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『ライトノベル(ラノベ)、入間人間、1円~、0~10冊、読み放題 MAXコース』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全60件

  • 314(税込) 2024/5/2(木)23:59まで
    著者:
    入間人間
    原作・イラスト:
    仲谷 鳰
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    『やがて君になる』外伝ノベライズ。 高校生となった沙弥香の恋は――。

     もう人を好きになるなんてやめてしまおう。中学時代に経験した手痛い失恋から、そう心に決めていた沙弥香。しかし高校の入学式で初めて七海燈子の姿を見たその瞬間から、どうしようもなく燈子に惹かれていく。
     同じクラスになり、一緒に生徒会にも所属し、やがて親友と呼べる仲にもなった。隣を歩み続ける中で、燈子の強さも弱さも知った。燈子のすべてを見て、一層好きになっていく。
     でも、だからこそ。沙弥香はどうしても「好き」を伝えられない。待ちすぎて、恐れすぎて、一歩踏み出すことができなかった沙弥香の迷い、後悔、喪失――。

     人を好きになるということを知ったのは、『彼女』と出会ってからだった。
  • 303(税込) 2024/5/2(木)23:59まで
    著者:
    入間人間
    原作・イラスト:
    仲谷 鳰
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    大人気恋愛漫画『やがて君になる』の外伝ノベライズが登場!

     理解でもなく、諦めでもなく、そこにあるのは自分への納得。
     ――私は、女の子に恋することしかできないんだって。
     幼少時代から大人びていて、どこか達観した少女だった佐伯沙弥香。だが小学五年生の時に友達の女の子から自分へ向けられた感情に、彼女は答えを出せずにいた。
     そして中学時代。仲の良かった先輩・千枝から恋心を打ち明けられた彼女は戸惑いながらも告白を受け入れ、次第に恋愛の深みにはまっていくが……。
     ままならない想いに揺れ動く少女、佐伯沙弥香の恋を描くもうひとつのガールズストーリー。
  • 336(税込) 2024/5/2(木)23:59まで
    著者:
    入間人間
    原作・イラスト:
    仲谷 鳰
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    『やがて君になる』外伝ノベライズ、完結。大学生となった沙弥香の恋は――

    『だってわたし、今、あなたのことが好きだもの』
     それは何年ぶりの『出会い』だっただろうか。大学二年生となった沙弥香を慕う、一つ年下の後輩・枝元陽。
     今まで沙弥香が好きになってきた人の誰からも遠いその雰囲気。眩しいくらい積極的に好意を伝えてくる陽に初めは警戒しながらも、やがて彼女からの気持ちに応えるように、沙弥香は恋の形を模索する。
    ――誰かに恋をする度、星に手を伸ばすようだった。とても綺麗で、ただ届かない。それでも。その星に触れてみたいと、今度こそ。
     沙弥香の恋の物語、完結編。
  • 704(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    raemz
    キャラクターデザイン:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    女子高生になる前と、なった後と、それから。そんな二人の夏の断片。

     安達としまむら、二十二歳。私は今、真っ赤になった安達の右足を掴んで眺めていた。次はどこにキスするのがいいかな。
     なんでこんなことになってるんだっけ。夏の暑さで常識が脱水症状を起こしてるのかもしれない。……あ、旅行の計画を立てるはずだったんだ。

    「ところで、安達は旅行楽しみ?」
    「ほほふぇ? りょほー?」

     小学生、中学生、高校生。夏は毎年違う顔を見せる。こうして同じ人と、同じ時間を、二人で過ごしていたとしても。
     そんな、夏を巡る二人のお話。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    高校二年生になった安達としまむら。 しまむらの友達に、安達の心は揺れ動き……。

    桜の季節、しまむらと同じクラスになれた。でも、しまむらは近くの席の女子とお昼を食べるようになった。……なんか嫌だな。私はどうしたらいいんだろう。 ある日の昼休み。近くの女子集団に声を掛けられた。なんとなく安達の方を見ると、目が合った途端、顔を逸らされた。女子集団の輪に入り、もう一度安達の方を見たら、一人で教室を出て行ってしまった。私もパンを買いに行くのになぁ。まあ、行く途中で見つければいいか。 しまむらと前みたいに仲良くなるには……そうだ、お泊まりだ!?
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    2月14日、バレンタインデー。二人のもとにゆるくてあま~い一日がやってくる。

    2月4日、バレンタインデー10日前。放課後に二人で出かけたモール内のドーナツ屋の前で、安達が聞いてくる。 「14日に、しまむらはなにか、用事ありますか?」 「ないですけど」 「ないなら、14日に、遊ぼうという……」 鼻の上に加えて、手の甲まで真っ赤に染まっていた。そんな安達の決意や覚悟に感心して、私はこう応える。 「いいよ。今年はバレンタインをやっちゃおうか」 2月14日までの10日間。安達のどきどきな10日間が、しまむらの日常に彩りを与える。そんな二人のお話。
  • 336(税込) 2024/5/2(木)23:59まで
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    仲谷 鳰
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    少女たちの別れと再会。鮮烈な想いが弾ける作品集。

     山中の小屋で陶芸に勤しむ岩谷カナは、一年前に知り合った新城雅と、町でちょいちょい会っている。カナは雅に膝枕をして世間話をするだけで、なぜ会おうと言われるのかと思っていたが、ある日、雅がカナのもとを訪ねて来て──。

     実家のお茶屋を継いで、このまま一生を終えるのも悪くないと思っていた矢先、わたしの前に現れたのは姪だった。高校生で兄の娘。そんな女の子がわたしの彼女になって、一緒に過ごしていると、昔の知り合いを連想する。鳥のような、でも飛びもしないで走ってばかりいる鳥のような彼女のことを──。

     少女たちの鮮烈な想いが弾ける作品集。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    安達としまむら、クリスマスを前にふたりの関係がちょっとだけ動き出す。

    今まで興味なんかなかった。ないフリをしていた。だれにも、なにもほしがらなかった。だけど今年は違う。私が初めて願うクリスマスプレゼントは、しまむらとのクリスマスだった。 今までなんとなく毎年過ごしていた。強い関心があるわけでもなかった。だけど今年は違う。少し気を遣って、安達へのクリスマスプレゼントを選ばないといけない気がしていた。
  • 693(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    raemz
    キャラクターデザイン:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    女子高生二人のちょっと変わった日常と、それからのお話。

     私は明日、この家を出ていく。しまむらと一緒に暮らすために。私もしまむらも、大人になっていた。

    「あーだち」
     跳ね起きる。
    「おぉでっ」
     派手に後退した私を見て、しまむらが目を丸くした。両手をおどけるように上げる。下りて目にかかる髪を払いながら、左右を見回して、ああそうだと理解していく。マンションに移り住んだのだった。二人きりなのか、これからずっと。
    「よ、よろしくお願いします」
    「こっちもいっぱいお願いしちゃうので、覚悟しといてね」

     私の世界はしまむらですべてが出来上がっていて、これからの未来になにも不安などないのだ。
  • 583(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    のんびり日常を過ごす、女子高生な安達としまむら。その関係が、少しだけ変わる日。

    体育館の二階。ここが私たちのお決まりの場所だ。今は授業中。当然、こんなとこで授業なんかやっていない。 ここで、私としまむらは友達になった。好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球したり。友情なんてものを育んだ。 頭を壁に当てたまま、私は小さく息を吐く。 なんだろうこの気持ち。昨日、しまむらとキスをする夢を見た。 別に私はそういうあれじゃないのだ。しまむらだってきっと違う。念を押すようだけど、私はそういうあれじゃない。 ただ、しまむらが友達という言葉を聞いて、私を最初に思い浮かべてほしい。ただ、それだけ。
  • 649(税込)
    著者:
    入間人間
    キャラクターデザイン:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    女子高生2人の日常が、ちょっとだけ変わる。

     安達と出会ってからの一年が割と濃いから、過去が遠くなっているのを感じる。良くも悪くも、安達は印象的なので他の記憶を上書きしてしまう。わたしはいつか、安達との過去だけで埋め尽くされるのかもしれない。
     私には思い出というものがおよそ欠けている。そして、私には今にしかしまむらがいない。少なくとも、今この時は。一年前はまだちゃんと覚えていて、そこにある。だから昔じゃない。私は、いつかしまむらと過去を過ごせるだろうか。
     安達と出会う前のしまむらと、しまむらと出会ってからの安達。少しずつ何かが変わっていく。そんなお話。
  • 649(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    恋人になった女子高生二人の修学旅行編。

     高校二年生の十月は修学旅行の季節らしい。となると班決めがあって、席を素早く立つ安達の姿が目に飛び込んで来る。
    「なにかな足の速い安達」
    「班は、一緒で」
    「うん」
     当然そうなるのだ。
     ただ問題は、班を作るには五人必要ということだ。安達の性格からして、二人きりじゃないと不満だろうし、どうしたものか。
     意識して準備する物もないし、二泊三日の旅行で私服が必要なわけもなく。流れるままに、ぱーっと、出たとこ勝負でいいかな。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    付き合うことになった安達としまむら。二人の関係がちょっとだけ変わる、第7巻。

    しまむらと付き合うってことは、うーん、まず、い、一緒に登校するとか……でいいんだよね……。でも、何時に迎えに行けばいいのかな。自転車どうしよう……しまむらは歩きだし……早く学校始まらないかな。安達と付き合うことになったけど……、何か今までと変わるのかなー。……安達は変わるんだろうか。でも、付き合うってどうすればいいんだろ。うーんよくわかんないな。大丈夫なのかね。お祭りでの告白から、彼女と彼女になった二人。夏休みも明けて新学期。これまでとちょっと違う高校生活が始まる。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    夏休み後半。安達のしまむらへの想いは高まり──。女子高生二人の日常が、ほんの少し動き出す。

    喧嘩の仲直りを経て、元の関係に戻ったかに見えた安達としまむら。しかし、安達のしまむらへの想いは、現状維持で満足することを許してくれず、流されるのでは無く、自ら先へ先へと進もうとしていた。「しまむら、遊ぼう!」「え、無理無理。お盆は祖父ちゃんたちの家に行くから」「そうなんだ……何泊?」「三泊四日の予定でございます」「じゃ、じゃあ。四日後、また来ても……」 「あー、じゃあ帰ったら電話するから」「待ってる」 しまむらを待ちきれず、電話とメールで連絡をしてしまう安達。そんな様子に、しまむらの中でも安達への想いが変わりつつあった。そして迎えた花火大会の夜。浴衣を身に纏い、お祭りの喧噪の中を歩く二人。安達のしまむらへの想いは、花火とともに大きく舞い上がる。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    高校二年の夏休みはイベントがいっぱい。安達としまむら、二人で過ごす二度目の夏。

    夏休みはしまむらと会えなくなる……お祭りに行ったり、プールで泳いだり、一緒にアイス食べたり、やりたいことがいっぱいありすぎて……そうだ、やりたいことリストだ! かきかきかきかき……。 夏休みはいいものだ。なにがいいって朝、無理して起きなくていい。でも、やることがなくて、時間が過ぎるのが遅い。安達は何をしてるんだろ。バイトかな。っと、電話だ。花火大会? 別にいいけど──。 安達としまむらの夏休み。去年とは少し違う、高校二年の夏休みが始まる。
  • まーちゃん、世界で一番キミを××してる……。 嘘だけど。

    御園マユ。僕のクラスメイトで、聡明で、とても美人さんで、すごく大切なひと。彼女は今、僕の隣にちょこんと座り、無邪気に笑っている。リビングで、マユと一緒に見ているテレビでは、平穏な我が街で起こった誘拐事件の概要が流れていた。誘拐は、ある意味殺人より性悪な犯罪だ。殺人は本人が死んで終了だけど、誘拐は、解放されてから続いてしまう。ズレた人生を、続けなければいけない。修正不可能なのに。理解出来なくなった、人の普通ってやつに隷属しながら。──あ、そういえば。時間があれば、今度質問してみよう。まーちゃん、キミは何で、あの子達を誘拐したんですか。って。第13回 電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作が登場!
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    フライ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    依存し合う二人の“一生”を描くちょっぴり苦い兄妹ラブコメ、完結編。

    小説家になるという夢を叶えた妹。その事実は俺の存在意義を揺らがせた。弱い妹が好き。そして、妹に頼られる自分が大事。そんな独りよがりな想いに気付いたところで人生は引き返せない。だから俺は、妹と二人で一緒に暮らし続けることに決めた。俺には妹しかいない。これまでも、これからも。親から見捨てられても、世間から白い目で見られても。なるほど、気持ちの悪い兄妹だ。だけど血肉を分けた妹に人生を捧げて寄り添い抱き合って我が道を行く。俺の人生はこれで満足だ。
  • 649(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    フライ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    「わたしのじんせーは、にーさんでほとんどだもん」シスコン&ブラコンの“一生”を描く兄妹ラブコメ

    夏休みの終わり。妹が俺に泣きついてきたのは、あちらが六歳で、こちらが十歳のとき。珍しく側に寄ってきた妹の手には日記帳の表紙があった。目が合うとおずおずそれを差し出してきて、「てつだって」と、か細い声でお願いしてくる。俺と妹の関係が始まったのは、その瞬間だと思った。泣き虫で、根性がなくて、ぼーっとしてて、友達もいない、心配で放っておけない存在。――それが妹だった。「わたしのじんせーは、にーさんでほとんどだもん」幼少時代からの成長、そして大人になるなかで選択した人生――。離れられない二人の“一生”を描く、ちょっぴり苦い兄妹ラブコメ。
  • 同居から始まる三角関係ガールズストーリー、ついに完結。

    「というわけで、海の腹違いの姉でーす」
     女子高生をたぶらかす魔性の和服女、陸中チキはそう言ってのけた。
     姉妹だと知っていてお金で買っていたんだろうし、海は受け入れてシスコンまっしぐらだし。
     これは、手遅れの初恋の物語だ。私と水池海。この不確かな繋がりの中で、私にできることはなにかあるのだろうか。
     淡く、もつれた三角関係ガールズストーリー、ついに完結。
  • 私と、同居人と、同居人をお金で買う女。淡く、もつれた三角関係の行方は。

    【『安達としまむら』著者がおくるガールズストーリー、第2幕】

     水池さん。突然部屋に転がり込んできて、無口だけどやたら顔だけはよくて……そして、恐らくは私の初恋相手になった人。

     彼女はお金で買われていた。
     目の前で怪しい和服の女とキスをしていた。

     思考する間もなく、チキと名乗るその女は告げてくる。

    「じゃあ三人でホテル行く? 女子会しましょう」

     私が?
     水池さんと、彼女と付き合っている女と?

     …………地獄か?
  • 704(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    フライ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    私の部屋に転がり込んできたあいつが、どうにも最近ちょっと気になる。

     うちに居候をすることになったのは、隣のクラスの女子だった。ある日いきなり母親と二人で家にやってきて、考えてること分からんし、そのくせ顔はやたら良くてなんかこう……気に食わん。お互い不干渉で、とは思うけどさ。あんた、たまに夜どこに出かけてんの?

     お母さんとあたしは昔から家と住む人がころころ変わり、今度の家は同じ学校の子がいた。料理を作ってもらって、家事も分担して、夜に出かけるあたしを気にしてくれて。でも、夜どこいってんのって言われても、なんて言えばいいんだろう。知り合いに会ってるだけなんだけど。

     ある日突然同居することになった女子高生二人の、淡くてもろいストーリー。
  • 693(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    つくぐ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    外と断絶した、閉じた夏休み。そこに、ぼくたちは生きていた。

     近所に住む小5女子の城ヶ崎君は、朝から鯨を見に海へ行こうと誘ってくる、行動力だけで生きているような少女だ。そんな彼女に言われるがまま、一緒に海へ向かう高2のぼく。11歳と17歳、恋愛、ではないと思う。2人で過ごすいつもの夏の水曜日。こんな穏やかな日々がずっと続けばいいのに──。

     夏の朝、目が覚めたらいつものように鏡の前で情報整理。「海野幸、十七歳、性別女性、二年C組、両親は健在──」顔にかかる髪を払い、ぼくを私に切り替える。曜日を確かめると水曜日。さぁ、今回も三日くらいがんばろう──。

     そして城ヶ崎君は宣言する。「この世界を破壊したい」と。
     閉ざされた海辺の街で、ぼくと彼女は今日も出会う。
  • 671(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    つくぐ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    とある“少女”の生涯をめぐる、遠く遙かなる物語。

     私は遺跡から運び込まれた発掘物を利用するため、工場で働いている。ある日発掘隊が持ち帰ったのは、棺めいた箱の中で眠る少女。銀糸のような髪に艶のある肌。一目では機械人形とは判断がつかない彼女の造形を目で追う度、巻き起こる発熱とエラー。私のどこかが故障したのか、非の打ち所のない彼女の姿を前に、「きれい」と口にして、生まれて初めて、私はエラーで動けなくなった。
  • あの「みーくん」と「まーちゃん」のその後と彼らの子供たちの運命が描かれる――。【入間人間デビュー10周年特別作品】

    あるところ、ある時代に双子の姉妹がいました。姉は妹をこう評します。「わたしと比べたら馬鹿」 妹は姉をこう評します。「よくできた姉様」 姉の方は父親によく似ています。「勘弁して」 妹の方は笑うと母親に瓜二つです。「あっはっは」 いつの頃からか、妹の存在を認識できなくなった姉。悪党を探して殺すために金属バットを持ち歩く妹。両親とそっくりで、嘘つきで壊れた二人。歪んだ双子の姉妹の、交わらない日常。そんな彼女たちが住む町で起きた連続殺人事件。そして、双子の姉は言いました。「うちの妹が犯人よ」と。――ねえ、まーちゃん。今度は僕たちの子供の話だってさ。
  • 新たなスキルを獲得した俺と敷島だが、この『ゲーム』を抜け出す手段は見つからない。

    俺と敷島の二人で、どうにか成し遂げた『ゲームクリア』は、次なるステージのスタートでしかなかった。 巨大怪獣を凌ぎ、俺と敷島が安堵したのも束の間、「セーブしました」というメッセージと、スキル獲得の表記。つまり、次なる敵がやってくるのだ。それは、大量の刺客を擁する『ラットマン』と、血の雨を降らせてくる『ねずみおとこ』だった。 俺と敷島の、強くないままの『ゲーム』は繰り返される。
  • 俺と敷島さんだけが、この世界が『ゲーム』だと気づいた。

    昼休み前の平和な教室を、突然巨大怪獣が襲った。俺は、踏みぶされて死んだ。 ――直後。視界に謎のコンティニュー選択の画面が現れた。「Yes」の表示を選ぶ。すると、昼休み前の、『死ぬ直前』の教室に戻った。つまり、生き返った。そして、俺と敷島さんの二人だけが気づく。この世界が『ゲーム』だということ。再びあの巨大怪獣が襲ってくるということに。俺たちは、強くないままニューゲームを繰り返す。
  • 破綻したマユを直す。 僕はまだ、まーちゃんを騙し足りないから。

    三月三十一日。 マユが破綻した。四月一日。 僕は単身、かつて誘拐犯が住んでいた邸宅に足を運んでいた。主観でいうと、元僕ん家だ。 今では、その屋敷は 『大江家』 の所有物となっていた。元自宅で待ち受けていたのは、以前の姿を一片も感じさせない増改築。窓にはめ込まれた鉄格子、歪な洋館的風貌。屋内では、家人の景子さんによる鳥肌な歓迎と忌まわしき過去との再会。僕はすべてを受け入れながら、屋敷を探索する。求めるものは、マユがまーちゃんにもどるための何か。しかし、事態は混迷を極め始める。切られた電話線、水没する携帯電話、大江家の皆さんと共に閉じ込められる僕ら…… ら? そうだ。 伏見、なんでついてきたんだよ。 クローズド・サークルって、全滅が華なんだぞ。…… さて僕は。この小旅行中に、みーくんを取り戻し、まーちゃんを救うことができるのだろうか。
  • 長瀬。お前が死ななくても、僕は生きていけたのに。

    長瀬透が殺された。そのあと、変な奴から殺人声明の電話が掛かってきた。でも、僕の人生に一片の起伏もない。僕とまーちゃんの毎日は、それでも何も変化しなかった。僕は長瀬の死を知らされても、涙も流さなかった。教室にある長瀬の机の引き出しには、教科書が残っていた。置きっぱなしは教師から注意されているのに。長瀬なりの反抗期かな、これ。 ……ははっ。ああ、良かった。僕はまだ、笑えたぞ。
  • ぼくは、僕を取り戻す。 またみーくんと呼ばれるために。

    閉じこめられた(継続中)。 まだ僕は、まーちゃんを取り戻してはいない。外界と完全遮断した密閉屋敷では、家族を殺人犯として疑い合う異常な環境が生み出されていた。もちろん、その最有力候補は、家族ですらない部外者の僕である。 わはは。…… さて、それはさておき。 依然としてこの屋敷に助けは来訪していない。無力すぎる脱出への工作も終わり、食糧も底をつき、大江一族の疑心と嫌悪が頂点に達した時…… ついに伏見の姿まで消えた。いよいよ、華の全滅に向かって一直線、なのかなぁ。うーむ、まーちゃんが恋しい今日この頃である。
  • さようなら、嘘つきさん。こんにちは、『物騙り』役の私。

    突然ごめんあさーせ。嘘つきさんが舞台から退場して、どれくらい経ったかしら。私、嘘つきさんに代わって、『物騙り』を任命されたものですの。何で私なのかしら。認めたくないのだけど、きっとあの嘘つきさんとよく似ているからでしょうね。では些か僭越なのだけれど、これから我が平和な町で起こった愉快な殺人事件をご紹介するわ。……あら、自己紹介がまだだったかしら。私の名前は大江湯女。騙り部であり、誰よりも自らを知るアンノウンな十八歳であーる……嘘だけど。うーん、私にはまだまだ使いこなせないわね、これ。
  • これは、僕とまーちゃんの平穏無事で素敵なバカンス……?

    ほんさくのとうじょうじんぶつです。みどりのぼうしのたんていのひと(ろりこん)。ろりこんぎらいのおんなのこ。おかしなおじさん。じさつしたあねをもつひと。しょしんしゃなかつぷる。ねこずきさっか。きんぱつあおすーつのひと。きれいなこわいおんなのひと。ばかんすでやってきた、うみがちかくにあるほてるにて。だれがしんで。だれがしなないか。僕とまーちやんは、知らない
  • まーちゃん。 キミは、人の 『悪意』 と両想いみたいだね。

    入院した。 僕は殺人未遂という被害の末に。 マユは自分の頭を花瓶で殴るという自傷の末に。二人が入院した先では、患者が一人、行方不明になっていた。その事件は当初、僕にとって問題となるべき事柄ではなかった。数日後に起きた出来事のほうがよっぽど衝撃的だったからだ。数日後。 マユは、頭部と花瓶を再度巡り会わされた。自傷じゃなく、誰かの手によって。マユは病室で血塗れになり、今回も気絶することなく自前の足で歩き、医者に治療を依頼した。そして、治療から帰ってきたマユは、本題とは関係の無いことを僕に発表した。死体を見つけた、と。また、はじまるのかな。 ねえ、まーちゃん。
  • ぼくのこころに連絡を取る。ノイズばかりだけど、辛うじて通信はできた。

    むかしのことを考えると頭の中が深夜のテレビみたいにノイズだらけになるさっこん、いかがお過ごしでしょうか。これは、ぼくがまだ僕になる前の話だ。家庭内にぎやか事件のあと、ぼくはいろんな人と出会った。恋日先生、じさつ志願者、いじめっ子少女、にもうと、そして、マユちゃん。みんな(とくにマユちゃん)の純粋むくな姿がめじろおしでおとどけなのである。……むかしのぼくは正直ものだったんだよね。うそだけど……今度、じしょでうそって字を調べとこう。
  • 無自覚の悪意って、伝染するものなのかねぇ。 まーちゃん。

    バレンタインの季節。 街では、複数の動物殺害事件が発生していた。マユがダイエットと称して体を刃物で削ぐ行為を阻止したその日。僕は夜道で、死んだはずの妹(多分)と出会う。そして妹っぽいものに遭遇した翌日。僕は学校の朝礼で知る。 無自覚の悪意の伝染について。三ヶ月の短い静穏へ精一杯の反抗を示す惨殺死体事件。最悪な、殺人街としての街興しが、再び始まったらしい。あー。 この立て役者は、僕の妹(暫定)なんだろうなあ、きっと。……口癖の出番は、あるなら早めによろしく。
  • じゃあみんな、行ってきます。ちょいとハッピーエンドまで。

    まーちゃんが、殺人犯に攫われた。僕の元から、まーちゃんが消えた。バカップル伝説も終焉を迎えた。長瀬透殺人事件に起因する自分自身との無益な争いに精を出していた間に攫われたんだから、まったくもって笑えない。しかも犯人は、長瀬だけでなく、僕の知り合いを次々と殺してまわった人間でもある。そして、今だ犯人は逃亡中。この事件だけは、僕が終わらせないといけない。敵は二つ。殺人犯と、僕自身。内外からの挟み撃ちだ。相手にとって不足はないが、相手からすれば標的は不足だらけだろう。だからって、まーちゃんを諦めると、僕はみーくんじゃなくなる。出来る内に、出来ることを。『ぼく』 が終わる前に。
  • みーくんは、わたしが死んじゃったら泣く?

    梅雨の季節。狂気蔓延る屋敷からどうにか抜けだし、無事まーちゃんとらぶりーな関係に戻った今日この頃をいかがお過ごしになれそうか考えていた昨今。体育の授業をサボり中、人間をお辞めになったらしき侵入者が学校に来訪した。殺傷能力を有した、長黒いモノを携えて。そしてそいつは、無言でいきなり自我を暴発させた。つまり、長黒いモノをぶっ放した(エロい意味じゃなく)。気づけば、体育館の床一面には阿鼻叫喚の赤い花が狂い咲き始め……。えー、最後に一言。さよなら、まーちゃん。……嘘だといいなぁ。
  • 178(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    入間人間が描く、電撃文庫「電波女と青春男」の文庫未収録エピソードを特別配信!謎の宇宙少女・星宮社は、如何にして真の町まで流れ着いたのか。その前日譚をどうぞ。

    川で釣りをしている私の目の前を、どんぶらこっこと宇宙人が流れていく。そいつは川の流れに身を任せるように微動だにしない。ぷかぁと、少し沈んで、浮き上がってを寝息のように規則正しく繰り返す。そして、そいつが釣れた。釣った中身は、宇宙服を着た少女だった。「着陸に失敗した」というその少女は、『イトコ』と呼ばれる人物を捜しているそうだ。入間人間が描く、電撃文庫「電波女と青春男」の文庫未収録エピソードを特別配信! 謎の宇宙少女・星宮社は、如何にして真の町まで流れ着いたのか。その前日譚をどうぞ。
  • 178(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    昔、宇宙人と呼ばれた少女と、今、宇宙人と呼ばれているエリオ。二人の出会いは何を生む? 入間人間が描く、電撃文庫「電波女と青春男」の文庫未収録エピソードを特別配信!

    子供の頃、自分は宇宙人のようだった。なにをやっても完璧にこなすことができた。天才小学生として特番を組まれて出演したこともある。私には『神様』の才能があった。しかし今の私は人並み以下に落ち着いて、落ちぶれた。冴えない和菓子屋の、どこにでもいるような店員をやっている。そんな和菓子屋に、一人の少女がやってきた。髪が水色に染まり、そこから放たれる粒子が宙を漂っている女の子。昔、宇宙人と呼ばれた少女と、今、宇宙人と呼ばれているエリオ。二人の出会いは何を生む? 入間人間が描く、電撃文庫「電波女と青春男」の文庫未収録エピソードを特別配信!
  • 693(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    深崎暮人
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    この街では、6丁の拳銃を巡って、6人の運命が回る……。 入間人間が描く奇妙な群像物語、最終巻。

    高校生・首藤祐貴は、拳銃の売人と出会う。そして資質を買われ『次なるターゲット』を依頼される。さて彼の決意は? 陶芸家・緑川円子は、弟子の金髪青年の妹と犬をかくまうはめになる。緑川は、仕事の邪魔をされてうんざりの様子。 殺し屋・黒田雪路は、首藤を仇と考える小泉明日香と朝食を取る。また面倒事が増えた、と思った。 駄目大学生・岩谷カナは、持っていた拳銃のせいで拉致監禁され、生命の危機を迎える。彼女の望みの綱は、『丸い犬』。 探偵・花咲太郎は、二条オワリとともに、カナと『丸い犬』の行方を捜し始める。彼は相変わらず閃かない。 小学生・時本美鈴は、殺し屋・木曽川につきまとう。理由は、暇だから。文句を言われたら、銃で撃てば良い。 終焉、間近。
  • 「お前は、私をどう殺すの?」 僕が出会った怪物の名前は、春日透。

    その美少女は人斬りだった。 祖父の家に『刀』が飾られていて。 それを振るう『性』を持ち。 『力』があることは運命なのだと。 彼女は信じて疑わない。 かつて「事故」で両腕の機能を失った女子高生・春日透は、人を殺してみたいと願っている。世界に害を為す「超能力者」は一人残さず斬り殺す。辻斬りを邪魔する奴も全員殺す。そうして日本刀を口に咥え、彼女は今宵も獲物を探し回る。 だがある日、彼女が一度殺し損ねた男が、復讐のために近づいてきて……。 愛憎が交錯する本格異能バトル、開幕!
  • 671(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の入間人間&左のコンビで描く、虹色ストーリー登場!

    ハロー。ハロー。まもなくチキューに到着します。衝撃に備えてください。 そいつはひやむぎ泥棒か宇宙人、どっちなのだろう。 名前も分からない、言葉も分からない。分かるのはその少女の髪が虹色に輝くことだけ。私がその髪に触れると、その指も虹色を帯びた。 そして起こるは、狭苦しいアパートの一室で繰り広げられる、虹色のエイリアンとの壮大なファーストコンタクトであった。ご近所さんにこの子を紹介し、カニャエと名前をつけ、不思議なロブスターと邂逅し、ひやむぎ買いに二人でスーパーまで競争! 地球のどこかで発生したささやかな異星間交遊。それは、窓から、外から、腹の中から始まっていた。 宇宙からやってきた虹は今日も暖かい。 異星人(あなた)も地球人(わたし)も宇宙人(変なやつ)。 こんなのがいれば、夜空も明るいわけだ。
  • 「ナガモリトモカ、あなたはチョコの『おともだち』に選ばれました。よろしく、ね?」

    人型兵器で巨大生物から地球を守る。 そんな日々の中で、私、永森友香は一人の『少女』と出会った。 ロボット。少女は自身をそう自己紹介した。傍にいる、うさんくさい博士風の男によると、彼女は『チョコ』という名前らしい。 チョコは、私を『おともだち』に選んだという。 「トモカ、一つ尋ねます。友達とはなんですか?」 知らないのかよ。 ……いや、待て。じゃあ私はその意味を知ってるのか? ある意味、巨大ロボットよりも非現実的な存在で。人類の誰よりも綺麗な目をした機械。 これが私と、チョコの出会いだった。
  • 『電波女』の入間人間が描く、白く儚いセンチメンタル・ストーリー。

    この星にはふわふわさんという存在がある。生き物かどうかは今のところ分からない。でも、人の形をしてこの地に立つ。すべてのふわふわさんは、失われた者の姿を真似して、存在する。僕としては、いわゆる『よみがえり』なんてものは信じていないけれど……。 目の前で、綿毛が渦を巻き、幼い少女が現れた。 『ふわふわさん773』。 僕は思考のノイズに延々、苛まれ続ける。あれは見間違えるはずもなく。十年前に僕の世界から失われた、ねえさんだった。
  • 561(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    深崎暮人
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    6丁の拳銃を巡る、6人の運命の行方は……?

    (1)黒田雪路 ── 二十代前半の青年。殺し屋。拳銃の持ち主。依頼を受けて、女性陶芸家の暗殺を企み中。 (2)岩谷カナ ── 大学六年生(誤植ではない)。駄目人間。拳銃の持ち主。働くために外出中。 (3)首藤祐貴 ── 高校三年生。気になっていた片想いの相手の跡を追いかけ中。 (4)時本美鈴 ── 小学六年生。顔立ちが整った少女。拳銃の持ち主。『嫌いな人』 ランキングの六位を殺そうと街を徘徊中。 (5)緑川円子 ── 陶芸家。頭には常にタオルな妙齢の女性。年齢不詳な、金髪青スーツな弟子と、個展会場に向かい中。 (6)花咲太郎 ── ロリコンな 「閃かない探偵」。依頼され、なくしてしまった拳銃を捜索中。 6丁の拳銃を巡って、6人の運命が、今転がり始める。
  • 入間人間×ブリキが贈る、異能力バトル! 激戦をくぐり抜けた勝者は――?

    カルト集団のトップを狙う五十川石竜子は、読心能力を持つ猪狩友梨乃と初デートに挑む。 『見えざる右手』を得たナメクジは、再び殺し合いの世界に身を投じる。その最初の相手は、クモと呼ばれる能力者だった。 なにかを企むシラサギは、『会話』を失い、そして読心能力を得た鹿川成実と接触をはかる。 そんな四人に加えカワセミと巣鴨涼も巻き込んで、トカゲが目指す『王』への道は、光と闇を抱えて広がっていく――。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    深崎暮人
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    持ち込まれた6丁の拳銃。 その凶器は、手にした人間と、その周りの運命を大きく変えていき……。

    高校生・首藤祐貴は、発砲事件を起こし逃走、謎の殺し屋・木曽川と出会う。 小学生・時本美鈴は、銃撃相手を探すうち、不思議な歌手・二条オワリと出会う。 陶芸家・緑川円子は、金髪青スーツの弟子と個展を開く準備をする。 殺し屋・黒田雪路は、その殺害ターゲット・緑川円子と至近で相まみえる。 駄目大学生・岩谷カナは、ふと拳銃を捨てようと考える。 そして、探偵・花咲太郎は、相変わらず閃かない。 6丁の拳銃を巡って、6人の運命は回る。
  • 入間人間×ブリキが描く、禁断の異能力バトル! <復讐>編、完結!

    生きている間に関わることなど無いはずのカルトな闇社会。その 『会場』 から、俺はどうにか逃げ出すことができた。しかし、俺の受難はまだ続く。再び監禁され、今度は謎の金髪少女と共に脱出経路を探る羽目に。そんな俺の知らぬ間に、最強の能力者カワセミは巣鴨とコンビを組み、美人殺し屋のナメクジは鹿川成美と行動を共にする。白ヤギまで動きだし、復讐というパーソナリティは、螺旋を描いて中心点へと落ちていく。この中で、生き残るのは誰か。それはもちろん、俺 ── であって欲しい。 俺の願いを巻き込んだその渦が行き着いた先は、俺や巣鴨が通う学校の文化祭会場だった。カルトな闇社会を牛耳る教祖による 『儀式』 が開かれる場所。教祖様を 『神』 とあがめ奉る空間で、俺は、一生忘れられない経験をする。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    俺の力は単なるインチキ。だからこそ、俺はこの 『能力』 で世界を塗り替えてみせる。

    俺はこんな所で終わる人間じゃない。その他大勢が強いられる 『普通の人生』 から逸脱した、選ばれし者なんだ。 俺に与えられた能力 『リペイント』 は、インチキめいたまがい物。でも、俺には世界を“塗り替える”資格がある。このインチキこそ、俺の力なんだ。 どこまでもなにもかも騙し抜く。まず手始めに、俺自身も騙す。そして、目の前に立ちはだかる不気味な殺し屋どもから必ず逃げ延びてやる。 だって、俺は。『最強』 なんだから。
  • ヒキコモリから復活し、そして世界を塗り替えるべく、俺は白と黒のゲームに挑む。

    世界を塗り替えるはずだった俺の野望は、右目と共に消失した。 あの日、ビルの最上階で 『神様』 の少女に勝負を挑んで、あっさり負けた。もう二週間ほど前の話だ。 そして俺は ── ヒキコモリになった。 ん? 世界を支配? できるわけねーだろそんなの。あんな殺し屋どもに、なんで太刀打ちできるんだ。中二なめんな。 だけど明確に分かったことがある。敵はあの 『神様』 だ。いつか、この左目 ── 『リペイント』 を、『神様を倒す能力』 にしてみせる。 ……そしてもう一つ気づいたことがあった。この力は戦うことに向いていない。 だから、俺はもう戦わない。 そうして自室でこっそり復活を目論む俺だったが、なぜか目の前にエロい巣鴨とエロいDVDが!? 意外な展開が待ち受ける学園異能第二弾!
  • この世界の 『王』 となるため、少年は偽りの衣をまとい世界を欺むこうとする。

    自身の目の色を自在に変える、ただそれだけの偽りの力 『リペイント』 で、偽りの 『王』 を演じた五十川石竜子。 彼は、カルト宗教教祖の少女・シラサギを打倒するため、同じくカルト宗教団体で教祖が不在となった 『ニュートラル友の会』 の制覇に乗り出した。 新教祖を名乗って布教に励むトカゲ。そんな彼の前に、復讐対象であるシラサギがやってくる。彼女の目的は、トカゲとのデート!? 一方、もう一人の復讐者・殺し屋ナメクジは猪狩友梨乃との奇妙な付き合いに辟易していた。他人の考えを読む友梨乃に苛立ちを覚え、限界を感じていたそのとき『最強の殺し屋』 の一人、ミミズが襲来する。 能力を持たないナメクジは、懸命に逃げようとするが、その先にデート中の少年少女がいて……。
  • 561(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    君は、大人なおねえさんとエロいゲームをしたことはあるかい? 俺はある。

    Q:年上のおねえさんは好きですか? A:はい、俺は大好きです。 二ヶ月前から付き合いはじめた多摩湖さんは、年上だけど下級生という大人な女性だ。 そんな素敵なおねえさんと、エロいゲームを密室でプレイする、二人っきりのカードゲーム研究会の魅惑の日々を描いたのが本作である!(でも本当にそれだけなんだよなあ) おっと。いちおう断っておくけど、多摩湖さんと俺は、決してキャッキャウフフなバカップルじゃない。二人だけのゲームにいそしむ変態カップルだから。……いいのかそれでー。
  • 561(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    これは、宇宙人が見守る街で描かれる青春物語。宇宙の何処か、別の地球の出来事かもしれないけどね。

    どうも丹羽真です。近況としては、ちょっとした事情で貯めていた青春ポイントを使い切ってしまったので、最近干からびそう……という感じ。突然ですが、どうやら今回は、その青春ポイントにまつわるお話じゃなくて、『妄想ポイント』 が主軸となるみたいだ。宇宙って途方もなく広いわけだし、俺たちが辿り着けないほど遠くにもう一つぐらい地球があって、そこではやっぱり俺やエリオたちがいて、似たような毎日を送っていて……とか妄想することがあるんだけど。今回はそんなお話。でもどうせ空想奇譚なら。夢がある方がいい。そう、例えば。もしリュウシさんや前川さんやエリオと、人生を共に歩むことになったら、とか。……うへへ。
  • 561(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    田舎から都会への引っ越しをきっかけに夢の青春ライフを過ごすはずだった俺。しかし隣には謎の電波女?

    「地球は狙われている」 らしい。布団ぐーるぐる電波女・藤和エリオは俺にそう言った。心機一転、都会で夢の高校ライフを過ごそうとしていた俺の青春って、一体どーなんの…………って、あれ? これなんか、前にも一回説明した気がするな……。こほん。あー。どもども丹羽真です。仕切り直して。さて今回のお話は、叔母である藤和家に居候することになった俺が、高校二年から転校した都会の学校で、天然系健康少女やモデル系美人さんと出会い、そして我が家には布団ぐーるぐるな電波女がいて、俺の青春どーなんの……ってやっぱり同じじゃん! SF(すこしふしぎ)版。その意味はこれを読めば明らかに……なるといいなぁ。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    うーみーはひろいーなーおおきーなーっていうお話……いやっほぅ。

    青春ってのがなんなのかは正直分からんけど、それがあると心が満たされるものらしい。あ、どうも。青春ポイントを求め彷徨う流浪の旅人、丹羽真です。ついに俺は、ぐるぐる布団に電波女な藤和エリオと一緒に海に来てしまった。それだけじゃない。水着完備の天然健康系少女・リューシさんも、コスプレ長身美人・前川さんも一緒(女々さんもね一応)! これは、青春ポイント大ブレイクの予感。うーんやっぱり、夏は『海』で『水着』で、『UFO』に『宇宙戦争』だな! ……あれ? 最後のほう、俺なんて言った?
  • 649(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    あーあー、こちら宇宙人が見守る町。エリオの社会復帰をおとどけする。

    E.T.ごっこして自転車で宙を駆け抜けた夜を経て。布団ぐるぐる電波女の藤和エリオが、ついに布団を脱ぐ決意をした……のはいいんだが。なぜ俺の傍を離れないんだ?え?バイトの面接に付きあえって?そしてなんでお前は、生まれたての雛が親鳥を見るような目をしてるんだ?うーむ、こつこつ貯めた俺の大切な青春ポイントが、エリオの社会復帰ポイントに変換されている気がする……。しかもそのエリオの脱電波系少女ミッションが一人歩きして。天然健康少女のリュウシさんとコスプレ長身美人の前川さんが俺の家に遊びに来たり(しゅ、しゅらーば)、みんなでロケット遊びしてる最中、女々さんの秘密と遭遇したり。……というわけな第2巻。なんだかんだで青春、なのかなぁ。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    著者:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    青春ポイントのボーナスステージで、ついにエリオは 「せーしゅん女」 になる。

    どもども丹羽真です。えー、俺は今、青春ポイントが浮遊しまくる魅惑のボーナスステージに立っているのだった……! そう。本日は我が母校の文化祭なのである。今年は 『引力』 をテーマとしているらしく、生徒も一般入場者も、全員その小指にはカラフルな糸がぷらぷら結ばれている。なんでも、同じ種類の糸を巻いている人を発見して結び合えば、『運命という引力で引き寄せられた者』 同士ということで、めでたく文化祭のメインイベントである体育館ライブコンサートにアリーナ席で参加出来るらしい。さて。俺はその 『引力』 とやらでどんな相手を引き寄せるんだろうねぇ。ふと気づけば、見慣れた水色の粒子があたりをキラキラ散乱していた。この晴れ舞台で、ついにエリオは 「せーしゅん女」 になる。
  • 627(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    エリオが電波を受信する前って、どんな感じだったんだろうなぁ、というお話。

    電波女になる前のエリオは、それでも宇宙を追っかける少女だった。布団のかわりに、赤いランドセルを背負っていたんだってさ。リューシさんと前川さんは、俺に出会う前に、なんと淡い初恋を経験しちゃったりしてた。その結末は、ほろ苦い青春の味……だったりするのかな、やっぱり(すごく気になるけど訊けないし)。そして俺は、エリオと同居しているにもかかわらず、意を決してエロ本購入大作戦を決行して!? うー、俺たちの恥ずかしい過去を綴った短編集登場、らしい。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    異性と育む夢の高校ライフを過ごすはずだった俺の隣に、謎の電波女登場!?

    宇宙人が見守ると噂されるこの町で、俺の青春ポイント獲得ミッション(具体的には女子との甘酸っぱい高校ライフ大作戦)はスタートした。「地球は狙われている」らしい。同居する布団ぐるぐる電波女・藤和エリオからの引用だ。俺の青春ポイントが低下する要因であり、本ミッションを阻害する根源でもある。天然癒し系な爽やか健康娘・リュウシさんや、モデルさんもびっくりの長身(コスプレ)少女・前川さんとの青春ポイント急上昇的出会いを経たにもかかわらず、俺の隣にはなぜか布団でぐーるぐるな電波女がいるわけで……。……俺の青春って、一体どーなんの? 『嘘つきみーくん』の入間人間が贈る青春ラブコメ!
  • 671(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    宇宙人が見守る街で『未知との遭遇』をした……のか?

    えーと今度はなんなんだろう。とっても電波な女の子・藤和エリオの前に鎮座ましますは、宇宙服を着込んだ謎の少女(たぶん。声色で判断)。ヤシロと名乗るその宇宙服女は、「この星には観光ではなくビジネスで来た」とかなんとか言って、俺たちの行く先々に登場してくる。えー、前川さんと野球したり、リュウシさんのバスケ観たり、いろいろやることあるのになぁ……。エリオと過ごす今年の夏は、退屈なんて感じなさそうだな。宇宙人が見守る街でささやかにお届けする青春ラブコメ、なのかなぁ、これ?
  • 539(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    リトルスマキンが襲来した。

    具体的には、ミニマムサイズの布団ぐーるぐるな存在が、俺と藤和エリオの前に現れた。うん、この展開。本来だったら 「この地球外生命体みたいなやつの目的とは!?」 なんて気張るところなんだろうが、このリトルスマキンにそんな期待(?)をしても意味がなさそうだった。しかし、俺はこいつと出会って思い知ったことがある。青春ポイントの低下要因であったはずの藤和エリオ。俺は彼女に、どれだけ依存していたかってことを。今回のお話で、俺は宇宙人たちに終わりをコールする。うまくいくかはわからないけど、こうご期待! って気持ちで待ってて欲しい。てな感じで、なんだかんだあっても。俺たちは、相変わらず青い空を眺めて、遙か宇宙を目指すんだ。だって、地球人だから。以上。丹羽真でした。

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