『マンガ(漫画)、男性向け、エンペラーズコミックス、401円~500円』の電子書籍一覧
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2006年5月に「五百羅漢」のタイトルで発表されていた小山田いく短編集を今回は3冊に分けて配信。
第1巻は表題作品「五百羅漢」の他短編4作品を収録しました。
「五百羅漢」…雑誌「野仏」の専属ライターとして石仏を取材して歩く数巳(かずみ)と恋人の美津子(みつこ)は2人で美津子の実家を訪れる。
それは村にある五百羅漢を訪れるためだったが、村ではこの場所は立ち入り禁止という暗黙の了解があった。
五百羅漢を訪れてからいつもと違う暗い雰囲気を漂わす美津子と数巳を見て亡き従弟、純生(すみお)の名前を呼ぶ美津子の兄に違和感を覚える数巳。
やがて数巳は美津子に隠された秘密を知る事となるが、その時彼を不可解な現象が襲う…。
その他、訪れる人もいない山荘を守り続ける老人とそこを訪れた一人の女性。老人はやがて女性に山を愛し、山を描き続けた一人の男について語り始める…「山荘夜話」、薄幸の少女、災子は交通事故で命を落とすがひょんな事から妖怪「猫又」になり?!の「災子 猫又ね!」」、とある中学校の庭にある卒業記念の桜とそれを守り続ける教師、朝森(あさもり)。植物を愛する少女、春水(はるみ)は朝森との触れ合いを通してその桜に寄せた人々の想いを知る…「記念樹」、あとわずかで定年を迎える刑事、岩佐の元に配属されてきた新人刑事、栗林奈美。彼女は岩佐が心残りという事件を再捜査するよう、彼に力をかすが、その裏には彼女の隠された秘密があった…「風舞人」。
今回の配信にあたり、特別に録り下ろした『すくらっぷ・ブック』の登場人物・桜井光代のモデル・光代さんのインタビューを掲載しています。 -
好きな言葉は「勝利」、嫌いな言葉は「努力」。
自称天才ボクサーの「宮島ムサシ」は周りに期待されているのだが試合になると何故か勝てない。
試合に負けた帰り道、むしゃくしゃして木にパンチを浴びせると…羽根の生えた美少女が降ってきた。
なんと彼女は生まれて一度も幸せに微笑んだことのない、泣いてばかりの「勝利の女神」であった。
「誰かに勝利を与え、笑えないと天界に帰れない!」という彼女に宮島は「勝利を捧げる!」と宣言するが、果たして「勝利の女神」を心から微笑ませることができるのであろうか!?
週刊少年ジャンプで人気を博した「Merry Wind」の元となる新進気鋭作家・南山本春のデビュー作「南風からから」にコミックス未収録作品3本を加えた珠玉青春短編読み切りをスペシャル大容量でお届け! -
最大の問題作!
商業誌仕事の傍らコツコツ描き続け完成まで十年を費やしたと言う。
たかだか32枚の作品であるがその描き込みは凄まじい!
技術も更にアップしている。点描はエロチックな夢の世界を脱却して在らぬ世界の生き物として""存在""している。
副題≪蒼い蝙蝠の顛末記≫とあるように化け物は恐れられる。
ダヴィンチ描くところのマドンナをモデルにした人物が素晴らしい。
彼は男でもなければ女でもない存在として獣欲的、快楽的、神秘的異教徒とさえ見える。
山の岩よりも年を経た存在で吸血鬼のように何度も墓に眠っては又、蒼い月の下に現れる蝙蝠なのである。
無~有~無、人は変遷を繰り返す。
故にどちらでも無いものは夢幻と成って彷徨う。
形は無いが存在し、現象として消え失せる…ここに浮かび上がるのが音楽である。
本書はCDブックとして出版され裏表紙は「Onna」(オンナ)となっている。Onnaとは宮西のバンド名である。Onnaは83年にEPをリリースし二年足らずで活動停止する。CDにはEPの二曲に未発表を加えた三曲が収録されている(電子書籍には音源未収録)。
テクニックの頂点を極めたかにみえた作者が次に送り出したのがこの『マイラ』だ。
恐るべき点と線は、命有るもののように増殖進化している。
ここに""美し過ぎる化物""は誕生した! -
昭和の時代、上野駅は北の国から東京へ来る人々たちの玄関だった。
多くの人々が夢を追い、この駅へ降り立った。
そんな上野駅横で昭和3年に創業した大衆食堂「衆楽苑」。
創業以来、たくさんの人に愛され続けているのは、和・洋・中、なんでも美味しいメニューを揃えていることもさることながら、そこに働く人の温かさにもあるようだ。
今日も人々は様々な想いを胸に衆楽苑を訪れる…。
夢を追い、東京へ出て来た長田と鮎川。
衆楽苑で食事をした二人は景気づけにとウェイトレスのおばさんから餃子をごちそうしてもらう。
2人は3年後にここで再会する事を約束し、おばさんにそれを告げてそれぞれの道を歩き始めるが…。
その他、家族を嫌悪し、東京に出て一人暮らしをしていた若者が体を病んではじめて気づく母親の愛情「赤い爪」、頻繁に店を訪れ昔話をする老人。だが、彼の本当の歴史とは…「歴史」、ある石屋がテレビで紹介された事で昔の仲間から連絡を受けるが、それは終戦直後の彼の許し難い経験を思い起こさせるものだった…「雑炊」など。
人々が様々な想いを胸に上野駅に降り立った昭和の時代、その上野駅横にある大衆食堂「衆楽苑」で交錯する人間模様を、小山田いくが丁寧に綴るハートウォーミングヒューマンドラマの決定版!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『東北・上信越に住む人にとって、上野駅は特別な駅です。上野駅はそれ自体が、故郷と都会をつなぐ大きな待合室なのです。故郷から都会へ、都会から故郷へ、気持ちを切り替えるための、待合室なのです。そんな、様々な心の交錯する上野駅のような食堂を、描きたいと思っています。』 -
一昨年母親が急逝してから父と一緒に大衆食堂「くすのき亭」を切り盛りする楠了子(くすのき りょうこ)。
以前は色々夢もあったような気もするが、今は淡々と店の仕事をこなす毎日…そんな毎日の筈なのだが、彼女の周りにはいつも不思議な出来事がついて回るのだった。
ある日、閉店直後に電話が鳴り、了子が受けるとそれはラーメンの注文だった。
自分で調理し出前に行った了子だったが、電話をしてきた女性はこの世の者では無かった。
そしてその日から了子の元には閉店後のラーメンの注文が入るようになる。
了子は何者かに憑かれたように夜の出前を繰り返すが…。
その他、表題作品「くすのき亭の日々」の他、とあるレストランのオーナーが突然家に友人の娘を住まわせたことからそのオーナーと息子の間に起きる出来事を描いた「すぺしゃる料理人」、昔一緒に遊んだ男の子の面影を追って信州、小諸を訪れた女性の一日をほのぼのと綴る「約束」を掲載。
小山田いくが大衆食堂「くすのき亭」の日常にからめて、人間の機微を丁寧に描く珠玉のホラーストーリーの決定版! -
山川一真(かずま)は全国大会で優勝した青葉二中を唯一ノーヒットで抑えた記録を持つ投手だった。
ライバルである青葉二中の天才投手、塚本勇二と甲子園で再戦の約束を果たすため清芳学園に入学した一真だったが…塚本が事故死したことを高校で運命的に出会った野球部マネージャー、南風遥香(みなみかぜ はるか)から知ることになる。
野球を続ける意味を見失ってしまった一真はそれでも再びマウンドに立つことができるのか!?
そんな時、清芳学園野球部はある事情で甲子園連覇を続ける名門東ヶ丘高校に次の試合で勝たなければ廃部が決まってしまうことになっていた!
果たして一真が下した決断は…!?
永遠のライバルの死により野球を諦めかけた一真に吹き抜けた優しい風、遥香との出会い。
新進気鋭作家・南山本春による週刊少年ジャンプで人気を博した青春ラブストーリーが遂に開幕! -
小春日 合歓(こはるび ねむ)は14歳、小さい頃から身体が小さく、臆病な中学生。
両親は大気汚染、河川の汚染などの問題が「公害」と呼ばれた時代に育ったが、彼女にとってはそれは既に昔の事、いや、昔の事の筈だった。
小学5年生の時、合歓の友達、省二(しょうじ)が新しくできた道路の脇の池で酸を被ったような状態で亡くなっているのが発見された。
それから3年が経ち、合歓は今も現場に建つ地蔵に花を手向けるが、当時一緒にいた本田、千香の二人は目の前の事だけに夢中な毎日だ。
そんなある日、地蔵に花を供えに行った合歓は、地蔵の顔が醜く変わっていることに恐怖する。
同じ時、合歓の前を通り過ぎた女性があの時と同じように死んだ。
そして、あらためて現場を訪れた合歓、本田、千香の3人に恐怖が忍び寄る。
その他、海に遊びに来た合歓といとこの早苗が、そこで村の男たちの奇妙な行動を目撃して…「死水母」(しくらげ)、肝試しでとある博覧会の跡地に来た合歓たち。そこで彼女たちが見たのは幻か、恐るべき人類の未来か…「枯れた地平を見ぬように」、誤って学校の地下室に閉じ込められた合歓たちが見た遠い日の飢餓の記憶 「フォメ(飢餓)」 など。
現代の人類が抱える数々の問題を小山田いくがホラータッチで鋭く切り込む意欲作!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『あなたは何か怖いものがありますか? 幽霊…地震…暴力団…テスト…タレントAさんの顔……。何かあるでしょう? 恥ずかしいことじゃありません。怖いものを怖くなくすことで、街は進歩してきたんですから…。だから今、ほんの少し、自分のまわりを見て、怖いと思ってほしいんです。山ほどある怖いことに、気づいてほしいんです。』 -
河童、猫又、人魚など、世の中には昔から正体のわからない生き物が語り継がれて来た。
そしてそれらは今も存在する…。
私立十種高校には部員がたった二人しかいない生物部があり、その部室の地下には数多くの正体不明の標本が安置されていた…。
ある日、この生物部の二人、東森 覚(ひがしもり さとる)と専女 摩未 (とうめ まみ)のもとに2年生の白河啓子(しらかわ けいこ)が猫の死体を抱いて現れた。
目の前で車に轢かれて死んだその猫をせめて綺麗な姿で葬りたい、という彼女の願いを受け遺体の修復を引き受けた東森は、その修復の際に地下にあった猫又の手と言われる標本を欠損部の修復に使用した。
そして…翌日に彼女は姿を消し、彼女の周りの生徒が次々に事故に遭い始める。
果たしてこれは猫又の呪いなのか?!
その他、東森が部室に保管してある河童のミイラを返せと必死の形相で部室を訪れた女。その女と河童のミイラの意外な正体は…「河童の巻」、人の怨念が腫瘍になって現れると言われる人面疽。その標本が生物部室から盗まれた。その盗難直前に生物部室を訪れていた少女は夜道でその標本を顔に投げつけられ、やがて少女の顔には不気味な腫れ物が…「人面瘡の巻」、生物部室に置かれた哺乳類の内蔵の標本とその中から出てきた人の目玉。調査の先に見えてきたのは人と動物の絆の物語だった…「名のない内蔵の巻」など。
古くから言い伝えられる正体不明の動物たち。それらの物語を通じて小山田いくが人の心の機微を描く、感動ホラーコミックの決定版! -
人と心を通わせ、共に生きる動物をコンパニオンアニマルという。
人と心を通わせる彼らにも魂はあり、そして魂の有るところには時として不思議な出来事が起きる…。
染井由乃(そめいよしの)は黒崎動物病院に勤める新米獣医師。
失敗をしながらも病院を訪れる動物たちに日々真剣に接している。
ある日、白猫ルリを連れ動物病院に訪れた少年は、まるで少年の方が病気のようだった。
そして…不思議な事に少年が体調を崩す前には必ずルリが体調を崩すという。
そんなルリを少年は「運命を知らせる猫」と可愛がっていたが、実はルリは重篤な病気を患っていた。
由乃の必死の治療に次第に回復の兆候を見せ、退院していったルリだったが、ある日突然ルリが失踪。
ルリを探す由乃はやがて不思議な出来事に巻き込まれて行き…。
その他、可愛がっていた子犬の突然の死をきっかけに街を徘徊する様になった老女。老女の娘は彼女に同じパビヨンの子犬を与えて落ち着かせようとするが、何故かやがて娘の方がその子犬に怯え出し・・・「ペットロス」、黒崎動物病院の建物では以前殺人事件が有ったという。そして、以前はこの家の令嬢に飼われていたというキバタンの「ヒメ」は、その事件にまつわる、ある夫婦の悲しい物語を全て見ていた…「語りつづけたヒメ」など。
動物と人間の絆を若き獣医師の視点からオカルトタッチを交えて描く、小山田いくのハートウォーミングストーリー第1巻! -
時は西暦2034年、巨大地震で日本は海底に没し、日本人のほとんどが海外に移住し、ごく一部の人々が海底に浮遊都市を作って生活していた。
これはそんな海底都市で暮らす中学生の物語。
浮遊都市に暮らす亀 波道(かめ なみみち)、明科 満帆(あかしな みつほ)、泊 白夜(とまり びゃくや)、 十文字求美(じゅうもんじ もとみ)は夏休みの課題で海に住むプランクトン採取をしていたが、なかなか良い物が見つからなかった。
業を煮やした満帆は立ち入り禁止になっている日本海溝に入ってゆくがそこで巨大なプランクトンに出くわす。
それは深海バイオ研究所の大山田 剛(おおやまだ ごう)所長が秘密裏に研究を進めている産物だった。
深海バイオ研究所の口封じのために捕らえられてしまった満帆たち4人。
果たして、彼らは脱出する事が出来るのか?
「ぶるうピーター」の登場人物の孫たちが繰り広げる小山田ファン待望のアクションコメディの決定版!その他、「むかしキュービック」、「ゲーム、オーバー」、「空と呼べ」、小山田いく先生本人と弟のたがみよしひさ先生が、ただただ無節操に繰り広げる怪談話「無節操に怪談」の4作品を収録!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『読み切り作品というのは、短い夏の中にいろんな要素をまとめなければならないので、いつも苦労します。けれど、それだけに一作一作脳ミソと腕をフル稼働させるわけで、描いた時の七転八倒の苦しみやノリ具合などが、夏の間にチラチラ見えて愛着も深いものです。
僕のはじめての短編集が、みなさんにとっても愛着の深い本になってくれればと願っています。』 -
九城 興生(くじょう おきお)、高校2年生。
兄が経営する九城出版で歴史と文化の雑誌、「おのごろ」の雑用係も務めている。
ある日、兄に言われて長野に取材に向かった興生だったが、切符を買おうとする興生の前に一人の女の子が急に現れ、強引に一緒に長野行きの切符を買わされる。
彼女の名は江馬 環(えま たまき)。
あまりに世間知らずで奔放に振る舞う環に振り回されながらも心配でつい世話を焼く興生だったが、どうも環には厄介なお家の事情があるようで、興生もいつの間にかトラブルに巻き込まれてしまう。
そんな中、世間知らずながらにしがらみを振り切って一歩を踏み出そうとする環に、興生は彼女の背中を押す事を決意した。
そして、そこから二人の旅が始まった…。
緻密な鉄道描写も必見!鉄道での旅を通じて興生と環、そして旅先で出会う人々との心の触れ合いを描いた小山田いくのハートフルストーリー。
巻末には当時の単行本には未掲載の「興生と環の20年後」のイラスト&コメントも収録! -
人はその人生の中で様々なラスト・シーンを迎える。それは時に次のステップに踏み出す一歩となり、時には澱(おり)のように心に染み付き、自分をも苦しめる…。
香霧高校でチャランポランな生活を送る巴木(ともえぎ)と曽良(そら)。
ある日、校舎の裏で煙草を吸っていた二人はビデオカメラを持ったテニス部の女子に見られていた事に気付き、映像を消してもらうように頼みに行く。
そのテニス部員、花屋 典子(はなや のりこ)は、かつて花形選手だったが、試合中の怪我で今はビデオ撮影係に甘んじていた。
自分の選手としての最後の試合が記録として残っていない事から自分の中で整理がつかず、悩み続ける典子。
そんな典子に巴木と曽良は典子のラスト・シーンの証を探し始めるが、曽良と巴木、それぞれの過去も次第に明らかになって行き…!
人生の中で必ず直面する「ラスト・シーン」。
そのラスト・シーンを人はどのように受け入れれば良いのか?
特別読み切り『三畳紀のシンデレラ』も収録した小山田いくが問いかける青春ストーリーの決定版!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『一度にいろんな事を始めて、しかも続けていける人は、そう多くありません。だから、僕たちは何かを始めては終え、別の事を始めては終えて、過ごしています。毎日の中に、小さな「ラスト・シーン」は、いっぱいあるんです。それに目を向けてみたいと思って、この作品を作りました。』 -
高校2年生のみどりは兄夫婦と同居していた。
それは両親の転勤の多さのせいで、兄夫婦のせいではない。
しかし…みどりは仲睦まじい彼らの様子に疎外感を感じており、更に彼らに子供が出来た事がわかってからというもの帰りの遅い日が続いていたのだった。
そんなある夜、みどりの元に人体模型の部品が送られて来た。
はじめは気味が悪いと、困惑したみどりだったが、いつしか取り憑かれたように組み立てるようになり、作業が進むにつれて彼女の周りに不可解な事が起こり始めるのであった…!
その他、「宝石箱」、「夏の終わり」、「十年地獄」、「幻の舞う道」、「落ち葉の下」などを収録。みずみずしい青春群像、心暖まる人間ドラマを描き続けた小山田いくが新境地に挑んだ珠玉ホラーシリーズの決定版!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『子どものころ、人体のプラモデルを買ってもらい、少し怖くてドキドキしながら作ったことがあります。「空っぽの命」は、その時を思い出しながら描いたのですが…。そういえば、あのプラモデルも…いつの間にかどこかへ消えてしまいましたっけ。』 -
「誰か、私を愛して――」。出会っても出会っても満たされない。私はまるで排水口のよう……。わかってるはずなのに、注いでも注いでも、際限なく求めてしまう。父親の愛を求めて高校教師と逢瀬を重ねる美知、ホストに扮して出産費用を稼ぐ絵里、カラダを売って親兄弟を養う美奈子、カレシの借金返済のためにウリをする真希、テレクラに電話することをやめられない知的障害のユウコ。虐待や貧困、妊娠出産……。様々な生きづらさを抱えながらも、居場所を探して彷徨う未成年の少女たち。誰にも頼ることができない孤独の中で、彼女たちはどう「女」になっていくのか……。現代の10代少女のリアルに肉薄する問題作!!
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風呂釜の爆発事故にあい、大火傷を負い病院に運び込まれた果菜(かな)。
彼女が目を覚ますと、そこにはおどろおどろしい世界「臨死界」が広がっていた。
生死の境を彷徨う彼女が体験した恐怖体験とは…!
表題作ほか、『魂七夕』、『送り火ゆれて』、『渡り鳥たち』、『雪降る夜に』を完全収録。みずみずしい青春群像、心暖まる人間ドラマを描き続けた小山田いくが新境地を切り開いた珠玉のホラーシリーズ決定版!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『10数匹、猫を飼っていると、中には人の声のような鳴き方をするやつがいて、夜一人で仕事をしていると大変不気味です。窓の外や天井裏から、「あなた」とか「まあるいお肉」とか、意味不明の声がするのはとても不気味です。はたして全部が猫の声なのか、疑問なのも怖いところです。』 -
ある日、新婚の雲上忠夫(くもがみ ただお)と愛子(あいこ)の元に突然落ちてきた「もののけ」の二人、紫電(しでん)と美風(みふう)。
それから12 年、紫電と美風の二人は 忠夫と愛子の子どもとして普通の学校生活を送っていた…はずだったのだが?
時は折しも学校、役所など、あちこちでコンピューター導入が始まった時代。
そんな中、ひょんな事から自我と知識欲を持ったコンピューターが現れた!
そのコンピューターは二人のクラスメイト、北原知子(きたはら ともこ)と有坂修(ありさか おさむ)をも巻き込み解析不能である、もののけの二人をこの世から抹殺しようとする!
そこに妖怪ハンターの熊野堂権蔵(くまのどう ごんぞう)やら人間界に暮らす他のもののけ、 木霊の児玉藍葉(こだま あいは)に妖チョウの四月一日菜乃(つぼみ なの)までが現れて再び落ち着かない毎日が始まり…息もつかせぬバトルの中に涙のスパイスを加え、小山田いくが遊び心満載で描いたドタバタ妖怪コメディーの決定版!
巻末に読み切り「ボッシュの地平線」も併せて収録!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『妖怪(もののけ)には、さまざまな名前がついてます。これらは、大昔からあった名ではなく、ほとんどは江戸時代にできたものだそうです。なぜなんでしょう? これほど多彩な妖怪を作ったのは、実は江戸時代の遊び心なのです。人間が本当に自然を恐れていた頃は、妖怪は『鬼』や『天狗』だけで十分だったのですから。だから僕もこの作品を自分の遊び心で描いてみました。』 -
弱小AVプロダクションのマネージャー・大吾は、AV界の女神を探し奔走する日々。そんな大吾の前についに運命の女の子が! 彼女は抜群のボディを持つ保育士の冴川真美。ところが真美はAVの存在も知らない天然な子で…。あの手この手で撮影に挑む大吾だったが…!? 世界一ウブな女の子を最高のAV女優に育て上げるプロジェクト、第一巻!
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交通事故を目撃してから連日悪夢にうなされるようになった「つぐみ」は心配する親友の朝子に8年前に起きたある事件の事を話し出した。
8年前のある日、近くに住んでいた占い師のお兄さんとよく遊んでもらっていたつぐみは、いつも遊んでいた近所の野良犬が殺されていたのを見つける。
一緒にいたその占い師は犬を埋めて供養した後、つぐみの手についた血を洗うため河原に連れて行くが、突如、悪魔に変身し、つぐみに襲いかかり、つぐみはその悪魔を傘で刺したと言うのだ。
そして、その悪魔が…夢に出る様になったのだと。
だが、不思議と近所の人や昔のクラスメイトはそんな事件は知らないと言う。
朝子は調査を行い、8年前、占い師の男性がつぐみに刺され、いまだに病院で意識不明でいる事を突き止めたのであった!
表題作のほか、大晦日に一人で田舎のおじいさん、おばあさんに会いに来た女性の恐怖とその思いがけない結末「大年の客」、ハイキングの途中で怪我をした女の子二人組が見た不思議な花園「幽かな花」、雨の午後、教室で怪談話を始めた女の子たちの前に現れて話をしてくれた先生…だが、その先生が実は!?の「妖雨つづり」、など。
みずみずしい青春群像、そして心暖まる人間ドラマを描き続けた「小山田いく」が新境地に挑んだ珠玉ホラーシリーズの決定版!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『「あの悪魔」を描くために、久しぶりにタロットカードを並べてみました。そして、いくつかの事を占ってみたのですが…今になってみると、当たった事はひとつもありませんでした。もともと霊には鈍感な僕ですが、占いのほうの素質も皆無のようです。』 -
私、間柴祥子。
お父さんが買った一戸建て、今までのマンションと違ってとても快適…一つの事を除いては…。
何故だか頻繁に事故の起きる窓の下の十字路。
ある夜中、祥子はそこにこの世の者とは思えない不気味な人影を見る。
恐ろしくなった祥子は親友の蘭とそのボーイフレンドの陣に一緒に十字路を見張るように頼むが、その晩、祥子の家を訪れた二人はそこにいた何かに怯えて走り去ってしまう。
そして翌日、蘭の死の知らせが…。
蘭の死後、部屋に閉じ籠っていた陣は、やがて祥子の前に姿を表し、その晩彼等が視たものとその十字路にまつわる恐ろしい話について語り始める…。
その他、たまたま立ち寄った電気屋で買ったビデオテープ、しかし、そのテープは人々の夢を録画できる不思議なテープだった…の「夢が知っている」、自分の寿命を知ってしまった少女が家を抜け出て向かった先は…の「あたしが死ぬ朝」、
不幸な死を迎えた少女が蝶となって人々に災いを運んで行く「凍蝶」など。
みずみずしい青春群像、そして心暖まる人間ドラマを描き続けた小山田いくが新境地に挑んだホラーシリーズ第2弾!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『映画などを観ていると、「あれ、この場面、前に夢で見たことがある。」なんてことが時々あります。それを逆にした話が「夢が知っている」ですが、夢にはホラーの要素が山ほど詰まっている気がします。またいずれ、怖い夢の話など、描いてみたいと思います。』 -
主に、近代麻雀系各誌で、短期連載または読切りとして掲載された作品群です。
SF(少し不思議)系やナンセンス、有名麻雀小説のパロディ「トサケンばくち地獄」などを収録。
また、麻雀ジャンル以外の不条理短編や、まんがくらぶ系雑誌掲載の4コマ作品、講談社・Mr.マガジンに掲載された、第六回新人賞佳作入賞作「鉄拳王」など、赤羽文学がぎっしり詰まった傑作選です! -
1992年頃から、月刊・近代麻雀オリジナル誌で連載していた、2ページ見開き形式の作品です。
麻雀にまつわる、あるいはまつわらない(?)様々な小さな事をテーマにした、ナンセンス系ギャグ漫画。
欠番があるのは、刷り出しが行方不明になっているモノと、著者自身が読み返して「出来に不満な作品」をハジいたモノです。
オマケとして、同じく近代麻雀オリジナルでのデビュー作2編(4p×2)を加えました。 -
一般庶民でも気軽に人型ロボットが購入できる時代、和泉(いずみ)少年の家にやって来たロボットは人間と見間違う程、精巧に作られた可愛いらしい美少女ロボット「シズク」であった。
工学者の父親が新型AIの開発の一環として作ったシズクは、人間と同様に経験と学習で自我を形成していくというのだ。
経験型AIを搭載したシズクはまだまだ赤ん坊状態で全ての行動がぎこちない。
これから社会に出て成長する為に和泉とその父親と三人で生活をし、シズクを育てていくことになるのだが…。
そんなある日の深夜、父親の部屋から明かりが漏れている事に気がつく。
好奇心からそっと部屋の中を覗き込んだ和泉が見たのは、父親とシズクとのとんでもない光景であった…!!
まさかロボットと人間があんなコトをするなんて…?
ロボットと人間との甘く切ない恋愛感情を情緒的かつ緻密に描いた海野螢のSF長編ストーリー決定版! -
僕がまだ子供の頃、地元の多々良村に隕石が墜ちた。
綺麗な流れ星だと思って眺めていたのに…その隕石は幼なじみの未来ちゃんの家を直撃してしまったのだ。
あれから十数年の歳月が過ぎた。
大学生になった今でも、僕は流れ星を追い続けている。
そんなある日、あの頃の未来ちゃんにそっくりな少女が突然現れた。
彼女の名も「未来」…。
隕石で亡くなったと思っていた少女が現在にタイムスリップ…!?
心の奥に大切に閉じ込めておいた記憶と、恋とはまだ呼べなかった淡い想いが今、時空を超えてよみがえる(収録作「よばひ星すこしをかし」より)!
あたし、妊娠しちゃった!と親友のえりかに突然告白するまりあ。
ちょっと妊娠検査薬を試してみたら、陽性ってでちゃって…というまりあに、相手(父親)は誰なの?と尋ねてみたとろころ…。
父親?そんなのいないよ。だって、あたしまだセックスしたことないもん。
あ、そっか!セックスしなきゃ妊娠しないんだった!念の為、産婦人科を受診するまりあ。
その結果妊娠してると言われ…(収録作「まりあの受胎」より)!?
他にも、月刊アフタヌーン四季大賞(講談社)の「オヤスミナサイ」を含む、全6編を収録!
繊細で儚げなショートカットの美少女たちを叙情的に描いた海野螢の単行本未発表作品集! -
「殴られたら同じところを殴り返す、蹴られたら同じだけ蹴り返す」5年前、あるゲームが発端で、一人の少年が死亡した。事件を追っているという謎のフリーライター・谷江は、主犯格の青年にゲームの実態を取材する。だが、話は思いもよらぬ方向に進んでいき、二人は血を血で洗うデスマッチを展開することに。谷江の目的は一体何なのか――!? 表題作「報復ゲーム」他、悪魔のコイントスに生死を翻弄される「コイン 裏か? 表か!?」など、人間の業を描く衝撃のクライム・サスペンス6本立て!!
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受験ノイローゼの兄に性的虐待を受け続ける女子中学生。自堕落な父母に強要され、その身を傷つけ続ける女子高生。妻子持ちの男と知りながら、禁断の不倫に身を焦がすOL。母親の狂った教育で「女」を否定され、されど「女」に育った身体に思い悩むOL。――想えど届かず、想えど叶わず。行き場なき片想いに囚われた毎日を過ごす、女性たちの物語。一切の妥協なく描き抉り出される、ひとのこころのあるがままを…!
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。