『マンガ(漫画)、完結、動物・ペット・植物、読み放題 MAXコース(マンガ・雑誌)』の電子書籍一覧
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秋田県の中央よりやや北寄り、奥羽山脈の山並みを望む「阿仁(あに)」の里。いまだ大自然と人間がしのぎを削るこの地方では、春の雪解けとともに熊狩りのシーズンがめぐってくる。しかしこの春は、獰猛かつ老獪な大熊・コブダワラが姿を現した。お産が近づいていたメスの猟犬・姫は単独で戦うが、深手を負い渓流へ落ちてしまう。子犬ともども、命の灯火は今まさに消え去ろうとしていた。人間たちの救助は間に合うのか!? そして、新しい生命の行く末は……。「シロベ(猟師の言葉で風の意味)」という名のマタギ犬をめぐる、壮大なアニマルズ・アドベンチャーストーリー、第1巻(全2巻)!!
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厳しい大自然と、人間たちの強い意志が相争う東北地方。どこまでも連なる奥羽の山々に、今するどい銃声が響きわたった。使い込んだ銃を担ぎ、深い知識と技で獲物を仕留める彼らこそ、「マタギ」と呼ばれる狩人集団だ。うつろう季節と共に生きるこの者たちには、自然は好敵手であると同時に無二の友人。彼らの目をとおし語られる物語は、どれも豊潤な山野の香りに満ちている。「野いちご落とし」の異名をとる青年マタギ三四郎や、禁忌をおかした速射の達人・猿丸など、どの人物もつわもの揃い。名マタギたちの活躍をつづった感動の連作短編シリーズ・第1巻!!
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中学3年の来人(らいと)は陸上短距離選手。ようやく大会に出られることになった矢先、交通事故で大事な足を骨折し、大会出場を断念せざるをえなかった。そして3か月後、心の傷が癒えない来人は、周囲の勧めで気分転換の旅行に出る。ふらりとやって来た高原の牧場で、乗馬クラブ「テイル・ロッジ」の調教師・有華と馬のレヴェリーに出会い、成り行きで馬に乗ることになった来人は、初めて観る馬からの景色と、馬を操るスリルと気持ち良さに大感動。すっかり馬の虜になった来人は、休みの日ごとに牧場を訪れ、おしかけバイトとして有華の手伝いをするようになった。馬と接するたびに、どんどん馬が好きになっていく来人。やっと陸上以外の楽しみを見つけた来人は、乗馬の大会に出ることを決意する! 馬に魅せられ、馬に青春をかけた少年・来人が、人と馬との触れ合いを通じて成長していく姿を爽やかに描いた意欲作、第1巻(全2巻)!
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東北地方のど真ん中をはしる奥羽山脈。その山脈の襞深く、熊掌を求めて分け入る狩りの一団があった…。人はこの男たちを《マタギ》と呼んだ。マタギの里・阿仁にはレッチュウと呼ばれる狩り集団があり、その中でも《雷レッチュウ》を束ねる「転び射ちの辰五郎」の異名を持つ長・辰五郎は百戦錬磨のマタギであった。複数の異名を持つマタギのなかで、「野いちご落としの三四郎」の異名を持つ三四郎は最年少でありながらレッチュウの実力者として成長していた。そんな中、熊に襲われた村を救うため、阿仁から派遣させられたのは三四郎であった! 矢口高雄先生がお贈りする大自然の中に生きる人々、そして生命をテーマにした壮大な物語。第五回日本漫画家協会賞大賞受賞作。第1巻(全4巻)!!
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西田陽子の名作マンガ「81番地の犬」が愛蔵版として登場!
【収録:1~2巻】
横浜の新居で暮らすことになった花山奈々子は、息子・キヨシと二人暮らし。夫・英介は広島に単身赴任をしていた。そして、半年後やっと帰ってきた英介だが、なにやら様子がおかしい。なんと、広島で知り合った女性・由貴子と不倫をしていたのだ。英介は「別れてくれ」と告げ、家を出てしまう。動転した奈々子は近所の原っぱで自分と同じ「捨てられた」迷い犬を見て、飼うことを決意する。その犬はバセット・ハウンドという耳垂れ胴長短足の大型犬だった。「ぼたん」と名付けたそのメス犬とのハートフルな同居生活がいま、始まる。 -
西田陽子の名作マンガ「80番地の犬」が愛蔵版として登場!
【収録:1~2巻】
【1巻】漫画アシスタントのかや子がひと目惚れしてバセットハウンドを衝動買い! さくらと命名されたその犬は、バラバラだった家族に笑いをもたらし始める。
【2巻】かや子の家にさらに3匹の犬たちが加わり一家は大所帯になって、さくらは大喜び。でも昼の散歩がかや子のノルマに…犬好き必見の物語。 -
寒風ふきすさぶ奥羽山脈のそのまた奥地。鳥海山に暮す一流の鷹匠(たかじょう)の源造が出会った角鷹(くまたか)は、気迫に満ちた風格をただよわせていた。金色に輝く瞳、カギ状に鋭く研ぎ澄まされたくちばし、獲物をつかんだらひと握りに窒息させるような頑丈な爪…。自分の倍もあるような狐を一瞬で狩るその勇姿を見せつけられ、源造は、この鷹こそが60年もの間、求め続けていた本物の角鷹であると見抜いた! その5年後、孫の源太郎をともなって山に出る。かつて見たあの鷹を母に持つ子鷹を捕らえ、源太郎に一から鍛えさせ、最高の鷹と鷹匠を創り上げるために! 大自然をこよなく愛する矢口高雄がお贈りするシリーズの第1巻。綿密な取材に基づいて構築され、鷹匠による調教のイロハから、鷹のくわしい生態まで生き生きと描かれた感動の名作がついに登場! 容易に人間に屈しようとはしない角鷹を相手に、果たして源太郎は信頼という名の糸を繋げることができるのか!?
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爆笑コミック猫エッセイ第2巻!!
大人気 ヤマモト喜怒(キド)による爆笑コミックエッセイ第2巻!! ある日家にやってきた猫・ゴメスとの、楽しく、あたたかく、時々「不条理!?」な生活。自由すぎる猫とのエネルギッシュな日々を描いた、爆笑コミック猫エッセイ☆
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ゴメス!! YES! アイアム! 爆笑コミック猫エッセイ!!
夫婦と赤ちゃん+猫(ゴメス)の生活は今日も波乱万丈で…!? ヤマモト喜怒(キド)による爆笑コミックエッセイ!! -
愛する夫を亡くした元華族の花梨。夫のいない生活は温かみのない無機質な毎日の繰り返しで自分の存在理由さえも分からなくなっていた。そんな時、輸送途中に逃げ出した保護犬と運命の出会い果たす――!のこされた者どうし、新たな愛と日常を見出していく。
保護犬を“イワン”と名付け、穏やか生活を…………なんてハズはない!
躾をされていない犬がどんなかを花梨は知らなかった。
暴れん坊のイワンに振り回されつつも、次第に笑顔を取り戻していく。 -
愛する夫を亡くした元華族の花梨。夫のいない生活は温かみのない無機質な毎日の繰り返しで自分の存在理由さえも分からなくなっていた。そんな時、輸送途中に逃げ出した保護犬と運命の出会い果たす――!のこされた者どうし、新たな愛と日常を見出していく。
まるで立葵のように美しい――。
作家だった夫はいつもそう言ってほめてくれた。
月命日にイワンと墓参りに向かった花梨は、墓前で謎の女性と出会う。
彼女の旧姓は「立花 葵」…………。
夫が唯一女性を描いた短編『立葵』は、彼女への想いを綴った作品なのか?! -
愛する夫を亡くした元華族の花梨。夫のいない生活は温かみのない無機質な毎日の繰り返しで自分の存在理由さえも分からなくなっていた。そんな時、輸送途中に逃げ出した保護犬と運命の出会い果たす――!のこされた者どうし、新たな愛と日常を見出していく。
平穏だった夫との暮らし。
その夫を亡くして1年――まさか食卓が戦場になろうとは思いもしなかった。
運動が苦手な花梨だがイワンのために1日2回の散歩を決行するも、
知らない女性から散歩のマナーを注意され落ち込む花梨さん……。
はてさて、どうなることやら…。 -
150円(税込) 2024/5/31(金)23:59までレーベル: SMART COMICS出版社: SMART GATE Inc.猫との暮らしの大半は癒しだが、時には布団への粗相や毛を吐く音で起こされる…なんてことも日常茶飯事!でも…それが猫。気まぐれでマイペースなのが猫。決して思い通りにはならないけど間違いなく猫と飼い主の間には絆が生じて家族になる。日々成長を続ける保護猫さなとのエピソードに思わず顔がほころびます。
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99円(税込) 2024/5/31(金)23:59までレーベル: SMART COMICS出版社: SMART GATE Inc.ナオは自分になついてくる候補犬のチョコをつい甘やかしてしまうが、このままだと不適格犬になってしまうことを知る。焦るナオは嫌がるチョコを連れ出し強引に訓練しようとするが、通りかかった山崎に人の気持ちを敏感に感じとれるなら犬の気持ちも分かるはず……と諭される。
【目次】
STEP_8 アンフィット
STEP_9 リリーフ
STEP_10 エイム
STEP_11 エクストラ
STEP_12 ナーバス
STEP_13 プレイズ
STEP_14 トライアル
STEP_15 ギフト
目指せ 盲導犬歩行指導員 STEP2
-------------※こちらの作品は2009年10月に双葉社様より発売したものと同一作品になります。重複購入にはお気を付けください------------ -
人には必ず運命を変える出会いがある。偶然に出会った視覚障害者の山崎は、ずっと欠点だと思っていた自分の性格をスゴい才能と言ってくれた。導かれるまま訪れた盲導犬センターで、ナオは自分の居場所を見出し新たな一歩を踏み出す。
【目次】
STEP_1 ワナビー!
STEP_2 ノーティス
STEP_3 ドリーム
STEP_4 ブレイブ
STEP_5 ワン スモール ステップ
STEP_6 リーディング パート
STEP_7 フレンドリー
目指せ 盲導犬歩行指導員 STEP1
-------------※こちらの作品は2009年10月に双葉社様より発売したものと同一作品になります。重複購入にはお気を付けください------------ -
99円(税込) 2024/5/31(金)23:59までレーベル: SMART COMICS出版社: SMART GATE Inc.教育係の喜多院さんは基礎訓練の次のステップ、犬にハーネスを装着する事をなぜか許可してくれない。自分だけ先に進めないことに焦るナオだが夢を叶えるため、一人前の歩行指導員になるため、そして自分の居場所を見つけるためにナオは成長を続ける。真っ直ぐな道ではないが前進あるのみ。ナオ!Go Straight!!(最終巻)
【目次】
STEP_24 メッセージ
STEP_25 スピリット
STEP_26 ラヴァーズ
STEP_27 チャレンジ
STEP_28 メモリー
STEP_29 ビジーバディ
STEP_30 クリアスカイ
LAST STEP ゴー、ストレート!
-------------※こちらの作品は2009年10月に双葉社様より発売したものと同一作品になります。重複購入にはお気を付けください------------ -
99円(税込) 2024/5/31(金)23:59までレーベル: SMART COMICS出版社: SMART GATE Inc.歩行指導員を目指し、同期の仲間と奮闘する日々を送るナオ。ある日、公園でタブーとされる行為をしていた樹里を目撃してしまう。見て見ぬフリをして通り過ぎることもできたのだが、ナオは樹里の心に触れてしまう。「仲間なんていない!」と悲しい目をする樹里に心を開かせることはできるのか……
【目次】
STEP_16 タブー
STEP_17 リサイン
STEP_18 リード
STEP_19 ガイド
STEP_20 タッチ
STEP_21 クロックポジション
STEP_22 コンフリクト
STEP_23 ノンプラス
目指せ 盲導犬歩行指導員 STEP3
-------------※こちらの作品は2009年10月に双葉社様より発売したものと同一作品になります。重複購入にはお気を付けください------------ -
初めての犬として、保護犬の秋田犬・南を飼い始めた漫画家・小池田マヤ。
しかし、秋田犬は人間がベタベタするのを嫌うもの。理想の犬飼い生活とは程遠い南との距離感に戸惑いつつ、初心者飼い主ながらも少しずつ、いもうと・南と心の距離を縮めていく。
南との暮らしと、犬飼いならではのエピソードを描いたコミックエッセイ第2弾! -
保護犬の秋田犬・南との生活も当たり前になってきた頃。
ほかの犬のお友達との出会いや交流も増えてきて、楽しいことも、新たな発見も増えていく。
にぎやかな犬たちや、いもうと・南との日常を描いたコミックエッセイ第3弾! -
都内のマンションで独り暮らしをするアラフォー漫画家・小池田マヤは、寂しさから初めて犬を飼う決意をする。
しかし、犬種や大きさ、躾の難しさなど、初心者には犬選びから大変なことばかり。「大型犬は絶対に無理!」と思っていたけれど、一目惚れをしたのは保護犬の秋田犬・南でした。
南との出会いを描いたコミックエッセイ第1弾! -
【合本版…『マタギ列伝』4巻~5巻までの2冊分を収録した《プチ大人買い》シリーズ】《作品内容》かつては熊撃ちの名手であり、いまは隻眼の鷹匠となった三四郎。不意に望郷の念に駆られた彼は、吸い寄せられるように生まれ育った阿仁(あに)の里へ向かう。そこでは、予想だにしない出会いと戦いが待っていた。実家では、天涯孤独の少女・桔梗が新しい家族として迎えられており、山では獰猛で狡猾な大熊・コブが活動を始めていたのだ。奥羽山脈の猟師一同にとって、この巨獣は積年の宿敵。三四郎を含めた精鋭の狩猟団「雷レッチュウ」が、必殺の心構えで雪中行軍を開始する。人間たちの頭脳と銃弾が勝つか、獣の本能と牙爪が勝つか。息詰まる戦いの行方は……!? 精悍な男たちが活躍する大自然コミックシリーズ、合本版:第2巻(全2巻)! ※単巻、他合本シリーズとの重複購入にご注意ください※
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【合本版…『マタギ列伝』1巻~3巻までの3冊分を収録した《プチ大人買い》シリーズ】《作品内容》厳しい大自然と、人間たちの強い意志が相争う東北地方。どこまでも連なる奥羽の山々に、今するどい銃声が響きわたった。使い込んだ銃を担ぎ、深い知識と技で獲物を仕留める彼らこそ、「マタギ」と呼ばれる狩人集団だ。うつろう季節と共に生きるこの者たちには、自然は好敵手であると同時に無二の友人。彼らの目をとおし語られる物語は、どれも豊潤な山野の香りに満ちている。「野いちご落とし」の異名をとる青年マタギ三四郎や、禁忌をおかした速射の達人・猿丸など、どの人物もつわもの揃い。名マタギたちの活躍をつづった感動の名作、合本版:第1巻(全2巻)! ※単巻、他合本シリーズとの重複購入にご注意ください※
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たくさんの猫たちが暮らすいわみち家。王様、ワガママ、マイペース、暴れん坊。子猫からおばあちゃん猫まで…。今日もそんな猫たちはお気に入りのベッドやこたつを取り合ったり、喧嘩をしたり遊んだりと大忙し。カワイイだけじゃない、個性豊かな猫たちがおくる、笑えて心があたたまる猫エッセイ。
【収録作品】
家庭内猫王国 1
家庭内猫王国 2
家庭内猫王国 3 (~その40~まで収録)
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※こちらの作品は平成16年以降から、あおば出版様より発売したものと同一作品になります。
重複購入にはお気を付けください
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たくさんの猫たちが暮らすいわみち家。王様、ワガママ、マイペース、暴れん坊。子猫からおばあちゃん猫まで…。今日もそんな猫たちはお気に入りのベッドやこたつを取り合ったり、喧嘩をしたり遊んだりと大忙し。カワイイだけじゃない、個性豊かな猫たちがおくる、笑えて心があたたまる猫エッセイ。
【収録作品】
家庭内猫王国 3 (~その41~から収録)
新 家庭内猫王国 1
新 家庭内猫王国 2
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※こちらの作品は平成19年以降から、あおば出版様より発売したものと同一作品になります。
重複購入にはお気を付けください
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西田陽子の名作マンガ「82番地の犬」が愛蔵版として登場!
【収録:3~5巻+短編「お願い」】
潮崎夏希は、犬嫌いだったが、耳垂れ胴長犬・バセット・ハウンドの「ふき」を飼ってから徐々に犬が好きになっていた。そんな折、ふきの元・飼い主だった蔵元 卓と再会し、妻の強い要望で、ふきを返して欲しいと土下座までされてしまう。卓の妻は初めての妊娠が流産に終わり、落ち込んでおり、それを慰めるためだというのだ。確かに卓や彼の妻には同情してしまう……だが、元々は勝手に駆け落ちするために夏希に犬を押し付けてきたのに、急に返せというのはあまりにも理不尽。困った夏希は幼馴染でドッグブリーダーの野島健人に相談するのだった。果たして、夏希はふきを手放すのか? それとも…。「80番地の犬」から通巻17巻も続いた「番地の犬」シリーズ、これにて完結! -
西田陽子の名作マンガ「80番地の犬」が愛蔵版として登場!
【収録:3~4巻】
【3巻】
お隣の犬・ポオが突然死んでしまった。しかし飼い主のおじさんは、その亡骸をそのままゴミ捨て場に…!?突然の愛犬の死、その時どうする?
【4巻】
タンジーをボスに、毎日を平和に暮らしていた久里家の5匹の犬達。しかし、次第にミントだけが「群れ」から離れるようになってしまい― -
西田陽子の名作マンガ「80番地の犬」が愛蔵版として登場!
【収録:5~6巻】
【5巻】
犬を室内飼いする居候の叔父を疎ましがっていた犬嫌いの奈美。だがある日、叔父が病で倒れてしまい―!?
【6巻】
犬が苦手な巡査の片思い相手はナント愛犬家のお嬢さん!犬嫌いを隠しながらの苦しい片思いの中、老人からとある犬を預かる事になってしまい―!? -
西田陽子の名作マンガ「82番地の犬」が愛蔵版として登場!
【収録:1~2巻】
売れないモデル・潮崎夏希は、恋人であるカリスマ美容師・蔵元 卓とのデートを楽しみに外出した。だが結局、卓は姿を現さず、夏希不在の潮崎家には卓が飼っていた耳垂れ胴長犬・バセット・ハウンドのメス「ふき」が届けられていた。そこには手紙が入っていて、好きな女性と駆け落ちするので、この犬を僕の代わりに飼って欲しいと書かれていた。ペット禁止のマンション、しかも、夏希を振って駆け落ちした男の犬を飼うことになり、最初はテンションだだ下がり。でも、少しずつ犬を飼う楽しみ、充足感を感じるようになってきて…。 -
西田陽子の名作マンガ「81番地の犬」が愛蔵版として登場!
【収録:3~4巻】
シングルマザー・花山奈々子と息子・キヨシはバセット・ハウンドの「ぼたん」と2人と1匹で暮らしていた。犬を飼うのに慣れていない奈々子は、ぼたんの病気を見抜けなかった。そのせいで、ぼたんは妊娠ができなくなってしまった。さらに、3歳だと思っていたぼたんが実は7歳で、老齢に達していることを獣医から告げられる。子供も作れず、既におばあちゃんの年齢に達していることにショックを受けた奈々子は、何のために犬を飼っているか、疑問に思うようになる。ペットの意味とは…? そして、家族の価値とは……!? -
西田陽子の名作マンガ「81番地の犬」が愛蔵版として登場!
【収録:5~6巻】
シングルマザー・花山奈々子と息子・キヨシ、それにバセット・ハウンドのぼたんは、2人と1匹で仲良く暮らしていた。だが、キヨシも高校3年生になり、将来を考える時期になった。当初は大学受験を考えていたキヨシだったが、家の経済事情を知り、就職する選択肢の方に傾く。だが、果たして何になればいいのか? 将来の職を悩んでいるキヨシの頭に、ぼたんの顔が浮かぶ。何か動物と一緒に楽しい時間を過ごせる職はないか?と考えるキヨシは…!? 愛犬とのハートフル物語、ついに感動のフィナーレ! -
動植物の密輸や違法所持を摘発する現役の刑事である日向武人(ひむかい・たけと)は、タイへ調査に向かう飛行機の中、突如異世界へと転移してしまう。
その後、元の世界に戻れないと告げられ途方に暮れる武人は、異世界の少女シャンテに誘われ、魔獣を密猟から守る取締官として異世界就職を果たす。
命の危険と隣り合わせになりながら、密猟者が起こす物騒な事件に立ち向かう。 -
動物サキュバスって何ですか!?
高校の入学式へ向かう途中、綺麗な先生に手を引かれて連れて行かれた先は動物サキュバスの学園でした。
ちょっとえっちで動物の事もちょっと詳しくなれるちょっとお得な動物サキュバスハーレムラブコメディ!
大人気web漫画といえば観覧数1000万!のうたい文句が定番ですが
この漫画は現在観覧数70万程なのでそこそこ人気なweb漫画です!
単行本第1巻はwebで公開されている本編に加え16ページの描き下ろしページを収録しました! -
ボロボロになって、絶望の淵に立たされた時、ふと、何か底知れぬ深みに出会うことがあります。
この深みは誰もが持っているけれど普段は気付かない(或いは、気付かないふりをしている)ものなのかもしれませんが、本書の著者・猫十字社氏は極限状況に陥り、この深みにはまり、壊れてしまいました。
つらく悲しいどん底の状態から「こちら」との扉を失ってしまった時、親友で犬を育てる「タカちゃ」と再会し、生まれたばかりの子犬を育てることになります。
猫十字社氏はすべてを捨て、自分が信じた人=タカちゃの言うことだけを聞いて、犬を育て、犬と暮らす日々を送ることを決意します。
犬との日々を送るうちに、猫十字社氏は静かに、穏やかに蘇生していきます。
本編では、そのかけがえのない日々が、飾ることなく率直に、楽しく綴られています。
そしてお互いの心が見えた時、犬は「元気な友達の目」を輝かせ、猫十字社氏は大きなやさしさを身につけます。
まさに絶望のどん底の体験が「愉快で味わい深い人生を送るための得難い体験へと化学変化(あとがき)」したのです。
この本では前作に引きつづき、本書に登場するタカちゃ先生が執筆した「これを知らないと犬(ケン)づら」という、犬と暮らす際に知っておいて欲しい基礎知識、基礎資料が掲載されています。
また、本編の舞台となった長野県飯田市、下伊那郡の風景が犬の目の視点からはどのように見えるのかを実写した写真が載っています。合わせてお楽しみください。 -
本書の著者・猫十字社氏は、デビュー以来爆発的な創造力で少女漫画に新しい世界を切り拓いてきました。
その作品はジャンルを縦横に横断し、多様で、すべてが今までにない圧倒的な輝きを放っていました。
猫十字社氏はこの間、全身体で創作に没頭し、もてるすべての力を絞り出し、命がけで作品を描いてきました。
できるだけ多くの読者に、美しい、悲しい、狂おしい、おかしい、そして輝かしい世界を届けたいと全力で疾走して22年……その結果……一時期、「壊れてしまった」のです。
しかし「破壊され焼き尽くされて、草一本残っていない廃墟、どん底のなかで…ボロボロになった身体(あとかき)」という絶望的状況から、猫十字社氏は静かに、確かに蘇生します。
その一つのきっかけとなったのが、本編に登場する愛犬「りる」との出会いです。
この作品は、愛犬とともに絶望の淵から静かに甦る日々が穏やかに綴られています。
セリフは一切の余分な修飾がそぎ落とされ、まっすぐに心に沁みとおってきます。
本書は日常的な「ペットとの付き合い方」という視点からも豊かな情報を提供してくれますが、その底流に流れているのは、「愛、信頼」という営為のかけがえのなさに対する、強く確かな、切実な思いにあります。
本編は、この思いの大切さを幅広くお届けしたいため、一般誌で『週刊spa!』(扶桑社)に掲載されました。 -
ここまで「小さなお茶会」にお付き合い頂き、ありがとうございました。
前にも少し触れましたが、この作品が幕を閉じようとしていた時、社会はバブル経済に陥り、人々は大切なことを見失い、狂い始めました。
欲望が際限なく増殖し、『小さなお茶会』が大切に綴ってきた世界の輝きは砕けていきました。
この頃、人々の生活の安定と幸福を担保すると信じられてきた銀行のある頭取は、業務遂行のためには向こう傷を恐れるな、と檄を飛ばしています。
収益が、法や倫理に優先され、倫理観は崩壊しました。
この狂気の影は現代にも影を落としています。
そして人々が絶望的な喪失感に捕らわれるとき、救いを求めて『小さなお茶会』が何度も呼び戻されてくるのかもしれません。
『小さなお茶会』の終了後、猫十字社はメルヘンとギャグの形式にこだわることなく、さまざまなジャンルに挑戦していきました。
『華本さんちのご兄弟』という切ないまでに清々しい青春ラブストーリー、夢というもう一つのリアルな現実を幻想的に綴った『夢売り』、一方、メルヘン世界もより洗練され、その代表作のいくつかは『泡と兎と首飾り』にまとめられています。
そして、空前絶後の壮大なファンタジー作品『幻獣の国物語』が大ヒット作となりました。
『小さなお茶会』が終わっても、猫十字社の多彩な世界は大きく広がっています。
いずれも『クイーンズセレクションシリーズ』でお読みいただくことができます。 -
「小さなお茶会」は10年近い長い期間にわたって連載されていましたので、その画風は前半と、後半とでは微妙に変化しています。
植物たちの表現もだいぶ変わっています。
初期の頃は、植物たちの生命力の噴出のままに、植物たちの旺盛な生命力に同化するかのように、あふれるように豊穣な絵柄で描かれていました。
しかしやがて徐々に余剰な線がそぎ落とされていき、本質的な線描が美しいタッチで描かれるようになります。
内容もまた、日常のふとした局面にきらりと光る光を切り取ったものから、時間とか、生とか死とか、より本質的な次元へと沈潜していきます。
このような深化の中で作品は完成度を高め、比類ない表現に到達します。
7巻に収めた『月の光のオルゴール』はそのような到達点の一つだと思います。
それぞれの方が、思い思いに本編を楽しんでいただきたいと思いますが、猫十字社から伺った印象的なエピソードがあります。
猫十字社氏の出身は長野県I市。
数々の文化人を輩出したきわめて洗練された街です。
この街の最先端の文化を生き抜いてこられた猫十字社の父上は、猫十字社の創作活動を一定の距離を置いて見守ってこられたのですが、本編を読まれ「お前もこういう作品を書くようになったのか」と喜ばれたそうです。
『小さなお茶会』は漫画というジャンルを超えて、世代と時を超えて、「普遍」を獲得したのだ、と言えるのかもしれません。 -
前巻から、巻末に比較的長いページ数のストーリー作品をつけています。
これらの作品群は、主に「小さなお茶会」本編を『花とゆめ』本誌に連載する傍ら、不定期に発行されていた『花とゆめ』増刊号に掲載されたものになります。
本編の『小さなお茶会』のページ数の短さは必然です。
作者は、極度の緊張と集中力で、この短いページに豊かに世界を凝縮しています。
ここで描かれるのは、人が生きることのいろいろな『局面』です。
この『局面』はきらびやかな宝石のように輝いていますが、輝きだけでは描ききれないものがあります。
掲載された『番外編』は、本編では描き切れなかった時間と、宇宙への広がりがや、心の機微や綾などがゆったりと描かれ、それぞれ心を打つ作品になっています。
これ以上語ることは、読者の皆さん一人一人の世界に踏み込むことになるので差し控えたいと思いますが、形式のうえで着目したいのは、そのページ数です。
通常、ストーリー漫画は16べージ、32ページ前後で構成されます。
新人登用の漫画は、このページ数を前提に、イントロ、展開、クライマックスを割り振る、と指導されています。
しかし、猫十字社はこの形式を軽やかに飛び越えて作品を仕立て上げます。
猫十字社には教科書がありません。
編集部が要請した任意のページ数の中で、創作意欲の赴くままに描き切り、独自の作品世界を構築しています。
各巻巻末に載せた『小さなお茶会』の番外編にもご注目ください。
短いページの本編では描き切れない、珠玉の『お話し』がゆったりと、楽しく綴られています。 -
よもぎちゃんは料理大好きな女の子。 建物はちょっと古くさいけれど、ぬくもりのつまった神田荘で、パンダの大福と一緒に暮らしています。 ちょっと無口で、でも優しい大福とよもぎちゃんの周りをとりまく不思議と日常のお茶の間メルヘン。
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よもぎちゃんは料理大好きな女の子。 建物はちょっと古くさいけれど、ぬくもりのつまった神田荘で、パンダの大福と一緒に暮らしています。 ちょっと無口で、でも優しい大福とよもぎちゃんの周りをとりまく不思議と日常のお茶の間メルヘン。
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よもぎちゃんは料理大好きな女の子。 建物はちょっと古くさいけれど、ぬくもりのつまった神田荘で、パンダの大福と一緒に暮らしています。 ちょっと無口で、でも優しい大福とよもぎちゃんの周りをとりまく不思議と日常のお茶の間メルヘン。
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よもぎちゃんは料理大好きな女の子。 建物はちょっと古くさいけれど、ぬくもりのつまった神田荘で、パンダの大福と一緒に暮らしています。 ちょっと無口で、でも優しい大福とよもぎちゃんの周りをとりまく不思議と日常のお茶の間メルヘン。
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よもぎちゃんは料理大好きな女の子。 建物はちょっと古くさいけれど、ぬくもりのつまった神田荘で、パンダの大福と一緒に暮らしています。 ちょっと無口で、でも優しい大福とよもぎちゃんの周りをとりまく不思議と日常のお茶の間メルヘン。
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よもぎちゃんは料理大好きな女の子。 建物はちょっと古くさいけれど、ぬくもりのつまった神田荘で、パンダの大福と一緒に暮らしています。 ちょっと無口で、でも優しい大福とよもぎちゃんの周りをとりまく不思議と日常のお茶の間メルヘン。
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よもぎちゃんは料理大好きな女の子。 建物はちょっと古くさいけれど、ぬくもりのつまった神田荘で、パンダの大福と一緒に暮らしています。 ちょっと無口で、でも優しい大福とよもぎちゃんの周りをとりまく不思議と日常のお茶の間メルヘン。
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よもぎちゃんは料理大好きな女の子。 建物はちょっと古くさいけれど、ぬくもりのつまった神田荘で、パンダの大福と一緒に暮らしています。 ちょっと無口で、でも優しい大福とよもぎちゃんの周りをとりまく不思議と日常のお茶の間メルヘン。
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「小さなお茶会」が生まれた幸運は、猫十字社という一人の優れた才能が、1978年から1987年という時代に活動したという事実からも述べることができます。
象徴的な出来事として、今では当たり前になっているコンビニの終夜営業を顧みます。
セブンイレブンが第一号店を開店したのが1974年でした。
そしてその後この店舗形態はあっという間に全国に広まり、1987年には、国内で3000店舗に到達しました。
闇に閉ざされていた夜の街が、全国至る所で光にさらされ始めたのです。
闇は光に侵食され、今までの価値観が大きく転換しました。
様々な権威が崩れ、差別や闇の社会が明るみに出て糾弾され、女性の地位は向上し始めましたが、他方で家族という単位が崩壊をはじめ、様々な矛盾に直面するようになりました。
非常に強力な破壊と創造の力がこの時代に噴出しました。
そしてやがて、このエネルギーはバブル経済を招来し、狂気を生みます。
『小さなお茶会』はこのようなエネルギーの磁場に誕生しました。
この珠玉のメルヘンがたたえる豊かな世界は、このとめどもないエネルギーとは無関係ではありません。
しかし、すべてが光にさらされる、という事態は、一人一人の人間を孤独に追い込むことをも意味します。
この孤独は、現在に至るまで、より深く、より強く人々の心をとらえています。
『小さなお茶会』はこの孤独な魂にかけがえのない癒しを提供し続けています。 -
東京の動物病院で働く獣医師、鹿間一成(しかま かずなり)は院長を殴打する事件を起こしてしまい勤務先の病院を追われ、更には妻も家を出てしまう。
一成は妻の連れ子で10歳になる諷子(ふうこ)と共に、両親を亡くした彼を育ててくれた信州の伯父夫婦の家を訪ね、そこで動物診療所をはじめることになるが…。
うそ・・・つくよ・・・ある日の授業中、クラスメイトが教科書の動物はうそをつかないから好きだ、という文章を読んでいた時に諷子がポツリと、そうつぶやいた。
授業の後、諷子の言葉を不思議に思って話しかけた担任の小絵(さえ)に彼女は動物だってうそをつく!と強く訴えかける。
小絵はその諷子の様子にただならない何かを感じ取っていた。
そしてその日の帰り道、小絵は見慣れない女性と話をする諷子を見かける。
動物だってうそをつく…諷子がその言葉に込めた真意は?そして諷子が会っていた相手とは?
その他、冬のある日、傷の癒えた小鳥を山に放すため一成と一緒に山の中を歩いていた諷子は、川沿いの氷の中にまるで夏のような風景があるのを見つける。それはクラスメイトの亘(とおる)が作ったものだった。ある日、亘と一緒に再びその場所に行った諷子はそこに予期しない物を見つけ…「氷の中の夏」。
諷子が下校途中に出会ったバードウォッチングの男性。山を案内した諷子に男性はお礼として双眼鏡と撮影したフィルムを渡して別れるが、諷子の話を聞いた一成はそこにただならない雰囲気を感じとる…「みんないっしょに」。
ある日、一成の元に泥だらけのボトルが送られてくる。それは東京にいた頃、一人の男が可愛がっていたペットの亡骸と共に土に埋めたものだった…「ウイスキーを飲める時」。
ある雪の日、戻ってきた母親に連れ出された諷子は母親の車を飛び出し、山の中に逃げ込む。同時に往診帰りの一成も山中で事故を起こしていた。日が落ち、雪が降り続く中、伯父の袈裟次郎たちはなすすべをしらず・・・「心」など。
田舎の暮らしと自然との関わり、そして昨今話題に上がる親子の絆…小山田いくが淡々と描く名作最終巻。
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『ゆっくりと、七十二回の話を描いてきました。何だか「風の宿」は、ゆっくり、ゆっくり、描いてきた気がしています。そういう気持ちでいなければ、描けない物語でした。そんな気分が、読者のみなさんにも伝われば…と、願っています。』 -
「小さなお茶会」は1978年から1987年の間に、『花とゆめ(白泉社)』で連載されました。
猫十字社は同時に『Lala(白泉社)』でも『黒のモンモン組』という、こちらも時代を先取りしたギャグ作品を連載していました。
『小さなお茶会』の作品世界は極めて精緻です。
これをつくり上げるためには、当然、極度の集中力と、尋常でない閃きが前提となります。
また、『黒のモンモン組』はとてもシュールなギャグ作品です。
ギャグ作品は価値観の破壊という側面を持ち、こちらも執筆にはとてつもない破壊と創造のエネルギーを必要とします。
『花とゆめ』は月2回刊、『Lala』は月刊でしたが、特に月の後半、20日売りの『花とゆめ』と24日の『Lala』の間には、わずか4日しかありません。
このそれぞれに傑出した作品を『落とす(締め切りに間に合わない)』ことなく続けていけた、ということ、このことだけとってみても、『時が満ちて』エネルギーがあふれ出て、この両作品が祝福されていたことを示しています。
今では考えられないような、締め切り時のエピソードがあります。
全精力を使い果たした猫十字社氏は、当時住んでいたM市発の特急『あずさ号』の出発ホームに行き、原稿を人のよさそうなお客さんを物色して手渡します。
一方、新宿駅では担当が猫十字社氏から連絡のあった人相風体のお客さんを見つけ出し、平身低頭して原稿を受領していました。
これで、一回も事故がない、という時代でした。
この時代がこの「小さなお茶会」という作品を生み出し、注がれたエネルギーは質、量ともに想像を絶しています。
『時が満ちた』としか言いようがない奇跡的な爆発力が作品世界を豊かに彩ります。 -
東京の動物病院で働く獣医師、鹿間一成(しかま かずなり)は院長を殴打する事件を起こしてしまい、勤務先の病院を追われ、更には妻も家を出てしまう。
一成は妻の連れ子で10歳になる諷子(ふうこ)と共に、両親を亡くした彼を育ててくれた信州の伯父夫婦の家を訪ね、そこで動物診療所をはじめることになるが…。
諷子の同級生、さとみが飼っている猫のユラには霊感があるという。
さとみの寝室には時々お化けが出てとても怖い思いをするのだが、その時は決まってユラが助けに来てくれるというのだ。
クラスメイトたちに、さとみの話を確かめるように言われた諷子は彼女の家に泊まり、その時の様子を一成に話した。
すると一成は諷子の話の中にユラの異変を感じ取るのであった。
ユラの身に何が?
そして一人で夜を過ごす怖さとユラを失うかもしれない怖さ、2つの恐さの板挟みの中でさとみの出した結論は?
その他、母を失った子狐が里に下り、そこで新たな母親と出会うがその母親は…「母ちゃん」、幼少の頃、犬に襲われたのがきっかけで犬嫌いになった少年。時が経ち、既に老犬となったその犬に仕返しをしようとするのだったが…「犬ぎらい」、祖父の袈裟次郎と一緒に山に入った諷子はそこで冬に備えて身を寄せ会う動物たちに出会う…「冬を越すために」等。
田舎の暮らしと自然との関わり、そして昨今話題に上がる親子の絆…小山田いくが淡々と描く名作第7巻。
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『猫は敏感で、予知に近い能力を持っているとも言われています。そこで、家の猫たちが何か変わった行動をとるたびに、メモをしたりしているのですが、未だかつて何か起きたためしがありません。飼い主に似て、家の猫はみんなただのボケ猫です。』 -
生きづらくてしょうがないと思っている世界をなんとか飛び越えようとして、しかも生きるということを輝かしく肯定したいときには、フィクションという表現形式が有効になるのかもしれません。
またさらに、このフィクションの中で、「愛」という一番大切な、しかし危うい営みを、優しく描き切るためにはファンタジーという形式がとてもよく似合うのでしょう。
「ぷりん」と「もっぷ」という猫の夫婦が紡ぎ出す世界は、ごく自然にファンタジーの形をとっています。
しかしこれは当時の少女漫画界にとっては、あまり類例のない、先駆的な冒険でした。
当時の雑誌に掲載されたショートストーリーは、どちらかというとストーリー漫画の間にはさまった、「箸休め」の要素が強かったように思われます。
恋愛ストーリーなどの、深刻な、あるいは心を揺り動かす長編作品の間で、ひと時の癒しを提供する位置づけが多かったように思えます。
しかし、猫十字社という天才は、このショートストーリーのジャンルに、確固とした作品世界を描き出しました。
これは客観的にみると大変な冒険であり、挑戦ですが、彼女はこの冒険を危険とも思わず、ごく自然体で描き出していきました。
「小さなお茶会」は、まさに時代を画し、時代を超える傑作ファンタジー作品として成立しています。
そして、その作品世界は時を越えて、普遍的な輝きを放っています。 -
東京の動物病院で働く獣医師、鹿間一成(しかま かずなり)は院長を殴打する事件を起こしてしまい、勤務先の病院を追われ、更には妻も家を出てしまう。
一成は妻の連れ子で10歳になる諷子(ふうこ)と共に、両親を亡くした彼を育ててくれた信州の伯父夫婦の家を訪ね、そこで動物診療所をはじめることになるが…。
ある日、一成の元へひとりの少女が訪れた。
彼女が一成に治療してほしいと見せたもの、それはなんと掛軸に書かれた山女魚だった。
亡くなった祖父が描いたというその山女魚は今まで毎朝掛軸の中を泳いでいたのに猫に爪を立てられて泳がなくなってしまったというのだ。
そう必死に訴える少女に押された一成は掛軸を預かることにし、最初は少女をばかにしていた諷子も彼女の境遇を知ってから一転、一成にこの掛軸の山女魚を治すよう懇願する。
本格的な調査に乗り出した一成がやがて見つけたものは…!?
その他、祭りの夜に諷子が出会った女性。その女性が諷子の中に見ていた物は・・・「祭りの夜」、いやいや家にいる鳥の世話をしていた女の子、だがやがて彼女はそこにあった絆に気付き涙する「記念写真」、飼い猫が亡くなったとの電話を受けた一成、だがそれは既にこの世にいないはずの猫だった・・・愛猫と最後まで添い遂げようとする老婆の想いを描く「過去の中の猫」、等。
田舎の暮らしと自然との関わり、そして昨今話題に上がる親子の絆…小山田いくが淡々と描く名作第6巻。
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『動物を描くのは、本当にむずかしいものです。表情だけで、その時の動物の心を表さなければならないからです。──だから、今まで、満足のいく動物の絵が描けたことって、本当に一度か二度なのです。それが三度に…四度に…なるよう頑張っているのですが…。』 -
「ぷりん」と「もっぷ」という猫の夫婦が紡ぎ出す世界の扉を開けていただきありがとうございます。
この世界は、暖かさとやさしさに満ちあふれています。
さりげないいたわりと、不思議なものごとへの驚きと、ふとしてきらめく世界の輝かしさが広がっています。
しかし、以上のように形容詞過多な不毛の文章でご紹介するよりも、この世界の案内人には、非常に素晴らしい先達がたくさんおられます。
「小さなお茶会」は読者のそれぞれの人、それぞれの心に多彩な光をあてていて、いろいろな深度でいろいろな世界が照らし出します。
どうかご自身の心の赴くまま、この世界でゆっくりとくつろいでください。
そして時には素晴らしい案内人さんたちの意見を聞き、いろいろな見方を発見してください。
「小さなお茶会」は多彩な見方を可能にする大きさ、豊かさを包み持っており、何が正解であり、何が間違っているなどということは全くありません。
あえて言えば、「小さなお茶会」を心ゆくまで楽しんでいただくこと、それが唯一の正解です。 -
東京の動物病院で働く獣医師、鹿間一成(しかま かずなり)は院長を殴打する事件を起こしてしまい、勤務先の病院を追われ、更には妻も家を出てしまう。
一成は妻の連れ子で10歳になる諷子(ふうこ)と共に、両親を亡くした彼を育ててくれた信州の伯父夫婦の家を訪ね、そこで動物診療所をはじめることになるが…。
ある日、諷子が通う小学校のクラスメイトや担任の小夜先生と一緒に山へ虫取りに行く事になった一成。
ところが一行は雨に降られてしまい、同級生の持つ、今は使われていないペンションで雨宿りをする事になった。
はしゃいでペンションの中を走り回るクラスメイト達。そんな彼らと一緒に走り回っていた諷子の前に一人の不思議な少女が現れた。
何も言わず1匹の蝶を諷子に渡す少女。
諷子にその蝶を見せられた一成の脳裏に、やがてその山で起きた一つの事件の記憶がよみがえり…!?
その他、山中の渓流で見つかったクマの死骸。その胃から人の指が見つかった事から月科村は大騒ぎに「レンズの下」。
一成も叔父夫婦も出掛けてしまい一人で留守番する事になった諷子。そんな諷子の元に連れてこられた1匹の犬と諷子の物語「留守番」、ある雨の日、一成の元に女性から送られてきた詩集。中に記された恋の詩に諷子は落ち着かず…「雨蛙」、等。
田舎の暮らしと自然との関わり、そして昨今話題に上がる親子の絆…小山田いくが淡々と描く名作第5巻。
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『いつも何気なく見ている動物や植物の図鑑。ふと、思いついて、今までに見た記憶のある動植物に、〇印をつけてみて、自分が知っている生き物が、いかに少ないか、よ~くわかりました。みなさんも、いっぺんためしてみては?』 -
人と心を通わせ、共に生きる動物をコンパニオンアニマルという。
人と心を通わせる彼らにも魂はあり、そして魂の有るところには時として不思議な出来事が起きる…。
染井由乃(そめいよしの)は黒崎動物病院に勤める新米獣医師。
失敗をしながらも病院を訪れる動物たちに日々真剣に接している。
ある日、白猫ルリを連れ動物病院に訪れた少年は、まるで少年の方が病気のようだった。
そして…不思議な事に少年が体調を崩す前には必ずルリが体調を崩すという。
そんなルリを少年は「運命を知らせる猫」と可愛がっていたが、実はルリは重篤な病気を患っていた。
由乃の必死の治療に次第に回復の兆候を見せ、退院していったルリだったが、ある日突然ルリが失踪。
ルリを探す由乃はやがて不思議な出来事に巻き込まれて行き…。
その他、可愛がっていた子犬の突然の死をきっかけに街を徘徊する様になった老女。老女の娘は彼女に同じパビヨンの子犬を与えて落ち着かせようとするが、何故かやがて娘の方がその子犬に怯え出し・・・「ペットロス」、黒崎動物病院の建物では以前殺人事件が有ったという。そして、以前はこの家の令嬢に飼われていたというキバタンの「ヒメ」は、その事件にまつわる、ある夫婦の悲しい物語を全て見ていた…「語りつづけたヒメ」など。
動物と人間の絆を若き獣医師の視点からオカルトタッチを交えて描く、小山田いくのハートウォーミングストーリー第1巻! -
人と心を通わせ、共に生きる動物をコンパニオンアニマルという。
人と心を通わせる彼らにも魂はあり、そして魂の有るところには時として不思議な出来事が起きる…。
染井由乃(そめいよしの)は黒崎動物病院に勤める新米獣医師。
失敗をしながらも病院を訪れる動物たちに日々真剣に接している。
夏の激務の中、失敗を繰り返して黒崎院長から休暇を言い渡された由乃は遊ぶアテもなくなり、帰省することにした。
そんな折、黒崎医院にリスザルのウーピがやって来た。
ウーピはストレスで毛が抜け、食事もままならない。
そんなウーピに手を焼く院長だったが、ある夜中、楽しげなウーピの声に院長が眼を覚ますと…そこにはウーピと戯れる、実家にいるはずの由乃の姿が?!
その他、飼っていたウサギが河原で何かに食われてしまったという少女、その少女の言動にキレてしまい、いつの間にかその河原に来ていた由乃。その由乃に水底から何者かが襲いかかる「水底の牙」、由乃の目の前で車に跳ねられた狸の親子。由乃は生き残った子を必死に手当てするが、その頃、事故現場では不可解な事故が続発する「狸たちの鎮魂曲」、由乃の元に傷付いた子猫を連れて来た、スケッチブックを持った少女。少女と心を通わせる由乃だったが実はその少女は…「猫の童話」、など。
動物と人間の絆を若き獣医師の視点からオカルトタッチを交えて描く、小山田いくのハートウォーミングストーリー第2巻
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