいと願うばかりです。
     さて、早速、本題に入ることにいたします。
     皆さまも周知の通り、七月二日の午後三時ごろ、X県立H中学校のある女子生徒が濁流の河川にその身を投げました。
     それから三時間後、午後六時ごろに、その河川の下流から彼女の身体が遺体となって発見されました。
      水死でした。
     その後の警察の調査により、女子生徒の自宅から彼女の筆跡による遺書が見つかり、その遺書の中で、わたくしの実名が記載されておりました。
     そのことがわたくしの許可もなく、先走って報道されることになった次第です。
     その遺書の内容というのが、六月末、公開授業でH中を訪れていたわたくし、『笹沢』とのネームプレートを下げた教師に対して、『助けて』と記載のある紙切れを手渡したというものであります。
     遺書の中では、詳しく事情を聞いてほしかった、しかし、その教師は無視して、そのことを学校側に告げ口し、学校側からは叱責されることになった、と続けておりました。
     その内容だけを見ると、まるでわたくしが女子生徒のSOSを踏みにじったかのように思われるかもしれません。
     そのことについて訂正させていただきます。
  • 299(税込)
    著者:
    山本清流
    レーベル: 山本清流
    出版社: 山本清流

    【驚天動地のどんでん返し】三百の死体がある館で、いったい、なにが……。

    【冒頭】
     ヘリコプターが車体の一メートル上方にべったりとくっついて付けまわしているかのように感じられるほど、激しい雨だ。バタバタと耳に痛い騒音を出し、車体をあらゆる方向から圧しつぶそうとしているようである。この頑丈なはずの鉄塊をここまで頼りなく思ったことはない。車体は、強風によって右往左往し、危うく木々に激突しそうになるのをこらえながら、なんとか前へ前へと進んでいる。どこかで釘でも踏んだのか、右前のタイヤに異常があるらしく、車体はそれ自身でガタガタと盛大に揺れていた。
    「まだか?」
     剛田は、激しい揺れに耐えるようにシートベルトを強くつかみ、助手席から運転席に声を飛ばした。
    「え、なんですって?」
     運転席に座る神林は、大声で応じて、聞き取りづらかったように左耳を傾けてくる。もともと耳の遠い男だったが、彼のせいというよりは、車体に弾ける雨の轟音で車内がパチンコ店よりも騒々しくなっているせいだろう。自分の言い方を失礼だと恥じたのか、「すみません。もう一度、お願いします」と言いなおした。
    「まだか、って言ったんだ」
    「ま……ってあの、なんですって?」
     ゆとり教育の弊害か、神林には、学習能力が乏しいところがある。彼は、言い滑った生意気な言葉を訂正するように「あの、雨音が」と付言した。
    「まだかかりそうなのか、ってんだよ」
    「あ、あの、ちょっと聞きとれないです」
     申し訳なさそうに目尻を垂らした細面で、こちらに顎を突きだし、ぺこりと頭を下げる。雨粒の数々が車体を襲う音のせいで、助手席と運転席の距離でも満足に会話が成立しない。おそらく、それを重々承知で、すべての非はこの自分にありますとでも言いたげなその顔で剛田の苛立ちを丸く収めようとしているのだろうが、この危険な運転の最中にフロントガラスから目を離すバカがあるか。
    「もう、いい。運転に専念しろ」
     剛田は、毛深くて太い人差し指をフロントガラスに向けた。神林は、またもや、ぺこりと頭を下げ、ハンドルにしがみつくようにして前方に目を凝らした。
  • 幽と霊の物語・4編の短編集。
    留守の時、誰かが侵入している部屋。清掃の求人募集で働いたら…。Hをしている時だけ、相手の背後に憑いている霊が視える人。あの日、私は、新しい店で…。

    一・【侵入者】
    二・【求人募集】
    三・【視える人】
    四・【あの日、私は】
  • 440(税込)
    著者:
    館山緑
    イラスト:
    なきくに
    レーベル: granat
    出版社: granat

    暗がりを浸し流れるわたしの血だけが惨劇の海への道標だった

    平凡な四人家族が惨殺される事件。十二歳の誕生日に起こった『最初の事件』でただ一人残った少女、万里はそれ以前の過去を全て失っていた。
    犯人が万里の体に刻んだ逆三角形の印。悪夢を見るたび、塞がったはずの傷から血が流れる。
    少女が養親の家で穏やかな日常を取り戻した頃、『マリ事件』と呼ばれた四人家族の連続殺人が起こり始め、その現場には必ず万里へのメッセージが残されていた。あの夜に起こったことは何か、自分が失ったものは何なのか。万里が失ったあの夏の夜の欠落を埋められる日は訪れるのか──
    痛みを抱える少女のための青春サスペンスホラー。
  • シリーズ14冊
    198528(税込)
    著者:
    かさぎたすく
    レーベル: 桜洋出版
    出版社: 桜洋出版

    すぐコワい怪談。

    日常のすきまにねじ込む怪談集です。
  • シリーズ17冊
    219(税込)

    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度)

    【書籍説明】

    運動とは無縁だった男が、周囲に導かれてランニングを始める。しかし、それは大きな喪失と引き換えにしたものだった。走ることから始まる奇跡の物語。

    【目次】
    プロローグ
    疾走
    哀願
    他力
    青空
    蹉跌
    憧憬
    大人
    熱情
    狂気
    夢想
    エピローグ


    【著者紹介】
    佐藤 翔優(サトウショウユウ)
    何の変哲もない、一介のサラリーマンです。
    … 以上まえがきより抜粋
  • シリーズ4冊
    219(税込)

    さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の40ページ程度)

    【書籍説明】

    大学生のなな子と真子は学生最後の夏休みを楽しむため、大好きなバンドが出演する夏の音楽フェスティバルを見に行く。

    しかし本番中に事故が!

    その事故をきっかけに、ふたりは不思議な体験を強いられることになる。

    はたしてこの現象の意味、目的とは……?


    【目次】
    夏の恋
    ひと夏の恋にしたくない
    夏をもう一度
    真実の夏
    夏の終わり、そして……


    【著者紹介】
    天音(ソラ)
    お酒と甘いお菓子が大好き
    … 以上まえがきより抜粋
  • 卒業間近のさゆみは、同じ夢の続きを何度も見る。現実でも、夢の中の男の声が聞こえ、見られている気がする…。

    一・【プロローグ】
    二・【はじまり】
    三・【誕生】
    四・【絆】
    五・【秘密】
    六・【放課後】
    七・【リハーサル】
    八・【コンサート】
    九・【真実の夢】
    十・【卒業式】
    十一・【ステージ】
  • シリーズ2冊
    275(税込)
    著:
    桜田靖
    レーベル: ――

    商社マンから予備校講師への半生を終えた中尾は、学生時代のサークル仲間を訪ねてパリ観光をした。日本映画の斜陽に嫌気した佐竹は渡仏しパリの独立プロでしがないドサ回り暮し、想い人だった清子は佐竹と別れ、シャンソン酒場オーナーと結ばれていた。清子と再会し気兼ねなくモンマルトル観光を一緒したが別れの辛さに涙がこぼれた。翌日、カタコンブの骸骨壁を見物し公園で憩って物乞いのピエールと知り合ったら同じ温泉町別府がルーツと判ったが、彼は正体不明の幽鬼のようだった。
  • 怖くて面白い、怪奇小説、ホラー短編集。六人の作家による怖い話。それぞれ趣向の違う恐怖を味わってください。絶体絶命のピンチ。不幸にも最後まで生き残ってしまったあなたは最悪です。誰よりも恐怖を味わうことになるからです。こんなことならいっそあの時……と思ってももう遅いのです。迷いが生じたら最後、巧妙にそれは心の弱いところを突いてきます。ほんのちっぽけなもやもやが徐々に広がり、やがて恐怖が全てを覆ってしまいます。ならばどうするか。すべてを受け入れましょう。そうです、あなたは弱い人間なのだから。最後の派遣「佐和島ゆら」館山さんの綺麗な姉妹「有栖川飴璃」二つの穴「烏丸飛鳥」願いが叶う杖「ロシアスキー」住処「松元千春」公園の中の廃病院「朧塚」
  • シリーズ8冊
    2201,100(税込)
    柳広司
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    広く世に知られた「怪談」を、柳広司が現代のミステリーとして描き直した異色の傑作!

    驚き、震えよ! 鮮やかな論理と、その論理から溢れ滲み出す怪異。小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの『怪談』に、柳広司が挑んだ! 「雪おんな」「ろくろ首」「むじな」「食人鬼」「鏡と鐘」「耳なし芳一」――。“謎”と“恐怖”が奇跡的に融合し、名著が現代に甦る! 柳広司だからこそ書き得た、異色のミステリー。
  • 警備会社の経理課に勤める倉田は、別れ話のもつれから、恋人の未央香を殺害してしまう。
    遺体を処分するために体をバラバラに切断して、頭部、胴体、両腕、両脚の4つの部位に分けて山中に埋めたのだが……。
    惨殺された者の恨みと憎しみは、不可解な現象となって次々と倉田に襲いかかる。
    そしてついには、膨大な負のエネルギーを糧として彼女は復活を遂げるが、傷ついた眼球だけは思うように機能することはなかった。
    自分の体に適合する眼球を求めて、彼女は街をさ迷い始める。
    風祭忍&栞が活躍する初のホラー作品。眼球を求める死者の魔の手は、2人にも向けられ……。
  • シェアハウスに学生6人が暮らした。リーダー格の雷光が他のメンバーを趣味の神秘現象研究会に引き入れた。自分が怪談を披露し、皆にも強要したが全てフェイクのお粗末さ。
    五月の連休に富豪の子の核太がスポンサーになって、故郷の信濃にバスハイクした。一晩目は核太の屋敷、翌日は戸隠で奇譚を聞き、核太の父の計らいの姨捨の古寺の本堂に泊まった。
    夜中に迷度は童子の卒塔婆を拝み核太と陽奈は無縁塚を拝むのを雷光が見たが、本人達は否定し、雄太は雷光一人が外に出たと証言した。
  • K化学薬細菌研究所の爆発と山火事により、ウィルスが流れ出し住民に感染した。感染者は、左目が左廻りに、右目が右廻りに、グルグルと動きだす。そして、家族と人々を喰らい始めた…。
    ゾンビ・エロティック・サバイバルホラー(連作短編集)。

    一・【プロローグ】
    二・【ゾンビアイドル】
    三・【団地】
    四・【緊急特別放送】
    五・【アウトブレイク】
    六・【生存本能】
    七・【最高の死に方】
  • ゴシックホラー、怪奇小説。酒乱によりかわいがっていた黒猫の片目をナイフでえぐり取り、その後木から吊してしまう。その後反省しそっくりな猫を飼い始めるのだが、段々狂気に追い詰めらていく……最後は戦慄の恐怖。「黒猫」「アッシャー家の崩壊」「早すぎる埋葬」三話収録。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • シリーズ3冊
    330(税込)

    「あそこの家には何か大きな祟りがある」幻想と怪奇。人間の醜悪さや怨念を描き出す田中貢太郎の作品集。「藍瓶」「藍微塵の衣服」「赤い花」「赤い土の壺」「青い紐」「あかんぼの首」「尼になった老婆」「雨夜草紙」「雨夜続志」「雨夜詞」の十話を収録。読みやすくするため現代の言葉に近づけました。
  • シリーズ6冊
    110220(税込)

    【モーリス・ルヴェル】日本の多くの作家に影響を与えた。フランスのポオと呼ばれた鬼才。恐怖と残酷の短編集。一度読んだら病みつきになること請け合い。容赦ない結末に驚愕。一巻には「或る精神異常者」「幻想」「犬小屋」「孤独」「誰?」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 440(税込)
    著:
    葛西竜哉
    イラスト:
    江戸川エドガワ
    レーベル: ――

    携帯依存症の高校生、今治美奈都。
    ある日突然、美奈都のスマホに「生贄投票」という画面が表示された。
    そこにはクラスメイト全員の名前が並び、誰か一人に投票しなければならないという。
    悩んだ末に美奈都は環奈に投票する。それは想像を絶する惨劇の始まりだった。
    騙し合い、裏切り、殺し合うクラスメイトたち。
    『あのこと』があってから、美奈都たちのクラスはどのクラスよりも強い絆で結ばれていたはずなのに……。

    大人気コミック「生贄投票」原案小説、電子限定で刊行。人間の醜さを暴くデスゲームノベル!
  • 440(税込)
    著:
    水谷健吾
    イラスト:
    イナベカズ
    レーベル: ――

    その日、人類は「食糧」となった。

    巨大な異形の生物群が来襲した。
    自分たちを「新人類」と呼ぶその生物に捕らえられたナツネと山引は、絶望的な光景を目にする。
    新人類は、人間を捕獲、調理し、食べる。まるで人類が家畜にしてきたように無造作に。
    ナツネは愛する者を守るため、山引は自分の好奇心を満たすために、ある決断をする――。

    生き物は「奪われる」ことに敏感だ。しかし「奪う」ことにはあまりに鈍感である。

    大人気コミック「食糧人類-Starving Anonymous-」原案小説、電子限定で刊行。
  • 合瀬順一は故郷を棄て上京したが、仕事はタコ部屋で土木作業員、逃げて今田健三の偽名で神田の大食堂で働いた。
    還暦が近づき老いた二親が心配になった。
    少年時代の先輩に様子を探ると、早く帰省しろと叱られた。
    母親は間借りしていた辻坊主と間男し、逆上した父親が二人を斬り殺し、自分も首吊りの猟奇事件の舞台と化していた。
    村の衆は集会に順一を呼び出し親不孝者と罵詈雑言を浴びせた。
    順一は自暴自棄、少年時代のマドンナの面影と弟の亡霊を追って白い花の中へ身を投げた。
  • シリーズ2冊
    330880(税込)

    木深い山々に囲まれた守寄市。夏休みを目前にひかえた守高茶道部の面々は、いつものようにグダグダでウダウダな日常を過ごしていた。そんなとき、インターネット上で人気の占い師「ミヨセ様」は、茶道部の幽霊部員「明星桃乃(みよせももの)」ではないかという噂を耳にする。夏休みのプリントを届けるため、ほとんど遊び半分で彼女の家を訪ねることになった茶道部一行だが、そこで待ち受けていたモノは……。友野朔が送る、摩訶不思議妖怪退治ミステリ第三弾。
  • 塔子をかばって車にはねられたのは、少し風変わりな《解呪師》四ノ宮沙門だった。呪いを肩代わりする能力を持つ沙門は、塔子にかけられた呪いを我が身に引き受け、呪いの根源を断つため調査に乗り出すが……。運動神経が鈍くて血が苦手な沙門は、呪いのせいで死にかけたり、なんでもないことで貧血を起こしたりと、見るからに頼りない。依頼人だったはずの塔子が、いつのまにかお守り役に?はたして2人は、無事に呪いを解くことができるのか……!?
  • 429(税込)
    著者:
    篠田節子
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    【第3回小説すばる新人賞受賞作】レーザーディスクのように輝く絹織物――偶然、不思議な糸を吐く野蚕を発見した長谷康貴は、その魅力に憑かれ、バイオ・テクノロジー技術者・有田芳乃の協力で、蚕を繁殖させようとする。事業は成功したように見えたが、意外なパニックがまき起こる……ミステリータッチの本格SF。
  • 空に浮かんでいるのは、血の色に染まった真っ赤な月だった。これは“あいつ”の目で、空から獲物を捜しているのだ。僕と恋人の枝折は温泉旅行に向かった先で、暴走車にはね飛ばされて意識を失った。次に目が覚めると、そこは見たこともない異質な空間で、現実の世界とはかけ離れた不思議な街並みが広がっていた。赤く染まった月が支配する世界の中で、僕たちの目の前に“あいつ”が現れる。枝折の命を守るため、僕は意を決して“あいつ”と戦うが……。
  • 私はここが嫌いだ。ここには、姉がいる。姉に会ったことはない。あたりまえだ。そもそも、私に姉はいない。しかし、この家に来ると、いつも感じる。姉は、私がこの家に来るのをじっと待っていたと。「みなと~。やっと二人で、遊べるね~」私に残された逃げ道は、ひとつしかない。避けてきた廊下の奥だ。姉は、すぐそこまで来ている。逃げなくては。──姉に捕まる前に!私は身をひるがえし、走りだす。決して行きたくなかった、闇の奥へと。
  • 330(税込)
    著:
    みんと
    レーベル: ――

    高校生が失踪する事件が相次いでいた。涼介は人が立ち寄らない校舎の男子トイレで、奇妙な穴を見つけるが……。
    怖いけど、どうしても先が知りたくなる、新感覚ミステリーホラー。
    その穴を覗いたあなたは、もう生きては戻れません……。
    ●著者プロフィール●
    みんと(みんと)
    関西在住。恋愛小説を中心に執筆。他著書に「胸キュン☆おっぱいパニック」「白バイ警官にエッチなお願い」「秘密の試着室」「契約してちょ~だいっ!!」「温泉ガールはエッチが大好き☆」や、文芸小説「父の肖像」などがある。
  • 330(税込)
    著:
    マイマイ
    レーベル: ――

    中学時代にいじめた女の子から呪いをかけられた6人。身の回りで次々に異変が起こる。呪いを解く方法はただ一つ……誰かを殺すこと。果たして生き残るのは?●著者プロフィール●マイマイ関西在住。中学校の教師、塾教室長を経てフリーのライターに。女性を主人公にした官能系、恋愛系の小説を手掛ける。男女のからみの描写で読者のイメージを掻き立てるのが得意。著書に「禁じられても愛しくて」「恋愛迷路で危険な香り」「濡れちゃう秘密のアルバイト」「特命OL暴かれた秘蜜」「淫欲の鎖に繋がれて」「淫獄に堕ちた女たち」などがある。
  • 220(税込)
    著:
    聖神吾
    レーベル: ――

    図書館で司書として働く理子は、ある日、夫から信じられないような話を聞かされた。自分たちの住むマンションの一室で、二年ほど前に無理心中があったらしく、母親が小学生の娘を刺し殺して、自分も電車に飛び込んで自殺したそうだ。何号室で起きた事件なのか、そこまでは夫も知らないと言う。無理心中の事件を色々と調べている最中、今度はマンションの近所で「通り魔」事件が発生した。被害者は小学生の女の子で、刃物を持った三十代の女性に切りつけられたらしい。現在も犯人は逃走を続けており、警察は厳戒態勢を敷いて捜索を行っている。そんな中、理子は買い物に出かけようと、「通り魔」の存在に脅えながら一人エレベーターに……。
  • 訪れた土地で突然の猛吹雪に見舞われ、見つけた洋館に助けを求めたユメノさん。サクヤと名乗る美貌の男性に招き入れられ足を踏み入れると、ユメノさん同様雪で立ち往生した三人の先客がいた。サクヤは四人に、洋館の主人だった老婆イビセラ・ルテアの遺産をかけたゲームをもちかける。ルテアは四人が来る直前に、首を吊って自殺したという。ユメノさんは乗り気な三人とともに渋々ゲームに参加することになるが、ゲームの鍵を手にしたことにより、次々と参加者の男性たちに襲われることになってしまい…。密室の中で繰り広げられる残酷なゲーム。そしてイビセラ・ルテア、サクヤの本当の正体とは?
  • 韮崎いずみは窓も扉もない部屋にいた。ゆうべ以前のことがなにひとつ思いだせない。部屋の円柱から娘が下半身を埋められているのに気づく。死体の娘だった。過去と現実を知りたくていずみは娘とむきあう。だが娘にも身元をあきらかにするものがない。いずみは娘の埋まる円柱をほりだす。ほりだした下からでてきたものはまたべつの死体の娘だった。この部屋は何のためにあるのか……
  • 飯富(おぶ)裕子は、人材派遣会社の営業事務を担当して多忙な毎日をおくっていた。ある日の帰り道、虫をたたく坊やとはちあわせして「おとなのおじちゃんにおそわった」と告げられた。その後に、裕子の学生時代の悪友=羽柴詩穂にもちかけられた合コンに出る途中で愚連隊にからまれるが、運よく西城と名乗る男にすくわれる。じつは西城も合コン出席者のひとりだった。そのままドライブにでた裕子は西城の別面をしらされることになる……
  • 385(税込)
    著:
    志茂田景樹
    レーベル: ――

    日本最大級の“あの”宗教団体の内幕を暴露!

     むりやり連れていかれた新興宗教団体の集会で、壇上の会長は中学一年のわたしに「いつか信心することになる」と予言し、哄笑した。十年の後、まさにわたしは巨大な組織の中にいた。が、数年の激しい活動の末、わたしを捉えたのは大きな疑惑であった。傷つき絶望して、わたしはそこを去った……。

     そのあまりに過激な内容のために長らく絶版、古書店ではプレミア価格がついていた、幻の作品『折伏鬼(シャクブクキ)』がついに電子書籍となって復刻!
     本書では、ある宗教団体に題材をした中篇小説「折伏鬼」を収録。主な固有名詞は変名となっている(山口利三郎、多田皓聖、河田大介、石原敏夫、中島晃助、聖護道会、聖道新聞、暁出版、前進党、小説・生命哲学など)。
     直木賞作家の自伝的青春小説。

    ●志茂田景樹(しもだ・かげき)
    静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第二七回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第八三回直木賞を受賞。
  • 暴走する宗教団体を見つめる、主人公の思いは…

     そのあまりに過激な内容のために長らく絶版、古書店ではプレミア価格がついていた、幻の作品『折伏鬼(シャクブクキ)』。本書では、そこに収録されていた中篇「虚構の覇者」「会長の野望」を収録。

    ・「虚構の覇者」
     聖護道会が国立競技場で催す“新世紀の祭典”まで、あと一週間ほどだった。このセレモニー的要素の濃い大体育ショーに懸ける、会のとりわけ男女青年部の意気ごみには、まさに鬼気せまるものが感じられる。それは例年の体育祭とはちがう、ある思惑が働いているからだった……。

    ・「会長の野望」
     聖護道会の動静のなかでも、わたしは河田大介のそれに、執拗すぎるほどの関心を寄せて注目していた。というのは、わたしが脱会を決意するにいたった動機の大部分は、河田大介個人に対する不信の念で占められていたからで、それもただ単に不信の念というだけではかたづけることのできない底深いものであり、大げさに言えば河田を謗法者としてとらえていたのである……。

     ある宗教団体に題材をしており、主な固有名詞は変名となっている(山口利三郎、多田皓聖、河田大介、石原敏夫、中島晃助、聖護道会、聖道新聞、暁出版、前進党、小説・生命哲学など)。
     直木賞作家の自伝的青春小説。
     また、巻末には、新たに執筆した著者入魂の「あとがき」が収録されており、こちらにも注目したい。

    ●志茂田景樹(しもだ・かげき)
    静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第二七回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第八三回直木賞を受賞。
  • 何者かが自分の名前を語って女を弄び、商品を次々と購入している。それが昔の同級生の仕業ではないかと考えた俺は…。『見知らぬ友人』/二学期が始まる朝。いつもと違う通学路で登校した小学四年生の僕は、教室で不思議な少年に出会い…。『新しい友達』/楽しみにしていた久しぶりの授業。だが雄介は違和感を覚え…。『最後の授業』/親友の言動がどことなくおかしい。俺はその理由を聞き出すが…。『背中あわせの友人』/ゾクりとするけれど、懐かしい香りがする4編を収録。
  • シリーズ6冊
    419838(税込)
    著者:
    柄刀一
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    「10円玉を持っていないか」謎の言葉を言い残し、クラブ経営者が殺された。彼には麻薬取引の疑惑が…。この不思議な事件に挑戦するのは、小笠原諸島から初めて都会にやって来た天地龍之介!IQ190の頭脳とちょっとズレた感性で解決する、痛快名推理集!
  • 440(税込)
    著者:
    乙一
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく――。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄弟の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか? 死体をどこへ隠せばいいのか? 恐るべき子供たちを描き、斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、早熟な才能・乙一のデビュー作品。
  • 440(税込)
    著者:
    乙一
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    とある町で行き倒れそうになっていた謎の青年・夜木。彼は顔中に包帯を巻き、素顔を決して見せなかったが、助けてくれた純朴な少女・杏子とだけは心を通わせるようになる。しかし、そんな夜木を凶暴な事件が襲い、ついにその呪われた素顔を暴かれる時が…。表題作ほか、学校のトイレの落書きが引き起こす恐怖を描く「A MASKED BALL」を収録。
  • 深夜、ロンドンの街角でエンフィールド青年は奇怪な光景を目撃する。十字路で少女を平然と踏みつけ、高名な医師ジキル博士の屋敷に悠々と入っていく異様な男ハイド。彼は何者か? アタスン弁護士の疑念を裏付けるように、続いて殺人事件が……。『フランケンシュタイン』『吸血鬼ドラキュラ』と並び称されるホラーの古典的名作、新訳決定版。ミュージカル『ジキル&ハイド』原作。
  • 三十二歳の独身巡査部長桜川美月は、ブログで殺人事件の予知夢と思われる記事を発見した。そのブログが更新されると、また新たな殺人が起こり連続殺人事件に発展する。浮かび上がるブロガーと被害者、そして過去の自殺事件との共通点。非科学的現象を否定しない桜川美月は事件の鍵が予知夢だと信じ、年下のイケメン相棒、黒谷優哉を引き連れ捜査に乗り出す!
  • 世にも奇妙な名作が、現代に蘇る! 作家は依頼を受けた怪奇小説を書こうとするがなかなか筆が進まず、ふと出かけた先で見たのは30年前に死んだ従姉そっくりの女で…。少年期の記憶の混乱から始まる幻想怪奇の世界。

    「第一章では、私はなにを書くか、迷いに迷って、題名もつけられない」――長編怪奇小説の執筆依頼を受けた作家だったが、原稿は遅々として進まない。あれこれとプロットを案じながら街をさまようが、そこで見かけたのは30年前に死んだ従姉にそっくりの女だった。謎めいた女の正体を追ううちに、作家は悪夢のような迷宮世界へと入り込んでいく…。奇想にあふれた怪奇小説の傑作が現代に蘇る。
  • シリーズ2冊
    385440(税込)
    著者:
    乙一
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    ジャンル分け不能、天才・乙一の傑作短編集。双子の姉妹なのになぜか姉のヨーコだけが母から虐待され――(「カザリとヨーコ」)など。話題の短編集を2冊にわけて文庫化。「1」には映画化された5編をセレクト。

    何なんだこれは! 天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集が「1」、「2」に分かれて、ついに文庫化。双子の姉妹なのになぜか姉のヨーコだけが母から虐待され――(「カザリとヨーコ」)。謎の犯人に拉致監禁された姉と弟がとった脱出のための手段とは?――(「SEVEN ROOMS」)など5編をセレクト。
  • 440(税込)
    著者:
    赤川次郎
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    完全犯罪を約束する検出不可能な毒薬が人から人へ…。オムニバス長編ミステリー。

    わずか一滴で致死量に達し、しかも検出不可能という完全犯罪を約束する毒の小ビン。愛人をうとましく思う週刊誌記者から刑事、女性タレント、首相暗殺を企てる過激派へと“毒”は人々の手を転々とする。人々の心の深奥に潜む殺意を横糸に、軽妙な恋のかけひきを縦糸にからませたオムニバス長編ミステリー。

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